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2023-08-02

(ネタバレあり) アメリカで『オッペンハイマー』観てきた

映画を観てきたので、流行りに乗って感想を共有したい。個人的にはネタバレを気にするような映画ではないと思うけど、思いっきり内容に触れるのでネタバレ注意。

アメリカ中部田舎町、おそらく典型的赤い州在住。自分が見たときは6割くらい席埋まってた。ほぼ白人で、いわゆる普通の(ウォールマートにいるような太った)人から少々意識が高そうな(ホールフーズにいるような痩せた)人まで満遍なくいた感じ。



映画の内容はこのリンク先がいい感じに説明してくれてた。これくらいは予習していかないと字幕なし英語では理解できないのでありがたい。

https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2023/07/post-1319_1.php

まず全体的に印象が強かったのは、日本眼中にないな、ってこと。実際史実だとおもうけど、開発の動機ナチスが開発したらやばい、だしドイツ降伏したけどどうする?ってときソ連に見せつけとかんといかんしやっぱちゃん実証すべきだよねーって感じだった。よく言われる、本土決戦回避で日米トータルでは犠牲者減らせたって話もたしか言及はされてたけど。

そもそも映画のもの被爆者はおろか日本人もでてなかったはず。だからどうだって話ではないけど。

これも映画主題ではないんだろうけど、たしか原爆の残虐描写は最小限だった印象。広島への原爆投下が「成功」したって知らせがロスアラモスに届いたあと、イェーイって大喜びしてる人々を前に、オッピー(オッペンハイマー)が皮膚が剥がれ落ちる人とか黒焦げの死体とかを幻視するくらい。日本人はでてこないので、実際のところどうだったのか?を伝える場面はなかった。このオッピー演説シーンが1つのハイライトで、かなり露悪的に人々の喜びとオッピーの高揚を描いてて(I hope Japan did like it!って言ってたと思う、ちゃんと聞き取れてれば。なかなか強いセリフ。)、日本人としてはきついシーンかも。

普通アメリカ人」が映画を観てどう思うかは分からないけど、日本人なら小中の平和教育遺伝子レベルに刻みこまれ原爆威力イメージと、この映画での、あの綺麗なトリニティ実験イメージには確かに乖離があったと思う。漂白された上澄みだけをみてるな、というか。アメリカ人の反応で興味深かったのは、投下都市会議してるシーン。ブラックジョーク気味に大統領が「京都は妻のお気に入りの町だからやめとこう」って言うんだけど、それにhahahaって笑うのは自分が聞き取れてないウィットが含まれてたのか、やっぱ感覚にズレがあるのか、どうだろう。

映画としては、オッピーソ連スパイか?みたいな謎が主題で、それに対して原爆被害を見て罪の意識を感じた彼は反核論者になっていたのでした!みたいなのがメインストリーなんだけど、個人的にはそのあたりは微妙に感じた。戦後に彼が「私の手は血塗られている」とか「私は殺人者だ」とか言うんだけど、日本人的視点だとそれはうんうんそうだねそれで?って感じになっちゃうのでそこをメインに据えられると驚きとかはなくなっちゃう印象。アメリカ人にとっては違うんだろうか。


いろいろ書いたけど、別に自分としてはアメリカ人に対して悪感情とかはなくて、歴史認識の壁はまだまだ分厚いなって感想日本人もアジアの人からしたら我慢ならないところもたくさんあるだろうし、全てはお互いさまだよね、たぶん。


ちなみにアメリカ田舎だけど差別とかは全く感じないし住みやすくていいところだよ!反ワクチンは多いけどね!

anond:20230801214222

バービーオッペンハイマーが、とんでもなく意味深なこと気づいて欲しい

我々は暗示やサブリミナルも使うものなのだから察して欲しい

バービー ⇢美人営業 →生命保険会社

オッペンハイマーマンハッタン計画を推進 →生命保険会社

このヒントから見つけた文章を置いておく

説明にあたって、スティムソンは日記にあるようにメモランダムを書いた。正確にはこのメモランダムは、スティムソンの陸軍省における顧問で、ニューヨーク生命保険会社社長東部金融家のジョージ・ハリソンが下書きを作って、補佐官のハーベイ・バンディと一緒に原稿に仕上げ、マンハッタン計画陸軍総責任者レスリーグローブズとその上司である陸軍参謀総長ジョージ・マーシャル了解を取り付けてから、このメモランダムを持参してトルーマンとの会談に臨んだものだ。

