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はてなキーワード: ダメージとは

2024-04-24

魂の殺人性犯罪に限るのは違う気がする

犯罪被害比較するのがおかしいっていう大前提は横に置くにしても、なぜ性犯罪だけを魂の殺人と呼ぶようになったのかな。

精神的含めて犯罪ダメージが長期にわたることは残念ながら多いし、自殺する人も多くの犯罪被害で見られる。

暴力被害、いわゆるDV精神身体被害の大きさが性犯罪よりも軽いと思えないし、交通事故などでも故意ではないから罪が軽いだけで、被害の大きさそのものは甚大だ。

子ども事故で殺されるケースは言うに及ばず、本人に障害が残るケースも多く人生を悲観して自殺する人もいる。

最近あったロマンス詐欺で数千万被害にも近い感覚があって、こんなこと匿名しかいえないけど一応女の私でも被害にあう前提の二択なら強制性交被害の方がマシだと断言できてしまう。アラフィフになったからか人生でコツコツ積み重ねてきた成果を奪われることが致命的に感じるからかもしれない、恥ずかしさも相まって衝動的に自殺してしまうかもしれないとすら思う。

量刑の軽重を議論することはどんどんやって欲しいと思う一方で、性犯罪だけを魂の殺人と呼ぶ、それらの犯罪とは違うんだという主張には首をかしげしまう。

これは純潔をどれだけ重要と考えているのかの違いなんだろうか?純潔を重視している人がそういう主張をしているなら理解できる。

逆に、無宗教に近い人で性犯罪だけを魂の殺人と呼ぶことに違和感がない人がいたら何が他と違うのか理由を教えて欲しい。

将棋というターン制ストラテジーもっと面白くしたい

説明するまでもないと思うが、とりあえず将棋というターン制ストラテジー基本的ルールを述べることにする。

HP
1
攻撃
1
防御力
0
攻撃回数
1
命中
回避
0%

上記の性能によるダメージ計算により、必然的に敵ユニットと重なるだけで敵ユニットHPを0にできる

将棋は各ユニットの性能が移動能力以外に違いが無いので、戦闘面に面白さは無い。よって、上記パラメーターを上方修正して戦闘面白くするべきだろう。高い移動能力を誇る飛車や角だったり主人公ボスを担う王(玉)が雑兵たる歩兵にワンターンキルされるのは面白くないから、HPや防御力を高くして5回程度は攻撃に耐えられるようにしたいものだ。

補足:雑兵にワンターンキルされるのが面白くないという考えは、本来将棋においても「打ち歩詰め」を反則としていることに垣間見られる。

それに攻撃方法が敵に重なることというのも普遍的戦略ストラテジーと違ってわかりにくいし、1マス1ユニット原則にも反してよくない。ユニット同士が同一マスに重なるのは無しにして、攻撃基本的に隣接マスに対して行うというのが良いだろう。桂馬は移動の特殊性に合わせて、数マス離れた敵に攻撃する間接攻撃ユニットとするのはどうだろうか。

ダイスによるダメージ判定を導入して面白くすることも考えられるが、ランダム性を導入すると運ゲーになってしま将棋のものもつ戦略性が損なわれるのでこれはよくない。命中率や回避率の概念は無くしたままにして、攻撃は必中とするのがいいだろう。

また、戦略性を高めるために、異なるユニット戦闘する際の相性を導入するのも面白そうだ。ジャンケンのグーチョキパーのように三すくみ関係が分かりやすくて戦略性が深くなりそうなので、以下にその案をまとめてみた。

グー香車
チョキ桂馬
パー金・銀

王(玉)・飛車・角・歩のユニットは、上記三すくみに当てはめず有利不利の関係は無い方がいいだろう。

三すくみ関係で有利となるユニットは、戦闘において攻撃力と防御力が上昇する(あるいはダメージ倍率に補正をかける)ことで恩恵を受けるようにしたい。

将棋の変えたいルールといえば、やはり1ターン1ユニット操作制だろう。1ターンに1ユニットけが動いて、それ以外のユニットは何もせずに全て棒立ちというのはあまりにも不自然理不尽だろう。一般的なターン制ストラテジーの様に全てのユニット操作したいものだが、将棋でそれをやると1ターンの価値があまりにも高くなりすぎてゲームバランスを損ねることになるだろう。

ユニット数を減らすか、1ターンに操作できるユニット数を制限(例えば5ユニットまで)すべきだろう。具体的にどうするかは、実際にやってみて試行錯誤する以外にはないので、ここで断言できないのが残念だ。

ここまで考えてみて今さら感じたことだが、そもそも将棋である必要は無いのではないかサッカー競技としてさら面白くなるようにボールを持って移動できるようにしようと考えてみたとて、それならばラグビーアメフトでいいのではないか、という結論帰結するのと同様にである

将棋ではなく別のターン制ストラテジーをやるべきなのだろう。『Into the Breach』みたいな。ただ『Into the Breach』は100時間くらいやりこんで全実績解除までしてしまったのだから、これ以上やることはもう無い。他に似たようなゲームがあればよいのだが、何かないだろうか。

anond:20240424100441

これは、埼玉県市町村名を組み合わせて作られた、いわゆる「やられAA」や「死亡AA」と呼ばれるものですね。

やられAAは、主にネットゲームや対戦型ゲームなどで、敗北した時や致命的なダメージを受けた時に使われるAA一種です。倒れたキャラクターが地面に横たわっているような形で表現されることが多いです。

