はてなキーワード: 白根とは
お雑煮なんかによく入っているのだけど、噛むとうま味というかコクみたいなものを感じる
歯ごたえとしては見た目のごわごわ感どおり、少し繊維質で、そのせいでよく噛むからよりうま味が出てくる
実家ではお雑煮くらいで出てこなかったので、お雑煮用の野菜だと思っていたのだけど、お浸しを最近始めて食べて美味しかった
他の野菜に比べて水分量が多くないからお浸しにあっている気がした
水っぽくないから味の染み具合もよく、元が繊維質で少し硬い野菜だからこそ、ふにゃっとならずしっかりとした食感が気持ちよい
昔、熊本に住んでいた際は一文字という野菜を食っていたことを思い出した
白根が普通の小葱よりも少しふくらんだ野菜で、さっとゆでて水で冷やしたあとで、白根に青ネギの部分を巻き付けて結び、それを酢味噌に付けて食う
料理名が一文字ぐるぐるといい、なんともまあ城下町っぽい手の込み具合だなと思ったことを覚えている
田舎者としてはこれって野草ののびるとなんか違うのか?とも思っていたけど、熊本市民の前では言えなかった
他に水前寺菜とかいう熊本っぽい名前の野菜も一度、八百屋で見かけて買った覚えがある
葉の表が緑、裏が紫の青菜でゆでるとぬるっとした食感になるがアクを感じたのかあまりおいしく感じず、二度と買わなかった
これならクセが無くやわらかいモロヘイヤでいいなと思った気がする
郷土野菜って知らんだけで、色々あるんだろうなと思う
春になった
腹が減った
その猫は何処にでもいるような猫で、何処にでも存在するような猫だった。
白猫と出会った日、僕は酷く忙しくて帰宅したのは22時過ぎだった。
家に入ると猫がいた。
それが白猫。
何処からか僕のアパートに入り込んだようで、しかしその猫を追い出すには僕は疲れ過ぎていた。
猫をそのままに眠り、翌朝にも白猫がいた。
最初は幻覚のようなものかと思っていたが、どうやら夢ではなかったらしい。
白猫は僕と目が合っても逃げる気配を見せず、悠々と前足をぺろぺろと舐めはじめた。
朝食はいつも外で済ませるので冷蔵庫を見ても中にあるのは干乾びたたまねぎぐらいで、あとは消費期限の切れた牛乳と半分のバター。
小皿にバターを乗せて猫の前に置くと、白猫はくんくんとバターのにおいを嗅いだ。
そのあとすぐに家を出た。
帰宅するとバターはなくなっていた。代わりに黒猫がいた。黒猫は朝に白猫がいた場所に座っており、寝室で白猫を見つけた。
ベッドの上で寝ており、頭を触ろうとしたところで目を開けた。
白猫は僕と目を合わせながらも何もいわず、ただじっと僕を見つめてきた。
僕と白猫と黒猫との奇妙な共同生活は、このようにして始まった。
「それからどうなったの?」
ベッドから彼女が起き上がるのを背中で感じ取りながら、僕は答えた。
「でも今は見当たらないじゃない」
「ああ、それはそうなんだ。だって彼らは消えてしまったのだし、本当は元々いなかったのかもしれないのだからね」
「どういう意味?」
「二匹の猫はつがいだったみたいでね。一ヶ月もすると、白根の方が妊娠したんだ」
「去勢はしなかったの?」
「ああ。というか、そんなことにまで気が回らなかったといったほうが正しい。そのころの僕はとにかく忙しすぎたんだ」
「放置しておくのは感心できないけど」
「僕も白猫の妊娠が分かったときには、それでも動揺したんだ。里親を探すにしても、そんな知り合いに心当たりはなかったしね」
僕も起き上がってタバコを吸い、冷蔵庫からビールを取って戻ると一つを彼女に渡した。
「気になったこと?」
彼女は既に着替えを済ませていて、ここに来たときの格好のまま僕のベッドに腰掛けていた。
「親猫は白猫と黒猫。じゃあ生まれる猫は何色になるんだろうってね」
「白か黒か、ぶち模様なんじゃないかしら」
彼女は僕から渡されたビールをおちょこのように軽く一口飲み、それから言った。
「僕もそう思ったんだ。けど違った」
僕は窓から未だ明け切らない外を、真っ暗な世界を見つめながら言葉を続ける。
「何が言いたいの?」
彼女は痺れを切らしたように組んだ足の方を少し揺らし、ぴんと綺麗に整えられた眉毛の隙間を僅かに狭めた。
「白猫と黒猫から生まれた子猫はいなかったんだ。でも子猫は存在していた」
