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はてなキーワード: 凶悪犯罪とは

2021-12-24

anond:20211224173937

いや本当に説明不足だろ。

被害者感情の話なんだから広義の被害者に決まってる」みたいな理屈がまずわからん

死刑相当の凶悪犯罪」においては「狭義の被害者」はたいてい死んでるから

被害者感情の話をするなら「広義の被害者」についての話になるのが当然だ、と言いたいのか?

それはむしろ死刑相当の凶悪犯罪被害者だったらそれはつまり殺されてる」という主張とそれほど食い違わないじゃないか

anond:20211224172759

バカ相手説明不足だったごめん、被害者感情の話なんだから広義の被害者だし、少なくとも。

死刑相当の凶悪犯罪被害者だったらそれはつまり殺されてるだろ。幽霊にでもなって「あいつを死刑にしてくれ〜」って叫んでるのか?

このバカの主張の「死んでる人しかいないはず」とは思ってないよ

anond:20211224165741

被害者家族被害者だし、凶悪犯罪者だからって被害者全員を確実に殺してるとは限らんだろ。

○人死傷って「○人中△人が亡くなって□人は怪我を負わされてる」ッテ意味だぞ

anond:20211224165549

死刑相当の凶悪犯罪被害者だったらそれはつまり殺されてるだろ。幽霊にでもなって「あいつを死刑にしてくれ〜」って叫んでるのか?

anond:20211224165122

横だけど、他人ごとなら俺もそう思うよ

けど、自分凶悪犯罪被害者だったらって当事者意識持ったら、死刑なしとか言えない

お前もそうなんじゃない?

自分死刑相当犯罪被害者として生きてるとして、死刑オプションそもそもないってなったらそこにとてつもない不正義を感じるでしょ

俺はここについては十中八九の人がそう感じると思うのだが

anond:20211224144445

はじめから死刑になる可能性がない非凶悪犯罪割合も同じくらい少ないのであれば

死刑ではなく別の要因によって犯罪全体が少なくなってると考えた方が自然ですよね

anond:20211224144445

少なくとも「日本凶悪犯罪が少ないのは死刑があるから」みたいな短絡的な調査やないやろ

anond:20211224144052

え?凶悪犯罪の量で言ったら死刑制度のある日本が一番少なくなりそうなんだが

どうやって比較した結果なんそれ

anond:20211224014815

・「司法歴史的に見て復讐を代行する機関として成立したものではない」

・「法律Hackして悪さをする権力者が出るかもしれない」

・「死刑があるからといって凶悪犯罪を思いとどまる奴は少ない」(目的刑論)

司法歴史的に見て復讐を代行する機関として成立したものではないが

代わりに最終的な裁き、量刑を決めるための機関なわけで

裁きの上限が一族郎党皆殺しでも法に従っていれば司法機関としての役目は果たすでしょうな。

  

ところで、もし今の米国ポツダム宣言10項に基づく東京裁判をやり直したら

あの時死刑になった「戦象犯罪人」ってどう裁かれるんでしょうね

anond:20211224014815

死刑があるからといって凶悪犯罪を思いとどまる奴は少ない

そりゃ単に「死刑があるから思いとどまった奴」が観察できねえだけじゃん

anond:20211224113214

丁寧に書いててえらいと思う。意見は異なるが。

 

>いわゆる凶悪犯罪に関する資料を読んでいると、「人を殺したら死刑になる(からやめておく)」みたいな歯止めが一体どれくらい有効なのか

ご存じだと思うが、それは歯止めにならない、がファイナルアンサーでもう出てしまっている。

死刑ある国と無い国の比較死刑があった時代と無い時代比較は、データで用意だからね。

それは今の時代制度側も先刻承知なので、抑止の為に死刑をするわけではない。

抑止にならないか死刑止めよう、って意見は成り立つが、今は少し弱い。もともとそれ狙いじゃないから。

 

