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2014-03-11

震災三年後の再評価

http://anond.hatelabo.jp/20110602193012

もう書くことは今後のエネルギー制作に関してくらいしかなくなったか。(被災地治安デマについても杞憂だったし)

三年たったけど、一年後の再評価の時から状況は何一つ変わってないね

再生可能エネルギーの利用は進まず、火力一本で頑張ってるから貿易赤字のまま。

もう少し火力施設老朽化したとか技術的に追い詰められれば再生可能エネルギーも促進されるかな。

2014-03-01

http://anond.hatelabo.jp/20140301033431

無知すぎる

円安になっても貿易赤字は拡大している。

輸入品価格が上がりむしろ国の富は確実に減っている。

通貨価値国家価値に等しく、

それを毀損して得をするのはほんの一部の企業だけというのが明らかになっただけではないか。

円安にならなければ貿易赤字もっと拡大していただけだし

通貨価値は「紙幣という永久国債による借金」の価値を表すだけで国家価値なんて表さないし

円高時代に減り続けた国富統計は昨年増えた

http://anond.hatelabo.jp/20140228194017

共産党の主張の整合性については知らないけれども

円安になっても貿易赤字は拡大している。

輸入品価格が上がりむしろ国の富は確実に減っている。

通貨価値国家価値に等しく、

それを毀損して得をするのはほんの一部の企業だけというのが明らかになっただけではないか。

2014-02-19

アベノミクスの結果まとめがひどすぎて 安倍日本経済をメチャメチャにしたと話題に

アベノミクスまとめ】

実質賃金低下

給与総額過去最低

・経常黒字過去最小

貿易赤字過去最大

企業倒産件数増加

鉱工業生産マイナス

機械受注マイナス

住宅着工件数減少

生活保護過去最多

完全失業率増加

・非正規の割合過去最大

・国富600兆円消失

・国の借金過去最大

・円安で物価高騰

増税ラッシュ

公共料金値上げ

2014-01-31

例えば 原発の是非 を語るとき

 

1  当時は オイルショックの後だったという社会的情勢

2  現状 原発は0稼働かも知れないが 燃料代かかりすぎて 貿易赤字

3  電気代は製造業の製造コストに跳ね返るから 2重に 貿易収支に影響

4  貿易収支の影響は為替に影響してくるから 3重に 燃料費に跳ね返る

5  当時は、冷戦であり 核兵器開発の問題がある

6  軍需は0にはできない

7  原発事故地震で起きたものではなく、津波の影響

8  原発事故津波の影響だけではなく、人災の影響

9  人災の影響が起きたのは、派閥政治などによる、東電の内部の問題 と 政治的問題

10 派閥政治は 田中角栄以後の問題や 偏差値教育と塾による暗記の学問であり、応用力を育ててこなかったことにも起因する

11 経済グローバル化により、優秀な人材のヘッドハントなどが国際的に起きていた

12 その他 同時期に起きた さまざまな 建築の問題

 

などの 少なく見ても このぐらいのことは 前提として あったうえでの原発の議論だからなぁ。 放射能問題以外にも 考慮すべき事項は多い。

つの要因だけが 原発の問題を左右できるわけじゃないんだよね。

でも 日本だと どれか1個だけの議論になりがちだろ。

 

放射能未来に影響する 故にやめよう のみ みたいな。

そんな社会じゃ、まともな経済は発展しない。

 

※雑に書いてごめんね。適当だけど 要素が多いというとこをろ 感じて欲しいだけ

2014-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20140127120325


それ人である必要がなくなるじゃん。

法人格出馬できてもよくなるじゃん。

なんで人間仕事って結局人間がしてるのかって、なんかあったとき指さして「おまえのせいだろ」って言うためにあるんだよ。

自動ブレーキアシストとか、自動運転とか、電車の運転手とか、自動化できるのになんで人間操作してるのかって

「おまえのせいだろ」といわれるためだけだよ。

もし、電車脱線事故で何百人と死傷者がでたときすみません機械故障で」で終わるのかって話で。

責任とって刑務所に入るってことにならないと、責任って存在を確認することができないわけで。

明日から消費税が20%になって貿易赤字が何百兆円となったとき「さもありなん」と言える根性があったらいいだろうけど

結局は、人間が非難されないために世間におののきながら慎重にお給料を貰える決断をするって椅子に座らせるって動作が必要なんだよ。

機械みたいな人間がそれを実行することも、人間みたいな機械がいまの政治をするのも、ちゃんとしているときはどっちでもいいけど

その価値を示せとなったとき人間同士だもんね」という説得力以外に世の中、最低限削れない価値がでるものってないんだよ。

2014-01-21

20年後、日本国内米不足に陥る

100万円賭けてもいい。

10~20年後には、日本は必ずコメ不足に陥る。

今の高齢零細コメ農家引退ないし死亡し、その子供の多くは非農家で跡を継がない。

農地秋田にあって、相続人たる子供東京」とかだと、子供兼業できないから、そのまま耕作放棄へ。

政府は「大規模農家不在地主農地を集約する」と絵空事を言ってるが、

散在している零細農地が複数になったところで効率は上がらない。

農地がまとまっていたら(散在してなければ)多少はスケールメリットが出るが、

「300m離れて零細農地、また700m離れて零細農地」とモザイク状に飛び飛びだと、非効率ママ

引退農地相続農地は、政府の都合のいいように「連続して出現」してくれない。

実際には

「2014年には1200m離れた農地引退で空き、2016年には700m離れた農地相続で空く」

という具合に、ランダムに不規則に出現する。

自分の隣の農地に空きが出た」のなら、意欲ある農家はその農地も取り込んで規模拡大&効率化するかも知れない。

だが「自分の隣の隣の隣の隣の農地」なんかだと、大して効率上がらないから積極的に拡大に走らない

逆に言えば、引退相続農地の「お隣さん」が、若くて積極的農家だったら借り受けてくれる可能性あるが、

「お隣さんも数年後にリタイア予定」とかだったり「お隣さんも兼業農家で、拡大意思なし」だったら、まず借り受けてくれない

そもそも、相続に発展してしまった場合相続手続が完了しないと農地貸し出しが出来ない。

相続手続きや登記手続きは義務じゃないから二束三文農地相続手続は放っておく遺族も多い。

農地経済価値より、相続手続費用の方が高額と言うバカバカしいケースだと、まず放置される

(遺族の中に認知症患者がいて、相続手続きが一向に進まない、というケースも多い)

