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2020年における先進的な女性の卵子凍結・代理母に対する率直な考えが現れている非常に重要な対談だと思うので記録のため引用する。
*VERY2020年4月号「卵子凍結事業も始めるスプツニ子!さんに訊きました シンマイさんと学ぶVERY世代と卵子凍結」
https://veryweb.jp/life/106461/
https://web.archive.org/web/20200817141554/https://veryweb.jp/life/106461/
以下引用:
海外(欧米)ではもはやメジャーでカジュアルな「卵子凍結」。自然分娩や母乳育児が尊ばれる日本ではまだまだSF感の漂うマイナーな分野。でも、女性だけにタイムリミットがあり、仕事もノッてる時期に、伴侶を探し、結婚・妊娠しろ、ってどうよ。と立ち上がったのが、自ら26個の卵子を採取したアーティスト・スプツニ子!さん。結婚前に凍結を検討していたシンマイこと申 真衣さんと意気投合!
※この対談はVERY2020年4月号掲載時(取材は2月)のものです。申 真衣さんは、同年7月に第2子妊娠を公表しました。
申 実際にカウンセリングに行ったこともあるんです。もうすぐ30歳だな、と思っていた頃にちょうど未受精卵子の凍結が日本でもできるようになって(*注1)興味が湧いて。結婚願望はなかったのですが子どもは欲しいと思っていたので選択肢のひとつとして話を聞いてみようと思ったんです。でも、当時はまだアングラな雰囲気で……。躊躇しているうちに結婚したので凍結までは至りませんでしたが。
スプツニ子!(以下ス) 私は33歳の時に初めて卵子凍結のカウンセリングを受けました。結婚もしていないしパートナーもいない。仕事もめちゃくちゃ楽しい、でも子どもが欲しかったらそろそろ考えないといけないのかな。じゃあどうする? と思った時に、日本の価値観では出産の前に結婚しないといけないらしいし、結婚するには恋愛しないといけない。やらなくちゃいけないこと多すぎない?と思って、じゃあまず卵子を凍結しようと。昨年2回採卵して26個凍結しました。
ス 自分でやってみたら気持ちが変わったのを実感して。凍結卵子による妊娠は100%ではないから保険みたいなものではあるけど、すごく解放された感じがあった。あぁ、これで私はもっと自由に生きられるんだって。女の人は意識していなくてもbiological clock(出産可能年齢)という枷がある。子どもを産みたかったら何歳までに○○しなくちゃ、と。日本では凍結した卵子を使えるのが45歳未満までだから、あと10年くらいの猶予がある。それだけでもこれだけ明るい気持ちで仕事に取り組めるんだ、と思い、この経験をもっと多くの女性にシェアしたいと思いました。
申 米国だと福利厚生として導入している会社(*注2)もありますね。
ス 2018年には米国の大企業の17%が導入しています。過去3年で3倍になっているから、今年は30%くらいに増えているかも。米国で有名な卵子凍結クリニックはNYの5番街にあって内装もオシャレ、女性が自分の人生の選択肢を広げるために訪れるポジティブな空間。英国では、採卵した卵子の半数を提供するならほぼ無料で卵子凍結ができます。でも、日本ではまだ広まっていないし、中国やシンガポールでは社会的適応による卵子凍結がまだ認められていない。それってもったいない!
