はてなキーワード: シングルベッドとは
※前回http://anond.hatelabo.jp/20170121201117
〜これまでのあらすじ〜
ワイは猿。プロNNT猿や!無事(?)に資金も貯まって上京。今日からこのボロアパートを根城に就活リベンジや!!
…え?転職エージェントさん達?もしもーし!息してますかー?紹介できる仕事がないってなんですかー?返事してー?
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「まあ何かしらの紹介はしてもらえるだろう」と思っていた私が甘かったのか。最終職歴はアルバイトで、しかも1年も働いてない。履歴書にしたらスカスカおせち並みに内容が無い事は確かだ。
流石に凹む。このまま仕事が見つからないまま、決して潤沢とは言えない資金は底をついてしまうのか。泣きながら実家へ帰るのか。
そんな嫌な予感が胸をよぎる。冷静になれよ、ミ・アミーゴ…
転職エージェントにはもう頼れまいと、新卒の頃に使った「2017だの2018だの卒業年度が後ろにつくアレ」に登録をして、第二新卒歓迎の仕事を探しまくった。
新卒の頃には「第二新卒歓迎」なんて胡散くさいわぁ〜なんて思っていたのに、今ではこんなに、何故だろう、あたたかい…。
そんな時に、一通のメールがきた。
3つの転職エージェントのうち、最後のひとつからの返事だった。
「なっ、なによ…どうせあんたも私のことなんか見捨てるんでしょ…ッ?
ふんっ…まぁ一応読んでやらないこともないわよ…ッ」
と、つり目の金髪ツインテール美少女になりきりながらシングルベッドの上でメールを開封。
一度担当者とお会いしてみませんか?ご都合の良い日程をご返信ください」
捨てる神あれば拾う神あり。うれしくて、長州小力のような踊りまでしてみせた。
取り敢えず話を聞いてくれるだけでも、一人ぼっちの私にはありがたかったのだ。
「これはまるで…!天から垂らされた蜘蛛の糸…!登らなければ…!未来はない…!登る…!今すぐに…!」
(訳:ありがとうございます!早速なのですが、今週の3月×日が空いております!よろしくお願い致します!)
そんな訳で3月の末日、慣れない都市の鉄道を乗り継いでやってきた某所。
バベルの塔のように物々しいガラス張りのビルが乱立し、それぞれが自由に陽の光を弾き飛ばして私を威圧してみせる。
そのうちの1つに私は用がある。あの日、私にはそのことがとても特別なことのように思えた。
メガネをかけた女性の担当者が、定刻に待ち合わせの部屋へ現れた。
「anonymous様はどんなキャリアプランをお持ちですか?」
ここで、新卒の時に就職失敗で云々という経緯を語った。そしてどうせなら、もう一回チャレンジしたいということも。
担当の方は一瞬難しそうな顔をしたあと、「少々お待ちください」と言ってパソコンを叩いた。
しばらくすると、横のプリンターからメチャメチャに紙が出てきた。それはもう、ベロベロと。あれよあれよと分厚くなって。
担当者さんはそれをグワシと掴むと、「そちらはすべて、今現在anonymous様にご紹介をお勧めしたいお仕事です。すこしご覧になってみてください」と、私の前に差し出した。
なんだ!!お仕事たくさんあるじゃん!!しかも選んでくれるなんて楽チンだなァ…
『幸せだなァ…僕は君といる時が一番幸せなんだ 僕は死ぬまで君を離さないぞ、いいだろう…』
と浸っていたのも束の間、印字された内容をよくよく読んでみると
「あの、これ…向こうが要求しているスキルに対して私の経験値が圧倒的に足りないんですけども…?」
「そこは…私の方からもプッシュはしますが、とにかくやる気をアピールしましょう。」
20代後半の男。本来ならヤリたい盛りのはず。だが、己の象徴を女性の秘所に挿入したいという欲望は限りなく薄い。
性欲が無いわけではない。ほとんど毎日、自慰を欠かさず行なっている。妙齢の女性が淫れる姿を観て興奮する性分であるから、同性愛者では無いようである。
