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はてなキーワード: 結婚式とは

2023-09-09

友達と言える人が人生で一人もいたことがない」夫の話

増田32歳、夫33歳。長女3歳。

夫曰く、「友達と言える人が人生で一人もいたことがない」らしい。


夫と出会ったのは婚活サービスで、わりと早いうちからそう漏らしていたんだけど、話半分に流してしまっていた。

だって友達が多い方ではないけれど、友達の支えみたいなのを一切なく生きてきた人がいるなんて信じられなかった。


でも結婚式ときに「家族と親戚以外に呼べる人が一人もいない」と言って、ご両親と祖父母、弟さん、叔父さん夫婦の7名が最大人数だった。

私は地元友達も呼びたかったし、夫も別にいいよと言っていたけど、流石にバランスが悪すぎるので結局うちの方も親戚だけを呼んだ。


私は他県から大学進学を機に定住したけれど、夫は地元まれ地元育ち。結婚してから夫の実家からキロ程度の場所アパート暮らし

地元友達がいてもよさそうなものだけど、少なくとも自分出会ってから以降の6~7年で、夫が友達と出かけたり食事に行ったりすることは一度もなさそうだった。

休みの日に出かけることや家に連れてくることはもちろん、飲みに行ったことも一度もない。

夫曰く「うちは飲み会とかやらない職場から」というが、仕事飲み会すら行ったことがない。


趣味読書映画鑑賞。私が仕事で夫が休みの日は、私の出勤に合わせて起きてから私が帰宅するまで食事も取らずに延々とアマプラ映画を観ていたこともあった。

ただ内向的インドアな人ではあるが、別に人当たりが悪いわけでもコミュニケーションに極端な難があるわけでもない。

飲食店員、宅配業者、不動産屋等々との応対も腰低めに丁寧な対応だけど、質問とかはちゃんとするし言われるがままって感じではない。

商業施設で夫の職場の同僚に出くわしたことが数回あるのだけど、そのときもわりと明るい感じで挨拶と会話を少ししていたので、別に嫌われたり無視されたりしているわけでもなさそうな印象。

たぶん会社でも当たり障りないのない付き合いはしてるんじゃないかな。


しかするとネット上に友達がいるのかも、とも思ったけれど、ソシャゲオンラインゲームSNSもやってる様子はない。(もちろん増田も)

