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はてなキーワード: 経済理論とは

2019-06-29

anond:20190629072231

経済理論にもいろいろあるけど、単に今まで30年間日本を覆っていた理論が間違ってただけなんだよ。

規制緩和既得権益者を叩けば成長すると言うな。一方、政府は何もしないほうが良いということで、金の量の回転もガン無視したな。

既得権益者を攻撃するというのが、敵を見つけて石を投げたいという攻撃的なバカ攻撃先という側面が合致して、日本はめちゃくちゃになった。

anond:20190629082702

へー。じゃあ、ただしい経済理論とやらを聞かせてもらおうか。どうせ既得権益者に石ぶつけりゃ経済は成長するみたいな新自由主義というゴミ理論だろうけどな。

で、その既得権益者というのは、得てして単に市場理論になじまないが社会に役立ってるようなものばかりだったな。

例えば、医療介護教育児童保護大学基礎研究図書館博物館みたいな。

2019-06-05

限りなくブラックに近いグレーのインターンシップ

 33歳の正社員介護士ですが、Web業界転職したくて、約1年、専門学校に通って、有休(14日)も使って6ヶ月(36日間)、時給1000円でWeb中小企業(以下T社)でインターンシップしたら酷かった話し。

面接1(不採用について)

 インターン開始から4ヶ月半が経った日の夕方社長に呼ばれて会議室に入ると、1対1の面談で、雇用の延長はできないと言われました。

社長は「Web課は赤字なんだ、他の課の黒字赤字補填しているんだ」と言って、僕に簡単損益計算書を見せてくれました。

有休が発生するから社労士と話をして、君は最長で半年までしか雇えない」と言われました。

 僕は社長の話しを聞きながら、同じ部屋で、先ほどまで行われていた3人(全員20代)のリクルートスーツを着た若者面接を思い出しました。3人同時に面接をしたのではなく、1人ずつ別々に3回、面接しました。皆、顔見知りではないです。3人とも、あと2人が同じ日に面接をしていたことは知らないでしょう。僕は、今日特に多いなと思いました。社長は毎週のように面接していましたが、これまでは1日に2人までしか面接したところを見たことがなかったからです。

 僕は2018年12月上旬からハローワーク経由でインターンシップとしてT社で働き始めましたが、それから6ヶ月で、僕を除いて、計7人の新入社員がいました。T社は社員13名(社長、僕含む、外部委託5名は含まない)なのに大量採用、大量解雇なのです。8人の新入社員のうち、僕で3人目の離職者です。離職率は37.5%(中途入社で8人採用、6ヶ月の間に3人が離職)です。

 僕より前に辞めた2人は女性請負になった1人も女性でした。

 1人目のYさん(20代)は約3週間で辞めました。社長仕事の経過についての面談をした後、皆がいる中で「おい、何度も言わせるなよ、ったく」と軽く罵倒されました。社長がYさんに頼んだFileMaker(ソフトウェア)を使った仕事ができなかったからだそうです。それはそうでしょう。触り始めて1ヶ月も経っていないんだから、難しいに決まっています契約期間は残っていたのに、僕はその後Yさんを1度も見かけませんでした。

 Sさん(20代)は、請負になり、自宅でプログラミング仕事をすることになりました。

 2人目の(Kさん,20代)は1日で辞めました。社長の知り合いの紹介で可愛らしい新卒女性でした。僕の、次の出勤日に、別の社員が席に座っていたので「あそこはKさんの席じゃないんですか」と聞くと「Kさんは1日で辞めた」と言われました。それで終わりでした。他の社員は皆慣れているようでした。僕は仕事を1日で辞めた人を初めて知ったのでとても驚きました。

 そして、僕が辞めることになりました。

 それに、当たり前ですが、誰も新規には雇われないというわけでもありません。僕に業務を教えてくれるSさん(パート女性,30代)はすでに10ヶ月間働いています。「ここに来る前は失業者だった」と昼食時に話してくれました。ハローワーク求人サイト経由で働き続けられる人もいます

面接2(仕事について)

 僕は「68件も月次レポート等を作成したんですよ(うち2件は単価6万円)」と社長に話しました。それに対して、社長は「例えば、封書に入れて、郵便局に持っていくような仕事だ」と答えました。つまり、誰にでもできるレポート作成ということです。何十通作成しても、社長にとっては仕事のうちには入らないのでしょう。

