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はてなキーワード: 明治19年とは

2024-06-27

anond:20240626094624

さいこう‐がくふ〔サイカウ‐〕【最高学府

最も程度の高い学問を学ぶ学校。通例、大学をさす。

[補説]一般東京大学のみをさしていうのは誤用とされる。明治10年(1877)から明治30年(1897)に京都帝国大学ができるまでは、東京大学明治19年から帝国大学)が唯一の大学で、最高学府だった。

出典 小学館デジタル大辞泉

2024-05-21

正常独身青年先祖戸籍を取り寄せる

アブスト

 結婚の見込みがない29歳正常独身青年が、ご先祖様に申し訳ないという気持ちから先祖戸籍請求した。6市町から31通の戸籍謄本を取り寄せ、Excelにまとめた。戸籍制度の変遷や行政区画歴史を知ることができ、何故か海外移民歴史にも繋がり、祖父母との会話のきっかけにもなった。独身暇つぶしにはもちろん、子供自由研究にもおすすめであるかわいいの子と新戸籍編製したい。助けて。

背景・目的

俺が末代だ(誤用)→ ご先祖様に申し訳ないにゃあ → そもそも先祖って具体的に誰やねん → そうだ、戸籍、取ろう

 ワイ、29歳素人童貞自分は子孫を残せないかもしれないというぼんやりした不安がいよいよ現実味を帯びてきた今日この頃。親にも祖父母にもご先祖様にも顔向けがきぬと思った時、はて自分先祖ってどんな人たちだったんだらうという疑問が湧いてきた。祖父母に聞いてみても、こんな先祖がいたという話は出てくるがそれが自分にとって何にあたる人なのか(曾祖父?曾祖母?高祖父?)が分からない。墓石や位牌を見てみても名前戒名と行年が分かるだけ。家系図なんて高尚なものもなし。というわけで、先祖戸籍、取り寄せてみました。

僕はどこから来たのか、僕は何者か

 僕は埼玉まれ埼玉育ち、岐阜県在住29歳素人童貞工場勤務現場労働限界サラリーマン父親次男地元山口県母親は次女で地元栃木県、そんな2人が地元を捨てて東京大学出会い埼玉で僕が爆誕したってわけ。親の背中を見てすくすく育った僕は当然のように親元を離れ、縁もゆかりもなかった岐阜で働き、親に会うのも年1回、これが因果ってやつです。

How to 戸籍請求(※2023年版)

 さて、いざ戸籍請求しようと思っても、やり方もようわからん。こういう時はとりあえずググる。ふむふむ、直系尊属戸籍なら請求できる、と。まずは自分とか親の戸籍を取って、そこに親の名前と前の戸籍本籍地が書いてあるから、親、その親、そのまた親って遡っていけばいいわけか。同じ市町村内なら先祖戸籍をある分だけまとめて請求も出来るんだな。自分本籍地父親実家にあることは以前に住民票取った時にわかってたから、山口県役所まで行かなきゃいけないのかなと思ってたけど、どうやら郵送でも請求できるらしい。これはありがたいね。で、必要ものは、と……、まず請求書か、これはあとでコンビニプリントだな(プリンターなんて持っていない限界独身青年)。本人確認書類免許証でいいな、これも後でコンビニコピー。返信用封筒切手は買ってこなきゃ。あとは手数料を、定額小為替?、何だこれ、ていがくしょうかわせって読むのか?郵便局しか入手できないし、貯金窓口って平日16時までしか空いてないのか、これは面倒だな……。

 実際の手続き市区町村サイトにやり方書いてあるんで、それを見れば誰でもできます。面倒だったり時間がなかったりする人は司法書士とか行政書士かに依頼したらやってくれるらしいよ。僕はコミュ障からそっちの方が面倒なので1人でやった。手続き関連で意味わからんのは定額小為替。読み方もわからんくて、僕は最初郵便局の窓口で「ていがくしょうかわせください」って言って小恥かいた(ていがくこがわせ)。これは要するに戸籍の発行代を、現金は郵送できないから代わりに為替で送るってことなんだけど、小為替の額面にかかわらず1枚の発行に200円の手数料がかかる(2022年までは100円だったらしい)。200円の定額小為替1枚にも200円かかるし、750円定額小為替5枚で1,000円の手数料だよ⁉ 平日の昼間になんとか時間作ってるのにこんな手数料取られるの、ほんとアホらしい。オンライン決済に対応してくれ。社会人時間と金を返せー。北方領土も返せー。