>更生出来る人がいるわけだから、それを否定するのはおかしいとも思う。

ここは明らかにおかしくて、少なくとも日本死刑制度は、「更生したうえで死ぬ」ことを求めている。

死刑がなかなか実行されないのはこれが理由麻原彰晃死刑がなかなかされなかったときに、まだ反省た足りないないから、という理由先延ばしになってたのが有名だな。

それは日本独自の礼だけども、反省しようがしまいが刑は刑なのが普通だ。反省したら駐車違反罰金割引とかないでしょ。

更生の肯定死刑は両立する。

 

>遺族感情理由にするのは危険

ここは同感。そもそも感情配慮とかで司法判断を左右するべきじゃないし、感情は個々人や時間によっても変わる。

その日殺してほしかったが、明日は生きて反省してほしいということもある。

 

>「国家」という仕組みを自分はそこまで信頼してないんだよね。

結局のところここが全てで、20世紀リベラル教育を受けた世代としてらしいセリフ。君の言う通りここが根幹なのではないか

ただ現代では、国家よりも国家以外(大衆など)がもっと信用ならないのがバレてしまっているので。ネトウヨと言われるかもしれんが、こういう考えはどんどん無効になっていくだろうと確信している。国家を信じないなら何を信じるのか、というのは旧きリベラリズムにとっての急所だし。そもそも国家が信用ならないなら、終身刑のほうが不安だ。国家が正しく終身刑をやりとげる、という「国家への信頼」はいったいどこから発生するのか。

実は君はここで、致命的なスキを晒していると俺は思う。

 

 

>「いや、実はお金がないからお前には死んでほしいんだよねー」って話になってる

まさに。これ以外に死刑をする理由がない。

遺族感情配慮すべきではないし、抑止効果はないし、国家の信用の有無は判断基準になり得ないのだから

でもさ、逆にいったら、金がかかるんだよ。文系哲学やってると金を軽視しがちだが、これは実に重いぞ。

大金をかけてまで、終身刑人生を、つまり終わりなき苦痛を作っている?

大金をかけてまで、ほんのわずかだが、再犯や脱走のリスクを作っている?

言い方次第でだいぶ話が悪くなる。終身刑と死んでるのとどう違うのか、って指摘している人もいっぱいいるよな。

お金っていうのがさ、いわば他の人の人生のわけじゃない。血税っていうじゃない。我々の血をかき集めてそれをやっているわけだ。 

死刑をするか、死刑をしないか判断っていうのは

最終的に「死刑をしないことにその金をかける価値があるのか」という判断しかならない。

 

からさ、俺には死刑反対派の意見ってのは「美しい矜持を飾るのためにお金を払おうぜ」と言ってるようにしか聞こえないんだよな。

死刑しないことによりメリットも、死刑することによるメリットも、正直薄すぎるよ。

コストの有無しかそこにはない。

だったら、コストを使わない、という判断になるのが普通だと思う。

まあイルミネーションみたいなもんにコストを払うのは自由だし、皆で話していざ死刑廃止になったら止めやしないが。

でも、今コスト使ってないものを、もっとコスト使おう!とする理由が無い。

 

丁寧な増田から話通じると思って書いたけど、どうかな。

anond:20211223171928

死刑制度が無ければ、自分の大切な人間を殺した人間報復しても制度に殺される心配が無いから、廃止した方が良いやん?


……というのは冗談だけれども、「復讐したい」という気持ちと「死刑という制度への反対」は同時に成立し得るわけで、その二つを直結させるのは、ちょっと飛躍があるよ。同じく、死刑制度存置派が悪でリアリストで、死刑制度廃止派が善でグローバルスタンダード、みたいな思い込みも、ちょっとものごとを単純に見過ぎているよね。


個人的に感じる、そもそも漠然と「人を殺すこと」への忌避感は、「死刑だ!」と叫ぶ人の中にも当然あるわけだよね(だからこそ殺人に対して過剰に反応するわけだから)。だから、「人を殺してはいけない」という規範整合なのは、むしろその「人を殺したくない」という気持ちであって、制度をそちらに寄せて設計するというのはそれなりに理には叶ってると思うんだよ。死刑制度必要と叫ぶ人は心の中では、周囲が蛮族しかいない状況で暮らしていて制度的にそこまでキツく縛らないと誰もが人を殺しかねない、と感じているのかもしれない。……まあ、昨今のニュースを見ていると、ここが蛮族の地であることを、いまいち否定しきれないけれども。ただ、安心を求めたいのは分かるとしても、それはいわゆる「お気持ち」であって、本当にそれが制度としてベストなのか、っていうのはまた議論余地があると思うんだよ。


