はてなキーワード: ソーシャルとは
体が資本の彼にとって、毎朝のボディケアは欠かすことのできない大切な日課だ。
熱いシャワーで目を覚まし、花王エッセンシャルワーカーで傷んだ髪の修復を。
潤いのある顔芸をキープするため、朝カゴパクも忘れない。
身支度を整えたら今度は朝食。
美容のために白米は食べないという彼の前に置かれたのは、茶碗にあつ森されたアマビエだ。
「ミネラルと食物繊維をしっかり摂ること。それが美容の秘訣です」
そう言って、美味しそうにアマビエを頬張る彼の笑顔は、実にZoom映えする魅力に溢れていた。
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それが彼の正体だ。
彼は今日、ここからデビュー30周年を記念した全国ツアー「GoToキャンペーン(後藤キャンペーン)」へと出立する。
「そんなに褒められるとテレワークっ!」
瞬間……!
フワちゃんの周囲は一変し、彼の体はどこまでも続く異空間へと転移していた。
「き、貴様は……ぼる塾!? ソーシャルディスタンスの手先か!」
「クケケケケッ。騙されたな、アーノルド=後藤=フワルツェネッガー。お前にはオレたちの活動資金を集めるための人質になってもらう!」
異世界より来訪したとされる彼らは世界征服を目論み、地球人の濃厚接触者を次々と「ぼる塾」に変えながら勢力を拡大している人類共通の敵である。
「ソーシャルディスタンスの力によって新しい生活様式を手にしたオレは、もはやタダの人間ではない。人の革新たるニューノーマルなのだ。PCR検査をすり抜けるなど造作もない!」
「くっ! まぁねぇ~ロンダリングだけに留まらず、営利誘拐にまで手を広げるとは……。許せん!」
「怒ったところで、ただの人間であるお前にはどうにもできまい。安心しろ。大人しくしていれば危害は加えん」
「……ふふふ。ただの人間、だと?」
「な、何がおかしい?」
「いいだろう。見せてやろう、わたしの秘めたるもうひとつの姿をなっ」
そう言い放った次の瞬間……!
ニジューッ!!!
「BlackLivesMatter――」
掛け声と共に、フワちゃんの体を構成する素粒子のBLM運動が光速をAI超えし、因果律を無視した三つの密を形成する。そして……。
「ま、まさかっ! お前は……!」
「……コロナの温度は100万ケルビン。マスクの値段は143円。ガーゼの力で悪事を防ぐ、正義のヒーロー《アベノマスク》! ここに参上!!!」
「アベノマスク……! アベノマスクの正体はフワちゃんだと!?」
「覚悟しろ、ぼる塾! わたしの3密を知った以上、もはや貴様を生かして帰すことはできん! ここで(自粛)んで貰う!」
「くっ、正義の味方のくせに、まるで悪党のようなことを! むざむざヤラれてたまるかっ。喰らえ、第4次韓流ブーム!!!!!!」
だが、絶体絶命のピンチに追い込まれたはずのアベノマスクは、なぜか微動だにすることなく、静かにただ眼前に迫る韓流ブームを見据えている。
「……明鏡香水」
そう呟いたアベノマスクは、いつの間にか手に握っていた鬼滅の刃を目の前にかざすと、その切っ先でブームを受け止め、そのままブームを刀身に纏わり付かせてしまった。
「オ、オレのブームを吸収した……だと?」
「明鏡香水。相手の力を我がモノとし、自らの力を倍加する。語学留学で日本にステイホームしているときに身につけた、ウーバーイーツの奥義だ!」
「わたしの力と貴様の力。NiziUの力をもってすれば、総合的、俯瞰的に考えてオレの勝ちだ、覚悟しろ!!!」
「ズ、ズルいぞ、アベノマスク!」
「アベノマスクは2枚入り。これがわたしの戦い方だ! 喰らえっ! 《太陽剣・オーロラプラズマ恩返し!!!》」
「ぺ、ぺ、ぺ、ぺこぱぁぁぁぁぁぁぁっ(総合的、俯瞰的に考えて、やられたぁぁぁっ)」
アベノマスクの他人の技名をカゴパクした必殺技は「ぼる塾」を消し去り、異空間を消し去り、そして飛行機の片翼をも消し去った。
「し、しまった。やりすぎた……」
愛の不時着が目前に迫る飛行機の中で、変身を解いたフワちゃんは反省していた。
だが、総合的、俯瞰的な観点からすれば、この程度の事態は大した問題ではない。
「時を戻そう」