 まあそんなことは置いといて、戸籍請求の時に用意しとくと便利なもの挙げときます。①プリンター: これがないと請求書の印刷とか本人確認書類コピーとかでいちいちコンビニに行かなければいけなくなる。行った。必要項目さえ書いてあれば手書きの書面でもいいらしいんだけど、今時そんな人なかなかいないよね。②角形2号封筒: 請求書発送と返信用として同封する分で結構使う。③A4クリアファイル: 封筒に入れる書類クリアファイルに入れる、これ社会人常識ね。え?ギリギリ働けているだけの無能社会人面してんじゃねえ?いいいいイキってすみません

戸籍の、種類

 戸籍には、3つ種類がありまして、戸籍に除籍に改製原戸籍、この3つなんですが、まあ大雑把に言ってしまえば生きている戸籍と死んだ戸籍旧版戸籍って感じです。先祖のことを知りたいのなら、とりあえず全部1通ずつ請求すればオケ現存している先祖戸籍は全部手に入れてやるくらいの気持ちでいきましょう。請求理由家系図作成のためって書いておけば、まとめて請求もできます

 戸籍はこれまで法改正によって6種類の様式が作られていて(明治5年式・明治19年式・明治31年式・大正4年式・昭和23年式・平成6年式)、現在入手可能で最古のもの明治19年式。ここまで遡れれば、だいたい江戸後期生まれ先祖がわかります。そして、さらに遡りたくなります、なるんです。ところが、明治5年はいわゆる壬申戸籍ってやつで、新平民とか元穢多とかの表記があるらしく、昔の差別ガーって五月蠅かった奴らのせいで見ることができない。これ、完全に国民知る権利侵害じゃね?今の法律だと直系尊属戸籍しか請求できないんだし、見せてくれたって何の問題もないよね。まあそもそも部落差別がどうとかいう話がまず胡散臭すぎるし(職業差別なんか?地域差別なんか?血統差別なんか?)、そんなもん現代存在しないやろ。解放同盟とか、差別反対って叫んでる連中が日本を歪めてるって、こんなとこでもわかんだね。みんなも部落探訪、もとい曲輪クエスト©鳥取ループ)してこ♪ 楽しいよ!

この本籍地はどこなんだ?

 で、戸籍請求して特に不備がなければ、1週間程度で返送されてくる。僕は最初戸籍をまとめて請求した時、想定よりも枚数が多かったので小為替が足りず、追加で小為替を送ることになった。小為替は多めに用意しとくのがヨシ。

 ここから自分先祖戸籍の話。父方の実家山口県田舎で、江戸時代からそこに住んでいたと聞いていたので、1回の請求で割と簡単明治19年戸籍まで入手することができた。しかし、よく見ると本籍地表記現在のものと違っている。もちろん市町村合併が何度かあって〇〇郡〇〇村とかが今と違うのはわかるんだけど、番地が全然違うのだ。今の番地が「〇〇番地」なのに対し、明治19年式では「第△□番屋敷」になっていて数字も違う。調べてみると、現在本籍地地番記載しているが、明治19年式の段階では地番とは別の壬申戸籍編製時に家ごとにつけた屋敷番号というものを載せているらしい、ということが分かった。そしてややこしいのが、地番屋敷番号は全く対応していないようなのだ。その辺は地域差もあるみたいで、近代化の過渡期って感じのカオス面白いですね。まあ現代でも住所表記は複雑で統一されてないし、そんなもんか。もしこの明治19年式の期間に先祖転籍していたら、以前の本籍地現在でいうどの場所にあったのか、地番対応していないのでちょっとやそっとじゃわからないらしい。僕も詳しくはないから、知りたい方はググってみてくれ。そう思うと、父方の家が江戸時代からずっとそこにあるというのは、運がよかったのかもしれん。

 他にも、高祖母家系明治19年戸籍で、「〇〇郡〇〇浦」という、「町」でも「村」でもない表記のものがあった。町村制明治22年施行から、それ以前の藩政時代表記が残っていたのだろう。これまた過渡期って感じでたまらぬ。こうなると郡制とか府県制とか市制町村制とか、行政区画歴史についても、わたし、気になります状態。心の中のえるたそが犬みたいに瞳を輝かせて迫ってくる。やれやれ、僕の頭脳はほうたるだからね、手短にね、やっちゃいましょうかね(Wikiを読む)。