ということで、相続に至った場合

「ちゃんと遺産分割協議して、相続手続を終えて、更に農地貸し出しに至るケース」の方が少なくなってしまう。

農水省はちゃんと、

零細コメ農家の年齢構成、平均余命相続手続率などに基づいて、

「2020年/2030年の営農農家数」「2020年/2030年の予測コメ生産高」をシミュレーションしてるのか?

甚だ疑問である

日本半導体王国・電機王国で、アメリカ相手に貿易黒字を積み上げていた時代に、

日本半導体・電機が衰退し、日本貿易赤字に転落する」と予言したら笑われていただろう。

だが実際はその通りになった。

コメ余りの今、「将来コメが不足する」と予言したら笑われる。

だが確実に足らなくなる。

20●●年、コメが足らなくなった時点で、農水省はどう対策するのか?

泥縄農業参入を促進しようとしても、「翌年からコメが取れる」と言う訳には行かない。

工業サービス業なら、訓練研修時間は短いから、急遽対策できなくもないが、

農業場合「年に1回しか収穫できない」と言う農業特性上、急遽対策しても

対策が奏功するのに数年掛かる。

2013-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20130115114117

別に貿易赤字国が通貨安を望むのはアメリカだけじゃないんだが・・・一例として出しただけで。

http://anond.hatelabo.jp/20130115112022

貿易収支が赤字→円高が有利

貿易収支が黒字→円安が有利

だったら、元々が貿易黒字であっても大幅に円高にすれば赤字化するので結局は円高が有利になる。

だったら自国通貨高を嫌う国はなくなるんじゃね?

おまけに、貿易赤字国は通貨高を望み、貿易黒字国は通貨安を望むなら、

お互いの利益は一致するので一方向に為替を動かせばお互い満足だよね?

通貨競争なんて起こらないでしょ。

http://anond.hatelabo.jp/20130115112022

貿易収支が赤字化した場合、円安のほうが不利だろ。

これ、典型的な間違い。通貨安のメリットデメリットの捉え方が間違っていると、この間違いをよく犯す。

貿易収支が黒字でも赤字でも通貨安の方が基本的に有利。不利になるのは完全雇用に既に近く、インフレが高い時くらい。

貿易赤字国のアメリカがいま通貨安を目指している(少なくとも大幅なドル安をスルーしてる)こととか、プラザ合意を求めたこととか考えれば気付きそうなものだけど。

2012-08-27

尖閣に関するイギリスメディアの無理解

以下の翻訳記事に対する所感

日中関係:不毛の島、不毛なナショナリズム

[FT]日中の領土問題は先送りを(社説)  :日本経済新聞

両誌ともに無価値無人島無意味な対立、との論旨。

これらの筆者は、原発事故がもたらした日本人エネルギー資源への渇望を完全に見落としている。

尖閣不毛土地ではない。

周知の通り、莫大な石油資源が埋蔵されている(と予想されている)。

脱原発へのうねりが広がり、

発電用のエネルギー(主に天然ガス)の輸入超過が続き、

貿易赤字が恒常化しようとしている日本にとって、

尖閣地下資源希望なのだ

原発事故前なら、事なかれ的に先送りもできただろうが、

残念ながら、今の日本にその余裕はない。

政府尖閣諸島所有権鉱業権を買い取って、

日本米国台湾の三カ国で共同試掘できるように調整すべきだ。

ステークスホルダーが増えれば中国は手を出せない。

反日国ではなく親日国に最大限の便益を与える経済政策をお願いしたい。

もう遅いけど。

2012-08-16

日韓通貨スワップ協定を破棄すべき理由

隣国を支援する国はいずれ滅びる - マキアヴェッリ


日韓通貨スワップ協定を維持すべきか破棄すべきか、議論がありますが、私は破棄はともかく更新延長はしない方がいいと思います日韓通貨スワップ協定日本のためでもあるよという意見もあるのですが、

http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20111023/1319390638

それらを踏まえても、全体の利益から言えば韓国を支援する理由は少ないと思います。今、私は韓国を支援すると言いましたが、日韓通貨スワップ協定が、形の上では互恵的であっても、事実上、片務的であるのは事実です。これが互恵的というのは詭弁しかなく、日本側にとって益があるとすれば、韓国崩壊が避けられるという安全保障上の理由でしかありません。もちろんそれも重要利益なのですが、要は韓国崩壊するのとしないのとどちらが日本利益になるのかと言う話です。従軍慰安婦の問題にせよ、竹島の問題にせよ、崩壊していない時点でこれだけ韓国が「日本を貶める方針」を外交政策として維持しているのですから崩壊して貰った方が救済策等々で日本側が使えるカードが増える、という認識です。

韓国のいわゆるIMF敗戦の時が実は日韓の摩擦が一番少なかった時なのですから日韓友好を言うのであればこの策が最も友好を実現し得る策でもあります

そもそも通貨スワップ協定とは何かという点から話してみたいと思います


韓国外資依存度が高く、加工貿易立国ですが、外貨を積み上げると言うことが出来ていません。借金操業と言われるゆえんですが、返済できている限り、大きな問題ではありません。ただ、この構造を狙われやす立場ではあります貿易立国であるため、ウォン安が望ましい国ですが、稼いだ金をドルで返済しなければならないため、ウォンが安すぎても運営できない国です。通貨水準が非常に狭いゾーンで安定していなければならず、そのため韓国は、先進国では本来禁止されている通貨当局による為替介入を頻繁に行っています

