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はてなキーワード: インセプションとは

2016-07-09

カタカナ映画タイトル

《 ア ~ オ 》 の部。 (漢字を含むタイトルも含む)

 

 

ア・フュー・グッドメン

アース

アースクエイク

アーティスト

アート オブ ウォー

アートスクール・コンフィデンシャル

アーネスト式プロポーズ

アーノルド・シュワルツェネッガー/キ~

アーノルド・シュワルツェネッガー/ゴ~

アーバン・エクスプローラー

アーマード 武装地帯

アイ ウォント ユー

アイ ラブ ヒットマン

アイ,ロボット

アイ・アム・キューブリック

アイ・アム・デビッド

アイ・アム・ナンバー4

アイ・アム・レジェンド

アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

アイ・スパイ

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

アイ・フランケンシュタイン

アイ・ラブ・トラブル

アイアン・イーグル

アイアン・カウボーイズ ミーツ・ゴー~

アイアン・スカイ

アイアン・ソルジャー/フォートブリス~

アイアン・フィスト

アイアン・ホース

アイアンイーグル4

アイアンクラッド

アイアンクラッド ブラッド・ウォー

アイアンマン

アイアンマン2

アイアンマン

アイガー・サンクション

アイガー北壁

アイス・オブ・ザ・デッド

アイス・キャッスル

アイス・ストーム

アイス・プラネット

アイス・プリンセス

アイズ

アイズ ワイド シャット

アイドル・ハンズ

アイム・ソー・エキサイテッド!

アイム・ノット・ゼア

アイランド

アイリス

アウェイク

アウェイクニング

アウト・オブ・サイト

アウト・オブ・タウナーズ

アウト・フォー・ジャスティス

アウトサイダー

アウトブレイク

アウトポスト37

アウトランダー

アウトランド

アウトレイジ・ギャング

アウトロー

アウトロー

アクアノイド

アクセル

アクト・オブ・キリング

アサインメント

アサシン

アサルト13 要塞警察

アザー・ピープルズ・マネー

アザーズ

アザーズ -捕食者-

アシャンティ

アジャストメント

アスガルド・プロジェクト

アスファルト・ジャングル

アタック・ザ・ブロック

アタメ

アダプテーション

アダムス・ファミリー

アダムス・ファミリー

アダムリザレクティッド

アダルト♂スクール

アダルトボーイズ青春白書

アダルトボーイズ遊遊白書

アックス・ジャイアント

アップタウン・ガールズ

アテンション・バンディッツ

アデュー・フィリピーヌ

アトミック・カフェ

アトランティス

アトランティック・シティ

アトランティック・プロジェクト

アトランティック・マネー

アドベンチャー・オブ・ヒーロー

アドベンチャー・ファミリー

アドベンチャー・ファミリー/ロッキー~

アドレナリン

アドレナリン・ブレイク

アナーキー

アナコンダ

アナコンダ vs. 殺人クロコダイル

アナコンダ2

アナザー プラネット

アナザー・カントリー

アナザー・デイ・イン・パラダイス

アナザー・フェイス

アナトミー

アナトミー2

アナライズ・ミー

アナライズ・ユー

アニー

アニマル・キングダム

アニマル・ハウス

アニマルマン

アバウト・ア・ボーイ

アバウト・シュミット

アバター

アバンチュール・イン・リオ

アパートメント12

アパッショナート

アパッチ

アパッチ

アパッチ砦

アパリション -悪霊-

アビエイター

アビス

アフガン・レポート

アフター・アース

アフター・アワーズ

アフター・ウェディング

アフター・ザ・レイン

アフターショック

アフターライフ

アフリカン・ダンク

アフリカ大空輸

アフリカ珍道中

アブレイズ

アベンジャーズ

アベンジャーズ

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルト~

アホリックス リローデッド

アポカリプス・ナウ

アポカリプト

アポロ13

アポロ18

アマチュア

アマデウス

アマンダ・バインズ in Sweet Paradise

アミスタッド

アメイジング・グレイス

アメイジング・スパイダーマン

アメイジング・スパイダーマン2

アメリ

アメリカン クリスマス・キャロル

アメリカン トランスレーション 二十歳~

アメリカン・アウトロー

アメリカン・エネミーズ

アメリカン・ギャングスター

アメリカン・グラフィティ

アメリカン・グラフィティ

アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン

アメリカン・サイコ

アメリカン・サマー・ストーリー

アメリカン・シビル・ウォー

アメリカン・ジゴロ

アメリカン・スウィートハート

アメリカン・スクール・トリップ

アメリカン・スター

アメリカン・スナイパー

アメリカン・スプレンダー

アメリカン・ソルジャーズ

アメリカン・ドリームズ

アメリカン・ハッスル

アメリカン・バナナパイ

アメリカン・パイ

アメリカン・パイ3 ウェディング大作~

アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺~

アメリカン・パロディ・シアター

アメリカン・ヒストリーX

アメリカン・ビューティー

アメリカン・フライヤーズ

アメリカン・プレジデント

アメリカン・ホストクラブ

アメリカン・ホット・ワックス アラン~

アメリカン・ラプソディー

アメリカ交響楽

アメリカ上陸作戦

アメリカ万才

アモーレス・ペロス

アライバル ファイナル・コンタクト

アライバル-侵略者-

アラクノフォビア

アラスカ魂

アラスカ珍道中

アラトリステ

アラバマ物語

アラビアン・ナイト

アラビアンナイト

アラフォー♀オン・ザ・ビーチ

アラベスク

アラモ

アラモ

アラン・ドロン 私刑警察

アリ ALI

アリ・G

アリーナ

アリア

アリス

アリス

アリス・イン・ワンダーランド

アリゾナ・ドリーム

アルゴ

アルティメット

アルティメット・エネミー

アルティメット・ゾーン

アルティメット・ランナーズ

アルティメット2 マッスル・ネバー・~

アルテミシア

アルバレス・ケリー

アルビノ・アリゲーター

アルビン2 シマリス3兄弟 vs. 3姉妹

アルファ・インシデント

アルファヴィル

アルフィー

アルフィー

アルフィー・ダーリング

アルフレード アルフレード

アルマゲドン

アルマゲドン2010

アルマゲドン・コード

アルマゲドン・パニック

アルマズ・プロジェクト

アレクサンドリア

アレックス

アレックス・ライダー

アローン・イン・ザ・ダーク

アローン・イン・ザ・ダーク II

アンカーウーマン

アンコール!!

アンジェラ

アンジェリーナ・ジョリー in サイボー~

アンストッパブル

アンスピーカブル

アンダー・サスピション

アンダー・ファイア

アンダー・プレッシャー

アンダーカバー・ブラザー

アンダーカバーコップ

アンダーグラウンド

アンダーワールド

アンダーワールド 覚醒

アンダーワールド:エボリューション

アンダーワールド:ビギンズ

アンチクライスト

アンチヴァイラル

アンツ・イン・ザ・パンツ!

