はてなキーワード: 大企業病とは
何を言っても通じない。
この人はだめなんだと思った。
あの人が権力を持って僕ら部下に接するせいで、僕のできる先輩たちはどんどんいなくなった。
今ではネット業界で結構名の知れている人も、うちの会社に入ってすぐやめて別の会社で有名になった。
そう思って半年、ついに自分の尊敬している最後の人がいなくなる。
あいつは何一つ部下のことなんか考えてなかったんだ。
ベンチャー企業に入って自由と責任という名の下、がんばれるだけがんばりたいと思っていた。
でもそれも終わりを告げる。
なんてことはない。
自分が入った企業は単に中小の昭和風の大企業病真っ只中のベンチャーとは名ばかりの会社だったんだ。
いい会社だった。
入社する前までは。
http://www.mynewsjapan.com/reports/1734
あー、俺です。
なんか最近UNIQLOって超ブラックなんだぜ?っていう記事を読んだので、元UNIQLO社員の俺がしゃべります。
まず俺のことなんですけど、UNIQLO辞めたのは2年以内のどっかです。在職期間は5年以上10年以内で、中途採用でした。
在籍部署はあんま言いたくないんですけど、商品系のどっかです。
生産部とか、R&D部(デザイナー、パタンナー等)とか、MD部とか、そういうモノ作り系です。
そいでまぁ、一言で言うと確かにUNIQLOはすっげーブラックだとは思います。
ネットで読んだ記事はIDが無いので最後まで読めなかったんですけど、だいたい書いてあることはわかります。
ただ本部と店舗だとまた違うとこもあると思うので、その辺のことを書けたらと思います。
できるだけグチっぽくならないように書くつもりですけど、どうしても主観的になっちゃうのは許してください。
まず俺が入社した当時はUNIQLOはこんなじゃなかったってのを先に。
けっこう和気藹々な雰囲気で、社内のムードも良くて、厳しい決まりごとなんてのもそんなに無かった。
9時出社だったし、一定階級以下は残業代も出るし、一定階級以上は逆に「裁量労働制」つって、一日一時間でも働けば出社扱いになった。
風邪ひいて欠勤しようが別に給料に影響することはない素敵システム。
休みが少ない!ってのも特に感じなかったし、総合的に考えて、給料は悪くなかった。
課題なんてなかったし、残業は確かにあったけど、いわゆるアパレルらしいルーズさというか、いい加減さみたいな空気が社内にもあった。
ただ柳井はそういうのがもともと嫌だったんだろうね。あの人は経営に関しては完璧主義で潔癖症だから、そういう「大企業病みたいなものを排除しないと」っていうパラノイアみたいなもんにとりつかれていった。会議でも度々そういうことを口にするようになっていたし、社内にもピリピリした空気が漂うようになってきてた。
社屋が六本木に移った頃から目に見えてちょっとずつ厳しくなっていった。
それでまぁ1年経ち、2年経ち、だんだんお風呂の温度があがっていって、俺はもう熱くて我慢できなくなったので先にあがった感じ。
だから今、新卒や中途採用で新しくきた人は、急に高温のお風呂にぶち込まれるわけで、「あちゃちゃちゃちゃちゃ!むりむりむりむり!!!」ってなるのもわかる。
①就業時間
前述にもあるけど「裁量労働制」。
おれは法律には明るくないからわからんのですけど、これってありなんですか?
うまい汁吸わせてもらってる時はいいんですけど、風呂の温度が高すぎて人がいないんで、1人あたりの業務負担がすげー多くなっちゃった今、正直この制度のせいで、ほとんどの社員が残業代出ないまま毎日何時間も残業することになってる。くどいようだけど残業代無しで。社員からしたらまずもうこの時点でアウトだろ!って思うけど、どうなんですか?