高くてもダメ、安くてもダメなのですから、どちらにぶれたとしても必ず為替介入があり、国際投機から見て韓国の行動は非常に予測やすい、言わば定期的にカモにされる状態です。韓国一般国民生活水準が一向に向上しない根本的な理由でもあります

日韓通貨スワップ協定は言ってみれば韓国為替介入をする時に、使えるドルを融通すると言うことです。あげるわけではありません。これはインターバンク市場に似ていて、緊急的に必要になった場合、貸してあげるということです。ただし貸してあげるだけでも利益供与であるのは間違いなく、これが韓国利益ではないというのは間違いです。IMF危機以後でも約2年ごとに韓国為替危機を繰り返していて、特に直近の危機では日本の支援が無ければ乗り切れなかったことは明白です。

一方で、日本側に実際には「韓国崩壊を防ぐ」という以上のメリットがないというのも事実です。日本には膨大な外貨準備金があり、塩漬けにしているドル資産もありますから日本ドル資産が枯渇すると言うことはありません。韓国債務国であり、日本世界最大の債権国です。年収200万の人と年収1億の人が「家計が危ない時にお金を融通しあいましょう」と協定を結んで、年収1億の人にメリットがある、ということは基本的にはありません。

韓国日本から部品などの中間財を輸入しており、多額の対日貿易赤字を毎年計上しています韓国が組立経済鵜飼経済揶揄されるゆえんですが、いわば韓国貿易上の顧客であって、その崩壊を防ぐのは日本経済にとっても意味があるのは確かですが、韓国加工貿易国として日韓以外の市場で、日本製品市場を奪っているという側面もあります貿易から日韓通貨スワップ協定を擁護する面々がこの点をまったく無視しているのは理解しがたいことです。

第三国市場から得る利益-(韓国が得る利益-日本企業韓国から得る利益)=韓国実質的に得る利益

となっていますが、「韓国実質的に得る利益」は借金返済のためかなりが蒸発するとは言え、一応はプラスではあるわけです。韓国貿易立国として崩壊すれば、その利益のかなりを日本企業が吸収することも考えられますので、完成品市場においてすでに日本企業ライバルとなっている韓国とその製品日本が支援する理由はありません。

ライバルはむしろ徹底的に叩き潰すのが長期的な利益を確保する上では常套です。自転車操業とは言え、自転車が稼働する工程の中では、雇用が創出されているわけです。その雇用によって、韓国資産の蓄積がなくとも生き延びているわけですが、これを日本が奪うことも可能なわけです。

全体の利益から言えば、韓国崩壊するのが日本経済のためにはむしろ望ましい。あと問題になるのは純軍事的な安産保障問題のみです。

これは「崩壊していない韓国反日外交を繰り返している」という点から、危機と平常時との距離が結果的に近くなっているという側面があります難民が発生する可能性もありますが、それらは経済難民なので国際的にも受け入れる国はありません。基本的には入獄審査を厳しくし国内の不法入獄者取締を強化すればいいだけの話です。

従来の融和路線は、李大統領の言動によって完全に破綻しました。韓国崩壊に向けて、日本政府は積極的にかじをとるべき時期に来ています

2012-03-11

地球で年間2人ほど出産制限を許可にしましょうか

1995年阪神大震災児童手当5000円死者約6000人、2011年東日本大震災子供手当13000円死者約20000人。

夢が連日毎日長年あっても出産禁止。

這い這いの練習などの夢を昔の人は出産の年を決める祝福なのか、賭けになったらしいですが。

夢ある夫婦国民全員で交代で年間数日間の農業

今、妊娠中の人は無理でも。

マグマ溶岩の膨張の熱の地球温暖化

地球温暖化は雨と雪の繰り返し。

マグマが冷えたら地球は寒冷化。

宇宙水素エンジン

人口増加停止で全世界金融機関廃止。

現在日本食料自給率40%、31年ぶり貿易赤字

日本地球温暖化を早めようとガソリンを使う自動車大量生産で輸出した1980年から貿易黒字2008年の冬の雨で日本自動車は売れなくなりました。どの国でも電気自動車は作れるから日本外国から食糧を貰うしかありません。

信じて下さい。未知の飛行物体、未知の宇宙人間、未知の宇宙空間

聖書キリストの復活を信じても十字軍仏教の来世を信じても戦没者を祀った靖国神社、という事だったですから

http://anond.hatelabo.jp/20120311113310

すごいお花畑だな。お前はこの一年何を見てきたんだ。

いろいろ突っ込み所があるが、結局この一点の認識に尽きる。

で、原発停止の影響だけど、原油輸入の影響で貿易赤字国になったくらい。今のところ赤字だけでは日本経済に大した影響はないっぽい。

そういう論法が通用するなら、原発事故の影響だって放射性物質が飛散して、ちょっと立ち入り禁止区域ができたぐらい。今のところ日本社会に大した影響はないっぽい、と言ってもいいことになる。原発再稼動しても別に問題なくね?

ちがうだろ。「今のところ」ってあまりにも今しか見てなくねえか。

原油輸入の影響で貿易赤字になった。これ、原発再稼動しない限り永遠に赤字だってこと。海外資産搾取され続ける。

「どうなるかと思ったけどなんとかなってよかったねー」みたいな状況じゃないんだ。これからどんどん厳しくなるんだぞ。

震災一年後の再評価

http://anond.hatelabo.jp/20110602193012

もう一回この記事を引っ張り出して、現状を見なおしてみようかな・・・

 