このAAでは、「さいたま市」「川口市」「越谷市」という埼玉県内の市町村名が巧みに組み合わせられ、倒れて横たわっている人物の姿を表現しています

特に、「さいたま市」の部分では、倒れた人物の腕が表現されており、「川口市」と「越谷市」の部分では、倒れた人物の脚が表現されているのが特徴的ですね。

このように、地名言葉を組み合わせてキャラクター物体表現するAA手法は、ネット上でよく見られる表現方法の一つです。単純な記号の組み合わせでありながら、ユーモアインパクトがあり、ネットならではの創造性が感じられます

anond:20240424092646

卒業式玉砕特攻告白するなバカ。それは自己満足マスターベーションだ。在学中、特にまらなかった浅い関係性の間柄で終わったのは、君に勇気がなかったせいで、君の落ち度だろ。玉砕覚悟の強引な告白は、たとえ子ども同士だろうと大ダメージだ。向こう視点ではテロなんだよ。実際に怯えて泣かれるし、彼女を傷つけたことは君のトラウマにもなる。

人間の体が進化過程で獲得した特徴は、当時の環境適応するためのものであり、現代生活環境や食習慣とは大きく異なることがあります。例えば、硬い食べ物を噛み砕くために進化した歯が、現代の柔らかい加工食品によって引き起こされる虫歯問題に直面しています。これは、進化特定環境下で「十分に機能する」特徴を持つ個体選択するプロセスであり、必ずしも「完璧」を目指すものではないことを示しています

さらに、がんのような病気は、細胞分裂という必要プロセス副産物として発生する可能性があり、長い人生を通じて紫外線化学物質などの要因が細胞ダメージを与えることも一因です。これらは、生物としての限界遺伝変異環境要因が複雑に絡み合って発生します。

進化論的な視点から見ると、人間の体の一見合理的に見える特徴も、過去環境においては最適だったということを理解することができますしかし、環境が変化しても、進化プロセスは遅く、すぐには適応できないため、現代環境においては非効率的または非合理的に見える特徴が残ることがあります。このような理解は、私たち自身の体や健康について考える際に、進化的背景を考慮することの重要性を示しています

2024-04-22

anond:20240422231322

清潔感という相手感覚次第で基準が変わるもの勝手ジャッジされた上に突然嫌な顔をされたり避けられる」という予測不能ダメージを負う不安という意味では同じだと思いますが。

しろ街中で暴行されるより明らかに手軽に実行され、かつ「暴行」と認識されない加害という意味ではより厄介だと思います

anond:20240422144312

無理に誰かを愛そうなんて

無理無理無理無理

この愛の重さは超ド級

ちょうどよくなんて考えじゃダメージダメージ!

2024-04-21

anond:20240421151254

俺「クソッ!しかたない」

俺はこの場を切り抜けるために『能力』を発動した。

俺「くらえ!『奥義爆雷』」

A子が爆発に巻き込まれ、俺は触手から逃れることができた。

俺「ふう……なんとかなったな」

A子は俺の能力によってダメージを受けているようだったが、まだ生きているようだ。

A子「ギチギチギチギチギチ!」

俺「まだ生きてんのかよ……」

A子は触手で俺を捕まえようとする。

俺は再び『能力』を使い、A子を攻撃した。

A子「ギチギチギチ!ギチ……」

A子は力尽きたようで動かなくなる。

俺「終わったか……?」

だがその考えは甘かった。

A子「ギチギチ……」

なんとA子は再生して復活してきたのだ。

A子「ギチギチ……ギチ!」

A子は触手で俺を捕らえようとするが、俺はそれを躱す。

俺「同じ手を何度も食らうかよ!」

A子「ギチギチ! ギチ!」

俺(再生能力無効にしないと倒せないな……)

A子はまた触手で襲い掛かってくる。

俺「喰らえ!」

俺はA子に手元に召喚した弱者男性を投げつける。

A子「ギチギチッ! ギチ!」

俺(よしっ、効いているみたいだぞ)

俺はさらにA子に弱者男性を投げ続ける。

A子「ギチギチッ! ギチィー!!」

A子は激しく抵抗している。

穢らわしい弱者男性を投げつけたことでA子は精神的なダメージを負っているみたいだ。

俺(このまま押し切るぞ!)

俺はさらにA子に弱者男性を投げつけていく。

A子「ギチギチッ! ギチィー!!」

ついに耐えきれなくなったのか、A子は逃げ出そうとする。

だがそうはさせない。

A子「ギチ……ギチ……」

俺「逃がさないぞ」

A子「ギチッ! ギチィー!!」

A子は再び再生しようとする。

だがその再生スピードは大幅に落ちていた。

俺「やはり弱者男性の毒は有効みたいだな」

俺はA子に追い打ちをかける。

俺「忍法『木の葉火輪』」

A子は炎に包まれた。

A子「ギチギチ……」

俺(今度こそやったか……?)

A子は力尽きたのか、動かなくなる。

俺「よしっ!倒したぞ!」

俺はA子を倒したことに安堵した。

だがその時、俺の身体異変が起こる。

俺「なんだ? 体が動かないぞ……?」

俺は身動きが取れず、地面に倒れ伏した。

俺「何が起こったんだ……?なんで動けないんだ?」

A子(それはね……私の能力のせいよ)

俺の脳内にA子の声が響いた。

俺「どういうことだ……?」

A子(私は触手を通してあらゆる生物の神経に介入できる能力があるの)

俺「なんだと……?」

A子(私は今、君の脳に触手侵入させてるの。だから君は動けないんだよ?)