たとえば、いわゆる凶悪犯罪に関する資料を読んでいると、「人を殺したら死刑になる(からやめておく)」みたいな歯止めが一体どれくらい有効なのか、まさに「現実的に」考えて疑問に思うことはあるよね。どちらかというと、「人を殺したら自分が殺されるから利益が無いな」と考えて殺人を止めるという思考ほとんどサイコパスの(=極端に合理的しか物事を処理できない)それであって、一般的な人は、よほど追い込まれたか自暴自棄になって殺人を犯すんじゃないだろうか。だとしたら、「死刑がある」から歯止めがある、という論には説得力がないよね。まあ、「自殺したいけど自分死ぬのは怖いか死刑になるような犯罪をやりました」とかいうとんでもない人間がいる時点で、歯止め論は破綻しているんだけども。


いわゆる凶悪犯罪殺人も含めた)を犯した人が社会に戻って、再び刑務所に入る確率って、だいたい1~2割だと言われている。やっぱり1~2割のヤツは凶悪じゃん! て思うだろうか。それとも、刑務所帰りの人にそれなりに冷たい社会であるにも関わらず、凶悪犯罪をする人だって、状況が違えば、あるいは、適切な教育を経たなら、8~9割の人は殺人なんかしない人だった、と考えるか。これは、半分水が入ったコップを眺める楽観論者と否定論者の議論のようなもので、取りようによって見方によって異なるのかもしれない。けれども、これが(すぐ隣にある)死刑囚にも延長して考えられるなら、少なく見ても「死刑」になる人の7~8割は、状況が違えばそんなことしなかった、「普通の人」なんじゃないだろうか、と推測することは可能だ。まあ、そういう風に考える人も世の中にはいるという話として聞いて欲しい。


……自分自身が、生まれつきそんなこと考えるほど楽観的な人間観をもっていたわけではないんだけど、上のように考えて実際に行動に移す人が世の中にはいるんだよ。そして、多年にわたる行動の結果、「どう考えても救いようなんてないヤツ」としか思えないような言動をしてた死刑から真人間のような言葉を引き出すのに成功したりもしている。いや、そんなことお前にできるのかと言われても、普通にできないと思うよ。でも、出来る人がいるわけだから、それを否定するのはおかしいとも思う。実際やってる人は強いよ。死刑制度というのは、そういう人や考え方を否定する制度だと思うんだよね。それって、おかしくないか


よく言われる「遺族感情」というヤツ、これもくせ者だと思う。遺族感情って何だろう。遺族は全員「復讐」を望まなくてはいけないのかな。復讐を望むことだけが「正しい遺族」なのかな。なんでそれが決めつけられるのだろう。だって物語とかなら誰だって言うじゃん、「復讐は何も生まない」とか「復讐にとらわれるのではなく、お前の人生を生きろ」みたいな。で、大体においてそれは正しいよね。現実世界でも同じだと思うんだけど。警察があり裁判制度が整備されている現代では、(死刑制度の有無は別として)不公正な行いに対しては社会的に処罰が行われ、個人的な敵討ちをする必要がなくなっている。それは何よりも、「復讐から個人を解き放つことが社会としては「正しいこと」だと考えられているからじゃないかな(だから、冒頭の話は私の本音とかではなくて、ただの冗談だよ?)。死刑を存置する理由として「遺族感情」をもってくるのは、個人的には危うい理論だと思う。そもそも検証できない一時の感情絶対事実のように語って全体の制度の前提にする危うさ。だから「遺族感情」論にも説得力を感じない。実際に遺族になってみないと分からないし、自分がそうなったとき何を感じ何を望むかは分からない。少なくとも、誰かに勝手自分錯綜する内心を決めつけて欲しくないとは思うと思う。