Excelにまとめたよ

 そんなこんなで、クソ労働により病みそうで病まない少し病んでいる状態になりつつも請求粛々と進め、とりあえず6市町から31通の戸籍を入手した。ある程度集めたところでExcelにまとめる作業に入り、そちらの作業の方に時間がかかってしまってまだ先祖戸籍すべては請求できていない。単純に高祖父母の代まででも2^4=16家系あるからね、というのは言い訳ですごめんなさい。今のところ、一番遡れた人が高祖母祖母にあたる人で文政3年(1820)生まれさらにその1代前の両親まで生年月日は不明ながらも名前は判明した。やろうと思えば200年くらい遡れるんやな。

 戸籍には生年月日や出生地婚姻などによる入籍・除籍日、死亡日、死亡地などが載っているので、ひとまずExcelでまとめてみた。眺めてみると、子供が早くに亡くなっていたり、夫と死別して出戻りしていたり、養子を迎えたり、韓国京城で死んでたり樺太真岡で死んでたりアメリカで死んでたり、戸籍から見えてくるものなんてその人の人生のごくごくわずかな部分にすぎないけれど、だからこそいろんな人生があったんだなと想像ちゃう。それに対して僕の人生……。もうずっと静止期、Stationary phase。Log phaseが一瞬すぎたんよ。いや、まだ長すぎるLag phaseの途中って可能性もないことも……ないか

戸籍から見えてきたこと①

 戸籍で父方の方を辿っていくと、長男がずっと(途中養子を挟んでいたが)家を継いでいて、一方母方の方を辿ると四男の四男の長男みたいな感じで家を継ぐという感じではなく、そこは対照的だなという感想をまず持った。自分アイデンティティはやっぱり父方の方にあるけれど、自分自身の境遇次男長男です)を思うと、母方の方にも親近感が湧く。故郷を離れる、離れざるをえない人生というものに。特に母方の方は、一度栃木県を離れて北海道に渡ってからまた栃木に戻ってきており、中には樺太に渡って真岡で死んでいる親族もいて、これはおそらく長男家系じゃなかったか移住したのだろうと思う。真岡なんて真岡郵便電信事件しか知らなかった地名だよ。こんなところで樺太と繋がるとは思わなかった。戸籍だと直系しか辿れないから、祖父母兄弟とか曾祖父母兄弟とかの傍系がその後どうなっていったのかまではわからないんだけど、自分自身が親元を離れていて昔の次男三男みたいな生き方をしているので、そっちの方も気になってしまう。それでも、おそらく当時の人たちには生まれ故郷という感覚はあったんだろうなと思ってて、自分なんかはもはや故郷存在しなくていつか故郷に戻るみたいな感覚が全くないので、故郷が欲しい帰る場所が欲しいと思ってしまうんだけど、これはないものねだりだよね……。強く生きていくしか、ないね……。

戸籍から見えてきたこと②

 父方の方は父方の方で、明治から大正時代アメリカに渡ってアメリカで死んだ親族が2人もいた。で、調べてみると山口県は全国でも5指に入る移民送出県らしい。有名なのは周防大島屋代島)からハワイ移民で、島には日本ハワイ移民資料館もあるよ。行ってみたいね海外移民歴史については、詳しくはググればWikiとかも出てくるし(Wikiの「広島県人の移民」の項目は読み応えあった)、興味ある方は調べてみてほしい。実際、父方の実家から瀬戸内海を挟んで周防大島がよく見える。でかい。一時期周防大島出身民俗学者宮本常一の本を読んでいたことがあって、そこに宮本常一父親明治27年にフィジー出稼ぎに行く話が出ていたので、まあ島と本土の違いはあるとは言え、あの辺一帯に外に出ていく気風みたいなものがあったのかなと想像してる。こんな感じで、家系っていう私的ものから歴史に繋がるのも面白いですな。

