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はてなキーワード: jaXAとは

2023-02-21

anond:20230221133638

問題かどうかは運営側が決める。それは問題じゃないとJAXAが言ってる。

ゲームだってそうだろ?大損失が出たら問題だが、どっちでも大差ない時はただの予定変更で問題ではない。

anond:20230221104141

JAXAが言ってるとかじゃなくて、学術定義としてそうだし、海外報道でも失敗なんて言ってるのは見たことないし

しろ失敗って言ってるのが共同くらいでそっちの方が大本営なんですけど

anond:20230220194315

これは煽り文だけれど煽る理由理解出来て、今回「JAXA定義では中止であって失敗は誤り そんな表現絶対に許さない」と言う人達

法や政治国会絡みの話で、これまでの議論の積み重ねを無視した頓珍漢なこと(例えば「逮捕されないのはおかしい」とか「殺せばいい」「辞めさせたらいい」「時間無駄」等々)を言い出して、それを指摘された時に「(無視)」「常識的に考えてそんなの認められない」「国民感覚乖離してる」などと言い始めてこちらの話に耳を貸そうとしないということが過去に起きてきたわけで

自分常識と違うことがあってもちゃんと各分野には各分野の積み重ねがあることを尊重しましょうね、と言いたいわ

anond:20230221123821

記者会見ってJAXAをよちよちする場だったの?

いきなり泣き出す幼児みたいなのが出てきたからそうなっちゃった?

anond:20230221112201

発射できないのは失敗だと言い募ってJAXAの罪悪感をあおり挑発し、もって次回には無理に発射させ大事故を招いたとしたら、外野メディア事故招致したことになるぞ?

anond:20230221104503

ぶっちゃけJAXAヤバい量の過去トラ集があると思う

多分つくばしかみ像で埋め尽くされるレベルの量

ただそれは失敗ではなく、知識なんだよね

anond:20230221104120

誰もそんなこと見せてないんだよなあ(少なくともJAXA側は)。妄想を膨らませてるのはどちらか

anond:20230220194315

JAXAの発表なんだから間違ってない!」っていう人、戦争始まったら「大本営の発表なんだから間違ってない!」って言いそうで怖いんだよな。

JAXAあばれる君を雇うべき

記者「中止と失敗という問題についてもう一度確認したいです。ちょっともやもやするものですから意図的ものじゃなくて止まっちゃたよということは、一般に言う失敗じゃないかと思うのですが、どうですか?」

岡田氏「こういった事象が時々ロケットにはあるのですが、その時に自分たちは失敗と言ったことがありませんので」

記者「みなさんの中では失敗と捉えてないけれども、失敗と呼ばれてしまうことも感受せざるを得ないという状況ではないですか。どうですか?」

あばれる君「私はそうは思いません!」

岡田氏「どのような解釈をされるのかは、受け止められ方はもちろんあると思いますので、そうではないですとは言い難いんですけれども、ロケットというものは基本安全に止まる状態でいつも設計しているので、その設計範囲の中で止まっている、つまり意図しないというのはそういう設計範囲を超えて、そうじゃない状態になることは大変なことになると思いますが、ある種想定している中の話なので、そこに照らし合わせますと失敗とは言い難いと思います

記者確認ですが、つまりシステム対応できる範囲の異常だったけれども、考えていなかった異常が起きて打ち上げが止まった。こういうことですね」

岡田氏「ある種の異常を検知したら止まるようなシステムの中で、安全健全に止まっているのが今の状況です」

記者「わかりました、それは一般に失敗といいますありがとうございます

あばれる君「私はそうは思いません!!!

ロケット発射「失敗」の件で考える。情報受け手として、報道機関

1 JAXAはとしては正常に発射したかっただろうから、それに照らせば「失敗」。

  フェールセーフ作動したという意味では、正常。

  興業として成功か失敗か、各々が勝手判断することで、JAXAに聞くことではない。

2 例の記者は「失敗」という言葉が欲しいだけ。

  上っ面にこだわっていて、事件真相に対して誠実ではない。

  先走って「失敗」という記事を書いてしまたからか、

  それとも政治的思想意図があったからか、意図不明だが。

3 国民が知りたいことは、記者意見ではなく、JAXA認識

  正常に発射できなかった原因が何か、

  それは解決できることなのか、

  延期はいつになるのか、といったこと。

  記者には、これらを聞き出す質問をして欲しい。

4 記者が「失敗」の言葉面だけにこだわり、その中身を無視する態度である以上、

  JAXAが「失敗」の言葉面を避けようとするのは当然の態度。

  JAXAは、発射に至らなかった事情説明している。

5 記者には、記者会見が自分意見の発表会ではないことを心得てほしい。

  JAXAの会見における対応問題が無いと思う。性質の悪い記者に絡まれたことに同情する。

  JAXAロケットを無事発射できるように応援している。

失敗報道は逆にして考えたらおかしさがわかると思うんだが

JAXA「今回の打ち上げは失敗ということで・・・

記者「それは一般に中止と言いますありがとうございます

お前何言ってんだ?ってならない?