そして、もう一度「更生」に関する話に戻るけど、そんな手間を一人ひとりにかけていられるわけないじゃん、って「リアリスト」的な方々から反発の声があがることも予想できるんよ。でもちょっと待って。それって「余裕が無い=お金がない」という、ただそれだけの話だよね。じゃあ、死刑賛成派のリアリストは、「悪いことしたからお前ら死んで」と言うフリをしながら、本当は「いや、お金がないからお前死んで」って言ってるってこと? それってひどくない。何よりも、そもそも殺人は(理由いかんを問わず)許されざる罪」というのは、死刑賛成派の大義名分だったのではないのか。そして、百歩譲って「その殺人の罪が余りにも重いがゆえに、死をもってしか購えず」というのが死刑肯定最後妥協であるはずではないの。なのに、いつのまに「いや、実はお金がないからお前には死んでほしいんだよねー」って話になってんの? それ、お金目当てに強盗殺人とか犯した犯罪者の言い分とどれほど違うのか教えてほしい。そんなこと言う人間に、誰かを裁いて死なせる権利が本当にあるの。自称リアリスト」による死刑賛成論にも、こうして同意はできないことになる。

そして最後に、これは同意されるかどうかは分からないけど、「国家」という仕組みを自分はそこまで信頼してないんだよね。明治大正昭和近代史勉強したせいかも分からないけど、ものすごく大雑把に言うと「国家だって運営しているのは人間なので、とても未熟な人間やらかしがちな誤りを犯すことがよくあるんだよ。善意でつくった法律がとんでもない運用をされて混乱引きおこしたりとか、末端の人の過大解釈を引きおこしたりとか、それによって取り返しの付かない傷を国家が負ったりとか、そんな事例が山ほどあるのね。その中でも特に致命的で取り返しの付かない被害を引きおこしかねない制度が「国家国民を直接殺せる制度」なんだよ。たとえ獄中であっても、生きていれば、体制がまともになったときに再び戻ることもでき、取り返しがつくこともある。だけど、死んだら全て終わりなんだ。その意味では、余談になるけど、東京裁判戦争犯罪人死刑にしたのも、本質的には誤っていると思ってる。東京裁判自体が勝者の裁きであり……云々という話もそうだけど、彼ら戦争犯罪人に真の意味での「責任」があるかないか、生きて語らせた上で、占領終了後に改めて日本人自身の手で検証をさせるべきだったと思う。危険だと言うなら、終身刑として、検証まで徹底的に隔離して置けばよい。彼らを死刑にしたのは、復讐と、象徴行為(つまり見せしめ)と、それから一歩踏み込んで言えば、別の責任者を免責するためという、きわめて政治的行為だったんだろうね。戦争をきちんと精算しきれていない、という問題は、そのせいで今も日本に残る「疚しさ」という課題になっている。まあ、多少の「疚しさ」がある方が結果的には全体として健全さを保てる、という見方もあるから、そのことを100%否定したいわけでもないけどね。

まあ、まとめると、元々あった漠然とした「人を殺すことは正しいのか?」という疑問、更生に関わった人の記録、制度矛盾への気づき……などから20代半ばからゆるやかに死刑には賛成できないという立場になったという感じ。死刑賛成論が、純粋正義感から発していることは重々理解する。けれども、今のところ「消極的に、現状を追認し、急激な変化への対応を先送りする……」以外に、現代において死刑を存置すべき理路が全く見当たらないんだよね。というわけで、質問に答えたので逆に教えてほしいんだけど、死刑を存置すべき、何か自分には想像もつかないような理路が他にあるのかな。それとも「死刑は行うべし」というのは、増田にとってはもう公理なのかな。

anond:20211223171928

人殺し死刑の違いがいまいちわからん死刑殺人だよな。人殺し凶悪犯罪者は一生牢屋にいて絶対に(ぜーったいに死ぬまで)出られないようにするといいかな。その犯人税金で生かされてるのが許せないって人が多そうだが俺は構わん。殺すよりはいい。

anond:20211224081049

お前は凶悪犯罪者は死刑になるもんなんだと知ったときそんなこと考えてたのか?