祖父母に報告です

 ここまで調べたことを表にまとめて、父方の祖父母に見せてみた。よお調べたのおって言われました。

  「この人はアメリカに渡って、稼いだから家を建てちゃるけぇって言っちょったけど、向こうで喧嘩を止めに入って死んじゃったんよ」

  「このおばあさんは酒造の娘でのぉ、気位が高い人じゃった」

  「このおじいさんは働かん人だったみたいでねぇ、田んぼを売っちゃって大変じゃったんを○○さん(息子)が頑張って立て直したんよ」

 (方言ネイティブじゃないのでうろ覚えで書いています

 あとは祖父が実は山口ではなく東京で生まれて幼少期は東京暮らしていたり(当時は東京東京市)、祖母京都で生まれていてそれが実は自分大学時代下宿していた場所の近くだったり、なんてことも初めて知って、いろいろと話せて楽しかったです。

今後の展望

① 引き続き戸籍請求:多分まだ結構取り寄せられる戸籍が残っているので、続けていこうと思う。古い戸籍は廃棄している自治体もあって(実際にもう無いですって3件ほど言われた・昔は除籍後80年経過したら廃棄してもよかったらしい・今は150年)、あれはとても悲しい。1回広島市請求した時に無いですって言われたので、もしや原爆のせいか⁉と思って調べてみたんだけど、戸籍疎開させていて無事で、単純に大正3年以前に除籍された戸籍を廃棄してだけでした。貴重な資料なんだし、廃棄せずに何とか残せんかったんかな。

② 昔の住宅地図を見る:せっかく先祖本籍地を集めたので、古い住宅地図本籍地がどういうところだったのかを見てみたい。複写したい。でも住宅地図図書館でも禁帯出で、地域図書館とか国会図書館とかの現地に行かないと見ることができないからな……。やるか――住宅地図複写旅――。

菩提寺過去帳を見せてもらう:これもいつかやってみたいね

終わりに

 実際にやってみて思ったけど、これ、中学生自由研究かにいいんじゃないかな。役所手続きして、資料集めて、整理して、発表用にまとめる。広げようと思えば家制度とか行政区画とかの歴史にまで広げてレポートにもできる。祖父母との会話のきっかけにもなる。お子さんがいる方、おすすめですよ!もちろん子供もつ見込みのない独身暇つぶしとしてもかなり面白いと思う。まあ、休日に何してるの?って職場で聞かれたとき先祖戸籍集めてまとめてますって答えたらちょっと引かれたけどね。そもそも休日が少なすぎて疲弊して遊びにも行けんのじゃこのクソ会社がコラ。でも一人、この話に食いついてくれた女の子もいたので、あわよくばお近づきになりたいよ。一緒に新戸籍編製しませんか?住宅地図複写デートとかどうですか?もちろんオシャレなカフェとか映画館とか夢の国かにも行きますから。高いご飯も奢りますから自分、やれますやらせてください。使うあてもないのにNISAで順調に積み立てられていく資産、何も積み上らない人生、虚しい。寂しい。一発やるまで死ねるか!!!

2018-11-14

anond:20181112224139

明治10年の「花月新誌」から引用

維新以来、束縛圧政の旧世界を一変して、自主自由新天地を開けり。

明治19年徳富蘇峰「将来の日本から引用

しからばすなわち現今の日本封建時代先天の日本と、明治時代後天の日本との大激闘の戦場といわざるべからず。(中略)されば今日のわが清鮮爽快なる日本新天地においてすらなお旧分子の冥々隠々裏りに飛揚跋扈の威勢を逞しゅうするもまたゆえなきにあらざるなり。

明治23年の「史学雑誌から引用

抑も明治維新は、我国未曾有の大改革にして、万国にも殆ど比類なき所なり。封建の制変じて郡県となり、衣冠束帯変じて洋服着用となり、藩兵は変じて鎮台兵となり、孔孟の教衰へて西哲の道行はる。その他、制度風俗より農工商に至るまで、昔日の旧慣地を払ひ、明治新天地となれり。

このあたりの「天地」というのは「天と地のあいだにあるもの世界」という意味で、

それは「新天地」と「旧世界」が対比して用いられていることからも分かる。

明治維新に際して様変わりした世間表現するとき一種の決まり文句だったのでは?

