はてなキーワード: 地盤沈下とは
「あなたたち夫婦は持ち家持ち土地でお義母さんの年金と保険で暮らしてて、義姉さんは障害年金で働かずに生きてるけど。私たちは3000万円のローン組んでて、毎月カツカツでやってて、更に娘の幼稚園だって私立だからお金かかるんだから!」
私は精神障害で就労不能認定されて、子ども2人いるから月換算10万円くらい年金貰えてて、義母は半身不随で身体障害2級+要介護2だから保険金と基礎年金が出てる。
ただ、精神障害者が身体障害者の介護をしていて、キーパーソンは私。夫は時給で働く非正規で、子どもたちはどちらも公立。そもそも持ち家持ち土地とはいえ、家が築80年近く、地盤沈下で少しずつ傾いでる土地を、さも羨ましいようになじらないでくださいよ…
あなたがたはどちらも専門職で政令指定都市の実家から徒歩5分の場所に住んでて、実家には帰ってこないかわりに海外旅行に行ってるじゃないですか…
コンビニは社会のインフラみたいな言い方をされることがあるけれど、当店のオーナーにはそういう意識は全くない。当店は幸か不幸か立地が物凄く良くて儲けがあるらしい。オーナー夫婦はコンビニ経営で得たお金で子供達全員を育て上げて良い職に就けて全員結婚させることに成功。もはや惰性と道楽で店を開けている。なのでこれ以上頑張る気がないので、夜勤の求人をしても人が集まらなくなったら、あっさりと夜の営業をやめた。
夜間営業のないことでお客様達からのブーイングを喰らったのは、私みたいな閉店の直前まで働いているバイトだった。
お客様の訴えでちょっと気の毒だなと思ったのは、近くにある総合病院のお医者さんからのもので、当店のある一帯は近くに民家がほとんどない為に、道路に照明が一つもないのだけど、そういう場所でも夜勤の看護師さんなどが自転車や車で通勤をしていたりする。真っ暗な長い道程の途中、当店が営業しているのは、看護師さん達本人にとっても共に働くお医者さんにとっても安心感がすごくあったらしい。
そして、道路に面し、高速道路の乗り降り口も遠くない所にある当店は当然、トラック運転手達に休憩所替わりにされていたが、夜勤を辞めてからは駐車場も閉店と同時に利用を禁止してしまった。トラック運転手の人達は適応が速くて、あまり文句は行って来ず、別の店で休むことにしたようだけれど、最近の世論に後押しをされて夜間営業を辞めるコンビニが相次いだら、彼らの行き場はなくなるだろう。そして、当店の近隣地域は夜勤労働者の確保が無理という理由が最大で、夜間営業を辞めたがっている店舗が多い模様。
当店は昼間の売上の良さと長く経営してきた実績から、本部に対して強気で出られるらしく、地域でも早いうちに夜間営業を辞める権利をもぎ取ったらしいが、売上的にはダメージがでかくないことを証明できたということなので、他店でも要望すれば夜間営業を辞める申請が通りやすくなったかもしれない。
夜間営業を辞めたのと同時に、オーナーは売れ残りを出さない為に、深夜早朝ぶんの米飯とサンドイッチの仕入れ数を少なく絞るようになった。惣菜パンはといえば、主に深夜に入荷するものだったのが、午前の入荷に頼るようになったから、夜8時頃にはほぼ売り切れて無くなるように塩梅されるようになった。
えっじゃあ早朝のぶんどうするの!? って話だ。深夜営業をしていた時は、売上のピークが午前5時頃にあって、次のピークが7時頃だった。昼間に比べたら少ないかもしれないが、夕方のピークと匹敵するかそれ以上らしい。その時間帯の売上も、オーナーは切ることにしてしまったのだ。夜勤バイトの人が知る限りはすごく軽食の売れる時間帯だったそこを「どうせ売れない」とデータも見ずに切ってしまった。よって、朝の通勤途中に急いで朝御飯にサンドイッチを買っていくようなお客様達は無駄足を運ぶことになったはずだ。
でもまあ、忙しい人達の適応力は凄まじく速いので、二、三日棚がガラガラになっている所を見れば寄り付かなくなるわけで、オーナーが言った通り、朝は「売れない」時間帯となる。
夕方も、もちろん閉店間際に売れ残りがあると損だからということで、午後6時くらいには棚がだいぶ空いている感じで、7時半頃には大体空っぽになる。近頃はコロナの影響で来店時間をずらす人がいる。外食難民になったのかこれまで見かけたことのない人が来たりもする。そんなとき、棚に弁当は一つもない。お客様は空っぽの棚を見て怒って帰ってしまう。
