IT屋はハード・ソフトの生産拠点としては随分海外を活用してるし、
ハードのマーケットもそれなりに開拓してる。ただサービスやソフトの
マーケットとしてはグローバル展開に挑戦しては失敗して…の繰り返しで、
もはや懲り気味なのは確か。大成功レベルはTRON、MPEG2、JPEGくらいかも。
ITサービスはなんと言ってもWinner Takes Allだから、一番じゃなきゃ駄目。
そうなると基盤となる言語障壁と文化障壁がない国内マーケットがでかい
アメリカが圧倒的に有利。
日本が成功してないんじゃなくて「アメリカ発以外のサービスが成功しない」
のがITサービス。
それにITサービスをアメリカ企業が寡占したところで、それがアメリカ経済
に無茶苦茶寄与してるかというと、IT産業のマーケットが如何に大きくなろうと
アメリカの貿易赤字は続いてて、薄利(ゼロ利?)多売のネットサービス
なんて世界を席巻しないとおいしくないし。日本企業としては、あんまり
経営資源を突っ込むとこじゃないよ。
後、ゲームは、ソフトで任天堂の活躍があっても15年以上日本企業のシェアが
下がり傾向と言う、典型的なグローバル化での負け業界なのに、日本が
頑張ってる例に「ゲーム」とか挙げちゃうのはちょっとね。