はてなキーワード: 小説すばるとは
私には忘れられない本がある。
親友と共に図書館へ行き、気になる本を数冊抱えながら館内をうろついていた私のもとに、親友が「これ、好きだと思う」と一冊の本を抱えた本の上に置いた。
当時私はホラー、サスペンス、ミステリーといった本が好きでよく読んでいたし、球体関節人形を数体所持していたこともあり、表紙のビスクドールの写真に心を奪われた。
帰宅し真っ先に読み、序盤はなんとも思わず読んでいたものの、読み進めていくうちに止まらなくなり、最後の最後で体中の力が抜けるような、でも気持ちは高揚している。そんな感じだったのを今でも覚えている。
それ以来ずっと「人形(ギニョル)」が忘れられなくて、でも当時まだ中学生だった私はお小遣いなどももらっておらず、自由に自分で使えるお金を持っていなかったから、すでにもう手に入らないこの本を何度も図書館で借り、何度も読んだ。
高校生になりアルバイトを始め、ある程度自分のお金を手に出来た時、まだ普及していなかったネット通販で、本当に届くのかな…?詐欺じゃないよね…?なんて考えながらびくびくしながら購入したのを覚えている。もちろんちゃんと届いた。
あれから十数年経った今も忘れられず、時々思い出したかのようにネットで「人形(ギニョル)」のことや、著者の佐藤ラギについて検索する。
読んだ当初は閲覧できた2ちゃんねるのスレッドも今はもう見ることはできないし、mixiのコミュニティも更新も止まっていた。
その後は集英社の文芸誌「小説すばる」に『スワンの涙』を連載したという情報があるのみで、執筆活動は途絶えてしまったということや、ネコ・ヤマモト名義でも執筆をしていたこととか、もうほぼ知っているし、なんにも新情報なんてないのに、ふと思い出したときに検索し、「また何も成果はなかった」と安堵する。
文学賞 | 締め切り | 400字詰め原稿用紙 | 賞金 | 応募総数 | 発表 | ウェブ応募 | 条件 |
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小説すばる新人賞 | 3月31日 | 200枚以上500枚まで | 200万円 | 1300前後 | 小説すばる11月号 | × | エンターテインメント小説。ジャンル不問。日本語で書かれた自作の作品に限ります。 |
日経小説大賞 | 6月30日 | 300枚から400枚程度 | 500万円 | 300前後 | 12月の日本経済新聞朝刊 | × | 日本語による自作未発表作品。新人に限らない。二重投稿は失格(他の文学賞で公表された最終候補作も応募不可)。 |
ポプラ社小説新人賞 | 6月30日 | 200枚~500枚 | 200万円 | 700前後 | ホームページにて2月下旬ごろ | × | エンターテインメント小説を求めます。ジャンルは問いません。日本語で書かれた自作の未発表作品に限ります。 |
小説現代長編新人賞 | 7月31日 | 250枚以上500枚以内 | 300万円 | 1000前後 | 小説現代3月号 | 〇 | 自作未発表の小説(現代、時代、恋愛、推理、サスペンス、SFなどジャンルを問わず) |
メフィスト賞 | 8月末、2月末 | 40字×40行で50枚以上 | 印税 | 不明 | 11月、5月発表 | 〇 | エンタテインメント作品(ミステリー、ファンタジー、SF、伝奇など)。書き下ろし未発表作品に限ります。 |
小説野生時代新人賞 | 8月31日 | 200枚~400枚 | 100万円 | 600前後 | 小説野生時代5月号 | 〇 | 広義のエンターテインメント小説。恋愛、ミステリ、冒険、青春、歴史、時代、ファンタジーなど、ジャンルは問いません |
松本清張賞 | 10月31日 | 40字×30行、100ページ以上200ページ以内 | 500万円 | 700前後 | オール讀物6月号 | 〇 | ジャンルを問わない広義のエンタテインメント小説。日本語で書かれた自作未発表の作品に限ります。 |
角川春樹小説賞 | 11月28日 | 300枚以上550枚以下 | 100万円 | 400前後 | 読書情報誌「ランティエ」誌上、ホームページ上7月 | × | エンターテインメント全般(ミステリー、時代小説、ホラー、ファンタジー、SF 他) |
文学賞 | 締切 | 400字詰め原稿用紙 | 賞金 | 応募総数 | 発表 | 条件 |
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北日本文学賞 | 8月31日 | 30枚 | 100万円 | 1100強 | 1月1日の新聞紙上 | 特になし |