申 私も自分が興味を持った時にリサーチしたことがあって。日本でも潜在的な需要は高いはず。それなのに供給はなされてない。これって事業になるんじゃないのかな?と思ったんです。
ス 実は今年、卵子凍結バンク「Cradle」をオープンします。興味はあるけれどよく分からないから手が出せない、そんな空気を変えたかったので情報もクリアにしてもっとハードルを低くしていく予定。いくつか報告はあるのですが、35歳以下の卵子を凍結しておけば子どもができる確率は10個でおよそ50~70パーセント、15個採ると70~80%。この数字を高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、ブランドバッグや海外旅行とそう変わらない金額で人生の選択肢を増やせることを知ってもらいたい。
ス もともと私は女性とテクノロジーに関連するアート作品を作ってきました。テクノロジーって人類にとって平等に進化しているように思われるけど、実は男性中心に動いてきてしまった歴史がある。例えば避妊用ピルは日本では承認にものすごい時間がかかっていて米国から30年以上遅れていて、国連加盟国の中で最後まで承認されなかったのは日本と北朝鮮だけ。承認前も「女性の性生活が乱れる」みたいな論争が起きて。でもバイアグラが出てきたら、多数の死亡例もあったのに、たったの半年で日本の議会は承認したんですね。
ス It’s a Men’s world なんですよ。残念ですがこれまで男性目線で科学が進歩してしまった。ハタチの時にそれに気づいてしまって、人類は月に行ったのに私はまだ毎月生理になっているし、妊娠・出産も原始時代から変わらない。周りは「女だから・そういうものだから仕方ないよ」って受け入れているけど、私は『なんでだろう、おかしいな』と思っていた。だから、卵子凍結という選択肢が出てきた時に、これは人類にとってすごく大事な第一歩だと思ったんです。
ス 社会で活躍する女性が増えているのに、仕事がいちばん楽しい時期と子どもを産まなくちゃいけないとされている時期がドンピシャっておかしい。どれだけ女の人の活躍が進んでも、最後のガラスの天井が肉体のタイムリミット=妊娠・出産。卵子凍結はまだ新しい技術だけど、怖がったりタブーにしておくのはもったいないと思います。
申 私は入籍から1年、31歳で妊娠。このタイミングはタイムリミットから逆算してそれしかないという感じでした。子どもは欲しいと思っていたし、娘のことはかわいくてたまらないので後悔はもちろんないのですが、妊娠のタイミングがキャリア的に最適だったかというと難しい……。昇進の時期を控えての産休だったので、復職後に頑張りすぎてバーンアウトしかけたり、と余裕のない状況にはなってしまいました。少子化に問題意識を持つ男性と話すと、早く結婚しろ・早く子どもを産め、という話になりがちですが「相手もいないのにどうやって」と思います。そして、結婚すると今度は生殖可能年齢のタイムリミットが迫っているのでせっせと妊活に励まなければ、となる……。
――2人目・3人目を望むのであれば猶予がない状況も。
申 晩婚・晩産化で初産が遅れていて(*注3)、1人目が1歳になった瞬間から、『2人目は!?』というプレッシャーを自分自身にかけなければいけないし、仕事もある。忙しすぎです……。子どもの年齢はできるだけ離した方が子育て的にはずっと楽だと思うのですが、生殖可能年齢のタイムリミットがそれを許さない。
ス 30代の間にAMH(*注4)は大きく変化するから、針の穴に糸を通すような感覚ですよね。今の生き方と生殖のバイオロジーが嚙み合っていない。だからこそ、卵子や受精卵の凍結はもっと知られるべきだと思います。すでにパートナーがいるVERY世代であれば受精卵の凍結もアリ。個人的には多様な可能性を残すために未受精卵も凍結することをオススメしますが!