過去に恋人が居たこともある。彼女の部屋に入り浸っておきながら、ひとたびも挿入することはなかった。人見知りの童貞と、人見知りの処女。我ながら、健全な大学生活だったと思う。シングルベッドでお互いを抱き枕のようにして眠りについていた。柔らかい身体を抱きしめているだけで幸せだった。じゃれ合うように、お互いを愛撫し合うことはあった。けれども、肉体関係はそれだけ。自分の性欲のために彼女の性器を利用することに、ひどい嫌悪感があった。彼女とは価値観の相違が明らかで、生涯の伴侶には成り得ないと互いに認識していた。政治的な立場、宗教的な思想、結婚観、全てが異なっていた。良き元恋人、良き友人ではあるが、家族にはなれない。
私は今、生涯の伴侶となる女性を求めている。最近では結婚活動などと呼ぶらしい。博士号を取って、運良く安定した職に就いた私は、結婚相手としてそれほど悪い人間ではないと思う。決して裕福とは言えないが、相手が専業主婦となることも可能な程度の稼ぎはある。社交的なほうではないが、気難しくない性格だ。私が相手を探していることを周りに告げていると、自然と出会いの機会も増えた。偶然知り合った女性から食事に誘われることもある。だが、相手との仲を進展させることがとても難しい。
世の男というのは、とにかく女性に挿れたがるものらしい。これは、書籍ならびに2ch、Twitter、はてブでの個人的な観測に基づく。挿れたいという欲求ゆえに、性格や人柄もよくわからないような女性を口説くことができるそうだ。たった3回のデートで、いったい相手の何がわかるというのだろう。男女の恋愛というのは、男から女にアプローチをかけるのが世の常だと聞いた。大して親密でもない、はっきりとした好意も自覚できていない段階で、それほど好きでもない相手に甘い言葉を囁くなど、極めて不誠実ではないか。
私のような男のことを、草食系などというらしい。だが、私は草ばかり食んでいるわけではない。生涯を共に過ごしたい相手を見極めているだけだ。
いわゆる「普通の男」というのは、一体どういう心理で女を口説くのだろう。ヤリたい一心で女性を欺くのか。それとも、私なんかよりも桁違いに女性に対して惚れやすいのか。あるいは、女性を口説いて落とすという一連の流れに報酬系が働いているのだろうか。
彼氏(仮名まさき)との出会いは大学一年の春だった。大学に馴染み始めてきた頃、お酒に弱いのにもかかわらず新歓パーティーかなんかで呑んでグデングデンになって、友人宅に男女でお邪魔した。気付いたら夢か現実かよくわからない狭間でまさきにキスをせがんでいたと思う。私の記憶が確かならば。その後、何度か遊ぶうちに彼に対して少しの恋心を抱くようになっていた。正直な話、その時私には別の彼氏がいてその彼氏のことは大して好きでは無かったから、面白半分でまさきの目の前でそいつのことをフルという、前代未聞のクズ女っぷりを披露してみせた。
そのときの女友達からのバッシングたるや思い出しただけでも身震い。自業自得と自身を罵るがいい。
その数週間後、友人を通して、まさきが自分のことを聞かされた。好きだということは知っていたが告白を自らすることをプライドが許さなかった(今思えばただのチキン)なのでとりあえず、彼の家にあがり込んで、ワンルーム6畳の小さな部屋のシングルベッドの上でキスをせがんだ。
キスを拒むまさき(なんとなく察してくれている方もいるかもしれないが本当に真面目で純粋な童貞なのですね)に寂しいと連呼して近づいたのに、告白されるタイミングを身を持って感じるとなんだか今更引き下がりたくなった、その感覚を今でも何故か覚えている。
結局、ゴミ女の私は適当にオッケーを出して、まぁ、少し好きだったっていうのもなくはないけれど。
実はその彼に私が結構な具合で珍しく本気にさせられて今もなお、長らく付き合っているが、色々あって別れる潮時かなぁと思ったので、付き合った頃の気持ちに戻ったらどんなものかとつらつら書いてみた。
大学に、私に少し良くしてくれる男友達Aがいるのだが、その友達はとてもかっこいい。背は高いし、運動しているから綺麗で硬い脚を持っているし、きれいな顔立ちとすべすべの肌を持っている。着ている服や小物も質のいいものを身につけているのにまったく嫌みがなく、よく似合っている。
彼氏の仕事の都合で2ヶ月会えない間、そのAに目移りしてしまった。