埼玉文学賞 | 8月31日 | 50枚 | 50万円 | ? | 11月上旬の埼玉新聞紙上 | 県外者の場合は、埼玉の事物、風土、人間、歴史など埼玉との関わりをテーマにした作品であること。過去の受賞作はウェブで見られる |
南日本文学賞 | 年末年始 | 50~60枚 | 30万円 | 100強 | 3月上旬新聞紙上 | 鹿児島県在住者、あるいは出身者 |
北日本児童文学賞 | 5月末日 | 30枚 | 50万/10万 | 400強 | 11月の新聞紙上、およびwebun | 特になし |
文学賞 | 締切 | 400字詰め原稿用紙 | 賞金 | 応募総数 | 発表 | 条件 |
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内田百閒文学賞 | 5月末日 | 20~50枚 | 100万/20万 | 400弱 | 11月下旬 | 岡山が舞台となる作品や、岡山県出身の人物・自然・文化・風土・物産などを題材とした作品 |
やまなし文学賞 | 11末日? | 80~120枚 | 100万/30万 | 300強 | 3月上旬、山梨日日新聞紙上、及び同紙電子版に掲載、受賞作は単行本として刊行 | 特になし |
伊豆文学賞 | 10月1日 | 30~80枚 | 100万/20万/5万 | 260前後 | 4月上旬、入賞作品を収録した優秀作品集を作成 | 伊豆をはじめとする静岡県内の自然、地名、行事、人物、歴史などを題材(テーマ)にした小説、随筆、紀行文。掌編部門有 |
新潟日報文学賞 | 9月1日 | 30枚 | 30万 | ? | 11月1日 | 応募資格は新潟県内在住者と新潟県出身者に限る |
文学賞 | 締切 | 400字詰め原稿用紙 | 賞金 | 応募総数 | 発表 | 条件 |
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太宰治賞 | 12月10日 | 50枚~300枚 | 100万 | 1440前後 | 5月初旬、受賞作品、優秀作品、最終候補作品は、選評とともに「太宰治賞2020」(2020年6月刊行予定)に収録 | 特になし |
坊っちゃん文学賞 | 9月30日 | 4000文字 | 50万/10万 | 9300強 | ? | ショートショートの賞にリニューアル |
舟橋聖一顕彰青年文学賞 | 9月18日 | 50枚 | 30万 | ? | 2月頃? | 満18歳から満30歳までの青年 |
阿波しらさぎ文学賞 | 6月10日 | 15枚 | 30万/10万/5万 | 460強 | 8月、徳島新聞紙上および徳島新聞電子版に掲載。受賞作は発表後、文芸誌「徳島文學」に転載 | 特になし |
ちよだ文学賞 | 4月30日 | 30枚 | 100万 | 420強 | 10月、市役所にて販売 | 特になし |
めんどくさくなってきたのでここまで、適宜追加予定。湯河原のやつはNONに掲載されるみたい。あと、探すと結構ミステリの賞が多い。
文学賞 | 締切 | 400字詰め原稿用紙 | 賞金 | 応募総数 | 発表 | 条件 |
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仙台短編文学賞 | 11月上旬 | 25~35枚 | 30万/5万 | 400弱 | 公式ホームページならびに河北新報紙上、小説すばる」に掲載 | 仙台・宮城・東北となんらかの関連がある作品 |
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誤りがあるかもしれないため、必ず公式サイトを確認してください。
なんか前書いたやつがブクマ300超えちゃったみたい。コメント読んでないんだけど、調子に乗って、ぼくがこれはラノベよりひどいなと思った有名な人気小説を紹介したいと思う。
どれも超人気作品なのでぼくの感覚がおかしいだけなのは十分わかってはいるのだけど、こう思うひともいるってことで。本気でラノベのほうがマシだと思っている。こういう小説を好んで読んでるくせにラノベ批判してるやつらって頭おかしいんじゃないのって思う。
というか、そもそもフォークナーやナボコフを原書で読むような日本に1万人いるかもわからないガチの文学オタクのひとたちがわざわざラノベだけを指定して批判するなんてことがありうるのかってことなんだけど。世界レベルの傑作を読んでしまうと、ラノベも一般層向けの大衆文学も大差ないよねって話になるわけで、ラノベはだめで一般層向けの大衆文学はすばらしいなんて話には絶対にならないと思うんだが。
ラノベはたしかにくだらないが、一般層向けの大衆文学だって同じようにくだらない。一般向けの大衆文学を擁護するくせに同じ大衆文学カテゴリーのラノベを批判するのは意味がわからない。どっちも同じだよ?