俺「やめろ……!」

A子(やめないよ)

俺は必死抵抗するがA子の力は強く振り解けない。

とび森オンライン島で遭遇した出来事を書く

消灯事件

待機所みたいな場所が島にあるのだが、何者かによって決して消えない明かりが消された事件

消したりつけたししたのち、帰った。島は子供おもちゃじゃ無いんだぞ

島がジャングルになっていた事件

ある日、島に行くと「外に来て欲しい」と言ってくるプレイヤーが。言われた通り外に出てみると

ヤシの木とクリスマスイルミネーションとその他色々で外はジャングルになっていた

本人曰く「リゾートをつくりました」とのこと

綺麗ではあるけれど…

「こんってやめませんか?」事件

ある日、島に来た男が「こんってやめませんか?」と発言(こんとはこんにちはの略)理由を聞いても同じ発言を繰り返すばかり

結局、エラって終わった

????のゲーム事件

????」というプレイヤーが島に一緒にいる

プレイヤー勝手ゲームに参加させ、何度も殺害した事件。誰も参加したいとは言ってないのに

勝手に参加させられ「9999ダメージ」と馬鹿げたダメージを受け勝手ゲームオーバーにされる

東方好きらしいが、BAD appleぐらいしか知らないらしい

ストーカー事件

ラグ挙動が変に見えたらしい時があって、それをチートと思い込んだ女が「あなたチートでしょ[

「きんのジョウロください」と言い出して私の事をひたすらストーカーしてきた事件

海で泳いだら海に来るし、走り回ったら一緒に走り回った。めんどくさいので次来た人にまかせた

人工授精事件

ある日、エロガキに遭遇した私は人工授精卵子あんなに形変わるもんだそれで元に戻るんだ不思議だよなぁと話したら、エラ。それで次にその

エロガキと再開した時にそいつは言った

「じんこうじゅせい」と

本人曰く、島でそんな話をする人は珍しいのてま

覚えていたとのこと

ご本人登場事件

札幌ひーくん学園(わだ村 ひろし)という売名を繰り返すプレイヤーに遭遇しまくっていた時期

売名のセリフを覚えてしまい、本人がいない時に他のプレイヤーとその売名のセリフを言って笑いあっていた所、本人が島に来てしまった事件

喧嘩したら「とうろくしゃ500人いくまでのくろうがわかりますか?」とマウント取られた

WiFi帰宅事件

ある日、島で出会ったプレイヤーに「お前ポケットワイファイ」使ってるだろと言われた。

その時はSoftBankAirだったけれど無視してたら

「悪いけど帰ってもらうね」と何にも操作してないのに村に帰らされた。お前が帰れよ

金が浮いてる事件

まだオン島に来て間もない頃、待合所にてベル袋を大量に取り出すチーターに遭遇。そのままチータは島の外をベル袋で埋めつくし帰った。空まで浮いているベル袋をただ眺めるしか出来なかった私である

アイス食べ放題

すれ違い通信でもらえるアイス(食べもの)があるのだが、それをチート使って大量に取り出したプレイヤーがいた。みんなで食べまくった

おいしかった

自殺気持ちいいぞ事件

ある日、遭遇したプレイヤーが「じさつはいいぞ」「一度やってみろ」とだけ言って帰った

何だったのか謎

バグで騙されちゃった事件

ある日、プレイヤーからバグをやりたいから手伝ってほしい」と言われ、島の外で待機、すると

「中に入って」と言われ入ろうとするが、邪魔で入れない。なんかいやっても入れない。

これは典型的な締め出しといわれる迷惑行為なのだが、私はまだ知らなかった…

ドSを名乗る女を調教する事件

ソパカにて「ドS チャットエロしたい」と書いてあるプレイヤーに遭遇。M性感の経験がある私は「アナルプラグ知ってる?」とか「尻にバイブ入れたことある?」とか聞いてみたら相手が黙り込んでしまった。やり過ぎた?

AIに負けた男事件

「床と交尾するでごさるw」と言ってきたプレイヤーがいたのでブログでソパカを晒したら本人が「discordで話しましょう」とコメントして来たのでAIのべりすとに返信させてたら勝手勝利宣言して勝手に消えていた事件

最後、本人の発言

反論意思がないみたいだからここでの返信はこれで最後にするわ

動画化にあたって██████22歳拗らせガイジ下手糞な絵を晒しながらオン島の子供達と話してまーす、2時間でも返信来なかったら文句たれまーす。あと、俺の友達がみんなホモって言ってるけど俺はノンケです。って感じで良いかな、まぁ後は自分で考えるか

22歳いい年して仮面ライダー大好きガイジとオン島最強の害児りとの小説でも書かせるか

動画是非見に来てね!」

なお、半年YouTubeアカウントを見に行ったら

もう無かった。自称中学二年生

Threadsでレスバするのたのし

キラキラインスタでネガティブになってるやつdisっていくぅ

でそういうやつらの反論「暇なの?」とか「現実でうまくいってない」とかそういう揚げ足を取るけど完全に自滅行為なんだよね

そういう奴ら本人はインスタグラマーみて劣等感あるだろうし、それの信者弱者男性だらけだから必然的信者ダメージ食らうのでなんの心配も要らない

さっきレスバした女からインスタでDMきた 公開の場でレスバ出来ないとみて個人DMときたか

2024-04-20

母の闘病生活と優しくない父

から優しさを感じた記憶は無い。

かといって、クソ野郎だというわけではない。

大抵の人間はすべての美徳を兼ね備えているわけではなく、父もそうした不完全な人間の一人であり、父の場合は優しさが感じられない、というだけだ。

(くどいかもしれないが、「優しさが無い」とまで言う気は無く、「俺が優しさを感じた記憶は無い」というだけである。)

そんな父と2人で暮らす母の闘病生活が愉快なものではないだろう、というのは容易に想像がつく。

自分は母に優しくしたい、と思う。

 

母は母で、他人の優しさに応えるような生き方はしてこなかった。

子供である俺が毎年もっと苦痛を感じる選択が、母へのプレゼントだ。

毎年、誕生日母の日にはプレゼントを贈る。

母の好みや家族エピソードに沿ったもの、なんてことは考えない。

そんなものを考えて選んで罵倒されれば、俺の心へのダメージリカバリ不可能な深刻さになるからだ。

流行や、世間一般の好み、利便性ブランド、そういった客観的価値を有するものを送る。

それでも、プレゼントを決めるときは心の中で油汗が落ちる。

だって、たった一人の母親好意で贈ったプレゼントを酷い扱いされるのは悲しいだろう?