まず、今までなんとも思わなかったAのことをかっこいいと認識するようになった。
Aとは共通の話題がそこそこあったので、すぐ仲良くなった。Aは人と接する時に厚めのATフィールドを張る人で、最初の印象は皆「ちょっと怖い人」だが、共通の好きなものを話題に出して親しくなっていった。ATフィールドをゆっくりと解いてもらい、他の人より少しだけ仲良くなるのが嬉しかった。
Aは一度信用した友達ならとても優しく接する人で、冗談もよく言う。髪型が素敵だと褒められた。
新歓の日、Aは幹事として普段着ないスーツを着ていたのだが、これがめちゃくちゃかっこよかった。ちゃんとしたオーダーメイドのスーツを抜群のスタイルで着こなしていた。酒も入って普段より笑った顔が増え、饒舌になっていく。私も酒の力を借りてどんどん近づいていき、Aと肩を組んだりのボディタッチを増やし、彼の脱いだスーツの上着を着てみたり、その匂いをかいだりした。三次会まで残り、朝になりそうな時間におひらきになってから、講義に登校するまでの間Aの家に泊めてもらった。女2男3、みんな酔いつぶれて寝ていたが、私は早く目覚めてAの寝姿を見ていた。
それからまたあった飲み会やBBQも、二次会の後Aの家で宅飲みをして、泊まった。女1男2。その日はAのシングルベッドに、Aと私がただ寝ていた。これが添い寝フレンドか。
Aの姿を校内で見かけると目で姿を追うようになり、笑顔で挨拶をされるだけでその日1日浮かれるようになった。
彼氏とは一緒に泊まったことがない。いつも日帰りだ。だけど考えてみてほしい。彼氏に会えない間、男と夜を明かしたことのない彼女が男友達Aの家に泊まって、一緒に文字通り寝た事実があることを。
こんなこととても彼氏には言えない。けれどもAは美しい。美しいものはできたらそばに置いておきたい。
何よりきゅうっと心を締め付けるのは、Aは私に彼氏がいて、私がAのことを好きでいる事実を知っているということだ。知っていながら親しくし、お家に泊めて、隣で寝ることを許す。Aは付き合っていた女と3ヶ月前に別れたので彼女はいない。このシチュエーションがたまらない。Aが何を考えているのかがつかめないが、それでも優しくしてくれる。
この前やっと彼氏に会えたが、幾度となくAがフラッシュバックした。彼氏の家で行為に及んでいる時ですら。
大学生だしまぁこういうことがあってもいいよね〜彼氏には言えないけどなんか青春〜〜〜程度にしか考えてない自分がいるのが恐ろしい。
シャ乱Q 結成25周年記念ライブツアー 2013 秋の乱~シハンセイキ伝説~
当時は売れてるバンドがたくさん出て来たし、
ミリオンヒットも多く(95年だけで22曲)、
そんな中でも、特に「いいわけ」は、正直「良くわからない曲」だった。
「ズルい女」、「My Babe 君が眠るまで」、
どれもメロディアスでドラマティックな展開が印象に残る曲だった。
とても100万枚売れるような曲に思えなかった。
当時小学生くらいだった僕には、
時に真に迫って息を飲んだし、
しかしそんな中でも個人的に最も印象に残ったのは、「いいわけ」だった。
つんく♂さんはライブ中かなりキレキレのダンスを見せていたが、
細かく体を揺らすダンスをした。
わかりやすく言うと、
「痙攣ダンス」のような感じに見えた。
それはある種「気持ち悪い」ダンスなんだけど、
ニューロマンティックやグラムロックの影が見えて、
曲の内容とも相まって非常に「かっこいい」ものになっていた。
当時のPVの、つんく♂さんが半裸でドアップでカッコ良く歌うイメージで、
「カッコいい男がカッコよく歌ってるカッコいい曲」としか思えてなかった。
「アアアア」と苦しそうな叫び声を上げて、クライマックスを迎えた。
「カッコつけている」姿はどこにもなかった。
そこにあったのは煮え切らない、どこにもやり場のない苦しみだった。
映像をいくつか探してみたが、似たようなパフォーマンスをしているものは見つからなかった。
非常に印象的なダンスなのに、当時のテレビを見ていた記憶にも残っていない。
僕にはわからない。
住人である28歳会社員の高木智子が帰宅するその隣には、16歳無職の大西聖闘が居た。