僕の言葉に彼女は一瞬、呆けた顔を見せた。それから組んだ足を解き、僅かに前のめりとなってタバコの煙を僕に当てる。
「で?」
「白猫は確かに授乳していた。それは確かなんだ。白猫はずっとゴロゴロと喉を鳴らしていたし、乳房のところは上下に揺れていた。けれど子猫の姿はない。どこにも見えなかったんだ」
「気のせいだったのよ」
「そうは思えないな。いや、僕の言い方が間違っていたのかもしれない。白猫が生んだのは子猫じゃない。別のものだったんだ」
「じゃあ何だっていうの?」
僕の答えに彼女はふっと笑い、それから立ち上がると僕に手を差し出す。
「ちょっと多くない?」
「話を聞いてもらった分だよ」
「そう」と彼女は拒否することなく僕からお金を受け取ると財布に仕舞い、パチンと音の鳴るバッグにしまうと背を向けた。
「その白猫と黒猫は今どこに?」
玄関の方へ歩み出す前に彼女は一度だけ振りかって、僕にそう尋ねた。
「闇の中じゃないかな」
そういって僕はタバコで窓の外を指し、彼女は曖昧に微笑むと玄関に向けて歩き出した。
ベッドに座ったまま彼女が出ていくのを聞き、僕は枕の傍にある虚空をなでようと右手を動かした。
「にゃあ」と一度だけ猫の声が聞こえた気がした。
「鼠」は「風の歌を聴け」に始まる「鼠四部作」に登場する。主人公の友人であるが、ある日突然行方をくらまし、「羊をめぐる冒険」では自ら死を選ぶ。語り手と主人公の仲は深く、あたかも語り手の半身のようである。己の半身が半ば死の世界にいるというモチーフはこの後に何度も繰り返される。
この半身のように親しい友人は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のなかでは幻想パートの「影」に姿を変える。彼は語り手の半身であり、語り手の記憶を保持している。壁の中に閉じ込められた世界を脱出するためには二人がそろっていなければならないが、土壇場で語り手は壁の内側にとどまることを選び、影は死ぬことになる。
「ノルウェイの森」では彼は「キズキ」になる。物語の序盤で排気ガスによる死を選んだことが語られ、交際相手であった直子の死の遠因となる。
また、直接の半身ではないにせよ親しい友人で自ら死を選ぶ点で共通しているのは、「ダンス・ダンス・ダンス」の「五反田君」だ。彼は連続殺人犯であったことを明かして死ぬ。このあたりのくだりは恐らくチャンドラーの影響が深い。
このように、半身はしばらくのあいだ無力な存在だったが、「海辺のカフカ」以降では様子が変わる。「カラスと呼ばれる少年」は、「カフカ少年」のもう一つの人格のように見えるが、彼は「カフカ少年」を客観視し、適切なアドバイスを与える。一貫してサポートしてくれる存在だ。半身が異界の住人であるというモチーフであり、「鼠」の系譜に属しているが、そこに自ら死を選ぶような面は見られない。「海辺のカフカ」は主人公がとても若い点でも特異だ。
ただし、佐伯さんが現実感を失った生活をするきっかけとなった、東京の大学紛争で殺された友人は、佐伯さんがノルウェイの森の「直子」の系譜に属するとすれば、「キズキ」のもう一人の子孫だ。
キズキと直子が、そして佐伯さんとその恋人は幼い頃から自然に性交をしていたが、まるで思春期の完璧さを求める性向が現実によって打ち砕かれるかのように、その関係が死によって断たれる点でも、この二つのカップルは類似している。
村上春樹の小説には一貫して何らかの精神疾患を患った、少なくとも感情的に不安的な女性が出てくる。
デビュー作の「風の歌を聴け」の時点から、「小指のない女の子」として出てくる。彼女は話している途中に突然泣き出してしまう。また、周囲の人々がひどいことを言うとも語るが、これが事実なのか、精神疾患ゆえの妄想なのかどうかは判然としない。
この系譜が「1973年のピンボール」の中ですでに亡くなっているかつての恋人「直子」につながり、さらに「羊をめぐる冒険」の「誰とでも寝る女の子」につながっているかどうかはわからない。ただ、「ノルウェイの森」の「直子」には直接つながっているだろう。語り手の過ちによって感情を失った「国境の南、太陽の西」の「大原イズミ」も、彼女の裏面だ。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」もその子孫だ。