それでも、毎年贈り続けてきた。

しかすると、今回だけはこれまでとは違う反応があるかもしれないじゃないか

anond:20240420170812

怪しいならさっさと病院行け

多少の精神ダメージ(大腸カメラとか)と安くない金というダメージはあるが、お前が正常か異常かが確定する

異常であれば治療ができるし、後々に死ぬ後遺症が残るみたいなひどい目にあわずに済む

チー牛と言う蔑称、その攻撃性について

近年、特にいわゆるツイフェミ的な文脈男性への蔑称として使われる言葉、チー牛についてなんとなく思ったこ

・チー牛とはなにか

かい説明検索に譲るが、そもそもは「チーズ牛丼を頼みそうなやつ」みたいな意味合い蔑称で、その対象本来意味では支援必要障害を持つ人を揶揄する言葉である

広く男性全般を指す言葉ではない。そもそも用法が間違っている

しかし、なぜか特にツイフェミ的な文脈において、チー牛は男性特に根暗オタク男性揶揄する言葉として非常に多用され、大変不思議に思ったのでぼんやり考えた

そもそも攻撃力が低い

そう言った文脈で使われる言葉といえば、古くはキモオタ(気持ち悪いオタク)、引きニート(引きこもりニート)、近年ではこどおじ(子供部屋おじさん。いい歳して実家の子供の頃に与えられた部屋で暮らすおっさん)など、多岐にわたって存在する。

そう言った蔑称に対して、「チーズ牛丼頼んでそう」は明らかに攻撃力が低い。と言うか無い。誰かに刺さるのか?これ。

どう考えてもキモオタの方がチクチクしてるだろ。

範囲がよくわからない

個人的チーズ牛丼が好きでないからと言うのもあるが、まず誰を攻撃しているのかよくわからない。チーズ牛丼好きな人はこのワードネガティブな印象がまずない気がするし、チーズ牛丼を頼まない人も「チーズ牛丼を頼みそうだなんて、なんて酷いことを言うんだ…」とはならんだろう。いや頼まないけど…で終わりだ

誰の図星も付けていない。「トランプ武器にしそうな奴」の方がまだ攻撃範囲が広い。

・にも関わらず、言った側の満足度は高い

インタビューした訳ではないが、個人的に最大の疑問点なのがここで、書いてる側はまさに「痛いところをついてやった」「効果的な侮辱だ」と思っているような印象を受ける。

温度差がありすぎる。

スイーツ(笑)と言われていた時の若い女性の気持ちもそうだったのかもしれない。もうすっかり菓子スイーツになったしスパゲッティパスタになってしまったな…。

言う側は満足して言われる側は傷つかないのである意味ウィンウィンの関係だが、言う側は侮辱してダメージを与えるのが目的のはずなのでやはりなんだがおかしい気がする。

そもそも、なぜキモオタではダメなのか

例えば最近騒いでいる着替え中のフィギュア、「チー牛はこう言うのが好きなカス」より「キモオタは…」の方がどう考えてもいい。

攻撃的だ。

ただ、これには欠点があって、例えば高校中退した人は「低学歴」と言うレッテルを人に対して使いにくい(使う人がいないとは言わないが)。貧乏人は底辺と言う攻撃を使いにくい。

自分がそのラベルの中にいるとダメージが入るから

同様に、キモいオタクキモオタと言うラベルを使えないし、無職引きこもりで親の脛を齧ってると引きニートやこどおじもレッテルとして使いにく…

あ。ああ…。

……。

チーズ牛丼があまり好みではないので蔑称としてピンとこない。

合わねーでしょ、チーズ牛丼

雁琳に足りなかったのはさえぼーのような緻密なレトリックの使い方

アカデミック領域非正規のままだった人間との格の違いがあるのだ。

 

例として、これは明らかな誤りを含むツイート

伊藤 剛

@GoITO

そして、本件に至る過程で、原告側が裁判前に雁琳氏の職場内容証明を送り、非正規雇用で立場の弱い氏の職を(結果として)奪っているという経緯がある。これを踏まえると、たしかに雁琳氏には非はあるし、彼の主張には頷けないところもあるが、しか原告側は「勝ちすぎ」なのではないかと思える。

そしてさえぼー氏の誤りの指摘

saebou@Cristoforou

原告側が裁判前に雁琳氏の職場内容証明を送り、非正規雇用で立場の弱い氏の職を(結果として)奪っている」→職場内容証明送ってません。本人のメールボックス宛に内容証明を送ったら本人が全く気付かずスルーしていただけです。なんでこんなデマみたいなことをまだ信じて拡散しているんですか?