そのくせ、半期に一度の業務評価で、残業無しとか、有給全消化とかを目標にさせられて、クリアできないと評価が下がってボーナスが目減りする。だけどこの目標は強制項目だから回避できない。これは詰んでる。
それと朝7時出社。これはけっこう精神にくる。思ってるよりずっとキツい。
そもそもなんでそんなことを始めたかというと、「早く帰って、プライベートな時間を勉学やリサーチ等の情報収集に使うのが良い人生だよね!」みたいな柳井の妄想からスタートしてるんですけど、そんなんほっといてくれよっていう。
そもそも、就業時間、拘束時間が変わらない限り、早く帰ろうが遅く帰ろうが、睡眠時間をキープしようとするとプライベートな時間は変わらないはずなんですけどねぇ。
そんで柳井曰く、じゃぁそのプライベートな時間にやる勉強をこっちで用意しといてやったから!おまえら早く帰れるようになってうれしいだろ?これやっとけよ!?っていうのが「英語」。
②英語
まず、TOEIC750点以上。これ無理。
俺みたいな超絶バイリンガルな天才はさておき、デザイナーとかパタンナーとかアホですもん。デザイナーとか200点とかがゴロゴロしてる。え?TOEICて4択ですよwwwwwwみたいな。
専門学校卒ですよ。学生時代にハマったのはボディピとスケボーですよ。レゲーが世界を変えると思ってるんですよ。無理でしょ。
あとMDとか生産部とかも基本アホですもん。そもそも店舗から引っ張ってきて本社勤務してるやつなんて、基本三流大学出てれば良い方。高卒レベルの脳みそ引っさげてアルバイトのUNIQLOの店員からはじめたような奴らですよ。そいつらが、それでも現場で類まれな能力を発揮して、店長になって、エリアマネージャーに昇格して、そんで、じゃぁ君いいね、来月から本社で一緒にモノ作りしようよっつって本社勤務してるんですよ、そんな叩き上げのおっさん捕まえて、「半年でTOEIC750点出してもらうから。できなきゃ給料から授業料天引きね★」って、いや無理ですって。詰んでるって。
当然、点数だけでは給料から天引きされないんですけど、条件がある。
まず勉強時間。これはBerlitzのEラーニングシステムを導入してるので、誰がどれくらい勉強してるかが全てわかるようになってる。いろいろやったけど基本ズルは難しい。
週に10時間以上勉強しないと、上司から指導が入る。それでも改善できなければ給料から授業料の半額が天引きされる。
それと、半年ごとのテストで50点アップ。これをクリアできないとさらに半額が天引きされる。コンボだと全額。
だけど①でも述べたように、ものすっごい残業して、家帰ったら寝るだけみたいな生活(しかも5時起き)の中で毎日1.5時間以上の勉強時間を捻出するのは本当に辛い。体力をどんどん疲弊する。ライフはゼロよ!ってまじで思う。
当然その勉強時間に給料は出ないので、UNIQLO社員はもれなく月30時間以上は家でサビ残してることになるとおもうのだけど。
これも始まったのはここ2年くらい前かな。
そもそも社員の時間を勝手に使って、勝手に給料から天引きするシステム、これがブラックじゃなくて何がブラックなん?