去年のレジ袋有料化もすごい悪影響があったけど、深夜営業の終了やそれに伴う朝夕の納品絞まで合わさり、お客様の空気感がなんか殺伐としてきたなと私は思う。店内だけでなく世の中全体がコロナ禍にかかわる不便で膿んでいるし。
この際だからゆっくり休もう! というのはわかるんだけれども、みんな便利であることを当たり前だと思ってるんだな。不便になるとたちまち世の中はギスギスしてくるものなんだ。震災みたいな分かりやすい困難じゃなくても、人心を十分に荒ませる。
穏やかな日本人というのは幻想だって、東日本大震災の時によく言われていた。だが、その幻想を作り出した、というより、本当に日本人を穏やかなにしていたのは何だったのか? ということが語られているのは、あまり見たことがない。それは私が思うに、些細な便利の集積だ。チリみたいな便利が積もり積もって住みやすい国を作り人々を穏やかにしていたのではないか。
気軽に、もうやめよう! と言えるほどの小さな便利を諦めることによって、私達の地盤は削られていく。しかも、少しではなくけっこう一気に地盤沈下が起こる。小さいものは大事にされないからだ。我も我もと、皆が一度に小さな便利を手離していく。
病気の人じゃん
一時期、ブームになった「自分探しの旅」や「ていねいな暮らし」も、羨望まじりの激しい揶揄とバッシングを受けたが、どちらも女性のためのセルフケアの方法論だったからというのがあんなに叩かれた理由かもしれない。
女性も男性に追随して金星的欲望を蔑視しており、その発露の究極が韓国起源の「脱コルセット運動」である。女性たちが、家父長制に反抗するために化粧もおしゃれもやめて男性と同じ装いをする。男性と同じじゃないかといわれると、これは男性の装いでなく、装飾を抜いた、人間として標準の装いだと彼女らはうそぶく。男=人間の標準と定義している。
先に書いたように金星は生存に関係ないむだやぜいたくをも象徴する。芸術文化に関しても、ある程度人間の心に余裕がないと、つまりむだなものを許容する余裕がないと生まれないし、発展しない。もう数十年もの間、経済が地盤沈下しつづけて、貧困国に転落した日本では、その心の余裕もない。国が豊かになり時代が安定すると、無力なものや弱いもの、かわいいものをそのままで肯定し愛するポップカルチャー(=女性的文化)がさかんになるという説がある。日本はその逆をいっていて、すべてが男性的になっていると感じる。女性や、フェミニストの間ですら、おしゃれや外見にこだわることを恥でダサいとする風潮が広まっている。男ウケファッションはダメ、愛されコーデはダメ。抑圧された女性たちが自己表現のかわりに女体消費のストリップを見に行って、金星を託している。強引なイケメンに少女が押し倒される少女漫画が規制される。いまどきは、BL漫画の中ですら、受けキャラがレイプで感じるのは倫理的によくないと論じられる。だれもが金星を殺されている。
殺された金星はどこに行くのか。
金星はどこへ行くのか/フェミニズム占星術序論 - 宇宙の産み落とした私生児
https://astrotoyokawa.hatenablog.com/entry/2020/09/27/180713
ニュースでは奈良と新大阪を結ぶ観光のための新路線、のような文脈で報じられている。
そのような側面があることは否めないとしても、おおさか東線の本来の役割は、過密ダイヤとなっていた大阪環状線の緩和である。
今までの大阪環状線には、大和路快速や紀州路・関空快速の直通快速が入り乱れて走っていた。
今回のおおさか東線開通によって、奈良方面からやってくる大和路快速の一部がおおさか東線経由となった。
それによって大阪環状線内のダイヤに少し余裕が出来る成果となっているのだ。
まあ今回は新大阪までの開業であるが、2023年に新大阪から梅田地下駅まで延伸してこそ、おおさか東線は本当の意味での完成となる。
おおたとしまさ氏という、中学受験を中心とした評論家がいる。自身は麻布中高という名門私立中高一貫校出身であることもあって、私立中学受験市場のマスメディアに多く登場するが、専門外の記事になると、的外れで、唖然とするような記事を多く書く。