絶対にいないとは言い切れないけれど、そうだとしたら彼の性格上、「友達がいない」じゃなくて「ネットにいる」って言いそうだなとは思う。


きっと、友達ができないんじゃなくて、意図的に人との関わり合いを避けているんだと思う。

結婚式ときだって会社の偉い人や上司に頼み込めば誰かしらは呼ぶことができたんじゃないかな。

でもそうしないのは、他人と関わりを持つことを極力避けているんじゃないか

屋外レジャーとか、食にも興味が薄い。自分の好きなものだけあればいいってタイプだ。


まあそういう人もいると思うけど、不思議なのが婚活サイト登録してまで結婚しようとしてたこと。

どうして結婚したのか、なんだか怖くて聞けないでいる。


娘には「お友達と仲良くね」なんて言っている。

夫も別に自分スタンス強要するつもりはなく、一般的っぽいことを口走っているんだろうけど、空虚に聞こえる。


別に離婚したいとか、いまからでも友達を作ってほしいとかは一切ない。彼の持つ不思議雰囲気も魅力だと思ってる。

ただ繋がりをほとんど持たない人だから、ある日ふっ、といなくなってしまうんじゃないかって無性に怖くなることがある。

10年、20年と時間が経てばこの不安は消えるのだろうか。

これ。

2023-09-08

anond:20230908193107

本当にその通り。

量産品を買ってくる消費者としての経験しかないやつらが調達仕事について舐めたこと言ってると、うんざりするんだよな。

お前らだって一軒家を買ったり結婚式葬式をやるとき、いいようにぼったくられてるじゃねーか。

競争なんてのは最低条件なんだよ。

それだけで安価で高品質ものが手に入るかっつーの。

anond:20230908180341

下見当日本格的なコース料理

増田がこういう読みにくい日本語書くような人だから

その前になんかしてるんじゃないか

それに自分たち大事結婚式の準備なのに

目の前の他人の顔色伺って

試食の交換もしないのも意味からないしな

2023-09-07

anond:20230907183115

私は金持ち友達がいる側だけど、その子が好きだから一緒にいるよ。

まあそれでも嫉妬?じゃなくてもその子との境遇の違いに自分を恨むことはある。

ある程度のブランド物買えたり、海外旅行行けるくらいには自分で稼いでるけど、私は親がいないので、メンタル死んだときに頼れる実家がない、病気怪我で働けなくなったらどうやって生活していこう、家買ったり結婚式も親から支援ないので全部自分で賄わなきゃいけないとか考えるから、その子が親に買ってもらった系の話を聞くと惨めな気持ちにはなる。

けどその友達がすきだからそれは外に出さない。

それに多少他人を妬む気持ちはみんなあるでしょ。

anond:20230907113408

急に縁を切ったらたしかに何か言われるだろうけど、結婚式かに呼ばれるよりましじゃね?今の増田なら高級な引き出物とか燃やしそう

2023-09-06

anond:20230906215632

そうやって目立つの好きな人ならやる価値あると思う

目立つのが好きじゃない人も含めて結婚式するのが当たり前だという風潮は謎

結婚式って意味ある?

結婚式は憧れみたいな価値観は刷り込まれ価値観で、

お金に余裕がないのにやるものではないと思う。

2023-09-05

仲が良いと思っていた友達が知らない間に結婚してた

今度結婚式を挙げることになった。

中高の友人のAに久々にラインで連絡して参加の了承を得た。

Aは中高一貫校中学3年,高校1年と同じクラスで仲良く、お互い大学に進学した後も、5年ほど前までは遊んでいた。

Aに招待状を送るため住所を聞くと苗字が変わっている(ライン名前Hanako Y.みたいな感じで苗字イニシャル変わってないから気づかなかった)。

びっくりして同じく結婚式に招待する友人B(私,A,Bで高1の時は仲が良く、私とBは同じ大学に進学)に話を聞くと一昨年結婚していたらしい。

友人Bは友人Aのインスタを見て知っていたらしい。

友人Bは招待されてないものの、同じ中高の友人も呼ばれていたことも聞いた。

中高6年間で一番仲が良かったと思っていた友人Aにとって自分は仲の良い友人ではなかったんだなと辛くなった。

ただ昔みたいにAと仲良くなりたいか結婚式には呼ぼうと思ってるけど怖い

友達気持ち悪い

投稿、いろいろ作法が間違っていても許してほしい。

自分は30代彼氏無し女

同じようなスペック複数いるグループでよく遊んでいる。

グループ内で早めに結婚して子供を産んだ子も出たが特に疎遠になったりせず月2くらいはその時集まれ人間で集まる仲

 

その中の一人に彼氏が出来た。

そいつがとにかく気持ち悪い、自分タイプが違うってのもあるのだろうが、会話の内容がもう全て彼氏との話しかしない。

デート前には次のデートどこどこに行くんだ、

デートすればデートの内容を事細かに話され、

違う話を振っても結局は、そういえば彼氏がね、

他の話題にやっとしても会話が途切れれば、彼氏の話していい?

付き合って日も浅いうちから結婚するかも、同棲するかもと、こっちがまだもうちょっと付き合ってからいいんじゃないか?と言えば納得したような振りはするが次には同じ話をしてくる。

仲が良いばっかりにセックス話題なども全て話される。

月2の集まりにも他の友達許可したのもありほぼ女しかいない中に連れて来ては、仲良くない相手には気をつかうだろうからと言ってずっと横にいる。

だったら連れてこなければ良かったじゃないかと私は思う。

 

友達の方から彼氏の肩や足を触ってるのを見ていると、友達の雌としての部分を大全開で見せつけられているようで気分が悪くなる。

10代ならまだ可愛い、ただこっちは30代、恋愛にのぼせあがって正直痛々しいんだ。

 

羨ましいや妬ましいと言った感情は本当にない(と言っても言われるんだろうが)

ただ気持ちいから見えないところでやってくれ。

二人で喋りたければわざわざ私たちの前でやらずとも二人で会えばいいじゃないか

意見を結局聞く気がないなら早々に結婚でも同棲でもしたらいいじゃないか

結婚報告や結婚式ではもちろん祝うしお祝いも渡すから

自由恋愛」が主流になったのって「お見合い」に疲れたからだと思うんだ

だってさ、考えてもみてよ。

上流階級ならいいよ。

金持ち自分の娘を嫁がせる。ブリーディングするために綺麗に大事に育てる。

仲介して最適な母体をあてがって優秀な子供が出来たら?