1.4ヶ月以内に人類史もっとも恐ろしい兵器を完成する。

2. この計画イギリスとの共同事業だが、事実上アメリカ1国が所有し、少なくともここ数年は他国が追いつけない状況…

盧溝橋事件日本生命保険が関わっていた、米国生命保険はそれを凌駕した

被爆者の強い声には保険の片鱗も現れず、声は次第に薄れてゆきシステムは平然と営業

生命保険問題起こしている損保よりも、はるか政治に食い込んでいる

民主主義矛盾官僚機関投資家との癒着

anond:20230801214222

あーこりゃ恥知らずブコメが一杯つくぞ。ホットエントリしとる。

広島サミットの時、さんざん核抑止否定派を馬鹿にした、被爆者団体ロートル扱いしたヤツらが素知らぬ顔でやってくるぞ。

2023-08-01

anond:20230801140703

原爆は「過去のこと」じゃないんだよ

勘違いしてる人が多いようだから言うけど、「原爆という過去のことでいつまでも騒いでいる」とか「被爆者権利を訴えているのが同和っぽい」とか、そういうコメント自体がズレている。

もちろん、いろいろな差別健康被害も受けている被爆者人権を守る活動もある。

でも、今の被爆地や被爆者団体被爆者遺族が願っているのは、「もうこれ以上、核兵器を使ってほしくない」ということなんだ。

そのために、核兵器被害の深刻さ・威力の強さを世界中の人に知ってほしくて発信している。この地獄が二度とこの地球上で発生しないように。それが願いなんだ。

過去のこと」ではないんだ。現在進行形の脅威なんだよ。

ある調査によると、2023年6月現在世界には12520発の核弾頭がある。戦術核威力は1発あたり、広島原爆の5〜10倍だ。

広島原爆では、当時の人口 35万人に対して、1945年12月末までに14万人が亡くなった。

今の核兵器が実際に使われたらどうなると思う?

軽々しく核武装論を唱える人は「リアリスト」だと自称しているだろうけど、この現実の脅威が分かっていないと思うね。

もう一度言う。「原爆過去のこと」ではない。現在進行形なんだ。

から広島長崎被爆者団体アメリカ責任を追及することよりも、核の脅威を伝えることを選んだ。

これを伝えていかなくてはいけない。

最後になるけど、増田、書いてくれてありがとう

2023-07-31

まあ客観的には被爆者反核って拉致被害者北方領土と同じで

日本にはどうしようもないことぐらいみんなわかってるけど、かといって堂々と「もう諦めたら」とも言えない

要はローカル同調圧力しかない

そっち出身の俺ですら認めざるを得んよ

もっとも、それだとあの核保有国からガン無視されてる条約とかICANとか持ち上げてたの、もうひたすらアホの所業だけどさ

からBTS騒動の時にも言ったんだけどさ

アメちゃんの間には「原爆投下戦争を早期終結させて自国兵士犠牲を防げた」という考えがあって

同じように韓国内にも「原爆投下祖国解放した」っていう考えがあるわけ

もちろん気軽に非難もできない

だって敵国や宗主国なんぞがどうなろうが、自国事情が優先に決まっている

でもそれをどうしようもないって諦めるなら核廃絶なんてハナから絵に描いた餅じゃん

そもそも何のために被爆者オルグしてまで必死にこのネタ温めてきたのか、それすら全然わからんなるだろ

anond:20230801164226

2023-07-26

オッペンハイマー』を見た感想

当方ヨーロッパ某国にいるので、先日クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を視聴することができた。

同日公開だった方向性の全く違う『バービー』との造語ミームになるなど、英語圏を中心に話題になっているが、『オッペンハイマー』は原爆開発のマンハッタン計画を指揮した物理学者の伝記映画であるため、日本での公開は未定であるという(しか8月が近いこの時期なので)。