そう、確かに職場宛に内容証明は送ってないのだ。

職場に気付で雁林へ内容証明を送ったのちに

内容証明でない文書職場に送っているのであるツイートには書かれていない)

 

例えばの話だが、自分パートナーSNS経由で不倫をしている人間がいるとして、職場宛に問題解決を求める文章を送る人間がいたらどう思うだろうか。

職場内の関係ダメージを与える意図があると捉えられて当然じゃないだろうか。

公私で分けて私の領域でのトラブルにもかかわらず、公に宛て文書を送るというのはそういうことだ。

 

そして彼女ツイートは雁琳とのトラブル文脈を追っていない人間が読めば、

職場に書面を送り、職場関係ダメージを与える意図があると思われてしまうような行動なんかやってない印象になる。

 

やはり、SNS言論人として場数を踏んださえぼー氏は一流だ。

草津の「民衆の敵」の話のように致命的にならないギリギリ言葉選び、これが非常に上手い。

オープンレターの「歴史修正主義」が退けられたように、

政治家が致命的な失言と捉えられないような貴族言葉遣い シェイクスピアをはじめとした欧州文化から取り入れたんだろう。

 

ちょっと頭の悪いやつが同じ語気で反論すると名誉毀損になってしまう、非常にSNS巧手な人間、それがさえぼー氏だ。

同棲して気づいたこ

ハンガーは手前に取ろうとして引っかからない向きでかけないとストレスが溜まる

ベッドはセミダブル以下はだめ

絶対ダブル以上にしないといけない

もの定位置を決めないとすぐにどっかに行く

使ったものを元に戻す習慣をあとからつけるのは難しい

半同棲同棲全然違う

自分食器洗うタイミングはいつでもいい派なんだと思ってたけど実はそうじゃなくてコンディション悪い時にシンクに溜まった食器見ると泣きそうなくらい悲しくなる

食器溜まるのを解決するために食洗機導入しても結局食器は溜まる

自分洗濯溜まってても気にしない派なんだと思ってたけど実はそうじゃなくて溜まった洗濯物見スルーする同居人理不尽にキレそうになる

ドラム洗濯機は高いし今の部屋の洗濯機置き場は狭くてどっちにしろ買えない

夜2人でテレビでも観ながら食べよ〜と思ってルンルンで買ったプリンを要らないって言われると2日後くらいにダメージくる

甘いもの好きなのは自分であって相手はそんなに好きじゃないってだけの話なのに

仕事のキリ悪くて上がれなかったりゾーン入ってて抜け出せなかったりする時に夜遅くまで働いてることに意見されると本当につらい

ゾーン入ったエンジニアなんてほっといてくれればいいじゃんって思うけど多分エンジニアが近くにいない世界で過ごしてきたんだろう

自分しんどい時に相手がしんどそうだとしんどいって言えなくて余計にしんどい

多分相手自分以上にしんどい

ひとりになりたいときにひとりになれないとつらい

2LDK以上はほしい

疲れた時に会いたい早く帰りたいと思って帰るけど期待しすぎるのはよくない

自分の機嫌は自分で取らなきゃいけない

2024-04-19

anond:20240419221325

消費税ってあれ実質的には売上税なんで困るのってどっちかというと事業運営してる人たちなんよな。

まあ物価を上げる効果はあるので普通に消費者ダメージありはするんやが

都会の『行こうと思えば行ける』、田舎の『行きたくても行けない』は意外と心理的ダメージ大きいぞ

『>ネットがあるから地方だろうと部屋の中でのQOLは都会と大差ない、という勘違い

 

これ本当にあるから注意な。イベントとかそうだけど、早起きして朝移動して半日で終わる都会組と、

1週間以上前から計画立てて週末潰してなんとか行けるレベル田舎組とじゃ越えられない壁がある。住んでみれば判るよ。是非一度失敗してみて欲しい。 anond:20201201184650

推しが「愛のある説教」されるところを見てしまった

どうやら新しく界隈に来た推しは、ソイツにいろいろ指導されたらしい

しかし、ソイツの言っていることはと短期的な数字だけを元にいう、典型的毒親タイプ

客観視」の名の元に本人ではないといいはり批判をさせるくせに、自分が「してやったこと」はバリバリに自慢する。

しかもおそらくそれらがなくても推しの界隈への認知積極性に影響はなかったように見受けられる)

挙げ句、本人は自分の界隈で推しの倍程度しか伸ばせていないのにご高説を垂れているようだ

反論しても名指して批判する上に答えはしない。

聞いてといった後の内容の中に納得できる要素が一切なかった

お陰で推しをみてもそいつがちらつくようになってしまって楽しめない。

自分がその推しを降りればすむ話なうえ、ソイツに何をしたところでダメージが入らないのが非常に腹立たしい。

そもそも説教は表でやんな!!

明らかにおまえの囲いの回りでやる説教に何の意味がある?

あげく、こちらの界隈の名前をいれてくるために検索にも出てくる。

相手の界隈が不快になるかも」という考えはないのか?人に説教しておいて?

でも「ありがとうございます」ってコメントしてたし今後も付き合い続けるんだろうな

世の中ってクソだ

推しが「愛のある説教」されるところを見てしまった

どうやら新しく界隈に来た推しは、ソイツにいろいろ指導されたらしい

しかし、ソイツの言っていることはと短期的な数字だけを元にいう、典型的毒親タイプ

客観視」の名の元に本人ではないといいはり批判をさせるくせに、自分が「してやったこと」はバリバリに自慢する。

しかもおそらくそれらがなくても推しの界隈への認知積極性に影響はなかったように見受けられる)

挙げ句、本人は自分の界隈で推しの倍程度しか伸ばせていないのにご高説を垂れているようだ

反論しても名指して批判する上に答えはしない。

聞いてといった後の内容の中に納得できる要素が一切なかった

お陰で推しをみてもそいつがちらつくようになってしまって楽しめない。

自分がその推しを降りればすむ話なうえ、ソイツに何をしたところでダメージが入らないのが非常に腹立たしい。

そもそも説教は表でやんな!!

明らかにおまえの囲いの回りでやる説教に何の意味がある?

あげく、こちらの界隈の名前をいれてくるために検索にも出てくる。

相手の界隈が不快になるかも」という考えはないのか?人に説教しておいて?