③課題
今週の課題は柳井正の「一生九敗」を読んだ読書感想文だし。まぁこの本の代金は柳井のポケットマネーでいいわそこまでせこくないし。売上部数1万は上乗せできるし。でも来月の課題図書ドラッカーの「経営の哲学」な。本の代金は給料から天引きしといたから。あと感想文提出できないと面談な。
④責任
えーと、俺がUNIQLOを辞めようって思ったのはこれです。個人的にはこれが一番堪えられなかった。
会社の経営方針として「全員経営」ってのがあって、これは柳井の口癖でもあるんですけど、要するに全員が経営者の自覚をもって、もっと利益や売上にコミットしましょうってことなんだけど、それがどう転じてか、「責任は個人がとる。」ってことになって、それがさらにこじれて、「担当者(末端社員)が責任をとる。」ってのがUNIQLOのやり方。
おれはアパレルしかわからんので、アパレルの話をしますけど、モノ作りってのは基本トップダウンで行われる。
ディレクターって呼ばれる人達が(UNIQLOの場合大勢)いて、その人達がじゃぁ今季のコンセプトはこれこれですよってのを決める。
それを元にカラーを組む人や、柄を組む人や、デザインを考えるデザイナーがいて、サンプルを作って、会議をするわけです。
でもすぐにサンプルを作れるわけじゃなくて、何度もそのエライ人達と打ち合わせして、パタンナーと打ち合わせして、じゃぁこれでいこうってなったら、生産部と協力してサンプルを作って、会議に挑むわけです。UNIQLOの商品は全て社長が目を通すので、商品系の会議と言えば社長会議なんですけど、そこまでに「会議のための会議」を何度も重ねて、会議に挑むわけです。
そんで会議でたまたま柳井の意にそぐわなくて、「誰ですか!こんな下らないもん作ったのは!」ってなったとするでしょ?
首根っこ掴まれて、社長の前に放り出されるのは、一番下っ端のデザイナーだったりパタンナーだったりMDだったり生産なんです。
んで、ボーナスの査定が目減りする。上司はうまくそれを処理して昇給する。
おれはこれがどうしても納得できなかった。
責任の取れない上司なんて必要ないし、そもそもみんなで話して決めたじゃん!っていう。
1つ例を出します。
今飛ぶように売れてるウルトラライトダウン。あれ、初年度とサイズ感が違うんです。
当初のコンセプトだと、あれは「ミドルレイヤーとしてのダウン」だったんです。mont-bellさんやPatagoniaさんがやってるようなシャツダウン。アウターの中に着るダウン。
そういうコンセプトですから当然サイズ感は、「シャツのよう」にミドルレイヤーとしてのフィット感を重視したサイズ感だった。
ところが、これが販売を開始してみると、店舗から「従来のものよりサイズが小さいのではないか」いう問い合わせが頻出したんです。
これ自体はよくある話です。誰が悪いというわけでもない。
きちんと商品説明が店舗まで行き渡っていなかったのも悪い。お客様に説明できていなかったのも悪い。そもそもそういうコンセプトが受け入れられる土壌がUNIQLOの客層にはできていなかった。いろいろ悪かったんです。
でも、これは責任をだれかがとらなくてはならない。何故なら!それが!UNIQLOの!やり方!ヒャッハー!魔女狩りだゼェ!
でも当然商品化されるまでには、何十人もの人間が携わり、会議で議論し、社長自身が「それで行きましょう!」と判を押してる。
そういうの全部無視して、企画立案者に罪をなすりつけるような会社で、良いアイデアや、良い商品が産まれるわけがない。
みんな萎縮して、実績のあるものをこねくり回すだけの仕事になっちゃう。
おれは絶対間違ってると思う。ねぇお兄ちゃん、これが全員経営ってやつなん?これがドラッカーがめざした理想の経営学なん?