本稿では、映画を観て思った感想を徒然に書いてみたい。

ネタバレ等は気にしないで書くので、情報を入れないで視聴したい向きは注意されたい。

複雑な映画である

この映画では、3つの時間が並列で進む。

戦中の原爆開発まで、戦後赤狩りによるオッペンハイマーの失脚、さらにその後のストラウス(オッペンハイマーへの個人的因縁から裏で糸を引いた人物)の議会公聴会だ。

人間関係は多層的で、時間経過とともに関係も変質する。

また、最初マンハッタン計画までを除けば、基本的法廷である

当方英語リスニングに慣れているとは思うが、聞き逃した事柄もあった。日本語字幕で見ればこの苦労は少なかったかもしれない。

さらに3時間と長い。劇場結構混んでいたが、途中で携帯を見たり同伴者と話したりするガキ共もいた。

原爆の扱いを巡って

映画的なクライマックスは、一応ロスアラモスでの原爆の爆発実験に置かれており、中盤に訪れる。

これによってオッペンハイマープロメテウスとなり、世界に滅亡をもたらす「死」となる。

オッペンハイマーはこの後苦悩し、戦後水爆開発に反対し、それが戦後公職追放の憂き目を見る仇となる。

日本人として気になる広島長崎描写は、直接行うことは避けられている。

しかし、罪の意識に苛まれ主人公が投下後にロスアラモスの職員を前に演説する際、喜びを口にしドイツに落としてやりたかった(オッペンハイマーユダヤ人)と盛り上げながらも、皮膚がポロポロと崩れ落ちる幻影を見せる(これは『はだしのゲン』での描写が思わず想起された)、職員向けの広島視察報告会で残虐な写真想像させるリアクションを演じさせる、という程度は行っている。

また、アメリカ軍原爆投下地を選定する際、

などと軽い調子で話し合う場面は生々しい。

僕は被爆出身ではないし、広島高校修学旅行で一度訪れた程度なのだが、上述の演説中のフラッシュバックの場面では、被爆者が受けた残酷な苦悩を思い、思わず涙がこぼれた。

これはアメリカ人が憎いとかどうのという話ではなく、(戦後も含めた)歴史という大きな対象個人との対比に心が動いたという話と言えようか。

あとちょっと思ったのは、爆発前のカウントダウンAVJOIみたいな効果がある。

個人的営為の究極であるAV鑑賞と、大衆娯楽にする装置であった映画館での映画観賞との接続は興味深い。

アメリカ合衆国暴力映画

アメリカ合衆国原罪のようなものも、映画に盛り込まれている。

まず、ロスアラモ研究所を作った砂漠原住民土地であり、オッペンハイマー自身戦後インディアンに返せと言う台詞がある。

原住民から取り上げて作った研究員居住空間は、まるで西部劇舞台である

ガランとした土埃舞う道、左右に並ぶ木製の建物

妻がシーツを取り込む場面はフォードにありそうだし、ロスアラモスに引っ越してきたオッペンハイマーの妻はサルーンがあれば完璧ねと言う台詞もある。

事程左様に西部劇的な舞台が用意されるが、アメリカ合衆国西部劇で描いてきた神話や、その自警的な暴力性と法による支配との相克は、これまで様々な映画で繰り返し取り上げられてきた主題である

この映画でも、原爆を無事作り終えて職員に肩車されるオッペンハイマーの背景には、星条旗がはためく。

アメリカ合衆国原理的に持つ暴力性を描いているのだろう。

科学者戦争協力

自明テーマであるが、見逃すことはできない。

オッペンハイマーナチズムへの反発からアメリカ軍原爆開発をリードする役目を引き受けた。

科学政治関係というテーマは、コロナ禍での専門知の活用学術アカデミー問題、そして2011年原発事故など、日本でも問題になってきた。

現代的でアクチュアルテーマを扱う映画である

共産主義科学資本主義

この映画テーマはもちろん原爆というプロメテウスの火である現代的なテーマである

しかし今一度思い返してみると、科学共産主義資本主義関係にも踏み込まれているのではないかと思う。

科学の進展と共産主義は切っても切れない関係にある。ソ連科学推し進め、オッペンハイマーマルクス主義科学的社会主義)に興味を持つなど、科学者共産主義楽園が訪れるのではないかと期待した。