絶対楽しいじゃん。だからこのランクは今でもお見合い残ってるし。

 

でもさ、下流のさ、うだつのあがらんこいつ一生平社員なんやろなみたいなやつに

気を使って必ず何らかのメスをあてがう作業

ゴミじゃん。絶対まらん。

そら嫌になるよ。

結婚式で「ゴミとブスのブリーディングwww」とか陰口言われながら

仲人として「私が紹介しました」とか言いたい?言いたくないでしょ。

 

これを自由恋愛したことで「この二人は将来性ゼロだけど勝手つがいました」って

これまで間に立って責任を取ってた側の人間負担が一気に減ったんだと思うんだよね。

2023-09-04

anond:20230904185236

結婚式ドレス20万円とか使うくらいならダイヤの大きさ上げた方が良くね?感があるんだよな

お金がないと結婚できないってのは

結婚式育児お金がかかるから、その負担を減らすためのあれこれの施策必要っていう考え方もあるんだけど、

あえて古風に書くけど、一家大黒柱としてのお父さんとして、年収200万円で結婚してくれって、

それを一生大事にしたいと思う好きな女性になんて

とても言えるわけないと思うんだよね。


だって惨めだもん。



つまるところ、男の年収の低さは、家庭内での心理的安全性が確保できないのだよ。

2023-09-01

結婚式のご祝儀3万はもう廃止にしてほしい

立て続けに呼ばれたりするときつすぎる

ドレスバッグ靴ヘアセットネイルとかで5万は飛ぶ

地元友達だったら交通費で+一万

月の生活費から捻出できない

3ヶ月先の予定なんてだいたい決まってないし断る理由も見つからないし断ったら申し訳ないしで局行くんだけど…

友達のことは好きだし結婚とはめでたいことだろうからお祝いしたい気持ちはとてもある

でも結婚式やドレスに全く興味がないから、行っても特になんの感情もわかずに帰る

おめでとうとは思うのだが、結婚結婚式という儀式にとにかく関心がないんだと思う

ご飯は美味しい

そして、ご飯とかもろもろで実際ご祝儀3万でも足りないのはわかっている

わかってるんだけどさあ…

あと結婚する予定ないから返ってこないんだよなあと思う浅ましい自分もいる

はあ…結婚予定ある友達全員家族婚にしてくれ

別途お祝いはするから

2023-08-31

母がおばに復讐している

私のおば(私の実母の姉)は

子供ときから私の母親を見下しバカにしていた

おばは美人で、私の母はブスという認識

私の母の結婚式とき、おばは母に「まあ~ブサイク花嫁さんwww」と言っておじ(おばの夫)にビンタされたらしい

おばは子供の人数で私の母に負けて(昔の人なので子供の数がステイタスになる年代なんです)

おばは離婚して独り暮らしになり

母は私の父と仲良く旅行三昧

おばは孫がいなくて、私の母にマウンティングされて孫自慢されてる(孫がいることがステイタスになる価値観なんです)

おばのことを考えると人を見下してバカにするとろくなことにならんな~と思う

おばは多分私の母のことを今も見下してるけど

私の母はかわいい孫というカードをおばの前で振りかざしている

私の母は夫婦仲いいし、とにかく幸せそうだしもうおばにとったらむかついてむかついてしょうがないよね

他人のことを見下してばかにするんではなく、自分生活を見つめて、自分趣味人生を充実させる生き方をせねば

からも求められない女が不幸そうにしている

からも求められないのは本人のせいで、いつも自分が求めるだけで人に何も与えてこなかった。その点は散々指摘したが全く理解が及ばないようで改める気配なし。よって現在に至っている。それはいい。

ただそんな自分を受け入れるわけでもなく、いつも人にチヤホヤされている人を羨ましそうに眺めては涙を流し、自分は不幸そうにしている。人が祝われていたり、慕われている様子を見るのが耐え難いそうで、結婚式などに呼ばれても来なくなった。