こういうことが日常的に起こる会社にいると社員はどうなると思いますか?社員は常に怯えて仕事するようになるんです。
自分が責任をとらないでいいようなやり方。共有のメール、共有のための会議。会議、会議、会議、メール、メール、メール、メール。。。
⑤鬱病
そして作り出されるのが鬱病。
これはほんとに多い。多分%に直したら日本の企業で一番多いと思います。いや世界一。
もうみんな感覚が麻痺してて、誰々が明日から暫く休みますなんて報告を聞いても、あーまたかー、仕事が増えるなぁ、くらいにしか思ってない。
感覚でしゃべりますけど、10%~20%くらいの確率で鬱病経験者です。
原因は、逃げ道の無いプレッシャーです。
けっこうわりと、仕事がクソでも、メンツが良ければ楽しくやってける、みたいなのあると思うんですけど、今のUNIQLOにそんなお花畑はない。
毎週朝礼で「プレッシャーを感じて仕事しろ」「もっと追い詰められろ」「緊張感をもて」って言われて仕事する。
社員はプライベートな時間も、仕事の時も、どんどんどんどん自分を追い詰めて仕事をしてる。そして死ぬ。
最後にこんだけクソミソに言っておいてなんすけど良いことも書きます。
UNIQLOのブラックさは、経営コストを削るために無理させてるってよりは、あいつら本気でそれが客のためになると思ってやがんですよ。
「プレッシャーを感じて仕事しろ」ってのは、売れてる時は、客が店に来てる時。客が店に来てる時は、何か期待して来てる時。その時につまんないもの、粗悪なものしか見せられなかったら、そのブランドは終わり。っていう理論。だから売れてる時ほど緊張感をもってなきゃダメだってこと。
英語にせよ、なんにせよ、まるで宗教みたいにすげー崇高な理念の為にやってる。
英語をしゃべれるようになれば、もっと世界のいろんな企業と「直接」取引できて、もっと安い原材料を仕入れられて、もっと工場とコミュニケーションがとれて、もっと良い商品がつくれるんじゃないかって、そんなことを考えてる。マジキチ。
7時出社にせよ、裁量労働制にせよ、元々は社員のため!みたいなお節介企画が始まりですし、なにも搾取してやろうって始めたわけではない。
その辺は某居酒屋とかコンビニとは違うかなーとは思いますけど、おれもまだUNIQLO脳に侵されてるので他人からみたら一緒かもですね。
あと商品につては、まじで今でもUNIQLOの商品はすげーと思います。中にいても、外に出ても思います。
縫製とか生地のクオリティが最近悪いとか言われてるけど、全然そんなことなくて、むしろどんどん良くなってると思います。値段は高くなってるかもですけど、それは原材料の高騰がどうしても響いてる。デザインはクソですけど。
あそこまで単品の完成度が高い服は無いと思う。
むかしTVで見たけどチョコボールは毎年アップデートしてるらしい。あの小さな一個の粒を、チョコの味をちょっと変えたり、ちょこの厚みを変えたり、硬さや大きさを少しずついじって、今でもベストを探り続けてる。
UNIQLOはまさに同じ事をやってて、靴下一足、ポロシャツ1枚が去年とは全部違う。シルエット、素材、縫製、必ず何かアップデートしてて、そんなことを毎年毎年やってる。
社員がみんな萎縮してるから良いアイデアが生まれなくなって、デザインはどんどんクソになっていくけど、反比例して、既存の商品がどんどん良くなっていく。
お客様が喜んでくれる為って本気で思ってて、良い物を適正な価格で出せば絶対売れるっていう理念は創業当時から変わってない。モノ作りで妥協は絶対しない。
下っ端の社員なんて基本バカで単純。柳井教をうぜぇうぜぇと言いながら、信じてる。
だけど、他の会社で、そんなところは絶対ない。妥協しないって、できることじゃない。
おれはそういうモチベーションの高い人間じゃないので無理でしたけど、本気で服で世界を変えてやる!くらいに思ってるような熱いやつならまぁ向いてるんじゃないですかね。給料はいいと思います。平均よりは。
ただ、おれは服ってのはそういう切り口もあるけど、やっぱ基本楽しいもんじゃなきゃヤダって思う人なんで、あーUNIQLOむりかもーって思い始めてた。
そんでまぁ風呂の温度も一向に下がる気配ないし、むしろどんどん熱くなってるし、のぼせる前にイチ抜けした。
今は楽しくやってます。
追記:「積んでる」→「詰んでる」に訂正しました。id:takeda25さん指摘ありがとうございます。
腐った公務員になるな
はいはい、今仕事から帰ってきた地方公務員がコメントしちゃうよ。
いわゆる役所や一部の大企業が、大企業病のようなもので使えないジジババで占められているというのは、まぁ、よくわかる。
偉くなることに意味が無い? いや、偉くなれば裁量が広がるし、面白い仕事もできるようになる。
つまんねークソみたいな仕事だって、面白いことを見出すことができる。
俺は採用されてまだ10年もたってないが、いろいろと面白い仕事をさせてもらっている。自分が企画したプロジェクトが報道されたり、よそから視察がきたりもした。
おかげで人脈も広がって刺激的な毎日だ。
公務員は不祥事やらかさなければクビになることもないし、ブラックでもない。これはとてもいいことだ。
でも、これは何の理由もなくそうなっているわけじゃない。
それは、安定した行政事務を遂行するためであるし、そして、私たち職員が冒険できるというためだ。
そんなシャッター街の地方都市ならなおさら行政が手を打って面白いことをやらなきゃならない。
俺だったら、そんなところだからこそ頑張ろうと思うね。
つまんないことに人生を浪費するな。
> 「君の若い力で会社を変えてくれ」とかいう言葉に騙されずに海外に出て自分の力を試せ。
OK.