4月13日、高校受験に携わるものとしては看過できないような記事を見かけたので、掲載しておく。まずは読んでほしい。
https://news.yahoo.co.jp/byline/otatoshimasa/20180413-00083769/
おおたとしまさ氏は、中学受験しか精査して調べていないことが丸わかりな記事である。お願いだから、高校受験について何も知らない素人が、こういうデタラメ記事を、一般大衆を煽るかたちで書かないでいただきたい。
どうせトップ都立高に入れないのであれば、中学受験をしたほうがいい、あるいは私立高校に行ったほうがいいという判断が働くのも無理はない 【記事より引用】
上記記事をご覧になったうえで、おおたとしまさ氏の脳内思考はこうである。「都立高校がいくつも定員割れを起こした」⇒「日比谷や西といった都立トップ進学校の人気が落ちたのだろう」→「都立上位校といえども、中学受験の中堅校の同程度の進学実績だから、私立高校に進学する生徒が増えた」
果たして、本当にそうなのだろうか。都内高校入試最大の母体を持つVもぎの合格基準を用いて、過去3年間分の都立高校普通科のランク別の受験者数と実施率倍率の推移を書いてみる。
●男子
Aランク 1398人→1327人→1427人 (1.66→1.57→1.69倍) ↑
Bランク 944人→917人→947人 (1.37→1.42→1.46倍) ↑
Cランク 2863人→2934人→3000人 (1.53→1.55→1.64倍) ↑
Dランク 2911人→2902人→2967人 (1.53→1.53→1.59倍) ↑
Eランク 4403人→4389人→4107人 (1.45→1.46→1.37倍) ↓
Fランク 3667人→3858人→3332人 (1.28倍→1.33倍→1.18倍)↓↓
都立高校の合格に必要な偏差値をAランクからFランクに分けた。Aが難関校、Bが上位校、C・Dが中堅校、Eが下位校、Fが課題集中校となる。見ての通り、A~Dランクまでは、3年間のうちで2018年度が最も受検者数が多く、倍率も高かった。つまり、都立高校のうちのトップ校から、多くを占める中堅校のC~Dランクまでは、人気の上昇は継続している。
おおたとしまさ氏は、なぜかAランクやBランクの進学校の話ばかりしている。きっと、私立中高一貫校の専門家であり、難関校の取材ばかりしているから、EランクやFランクの学校をよく知らないのだろう。都立高校の定員割れの話をする際に、今年も人気が上昇した都立上位校の話をするのは、リサーチ不足と言わざるを得ない。
おおたとしまさ氏は、「学区を撤廃して、日比谷のような一部の超トップ校に難関大学合格者が集中しただけ」と語っているが、おそらく、何も分析せずに印象だけで語っている。実際にはまったく異なる。都立高校改革で、2番手や3番手の学校の大学合格実績も大きく伸びている。おおたとしまさ氏は、まず以下の都立2~3番手校の大学合格実績を10年前と比較されたい。
小山台、駒場、三田、竹早、小松川、豊多摩、大泉、富士、三鷹、武蔵野北、小金井北、調布北、町田、日野台、調布北、昭和
これらの学校は、都教委肝いりの進学指導重点校ではない。ところが、軒並み大学合格実績が伸びている。特に、国公立大学の合格者総数は、激増といっていいほど増えている。あなたのおっしゃる通り、都立高校生は、国公立大学志向が強いので、同じ表を、国公立大学の合格率で計算したい。
都立高校改革が、当初は「一部のトップ校だけに高学力の生徒が集中して、ほかの都立進学校が地盤沈下する」と危惧されていたのは事実だ。2000年代初頭ぐらいには、多くの方々がそう語っていた。ところが、都立高校間で進学指導のノウハウを蓄積した結果、都立高校全体での指導力が高まり、結果としては、都立進学校全体が伸びた。2000年代前半に都立全体で東大に50人台しか合格しなかったのが、2017年は改革以後最多となる170人半ばを突破してた。参考までに、東京都内の私立高校、都立高校全体が、2012年から2017年の5年間でどれだけ大学合格実績が伸びたかを調べたので、掲載しておく。
都立高校 +892人 (115%)
私立高校 -489人 (97%)
●難関国立大(東大・京大・一橋大+東工大+旧帝大+東京医科歯科大)