アンツィオ大作戦

アンディ・ウォーホル/ウーマン・イン~

アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人~

アンデッド・ハザード

アントニオ・ダス・モルテス

アントマン

アンドリューNDR114

アンドレイ・ルブリョフ

アンドロメダ

アンナ

アンナ・カレーニナ

アンナ・カレーニナ

アンナ・カレニナ

アンナ・カレニナ

アンナ・クリスティ

アンナ・ニコル・スミス in デンジャー~

アンフォゲタブル

アンブレイカブル

アンボーン

アンリミテッド

イーオン・フラックス

イーグル・アイ

イージー・ライダー

イージーマネー

イースター・パレード

イースタン・プロミス

イエロー・ハンカチーフ

イグジスツ 遭遇

イグジステンズ

イグジット・スルー・ザ・ギフトショッ~

イコライザー

イズント・シー・グレート

イタリア式離婚狂想曲

イタリア的、恋愛マニュアル

イタリア旅行

イッツ・フライデー

イット・ケイム・フロム・アウター・ス~

イナフ

イノセント

イノセント・ガーデン

イノセント・ボーイズ

イノセント・ラブ

イベント・ホライゾン

イマージュ

イマジン/ジョン・レノン

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

イラン式料理本

イリュージョン

イル・ポスティーノ

イルマーレ

イレイザー

イレイザーヘッド

イン・ウィッチ・ウィ・サーヴ

イン・グッド・カンパニー

イン・ゴッズ・ハンズ

イン・ザ・カット

イン・ザ・ダークネス

イン・ザ・ネイビー

イン・ザ・ベッドルーム

イン・ザ・ミックス

イン・ディス・ワールド

イン・ハー・シューズ

イン&アウト

インクレディブル・ハルク

イングリッシュ・ペイシェント

イングロリアス・バスターズ

インサイダー

インサイド・マン

インサイド・ミー

インサイド・ルーウィン・デイヴィス ~

インサイドゲーム

インシディアス

インシディアス 第2章

インシデント

インストーラ

インセプション

インセプション・コード

インソムニア

インターステラー

インターセクション

インターセプター

インターンシップ

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

インティマシー 親密

インテリア

インディ・ジョーンズ/クリスタル・ス~

インディ・ジョーンズ/レイダース 失~

インディアン・ランナー

インデペンデンス・デイ

イントゥ・ザ・ウッズ

イントゥ・ザ・サン

イントゥ・ザ・ストーム

イントゥ・ザ・スペース

イントゥ・ザ・ブルー

イントゥ・ザ・ワイルド

イントレピッド

インドシナ

インナースペース

インヒアレント・ヴァイス

インビジブル

インビジブル

インフェクション 感染

インフェルノ

インフォーマント!

インベージョン

インベージョン・オブ・ザ・ビー・ガー~

インベーダー・ミッション

インポスターズ

インポッシブル

インモラル レプリカント

インモラル個人教師

インモラル物語

インランド・エンパイア

イヴ・サンローラン

イヴ・サンローラン

ウープ・ウープ

ウーマン ラブ ウーマン

ウーマン・イン・リヴォルト

ウーマン・イン・レッド

ウーマン・オン・トップ

ウィ・アンド・アイ

ウィークエンド・ラブ

ウィスキー

ウィズ・フレンズ

ウィズ・ユー

ウィズアウト・ユー

ウィッカーマン

ウィッカーマン

ウィル・ペニー

ウィルソン

ウィロー

ウィンターズ・ボーン

ウィンチェスター銃'73

ウィンブルドン

ウイークエンド

ウイルスハザード

ウインズ

ウインド・ライダー

ウインドトーカーズ

ウェア 破滅

ウェイキング・デッド

ウェイクアップ!ネッド

ウェイバック -脱出6500km-

ウェインズ・ワールド

ウェス・クレイヴン's カースド

ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー

ウェディング・シンガー

ウェディング・バンケット

ウェディング・プランナー

ウェルカム トゥ コリンウッド

ウェルカム!ヘヴン

ウエスタン

ウエスト・サイド物語

ウエスト・バンク・ストーリー

ウエストワールド

ウエディング

ウエディング・クラッシャーズ

ウエディング宣言

ウォー・ゲーム

ウォー・ゲーム ザ・デッド・コード

ウォーキング with ダイナソー

ウォーク・トゥ・リメンバー

ウォーター・ホース

ウォーターボーイ

ウォーターワールド

ウォーム・ボディーズ

ウォーリアー

ウォール・ストリート

ウォールストリート・ダウン

ウォールフラワー

ウォール街

ウォッチメン

ウォッチャー

ウォリアーズ

ウォンテッド

ウルトラ I LOVE YOU!

ウルトラヴァイオレット

ウルフ

ウルフ・オブ・ウォールストリート

ウルフクリーク 猟奇殺人谷

ウルフマン

ウルヴァリン:SAMURAI

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

ウンベルトD

エージェント・ウルトラ

エージェント・コーディ

エージェント・スティール

エージェント・ゾーハン

エージェント・ハミルトン ~ベイルー~

エージェント・マロリー

エージェント:コール

エージェント:ライアン

エース・ベンチュラ

エール!

エア・アメリカ

エア・クラッシュ

エア・バディ

エア・フォース II

エア・マーシャル

エアフォース・ワン

エアベンダー

エアボーン・ソルジャーズ

エアポート'05

エアポート'75

エアポート'80

エアポート2015

エアポート24時

エアポート・アドベンチャー クリスマ~

エイジ・オブ・イノセンス

エイジ・オブ・ザ・ドラゴン

エイブ・リンカーン

エイミー

エイリアン

エイリアン バスターズ

エイリアンvs.プレデター

エイリアン・インセプション

エイリアン・ネイション

エイリアン2

エイリアン3

エイリアン4

エイリアンVSヴァネッサ・パラディ

エキスパート

エキゾチカ

エクスカリバー

エクスタシー

エクスタミネーター

エクストラ テレストリアル

エクスペリメント

エクスペンダブル・レディズ

エクスペンダブルズ

エクスペンダブルズ

エクスペンダブルズ3 ワールドミッシ~

エクソシスト

エクソシスト

エクソシズム

エクリプス/トワイライト・サーガ

エグザム

エグザム:ファイナルアンサー

エグジット・スピード

エグゼクティブ・ターゲット

エグゼクティブ・デシジョン

エコーズ

エコール

エコエコアラディア ウィッチ・マーク

エジプト人

エスケープ・フロム・L.A.