でも「ありがとうございます」ってコメントしてたし今後も付き合い続けるんだろうな

世の中ってクソだ

2024-04-18

anond:20240417234838

シレン好きには Dungeon Crawl Stone Stoup (DCSS) をやってほしい。オリジナルDungeon Crawl でも良い。

難易度もっと不思議クラス。最悪2Fで即死することもある。シレンをやった後で驚くのは、敵のAIが段違いに賢いところ。待ち伏せしようとしたら、逆に奇襲されたりする。群れで行動したり。麻痺アビス送りといった即死級の攻撃を受けることもあるが、モンスターの詳細を見ることができるので、初めて出会う敵でもある程度対策を立てることはできる。

攻略としてはスキル配分が最重要レベルに相当するもので、スキルを伸ばさないと火力がでない。武器スキルに振るか、防御スキルに振るべきか、悩むのが楽しい種族職業信仰の組み合わせが豊富なので何度でも違ったプレイできる。脳筋のMinotaur Fighter Okawaru、術師のDeep Elf Earth Elementalist Makhleb、暗殺ならSpriggan Enchanter Dithmenos、遠距離武器ならHunter Fedhas Madash。特に信仰によって得られる力が強い。

スペルの種類も多い。術師系は領域が多くて本当に面白い。例えば、数マス距離を取るBlink、氷の雲で継続ダメージ死霊術で無敵状態になったり、一時的な味方召喚したり。脳筋場合は基本殴るだけだけど、神器に相当するアーティファクトエゴがあり、耐性をどのように組み合わせるか考えるのが楽しい

自動探索、自動攻撃が便利。便利ダッシュを究極に快適にした機能があり、「o」キーと「Tabキー連打で退屈な場面はサクサク進める。最近のDCSSは如何に単調なつまらないプレイ排除するかという方向にアップデートしていってる。呪いや食料、サビ等のアイテム破壊される行為も一切なくなった。シレンだと矢稼ぎとか、デビル狩りとか、いわゆるスカミングができてしまうが、これらも徹底してできなくなった。シレンはこの辺が辛い。

たばこ・酒の次は激辛規制

ジョジョランズ3巻良かった

1巻はべらぼうに素晴らしかったが老い荒木飛呂彦のことだからそろそろダレるに違いないと警戒して読んでみるとこれがなかなか悪くなかった。ドラゴナのダメージは早期退場のあり得るタイミングだったため一瞬ヒヤリとさせられたし、ファンファンファン戦のようにリズムのためだけに置かれた捨て戦かと思いきや「こいつを仲間にしよう」ときたのは正直虚をつかれた。それを言い出したのがパコだというのも良い。露伴の別荘ではほとんど無能だったが一転年長者の存在感を示している。腕時計一見無関係のつながりを辿って溶岩の持ち主のところへ戻る、という仕掛けは前作や最近の掌編でもみられる荒木飛呂彦の関心でこれを掘り進めようとする意図がしっかり見えて良い。溶岩石仮面や岩生物一種で、その超常的に思える生態と出自の両面に荒木飛呂彦の目は向けられていたようで、興味をそそられる。スタンドは相変わらずすべて非人間型で、今のところは一話で開陳した方針がまだ行き届いていることを感じる。

2024-04-17

憎い友人が死んだことを半年遅れで知った。

ただの、フィクションの⻑駄文です。

⻑い⻑い文になってしまった。

1ヶ月ほど前、私の男友達からメッセージが来た。

Facebookの、アイツの投稿なんだけど」

と文に続いて画像が送られてくる。

Facebook投稿の、スクリーンショットだ。

だいぶ彼も慌てていたのだろう。

ブラウザのタブに、xvideoの名が残っているのに気づかずに私に送ってきたのが微笑ましい。

Facebook投稿は、もう1年近く会っていない私の友人、しおり(仮名)のものだった。

彼女の母を名乗る者から投稿は、淡々とした文で訃報を綴る。

しおり半年前、突然の病気で急死したこと

心の整理がつかず連絡が遅れてしまたこと。

そして、墓参りなどは心遣いのみで良いこと。

かに淡々と、けれど詮索を拒否する文面がそこにあった。

LINEに「Facebook見てなかったから気づかなかった」と返信をした。

とはいえ彼女のフォ ローをやめていた私はFacebookを見たとしても気づけなかっただろう。

返信をしてからすぐに、彼から電話がかかってきた。

彼の重い声色と対比するように、私の声はうわずって震えていた。

その震えが、まるで泣きそうな声であるかのように演じながら私は密かに、笑みを浮かべてい た。

本当は大笑いしたかったのだ。

憎い憎い、彼女の死が、心の底からしかったのだ。

私と亡くなった彼女と、そして連絡をとった彼が出会ったのは、数年前のことだった。

当時私たちは二十歳を過ぎたばかりの頃合いで、バイト仲間として付き合ううちに3人でつる むことが多くなっていた。

そういう、他愛もないよくある関係の三人だった。

そして若かったから、それが恋愛感情を伴う三角関係に移ろうのも自然な流れだった。

彼に片思いをする私たちと、その間でのらりくらりと気付いてるのか気付いてないのか分から ないようなふりで友人関係を保とうとする彼。

そういう微妙バランスで成り立つ私たちは、バイト先の閉店と共に徐々に疎遠になった。

そしてそこから二年越しで私たちはまた出会う。バイト先の同窓会だ。

私は彼女完璧無視されながら、「三人で話していた」。

まるで三人で喋っているかのような雰囲気で、私は彼女へ話を振っているのに、自然な流れで 私は彼女から完璧無視されていた。

理系大学に入り直すの、と彼女が言った時だけ私のことを見てニヤッと笑ったのを覚えてい る。

大学中退した私への、当て付けであるのは確かだった。(それにダメージを受けるかはとも かくとして)