どういう経緯でそうなったのか説明しろ

anond:20211224010417

とんでもない凶悪犯罪に対しては懲役では釣り合わない

そこに不正義を感じるから死刑廃止なんて支持出来ない

遺族感情だけじゃない

社会正義だよ

anond:20211224074551

いやいや、あんたがそこに至る経緯を話なさいよ

国語テストなら0点だぞ

お前は小学生からそんなこと考えてたのか?

悪いことをしたら刑務所もっと悪いことをしたら死刑

凶悪犯罪に対する罰は死刑なんだって

それを受け入れてた時代があるだろ

そこからどういう経緯で死刑廃止にいたったんだよ

anond:20211223235329

馬鹿だなぁ

逆に死刑にならないからって理由凶悪犯罪やらかすやつもいるだろ

浅いよ考えが

anond:20211223171928

自分はたぶんどっちかというと死刑廃止派で、だけど自分の大切な人がむごい殺され方したら「犯人を殺したい」と思うはず、という人間です。


日本における死刑議論において、当然のように前提となっているのが「司法復讐の代行機関(たるべし)」という考え方です。


しかにそうであれば胸がスカッとするかもしれませんが、果たしてそうなのでしょうか?


結論から言うと、歴史的経緯からは「NO」です。このあたりの話はこちらのエントリがよくまとまっているので、一度読んでみてはどうでしょうか。

https://kihamu.hatenadiary.org/entry/20071206/p1

https://kihamu.hatenadiary.org/entry/20080707/p2

https://kihamu.hatenadiary.org/entry/20080816/p1


もう一つは、西洋における死刑歴史を紐解かなければいけません。


西洋に限らず、アニミズムに端を発する文化圏ではしばしば生贄という慣習がありました。

これは自然や不運という「命を奪いに来る制御しがたいもの」に対し、あらかじめ命をささげておくことでそれを鎮めるという狙いがありました。

なので、何らかの理由を持って定期的に人を殺害するというのは文化的には自然なことであり、その標的となるのは罪人や余所者であることが多いのも納得しやすいでしょう。


また西洋における近代法人権の考え方として、国家権力というもの暴走し、それを個人市民)がけん制しなければならないというものが基礎としてあります

フランス人権宣言以降、西洋の法というのは個人を縛るものであると同時に国家を縛るものでもあります


よって、西洋諸国家には国家あくまで法に則して虐殺恣意的死刑執行した歴史があり、その反省として死刑廃止トレンドになっているという経緯があります

日本でもたまに、政府高官不審死することがあるでしょう。あれも広義の国家権力暴走による死刑です。

冤罪だったらどうする」論もこの辺に含まれものと考えていいでしょう。つまり裁く側の権力が間違ってたらどうする?って話なわけです。


ここで困るのは、そうした西洋近代法の成立に通底する思想と、天下り的にそれを”輸入”した日本人の仇討ち感覚との間で、死刑けが異質なものとして浮き上がってしまっているのです。

刑法論には「応報刑論」と「目的刑論」というものがあり、簡単に言えば「刑罰犯人に同じだけの苦痛や損害を与える」というのが応報刑論で「刑罰でその犯罪を思いとどまらせる」というのが目的刑論です。


例えば次のような命題がそろっているなら、論理的に考えて死刑廃止に賛成する人がいてもおかしくないはずです。

・「司法歴史的に見て復讐を代行する機関として成立したものではない」

・「法律Hackして悪さをする権力者が出るかもしれない」

・「死刑があるからといって凶悪犯罪を思いとどまる奴は少ない」(目的刑論)


しかしこれは日本では受け入れられないでしょう。

司法歴史的に見て復讐を代行する機関として成立したものではない

 ⇒知らねーよ輸入したんだからこちとら150年前まで仇討ちやってたんだよ。

法律Hackして悪さをする権力者が出るかもしれない

 ⇒法律って市民が悪いことしないようにするもんじゃないの?