また、恋人または妻の一つのアーキタイプとして、「ねじまき鳥クロニクル」の「クミコ」「加納クレタ」や「スプートニクの恋人」の「にんじん」の母にも発展しているようにも思える。
より明確な形としては、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」が子孫のようだ。前述のように恋人の死をきっかけに精神を病む、少なくともある種の現実感を失ってしまう点が共通している。ただし、佐伯さんは後述の老女の系譜にもつながっている。ピアノができたことを考えると、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」も「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」も同じカテゴリに入れていい。
そもそもこのキャラクターの流れについての記述は、誰が後の作品の誰に直接発展したかを明確に追うことではない。おそらくはいくつも混ざり合っている。むしろ、これは村上春樹の作品を解釈するための補助線として見るのが適切だろう。
彼女がやたらとタフになったのが「1Q84」の「青豆」かもしれない。あるいは、生命力にあふれている点では後述の「ミドリ」だろうか。
直子とは対照的な心身が比較的健康なタイプの女性の系譜もある。
性に対する好奇心の強い「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の「太った娘」もそうだが、彼女は後述する「少女」の系譜につながる面もある。
同じく制に対して罪悪感を持たない「ノルウェイの森」の「ミドリ」、「国境の南、太陽の西」の「島本さん」、「スプートニクの恋人」の「すみれ」、「海辺のカフカ」の「さくら」(どうでもいいがこのキャラのせいでおねショタに目覚めた)、「1Q84」の安田恭子へとつながっている。
村上春樹の作品を時系列順に読み返すと、ある時点で突然新しい属性を持ったキャラクター群が登場する。それは、どことなく巫女的な力を持った若い女性である。
前兆としてあらわれるのが、「羊をめぐる冒険」では耳専門のモデルをしている21歳の女性だ。彼女は不思議な力で主人公を羊へと導くが、物語の終盤を前に姿を消してしまうので、いくばくか影が薄い。しかし、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる肥満の17歳の女の子は語り手を「やみくろ」の支配する東京の地下世界にいざなう。
より少女性が強まるというか、単純に年齢が幼くなるのが「ダンス・ダンス・ダンス」に登場する13歳のユキで、彼女は五反田君の殺人の痕跡を巫女のように感じ取ることができた。
「ねじまき鳥クロニクル」での「笠原メイ」は、映画「ロリータ」を思わせる登場の仕方をするし、終盤では主人公を救う力の源であるかのように描写されている。月光の下で裸身をさらす姿は、今までの村上春樹にはなかった描写である。確かに「ノルウェイの森」で「直子」がそうするシーンはあるが、彼女は成人した女性だ。
「海辺のカフカ」では夢の中に現れる十五歳の佐伯さんの姿を取る、ここでは少女との性交が初めて描かれる。
巫女的な少女の系譜がより明確になるのが「1Q84」に出てくる17歳のカルト教団育ちである「ふかえり」だ。彼女は何らかの学習障害を患っていて独特の話し方をするが、彼女との性交は異世界との経路となる。
村上春樹が歳を重ねて少女との性交を書くのをためらわなくなっていったのは面白い(【追記】「ふかえり」にいたっては巨乳の文学少女という属性!)。というのも、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では肥満の女の子から私と寝ないかと誘われて断っているからだ。
大学の先輩がこう述べていた。ある種の作家は自分が生まれる十年ほど前の出来事をテーマにすることがある。なぜなら、自分が参加できなかった「祭り」だからだ。これが事実かどうかはわからないが、村上春樹は古くから第二次世界大戦と中国がテーマに含まれている。「鼠」の父親も戦争とその後の混乱で金持ちになった人間だ。興味深いことに村上春樹の父は中国に従軍している。