エスケイプ FBI証人保護プログラム

エスター

エステサロン/ヴィーナス・ビューティ

エターナル・サンシャイン

エッセンシャル・キリング

エデン

エトワール

エド・ウッド

エドtv

エニイ・ギブン・サンデー

エニグマ

エネミー・オブ・アメリカ

エネミー・フォース 限界空域

エネミー・マイン

エネミー・ライン

エネミーオブUSA

エバー・アフター

エバースマイル、ニュージャージー

エバン・オールマイティ

エビータ

エビデンス -全滅-

エボリューション

エマニエル夫人

エミリー・ローズ

エミリアンヌ

エリート・スクワッド

エリート・スクワッド ブラジル特殊部~

エリート・フォース 米国×ロシア 対テ~

エリア0<ゼロ>

エリア52

エリザ

エリザベス

エリザベス:ゴールデン・エイジ

エリザベスタウン

エリジウム

エリン・ブロコビッチ

エル

エル・シド

エル・スール

エル・トポ

エル・ドラド

エル・マリアッチ

エルダー兄弟

エレクトラ

エレクトリック・ビーナス

エレジー

エレファント

エレファント・ソング

エレファント・マン

エレベーター

エロチカル・アフリカ

エンジェル

エンジェル ウォーズ

エンジェル・アイズ

エンジェル・ウォリアーズ

エンジェル・グラディエーター

エンジェルス

エンゼル・ハート

エンティティー 霊体

エントラップメント

エンド・オブ・アメリカ

エンド・オブ・ウォッチ

エンド・オブ・ザ・ワールド

エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後~

エンド・オブ・デイズ

エンド・オブ・バイオレンス

エンド・オブ・ホワイトハウス

エンドレス・サマー

エンドレス・ラブ

エンドレスナイト

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

エンパイア・レコード

エンブリヨ

エヴァンジェリスタ

エヴリン

オー・ブラザー!

オー!

オー!ゴッド

オー!マイ・ゴースト

オー!ラッキーマン

オーガズモ

オーケストラ・リハーサル

オーケストラ

オーシャン・オブ・ファイヤー

オーシャンズ

オーシャンズ11

オーシャンズ12

オーシャンズ13

オースティン・パワーズ

オースティン・パワーズ ゴールドメン~

オースティン・パワーズ:デラックス

オーストラリア

オーソン・ウェルズ IN ストレンジャー

オータム・イン・ニューヨーク

オーディション・テープ

オートマタ

オードリー・ローズ

オーバー・ザ・トップ

オーバー・ザ・ムーン

オーバードライヴ

オープニング・ナイト

オープン・ウォーター

オープン・ウォーター

オープン・グレイヴ 感染

オープン・ユア・アイズ

オーメン

オーメン

オーメン 呪戒

オーメン2 ダミアン

オール・アバウト・マイ・マザー

オール・ザ・キングスメン

オール・ザ・キングスメン

オール・ザット・ジャズ

オール・チアリーダーズ・ダイ

オール・ユー・ニード・イズ・キル

オールウェイズ

オールド・ドッグ

オールド・ボーイ

オールド・ルーキー

オールモスト・ヒーローズ

オーロラ

オクトパス

オクラホマ・キッド

オクラホマ!

オクラホマ巨人

オスカー

オスカー・ワイルド

オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック

オデッサ・ファイル

オドレイ・トトゥ in ハッピーエンド

オフィサー・ダウン

オフサイド・ガールズ

オフサイド7

オフビート

オブザーブ・アンド・レポート

オブリビオン

オペラハット

オリエント急行殺人事件

オリバー・ツイスト

オリバー・ツイスト

オリバー!

オリヴァ・ツイスト

オルカ

オルフェ

オレゴン魂

オレンジカウンティ

オン・ザ・ロード

オンリー・ゴッド

オンリー・ユー

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライ~


 

参考

http://necole-kidman.hatenablog.com/entry/movie_title

【アメリカ映画の日本版タイトル問題】うまい?ダサい? 洋画の邦題まとめ50選!

2016-03-09

メタブタワーの戦いと聞くと

インセプションの深い階層の戦いを連想させられる。

2016-02-24

時系列の混濁とか世界線移動とか

そういう要素を盛り込んだ映像作品をみたときに、場面の階層位置付けを把握できない人間結構いる。

インセプションみたいにわかやす階層区別している作品でも難解だという。

謎い

2016-02-08

増田の傾向からおすすめを考えてみた

http://anond.hatelabo.jp/20160207235315

ミステリー、軽妙、映像、そしてタラ以降なんかがキーワードかと思って選んでみました。長くなった!

まずはタラ以降の直系で『クライム&ダイヤモンド』で。ラインナップ見る限りとりあえずこれは外さない安牌かなぁ。

タランティーノ繋がりで言えば、居候エドガーライトの『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』。ポップなテンション連続殺人のミステリーがいい具合に融合して弾けてる快作。たまにカットが細かすぎるけど映像も面白い

『スコットピルリム』『ショーンオブザデッド』も楽しい

あとは面白映像とか好きかも知れないので、ネヴェルダイン/テイラー映画ステイサムさんの『アドレナリン』なんかどうでしょう(インパクト重視なら二作目のハイボルテージからでいいかも)。アドレナリンを出し続けなければ死んでしまう主人公アドレナリン出し続けるおはなし。ハイボルテージでは巨大化したり下らない! もし気に入れば『ゲーマー』も。

映像で言うと、多分見てると思うけどフィンチャーも。『ファイトクラブ』『ゴーンガール』『セブン』『ソーシャルネットワーク』、オチに怒るかも知れない『ゲーム』なんかも。

映像×ミステリー=バカ、ならピトフ監督の『ヴィドック』。

魚眼琥珀色の映像が気に入ったら美術で組んだジャンピエールジュネ監督の『ロストチルドレン』『エイリアン4』『デリカッセン』なんかも観るといいかも。

個人的にはあまり好きじゃないんだけど、映像ならダニーボイルも外せないのかなぁ。岩に腕挟まれて長いこと苦しむ実話『127時間』、薬中映画トレインスポッティング』など。トレスポは今観るなら主題歌のPVの方が収まりがいい気がする。

タラの推し監督で、パクチャヌクのサスペンスオールドボーイ』『親切なクムジャさん』。

韓国映画全般アツイので、コミカル復讐ミステリー?の『殺人の告白』、ブラックコメディ最後まで行く』とか重厚な『殺人の追憶』、カットセンスがいい『チェイサー』なんかもおすすめ

『SAW』以降のジェームズワンの映画は、ヒマな深夜にレンタルするのに実にちょうど良くて外さな面白さでおすすめ。『デッドサイレンス』『狼の死刑宣告』『インシディアス』『死霊館』。

実は小品でこそいい手触りを見せた爆発野郎マイケルベイの『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』。実際あった馬鹿犯罪をポップな映像でアッパーに描いてかなり面白い。ハデな爆発と死体損壊も見たくなったら『バッドボーイズ 2バッド』(ほとんど猟奇映画)。ジマー音楽炸裂の『ザ・ロック』も。