死刑があるからといって凶悪犯罪を思いとどまる奴は少ない

 ⇒でも犯人殺してすっきりしたいじゃん?(応報刑絶対正しいマン


これは日本人が法律に疎いと言っているのではないですよ。

日本には死刑廃止に至る十分なロジックがないということなのです。


私も親や配偶者子供を殺されたりレイプされたら、それ以上の苦痛を与えてやりたいと思う程度には俗な人間ですが、でもそれって俺の感情であって司法のあるべき姿とは限んないよな~とも思います

光市母子殺害事件なんかで遺族の男性が会見している風景テレビでよく見ていました。

非常に痛ましい事件ですが、あのあたりから「遺族の感情司法に反映すべき」みたいな意見が増えて、なんかモヤっとしていました。

そして裁判員制度までもを輸入した日本ですが、上のような議論を経ずに来ているので変なことになっているなと思います


「うるせぇ、俺は加害者殺して気持ちよくなるんじゃ!」とクールジャパン法整備をしてもそれはそれで結構なんですが、外国から「お前の国って法学無くなったん?w」って笑われるのがオチだと思います

2021-12-23

anond:20211223171928

ブコメに返信させてくれや

「beed 最初は誰もが死刑賛成からスタートするはずっていう、自分価値観しか物事を見ない考え方はやめた方がいいと思う。僕は消極的死刑反対派だけど、覚えてる限り物心着いた時からだわ。」

自分の独特な価値観ならそうだけど、少なく見積もって9割以上に当てはまると思うから、むしろ大多数の人の価値観でしょ。逆のこと言ってない?自分のほうがはるかに独特なんだから、そこを説明してくれないと。



「sbiw0829 本当の最初最初中学高校の授業で話題に上がったときクラスの大半が存置派で、単純に逆張りしたいと思ったのがきっかけ。そのうちに人権冤罪他国の状況や具体的な執行方法について学んで、明確な廃止派に」

→これはよく分かる。どこにでも逆張りしたいやつは表れるからね。思春期なんだね。別に死刑廃止理屈なんてあって当然だし、逆に存置する理屈もある。好き嫌いに後付けで理屈をつけて正当化するっていう一番よくあるやつだな。まあ、理性的ではないと思うけど納得。




「rdetfhku 「人権」という言葉を知ったのがきっかけ」

→これが一番分からんのだよな。人権価値尊重すればするほど、それを奪った罰は重くなる必要があるでしょ。けど、死刑を越える罰は作れないわけでそこの矛盾をどう解決してるんだろうか。凶悪犯罪はやったもん勝ち?

2021-12-22

死刑制度というのを考えた

裁判員同様に死刑員6名を選び

さらにその中からランダムで選ばれた1人の判断に従って、死刑終身刑かを決める

多数決では現状普通に死刑になって終わりそうなので、ここはあえてランダムとする

6人のうち誰が選ばれたかは一切公表されないし、もちろん選ばれた本人にも知らされない

運よく廃止派に当たれば、いかなる凶悪犯罪者でも死刑は免れることになる

平等もクソもないが、死刑存続か廃止か、国民一人一人の判断に委ねてみるのはどうだろうか

anond:20211222160942

死刑ボタン押すのが余裕といってる奴

線路に人を突き落とす」のと同じストレスだぞ?それが凶悪犯罪者でも喜んで出来るのは凄いわ

首を吊って30分耐え忍ぶ修行を積んでから凶悪犯罪を犯せば死刑になっても死なない

2021-12-21

anond:20211221233547

統計的には犯罪ってめっちゃ減ってるらしいね

特に殺人などの凶悪犯罪が激減していると。

こんな、平和な令和時代に生まれて良かった。

2021-12-15

anond:20211215165556

凶悪犯罪者が獄中で結婚するってけっこうあるよな

ファン女性が詰めかけるらしい

女の心理はようわからん

2021-12-10

anond:20211210144008

昔は自衛隊結果的犯罪者いたことはあったけど、若い世代は成績優秀者ばっかりだよ

最近の元自衛官凶悪犯罪者は居ない

平成末以降せいぜいが痴漢とかレイプとか店員顔面パンチとか微罪ばっかりで凶悪事件犯人自衛隊や元自衛隊だったことは無い

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