申 日本は不妊大国。体外受精で生まれる子どもは16人に1人の割合でいるはずなのにオープンにしている人は少ないですね。自然に授かることを良しとして生殖医療の話題は触れにくい風潮も。
ス でも、『#MeToo』運動もあって女性の性や生理に対する意識もやっと変わってきてる。その流れで、生殖医療に対する意識も変わってほしいと思う。もっと、自由に産む時期を決める権利があることに気づいてもらいたいです。
ス 卵子凍結をしても自分で産むにはリミットがあるから、その流れは必ず来ますね。
申 日本だと向井亜紀さんが代理母出産(*注5)して話題になっていたけれど、米国ではサラ・ジェシカ・パーカーやキム・カーダシアンのように代理母で出産するセレブがいますね。費用的にはなかなか手軽にはならないのだと思いますが、選択肢が増えることは良いことだと思います。
ス そもそも男性って女性のパートナーに代理で産んでもらって、親として認められているのに、女性だけが自分で産まないと認められない、なんておかしいですよね。大事なのは子どもに愛を注ぐことではないでしょうか。
申 憧れの女性の先輩が精子提供を受けてシングルで子どもを産んだんです。もちろんシングルマザーにはそれなりの大変さもあるかもしれませんが、仕事でも成功を収めていて人間的にも素晴らしい人なのでその決断にはかっこいいという言葉しか見つからなくて。きっとお子さんはたくさんの愛を受けて幸せに育つだろうと思います。
ス 女の人だって仕事があって自立していれば、子どもを産むために結婚する必要はない。恋愛や結婚と関係なく、望んだタイミングで子どもを産める自由がある。夫というパートナーがいなくても、現にアメリカやヨーロッパでは充実した社会的支援のもと精子提供を受けて生まれた子どもがすくすく育っているから、家族という形式にこだわりすぎなくていいと思います。
申 国や社会は家族の在り方や女性の生き方を枠にはめようとしますが、子どもを持つというのは本来すごく個人的な選択。その人らしい選択をできるようになればいいと思います。そのためにはまず選択肢が増えていかないと。卵子が冷凍されていて子宮も借りられるとなると、何歳になっても子どもが持てる。子育てに要する体力的な問題はありますが人生100年時代のこの先、50代、60 代になってから育児をするなんて選択肢があってもいいのでは、と思います。
ス 私たちが当たり前に思っている家族の在り方――何歳くらいでママになって子育ては何歳くらいまで――というのがこれからどんどん変わっていくはず。好きに生きて、好きなだけ仕事して、好きな人に出会えたらラッキーだし、そうじゃなくても「精子バンクで子ども産むもん!」って思えたら楽しいと思う。私はそっち派です (笑)。
申 私はもっと早く知っていれば20代のうちに卵子を凍結していただろうなと思います。娘には本人はその時は必要性を感じていなかったとしても卵子凍結を勧めたいと思っています。免許取得を大学入学祝いにプレゼントするのと同じ感覚ですね。大学生の時間に余裕があるうちなら採卵もしやすい。それに結婚を考えるパートナーがいないうちなら意思をすり合わせる必要もなく、誰かの合意が必要ないから。スプツニ子!さんみたいに爽やかな方が卵子凍結を勧めれば、ポジティブなものだと広まりそう。
ス 私もそうしたいと思っています。20代なら数も採れるし質もいいから、成人式の振り袖より卵子凍結をプレゼントする方がずっといい(笑)。申さんには卵子凍結のアンバサダーになってほしいです!
申 ぜひやりたいです(笑)。
1985年生まれ。東京藝術大学デザイン科准教授。ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学部を卒業後、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で修士課程を修了。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教、2017年東京大学特任准教授を経て現職。「東京減点女子医大」(2019年)などジェンダーに関する作品も多数。今年、病院と提携する凍結卵子保管バンク「Cradle」(https://www.cradle.care)をオープンする予定。※サイトは5月ローンチ。