2018-05-03

第一回 ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイ」見てますか? 面白いですよね! 原作全部読んじゃって「もっと・・・状態

そんなあなた明治維新前後(18世紀20世紀前半)の北海道舞台にした伝奇/アクション作品を紹介してみようと思います

1)

「地の果ての獄」

 言わずと知れた山田風太郎大先生明治もの

 ”北海道一般の人にとって地の果ての島だった明治19年。薩摩出身青年有馬四郎助は月形の樺戸集治監の看守に着任した。そこは刑期12年以上の凶徒を集めた人間運命の吹きだまりであった。正義感あふれる四郎助は、個性的囚人たちが起こす奇怪な事件に厳しく対しようとする。だが、元与力キリスト教教誨師・原胤昭との出会いがその運命を変え始め...。明治に生きる人々の姿をつぶさに拾い上げた圧巻の人間ドラマ。”

 原さんは『明治十手架』にも出てきます

2)

「旋風(レラ=シウ)伝」

 北海道出身朝松健先生作品。本作はクトゥルーネタあんまりない。

 ”明治二年、箱館五稜郭は陥落し、戊辰戦争最後の戦いは終わった。南部藩出身の若き遊撃隊士・志波新之介は、古参兵士たちのはからいで死をまぬかれ、榎本武揚から手渡されたスペンサー・カービン銃を手に北へ向かう。前途に広がるのは、コロポックル邪悪な罠を仕掛け、犬神が姿をあらわし、淫魔が歌声を響かせる、いまなお伝説が息づく蝦夷の大地。残虐きわまりない北海道開拓使・仙頭左馬之介が率いる討伐隊と死闘を繰り広げながら、新之介は自由の地を目指して歩を進める。” 

 現代北海道ものでは「魔犬召喚」「凶獣幻野」がお勧めです。北海道こわい!

3)

五稜郭残党伝 」「婢伝五稜郭

 こちらも北海道出身佐々木譲氏の作品

 ”戊辰戦争もあと二日を残し、五稜郭で幕を閉じようとしていた。「降伏はせぬ。」と、陥落前夜、自由を求めて脱出した旧幕府軍の凄腕狙撃兵、蘇武と名木野。逃げのびる二人は、アイヌ土地を蹂躪する新政府の画策を知り義憤燃えた。だがその背後に迫る、新政府軍残党狩り部隊足音酷薄執拗な追撃戦が開始された…。広大な北海道を血にそめて追われる者と追う者が、男の誇りを賭けて戦う冒険小説。”

 佐々木氏北海道舞台キング風の現代ホラー「白い殺戮者」で「アイヌ・ライケ・ウパシ」=「人を殺す雪」というアイヌ民話について登場人物に語らせていたりします。

4)

蝦夷地別件」

 船戸与一氏の作品

 ”十八世紀末蝦夷と呼ばれるアイヌ民族は和人の横暴に喘いでいた。商人による苛烈搾取、謂れのない蔑みや暴力、女たちへの陵辱…。和人との戦いを決意した国後の脇長人ツキノエは、ロシア人船長に密かに鉄砲三〇〇挺を依頼する。しかし、そこにはポーランド貴族マホウスキの策略があった。祖国を狙うロシア南下政策を阻止するべく、極東に関心を向けさせるための紛争の創出。一方で、蝦夷地を直轄地にしようと目論む幕府と、権益を死守しようとする松前藩の思惑も入り乱れていた。アイヌ民族最後の蜂起「国後・目梨の乱」を壮大なスケールで描きだす超大作。”

  脇長人て何?って思って検索したら 夷酋列像 が はてなキーワード登録されていました。

5)

天動説

 山田正紀作品山田氏の北海道舞台作品というと「謀略のチェスゲーム」「人喰いの時代」なんかがすぐ思い浮かぶけど、昭和なんですよ。時代を合わせると「ツングース特命隊」「崑崙遊撃隊」あたりになるんですが…

 本作は第一部が江戸編(ザ・”江戸時代”)、第二部が蝦夷編の伝奇小説ラストはむりくり明治維新期まで到達。あんまりアイヌは出てきません。

6)

カムイの剣

 矢野徹作品アニメもある。

7)

王道の狗」

 安彦良和のまんが 全編北海道ってわけではない。

 ”明治時代中期、北海道開拓使役させられていた若い囚人二人は脱獄し、それぞれの道を歩み始めた……。壮大なスケールで描く歴史長篇漫画

どうでしたか? アフィサイト並みに読んでない作品も挙げてみました。

ちなみに「ゴールデンカムイ」読んでません! ごめんなさい!!

 
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