小品で言えば『ノッキンオンヘブンズドア』『キスキスバンバン LA的殺事件』『ディナーラッシュ』『ベティサイズモア』『オープンユアアイズ(バニラスカイ)』なんかが気にいるかなあ。

丁度よく面白いものをつくってくれる監督だと、最近はハウメコレットセラ。『フライトゲーム』『アンノウン』『エスター』。

少し前ならデヴィッドエリスデッドコースター』『セルラー』『スネークフライト』。

ごろ寝して柿ピー食いながら観てるととても面白いです。

インセプション』が好きなら、夢と言えばこの人、テリーギリアム。『12モンキーズ』『未来世紀ブラジル』『フィッシャーキング』辺りからが観やすいかな。

デヴィッドリンチフォロワー?な『ドニーダーコ』も気怠くていいかも。『-less』も不気味でいい雰囲気

あえてザッピング系?恋愛ものなら映像も面白いエターナルサンシャイン』『(500日の)サマー』などもいかがか。

ズーイーデシャネルが可愛く思えて仕方なくなったら『イエスマン』を観て癒されよう。

語り口の面白い映画も好きそうなので、ここであえてシャマランの『サイン』。これもラストで怒るかも知れないけど、でもあとで絶対思い出し笑いができるからお得な映画です。ずっこけ『ヴィレッジ』、俺的激泣映画アンブレイカブル』も勧める。

監督作ではないが『デビル』は普通によくまとまった作り。シャマラン映画は、深夜にテレビつけたらやってたってノリで観ると本当に面白すぎる。

同じくずっこけラストだけどすごく幸せになれるアランパーカーバーディ』。最後だけ何回も見返してる。

映像でいえば夜の陰影とライトアップが美しいアレックスプロヤス監督のダークヒーロー『クロウ 飛翔伝説』、マトリックス元ネタダークシティ』も推したい。

ブコメにあったコーエン兄弟なら手のこんだバカ話の『ビッグリボウスキ』、めちゃかっこいいマフィア映画ミラーズクロッシング』、軽さが楽しいオーブラザー!』。他もいい映画ばっかりだけど、とりあえず変さが魅力の『ファーゴ』、乾いた緊張感の『ノーカントリー』、ねっとり嫌な『バートンフィンク』。『未来はいま』『ブラッドシンプル』も。

パルマならまずは『ファムファタール』が合いそうかな?『スカーフェイス』『ファントムオブパラダイス』『キャリー』『ミッドナイトクロス』。

個人的にはファントム〜よりロッキー派なので傑作ロックミュージカルロッキーホラーショー』も!

あとはポールトーマスアンダーソンの安定期の映画も。『ブギーナイツ』『マグノリア』『パンドランクラブ』『ゼアウィルビーブラッド』。

古典の名作サスペンスミステリーをもし観てないなら、ワイルダーの洒脱な『情婦』『サンセット大通り』『第十七捕虜収容所』、ヒッチコック裏窓』『サイコ』『めまい』『北北西に進路を取れ』などは是非。

『穴』『十二人の怒れる男』『スティング』、個人的に『カプリコン1』『サブウェイパニック』なんかも気にいるんじゃないかなあと思う。

最後に、これは邦画からルール違反だけど、洒脱な語り口でかなりタランティーノ以降のアメリカ映画っぽい、内田けんじ監督の『アフタースクール』『運命じゃない人』も勧めたい。

アフタースクールなんかは特に増田好みだと思うんだよねえ

2015-07-06

マッドマックスFR見てきた

鑑賞メーターでは感想字数オーバーするので増田に書き捨てる。

周りの普段そういう系を見なさそーな人まで見てきた! おもしろい! V8!V8!っていうのでホイホイされてきた。

あとグロ痛そうな印象だったけど、あんま無いっすよって聞いたんで。アクション映画は好きだけど、ゴウモーンシーンとか痛そうなのは嫌だ。96時間の2とかも冒頭アーイタタタタイタタタタタって思いながら見てた。

それにしても見終わった今思うのは、なぜR15Gにしたのか……ヒャッハー影響考えてか……。

事前知識はほぼゼロ子供の頃にテレビでやってた2だか3だかを見たかもしれないレベル。1はあらすじ見たらイタタタみたいなかんじだったので、さすがに親も見せてないと思いたい。

で本題。

BBA!!!! すげえ!!!!(これを書いてる時にノースタントという情報を見てBBA株更にうなぎのぼり

どのBBAめっちゃかっけかったです! 逆にすごいグロそうな攻撃しそう……みたいなジジイどもがモブのようにあっさり死んでてびっくりした。

なんだろう、見終わった後に(すごいスピードで終わりすぎて)何も残ってない気がするけど、何か残ってる気がする……。興奮というか。あと何のやる気も出ないくらい溜まってたストレスが、結構な勢いでぶっ飛んでることに気付いてビックリした。ニトロかよ! ありがとうございます

そして見終わった後は楽しかった~おなかいっぱい! と思っていたのに、こうして時間を置くと段々また見たくなってきて困っている……もうちょっと早く観て、4DX版観に行けばよかった。

ところでフュリオサたちが逃亡したあと、妻たちの部屋が教室みたいになってたのは、残ってた(多分旧世代の)最初の妻? が読み書きとか教えてたのかなあと思ったんですが、どーなんかなー。パンフとかにあったのかな? 売り切れてて手に入らなかったので残念。

ところであのおばあちゃんもどうなったのかな……? 途中までは、あのマックスGJした妻の手を握ってあげたりしてたけど。最後映ってたっけ。やっぱりまた観に行くか。

ニュークスもすごくよかったです。なんかモブっぽいのに死なねえなあ~と思ってたら最後……! ケイパブルとのやり取りには、なんか丁寧に描写される青春映画を見ている気分になりました。草原青春の1ページとか、プロムに向けての高校生のみたいなあれ。周りは砂塵と炎と銃弾ですけど。

初めは狂信しているジョーか、英雄の門か、何か見えないものに「俺を見ろ!」って言っていたのに、最後ケイパブルに「俺を見ろ」だったのがほんともう。もう!