でははじめます。
ひどすぎて絶句する。プロの小説とは思えない。こんなものが大量に売れる日本は終わってるなと思わせてくれる。ぺらっぺらで何もない。ラノベ1冊読むのに40分かかるぼくが20-30分で読み終わる程度のうすーくかるーいゆるふわ小説。
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「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。
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重松清って有名だからどんなもんじゃいと思って読んでみたが、ほんとにしょうもない。こういうくだらないの読んでなにかいいもの読んだ気になっちゃうのはどうなんだろうな。まあ小中学生までかな。ラノベのほうがまし。
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死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして―自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか―?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
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アホか! と叫んでしまう。「みずみずしい感性」ってこんなものかよ。エンタメのだめさが如実に表れている。こういうのを読んでいい話だと思っちゃうひとはあぶないのでは。『半分の月がのぼる空』でも読んだほうがまし。
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そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。
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評価が高かったから読んでみたが、ほんとにしょうもない。少年漫画か! と言いたくなる、糞みたいな人間関係とストーリー展開。主人公はさっさと死ねと思った。例外中の例外『神様のメモ帳』のほうがまし。
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生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。
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日本語訳がひどすぎるという話は知ってる。それにしてもひどすぎる。ファンタジー大好きなぼくでも全然内容が頭に入ってこなかった。かといって原書読もうとも思えない内容だった。要するに俺TUEEE小説。これだったら「さすおに」こと『魔法科高校の劣等生』読んだほうがよい。
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ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅、9と3/4番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決までの、息を飲む展開。9歳から108歳までのファンタジー。
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ハヤカワepi文庫は積極的に集めているのだけど、そのなかでもしょうもなかった作品がこれ。まずタイトルがアホ。原題はこんなんじゃないのだが、日本人向けにあほなタイトルにしたらしい。もうね、日本人はなめられてるよ。内容はほんとにくだらない。アホかって千回叫んでしまう。
>http://www.amazon.co.jp/dp/4151200436/>
「君のためなら千回でも!」召使いの息子ハッサンはわたしにこう叫び、落ちてゆく凧を追った。同じ乳母の乳を飲み、一緒に育ったハッサン。知恵と勇気にあふれ、頼りになる最良の友。しかし十二歳の冬の凧合戦の日、臆病者のわたしはハッサンを裏切り、友の人生を破壊した。取り返しのつかない仕打ちだった。だが二十六年を経て、一本の電話がわたしを償いの旅へと導く―全世界八〇〇万人が涙した、衝撃のデビュー長篇。
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やたらとネットで絶賛されてるので読んでみたが、ほんとにしょうもなかった。構成は下手だし、描写もなんだかなあ。もっとヘビーでまともな文学はいくらでもあるよ。ケッチャムは有名になりすぎちゃったね。一部のカルト的人気でおさまっていればよかったのに。萌えラノベのほうがましなのは言うまでもない。
>http://www.amazon.co.jp/dp/459402534X/>
1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―。キングが絶賛する伝説の名作。
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言わずと知れたノーベル賞作家なのだが、まあつまらないものはつまらない。でも海外のサイトのおすすめ文学みたいなリストにはよく入ってる。ちょっとよくわからない。これだったらフォークナー読んでたほうがずっといい。モリスンは調子に乗りすぎ。ラノベのほうが読みやすいしおもしろい。