都立高校 +81人 (136%)
おおたとしまさ氏の指摘する「特定校への集中」は、実は、氏の支持する私立中高一貫校の方が顕著かもしれない。
おおたとしまさ氏の最後の発言は、もはや教育ジャーナリストという肩書を返上してほしいと思わせる大暴言だ。
難関大学合格の可能性の観点から言えば、もしも世田谷学園を切り捨てたのであれば、日比谷や西に合格できない限りその選択は失敗だったことになり、同様に、田園調布学園や獨協を切り捨てた場合、駒場や小山台に合格しても失敗だったということになります【記事より引用】
おおたとしまさ氏のこの発言が暴言であるのには二つ理由がある。
第一に、データが滅茶苦茶であるということだ。おおたとしまさ氏曰く、難関大合格の観点からすると、「独協を切り捨てた場合、小山台に合格しても失敗」らしい。だが、この感覚は、一般人の感覚とは相当ずれていると言わざるを得ない。
独協 国公立大 12人 (うち現役合格5人) ※卒業生数約200人
小山台 国公立大 115人 (うち現役合格92人) ※卒業生数約300人
単純に比べて、どちらの方が進学実績が優れているかといえば、独協高校には本当に申し訳ないのだが、どう考えても、小山台高校の方が格上と言わざるを得ない。東大+京大+東工大+一橋大の指標も、小山台が5人(全員現役)、独協が1人(浪人)だ。
それなのに、恣意的なデータを用いて「独協を切り捨てたら小山台合格でも失敗」とサラッと言ってしまう感覚が恐ろしい。そしてそれを、教育ジャーナリストという肩書で全国配信してしまうのだ。
第二に、これは単純に、その高校に通っている生徒に失礼ということだ。「小山台高校に合格しても失敗」「駒場高校に合格しても失敗」なんてことを、何度も言うが、教育ジャーナリストと名乗っている人間が全国配信している。しかも、具体的な都立高校名を挙げて。
おおたとしまさ氏は、ぜひともこの調子で、中学受験の子を持つ保護者に、逆のことを言ってほしい。
「日比谷高校より東大合格者数の少ない私立中高一貫校に通っている生徒は、合格しても失敗」
「都立国立高校よりも東大合格者数が少ない桐朋中に通っている生徒は、合格しても失敗」
「都立西高校よりも東大合格者数が少ない国学院久我山中に通っている生徒は、合格しても失敗」
「南多摩中等よりも東大合格者数が少ない穎明館中に通っている生徒は、合格しても失敗」
おおたとしまさ氏の都立高校に関する記事が、まったくもって不正確であることを指摘した。最悪なことに、全国配信されているので、この記事を読んだ一般の方々が「なるほど。都立高校定員割れは、学力優秀層が都立進学校から私立高校へ流れたことが原因か」と誤解してしまう恐れがある。
今回の事象について、日経新聞では、さすがと言いうか、冷静で精緻な分析を記事にしている。つまり、中堅校以上、偏差値でいうと50以上の都立高校にはほとんど影響はなく、それどころか、大学合格実績の伸長によって、ますます都立高校人気が高まる結果となった。一方で、偏差値30台の課題集中校や、商業科、工業科の人気が極端に下がり、私立高校に流れたと。
私立高校無償化政策による都立高校定員割れについて、我々が考えるべき最大の問題は、都立の商業高校や工業高校を、このまま不人気ということで廃校にしてしまっても良いのかということだ。今の若い子達には、なかなか商業高校や工業高校の良さは伝わらない。嫌な言い方をするが、商業高校や工業高校へ行くぐらいなら、私立高校からFランクであっても大学へ進学させたいという家庭が多い。しかし、都立の商業高校や工業高校は、長い伝統の中で実習教育に長けていて、高卒の大切な人材供給の源。これをなくすことは、結果としては、国にとって損失ではないか?そういう議論などをしていかなければならないと思う。
おおたとしまさ氏も、そこに着目して、「都立高校の定員割れは、商業高校や工業高校が見捨てられて、私立高校に流れたからだ」という論調で書いていれば、的を射た記事になっていただろうに……。
お願いだから、少なくとも「教育」ジャーナリストと名乗るからには、そういった学校にも目を向けて、足を運び、たくさん取材をしたうえで、この、「都立高校定員割れ」という国レベルでの大きな問題に提起する記事を、ぜひ全国配信してほしい。