原発の状況

 これについては各論が出ることはもうなくなったからいいか

 原発チェルノブイリ匹敵する事故を起こし、各地に放射性物質を撒き散らしました。

 おわり。

被災地の状況

 原発に隠されて、この情報が本当に出なくなってしまったのが残念だ。

 治安の悪化はもうなくなっていて、日常と同じくらいの犯罪率になったんだろうから

 あとは経済的なケアだけかな

 阪神大震災みたいに、不当なデマが出ないことを祈る

今後のエネルギー政策に関して

 結局計画停電は起こらなかった。

 原発は今後は東電管内以外でも稼働しないでしょう。

 スリマイル以上の事故を起こしたんだから住民感情スリマイル以上に悪化するのは当然だよな

 で、原発停止の影響だけど、原油輸入の影響で貿易赤字国になったくらい。今のところ赤字だけでは日本経済に大した影響はないっぽい。

 

 当てが外れたのは、再生エネルギー利用が思ったより進んでないこと。

 火力で予想以上に頑張ってるからかもしれない。原油高で火力の経済メリットが消えたら、芽が出てくるかな

 あと、原発の輸出がそんなに減ってないこと。

 発展途上国、なんで懲りないんだ・・・

 

2010-10-25

経常収支の赤字・黒字幅を各国が対国内総生産(GDP)比で4%以内にする?

貿易だけが為替を決定するのであれば、正しい。しかし、実際の貿易は、各国の関税・税制や規制特許損害賠償請求制度等によって歪められている。自由貿易の基本原則である市場原理は、これらのゆがみをも鏡のように映している。

たとえば、最近目に余る中国人民元安であるが、これは、中国国内で発生した利益国外に持ち出す事を禁止する資本規制と、海外との取り引きができるのは国営企業だけとするという二重の規制によって、人民元の値上がりを抑止して相対的な通貨安状態を維持しているのである。

これを貿易の問題として捉えるのは、表面だけしか見ていない。

その根本的原因は、民主党クリントン政権が行ったグローバリゼーションであり、中国内部の制度にある。

基軸通貨覇権争いにおいて、ドルポンプとしての日本アメリカ二人三脚を続けるという温和的対策を拒絶し、アメリカ貿易赤字の元凶であるとして日本ドルポンプ役から解任してまで、米ドル経済圏を広げようという過激な解決方法へと進んだ。

産油国や中進国・後進国が、自国の通貨フロートさせていれば、外為市場において通貨価値補正されて、輸出力の保有も一時的なものになるという善意溢れる思い込みは、中国のような為替操作国の存在によって裏目にでたのである。

過剰発行状態になった米ドルは、不動産バブルによる腐敗証券ビジネスに吸収させるしかないとなり、それを売りつける先が、グローバリゼーションによって豊かになった後進国・中進国の外貨の分散保有先であるユーロであり、欧州金融機関が抱え込んだ腐敗債権は、投資元本も利払いも消滅しているのだから、正当な評価では大損になってしまう為に、会計ルールを捻じ曲げて、黒字にしている状態にある。

それぞれの企業努力国内制度グローバリゼーションのような外交政策によって変動が発生し、貿易収支は、その結果でしかない。結果を規制しても、原因を放置するのでは、無意味である。

尖閣諸島東シナ海地下資源といった権益を守るのは日本自身の責務であり、国交断絶もやむなしとして、中国に対して強い姿勢を続け、国際会議から排除して孤立させるべき状態にあるが、そういったトラブルの原因である中国の増長を作り出したのは、アメリカ民主党政権である。

中間選挙に向けて、中国対策がかなり煮詰まってきているが、為替のフロート資本規制の廃止、知的財産権の厳守や山塞品、表示と違う内容の不良品への取り締まり強化だけでは、自国への投資打ち切り中国投資してきた多国籍企業が喜ぶだけで、自国の雇用問題や貿易収支問題は解決しない。

2010-07-24

http://anond.hatelabo.jp/20100724112930

オレも理解していない。

確かに「真の価値」(?)と貿易赤字は直接的には関係ないだろうが、

累積的に赤字が嵩むことによる弊害は当然発生するのでは?

2010-06-29

書評 A・Gフランク 「リオリエント」(藤原書店

著者はドイツアメリカ人原著の刊行は1998年で、世界中専門家の間に論争を巻き起こした。

本書におけるメッセージは、冒頭書き出しの1文に凝縮されている。

本書において私は、既存のヨーロッパ中心的な歴史叙述および社会理論グローバル学的パースペクティブを用いて転覆しようと思う

西欧先進国アジア発展途上国」という、我々が慣れ親しんだ世界の図式は、たかだかここ200年程度のことに過ぎない。西欧諸国はむしろほとんどの期間を通じて世界の傍流にあった。本書において、著者はこのことを繰り返し強調する。

 フランクは、まず1400~1800年の交易データを検討し、次のようなことをインプリケーションとして述べている(2章)。

 最大の経済大国中国だった。中国は絹織物、陶磁器水銀、茶の生産などで圧倒的な輸出競争力を誇っていた(全地域に対して貿易黒字)。インドも負けてはおらず、綿織物という輸出産業があった。東南アジアも同様、香料や胡椒があった。一方で、ヨーロッパアジアに対してほとんど何一つ輸出競争力を誇る製品をもち得なかった状態で、一貫して貿易赤字を計上していた。その結果、欧州から中国などアジア諸国への銀(貨幣)の流出が常態化していた。しかもこの銀も、もともとはアメリカ産のものを奴隷貿易でぶんどってきた物だから(当時、銀の主要産地といえばアメリカ大陸日本ぐらいしかない)、ヨーロッパ自体は、実は世界交易について何ら価値創出に寄与しなかったともいえる。

 また、大航海時代以降、海上ルートユーラシア大陸の隊商交易にすぐさまとってかわられたという主張も、誤りとして退けられる。アフリカ周航のルートは陸上輸送とくらべて決してコストが安かったわけではなく、ポルトガル喜望峰周りの交易も短期間しか続かなかった。(223p)

 定量的には複数の歴史家の推計を引き合いに、アジア諸国の生産性の高さにも言及する。曰く「アジアは1750年において、依然として世界人口の66%未満であったが、世界生産の80%を生産していた。つまりアジア欧州アフリカアメリカよりも生産性が高かったことが示唆される」(p305)