あとエンドロールでやっとニコラス・ホルトだったって気づきました遅い。どっかで見た気がするけど気のせいかと思ってた。そういえば"R"も、おどおど引っ込み思案ドジっ子からの奮起でしたね。

マックスとフュリオサが呼吸を合わせて共闘していくシーンとか、マックスが親指立てるシーンとか、恋愛おじさんの人となりのようなものとか、ニュークスが仲間になるまでとか、物語自体はすごいスピードで進むのに、人間関係とか共闘・信頼関係描写はとても丁寧なのがすごいなあと思いました。いやまあ、スピードっつっても行って帰るだけだし、物理的なスピードの方が大きい気がしますけど。

しかしどうやったらあんな中にぶち込んで、こいつらこうなんだぜ! って観客に分からせるシナリオに出来るんだろう不思議。見た今でもよくわからない。

それをいうと、最初は獣とか原住民みたいなマックスが、フュリオサや妻たちとやり取りをするにつれて人間っぽくなっていく姿もかなあ。すごく自然なんだけど、たった二時間くらいの間であれだけ変わってたら、少しはわざとらしい部分もありそうな気がするけど、気がついたら人間になってた感じがした。

そういえば見終わった後にインタビュー見て、セリフが少ないってあったけど、見ている最中全然気づかなかった。思い返すとたしかに少ない。どうかしたら妻たちが一番話してそう。

でも少ないどころか、会話しまくってたような印象なのはなんだろう。爆薬ギターのせい?

ギターの人が、マックスに放り投げられてびよんびよんしながら、後ろでめっちゃ殺し合いしててもギターしか気にしてないし、ギターをもっかい掴めた時ににっこり笑うのがとてもキュートでした。

そしてギターの人を思い出すと、脳内で流れるのが某西博士BGMになる現象をどうにかして欲しいです。



すげーどうでもいいけどトム・ハーディの低い嗄れ声すごく好きです。インセプションの時、こんな声だったっけ?

NG集とかオフショットBDに入ることを期待して楽しみにしてます

2015-01-01

ブロガーアフィリエイター思考法の違いを理解できた新年

ある記事きっかけになって、Twitterアフィリエイト"谷"の人たちと議論できたので、その感想を書く。

主に、ブロガーアフィリエイターのその思考法の違いと、今の印象をセールに出かけるまでの30分という時間制限を設けて書いてみようと思う。

僕はブロガーだ。

だいたい1日あたり3000UU、10000PVくらいのブログ運営している。ライター管理は僕一人で全て運営している。

もちろん本業別に合って、ブログ趣味の延長線上、というよりも語りたいことや書きとめたい事、勉強したい事がまず先にあってそこから書き始めた。

サラリーマンだし1日に数回更新するほど暇ではなく2日に1回のペースが限界、それ以上書こうとすると各記事情報が薄くなるのが嫌だからだ。

とあるアフィリエイターさんのブログを見て少しだけ不快な気持ちになり、Twitterでメンションを飛ばししまった。今思えば反省しているし、絡む必要性もなかった。読み返せば「会社飲み会正論吐くオヤジ」みたいな感じだった。

アフィリエイト谷の人たちが数人、僕とのやりとりをRTしたり、エアリプしてくれたりしたので彼らの思考法がわかった気がした。

アフィリエイター思考法としては:

1:アフィリエイター商売でやっているのであり動機はまず利潤である。だから商売案件」が主であり、書きたいテーマは従となる。

2:商売案件が先なもんだから自分経験・知識は当然不足する(銀行証券など本業ドロップアウト組は除く)。、なので外注ライターを雇うか、他のサイト図書館で得た知識を「リライト」して補う。

3:小奇麗なサイトに仕立てて、Googleアルゴリズム「いっぱいリンクをもらえれば、検索上位に上がる」を使って、無料ブログやらかつて人が使ってて放棄されたドメインを買ってリンク作成する。

4:見事、キーワード検索上位に上がれば成功。あとはそのサイトから購入してくれる人が来るのを待つ。

まぁざっくりいえばこんな感じだろう。

3については、去年Googleアルコリズムが大きく変わった上に、アルゴリズムではなく、手動で排除することが多発したこともあって今は少し違ったことをしているかもしれない。

自分視点に置き換えると、上記1~4は全部違う、

以下自分ブロガー代表勝手に位置づけた場合

1:書きたいテーマがまず主であり、もしアフィリエイトリンクを貼りつけるとしても、それはブログ記事に沿った案件があれば、という従になる

2:書きたいテーマが先にあるから、知識や専門性経験ゼロから始める人はすくない。その知識がある程度あるところからスタートする。「ブログで飯を食う」ってのが大抵ダメになるのは、専門性が無かったり文章力が無かったりするから。だいたい8割はここで脱落し、放置されたブログはそのうちだれも振り返らないネット墓石となる。

3:Google検索上位に上がってくれればうれしいけど、特定キーワードで上位ってのは目指したこともないし発想したこともない。せめて、自分ブログ名で一番上には立ちたいけど。

4:自分サイトで知識を得てもらい、自分思考法や考えている種を読者に植え付けることができれば成功(なんとなくインセプションみたいだな)。

5:収益がないと継続的モチベートにならんので、アドセンスは貼るけど、内容は自分コントロール管轄外のため、好きなことを書くことができる。

ということで、この考え方のズレが最初に述べた「会社飲み会正論吐くオヤジ」みたいなメンションになってしまったのだ。

僕にはアフィリエイター思考自分範疇外だったが、考えてみれば、アフィリエイター思考1~4は別に悪いことでもなんでもない

1:利潤が世の中の進化を促す。利潤が動機でない方がかえって怖いこともある。よって、全面的に賛成

2:知識を得てからでないと書いてはいけないわけではない。外注ライターだろうが余所サイトからだろうが、知識の総量を増やしていることにはかわらない。

3:Google私企業であり、彼らは公正公明存在ではない。強大過ぎる彼らの力をほんの一部使う「軒先を借りるビジネス」はどこの業界でも成り立つのであり、すべてのサイトを人力でランク付けできない以上、公開されているアルゴリズムの裏を突くのは当たり前である。また検索上位のサイトとは、人通りの多い通りに面した一等地にあるお店なのだろう

4:背中を押すことは悪いことじゃない。世の中公平な情報無料では買えない。サイト無料公開している以上、文句を言われる筋合いは無い。

うーむ、やっぱり僕が間違っていました。絡んだ方、すいません。

以上、まとめて僕が感じたことは次の通り。

お金が欲しくてブログをやってるわけじゃない。でもお金は欲しい。よって彼らの思考法やセンスを学ぶ必要があるのだろう。

しかし、気前よく出してくれる広告主と読者(≒顧客)の利益は相反することがよくある。自分でよく選ばないとむしろ今までの読者の期待を裏切ることになる。これが怖くて、クロージングができないブロガーはたくさんいると思う。アフィリエイターが作るサイト顧客一期一会かもしれないが、ブログは定期的に見に来てくれる読者と接点を持ち続けているため、なかなか踏み込めない。

アフィリエイターネットから収入を得るのが目的とした場合、従来のビジネスより格段にリスクが低いといえる。一等地は賃料が高く門外漢がお店を出しても儲からず破たんすることが多いが、ネットだけで完結するビジネスコストが安く、スモールであるかぎり成立することが多い。

アフィリエイトけが利潤のチャンスというわけではない。ブロガーは、「本を書く」「講演をする」「メディアに出る」「ブランド化してリアルビジネス踏み込む」というexitもあり得る。全くの裸一貫より自分ブログブランドを持っている方が圧倒的に有利だろう