(余談だけれどもこの先輩は村上春樹作品にしばしば出てくる井戸は「イド」つまり無意識を示唆しているのではないかと言っていた)
さて、老人がキャラクターとして物語の信仰に深くかかわるようになったのは、「羊をめぐる冒険」の「羊博士」からだろう。彼はいるかホテルにこもったきりで、外に出ようとしない。しかし、探し求めている羊がどこにいるかという重大な情報を指し示す。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」でも、現実パートには「老博士」が出てくるし、幻想パートには退役した「大佐」がいる。
軍人という属性が前面に出てくるのが「ねじまき鳥クロニクル」の間宮老人だ。彼はノモンハンにて過酷な体験をするし、そこである種の悪しき力に取りつかれる。
「海辺のカフカ」には「中田老人」が出てくる。彼もまたある種の不可解な力(後述の闇の力?)の犠牲になり、記憶や知性の多くを奪われてしまう。一方で、彼は「カフカ少年」に代わって父殺しを遂行する半身でもある。
「1Q84」では少し特殊で、これは近過去SFであり、戦争の経験者やその前後に生まれた人々が相対的に若い。それゆえ今までのパターンを単純に当てはめるのが適切かはわからない。
天吾の父がこの系譜に属するだろうか。「1Q84」では善悪が入れ替わることが多い。幼い天吾を無理やりNHKの集金に連れまわす点でネガティブに描かれていたにもかかわらず(村上春樹はこうした巨大組織を一般に「システム」と呼んであまり肯定的に扱わない)、後半では声だけの存在になった彼が助けに来るのだ。
なお、戦場に行っていたという点を考慮すると、これらの老人たちは村上春樹の父親の世代に当たるだろう。
米軍基地にいたという点でジェイもここに属しているかもしれない。
一世代上の女性が出てきたのは「ノルウェイの森」の「レイコさん」だ。彼女は心を病んではいるものの、主人公たちを導いてくれる。「直子」のルームメイトとして、彼女の心身の安定に寄与している。
それがおそらく「ねじまき鳥クロニクル」の「赤坂ナツメグ」になるし、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」を経て「1Q84」の「緒方静恵」になる。
彼女たちの多くは戦争をはじめとした暴力の中で深く傷つき、その中でもある種のコミュニティ・安全地帯を運営し続けている。「レイコさん」は精神病院の患者たちのまとめ役だし、「赤坂ナツメグ」は女性向け風俗(?)で女性の性的空想を現実にし、「佐伯さん」は図書館という静謐な環境を守護し、「緒形静恵」は性暴力を受けた女性の避難所を運営して、しばしば法を破ってでも報復を行う。年齢的にはかけ離れるが、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」もこの老女の系譜に属するか。
彼女の息子たち(血縁があるかどうかはともかく)の系譜は、「赤坂ナツメグ」の息子「シナモン」、「佐伯さん」の図書館で司書を務める「大島さん」、それから「緒方静恵」の柳屋敷でセキュリティを担当するタマルだ。セクマイであることが多い。
「1973年のピンボール」の双子の女の子を除いて、概して二人組の登場人物は不吉な前兆だ。体格は対照的なことが多い。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では「大男」・「ちび」の二人組が語り手に刺客を差し向け、第三勢力になって儲けようとだましに来る。「ダンス・ダンス・ダンス」ではまるで「長いお別れ」みたいな嫌がらせをしてくる「文学」「漁師」と語り手があだ名をつけた警官が出てくる。「海辺のカフカ」に出てくる二人組は、軽率な発言から「大島さん」を傷つけてしまう自称フェミニスト二人組だ。「1Q84」には「さきがけ」のリーダーの警備をする坊主頭とポニーテールの二人組がいる。
ただし、何度か繰り返すが善悪のシンボルを意図的に逆転させることが多いのが村上春樹の作品で、おなじ「海辺のカフカ」でも「カフカ少年」を森の奥に導くのは同じように体格が対照的な二人組の日本兵だ。