再びBLM運動が光速をAI超えし、因果律を無視した三つの密を形成する。飛行機は時空をAI超えておうち時間へと到達する。
こうして、飛行機を無事に救ったフワちゃんは、改めて優雅な空の旅を堪能するのだった。
2019-2
https://anond.hatelabo.jp/20191108151727
2019-1
https://anond.hatelabo.jp/20191107002918
2018
https://anond.hatelabo.jp/20181109213637
2017
https://anond.hatelabo.jp/20171109235515
2016
横からで悪いけど、つっこませてもらう。
まずその主張としての「コンテンツの評価を他人が決める」というのはハロー効果として昔から知られていること。
むしろ昔はその風潮が今以上に強かったほどで「偉い学者さんが言っているのだから本当だろう」ということでテレビで健康効果を謳った食品が次の日スーパーで売り切れるなんてことは日常茶飯事だった。
ただ主張していることには同意できる点もあって、”「作品に対してどう思うか」の感情を先導する人間が今後、より重要視される。”というのは同意もできるけど少し違う。
昨今は作品に求められている構造的変化があり、それはよりメタ的な観点における構造の変化。
つまり、これまでのコンテンツ作品(特に娯楽作品)は、その内容にはある種の欲求を満たすように作られていた。
たとえば少し前の時代に表現されていた勧善懲悪の存在などは、それが最後に「悪いこと」として排除されることによって社会的模範を示し、その示される善悪の基準に対して善に沿って生きている人間は「俺は善人だ!」ということをその作品を通してより自覚する。
するとそこで承認欲求が満たされる。
そして重要なのはこの部分の変化で、上記の例では承認欲求を満たす構造は自己完結型。
漫画などの場合は読者が作品を読み、その作品そのものから承認欲求を満たす図式となっていた。
しかし昨今この構造がSNSをはじめとするソーシャルサービスによって変化が生じ、一言で表せば「コンテンツによる欲求充足の構造が自己完結型から他人依存型に変容した」ことが挙げられるのだと思う。
つまりこれまでは作品それ自体から満たされていた欲求が、今後はメタ的、つまり作品そのものから満たされるのではなく、その作品を通じて他者とのつながりを果たすことで満たされることを目指す図式に変容しているのだと思う。
これは作品からの直接的な影響が薄まった、というよりかはむしろ、この増田の主張するように「作品の内容よりも感想の共有が重要だよね!」という風潮の中にあると思われる。何故かといえば、作品からの自己完結型の欲求充足は煎じ詰めればオタク以外にとってはどうでもいいことなのである。
一般人にとってはその内容如何より、作品を通じて他人とつながれる、その結果のほうがずっと欲求が満たされるからだ。
よって今後の娯楽メディアはより現実への透過性が強化されるだろう。
だがそれは増田の言うような個々の個性を殺すことには繋がらない。
増田の主張の問題点は文化的・社会的影響についてを言及していない点と(それと相関と因果の違いについても意識すべき)、”自分の感情が自分から発することがあるのだろうか?”という主張に対してはそこに含まれる随意性 ・不随意性への考察が不足している点(肉体からもたらされる影響を無視し過ぎ!)である。
まとめると「あれ?もしかして自分の感情やら感想って、全部他人に依存してない?」と主張するわけだが、そもそもそれら概念を他人にまったく依存せず表象できるのか?という話で、それはできませんよ、というのが今の科学の見解。
鬼滅の刃の映画がブームになっている。公開から10日で107億円も稼ぎ、ワイドショーはおろかNHKのニュース7でも前代未聞の大ヒットニュースを流すほどになってしまった。そのニュースを報じる時にかなりの割合で耳にするワードが「千と千尋の神隠し超え」な気がする。
千と千尋の神隠しはスタジオジブリが制作した宮崎駿監督4年ぶりの新作で、2001年の夏休みに公開された。宮崎駿作品自体はもののけ姫(1997)で大ヒットを出していたこともあり待望の新作といった雰囲気だった。有楽町の日劇やら日比谷のスカラ座に行列が出来ている姿をテレビで見た記憶がある。自分も札幌の狸小路にある映画館(札幌駅前のシネコンに客が取られてしまったのかいつの間に潰れていた)まで観に行った。