では、次のクエスチョンが浮かぶ。その前に前提の話をする。
いわゆる社畜は日本企業特有のもの、と指摘されがちだが、ゴールドマン・サックスやマッキンゼーでは激務中の激務のはずだ。
霞が関、GS、Mckといったエリートが集まるところは、朝9時から朝5時まで働く不思議なところだ。
その命題を唱える海外勤務経験者が日本で言うこところの一般職勤務だとしたら、日本の総合職と海外の一般職を比較していることになる。
でかい会社に自浄能力はない。そう、グーグルも官僚主義的になってきたという。HPはIBMの真似事をしようとしてグダグダだ。
もちろん、オリンパス・大王製紙・東京電力は3社だけの企業文化ではなく、日本企業全部に当てはまっているものの、事件として顕在化していないだけに見える。
でかい企業は、海外MBAの派遣が多かった。が、海外MBA帰りは日本企業に歓迎されなかったと聞く。
日本にアメリカ流のマネジメントが適用できなかったというわけだ。
『「クリエイティブ人材として期待された人間」が行き場を失っている状態』は日本特有なのか。
そうでないとすれば、
『海外に行け』のその行き先は?たとえば、シリコンバレーのベンチャー?
とにかく、海外に行けばいいもんじゃないと思う。だって、海外にも大企業病はあるもの。かといって、中小企業はぶっ潰れかねないもの。
(本来なら丁寧語で書くべきだが、書き言葉にて思考展開する私にとって、丁寧語に変換することは私の思考を妨げるので書き言葉にて失礼。)
大企業病に侵された組織だと、もう何年も前に更新が切れたWindows2000とか98つかっていたり、IE6をつかっていたり、ウィルスソフトいれていなかったりする。
使っている誰もが「ハハハ、いまどきこんなOS使ってる人いないよな、ウィルスソフト入ってねーしww」とか言いながら使い続けてる。
誰かが上司に「うちの会社マジでヤバいですよ、ウィルスソフト入れましょうよ」とか言おうものなら「お前が言い出したんだから責任もってお前がやれよ、でも通常の業務を疎かにするなよ、あと、入れて何かあったらお前の責任だからな。」って言われるのがわかってるから誰も言わないし、やらない。
社員たちは問題がわかっていても知らんぷりしていれば、もし問題が発生しても経営陣の責任になって、とりあえずOS更新のリスクを一人でしょわなくて済む。だから社員たちは問題が起きるのを待たざるを得ない。つまりどんなにITに強くて優秀な社員がいても会社内の構造的にこういう事故は起こりうる。
今回の事件で企業は経営側にITに強いのを入れておかないと大変なことになるってことがわかったんじゃないかな。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111009-OYT1T00821.htm
個々のケースの判断で例外を無視する(統計的な平均だけで判断する)のは馬鹿だと思うよ。
でも例えば企業の採用活動とかでは、いちいち外れ値をチェックするのはコストがかかりすぎるから、統計的判断でバッサリ切るというのは合理的だと思う。
同様に、それなりに良い家柄の人が結婚相手を探す場合に統計を判断に入れるのもまぁアリだと思う。結婚する個人の責任だけじゃリスクを吸収できないからね。