きっと人と比べてしまうのだろう。あの人に比べて自分は、誰からも求められていない、不幸だ、そんな自分に向き合えない、耐え難いのだと思う。

でもそういう自分でいるのは自分責任であり、仕方がない。だったらそういう自分を受け入れることはできないのだろうか?世の中に未婚の人はいくらでもいる、子供がいない人だっていくらでもいる、モテない人も容姿が人気じゃない人だって、むしろマジョリティな方だろう。そんな人たちも、不幸そうにしている人ばかりではない。

自分なりの人生満喫して、幸せ暮らしている人だってたくさんいる。彼女にはその視点が全く欠けている。人に求められることでしか幸せを感じられないらしい。

自分人生自分のものではないのだろうか?そういう意識を全く持てない人というのは、今後もずっと不幸そうにしているしかないのだろうか?

結婚式とは家父長制の発露でしかない

結婚個人自由になった以上、

結婚式をやるのは異常なんですよね。

2023-08-30

結婚式二度と行かない

学生時代に数ヶ月だけ一緒だった人から結婚式きて」って連絡が来て「何で私ぐらいの関係性呼ぶんだよ」と思ったけど向こうからしたら親友らしくて現に他の招待客の方から高校時代から親友の方ですね」と言われたがそんな関係性じゃないと思うんだよなーと思いつつ、結婚式に参加した。これがそもそも間違い。

行ったら友人が私ぐらいで殆ど同僚でびっくりした。

友人のスピーチも引き受けて遠方から向かったがスピーチのお礼代もお車代もなく、貰ったものゲームセンターで取れた私の好きなキャラぬいぐるみスタバギフト券1400円分(これ誕生日プレゼントという名目で貰ったが)。

えーと?スピーチ文書いて推敲して練習してと時間費やしてるんだけどな…お祝いの心すら消え失せて結婚式から帰った。撮影した写真もなんだかな…という気分になり、全部消した。

ドレス3回も変るぐらいならお車代とか出そうねと思った。彼女は「私が結婚したときに返そう」とでも思ってるのかもしれないが残念ながら呼ばないし何なら連絡先消しても困らないことに気づいたのでそうさせてもらう。

金銭的なものはきちんとしたほうが良いという話だし、断れる結婚式バンバン断っていいと教訓を得た。

anond:20230829215354

結婚式を元取れたり得出来るイベントだと思っていらっしゃる…?

anond:20230830174350

結婚式意味について「双方の友人たちを呼ぶことで出会い提供する」っていうのを「二人の結婚を祝う」と同じぐらい重要だと思ってて、それが無い結婚式が開催されることが不思議だ、と言いたいのではなかろうか

anond:20230830172256

「お車代?そんなのいいよいいよ、いらないよ!』って言える関係性がない相手結婚式(遠方)はそもそも行かない方がいいような気がする。

anond:20230829215354

Domino-R 今日結婚式に呼ぶ友達がいないなんて新郎新婦はいくらでもいるだろう。そのくらいわかってやれよ。まあ自分レンタル友達として雇われたんだカネよこせ、って気持ちもわかるがね。

こいつってマジでいつもいつもいつもいつもいつもいつも既婚側、子持ち側の擁護ばっかりするよね

anond:20230830143607

お見合い結婚ばかりだったって言ってるような時代はお互い写真簡単な経歴だけみて決定して

結納とか両家の顔合わせとか場合によっては結婚式当日に顔を会わせるようなレベルだぞ

ういういかにもなお見合いお見合い結婚が廃れ始めた時代じゃないの?