一方でソーシャルディスタンスを盾にした独占的な映画館の箱割りと、テレビ付けたら紅蓮華、コンビニ入ったら鬼滅の刃、たこ焼き屋行ったら「禰豆子コラボメニューいかがですか?」(市松模様の法被来た店員)
良い内容だった
実際マスクする理由ないからマスクしないってだけなのに、叩いているはてぶが見ていられない
自分はふだんからマスクしない&入店にマスク必須の店は避ける都内住み30代男だが、実際マスクする理由ないもん(マスクすることによる不快感は大きい)
そもそもコロナがもっと流行してくれたほうがうれしいまである。最初は全世代が死にまくる病気かと思ったけど、高リスクと高齢者が危ない病気ってそれ高齢者社会を解消する救いの病気じゃんね。感染パーティーとかやるつもりは全くないけど、自分はリスク低い&嫁や子どもはいない&親世代は介護問題で変に長生きするほうが辛いもん
法律で決まっているわけでもないし、ソーシャルディスタンス取るほうが効果あるのに経済優先して諦めた人たちがマスクを信仰するのは勝手だけど、自粛警察が多数派なのは笑えないからやめてほしい
前話題になった餃子屋みたいなのは自分も支持するよ、公共交通機関でマスクつけないって言うとヒステリーを起こす自粛警察はてな民がひどくて見てられないだけ
感染が怖いなら外出やめれば良い、仕事がテレワークにならないなら仕事やめれば良い、仕事やめると金銭に困るなら国に文句を言ってデモすべき
マスクをつけないお前やお前の家族がコロナにかかってもいいのか……って揶揄したつもりか?問題ないからマスクしていないし、問題あるならマスクつけないと不安な場所に出かけるのをやめている
うちの役所は古くて狭い。待合室には常に人が溢れ、相談ブースと用紙記入ブースが背中合わせみたいな状態で、快適さとか利便性は全くないと言って良い。駅からも遠いし。
予算がなくて冷暖房つけるのも厳密な室温基準があって、よく暑すぎるとか寒すぎるとかでクレームになってる。
そもそも建物が狭すぎて、職員人数分のパソコンも置けていない状態。
効率が悪すぎて、役所としての機能を十分に発揮してるとは言えない。それは申し訳ないと思う。
ただ、今はコロナで密を避けなきゃいけないから、ただでさえ狭い役所内、利用者には悪いが座席を減らすなどして、ソーシャルディスタンスを保てるようにしている。
そんな中、杖をついた巨体のご老人が夫婦でやったきた。足が不自由みたいで、引きずっていた。
あーこんな狭い役所で、足が悪い中座ってもらう場所も狭くて申し訳ないなって職員全員思ったと思う。
ブースにはいって、ご老人はいきなり大声で用件を一方的に告げた。
すぐに1人の職員が対応したが、態度が横柄だし大声だし面倒そうな人だなぁと思った。
手続きの案内のためにご老人の用件を聞いて、書類の記入をお願いしたんだけれど、その記入のスペースがとても狭い場所だった。
ただ、役所内に他に広いスペースがどこにもなくて、その場所で書いてもらうしかなかった。
すごく狭い場所なので、机や機械などを動かして職員がなるべく広く場所を開けて背もたれの椅子を置けるよう場所を確保したんだけれど、ご老人はそのスペースまで移動するのを嫌がり、その場に椅子を持ってこい、と言う。
ただそうすると背中合わせになっているブースに人が座れなくなってしまい、直後に人が来ることになっていたから、申し訳ないが移動して欲しいとお願いした。
そうしたら、思いっきり怒鳴られた。
こっちは障害者だぞ!さっきからああしろこうしろうるさい!あんたたちは全然優しくない!どうなってるんだ!?
というようなことを大声で捲し立てられた。移動する気はないようだから、そのブースに来た人にはご老人のすぐそばに座ってもらうことになった。
ご老人は途中大声で悪態をついたり、職員を呼びつけたりしたので、ブースに来た人は集中できなかったと思う。申し訳なかった。
障害者には合理的配慮が求められているけれど、当日職員は限られた場所・人数でなるべく配慮をしたし、その人が思い描いていた対応を与えられないのは申し訳なかったけど、怒鳴ったからって建物は広くならない。