anond:20230221095449

会話が成立せんな。

以前から宇宙開発に興味を持っていた、がどうしてJAXA中の人になるんだよ

あなた宇宙開発になんか特段の興味もなく、なんか気に食わなそうな人が騒いでるから突っかかってるだけでしょ?

自分の興味ある分野に置き換えて考えて見なよ。最低限の想像力があれば、こちらのいらだちがわかるから

会話の通じないキチに遭遇したときの3大コマンド

JAXA説明無視して失敗でーすと叫んじゃう記者とかさ

日本語らしき言語を話すけど会話が成立しない人って一定数いるじゃん

ハナから相手の話を理解する気のない人も含んでいいわ

そういうときどうしてる?

教科書的には「それは個性です認めあいましょう、特性にあった対応しましょう」なんだろうけどさ

駅のホームで延々と大声で駅員の真似事しちゃう人に絡まれときとか

SNSでいきなり巻き込みリプ何十件も送ってきてアイツは無視した!酷いやつだ!と喧騒されたときとか

仕事で何言っても否定ばかりして何ら建設的な意見を言えない人と組まされたときとか

記者会見で頓珍漢なことを叫ぶ自称記者に詰められたときとかね。

本気でどうしてるのかみんなの処世術を知りたい。

3大コマンド

・逃げる

無視する

論破する(←相手の思うツボ)

あと一つは?

anond:20230220194315

これは好感度問題

まりJAXAなら「これは失敗じゃなくて中止だよね」ってみんなかばってくれるし、

これが東電や岸田総理推し進めていたプロジェクトだったら「いろいろ言い訳してるけどそれは失敗って言うんじゃないの?」ってみんな言い始めるよ

anond:20230220194315

わたしも同じようなことを思った。

専門家の側が「宇宙航空分野の慣習からするとこれは《失敗》ではなく《中止》である」と言う権利を持つなら、逆に市井の人々が「日常的な感覚ではこれは失敗だよな」と言ったって別に自由ではないか

特に今回の打ち上げ停止はかなり異常系寄りだったわけでしょう。

もちろんペイロードは無事だし機体が全損したわけでもないから、完全な失敗と呼ぶこともまた違うと(日常的な感覚で)感じるが。

ちょっと論点が逸れたな。

何が言いたいかというと、ある事象について、それを表現する専門用語があるとしても、その用語法を一般人強制する権利専門家は持っているわけではない、ということだ。

もちろん専門性尊重されるべきだが、それとこれとは別の話である

言葉用法を決定する」ことは極めて大きな権力であり、そのような権力を「専門家である」というだけで特定組織簡単に与えるのは危険だ。

もちろん、専門家が「専門的にはこう言う」と主張することは構わない。

問題なのは、だから無知市民はその専門性に従うべきだ、という風潮が存在することだ。

用語法の権力無自覚なままだと、いずれ撤退を「転進」と呼ぶような世界に戻りかねない。

たぶん、件の記者はそういうほのか権力匂いを感じ取ってあのようなことを言ったのだと思う。やり方は稚拙だけれど。

勘違いしてほしくはないが、わたしJAXAの人たちを避難しているわけでもない。彼らは「単に我々はそのように言葉を使う」と素朴に述べただけだ。

わたしは人々の内心には興味がない。しか言語使用における一つの現象として、今回の顛末に少し危ういものを感じた。

2023-02-20

宇宙業界人間として思うこと[追記あり]

追記しました。あとイプシロン8号機はイプシロン6号機の間違いです、ご指摘感謝します。H-Ⅱ 5,8号機が連続で失敗したときNASDAバッシングの話を書くか悩んだ関係混同しました。