 科学技術についても、近世以降は西欧アジアを優越していたという”常識”を西欧中心主義の誤謬だと批判する。例えば、当時の「ハイテク産業」でもあった造船業中国の船は、ヨーロッパよりずっと数が多く、かつ大規模で、長期り輸送が可能な代物だった(342p)。印刷業も、中国世界のどこよりも早く木版印刷を開始し、1500年代の早くには5色刷りの技術存在し、日本朝鮮技術を輸出していた。

 そうにもかかわらず、「世界経済の中心国が16世紀はポルトガルで17世紀にオランダに移り18世紀にイギリスに映った」などという、まるでヨーロッパ人によって一貫して支配されていたかのような馬鹿な議論(ウォーラーステインの「近代世界システム論」])がまかり通っている。しかし「1688年に、アジア間の交易ボリュームは、いつかのインドの港からだけでも、すべてのヨーロッパ交易を合算した交易よりも10倍も大きかったのである」(p320)

 であるならば、なぜ近代以降の世界経済をの主役はアジアではなくヨーロッパだったのか。この点についてフランクは6章で100ページにわたる議論を展開しているが、正直ピンとこなかった。その骨子は「アジア景気循環的な衰退期がたまたま西欧の勃興期と重なった」というもの。まさかここで「コンドラチェフの波」を引き合いに出すとは思わなかった。これはひどい

その他、素人目に見て反射的に気になったのは4つ。

1.「一人当たり生産性近代までアジア西欧だった」という記述について。これの反証となるようなデータは俺でもすぐ見つかる(例えばアンガス・マディソンの推計「The World Economy」)。むしろ地域間の一人当たり生産性は、まだ優劣に決着がついていないとするのがおそらく妥当なところではないか。

2.貿易収支の考察について。1400~1800年までの2章の部分、「中国はどの国に対しても貿易黒字だった。その背景には圧倒的な輸出競争力があった」と著者は言い切っているが、ここもまた留保が必要だろう。中国貿易保護策の影響はどうだったのか。そもそも、中国がそれだけ例外的な貿易黒字を確保していたのならば、中国マクロ的な貯蓄率はかなり高かったといえるだろうが、その辺は、当時の中国史の中で言及はされているのだろうか。

3.フランクはまた「アメリカ豊富な銀資源搾取してアジア世界交易に割り込んだだけ。ヨーロッパ人自体に富の増大をもたらすようなものは何もなかった」と強調する。これも逆差別の感がある。資源や強力な輸出産業はなくてもヨーロッパ人は知恵を絞って自分のところに富を惹き寄せた、という解釈もできる。「ビジネスの仕組み」を考案した彼らの力については、それ自体十分競争優位になっている気がするがどうだろうか。

4・「オリエント地域にあるヨーロッパの支配地域インドにあるイギリスの所領など)を考慮にいれても2章の結果はロバストか。

5. では、近代以前のヨーロッパにおいて、オリエントに(経済力軍事力、知識等で)負けているという認識はどれほどあったのか。NOならばそれはなぜ?YESならば、彼らはその状況をどういった風に克服しようとしたのだろうか。


http://twitter.com/zaway/status/17259932271

2010-03-07

トヨタ米国で集団リンチされている件でふと思い出した

どこかのライター土下座要求した映画評論家町山智浩氏。

あなたも土下座するのかなあ?

都合の悪いことには口をつぐむよね、当然。

それが大人の処世術だ。

d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20081103

クリントン政権が対日貿易赤字是正のための圧力をかけたことが未だにトラウマになって、

民主党政権を取ったら日本にまた圧力をかけるぞ」と言い続けている連中がいるけど、いったい何のために?

クリントン政権日本に圧力をかけたのは、米国内の生産業(特に自動車)を保護するためだった。

当時、日本アメリカにとって最大の貿易赤字相手国だったからだ。

ところが現在アメリカ貿易赤字相手国の第一位はダントツ中国なのだ。その額は2位以下とはケタ違いに大きい。

その次はカナダメキシコが続く。

日本は第4位である。すでに大きな脅威じゃない。

まず、圧力をかけるべきは中国なのだ。

ブッシュ政権日本に圧力をかけなかったのは親日だからじゃない。

貿易赤字に関してブッシュ年金問題などと同様にほったらかしていただけだ。

ブッシュ中国に対して何もしなかった。

有害物質中国製品から発見されても、何もしなかった。

規制しろと騒いだのは民主党だった。

そしてオバマは対中貿易赤字を是正すると公約している。

その時、日本も標的になるだろうか?

日本は、アメリカ国債世界一沢山買ってあげてるうえに、

アメリカ国内に自動車工場を持ち、アメリカ人を雇ってアメリカに貢献している。

なにしろ、アメリカでいちばん沢山売れている車はトヨタカムリだけど、アメリカで作ってるんだよ!いっぽうGMフォードクライスラー工場人件費が安いメキシコや健保を国が負担してくれるカナダに移している。

だからトヨタカムリは本当はアメ車で、フォードGMクライスラーの車は今やアメ車ではなくなってきている。

民主党保護主義を取るのは、工場などで働く労働者支持基盤としているから、彼らを守るためだ。だったら守るべきはGMよりもカムリ工場ということになる。

かつてはアメリカ人の6人に一人は自動車産業に従事していると言われたが、今はフォードGMクライスラーも三社ともすぐにでも潰れそうだ。

もう今さら日本に圧力かけても遅すぎる。

からむし日本には、今の調子でアメリカを支え続けて欲しいわけだ。いや、アメリカ自動車産業を救ってくれと頼んでくるだろう。

ブッシュ親日」とか言ってた連中は、ブッシュ北朝鮮による拉致問題に結局何もしないまま、北朝鮮テロ国家指定から外したことをどう思ってるのかな?

