はてなキーワード: カマトトとは
藤井風の新曲《青春病》に「青春はどどめ色」という歌詞があり、エッチだなあと思った。
周知のように、「どどめ色」は官能小説の専門用語で、年齢と経験を重ねた女性器に対して使う。
近所の出戻りお姉さんとか、同級生の母親とかに使うことが多い。
見たことないので知らんけど、やや黒ずんだサーモンピンクだと推察される。
…と思って朝日新聞の記事を見ていたら、全然違うことが書いてあった。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14519316.html
「紫になった唇や打ち身の痕などに使われたようです」などと上品に述べているが、女性器については一文字も言及していない。
Wikipediaにも「どどめ色」という記事があり、そこだと女性器との関係についても簡単に触れている。
でも、「どどめ色=女性器」という私の認識からすると、ずいぶん控えめだ。
《青春病》に対するネットの感想を見てみると、私と同様「どどめ色」を性的な言葉だと認識しているコメントも多い。
けれども、比較的若い人なのか、「どどめ色」ははじめて聞く言葉で、調べて意味が分かったと書いてる人もいる。
そういう人たちが読む解説は、「桑の実に由来する言葉で…」という調子だから、どうもあまり性的な言葉だとは思わないらしい。
「あざに使う言葉だそうで、青春の傷を示しているのでしょうね」とか「文学的な言葉です」とかいう発言まであった。
そこで、「どどめ色」の使用例はどの程度エッチなのか、簡単に調べてみた。
仕掛りなので全然少ないけど、これを見る限りでは、非エロの用法もけっこうあるようだ。
ただ、私が調べたのはちゃんとしたコーパスや新聞記事なので、上品な用例ばかり拾われすぎている感も否めない。
エッチな用例をもっと見たい方は、たとえばウェブコーパスで検索するとよいだろう。
気になるのは、1997年生まれの藤井風がこの言葉にどういうイメージを持っていたのか、ということである。
彼はセクシーなアーティストなので、この語の性的なニュアンスも十分知っていただろうと私は思う。
いずれにせよ、「どどめ色」を知らなかった人でさえ、この仰々しい語感には大変感心するだろうし、それだけでも効果的な歌詞だと言えるだろう。
「川崎名物●トルコまんじゅう さわっただけで、ジャムがドバーッとはみ出す、ドドメ色のまんじゅう。」
出典:島田洋七、島田洋八『B Bの仁義なき戦い』ベストセラーズ、1980年
「少納言」で採集。私のイメージする「ドドメ色」の典型的使用例。
「だからほら、そんなケンカはもうお止め! 女の子がドドメ肉なんて言葉を使っちゃいけません!」
出典:竹宮ゆゆこ『わたしたちの田村くん2』電撃文庫、2005年
「渇くドドメ色の夏」
出典:DIR EN GRAY《獣慾》、アルバム「DUM SPIRO SPERO」(2011年)収録
「歌ネット」で採集。歌詞全体が性的な意味になっているようだ。
「脂肪肝の場合はこの色にオレンジと紫を足したような色合いをしている。やや青みが強いドドメ色といったところか。」
「少納言」で採集。前後不明だが、焼肉に対する形容と思われる。
「梅5キロを一晩水に漬けてからザルにとって乾かす。赤ジソ2束の葉をちぎって洗い、少量の塩でよーくもむ。もーみもみしちょると、ドドメ色した汁が出て来る。」
出典:魚柄仁之助「梅の一発漬け」『朝日新聞』2001年6月13日夕刊、7面。
「防腐剤のせいかドドメ色のしなびた二つの小柄な男女は日本人の老人。」
出典「わたしの主張あなたの意見」『沖縄タイムス』2002年8月11日朝刊、5面
投書欄に寄せられた文章より。著者が見学した人体解剖実習の描写。
「どどめ色になるまで泳ぎ[…]」
出典:「歌壇・俳壇」『朝日新聞』2020年8月14日栃木朝刊、22面
加藤宜立氏の俳句より。同紙記事でも典型的とされていた、紫がかった肌の色に使う例。
「ドドメ色の昼下がり」
出典:CD「NG騎士ラムネ 40~俺は今猛烈に熱血しているっ!」1990年、トラック7のタイトル
「国立国会図書館オンライン」で採集。同ディスクには、「セピア色の夕暮れ」「トキ色の朝ぼらけ」という曲も収録されている。「昼下がり」なので、ちょっと性的な含みがある?