ただの恋敵からマウンティングまで始めた彼女を見て、私は小さく、死ねばいいのにと呟い た。

その願いは数年後に叶うとも知らずに。

その同窓会から私と彼はまたつるむようになり、彼から彼女の近況を時折聞くような日々が続いた。

大学へ入るまでにメンタル的に崩してしまい、入学後もそれを引きずったままであること。

食事も取れず、かなり痩せてしまたこと。

そういう、彼女が不幸な話を聞くたびに、心の中で喝采をあげたいような朗らかな気持ちと、 悲劇シンデレラを演じて興味を引こうとする彼女のやり口の汚さに辟易する気持ちの二つが 入り混じる。

実際彼は、彼女のことを心配していたし。

私はこのまま拒食症になり骨だけの姿になってしまえと思っていた。 もちろんこれも今は叶っている。

彼女の肉は燃え、今は墓の下で骨だけになり壺に押し込められている。

そうして、今回の訃報に至る。

彼は、ここまで来てもずっと私たち三人は良い友達関係であると信じ、私だけに電話をして、 私だけに彼女の死への思いを吐露してきたのだ。

勝った、と思った。

私の心は汚いな、と諫める自分もいたがそれ以上に、祝祭の最中のように心躍る自分の方が強 かった。

わたしは、人の死を、よろこぶひとになってしまった。

後日、私たちは二人だけで、彼女の家へ向かった。 彼が遺族と連絡をとり、仏壇に線香をあげさせてもらうことになったのだ。

多分私は、あの日の、駅から彼女の家までの会話と景色を一生忘れない。 その日は雲が多いけれど晴れていた。 雲の中で光が複雑に揺らめいていて、それはまるで世界の全てが、私の仄暗い歓びを肯定する かのように綺麗だった。