失敗と表現した人を責めないであげて欲しい。宇宙輸送機の失敗に関する慣習的な定義については色々な人がもう意見を述べているのでそれを読んで貰えれば良いと思うが、それは業界の慣習というか方言なので、村の外から来た人が『機体の異常で予定した打ち上げタイミングで上げられなかったなら失敗なのでは?』と思うのは仕方がない部分もあると思います(それでも失敗の軽重で言えば、輸送機の失敗としてはかなり軽寄りということは分かるような記事であればうれしいですが)。

最初共同通信が失敗と報じた際、多くの宇宙ファン共同通信表現を叩いていたのをみました。近年ではイプシロン8号機などの宇宙開発の明確な失敗にもあたたかコメントが寄せられる事が多く、またJAXAメーカに対して厳しい論調を向ける人への批判もよくみます批判自体表現の自由の範疇であり行き過ぎない限りはありがたいのですが、失敗と報じたことのみを以て叩くのは行きすぎだったと思います。もちろんあの事象は中断と報じるのが習慣から言って適当だと思いますが、そういった習慣を記者に押しつけ、あまつさえ工学素養が無いと馬鹿にする態度は業界に対して閉鎖的な印象をうみ、長い目で見たときプラスには働かないのではないかと思います。もちろん記者会見でのあの態度は一社会人として許されるものではないですが、宇宙ファンが失敗という表現を叩いたことがあの態度を誘発した部分も無いわけではないと思います

宇宙業界はまだまだ発展の可能性を秘めた分野であり、JAXAだけではなくメーカ宇宙ベンチャーなど多くの人が宇宙を身近に感じて貰い、より多くの人に関心を持って貰おうと頑張っています宇宙ファンはもとより、今回の打ち上げが失敗だと思った人たちもこれを機に宇宙開発に興味をもって欲しいと思っています。また次こそはH3の打ち上げ成功するように、昼夜を問わずに働いているロケット屋さん達を応援していただけるとありがたいです。

追記1:『失敗』ではないから『問題』がないのか?

成功』と『失敗』は結果でしかなく、問題があったのに成功することもあれば問題がなかったのに失敗することもあります(※)。よって定義として失敗に当たらないとしても今回発生した問題関係者間で重く受け止められていると思います。また決められたスロットの中で打ち上げればよいという話も『衛星軌道に投入する』という点だけを見れば嘘ではないのですが、射点の数が少ない日本では一つの打ち上げが延期すると連動して他の打ち上げも遅れ宇宙開発計画全体が遅延することにもなり得ます。また海外顧客の獲得という点でみれば決められた日時に上げられるというのは大きなメリットになります。更にコスト面でも打ち上げが一日延期すると莫大な費用がかかると言われています。また搭載されているALOS-3の前号機であるALOS-2は既に設計寿命を越えており、空白期間を防ぐためにも早くサービスインしたほうが良いのではないかと思います

とは言え今回のH3は試験機かつ衛星を載せているため安全性がより重視され、L/O前に止められてよかったという結論には変わりがありません。しか上記のような点を無視して『全く問題がない、最終的に軌道投入できれば良いんだから問題があるというやつはわかっていない』というような言い分が広まることは岡田プロマネが「ロケット打ち上げ中止自体は非常に大きなこととして受け止めている」と回答したこと事態の収拾にあたっている人達努力を無にしてしまい、ブコメにもあるように「JAXAは失敗を認めずに意固地になっている」と言った印象をあたえるのでは無いかと思い今回の増田を書きました。

後者イメージしづいかも知れませんが、高信頼な部品を使って冗長化しても偶発故障の影響を0にすることはできず、最終的には確率世界になります。またソフトウェアバグも0であることを保証することはできません。よって万全を尽くしたけれどもどうしようもなく運が悪くて失敗する、ということも理屈の上ではありえます。まあその場合でも信頼性計算プロセスを疑われることがほとんどとは思いますが。

追記2:記者素人ではないのでもっと勉強すべきという意見について

これは意見が分かれるところだと思います。私も以前は少し調べればわかるようなことを聞く記者に対して、ちゃん勉強してこいと思っていました。一方で一部の科学雑誌などを除いて記事を読む人のほとんどは宇宙に興味がない人なわけですから、そういった人たちに情報を伝える役割としてはあえてその分野については素人記者質問して記事を書くというのも一定意味があるのでは無いか最近は思っています。今回の例をとっても『失敗』と書かないと一般の人に正しく伝わらないと先入観のない記者が考えたのであれば、必ずしも公式発表と同じ表現である必要もないのではないかと思います。ただ公式発表と違う表現をあえて使うならば業界の背景について専門的な記者が補足を入れ、発言者意図が正しく伝わるような工夫をコミュニケーション専門家として求めたいという気持ちは少なからずあります記者の態度については既に述べたので書きません。

JAXAH3ロケットの件

中止か失敗か,本来ならJAXA定義に基づけばよいのだけど,啖呵を切った手前,それを引っ込められないアホライターがおり,何故かそれを擁護するアホ識者がいて,状況が混沌を極める.