1984年生まれ。東京大学卒業後、外資証券会社に約10年勤務したのち、現在はベンチャー企業の取締役を務める。2019年6月号でVERY初登場、効率を重視するワーママらしいロジカルなファッションやライフスタイルが注目を集めVERY世代のオピニオンリーダーに。2020年3月号からVERYモデル。30歳で結婚、31歳で長女を出産。(2020年7月現在、第2子妊娠中)
とうに旬を過ぎたジャンルに再燃したのが去年の年末だった。昔はちょっと絵を描いたりしてたけど今はもう読み専。
支部とかツイッターとかでいろいろ探して、なんとか推しカプを書いて(描いて)るひとたちを見つけることができた。わりと絵師さんが多くて、漫画よりも一枚絵とかが主流。その中で、ひとりの文字書きさんがいた。
何と言ったらいいかわからないけど、とにかくすごく好きな感じの文章を書く人だった。心理描写とか情景描写が深くて、ぐっと物語に引き込まれてしまう感じ。この人の作品では推しカプだけじゃなくてその周辺人物もすごく魅力的で、この人が原作を好きで、たくさんやりこんでるのがよくわかった。幸せな話もちょっと暗い悲しい話も、数日かけて貪るように読んだ。あーこういう人が神っていうんだなー、と思った。
その人のツイッターもフォローさせてもらった。読み専なのでろくに呟いてないアカウントだったし一方通行だったけど。
フォローしたら、ちょうどイベントに向けて新刊準備中ということがわかった。推しカプの本を2冊か3冊出すと言っていて、私はめちゃくちゃ楽しみだった。イベントには数年行ってなかったけど、絶対に行こうと思った。
神(と呼ばせてもらう)はツイッターでもちょいちょい仕事のことなどを呟いていた。フォローしてすぐ、TLに出てくるタイミングが深夜ばかりだと気づいた。もしかして看護師さんとかなのかな、と思っていたら、どうやら何時間も時差のある国で働いているようだった。
「イベントに出るために一時帰国とか正気の沙汰じゃないwww」みたいなことを呟かれていて、神ってすげえと思った。
イベント当日、私は喜び勇んで神のスペースに直行した。どうせ取り繕ってもキモオタなのは隠しようがないから、もう全開で神の作品が好きだとお伝えしようと思っていた。
スペースにはシュッとした感じの女性がいて、うわー神、実在した、イメージ通りだとか思った。なんかもう必死で、神の作品が大好きで、過去作品も何度も読み返していて、今回本を買うのがとても楽しみで、みたいなことを伝えたら喜んでくれたみたいだった。
家に帰って速攻で本を読んだ。めちゃくちゃよかった。自分でも気持ち悪くなるくらいの長文感想を送ったら、丁寧な返信を貰えた。ツイッターを見たら、神はあっという間に居住地へ帰っていったようだった。
それからしばらくして、コロナ禍の最中だけど私は仕事で部署異動した。
今までは営業みたいなことをしていたんだけど、いろいろあって人事部に異動になった。最初の仕事は、海外拠点に出向している社員の状況確認だった。とある書類を提出してもらうために、出向社員全員にメールを一斉送信して返信を待った。
その翌日、朝会社のPCを立ち上げると何通か返信が来ていた。メールを開くと送信者の顔写真が出るようになっているので、へえこの人こんな顔なんだ、と思いながら一通ずつ確認した。そうしたら、何通目かで見覚えのある顔が出てきた。
神だった。
名前を見たら、人事部でもわりと有名な人だった。なんでも、数年前に出向して、3年くらいで帰ってくる予定でこっちも準備を進めていたんだけど、あまりに優秀なので海外拠点の方が離したがらなくて、出向が延び続けている人だった。
今の部署の先輩の一人の同期で、入社当時から超優秀で有名だったらしい。で、私の同期が一時期同じ部署で働いていたことがあって、話を聞いてみたらやっぱりすごく仕事ができる人だったらしい。めちゃくちゃ物知りで、部署でウィキペディア扱いされてたとか。
神は仕事でも神なんだ、と思った。
神は人の名前とか顔を覚えるのが苦手だとツイッターで言っていたので、私の存在を認識されているかどうかは分からない。