2010-01-24

Re: 植民地主義者の欲望

http://d.hatena.ne.jp/usoki/20100122/1264167020

元増田です。原論文に当たる労を取ってくださったことに感謝します。

そもそも「有益」か否かで論を立てるのであれば、それが誰にとっての利益であるかをはっきりさせないといけないはずだ。そうではなく、単に統計数字を見ただけで言っているのであれば、何の疑いもなく「資本主義=good」「近代=good」と思い込んでいるだけである*1。また、その問いがなければ「善政かどうかはともかく」と言いながら、結局は植民地支配肯定論となってしまうだろう。

なんだか1段落でいくつもロジックが飛んでいて文意が取れません。まず、なぜ有益か否かを立論するに当たって受益者を特定する必要があるのかが分かりません(国レベルでの特定が必要であることは自明ですが、そういう話をしているわけではないでしょう。もしかして、就学率上昇の受益者は朝鮮人子供日本政府、とか全て特定しろということですか?)。「はず」で済まさずにその理由を説明してください。

さらに、受益者を特定しなければ『何の疑いもなく「資本主義=good」「近代=good」と思い込んでいるだけである』という文章も論理が飛躍しています。付け加えれば、私はGood/Badを議論しているわけではありません。有益であるかどうかとGoodかどうか(または、善であるか悪であるか)は別の問題です。だからこそ「善政かどうかはともかく」という但し書きを入れています。そもそも、「日本植民地政策は正しかった、善政だったというコンセンサスがある」と主張するなら、私がCumingsの『日本人には、信じるに足る「自らを正当化する神話」は存在しない。』という言葉引用した段階で、その主張は破綻してしまいます。

更に加えて、受益者が誰であるかという問いがなければ植民地支配肯定論となる、という文章も論理が飛んでいて意味が分かりません。それから植民地支配肯定論というのは「植民地支配には肯定的な側面が存在した」という議論であると定義してよいのでしょうか。

それにしても、増田はKohliのOn the state and lower classesのパラグラフを紹介しながら、「日本植民地は有益なものだった(というコンセンサス英語圏の学界にはある)」という増田の理解が揺らぐことはなかったのだろうか。

国家権力を後ろ盾とした労使関係の(強制的な)改善とその経験は、戦後韓国経済の離陸に当たって有益なものであったと思います(もちろん、日本政府意図していたのは、日本統治下での朝鮮生産性を向上させて日本利益資することであって、戦後韓国の成長など考えてもいなかったことは当然です)。経済発展の初期段階で賃金が上がりすぎれば、適切な資本形成が妨げられるだけでなく、インフレと(unsustainableな)貿易赤字を招来して最終的には国民生活水準に甚大な被害をもたらしますから。

ちなみに増田が省略してる結論部では「日本朝鮮植民地支配は無慈悲で屈辱的なものであったが、それと同時に後に韓国の高度成長へと進化することになる政治経済を形成するためには決定的な影響を持った」「植民地時代からの(経済発展の)連続性を強調することによって、日本国益のための残虐な植民地支配を免責することはできない」って書いてあるぞ(強調は引用者)。

そんなことは、私のCumingsからの引用に同じことが書いてあります。『日本人には、信じるに足る「自らを正当化する神話」は存在しない。』私がエントリーの中で一度でも日本植民地支配が慈悲深く思いやり溢れたものだと書きましたか?植民地支配の残虐性はその有益性を持って免責されると書きましたか?そんなことを思っているならCumingsもKohliも引用しません。この段落は私のエントリーのどこに対する反論として書かれたものなのでしょうか。

ところで、私のエントリーは「有益性についてのコンセンサス」を書いたものであり、冒頭で『・・・ことについては、学者の間である程度のコンセンサスがある”という考えにはとても同意できないな、と思った。』と書かれていますが、コンセンサスの存在に対する不同意の理由がどこにも見当たりません。この点についても説明を加えていただけますか。

2009-10-12

輸出という商売。

情報物質とでは、物質の方が先に着くというのが、物質媒体時代の常識であった。インターネット以後は、情報が先に着いて、後から物質が届くというのが、常識となりつつある。ロングテールという言葉が使われるようになったが、それは、情報が先に広まってから、在庫が動き出すという意味であった。

もちろん、インターネットがそこに存在するという意味では、物質が先であるという前提は崩れていないのだが、物質媒体情報との不可分性は消滅しており、情報の不足している地域に商品を売り込む為に、サンプルを抱えた商社マンを送り込み、地域商人政治家を抱きこんでビジネスループを組み上げ、地域経済成長の割り前を取るというビジネスモデルは(cf.[2007.12.16])、既に否定されてしまっている。後進国・中進国を発展させて、その成長の利益の分け前を受け取るというビジネスモデルは、米ドル基軸通貨からの転落によって、否定されているのである。

世界中インターネットが張り巡らされているわけではないし、インターネットを実現するのに必要な、安定した電源が供給されている地域は、先進国と呼ばれる地域だけであるというのが、現実である。

となれば、この現実の中で利益を上げるにはどうすれば良いのかという事を考えるしかない。

後進国・中進国において、現地の産品の商業活動を活発化させ、食料や燃料や消耗品を買う貨幣経済に取り込み、その上で、Made In Japanを買わせるというやり方がやれないのであれば、先進国市場にするしかない。しかし、企業が商品を輸出し、現地で販売するというやり方では、貿易赤字が発生するし、現地の雇用が奪われるということで、批判の対象となる。

そこで取れる手段は、輸出するのではなく、個人輸入してもらうという事になる。

現地人が日本から個人的に商品を取り寄せるのであれば、それは、貿易摩擦を発生させない。現地に存在する日本企業支店が、貿易赤字の元凶として攻撃されるのであって、それを購入した顧客は、決して批判されない。ならば、現地にサービス拠点を置かずに、商売をするしかない。現地に店舗を出して直接販売する方が、はるかに楽であるが、それがやれない以上、遠回りであっても、日本製品個人輸入するという行為を、広めていかなければならない。日本製品を買わせるには、日本語を理解させる事が必要であるし、日本の常識認識させる事が必要となる。