逆に「最近は離婚率が高いんだから結婚する奴は馬鹿だね」とかいう主張をする非モテは馬鹿過ぎると思う(実際は負け惜しみでやってるだけだろうけど)。
背景にあるその他の情報(確率変数)が全て周辺化(積分して平均値で代表することと思えばよい)されてるということを理解してないなと思う。
わたしは何年かユー子SIerに居て、飽きてWEB屋に転職しました。
人それぞれだと思います。
要するにフットワークが軽く、時勢に合わせて方針転換をいつでも迅速且つドラスティックに行える会社。出来る事なら、罹ってる会社と同じかそれ以上の距離でお付き合いしたい。こういう会社は第三者からの評価や成長性もいいんだけど、商売相手としては関わりたくない。方針がコロコロ変わって振り回されてる周辺が全然ハッピーになれてない状況をよく目にする。
社長自ら「これはいけますよ!3年後には黒字化確実!」と大風呂敷広げて複数社巻き込んで1年がかりで準備して、スタート直前に「やっぱり止めます。バブル弾けたみたいだし」とCCメール一本で全ての協力会社に凍結を通達。このためにわざわざ社内で教育してた新人も各社に多数いたらしいが、全てがパー。
話に聞けば、社長はこの1ヶ月協力会社に支払う違約金の金策に走り回ってたらしく、各所でそれを武勇伝のように(違約金払わず会社潰してトンズラする奴に比べて俺って超義理堅くね?!)吹聴してるとか。そしていけしゃあしゃあと翌週に「○○がこれからブーム来ますよ!一緒にビッグウェーブに乗りましょう!」とかメールを寄越してくる。
11/14夜に、ニコニコ動画の公式生放送で、お笑い番組があった。
ナレーションに、ニコ生人にはよく知れた棒読みツールを使っていたり、
地上波では出来ないネタ(下ネタ、ブラックジョーク、商標関連)や、テレビでは見ない芸人が出ていてネット番組の新しさがあって悪くはなかったのだが・・・
黒字化とかCDがチャートに載ったりと勢いがあるようだったが、ニコニコ動画の終わりが見えた。
その3つの理由を記しておく。
各芸人のネタの後に、視聴者がOK/NGを投票し即座に結果が出るのだが、小数点1位までの%しか表示していなかった。
今、既存地上波テレビ番組が死に絶えてる最大の要因は、放送者側の意思が入ったヤラセや数字に、視聴者が気がついてしまい、1つのウソにより、全てがウソに見えるようになってしまった事だと思う。
それを安易に追随してしまった。
ヤラセをやった理由は明白だ。
名前も聞いた事がない芸人が優勝!とするよりも、もう既におわコンとなって面白くもない芸人でも、ネームバリューさえあれば、ニュース記事を作りやすい。
それが宣伝にもなり、ニコニコ動画の認知度を上げるのが簡単になる。
いくつかの芸人は、噛み噛みだったり、オチが無かったりと散々だった。
予選なんてやってないんだろう。適当な芸人を連れてきて、練習もせずにやっていたのが見え見えだった。
(だって、優勝する人決まってるんだもの。やる気なんて出ないよね。。しかし、芸人魂はどこへ行った!)
ニコ生のアンケートの仕組みは解るが、時間が進むに連れて人が減るし、なにより審査員という人のポイントも公開しないとか、デキレースそのものだろう?