被害者独り言

ジャニーズ報道を見ると動悸が早くなって胃の中が全部逆流しそうになる。

その理由は単純で、自分性的被害と人にしてしまった加害を同時に思い出して心臓が締め付けられるように痛くなるからだ。

被害者面だけしたいわけではないので、先に言ってしまうが、自分性的加害者でもある。

相手は妹みたいにかわいがっていた2つ年下のいとこで、親戚同士のお泊まり会ときに寝ているところを触りに行った。

生々しい描画がしたいわけではないので詳細は省くが、直接触ろうとして下着を少し下げたところで目が覚めそうになったので、慌てて部屋から出ていった。

その時は自分兄弟含め何人もの親戚が泊まる会だったのでおそらくは特定されることはなかったと思う。

その後もたまにあったりしたときはやはり兄妹みたいな関係でいられたので、そんなことを少しずつ忘れつつあった。

それから20年ほど会わない時間があったのだが、その子父親が亡くなったという話を聞いて、葬儀に参加することになった。

その時自分はすでに結婚していて子供も二人生まれていた。結婚式はやらなかったので親戚にはハガキで報告を送った程度だった。

の子母親自分母親の妹にあたる。

葬儀が終わってからも母と妹の話は終わらず、しんみりとした雰囲気の中でうちの子供達だけが騒いでいた。

すると、妹みたいだったいとこが子どもたちと遊びながらふとした瞬間に手を止めて泣き出してしまった。

どうしたのか聞いてみると、父親自分の子供を見せられなかったことが悲しくなってしまったのだという。

の子母親も、亡くなった夫に孫を見せてやれなかったことが本当に悔しいと一緒に泣き出した。

そんなところに子供を連れてきてしまたことを少し後悔した。

少し落ち着いてそういえば結婚はどうしたのか聞いてみたところ、「じつは、〇〇ちゃん増田名前)は大丈夫なんだけど、、、」という枕詞とともに自分男性恐怖症であることをこちらに告げてきた。

はっきりとした理由は言わなかったけど、親戚を含めて自分以外の男性が怖いのだという。

今回の葬儀についても遠回りに自分以外の男のいとこは参列を断っていたという。

その瞬間、それまで忘れていた自分がしてしまたことがフラッシュバックのように思い出された。

それはつまり自分性的加害をその子にしてしまたことが原因で男性恐怖症になり、今日今日まで苦しみ続けていたということではないか

いとこが泣いているのも、母親が泣いているのも、全部自分のせいではないか

それなのに加害者である自分けが許されているとはなんておかしな状況なのか。

今頃あの世ですべてを知ったこの子父親が、どんな形相でこちらを見ているのかを想像しただけで背筋が凍る思いだった。

すべてを白状して懺悔したい気持ちが、自分だけは信じつづけてきたこの子真実を突きつけてしま残酷さに負けてしまった。

保身と言われればそれまでだが、真実を知ってしまうことが今更傷を深くえぐり返してしまうことのように思えてできなかった。

ここから言い訳になる。

自分性的被害にあったのは小学校5年生のときに、民間キャンプ体験合宿に参加したときのことだった。

インドア自分に対して、仕事で忙しかった親が夏休みに無理やり参加させたもので、同年代の子10人くらいが、30歳くらいの優しい男性インストラクターに色々と教わりながら自然体感する教室だった。