また、よくよく考えてみれば、「風の歌を聴け」の時点でも、「小指のない女の子」には双子の妹がいたのである。直接姿を見せず言及されるだけだが、このモチーフの萌芽とみていいだろう。
村上春樹はある時点で純粋な悪の起源はなんであるかについて語ろうとしている。
それは悪しき登場人物の姿だけでなく、クトゥルフ神話的な怪物としても姿を見せる。
現に「風の歌を聴け」に出てくるデレク・ハートフィールドの伝記は、ラブクラフトやバロウズをはじめとしたパルプフィクションの作家たちを混ぜ合わせたものだ。
「鼠四部作」のなかでは「羊」がそれに該当する。不可解な暴力や権力の中心に存在し、人間に憑りつくことで現実的な力をふるう。あるいは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の現実パートの「やみくろ」たち、幻想パートの「門番」。「ねじまき鳥クロニクル」の「ねじまき鳥」や、綿谷昇の属する政治の世界。そして「海辺のカフカ」に登場する「ジョニー・ウォーカー」や、「中田老人」の口の中から出てくる不可解な物体。
非人間的な力ではないが、「ノルウェイの森」の「レイコさん」の精神を悪化させる原因となった少女も、この系譜に属していると見なしていいかもしれない。
だが、「1Q84」のリトルピープルの存在は解釈が難しい。今までとは異なり、単純な悪ではないようだ。初読時には「これは人が複雑な現実を物語化する能力の具現化で、善にも悪にもなりうる、ある種の単純化する力ではないか」と思ったが、再読したら違う印象を受けるやも知れない。また、「牛河」も悪しき力の手先のように見えるが、離婚した妻子がおり、生きた人間であって化け物ではない。
善悪が曖昧と言えば、「海辺のカフカ」では「圧倒的な偏見でもって強固に抹殺するんだ」が主人公サイドと敵役サイドのいずれでも使われる。
こんな風に、村上春樹はある時期から善悪を意図的にぼかし、単純化を避けるようになった。
【追記】アフターダークの暴力を振るった深夜残業してたサラリーマンもここにいれていいかも。
村上春樹後半期のテーマの一つをまとめるとしたら「どれほど不適切な養育環境で育ったとしても、その現実を受け入れてスタートするしかないし、ときとしてそこで学んだことに結果的に心が支えられてしまうケースがある」だろう。言い換えると「歴史・過去を消し去ることはできない」だ。
あと、「国境の南、太陽の西」の「にんじん」はうまくしゃべれないけど、「海辺のカフカ」の「カフカ少年」の造形に影響を与えたかもしれない。
別に結論はない。ただ、こういう順で発展していったのだなと考えながら読むと楽しいだけである。
もう一つ興味深いのは、親が亡くなるかそれくらいの年齢に近づくと、ちゃんと親と向き合ったような小説を、みんな書き始めることだなあ。
1010005015883 東京都千代田区内幸町1丁目1番7号 3010001135997 東京都千代田区内幸町1丁目1番7号 3000012010018 東京都千代田区永田町1丁目6-1 7700150003510 東京都千代田区神田淡路町2丁目9損保会館内 2010001033087 東京都千代田区神田美土代町1番地1 3010005001213 東京都千代田区神田美土代町1番地1 5010002033604 東京都千代田区飯田橋1丁目12番14号 5010405010448 東京都中央区日本橋小伝馬町7番16号ニッケイビル5階 6010005014757 東京都中央区月島1丁目15番7号 9000012110002 東京都港区六本木1丁目9-9 9010401101445 東京都港区南青山2丁目2番15号 2010405009410 東京都港区新橋2丁目3番7号 2010401022549 東京都港区新橋5丁目13番6号 1010405009411 東京都港区新橋5丁目18番7号 9010405013307 東京都港区芝浦2丁目11番5号 7010405010446 東京都港区芝浦2丁目3番31号 1010405010443 東京都港区芝2丁目31番15号 2010405002712 東京都港区芝4丁目1番23号 