論点はいくつかある.

1. 技術用語としての定義:中止vs失敗

一般的には,ChatGPTによって整理された,以下の見解が正しい.

https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1626569333962059778

また,情報であるJAXA定義に従うべきでもある.

JAXA三菱税金無駄遣いしたフンガー」という方向に持っていきたい気持ちもわからなくは無いが(三菱ジェットは失敗してるし),100歩譲って「オレの失敗定義」を考慮したとしても,以下の2,3の点からやはり中止と捉えるべきである

2. コストとしての観点

H2A,Bのロケットは,打ち上げあたり,100億ほど掛かるらしい.これを,H3ではクオリティを維持した上で,50億まで圧縮したんだそう.

さて,打ち上げ成功か失敗かをコスト観点判断するとき,投入した一発あたりの資金50億によってロケット目的を果たした(宇宙空間に行った)ことを成功,それができなかったことを失敗,と分類すべきであろう.

今回は中断または中止によってロケット宇宙空間に行かなかったから,少なくとも成功ではないが,投入した資金50億がパーになったわけではなく,再調整によってリトライできる.このリトライによって目的を果たせば,成功となる(もちろん爆発すれば失敗だ).再調整にも追加費用は掛かるだろうが,明らかに50億からすると微増であり,リトライによって打ち上がれば,資金観点から成功と呼んで差し支えいであろう.

リトライの結果がわかっていない以上,「50億の打ち上げ」に対して成功した,失敗した,と断ずるのは時期尚早である

よって,中止,または中断が妥当である

3. 統計データとしての観点

JAXAロケット打ち上げ成功率は98%ぐらいらしい.55回ほど打ち上げて,失敗は1回のみだったそうだ.

このような統計データを取るには,厳密に各打ち上げ成功・失敗に分類する必要がある.1回(成功または失敗)をどのようにカウントするかについて,2のように一発打ち上げるために投入した資金(50億)による打ち上げ成功・失敗でカウントするのが,もっと妥当だろう.民間外国JAXA探査機打ち上げを依頼するとき,この成功率と費用費用対効果を判断するわけだが,そのときに中断を失敗と捉えるような統計を参照したりはしない.

よって統計的な観点でも,今回のものは中止または中断であり,打ち上げに対する「失敗」とカウントするとこの統計に影響を与えるため合理的でなく,「オレの失敗定義」で勝手に分類方法を変えることも許されないのだ.

以上,中止または中断である

anond:20230220120020

せやね、JAXAもいちいち打上げ予定を広報せんかったらええやね

北朝鮮の3発のロケット発射は失敗だったのだろうか、成功だったのだろうか

JAXAの発射中止よりもよっぽど大事話題だと思うんだが

『失敗』の言い換え

これは非常に厄介な事態だと思う。今日ロケット関連の記事トップコメントを見てほしい。

[B! 増田] 「JAXAに打ち上げ失敗を認めさせたい人」への説明に悩んでいる

frothmouth普通は失敗」「一般論では失敗」みたいな市民感覚と、科学技術専門家の使う言葉意味が違うのは当たり前で、2者の科学コミュニケーションを繫げるのがメディアに求められる役割なんだけど、記者がコレでは困る

[B! メディア] 国産ロケットH3の打ち上げは「失敗」である

steel_eel 「別にノーミス打ち上げチャレンジじゃないんで失敗じゃないですね。運ぶものロケットが爆発四散とかしたら失敗です」って何度説明されてもノーミス打ち上げチャレンジだと思い込んでいる人々。

(太字強調は引用者)

どちらの人気コメント記者批判的な立場なのにもかかわらず、その書き方は失敗を認めてしまっているように見えることに注意してほしい。ノーミスミス和製英語だが、mistake には失敗の意味が含まれる。これでは開発側に何らかの失敗があったようにも読めてしまう。