「この部屋を使ってね。布団は干しといたから」
智子が指し示したのは畳張りの北向き四畳半。
一間の押入れは襖が外されて壁に立てかけられ、一組の畳まれた布団が中に置かれている。
聖闘の部屋の腰窓からは外廊下が見え、内廊下の向かいには風呂とトイレがある。
廊下を出て左には玄関、右にはダイニングキッチン。そしてその先には日当たりのよい智子の部屋があった。
智子の部屋は六畳のフローリング張りで、シングルベッドが置いてあり、ベランダに繋がっている。
築年数は30年前後だが、水周りだけはリフォームされ、掃除も行き届いた小奇麗な印象の部屋だ。
智子はこれまで築年数15年程度のワンルームマンションに住んでいたが、聖闘との同居が決まって住み替えた。
家賃は管理費込みで7万だ。智子の手取りは月22万。聖闘に出る国の手当てが5万なので、充分な暮らしが出来る。
聖闘は5時間かけて地元から東京に出てきた。諸手続に2時間、智子との顔合わせを済ませて今に至る。
東京に来たのは初めてで、当然小田急線も初めてだった。これからは平日3日、この小田急線と中央線を使って職業訓練校に通うことになる。
智子との暮らしが快適なものになるかそうでないかはわからないが、聖闘に帰る場所が無い事実は変わらない。
中3の頃に、母親が再婚した。聖闘の苗字はそのとき、田淵から大西に変わった。新しい父親には連れ子が居た。
母親は新しい父親の歓心を得るために連れ子だけを可愛がり、聖闘を無視して食事を用意しなくなった。
新しく男が出来ると聖闘を無視し、男と別れると聖闘を猫可愛がりする。
母親が聖闘の実父と別れた、聖闘が小学生低学年の頃から繰り返されてきたことだった。
実父はアルコール中毒のパチンコ中毒で、母親をよく殴った。母親が聖闘を連れて家を出てからは一度も会っていない。
どんな仕事をしていたのか知らないし、もう連絡も取れない。
聖闘は中学をさぼり、家に帰らないことを繰り返すようになった。当然、成績も内申も全日制は無理で、定時制高校に進学することになった。
しかし高校にもほとんど行かず、母親の財布から金を抜いては友達の家やコンビニ、ゲーセン、カラオケ等で過ごした。
そして遂にキレた母親にガラス瓶を投げつけられ、後頭部がパックリと割れて7針縫った。
入院していたら、役所から相談員が派遣されてきた。そこで説明を受け、東京の会社員の家で暮らすことを決めた。
智子はニッコマ文系学部卒の、6年付き合った彼氏と破局して2年になる会社員だ。
両親は千葉市内に戸建てを構えており、きょうだいは妹一人だが既に埼玉に嫁いでいる。専業主婦で子供は1人。
聖闘を初めて見たときは驚いた。片方の耳の上を刈り上げ、片方を伸ばしたアシンメトリーな髪型。
しかも金髪でピンク色のメッシュが入っており、根元からは3センチくらい黒髪が伸びていた。
智子がこれまで見たことのなかった人種である。いや、探せば電車で乗り合わせないこともないのだが(特に町田で乗降する人々に)、
自分には関係が無いと思って生きてきたので、ちゃんと認識していなかったのである。
聖闘の両耳にはピアス穴が開いているが、誰かに言われて外したのか、ピアスは付いていない。
そして一つのピアス穴が膿んで、黒ずんだ紫色と黄色が混じったような色になっている。不衛生な開け方をしたのだろう。
智子は肩を少し過ぎるくらいの長さの暗い茶髪だ。会社の服飾規定のため、明るい髪色は禁じられている。
しかし、智子はそもそも明るい髪型にしたいとは思わない。目立つことを好まないからだ。
まめに染め直されてトリートメントされた肩を過ぎるくらいの長さの暗い茶髪というのも、社内で最も目立たないスタイルだからそうしている。
短大時代にイベントコンパニオンをしていたという美人の派遣社員に影響されて一時はネイルアートなどしていたが、
金もかかるし飽きたので現在はパールの入った桜色の単色ネイルに落ち着いている。
親に心配をかけるのが面倒で、無難に・普通にと生きてきたが、結婚はうまくいかなかった。
これといった趣味もなく、仕事も無責任な勤め方はしていないが遣り甲斐に燃えているというわけでもなく。