超人気ジャンルならともかく、こんな過疎ジャンルでこんなことがあるなんて世界は狭いなあ、と思った。
誰にも言えないのでここに書いておく。
(調べれば分かる事なので、題名は書かない)
その時点で確実に観に行ける日曜公演を二回分押さえる。
(最終日は昼と夜の公演があったが、念のため、夜だけ押さえた)
その後、この状況下で、公演自体の有無が危ぶまれるなか、チケットの再販、ダブルキャストの初日と千秋楽の四回が生配信と決まった。
更に、”推し”はシングルキャストなので、三回も違う舞台を観れる事実に、躊躇なく、生配信のチケットは購入した。
初日と二日目の配信を携帯内に録画し、予習もバッチリに迎えたmy初日の7/5。
この状況下で、一本、”推し”の出演予定の舞台が無くなったので、半年振りに生で”推し”を観る事が出来た。それも最前列。
もちろん、その観劇前後は感染対策のために、普段以上に殺菌し、『東京から持ち帰らないこと』に細心の注意を払った。
そして、迎えた翌週の千秋楽前日。
前日の夜には、県知事による『不要不急の東京への移動を控えるように』という会見も行われた。
生配信を三回、生で一回観ている。
しかし、千秋楽の座席も最前列でなおかつ、何度も”推し”から視線を貰える席なのは三回の配信で確認済み。
悩んだ結果、車で行くことにした。
初めて走る首都高の乗り換え方法や劇場最寄りのコインパーキングの位置確認と明らかに電車移動の遠征時の三倍は掛かる移動費用。
『しかし、マチソワ出来るなら、実質、タダ』という気持ちだけが勝っていた。
主催者のTwitterを確認し続け、当日券、出ない場合はキャンセル待ちなのも確認し、販売一時間前から並ぶことにした。
そして、一時間前に到着。並んでいる人は誰も居なかった。販売十五分前に当日引き替え券の人が二人並びに来ただけ。結局、当日券に並んだのは自分だけだった。
販売開始。先に、その二人にチケットが渡され、次に自分の番に。これなら買えるだろうと思ったら、窓口の人に『当日券は完売してるので、キャンセル待ちになります』と言われた。
『10分前にもう一度来てくれ』と言われ、停めてあった車に戻った。そして、時間を潰し、10分前に戻った。他に、もう一人、キャンセル待ちの人が居たが、お互い、無言のまま、待機。
『もう少しお待ち下さい』と言われ、五分。
窓口内で電話が鳴り、対応する係員。そして、窓口から係員が出てきた。
その時点で、『販売は無いな』と悟ったが、
『キャンセル待ちも出ませんでした』と念押し。
(実際には三十分前に入るので、四時間半)
停めてあった車内で自宅から持参した”おむすび”を食べ、昼公演が始まる時間に併せて、録画した配信を視た。公演時間は約二時間なので、二回分。
そして、迎えた千秋楽公演。
終演後は首都高までの道を迷い、首都高内でも迷いながら、帰宅の徒についた。
特にオチの無い、東京まで観劇に行った地方ヲタクの記録である。
なお、まだ発症はしてない。
二週間まで、あと、七日。
2020年6月30日に「新たなモニタリングの方向性」が公表され,数値基準を設けないこととされた。
都の新型コロナウイルス感染症対策サイト(https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp])は現在、新たなモニタリングの早期実施に向けて準備中
であり,モニタリング指標のグラフ等は旧指標のままであるが,「モニタリング指標」欄からは「目安」が削除されている。
太字部分は都職員の中に優秀な頭脳の持ち主がいることを伺わせる。
(2)新規陽性者数における接触歴等不明率と(3)週単位の陽性者増加比は,(1)新規陽性者数が少ないときは1人の増減が与える影響が大きいため,クラスター感染を一網打尽にしたとき等に(3)が急増するなど,適切に機能しない場合がある。したがって,(1)≦10のときは参考値にとどめるというのは正しい。
しかし,そうした配慮は,数値を機械的に当てはめると過剰反応になることに備えた対策であり,一定の基準がある場合にのみ効果を有する。
今回,モニタリング指標に数値基準や目安値を設けないこととしたのだから,モニタリング指標の全ては参考値にとどまっており,したがって(1)≦10であろうが(1)>10であろうが常に参考値なのだから,「(1)が10人以下となった場合は、(2)及び(3)は参考値とする」というのは無意味な区別である。