>http://www.amazon.co.jp/dp/4151200576/>
元奴隷のセサとその娘は幽霊屋敷に暮らしていた。長年怒れる霊に蹂躙されてきたが、セサはそれが彼女の死んだ赤ん坊の復讐と信じ耐え続けた。やがて、旧知の仲間が幽霊を追い払い、屋敷に平穏が訪れるかに思えた。しかし、謎の若い女「ビラヴド」の到来が、再び母娘を狂気の日々に追い込む。死んだ赤ん坊の墓碑銘と同じ名のこの女は、一体何者なのか?ノーベル賞受賞の契機となった著者の代表作。ピュリッツァー賞受賞。
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しょうもなさすぎる。イシグロはブッカー賞作家なのだが、ブッカー賞作家でいえばクッツェーの足元にも及ばないと思う。ぼくは世界的な作家ではモリスンとイシグロが大嫌い。ラノベ読んでたほうがまし。
>http://www.amazon.co.jp/dp/4151200517/>
優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度…。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく―全読書人の魂を揺さぶる、ブッカー賞作家の新たなる代表作。
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純文学だが、とにかくつまらない。これ以上つまらない小説は存在しないのではないかというくらいにつまらない。文体がうつくしいというが、個人的にはそこまでいうほどかなと思う。なんか置きにいってキレイに整えているだけで、文章におもしろさを感じないんだよな。純文学にもラノベ以下のがあったんですねえ。
>http://www.amazon.co.jp/dp/4101030073/>
祖父と母との過失の結果、この世に生を享けた謙作は、母の死後、突然目の前にあらわれた祖父に引きとられて成長する。鬱々とした心をもてあまして日を過す謙作は、京都の娘直子を恋し、やがて結婚するが、直子は謙作の留守中にいとこと過ちを犯す。苛酷な運命に直面し、時には自暴自棄に押し流されそうになりながらも、強い意志力で幸福をとらえようとする謙作の姿を描く。
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と、いろいろ中身のない愚痴を言ってみたけど、これらはどれも超人気小説なのであり、世間で評価されてるわけで、グダグダ言ってるぼくがおかしいのは間違いない。つまり、逆に言えば、自分が平均的な人間だと思うなら、ここで挙げた小説を読んでみたら楽しめるかもしれないってことだ(『ビラヴド』『暗夜行路』以外は)。ただ、ぼくみたいな人間も一部にはいるというのはたしかなことで、そういう人間にとっては、これらの人気小説よりもラノベのほうが価値がある。ちなみにぼくはべつにラノベばっかり読んでる人間というわけではない。
ラノベを擁護したいのは、一般層向けのくだらない大衆文学しか読まないような人間がラノベを馬鹿にしていたからだ(前も書いたのだけど、かれらはカントやヴェーバーやアドルノなど文学部で絶対に読むような本すら読んでない。そんな無教養な人間が多い)。きみの読んでる小説もラノベと大差ないのだがねといいたいのだけど、いちいち突っ込みいれてたらなんかけんかになるしいえない。というわけでここで書いたわけ。
いや、ほんとにラノベとその辺の大衆文学に差はないよ。基本的にどっちもくだらないのが多い。そしてラノベにも見るべきものはあるってこと。そんなシンプルな話なんだが、なんで議論になるのか。ひとによってはぼくみたいに、ラノベ>ノーベル賞作家の作品ですらあるわけ。ラノベだからくだらないってのはおかしな話だわな。
ラノベを見下したいやつらってなんなんだろうね。上でも書いたけど、文学オタクがラノベを見下すってほとんどありえないことだよ。だってまず最初から相手にしてないんだから。ラノベを見下しているのは大衆文学のファンなんだよね。ラノベも大衆文学の一部なのに。読み捨てのエンタメ同士仲良くしろよって思う。
言っておくけど、べつに釣りではないよ。いつも思ってることを書いてみただけ。
マンガのチカラ
ttp://blog.livedoor.jp/nob_kodera/archives/2498300.html
日本では大人が電車の中で漫画を読んでいる、そんな国は世界にないと、まるで恥ずかしいことであるかのように言う人がいる。しかしそれは、青年期に大きな影響を受けていたものを、今もなお楽しみ続けているという、良質の消費者であることを忘れている。60歳の老人が、90歳の母親に「また小説すばるなんか買って来て!」などと怒られるとしたら、バカバカしいと思うだろう。それと同じ話である。
同時に漫画は、今や大の大人にも影響を与え続けている表現である。前麻生総理の漫画好きは有名な話だったが、今の40〜50代ぐらいの政治家たちにも、漫画は大きな影響を与えうると考えるべきだ。政治家への陳情の資料も、文章だけで上げるのではなく、漫画家が漫画で表現したもので陳情するという手法を取れば、絶大な説得力を持つのではないか。またそれを公開することで、広く賛同者を集めることも可能なのではないか。
MIAUも意見書などを公開しているが、多くの人は硬い文章のものなど読みたがらない。しかし漫画となれば、話は変わってくる。
行政などの説明資料でも、いわゆる「ポンチ絵」というのは広く使われる。問題を図案化するわけである。その延長線上に漫画が来る日は、もしかしたらそんなに遠くないのではないか。それを実行する漫画家がいつ現われるかだけの問題ではないかという気がする。