両親や妹ともケンカをすることは無いが、なんとなく分かり合えないような心の距離を感じていて、
両親は実家から通える大学を希望していたが都内の進学を決め、一人暮らしを始めた。それ以降ずっと一人暮らしだ。
何のために、誰のために生きているのかよくわからない。
バカバカしいとは思いながら、スピリチュアルやら新興宗教やらにハマってしまいそうな自己不安定感。
そこでたまたまやっていたNHKスペシャル、特集されていた新制度。
親にも同僚にも言わず軽い気持ちで応募してみたら、なんと選ばれてしまい…。
そんな二人の生活はどうなるのか。
ただのおねショタエロ創作になってしまわない、リアルな社会階層の話とかの硬派な建前を保った感じで誰か小説にしてください。
あと映画化してください。映画のほうはPG12~R15+指定(暴力描写じゃなくて性的描写が理由)くらいがちょうどいいです。
EDっぽいんでバイアグラを処方してもらいに泌尿器科へ逝った。
http://anond.hatelabo.jp/20090612025452
ここ数回のセックスで、なかなか勃ってくれず、
ふにゃふにゃのままで過ごさざるを得なくなり、
でも、この2回も、思ったように効かなかったと前回書いた。
先週末も彼女と一晩過ごすことになったんで、
バイアグラを飲んで再戦に臨むことにした。
場所は自宅。
素直に前まではうまく勃たない→逝けないんで、
ちょっと焦っていたと告白(薬のことは言っていない)。
彼女曰く、硬いのはもちろんいいんだけど、
ふにゃふにゃなのもまた良しということらしい。
彼女の性欲への渇望には改めて驚かされた
起きているときは、1時間に1度は体を震わせていた
そんなに女って簡単に逝けるもんなんだろうか。
お互い、もう長くセックスをしていなかったんで、
行為と愛情に飢えているというのはあるのかもしれない。
自分は相手の悦んでいる顔を何度も見たいと波状攻撃を繰り返す
彼女も人肌が恋しいらしくプレイ中に足を何度も絡ませて体をすり寄せてくる
後戯で抱き合いながら、セックスに貪欲だねえ……と呟くんだけど、
ほとぼりが醒めればまた行為を再開する
裸で抱き合いながら一日中過ごすのもいいねえ
お互い社会人になって学生時代のようには遊ぶ事が出来なくなってきたけれど
それでも月に1度は会ってたわいもない話をしたりしている。
その日も彼女から連絡が会って、急遽私の部屋で飲む事になった。
彼女の家と私の家は実はとても近い距離にある。
これから出る、とメールが来てから30分も経たないうちに部屋の呼び鈴が鳴った。
ドアを開けるとコンビニの袋を2つも抱えた彼女が満面の笑みで立っていた。
「今日はとことん飲むからね!よろしく」
なんとなく部屋にあった卒業アルバムを捲りながら、当時の思い出話に花を咲かせていたのだが
2時間も経つと2人共すっかり酔っ払っていて呂律も危なっかしい状態になってしまっていた。
そろそろ寝ようか、そんな事を思いながら彼女を見ると彼女はどこか遠い所を見るような視線でぼんやりとしていた。
「どうしたー?眠い?」
苦笑交じりに私が言うと彼女がぽつりと言った。
「私は男の人とお付き合い出来ないし、結婚も出来ないんだと思う」
だからと言ってそれを特に気にした素振りも見せなかったし私も気にしていなかった。
ただ出会いが無い、付き合う気が無い、それだけの事だと思っていたのだ。
何と返答したら良いものかと回らない頭で考えていると、彼女はくすりと笑ってごめんね、と言った。
ごめんね。
ずしんとその言葉の重さを感じた。
何故だか悲しくなって、それから彼女が愛おしく見えた。
その夜、シングルベッドで並んで眠った。
2人には少し狭かったけれど、いつの間にか降り始めた雨のせいで部屋はすっかり冷えていて、お互いの体温を心地よく感じた。
どちらとも無く手を繋いで、ぽつりぽつりと昔話をして、すこし黙って、動く指先でお互いを確認した。
結局眠らないまま朝が来て、彼女はあっけなく帰っていった。
私もまたねと手を振って部屋に戻ると、ビール缶やらおつまみやらで散らかった部屋をのろのろと掃除し始めた。
多分、次会う時にはまた只の親友に戻っているのだろう。