司会の松尾貴史は、あのコメント数の多さにもかかわらず、かなり適当(適して当たってる)なコメント紹介をしていて、ニコニコ動画が初めてとは思えないほど手馴れた感があったが、一つ???となる発言があった。
一部の芸人が、地上波ではできない事をしようとしたのか、下ネタがあったのだが、結果はNGの方が多く、コメントでも「ダメダー」、「笑えない下ネタだな」と散々だった。
その後に、松尾貴史が「こんなにも下ネタが拒絶されるとは思いませんでしたね。ネットも高尚な感じになって来たんですかね」と言った内容のことを言っていた。
まるで、解っていない。テレビを見てる人も、ネットを見てる人も、同じ日本人なのだ。
これまで規制に守られて、ぬくぬくとやってきた為、ある程度の内容で視聴者は満足をしていたのだ。
その曖昧な満足しか芸人には届かない為、芸人さんも満足をしていただけだ。
そこへ、規制無しに何をやってもいいよという状況になり、いざやってみると何も出来なくなっていた。ただそれだけの事だ。
それをネットの人のせいだ。と言わせてしまった事にニコニコ動画の終わりがある。
なぜか?
昭和のテレビの全盛期、テレビ局の中の人は、自ら知恵を絞り、各局凌ぎを削る状態にあった。
60分と言う枠の中で、起承転結があり、視聴者が求める物=あー面白かったと言う満足感 を与える為にはどうすれば良いかを考え抜かれていた。
それが、いつの間にか字幕芸(笑う所はここですよーと教えてくれるアレ)やら、CMまたぎで引き伸ばしたりと言った小手先の技を使い出し、そして、今や情報番組風の商品宣伝しか作れなくなってしまった。
それは、なぜか?
番組は全て製作会社へ丸投げ、自らはただ放送するだけで、創意工夫をしなくなってしまったからだ。
そして、広告を入れることにより、その広告主に対する、批判や意見は言えなくなるという足枷を背負ってしまった。
(広告自体は、面白かった。皆でワーワー言いながら、見るのは悪くは無い物だった)
つまり、ニコニコ動画も、ネット中継をするサーバを持つだけの、ただの箱に成り下がったと言う事だ。
今は、その箱に中の人の魂が詰まっているかもしれないが、それはいずれ陳腐化する。
そうなった時、新たな魂を入れるノウハウは手元に無く、その結果は既存地上波と同じ道しか残されていない。
http://natalie.mu/owarai/news/40546
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日曜に、丸々2時間も見てるとか、どんだけ暇やねん。
ぼく就活生。リクナビからJR東海にプレエントリーして驚いた。
あのに 増田 様
ID:12345678
パスワード:mypassword
このたびは当社にプレエントリーを行って頂きまして、
誠にありがとうございました。
こんなメールが届いたの。
なにに驚いたって?登録画面で入力したパスワードが平文メールに書かれてたってとこ。
「mypassword」って書いてるところにぼくの大事なパスワードが書かれてたの。Gmailでも使ってる大切なやつ。
同じパスワード使ってるぼくも相当間抜けなんだけど、いまの時代いくらなんでも平文メールにパスワードはないでしょ。
とっても怖かったのでJR東海とGmailのパスワードを変更して寝ました。
恐怖はこれで終わらずに2ヶ月後。こんなメールが。
あのに 増田 様
ID:12345678
パスワード:newP@sSw0rd
このたびは当社にプレエントリーを行って頂きまして、
誠にありがとうございました。
「newP@sSw0rd」は変更し直したパスワード。
なんで平文メールにパスワード書いて送ってくるの?馬鹿なの?阿呆なの?死ぬの?
もうあきらめてそのまま寝ました。
さらに1ヶ月後。
あのに 増田 様
ID:12345678
パスワード:newP@sSw0rd
このたびは当社にプレエントリーを行って頂きまして、
誠にありがとうございました。
問題点を2点挙げると
SQL Injectionとかで漏れたら終わりってことだよね。
正直な話、中の人間も信用できない。
JR東海だけの問題なら良かったんだけど、同じような企業が本当にいっぱいあってびっくり。
ちょっと調べてみるとこのシステムはdisc.co.jpってところの製品みたい 。
「株式会社ディスコ」だって。
axol.jp:「株式会社 毎日コミュニケーションズ」
こんな糞システムで食ってる奴らまじでしねばいいのに 。
というのが2年前の話。JR東海はリク面で落ちました。爆発しろ。
院生になって東京電力にエントリーしたところまた同じようにパスワードが送られてきたのでこんなエントリを書いた次第。
マイミクに聞いて集めた平文メールにパスワードを書いて送ってくる糞企業一覧(仮パスワードを送ってくるだけの会社は除いてるよ!)