・「リアルビジネス踏み込む」ってのはいま書いた通りリスクが高い。もちろん期待利潤も高い。でも、今年は「本を書く」ってのがまずは目標だろう。

ここまで30分。ご清聴どうもありがとうございました。

2012-08-10

渡辺謙すげえ

インセプション見てたんだけど渡辺謙自然な発音だしイントネーションだしでびびったわ。

そりゃ神経質な人は気になるレベルだけどあんだけ自然にできれば外国人としては万々歳じゃね。

ネット情報を信じるならラストサムライから勉強はじめたって、40超えてからかよ。すごすぎるわ。

自然イントネーションは諦めろって言われてたかちょっとだけ勇気づけられたわ。

そりゃ他にやることいっぱいあるけど発音だってイントネーションだってあきらめたくないよな

2010-09-20

初音ミクと見せかけの魔法

 海外blog初音ミクについて熱い(長い)文章を書き込んでいるのを見かけたので試しに翻訳してみた。無断翻訳なので匿名で。urlは以下の通り。

http://deliciouscakeproject.wordpress.com/2010/09/20/hatsune-miku-and-the-magic-of-make-believe/

=====以下翻訳=====

 初音ミクと見せかけの魔法

 初音ミク歴史は18世紀のヘタリアイタリアに始まる。

 そこにはバルトロメオクリストフォリって名前のすげえヤツがいた。こいつの得意技は楽器を作ることだった。何でも作ったわけじゃない。当時はひどく弱々しいちっこいもので、しょぼい羽柄が並んだ弦を引っかいて金属的なチャリチャリした音を出すもの、つまり鍵盤楽器を作っていた。いわゆる「バロックミュージック」ってヤツだ。クリストフォリが音楽技師として、また機械技師としてやったのは、弦を異なる強さで叩くハンマーを使った仕組みづくりで、それによって演奏家は小さい音(ピアノ)や大きな音(フォルテ)で演奏できるようになった。だもんで皆それをイタリア語ピアノフォルテと呼んだ。もちろん、今ではお前も俺もそして誰もがクリストフォリの発明品をピアノと呼んでいる。

 イタリアピアノ発明することによって、日本初音ミク発明するための扉を開いた。

  ***

 俺は今、ここサン・フランシスコの150席しかない小さな映画館で、秋のアイドル公演を待っている。チケット完売した「39[ミク][[Sankyu!]] Giving Day」コンサートの上演を見るために、愚かな時間無駄遣いをする連中が集まっている。コンサートじゃ電子的に創造されたポップアイドルつまり緑の髪をした女神が、ゼップ東京コンサート会場で生演奏するバンドにあわせて踊り歌っている様子がスクリーンに映し出されている。それはまるで、一部はライブなんだが、本当はそうではなく、「本物」のボーカロイドコンサートでお目にかかれるのに近いものだった。言ってみればゴリラズを見に行くのとそれほど違いはない。伴奏は本物のミュージシャンが作り出しているが、客が見ているのはいわば巧妙なごまかしの表層であり、音楽に命を持たせるために使われる動くペルソナだ。これがミクの魔法である。それは見せかけの魔法だ。

  ***

 クリストフォリがピアノ発明した頃、J・S・バッハ平均律クラヴィーア曲集を書いた。そこでは要するに鍵盤楽器の各音程間で一通り数学的な調整をすれば、突然どのような調号でも十分演奏できるようになるということが言われている。言い換えれば、何か妙なことをしようとした際にいつも調子はずれの音を出すのではなく、初心者から中級までのピアノの生徒がやらかす糞を抑えるような5フラットとか7シャープとかそういったことが完全にできるようになる。これによって18世紀の鍵盤楽器は初めて、いちいちくそったれな調律をしなおすことなく新しい楽想を試すことができる原始的なワークステーションとなった。

 数十年後、ようやくピアノ価格が下がり十分なほど生産できるようになったことで、それは非常識なほどの大金持ちだけの特別な楽器ではなくなった。代わりにそれは有名な王族たちのような常識的な程度の金持ちが購入できるものとなり、彼らは好んで地元作曲家を雇い自分たち(とその客)を楽しませるために音楽を書かせた。こうした作曲家の一人があのヴォルフガング・A・モーツァルトであり、彼の特別な才能は主に下ネタ女性音楽生徒に対する性欲の面で発揮された。もちろん鍵盤楽器からふざけた音を引き出す才能もあり、その短い人生の間にモーツァルトは最も好きな楽器ピアノに決定した。彼が書いた27のピアノ協奏曲(本当に素晴らしいのは最後の10曲ほど。アニメシリーズのようにモーツァルトレパートリーは後半になるほど良くなった)は、単に協奏曲形態にとって画期的な礎石となっただけでなく、ピアノ音楽の基礎を築いた。モーツァルト協奏曲はこう言っているようなものだ。「これこそピアノにできることだ! ピアノだけでなく、オーケストラと一緒でもいい! まさか今更ハープシコードに戻ろうってんじゃなかろうな?!」

 モーツァルトより後の時代の人間は皆彼に同意した。ひとたび音量の大小を調整できる鍵盤楽器を手に入れてしまえば、弱々しいチャリチャリした機械になぞ戻れっこない。これが230年ほど前の出来事だ。ミクへの道は一日にして成らず。

  ***

 ミクの公演にやって来たファンの男女はいろんな連中の寄せ集めだ。彼らの5分の1ほどは当然ながらボーカロイドコスプレをしている。何人かはケミカルライトまで持ち込んでいる。コンサート全長1080ピクセルの巨大なスクリーンで始まり、全劇場サウンド・システムが炸裂し、観衆は最初はためらいがちに見ていたが、最初のいくつかの歌の後は雰囲気が盛り上がってきた。彼らはスクリーンの中の群衆と一緒にリズムに合わせてケミカルライトを振り、曲が変わると歓声を上げ、各ナンバーが終わると拍手をした。単なる録音と録画じゃねえか、などというたわ言は知ったこっちゃない。理論的にはゼップ東京の群衆だって同じように録画を見ていたんだ。本当に「ライブ」で演奏される音楽など、現代においてはクラシックオーケストラ民族音楽演奏くらいしかないし、それにシンフォニーホールですら今日ではマイクが使われている。誰もが電子的な助けを借りて音楽を聴いている。ひとたび電子機器楽器として受け入れることを覚えてしまえば、ミクを愛するのは簡単だ。彼女モーツァルト魔笛アリアを歌っている動画を聞いてみよう。

http://www.youtube.com/watch?v=gr9fbQzNpqA

  ***

 19世紀欧州で、もしお前がピアノ演奏ができない作曲家だったとしたら、お前は存在していなかっただろう。それはもはや単に大小の音量で演奏できる楽器にとどまらず、巨大な和音構造物であり、多音パッセージワークであり、一人の演奏家の手で「あらゆる音符を見ることができる」ものとなっていた。もしピアノがなければきっと「2人のバイオリニストビオラ及びチェロ奏者各1人をかき集めて旋律が上手く行くかどうか調べにゃならん」てなことが起きていただろう。そしてもちろんチェリストは、ある音符について「どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅん」と演奏するようお前が何度も何度も何度もお願いするのにうんざりして1時間後にはそこを立ち去ったことだろう。