キャンプ体験自体はとても楽しかった。

悪いことをしなければ怒らることもなく、みんなで料理を作ったり自然に囲まれテント眠るということ自体が新鮮で楽しい経験だった。

2日目の夜、尿意を感じて夜中にふと目が覚めると隣にインストラクターが横たわっていた。

その片手が、自分下着に入れられて股間を直接触っていた。

自分が何をされていたのかの自覚はなく、なんとなく嫌だなと思いながらも「トイレに行きます」といってその場を離れた。

戻ってきたときにはすでにインストラクターはその場にはいなかった。

これが性的被害だと気づいたのはずっとあとのことだ。

今にしてみれば思い出すだけで背筋がぞわっとするほどの嫌悪感がある。

ただ、そのことは自分にとって歪な形での性の目覚めとなった。

一つは尿意によるもの快感によるものかわからないながら、勃起してしまった自分への戸惑いが強く残ることになった。

同性愛者を差別するつもりはないが、自らが同性に対して性的な何かを感じることに猛烈な嫌悪感と恐怖を覚えるようになってしまった。

今に至るまで、男性恐怖症(男性過敏症)は解決されないままでいる。

もう一つは、性的欲求解決手段として、「寝ている相手を触る」という行為が強烈に印象付けられてしまった。

あの瞬間に印象づいたわけではなく、思い返し疑問を反芻している間に塗り重ねられるように刻まれていったのだと思う。

そして、自分性的加害へとつながってしまった。

自分はいとこのことが本当に好きだった。

それは自他ともに認めることで、それが恋愛感情であるのか、兄妹間による愛情であるのか、長女であるいとこにも、末っ子である自分にも分からなかった。

相手がどうかはわからないが、小学生くらいまでの間のことでありながらも自分には命と同じくらいに大切な存在だった。

それが一切の言い訳にならないどころか、それなのにどうしてそんなことをしてしまったのか自分でもわかっていないというのが正直なところだ。

全ては想像力の欠如であったのだと思う。

好奇心に負けてしまったというよりは、たまたまできる環境が揃ってしまったところに、されたことがある人間がいただけのことなのだと思うしかなかった。

ただ、本当に、本当に今では後悔しかない。

自らを呪い殺したい気持ちばかりが頭を支配している。

ジャニーズ報道を見るたびに、そのことが思い出されて心臓が締め付けられる思いがする。

自分への性被害がなければいとこへの性被害がなかったかどうかはわからない。

そればかりは本当にたらればで、だからそのことについて性的加害者を責めるつもりはない。

それどころか、もし自分への加害がなかったらという思いが持ち上がろうとすると同時に、そんなもの相手への加害の言い訳になるわけがないという鉄槌が下るのだ。

加害者なのだから苦しんで当然という言葉が、いつでも自分を苦しませてくる。

それを当然のことと受け入れなくてはならない苦しみから逃げることはできない。

自分はこのことが原因で男性恐怖症になった。

学生時代同級生との関係をうまく築くことができずに孤立してしまったし、未だにゲイホモセクシャルに対する直感的な嫌悪感払拭できないままでいる。

思春期を迎えて、されたことに対する意味理解できるようになればなるほどその考えは強くなった。

そんなことさえ、いとこのことを男性恐怖症に陥らせておいて言えることではない。

わたし被害は、自らの加害によって全てが甘じて受け入れざるを得ないものへと変わってしまった。

断じていうが、それ以降自らが痴漢行為に手を染めるようなことはない。

される側の辛さを知っているつもりだし、それによって人生がどのように狂ってしまうのかも知っているつもりだ。

そんなことを考えているときでさえ、狂わせた側としての責任という鉄槌が脳天に振り下ろされ続けている。

ジャニーズ報道を目にする度に、自らの責任によって脳天への鉄槌が繰り返され続けている。

報道を止めてほしいわけではない。

ただ、被害者数百人という数字を巨悪を叩くだけのエンタメで消費しないでほしい。

繰り返すが、自分の加害を擁護するつもりは一切ない。

その上で理解してほしいことは、ジャニーズの最も醜悪な点として被害者を共犯関係にさせている点にある。

ただ単純に、一人の大人から数百人の児童被害を受けていたと言うだけの話ではないのだ。

彼らは「アイドルとして成功したい」という正義のもとに、黙認や通過儀礼という解釈による加害の助長を担わされていた。

それが分別のつかない年端も行かぬ年齢の頃から組み込まれるように作られていたと考えれば、その仕組みのあり方がどれほどおぞましいものかわかってくると思う。

大人であれば立ち止まれものであり、大人になれば後悔するようなことを、信じてる大人にやらされていたのだ。

彼らは被害であると同時に加害者である

そのことが今まで被害を表沙汰にしなかったし、ジャニー喜多川氏はそれを理解した上で、分別のつかない年齢の子供だけを集め続けてきたのだろう。

金に目がくらんだ親さえも巻き込んで。

それはもう端的に言って地獄だ。

どれだけ表向きに眩しいエンターテイメントを演じていても、その土台に埋もれているもの地獄すぎる。

今回の一件が巨悪を叩くエンタメで終わってしまえば、さらなる地獄が地層として積み重なるだけになってしまう。

そんな地獄地獄を生む呪い連鎖を断ち切るためには、一つ一つのケースと向かい合い、絡まりあった被害と加害を解いていく必要がある。

少なくとも、今のままただ単に巨悪を叩けば叩くほど、少しでも加害に手を貸してしまった被害者の心の傷さえもえぐっていくことを理解してほしい。

もちろんそれがあなたにとっての正義だというならば好きにすればいい。

自分天国に昇っていく家族を、一人地獄から見送る覚悟ができている。

そんな辛い覚悟を、ただただアイドルを目指したかっただけの少年たちに背負わせていいとは到底思えないのだ。

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