ほかにもいっぱいあるみたい。
そして怖いのは
https://saiyo.axol.jp/12/s/ibm/entry/agreement
https://nttdata.saiyo.jp/newgraduates/
もうやだこの業界。たとえメールは送ってこなくてもハッシュ化は期待できないよね。
暇な人はsite:axol.jpあたりでぐぐればいいとおもうよ。
東京電力とかディスコとかに届け出ると選考で不利になりそうだし
IPAに届け出てもまともに取り合ってくれそうにないし、ぼくがちくったってばらしそうだし。
id:HiromitsuTakagiとかid:otsuneとかid:Hamachiya2とかが取り上げてくれないかなー
追記(11月9日22:26)
川崎重工がまた送ってきたから腹を立てながらブコメに返信してみる
id:taqpan これは酷い。とりあえずここに挙がっている企業はまともな情シス部門が無いか、安いってだけで人事部が糞SIerに丸投げするような体質か
NTTデータとかIBMとかが糞SIerに丸投げしてるあたりがまたなんとも
id:MarriageTheorem id:HiromitsuTakagiさんとid:Hamachiya2さんのどちらが取り上げるかで後の展開が540度ぐらい変わるような気がするんだけど、このお二人を並列に置いてよいものか
あー。そうですよね。この問題の解決にぼくは何が出来るでしょうか・・・
ははは、そうか。
圧迫面接の類でもないなら、なんだろうね。
中途採用でそこそこの待遇を前提とした面接だったら、もしかしたら本当に技術的な理由~だったのかもしれない。
面接に立ち会ってたわけじゃないから知らないけれど、元増田のを読んでる限り、
どうも元増田の経験と面接官の経験に相違があったのは確かなような気がした。
だから、企業としては、元増田の「過去の経験に基づく発展」に期待した採用活動ではなく、
「我々がほしい経験を、元増田が過去にすでに獲得していると思った」採用活動をしていたのだけど、
面接してみたら、なんだ違ってたのか、という感じだったのかもしれない。
人事面接の方は、技術詳細まで分かってるわけじゃないだろうしね。
あと、こっち。
http://anond.hatelabo.jp/20090518103404
ベンチャーの人ってみんな謙虚で、うちなんかまだまだです、見たいな感じの人が出てくるかと思ったら、全く印象の違う人が出てきたので驚いてしまった訳。
認識全般として間違ってないと思うけど、しかし一方で、ベンチャーの人って「なんだ、オレの知ってることぐらい知ってろよ」的な自信は持ってると思う。つか、自営とか技術系ファミリー企業って、そうじゃなきゃやってらんない。
その記事を読んでて思ったのは、「経営幹部」って概念のそれ自体が大企業病じゃないかなぁと思った。
僕もうまく言葉にできないけど、昔の職人集団(親方-弟子制度)と、自営業と、ベンチャーって、紙一重だと思うよ。共通してるのは、親方(社長自身)が技術職・職人で、初期メンバーも基本的には技術職・職人で、経営・教育専業の幹部は(少なくとも初期には)いなくて、せいぜい経理をよく知ってるパートor社員or身内がやってる、という組織形態。そこをシステマチックに教育・組織構成ができるかが、ベンチャーを大きくしていくとか、ベンチャー集団から企業に発展していく際のミソだと思う。
(儲かる儲からない以前に)新しい機能をつけることのみがミッションで、それを達成しないと評価が下がる人とかが内部にいるんだろう。
よくある大企業病。