1010405004569 東京都港区芝5丁目36番7号 9010405010378 東京都港区虎ノ門1丁目2番8号 9010405002771 東京都港区虎ノ門1丁目7番6号升本ビル 3010401023397 東京都港区虎ノ門2丁目10番1号 3010405009863 東京都港区虎ノ門2丁目2番5号共同通信会館 8010401126014 東京都港区赤坂2丁目2番19号アドレスビル 9011105004026 東京都新宿区住吉町8番5号曙橋コーポ2階B 4011101006303 東京都新宿区新宿1丁目36番7号 6010005018634 東京都文京区白山5丁目1番3-101号 3010505002347 東京都台東区池之端2丁目7番17号 7010505002418 東京都台東区池之端2丁目7番17号 5010701011793 東京都品川区大崎2丁目1番1号 3011005005708 東京都渋谷区代々木2丁目23番1号 5011205001736 東京都中野区本町3丁目29番10号 4420002013185 青森県弘前市大字茂森新町1丁目1番地11 8370301001248 宮城県石巻市松並1丁目14番地1 1010401015891 福島県郡山市熱海町安子島字固後利山7番地17 8140001026361 福島県二本松市茶園1丁目95番2号 5050003002843 茨城県水戸市堀町1123番地4 4050002008875 茨城県ひたちなか市大字稲田566番地1 1050001004639 茨城県那珂郡東海村大字村松字平原3129番地の29 6050001004691 茨城県那珂郡東海村大字村松字平原3129番地の45 1050005001731 茨城県那珂郡東海村大字村松字館沼225番地の2 6050005001751 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 1050005001632 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根2番地の4 7050005001750 茨城県那珂郡東海村大字白方白根2番地の4 6050005002007 茨城県那珂郡東海村大字舟石川765番地1 2060005009021 栃木県宇都宮市簗瀬1丁目6番18号 8030005017335 埼玉県白岡市小久喜260-4 5020001043223 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 3110005008017 新潟県柏崎市荒浜1丁目3番32号 9110005007327 新潟県柏崎市藤元町24番30号 7220005005445 石川県羽咋郡志賀町安部屋亥の34の1 2210001011163 福井県敦賀市三島町1丁目9番6号 6210005006420 福井県敦賀市吉河37号1番地 7210001010854 福井県敦賀市木崎51号31番地の3 7210001010540 福井県敦賀市沓見129号1番地1 5210001016011 福井県敦賀市白銀町13番29号 9110005014901 福井県敦賀市神楽町2丁目1番4号敦賀商工会議所内 4210001010898 福井県三方郡美浜町佐田第64号毛ノ鼻1番地の37 6180003005519 愛知県名古屋市中区裏門前町四丁目24番地 2120001043050 大阪府大阪市西区土佐堀1丁目3番7号 6140001012966 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1号 3260001020092 岡山県苫田郡鏡野町上齋原1539番地の1 8240002023587 広島県東広島市西条町下見4623番地15 1250005007510 山口県下関市上新地町5丁目1-C-409 6250001007550 山口県下関市上新地町5丁目1番C-409号 4500005006847 愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1995番地1