おそらく,優秀な頭脳の持ち主の意見が十分に反映されない組織なのだろう。
(2)(3)についていえば,そもそも旧指標の目安があまり適切ではなかった。
(2)接触歴等不明率が一定であっても総数が100倍になればインパクトは100倍なのだから,(2)単独では意味のある判断はできない。
(3)週単位の陽性者増加比は旧目安では2以上で自粛の目安としていたが,1.5倍であっても2週間続けば2.25倍,4週間続けば5.0625倍である。1週間で2倍なら問題で2週間で2倍なら問題ない,という根拠は無い。指数関数である以上,発散するか否かの分水嶺は「1」であり,警戒すべきか否かの基準は1の他にない。東京アラートは,当日の(3)が1を超えたか否かで都庁と橋をライトアップする,その日ごとの判断にする方が良かったと思う。(ただし,緊急事態宣言解除後,(3)<1だったのは6/11と6/13の2日だけである。)
この点,新指標では③新規陽性者における接触歴等不明者の(1)数と(2)増加比をモニタリングするとしている。
単純な新規陽性者数の数と増加比ではなく感染経路不明者の数と増加比に絞ったのは,クラスター感染を一網打尽にしたときのノイズを除去するためであろう。有益な改善である。
また,旧指標(2)接触歴等不明率はモニタリング対象から外した。潜在・市中感染の把握にあたってクラスター感染者をノイズとして除去するという目的は上記③(1)(2)で達成され,旧(2)には独自の意味は無いから,これも妥当な修正である。
新しいモニタリング指標は旧指標に比べさらに洗練されており,優秀な頭脳の持ち主がいることを伺わせる。それだけに,数値目標を設けないなど,指標の意義を没却せしめる大方針が置かれていることは残念である。
性差別を断固として許すべきではない。
ベビーシッターマッチングアプリの大手、キッズラインを経由した性犯罪が発生してニュースになった。
これは、マッチングサービスという特性上なかなか防げないことは理解している。
仮にマッチングではなく従業員だったからといって犯罪を起こさないという保証もない。
2020年6月4日にキッズラインは「男性シッターによる新規予約受付を一時停止する」と発表したのだ。
「専門家から性犯罪が男性により発生する傾向が高いことを指摘された」とのこと。
これに関しては、たまたま見かけたこのツイートが言い得ている。
キッズラインが「専門家から性犯罪が男性により発生する傾向が高いことを指摘されたことなどを鑑み、男性サポーターのサポート(家事代行を除く)を一時停止する」のがOKなら、結婚後の退職率が女性の方が高いので、男性のみ採用しますとか、医大への得点に下駄履かせますもOKなのでは?
https://twitter.com/BOHE_BABE/status/1268486274559533058
もっと言えば「黒人シッターの犯罪が起きたら白人シッターのみ予約できるようにしました。安心してね」って言われてるのと同じでぜんぜん安心どころではない対応だと思うんだが、なぜか「まあ、仕方ない・・・サービス経営って大変だよね・・・」みたいな微妙コメントをいくつも見かける。それ差別に加担してるのと同じだからな。
実際に男性の方が性犯罪の加害者であることが多いからという統計的な差別を行うことは、キッズラインが担うべき安全への配慮を差別で解決しようとしているものだ。
統計的な差別を「まあ、実際に犯罪起きたし仕方ないね」というのならば、犯罪が多い地域の出身者や、犯罪率が高い人種・民族への差別を肯定することになる。
これとかの一部ブコメに対して。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASN5S74LMN5SUZPS001.html
学生のとき、「某社」の世論調査として、調査会社に派遣バイトをしていたときの思い出話。
①ランダムに番号生成して電話をかける。(ヤクザさんのところにかかったり、ご葬儀の準備中のところにかかったり)
②「某社」の〇〇です、と名乗る。(派遣元会社でも派遣先会社でもなく、社員でもなんでもないのに「某社」の〇〇と名乗るの、卑怯ですよね。)