インターネットによって国境を越えて情報を広める事が出来る環境があるのだから、後は、人々の興味をいかにして集めるかである。日本の娯楽コンテンツは、その為の道具となりえる。ドラマ小説の中に登場した物が、実際に存在していて、お金を出せば手に入る、あるいは、日本に行けば実物に触れられるというのは、人々に行動を起こさせる動機となりえるのである。

もちろん、日本からの個人輸入が簡単に出来るように、日本国内での宅配便外国為替クレジットカードによる決済といったルールの整備も必要となる。日本国内での使用を前提とした製品を、勝手海外で使ったユーザーPL法関係の訴訟を起こすという事は考えにくいが、万が一の時でも、第一審の専属管轄裁判所日本国内の裁判所に指定しておくという手段が可能になる。また、海外で使用されていたとしても、日本法律が適用されるというように、法制度を整えておく必要があるであろう。この辺は、海外での使用に対して、事前にメーカーが知っていたかどうかというのも問題になりそうなので、小売業者を資本的にも切り離しておくという手管が必要になるかもしれない。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html [2009.10.12]

2009-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20090924134405

大手IT屋はみんなハードソフト生産拠点としては随分海外活用してるし、

ハードマーケットもそれなりに開拓してる。ただサービスソフトマーケット

としてはグローバル展開に挑戦しては失敗して…の繰り返しで、もはや懲り気味

なのは確かかも。大成功レベルTRONくらいかも。

ITサービスはなんと言ってもWinner Takes Allだから、一番じゃなきゃ駄目。

そうなると基盤となる言語障壁と文化障壁がない国内マーケットがでかい

アメリカが圧倒的に有利。サービスでは人件費が高いのも不利だし、アジア

標準化でも不利(日本AVで蓄積した技術があるからMPEG2JPEGはとかは

取ったけど)。結局、日本が成功してないんじゃなくて

アメリカ発以外のサービスが(ほとんど)成功しない」

のがITサービス、でFAじゃないかな。

それにITサービスアメリカ企業が寡占したところで、それがアメリカ経済

無茶苦茶寄与してるかというと、IT産業マーケットが如何に大きくなろうと

アメリカ貿易赤字は続いてて、超薄利多売のネットサービスなんて世界

席巻しないとおいしくないし。ITサービスマクロには日本企業あんま

経営資源を突っ込むとこじゃないよ。

後、ゲームは、ハードはともかくソフト任天堂活躍があっても15年以上

日本企業シェアが下がり傾向と言う、典型的グローバル化での負け業界

なのに、日本が頑張ってる例に「ゲーム」とか挙げちゃうのはちょっとね。

みんな出て行ってるよ?

IT屋はハードソフト生産拠点としては随分海外活用してるし、

ハードマーケットもそれなりに開拓してる。ただサービスソフト

マーケットとしてはグローバル展開に挑戦しては失敗して…の繰り返しで、

もはや懲り気味なのは確か。大成功レベルTRONMPEG2JPEGくらいかも。

ITサービスはなんと言ってもWinner Takes Allだから、一番じゃなきゃ駄目。

そうなると基盤となる言語障壁と文化障壁がない国内マーケットがでかい

アメリカが圧倒的に有利。

日本が成功してないんじゃなくて「アメリカ発以外のサービスが成功しない」

のがITサービス

それにITサービスアメリカ企業が寡占したところで、それがアメリカ経済

無茶苦茶寄与してるかというと、IT産業マーケットが如何に大きくなろうと

アメリカ貿易赤字は続いてて、薄利(ゼロ利?)多売のネットサービス

なんて世界を席巻しないとおいしくないし。日本企業としては、あんま

経営資源を突っ込むとこじゃないよ。

後、ゲームは、ソフト任天堂活躍があっても15年以上日本企業シェア

下がり傾向と言う、典型的グローバル化での負け業界なのに、日本

頑張ってる例に「ゲーム」とか挙げちゃうのはちょっとね。

2009-09-10

ネット右翼による韓国経済破綻説から約2年・・・

一時期韓国破綻説がネット上で流行った。次のような内容だ。

====韓国破綻までのタイムライン====

貿易赤字が増加する

外貨準備高が足らなくなる

ウォンを売ってドルを買う

ウォンが安くなる ← いまここ

国債の買い手がいなくなる

国債金利が高くなる

市中銀行金利があがる

企業設備投資が鈍る

給料が減る、失業率が増える

景気対策のためにさらに国債を発行する

ウォン安がさらにすすむ

\(^o^)/

==========================

http://www.nogutetu.com/2008/07/post-170.html

この韓国破綻説が広まりはじめた時期を正確に覚えていないが、『教えて!goo』の『韓国経済破綻説(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3704397.html)』の質問日時が2008年01月22日であることから、少なくとも2008年初頭にはもう流行っていたようだ。そう考えると韓国破綻説が出始めてから2年近くたっているだろう。しかし韓国経済破綻したとは聞いたことがない。しかも日本韓国GDP成長率で負けている。

日本韓国
2006年25.2
2007年2.35.1
2008年-0.72.2

日本GDP成長率は韓国に合わせて暦年ベース

確かはてなでも「こんな韓国の危機を伝えないなんて、マスコミは偏向している!」なんて息巻いていた人たちがいたはずだけど、皆さんどう考えているのだろうか?

この韓国破綻説については『教えて!goo』の『韓国経済破綻説(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3704397.html)』の質問でomeger氏が述べている通りだろう。明らかに韓国破綻説はデマに近いぐらい韓国リスクを大きく見積もった主張だろう。

また最近ではネットでは現在民主党政権日本経済破綻するという説が流行っている。内容は次のようだ。

鳩山は 高速道路無料化 を 唱えた!

財源 が足りない!

鳩山は 公立無料化 を 唱えた!

財源 が足りない!

鳩山は 子供手当て を 唱えた!

財源 が足りない!

鳩山は 国債発行30兆 を つかった!

日本政府債務が30兆円増えた!

鳩山は 米国債 を 売却!