 少なくともピアノがあれば、お前の小さな指以外に迷惑をかけることなく「どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅん」とやることができる。

 かくして1800年代においてピアノは中心的な作曲道具となった。そして同時に社会中産階級が暇と屑な時間を持つところまで進化し、そしてもし彼らがスポーツゲーム発明しなければ、彼らは音楽その他を演奏したいと望み、そんでもって家に持ち込むためピアノを注文できるようになった。欧州だけでなく日本でも、少なくともウィリアムペリーが彼らを開国して西洋化が始まった後には、同じことが生じた。基本的にピアノ文明化の証と見なされ、そして有名な山葉寅楠ってヤツがイケてる連中のため日本製ピアノを作り始めた。

 19世紀末20世紀音楽制作にとって黄金時代だった。楽譜を買って他人の歌を演奏する方法で「音楽を作る」こともできたし、あるいは作曲理論について十分に学び自分の曲を創造するというやり方で「音楽を作る」こともできた。そうした取り組みの多くはピアノの周辺で起きた。ピアニストが力を得た。鍵盤があれば、お前はスターになることができた。

 そして、とんでもないことが起きた。

  ***

 ミクだけじゃない。巡音ルカとリンとレンも公演に出てきたぜ! 全ボーカロイドパーティだ。彼らの異なる声質と、ミクと組む様々なやり方は、見事な音の見本集になっている。他のキャラクターが登場するのを見た観客たちは熱狂している。異なるシンセサイザープログラムマスコットに過ぎないにもかかわらず、彼らはまるで我々の友であり家族であるかのようだ。ようつべニコ動を使って彼らを我が家へ招待しよう。彼らの声を我らの生活のサントラにしよう。電子的に作られたアニメキャラが本当のミュージシャンになれるのかって? おk、ならお前に聞いてみよう。魂のない箱がお前の周囲の空気を震わせているけど、それは本当の音楽なのかい?

  ***

 それこそが実際に起きたとんでもないことだ。録音された音楽。録音された音楽こそ、音楽史の中で起きた最悪の出来事だ。

 ひとたび蓄音機を、ラジオを、レコードプレイヤーを、カセットプレイヤーを、CDプレイヤーを持ってしまえば、音楽を楽しむのに「音楽を作る」必要はない。コンサートホールチケットを手に入れる必要もない。単に座って、電気を使った箱にお前を楽しませればいい。ピアノ専門家のための道具に成り下がった。それは淑女が結婚に必要な才能を覚えるためのものに、あるいは子供が(1)それを憎んでいることに気づく(2)両親が子供に才能があることに気づいてプレッシャーを積み上げ始める――まで稽古を受けるものとなった。もし(2)の現象が起きたなら、最後にはピアノを本当の演奏楽器あるいは作曲用の道具として使うようになるだろう。しかしそれはもはや「音楽制作」の中心にはない。

 さらに悪いことにロックギターをポピュラーにしてしまった。ギターが人気になり、ピアノは役立たずとなった。お前が鍵盤楽器を学ぶのは、ビートルズにしてくれるものを持てずバッハベートーベンにしがみつくしかないある種の意気地なしだからだ。誰が決めたルールか知らねえが最低だ。10代のころ、俺はピアノを使ってランキング上位40の曲を弾けたおかげで女の子たちに「いくらか」いい印象を与えられた。けど、結局はクラスの野郎どものうちその曲をギターで弾けるヤツがいつも勝ちやがった。くそったれ。

 だがここで思い出してくれ。俺は、イタリアピアノ発明したことが日本初音ミク発明への扉を開いたと言ってきただろ? ピアノ21世紀に飛び込むときに今一度変革に見舞われたんだ。

http://www.youtube.com/watch?v=-7EAQJStWso

  ***

 もし音楽を生み出す小さな電気の箱が「本物」であるなら、録音済みのコンサートに向かって「アンコール! アンコール! アンコール!」と叫ぶのは極めて正常だ。その音楽はお前を感動させたんじゃないのか? もっと聞きたいと思わないのか? というわけで映画館の観衆はもっともっとと叫び、そして彼らはアンコールを聞けることが分かっていた。なぜならそういう風に録音されていたから。ミクが公演を終わらせるため最後舞台に出てきた時、もう一度鑑賞力のある人々から歓声が上がった。それは人工的なものだが、とことん楽しむため我々はそれを本物だと見なした。まるでドン・コッブが[ネタバレ注意!!]インセプションラストで回転するコマから歩み去るかのように。ミクは夢のような存在だ。サウンド・エンジニアCGアーティスト音楽家が作り上げた美しい夢であり、決して卒業することも年を取ることもスキャンダルを起こすことも業界から追放されることも惑星上から姿を消すこともない完璧アイドルだ。彼女は実際、いくつもの「映像」を持っている。我々は皆、この音楽的見せかけの共犯者だ。過去の聴衆がモーツァルトオペラを、ガーシュウィンミュージカルを、あるいはかのすさまじいレ・ミゼラブルを本物であると信じたように。我々は十分深く信じられるようになるまで偽りの世界を本物だと信じるふりをする。その世界を感じるまで、見せかけの魔法を感じられるようになるまで。

  ***

 ピアノ最後の変革とは、もちろん電子化のことだ。

 真空管からトランジスタを経て迷宮のような電子回路まで。もしピアノの鍵盤が「あらゆる音符を見る」ことのできるインターフェイスだとしたら、それは作曲家に最も未来を感じさせるインターフェイスだ。そして我々にはシンセサイザーキーボードとMIDIコントローラーワークステーション世界が与えられており、そこでは遂にピアノが単なる「楽想を試す場所」から超越した。ちょっとした波形の調整によって、ハンマーと弦の機構に制限されることなくこれらの楽想を正確に響かせることができる。新しい音を作り上げることもできる。楽想の断片を記録し、他の楽想をその上に並べて電子キーボードを個人的な架空オーケストラに仕立てることもできる。ピアノピアノを超えた。それは作曲家の手の延長どころか、作曲家の心の延長となったのだ。