③選挙権がある人の人数を聞く。
④選挙権者の人数をPCに入力すると、年齢順で上から〇番目と乱数で回答者を固定。
⑤回答者が固定されたら繋がるまで/回答するまで何度か電話をかける。(※ごくまれに「しつこすぎる!」とブチ切れられ、クレーム発展ありw)
⑦クローズ
という流れだった。
仮に自分のとこに電話がかかってきたら自分は絶対答えないが、この方法でもかなりの割合で支持政党や投票先など答えてくれたのが意外だった。
設問内容は、自分が担当した限りでは、公平にみて当該「某社」の思想に沿うような誘導はなかった。
我々バイトとしても、「某社」は派遣元でも派遣先でもなく、何も思うところはないので、マニュアルに沿って設問を読み上げるのみ。(マニュアルから外れると怒られる)
調査の細かいルールは「RDD」でググればわかると思うので割愛。
結局、バイアスがかかるとしたら、「某社」の名乗りの場面のみと思われる。(なので、調査主体や調査方法によって世論の結果に多少のブレがあるかと)
読売でも朝日でも毎日でも産経でも、NHKでも〇〇テレビでも、わざわざ社員や記者が調査をしてるんじゃなく、調査を請負っている調査会社に派遣されたバイトたちがマニュアルに沿って実働で動いていて、当該「某社」に何にも思い入れも忖度もなくただ淡々と業務をこなしているだけなんだから、いくら世論調査の結果が自分や自分のTLの意見と違うからといって、「操作されてる」「あてにならない」「誘導が~」みたいな余計な邪推は不毛だからやめませんか、という話。
ここ数年、テレビの「アポなし旅」系の番組を観るのがめちゃくちゃ苦痛になってしまった
昔はそんな事なかったけど、ある時から「ゲスト自ら撮影交渉!」とか、鉄◯DASHの捨てる食材を貰う企画とか、ついには鶴◯の家族に乾杯すら苦痛で観る事が出来なくなってしまった
素人さん捕まえて案内させるのも苦手だし、空港で外国人に密着をお願いするやつも本当に苦痛
しかし実家の両親(特に父親)がこの手の番組が大好きで、「アポなし旅」「空港で外国人に何しに日本へ?」「モニタ◯ング」「スカッと◯ャパン」という地獄のラインナップをめちゃくちゃ楽しそうに観ているので実家だと心が折れそうになる
アポなし旅で開店準備中とか営業時間終わってから来て「なんでもいいんで何か食べれませんか?」とか言ってるの本当に観るに耐えなくて、どうかヤラセですようにと願ってしまうよ……
食べ歩き、食レポ全般が苦手な訳では全くなくて、普通に美味しいお店回ったり(ウチ◯る?みたいな周る店が決まってる形式)、宮川◯輔の番組みたいな「今日は◯◯農家さんにお邪魔してます!」的な番組は、心穏やかに楽しく観れる
実際のところはあくまで演出で"ガチ"のアポなしじゃない番組が多数なのかなって思う反面、スタッフが事前に連絡を入れているヤラセだとしても「ゲストにアポをとらせてドキドキ」「急に芸能人が来て店員アワアワ」みたいな部分って必要?世の中の人はそこに一定のおもしろさを感じてるの?
ここ数年、テレビの「アポなし旅」系の番組を観るのがめちゃくちゃ苦痛になってしまった
昔はそんな事なかったけど、ある時から「ゲスト自ら撮影交渉!」とか、鉄◯DASHの捨てる食材を貰う企画とか、ついには鶴◯の家族に乾杯すら苦痛で観る事が出来なくなってしまった
素人さん捕まえて案内させるのも苦手だし、空港で外国人に密着をお願いするやつも本当に苦痛
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開店準備中とか営業時間終わってから来て「なんでもいいんで何か食べれませんか?」とか言ってるの本当に観るに耐えなくて、どうかヤラセですようにと願ってしまうよ……
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実際のところはあくまで演出でガチのアポなしじゃない番組が多数なのかなって思う反面、実際はスタッフが事前に連絡を入れているヤラセだとしても「ゲストにアポをとらせてドキドキ」「急に芸能人が来て店員アワアワ」みたいな部分って居る?世の中の人はそこに一定のおもしろさを感じてるの?