アメリカ が こっちを睨んでいる!

超円高 の 猛反撃!

輸出産業 は 死んでしまった!

メガバンクは 死んでしまった!

外資   が 逃げ出した!

投機資金 が 逃げ出した!

工場   が 中国に逃げ出した!

中国が仲間になりたそうにこちらを見ている。

仲間に入れますか?

→ はい

  いいえ

日本は 馬車をのっとられた!!!

http://ameblo.jp/nakano-neko/entry-10336068179.html

韓国経済破綻説を信じ、その裏返しとして過去円高を礼賛し、今民主党の円高容認を批判するネット右翼経済音痴韓国経済破綻説のときのように信じたいものを信じるのではなく、きちんと自分でいろいろな情報源にあたってほしいものである。














でも民主党の一部の議員が主張する「金利正常化」なるものをしたら、明らかに不況になるけどな!

2009-05-10

クライスラーのchapter11騒ぎ。

chaputer11にしない為に作られた和解案というのが、ぼちぼちと漏れてきている。この和解案が蹴飛ばされたので、chapter11になったのであるが、漏れ出てきた内容によると、労働者債権が優遇され、部品業者や投資家債権が冷遇されていたという話である。労働者債権のうち、賃金については優先権が設定されているが、退職後の医療給付や年金給付まで労働債権に含めて優遇するという解釈が出てきたのは、初めてではないだろうか。

Big3の赤字体質は、医療給付や年金給付に原因があるのだから、ここを切り離さない限り、赤字体質は治らないというのに、それを温存する和解案では、賛成するのは労働者だけであろう。

従業員退職者への医療給付や年金給付は、企業が支配的・長期的な存在になればなるほど、事業にとっては重荷になってしまう。つまり、企業は短期間での倒産や廃業、身売りといった手段を選択する事で、この重荷を手放せてしまう。企業寿命を短くし、米国民を雇わず、雇用不安定化することが、合理的になってしまうのである。自動車と軍需関係以外の工業が壊滅したのは、この為であるし、製造業工場海外に流出し、輸入超過となる貿易赤字に、国内に産業が無い為に税収が少なくなる財政赤字が同時に発生する双子の赤字体質は、ここに原因があると言える。

国民全員を加入させる医療保険制度は、この問題を解決するのに必要とされる手段の内の一つであるのだが、医師免許認定権が州政府にあり、標準的な医療とその報酬を規定するという、医療保険制度根本がやれない状況にある。

州ごとの免許制度は、それぞれの州が必要としている医者の数を確保できるというメリットがある。全国共通にしてしまったら、金持ちがたくさん居る地域医者が集中して、収拾が付かなくなるという予測は、確度が高い。しかし、その反面、医者が足りない州では認定基準が甘くなり、藪医者だらけなので、まともな医者を求めて飛行機自動車で移動したり、自己判断で薬を買い、服用するようになってしまっている。

国民全員を加入させる医療保険制度は、その制度に従って診療行為を行う医師の側にも、メリットが無ければならない。たとえば、保険適用になっている事が藪医者ではない証明になるとか、基準に従って行った診療行為で問題が発生した場合には、刑事裁判には問われるが、民事賠償の責任は負わないといった免罪符が無ければ、喜んで加入するという状況にはならない。

現状では、医者は、高額化した賠償裁判に耐えられるようにする為の保険(Medical Malpractice Insurance)に加入する為に、診療費を上乗せしなければならない。賠償金額が高額になればなるほど、受任した弁護士報酬が高くなるから、保険会社被害者側の弁護士と共謀して、可能な限り高額の訴訟でっち上げることにインセンティブが発生してしまう。こういった状態では、医師仕事は、病気治療するよりも、高額の請求書をでっち上げて集金し、保険会社弁護士の為に医師賠償責任保険保険料を納付する事になってしまうのである。

AIGのような保険会社にとって、医療行為の民事賠償責任が免責されてしまうと医師賠償責任保険が売れなくなり、重要収入源の喪失に繋がるので、反対の大きな声と献金を通じた圧力がかかるであろう。万が一病気が治らなかった時に懲罰的賠償金が取れるのは患者の権利であり、医師治療の為の努力を強いる手段となっていると主張するかもしれないが、莫大な懲罰的賠償金を取るには腕の良い弁護士を雇わなければならず、固定報酬ではその料金は高額にすぎるし、成功報酬では、ほとんどを必要経費と報酬として巻き上げられてしまうという現実がある。それは弁護士の側の問題であって、保険業者の問題ではないという考え方なのであろうが、保険会社にとって、必要な利益を得られる程度に医師賠償責任保険保険料を引き上げる為に、特定の弁護士を勝たせるという手段は、すでに利権となっている。

標準診療基準とその報酬が設定されてしまうと、評判の良い医者にとっては、藪医者が藪でなくなって競争が厳しくなるという理由で、サボタージュする動機が成立してしまう。しかし、保険会社弁護士への報酬を支払う為に、患者の不幸につけこんで高額の治療費を取り立てる仕事を続けるのと、どちらがマシかという選択を強いる事で、この問題は解決可能である。

労組労働者を大切にするという姿勢は、票の為には重要であるが、実効性の無い提案だけしかやれないのでは、有権者の側も、投票しましょうという姿勢を見せるだけで、別の候補に票を投じるという、実効性の無い支持を返すようになるだけである。

信頼は、相互に積み上げていくモノであって、一方の行為だけでは成立しない。間違った制度であっても、実績が積み上げられていく事によって既得権益者が発生してしまうという事もあるが、間違いを間違いであると指摘し、ひっくり返す為に、最高権力としての政治存在している。

間違いを正す為に存在を許容されている政治が、あからさまな間違いをやってしまうというのは、神ならぬ身がやる以上は仕方の無い事なのかもしれないが、それにしても、今回のクライスラー和解案の内容は酷い物であり、蹴飛ばされて当然の内容であった。

民主党政権は、大丈夫なのであろうか。

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