 一つだけ欠けているものがあった。声だ。

 そして、ご存知の通り、日本日本であり、彼らはやってのけた。彼らは人工物を誰よりも巧みに操った。彼らは本物の料理だと見栄えが悪くなるからという理由でプラスチック製の小さな食品サンプルを作った。本物の労働者は間違いを犯しがちだから製造ライン用のロボットを作った。本物の音楽家を家に入れるのは大変だから編曲家のために電子キーボードを作った。そして、人間の声を合成する技術が十分に発達した時、そしてそれが人工音声のためのペルソナ創造するというアイデアと衝突した時、ミクが見せかけの音楽における21世紀スーパースターになるのは当然のことだった。

 中にはボーカロイドというアイデア音楽家の全てを破壊するという人もいるだろう。全ての仕事ソフトウエアがやってくれるのに、誰が人間を必要とするんだ? 俺が思うに、ボーカロイドってのは偉大なる民主化の旗手であり、音楽家のために沢山の扉を開いてくれるカギなんだ。過去において、もしお前が作曲家編曲家あるいはプロデューサーなりたければ、まず自分の曲を書いてそれから演奏家を探し見つけ出すしかなかった。何しろお前の傑作に生命を吹き込みたければ、5人編成のバンド、20人編成のオーケストラ、そして3オクターブ半の音域を持つ歌い手がいないとどうしようもなかったのだから。マジ悲惨。だがミクがいれば誰もが作曲家になれる。誰もが自宅のスタジオで曲を作り、正しい機材があれば、電子機器を使った完全なポピュラーソングを生み出せる。ボーカロイド音楽家仕事を奪うわけじゃない。それまでミュージシャンには決してなれないと思っていた人々の中からミュージシャンを作り出すんだ。動画投稿サイトで毎日そうしたことが起こっているし、こうしたコンサートではそれまで決して聞いたことのないような人々が突然電子王国の宮廷音楽家になれる。非常識なほどの大金持ちだった王家の人々の手にあった手製の楽器から、平民たちの手に握られた緑の髪の女神へ。それがこの大きな3世紀の違いだ。

 何であれ多くの人々が音楽を作ることは、単に大人しく聞いているだけよりもいいことだと俺は信じる。俺は魔法を、ボーカロイドを、ミクを信じている。

=====以上翻訳終了=====

 誤訳は当然あると思う。でも面倒なので修正はしない。

2010-08-11

記録その5。つかの間の平穏。その先にある最期。

前回:http://anond.hatelabo.jp/20100805013139

また大分間が空いてしまったけれども。

今はとても穏やかに時を過ごしている。何もすることもなく、何かしなくてはいけないこともなく。ただ、浅い眠りをうつらうつらと繰り返し、意識清明なときだけネットを見たり、外に出かけたりしている。好きなゲームにはほとんど手を出していない。アニメは…ちょっと見るようになった。劇場で「インセプション」を見られるようになったというのは、自分では大進歩だと思っている。題材的にも、劇場へ足を運ぶという行為自体も、前の状態だったら絶対に無理だっただろう。

そして、この平穏があと2週間くらいしか続かないことも、知っている。

今、とても意識清明な時には医師の診察を受けに行っている。

まずは眼科。これは生活上目が見えなくて困っていたからで、眼鏡コンタクトの処方を変えることで大分改善した(あと、生活環境Macに替えた)。緑内障の恐れがあるから、視野検査も受けなくてはならないが…。

次に歯医者にいくことにしている。十年来奥歯に痛みを抱えていて、これは生え方がおかしい、いわゆる「埋没歯」というやつなのだが、こいつの手術をしなくてはならない。入院がいるだろう。そこまで派手な治療をしてくれる歯科の心当たりはないので、聞いて回らないとダメなのだろうな。

あとは耳鼻科で耳垢を取ってもらう(俺のは医者にやってもらわないとマズいらしい。素人は手を出すなといわれている)とか、メニエール氏病の検査を受けたりしなくてはならないが、このへんはまあいつでもできるし、重要でもない。

問題は、循環器科案件。この件について知っているのは家族と親しい友人数名だけなのだが。俺は首の動脈爆弾を抱えている。何らかの弾みでこいつがはじけたら一発アウトのあの世行き。手術することもできるのだが、その後のケアが大変すぎるのと、そもそも成功例があまり多くない? らしく「ほっといてポックリいったほうがいいですよ」などと言われる始末である。どちらにせよ、そう長くは生きられそうにもない。この休職の間にこの案件を片付けるか。それとも忘れたふりをしているか。さすがに忘れてしまうことなど出来るわけもない。ちなみにこの爆弾が原因で、俺は1日に大量のボルヴィックを浴びるように飲んでいる。血の巡りが悪くなるとこの爆弾に着火する可能性が高いからだ。


この休職により、ついに俺は社会的に死を迎えることになった。後は生物学的な死だ。むろん、お金が稼げず飢え死にするなどということは充分に考えられるが、それよりもこの満身創痍の状態でいつまで耐えられるのか、のほうが問題だろうと思っている。


結局のところ、俺はもう半分死んでいて、近々完全に死ぬのだ。それが自らの意志なのか、それとも抱えている地雷が爆発するのか、それとも別の原因なのかはさておき。時期もなんとなく、休職の明ける11月くらいなのだろうな、と言うのがうっすら見えている。一応増田たちに責任をかぶせたくないので、いわゆる「自殺」を積極的に選ぶことはしない、ということは約束する。ただ、そういう状況に追い込まれてしまったときには、謝って許してもらえるだろうか。…無理だろうな。それでも謝っておく。ごめんなさい。

今はとても穏やかに過ごしている。死んで行く事への恐怖を除けば。

再チャレンジ不能である世の中というのも案外よいもので、あの血を吐くような苦労をして、それが結果徒労となり、砂の城が崩れ落ちていくこと自体、しなくてすむというのは、とても楽な気持ちになれる。あるいは成功したとしても、それは誰かの生き血をすすり、返り血を浴びた結果であることは承知の上。そんな汚れた人間が大地に両足をつけ、太陽を仰ぐ、みたいな非道い生き方をしなくて済むのは、楽だ。

むろん、自分の作っていたものには「命をかけてもいい」と思っていたのも事実だ。ただ、会社に「命をかける必要なんかない」と言われてしまった時点で、俺のあの案件への情熱は冷めてしまった。プロとしては失格。しかし、実際に掛け金に命を賭けろと強要していたのは、どっちだ? むろん、言い出したのは俺だが、その結論に陥るトラップを入念に準備していた人たちがいたのは知っている。

そう、結局社内政治自分の弱さに負けたんだ。そして今もまだ負け続けている。

あとは願い。完全にくたばってしまう前に、自分のやりたかったことを、形として残しておきたいと思っている。それに何日かかるのかは分からないし、なにせ相手のあることだ。そううまくはいかないだろう。それでも。俺にできるだろうか。時間普通にあって、記憶力が常人なみで、集中力が続くのであれば、なんでもなくできること。そもそも、そんなこと、俺がやる資格があるんだろうか。


わからない。怖い。そうしたまま、今日も夜が過ぎる。

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