しか共産党による独裁となったソ連崩壊し、その混乱を収めたプーチンウクライナに核の脅しをかけている。

では資本主義勝利かと言えば、その限界が指摘されて久しい。アメリカ合衆国共産主義への恐怖から赤狩りを進める。さら戦争に勝つために原爆まで作ってしまった当事者である

この映画は、冒頭で述べたように3分の2が赤狩りに関するものである

原爆映画ではあるのだが、共産主義科学に関する映画と考えることもできよう。

日本で公開すべきか・できるか

3時間という長尺の映画であるが、これだけ多様で重層的なテーマを盛り込み、商業作品にしたクリストファー・ノーラン製作チームの意欲は素晴らしい。

しかし、あくまでもアメリカ国内の話であるという感じもする。ソ連、そしてヨーロッパ中国の動向も薄い。

そして日本では、まずもって娯楽作品ではないから、商業成功は見込めるのかは分からない。

さら原爆開発に対する反発も大きいだろう。被爆者が親類にいる訳でもない私でも涙がこぼれたので、当然のことだと思う。

しかし、重く重要主題を扱う映画ではあると思うので、公開の判断がなされて多くの人が視聴する文化的土壌に期待したい。

2023-07-13

anond:20230712221229

被曝」って何?

本当に被爆した人に失礼だろ

おまえ広島長崎被爆者の前で「わたし被爆したんですよー、あ、同性愛イラストを見たって意味です⭐︎」って言えるの?

言葉が軽いんだよ

おまえみたいなやつに推されてる男もどうせろくでもないやつなんだろうな

2023-07-05

anond:20230705230726

ソ連が核持っていいか被爆者団体が分裂なんかしてる時点で

あれも単なる反米のダシで終わってしまった感

2023-05-30

被爆者二世の方々にしても恋愛リアリティショーのご遺族にしても

その当事者性を便利に扱う活動家達のおぞましさよ

2023-05-25

anond:20230523164246

盾にするってのは

「言ってる人が被爆者から」とか

「言ってる人が障碍者から」とか

「言ってる人がLGBTから」とか

「言ってる人が性被害者から」とか

発言者属性を前面に出して、それへの批判だと印象付け、悪い事だって誘導する事やね

同じセリフを、健康で裕福な男性が話したとして、その価値は変わらないはずなんだけど

なんでか「言ってる人の属性」をオーバーラップさせることで、無敵の言説にしようとする

「彼らには言う権利がある」、いや「誰にでも」言う権利はある

「彼らを非難するのか」、いや言説への批判人格非難じゃない

被爆者が話してなくても筋が通ってるべきでしょ

であるなら、話者被爆者がどうかは関係ない筈でしょ

どうして殊更

更に被爆者コメントにまで批判を向けるのはどうなのだろうか

等という必要があるのか

仮に人格攻撃がされていたのなら、人格攻撃はするなで良い筈だ

コメントへの批判について、被爆者なら免責されるというのも変な話だ

2023-05-24

G7には失望した」に対するはてな民の反応

被爆者やその2世らが「G7には失望した」というコメントを出していて、そのニュースに対してはてな民の「首脳が来ただけでも充分だろ」だとか「自分の中ではかなり良いサミットだったなあ」とかいコメントスターが付きまくってるけど、そりゃあ原爆を実際に体験した人ら、その家族らは、ただのG7首脳の観光旅行には全く期待してないわけで、宣言をどうするかとか、未来に向けてどういう発言をするのかを細かくチェックしているんよね。

それがあってあのコメントなわけで、お好み焼き食べてニコニコしてる首脳の写真見て、今回のサミット大成功だなあとコメントして、更に被爆者コメントにまで批判を向けるのはどうなのだろうか。

anond:20230524072517

だいたいその「被爆者」っていうのもあくまでお抱えの団体構成員だったりするわけで

大概主語デカいのよ

anond:20230524012202

そもそもの話、被爆者たちはもはや利用の「され方」を選べる立場じゃないってことだよ

anond:20230524000357

結局核抑止絶対必要!って結論にならざるを得ないのに被爆者被爆被害を都合よく利用しちゃいかんでしょ

anond:20230523234535

そりゃ世界最初の核攻撃が行われた場所だし今まさにロシアが核による恫喝を匂わせてるわけだから触れないわけにはいかんだろう

それと被爆者たちの立場は完全に別ってことだよ

2023-05-23

anond:20230522194442

つかG7被爆者二世のために催されてるものなの?

まあ外野が何を言おうが別に勝手だとは思うけど、なんかちょっと立場勘違いしてるように思う

anond:20230523202345

被爆者本人が話さなきゃならないとかあるのか?

anond:20230523201904

から失礼。

被爆者って70過ぎだと思ってみてたんだけど

それくらいの年齢の人がココを利用してるって考えたらすごいことのように思えました。

以上、無関係な話でした。話を続けてください。

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