ロケット開発に明るい方の分析によると、JAXAのような権威ある機関が「失敗」を認めてしまうと取り返しのつかないことになるらしい。

打ち上げに失敗した」なんて見解JAXAが示したりしたら世界中ロケット業界が大騒ぎになると思うんですよ。

今までの共通認識が変わってしまうし、また安全よりスケジュールが優先されてしま時代に戻りかねない。

ロケット業界の中には「絶対に失敗してはならない」という意識下の前提条件がある。だからひと言でも失敗と発言してしまえば、「JAXAだって失敗してる」「失敗してもいいんだ」とはならずに、失敗の共通認識前線が後退してしまうことになる。「今回の打ち上げは失敗」が未来業界を、失敗を避けるために一か八か勝負に出るような打ち上げをするような体制に変化させてしまう。失敗は成功のもと、と発言した文科相直ちに追及されて謝罪したのも必要なことだった。

ロケット開発に限らず、あらゆる業界で「失敗」が避けられる。皆んなもちょっと思い出して見てほしい。自分からあれは失敗でした、などと言い出した人を、一人でも思い出せますか? … いないでしょ。

だってハッキリ言って、「自分は失敗した」などという自己認識を持つことにメリットはないから。

失敗だなどという認識を持てば自己肯定感は下がり、部下や仲間の士気も落ち、悪いと鬱傾向になってしまいかねない。集中力を失えばプロジェクトは瓦解する。また、失敗感は未来自分や後輩の首を絞める側面もある。失敗するかもしれないという恐怖が心理的安全性を著しく損なう。だから近年、「失敗した」という人は少なくなってきた。長い歴史のなかで人類は「失敗の悪さ」を学んだのだと思う。

にも関わらず「失敗」は相変わらず言われている。主に、敵によって。例えばアベノマスクだって明確に失敗だったとは言えないはずだろう。当時のコロナ禍の五里霧中の状況ではチャレンジングな施策だった。確かに注意深さは十分ではなく、後から見れば問題は多々あった。だけど反体制側の人間は躊躇なく「アベノマスクは失敗だった」と言う。これは立場問題だ。敵側の人にとってはあらゆる隙は「失敗」のレッテルを突きつけるチャンスになる。映画版スラムダンクは失敗だった。はてなブックマークUI変更は失敗だった。ツイッターイーロンマスクは失敗だった…。「失敗」は敵の言葉だ。

味方のフリをして足を引っ張る悪者にならないように、注意深く「失敗」のワードを避けるべきだと思う。失礼ながら、冒頭のトップコメントたちの修正案を考えてみた。

簡単に諦めてしまいがちな部外者である市民感覚と、責任を持って問題に向き合う専門家が使う言葉意味が違うのは当たり前で、2者の科学コミュニケーションを繫げるのがメディアに求められる役割なんだけど…

別に一発クリア打ち上げチャレンジじゃないんで失敗じゃないですね。運ぶものロケットが爆発四散とかしたら失敗です」って何度説明されても一発クリア打ち上げチャレンジだと思い込んでいる人々。

できるだけポジティブ表現に置き換えるのがコツ。見てる人の気分をダウナーにしないように時間をかけるのは時に難しいかもしれないけれど、必ずプラス意味を持つ。誰の心にも響かなかったとしてもマイナスにはならない。そういう細かいケアが求められる時代になってきたと思う。ずっと勘違いされてきたけど、実は、ヒトの心は簡単に折れてしまうのだから

anond:20230220072408

なるほど!

あの記者原稿入稿期限に間に合わせるには、どうしてもJAXAに「失敗」と言ってもらわないと困るからだったと。。。

anond:20230219154851

イーロンもホリエモンペイロードを載せない打ち上げ実験をやってて、そういうの見てる感覚で言うと失敗に見えるのかもね。

JAXA場合はそういうフェーズは何十年も前に過ぎてて、新型ロケット初回からガチペイロードを載せているから慎重にもなるし、打ち上げがうまくいったら成功ではなく、軌道投入がうまくいったら成功なんだけどね。

H3ロケット打上げ中止会見での「それは一般に失敗と言います発言

実際に動画を見てみたけど、捨て台詞ではあるが、相手バカにはしてはいないと感じる。

少なくとも、失礼な言葉は発していない。

どちらかと言うと、議論に興奮して、ついポロッと「捨て台詞」が出たように感じる。

まあ、確実に「捨て台詞」ではあるし、意気消沈しているJAXAの面々に対して発して良い言葉ではないと思う。

この「JAXA可哀想」という状況によって、炎上がひどくなったと思う。

記者が「中止と失敗の違いを、教えていただく」的な態度や考え方ならば、このような発言は出なかったと思う。

あと、失敗して涙ぐんでいる?取材対象者に対して、心理的配慮がなかったのは、少し問題かもしれない。

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