「肌の色が白かったから、メラニンが少なかったんでしょうね。メラニンが多いとすぐにどどめ色になってしまうと言いますからね。」
出典:峰隆一郎『西鹿児島発「交換殺人」特急』講談社文庫、1993年
「用例.jp」で採集。肌の色の話らしいが、前後不明のため、はっきりせず。
「流れる景色に目を奪われながら、もはやレレナはこの電車の色が赤だろうが青だろうがドドメ色だろうが知ったこっちゃない。」
「用例.jp」で採集。性的ではないけど、アイロニカルに使っている。
「あまりに突然突きつけられた事実に、俺の産卵期に入ったイソギンチャクみたいなドドメ色の脳細胞が付いていってないのである。」
出典:小北清人「橋下追い詰める包囲網」『AERA』2011年11月21日号、22ページ
橋下徹の発言として紹介している。ダイレクトに性的ではないが、極めてネガティヴな意味に用いている。
「ほらドドメ色の雨が降って 視界を塗り潰した」
「歌ネット」で採集。初音ミク。歌詞は他にもいくつかあったけど、当たり前ながら意味の曖昧なものが多い。
国立国会図書館オンライン https://ndlonline.ndl.go.jp/
俺も最初見た時は笑い飛ばしたよ「あの?今見た映画の話?理解してます?真逆ですよ?皆のために犠牲になるとか知ったことかって映画ですよ?」と思った。
でも、1日経ってよくよく考えるとありゃあなかなかにおどろおどろしい代物じゃないかと思い至ったわけだよ。
我々はあの映画を見終わってスッキリしながら「さあ、同調圧力を誇示する奴らにそっぽ向いてやろうぜ」ってテレビの前で肩で風切ってたわけさ。
そうは言っても結局はスクリーンの中の世界に感情移入してただけで、ヤクザ映画のハラキリやボクサー映画の殴り合いに共感した所で、自分らの体には何の傷もない状態でさもやり遂げた気になってるアレだったのだな。
しかしあのCMのせいで一気に我々はさっきまで自分らが頭の中で偉そうに講釈垂れてた「功利主義と個人主義の天秤にどう重さを振り分けるか」という命題の秤に自分たちが乗せられたのさ。
昨日まで「アヌビス神の御心において、そなたの魂を見定めんムニャムニャ」とやってた自分の心臓が今まさに死神の掲げる天秤に載せられたってこと。
こりゃあ本当に恐ろしいもんだ。
海で呑気に泳いでたところをいきなり七人ミサキに足を捕まれ深海の底まで引きずり込まれたようじゃないか。
TV局の奴ら、ついさっきまでやいのやいの「世の中どうにかなるんだしさ、やっぱ人間自分が納得する生き方すべきだよね」とSNSでほざいてた我々に対して「じゃあ、未曾有の危機の前に個人を優先して本当に良いんですね?」って全員にインタビューしかけてきやがった。
自分たちは絶対的オフェンスだと思ってたもんだから受けの用意なんて全く無しさ。
たとえば議員様が官僚の不手際でカバンにペラ1枚の原稿もなく国会に出てきてしまったと思ってみればいい。
どうにもなりっこない。
適当に煽ってすかして時間を稼いで最後には逃げるぐらいしかできやしないよ。
そんなことをね、完全に油断しきった年末年始連休の大抵の人間にとっての最終日にアイツラやってきたんだ。
とんでもないと思わんかね?