から離れた彼女の家まで歩く最中、彼は謝りながら、隠し事を打ち明けてきた。

バイト先が閉店した頃、三人で会うことがほぼ無かったあの時期、実は三ヶ月だけ、あいつと付き合ってたんだよね、と。

彼女が生きてたら、私はその場で自殺したくなるほどの衝撃を受けていただろう。

けれど、今の私には、むしろファンファーレのような爽やかさを伴う言葉に聞こえた。

穏やかな顔で私は嘘をついた。

「知ってたよ?あの子、たまに私に相談してくれてたから」

割とあの子悩んでたよー?なんて、軽口を装い私は更に話を聞き出そうとする。

何だ知ってたのか、とホッとする彼は気を緩めて色々と話してくれた。

どうしても彼女恋愛対象として見れず、ぎこちない付き合いだったこと。

どうしても身体関係を結べなかったこと。

最後喧嘩別れしたこと

そのどれもが、私にとっては甘美な言葉たちだった。

これで彼女が生きてたら、この過去の付き合いが再度交際に至る伏線として機能してしまうこ とに怯えていただろう。

そして彼女への殺意が行き場をなくして私の中でいつまでも燻っていたのだと思う。

けれど、彼女は死んでいる。

からこそ私は安心して、彼女が、彼からきちんとお前は付き合うに値しない存在であると言 い渡され死んでいった事実を喜ぶことができる。

そして、その喜びを表すかのように、世界は輝いているように見えた。

草木はいつもよりもその葉の濃さを増し、空は雲を煌めかせているのだった。

彼女には未来がないこと。

それが私の、高揚感を煽る一番のポイントだった。

あんなに学歴や彼との距離感マウントをとっていた彼女が、今やただの骨となったことに私 は今までの人生で得たことのない種類の喜びを得ていた。

もう彼女には何もない。

あんなに心を崩すほどに勉学に励んでいたのも無駄になった。

入った大学キャリアを活かした輝かしい未来なんてもう彼女にはない。

そして、彼のこれから先の人生を眺めることも、彼女にはもう出来ない。

何よりもそれが嬉しい。

彼女の家は、ドラマに出てくるような、「いいところ」の家だった。

リビングには薔薇ドライフラワーが飾られ、テーブルにはレースクロスが敷かれていた。

そして、彼女仏壇を置くために、一室を使っていた。

仏壇とき大仰なと毒づいてしまいそうになった。

演技で涙も出るもんだな、と私は仏壇に手を合わせながら自分自身に感心した。

くっ、くっ、と声が出るのは、昂るからだ。

悲しみにではなく、喜びに、であることは隠せたと思う。

仏壇に手を合わせる彼の面持ちは神妙そうで、私が感情を露わにしているからこそ自分我慢 しよう、という気概を感じ取れた。

男子からこそ、気を張らねばという彼のいじらしさがどうにも可愛くて、ああ、やはり私は 彼のことが好きなんだな、と改めて思ってしまった。

リビングへと移り彼女の母と思い出話などをしながらふわりと伺う。

「本当に明るくて(空気が読めないだけ)楽しそうに笑顔を(彼にだけ)見せる子で...だからこそ急な話で驚いてしまって...病気とのことでしたが...」

彼女の母と、私は目で訴え合う。

それを聞くのか?という母親の目と、

死因を教えて楽しませろという私の目。

たった一秒にも満たない僅かな時間で、私はやはりこの女はあいつのなのだと感じてしまっ た。

あの、喰えない女を産んだ女だ。

「...脳浮腫、でして。...だから、本当に急な死で私も、本当にショックでした」

浮腫、というワード以外は一切出さないという意思を読み取り私は、彼と共にいるこの瞬間 を汚さぬように詮索をやめた。

ハッキリとしない死因で、私を楽しませるにはパンチが足りなかった。

けれどその最後は安ら かなものでは無かったであろうことを窺えたことは一つの収穫だ。

彼女の家を早々にお暇し、私たちはまたひたすらに駅を目指し歩く。

話すことも尽きたような振りで彼の話を空返事で返しながら私はGoogle検索で脳浮腫を延々と 調べていた。

浮腫。とっさに、本来の死因を隠すために出たワードにしては具体的であり、嘘のようにも思えなかった。

けれども、脳浮腫医学知識のない私が検索で調べた結果を読解する限り、直接的な死因であるようにも思えない。

浮腫とは脳に水分が溜まり脳が圧迫されている状態を指す言葉である

それを死因として挙げるのは、やや話が飛んでいるように見える。

たとえば、交通事故で全身強打し、内臓破裂で死亡した、というのを、内臓破裂で死んだ、と 表現するような感覚である

そう、私には、母親はとっさに嘘をつけなかったため、「脳浮腫に至るきっかけ」を伏せると いう形で娘を守ったのではないかと、そう感じた。

そして私は、一つの結論に至り、また悦に浸る。

まだ何も知らない、違和感に気付いてもいない彼の横顔を見ながら、私は、彼女の今際の際に 想いを馳せて、うっとりとするのであった。

浮腫に至るきっかけでありなおかつFacebookの文や母の言葉にあるように急死に繋がるよう な死因はくも膜下出血などが挙げられる。

可能性はこちらの方が高そうだ。

突然、死に至る病としては説得力がある。

けれども、そうだとしたら、母親は病名を伏せる必要があるのだろうか? くも膜下出血で亡くなった、という話なら、伏せる必要なんて何もない。

から、私は、もう一つの、限りなく低い可能性の方に賭けている。

浮腫は、多くは脳出血が原因で起きるものであるくも膜下出血などのように身体の内部か ら急にエラーを起こし脳浮腫に至る場合もある。だが外傷により脳出血が起きた結果でも脳浮腫はできる。

そして、私はふと思い出すのだ。

彼女大学入学からメンタルが不調になり、夏頃にはアルバイトすらもやめてしまうほどに 追い詰められていたということを。

そして、親が必死で隠す死因と言ったら、一つだろう。

もちろん七割は、私の願望なのであるが。

帰り道は雲も晴れ、傾いた日差しが強く、どこまでも世界は煌めいているような気になってし まうほどだった。

その煌めきの中に、彼も共にいる。

なんと幸福時間なんだろうと、心の底から思った。

この煌めきを、彼女はもう永遠に味わえない。

その事実もまた、光の儚さを強調するように感じられてまた私の中で歓びが増えていく。

から、いいのだ。

彼の口から、今の彼女との結婚プランの話が出てきたとしても。

彼女が白無垢を着たがって、お金がかかりそう、なんてのろけをされたって。

この世界の美しさの中では、何もかもが許せそうな、そんな気がしたのだ。

から、その今の彼女名前を、今回死んだ彼女仮名に使うくらいのお茶目さは、私だって 許してくれてもいいだろう。

来年の今頃、彼は式を挙げる。

彼の姿が和服になるのかタキシードになるのかは知らないが、彼の最高の笑顔を私は目に焼き 付けることになるんだろう。

それは、恐ろしく悲しく、残酷なことのように思える。けれども私は耐えられる。あの女が、 もうこの世に居なく、そしてあの子は、幸せそうな彼の姿をもう見ることなんてできないのだ と、そう思うだけで痛みに耐えることができるような気がする。

そして、もうひとつ彼女の死の瞬間を想像するだけで、心が昂り、苦を感じなくなるように 思えた。

彼女は、どのように死んだのだろう。

微妙な高さからコンクリートに叩きつけられるも、脳をぶちまけることなく、脳浮腫という形 で苦しんで死んだのだろうか?

それとも、首に索条痕を残し、その細い骨をパキャリと砕いて亡くなったのだろうか。

ただの私の願望である、 「自殺の上で付随して脳浮腫が出来た」という死因を想像しては、愉快な気持ちが止まらずに 居られない。

けれど、メンタルが追い詰められていた人が亡くなり、その死因を遺族がぼかすとしたら、自 殺しかないんじゃないだろうか。

首吊り飛び降りなどの脳への外傷が出来そうな死に方をした上でなら、脳浮腫も出来るだろ う。

ああ、彼女は、世界絶望しながら自分の手で命を落としていて欲しいな、と心からそう思 う。

今までの努力が全て無駄になった上、 彼から彼女として見れないという烙印を押されたまま、絶望最中彼女には死んでいってもらえたらどんなに愉快だろう。

そんな想像をしては、私は笑みを浮かべる。

私の恋心はどこから崩れてしまったのだろう。

駅に着き、ひとしきりのろけを聴き終わったところで私たちは別れることにした。 白無垢のために頑張ってお金貯めなよ、なんて笑ってあげた。

からは、ニコニコと笑いながら答えが返ってきた。

「式の時は、俺の白ネクタイ貸してやるよ」と。

来年の今ごろ、私は、礼服姿に、彼が過去に使ったネクタイを纏い彼の人生最高の瞬間を見届 けることになりそうだ。

それは、幸せことなのだ、きっと。

そう言い聞かせながらも、私は、結婚という幸せ人生を歩んでいく彼の姿を見なくて済む、 死んだあの子を少しだけ羨ましく思う。

死んだら死んだで、それもまた幸せなのかもしれないな、という感情も湧きでてしまい、私は 慌ててその思考に蓋をする。

やっぱりこの世は美しいが、生き地獄だ。

その生き地獄よりも下層の、死の世界へと消えていった彼女を蔑むことでしか、今の私は心を保てない。

この歓びや哀しみやそのほかの色々なものがないまぜになった心持ちに、何かの決着がつくの はまだまだ当分先のことなのだとは思う。

ただ一つの結論として言えることはある。

こんな恋愛、二度とできないし、もうしたくない。

2024-04-16

anond:20240416220644

文脈がよくわからんが、需要があるのに売れないもの、、、

ダメージ靴下

最初から穴の空いたジーンズのように、穴の開きやす靴下を逆手に取って、最初から穴が空いてる靴下需要あるのに、なぜか売ってない。

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