天気の子なんていうジュブナイルなセカイ系のB面を今どき流してみせるような裏の裏以前に時代の遥か後方からメガホンで叫んでるような作品が、一瞬で最先端に追いつかせやがった。
頭が悪いフリしてみせながらうまく人を転がすのが上手い。
一番むかつくてインテリってのはこういうもんだね。
カマトトぶっておどけてみせて煽って怒らせ馬鹿にさせ最後にはこっちが馬鹿を見てるのをビルの上から馬鹿にしてんのさ。
おっそろしい連中だよ本当。
TLなどの女性向けポルノでも、ヘテロセクシュアルの性表現って、女性は男性に性的快感を与えられるっていうステレオタイプな感じがある。BLの受け攻め固定みたいなのもそういう空気を感じる。
たしかに内容は男性向け並みに過激なものが増えたんだけど、正直男性向けの表現が輸入されただけな気がするんだよなあ。そういうのが好きな人にはいいんだろうけど、正直全体的にM女向け感がある。同性愛のリバみたいに、お互い気持ちよくしあうセックスが読みたいんだけど、探し方が悪いのかあまり見かけない。
女性が積極的だと、女性優位?というのかちょっと変態要素があるものが多い気がする。SMっぽかったり、変態妄想激しいけど現実は奥手とか、筋肉フェチでセックスより筋肉鑑賞みたいになるとか。普段は奥手なのに酔っ払うと大胆になっちゃうみたいなのもよくある。
あと、大体女性が一方的にすごく気持ちよくしてもらって終わる。男性も一応射精はしてるんだけど、なんか棒感が否めない。もちろん男性向けポルノに比べれば顔の描写とかあるし棒感は薄いんだけどね。
もうちょっと女性の手で男性が気持ちよくなってるところを観察したいんだよ。アナルまでいかなくても、乳首や腹筋、背中を舐めるとか、騎乗位でガンガン攻めるとか、ペニスをさんざんいたぶって焦らすとか。そういう女性から男性への前戯みたいなの、あんまりないなあと。
最近読んでそういうのにちょっと近いなと思ったのは、「まじめだけど、したいんです」って漫画かな。ヒロインがちょっとカマトトっぽいけど。
オススメないですかね。
わたし、タイツ好き!タイツに透けた足がセクシーで好き!タイツ履いてる自分も魅力的ですき!
だからアツギのラブタイツ企画、かわいいし、「やっぱりタイツっていいよね。かわいいよね。セクシャルな魅力満載だよね!買お!!」なんだけど、
「性的に見られたくない」ばっかりで。
えーーーー!?!? 性的な魅力だって間違いなく魅力じゃない!?
いやもちろん、当たり前に、性的に見られたくない人は尊重されるべきだよ。
でも今回の企画は、わたしみたいに「タイツってセクシーですき!」な購買層にはリーチしてるわけで、すべての女性を蔑ろにしてる!みたいなの、違くない?
そもそも、「セクシーな魅力」ってさ、重要な購買欲求のトリガーになるのなんて、いーっぱい事例があるじゃん。
「エロリップ」ってアダ名が着いた途端、爆発的に売れたリップあったじゃん!!!
なのになんで、こういう話題になると、「性的にまなざされたい女性など皆無!!」ってなるの!?カマトトぶりすぎでは!?
いや、私はまなざされたいが!? セクシーだと思って欲しいが!?!?!?!?
女性の感性は画一的なもとだと信じ、女性を代表して意見する!みたいなの、多様性と逆走してる気がする〜
追記1
リトルレディリュクスのオールワンティント、戯ちゃんがツイッターでバスらせる前はセクシー売りなんて全くしてなかったじゃん?
でも「エロリップ」でバズって多くの層にリーチした。違うアプローチで、今まで届いてなかった層に届くし、セクシーさを求めてる人もいるって話。
エロリップだって、顔色をよく見せたいためにつけてる人もいれば、セクシーを求めてつけてる人もいるでしょ。そういう多様性にアプローチして怒られる謂れはないと思うわ。
追記2
【ラディフェミと意見が合致しないことを書くとこういう目にあいます】
・男認定
→いやなんなん? 違う意見だと異性なの?その決めつけヤバくない?「女は馬鹿」みたいな意見をいう人間と同レベルだよ。普通に女だし。
→いやなんなん、ブスだとダメなの? つーか人の容姿に言及するなんてめっちゃ失礼でしょ。フェミだってずっとされてきたことでしょ。それをやりかえすわけ?
→0か100かしかないの?? なんで私がクロッチ部分を見せたり破いたりしなきゃいけないの?馬鹿じゃない?これって「じゃあフェミはヒジャブ着ろよ」と同レベルなの理解して。
・誰か認定
→「これ書いたの絶対あの人」ってなに?すっとぼけでもなんでもなく、1ミリも心当たりないが…
だからあえて「ラディフェミ」って書いた。本来のフェミニズムは、「その人の体を隠すにせよ晒すにせよ、それが本人の意志と自由に基づく」ことを支援するものだと思ってるし、それに共感する。