 これは社内失業者のための仕事という意味です。「郵便物宅急便を出す[1]」以外にも「ネットサーフィンをして面白そうな記事があったら週一回、上司メールで報告する[2]」「データDVDに焼く[3]」「自社と競合他社の商品勉強するために、他の家具メーカーホームページを見る[4]」などがあります

 問題は、こういった仕事は、下積みとは違って将来の大きな仕事にはつながらないのです。

 "下積みは、長期間わたり計画的に行われる社員教育の一部である。確かに入社当初に任されるのは、経理処理や採用サポートであり、地味な作業が中心かもしれない。しかし、その作業は最終的には大きな仕事遂行するために必要知識経験を得るためのものなのだ。(中略)一方、社内失業者は、就業時間ほとんどを仕事を与えられずに放置される。与えられることがあっても極めて少量の雑用に過ぎない[5]。"

 そして、2つ目の問題は上の世代から見ると、こういった仕事は、自分若い頃の下積みに見えるということです。

 "課長相談したことがあります40代後半ぐらい。仕事がない状態を伝えて、なんとかしてもらおうと、わりと顔を見るたびに相談してたんですよ。

 そうすると、課長の"お説教スイッチ"が入っちゃうんですよね。別室に連れて行かれて2時間も3時間

「これは君の為に言ってるんだけど、僕はね、社会人最初会社でこうやって教えてもらって、鍛えてもらって、よかったからね。仕事自分で探すものから。僕はそうしてきた。仕事がないと思ってるかもしれないけど、探せばある[6]」"

 そして、自分仕事が将来の大きな仕事にはつながらず、社内失業状態だと気づいた社員からやる気が低下[7]して、転職活動を始める。でもそれもうまくいかないことが多い。

 以前の前向きだった自分はどこに行っちゃったんだろうって思いますね。仕事にたいしてやる気が出ない。ちょっとした用事も、めんどくさくてしょうがない。封筒書類を入れて宛て名を書くだけなのに、30分ぐらいかかることもあります命令された雑用を「ハイハイ」ってやるだけ。小学生でも教えればできますよ。こんな状態転職して、はたしてちゃんと働けるのか、それは自分でも心配です」

 実は多くの社内失業者が転職視野に入れている。にもかかわらず、なかなか転職できない現状がある。

 なぜなら、雑用ばかりを担当させられ、まともな業務経験が積めないために、履歴書に書くことがない、面接で話すことがない、自分PRできない状態からだ。郵便局毎日行って郵便物を出していましたなんてことを、あなた履歴書に書けるだろうか?[8]

面接3(建て前と本音)

 僕は「Googleアナティクスもスプレッドシートデータポータルも使えるようになったじゃないですか」と社長に言うと「Googleアナティクスだけじゃダメだよ」と言われました。

「じゃあ、僕はどうすればよかったんですか。FileMakerも使えるようになればよかったんですか」と聞くと、

FileMakerを使えるようになっても、雇えるかどうかは分からない」と言われました。

 そして、最後にこう言われました。「雇用は延長できないけれど、FileMaker仕事の請け負いなら頼んでもいいよ。でも、その仕事責任を持てるか」「Web仕事は相当頑張らないとダメだよ。今の仕事は辞めたらどうだ。俺たちは、今でも帰宅してから深夜1,2時まで頑張って勉強しているんだ」

 僕は「じゃあ、僕にもそうしろって言うんですか。残業はさせられないけれど、1日3,4時間勉強しろと」

 社長は「今はそう言うことは大っぴらには言えない。働き方改革からね。だけど君は自宅でほとんど勉強していないだろう」

そんなことはない。自宅でだって勉強しているけれど、それは正社員介護職をした後で、ここでインターンをした後の話しだ。ダブルワークで有休を使ってまで働いているのに、そういう側面は見ない。そして社長はそれを分かって言っているのだ。

「君は未経験からね」「最初の段階で来るべきじゃなかった」「会社に貢献していない」「基本レベルに達していない」

 残業をして、Web勉強をしようとしたこともありました。でも、マネージャーから

"T社では原則定刻以降の残業を認めていません。

規定時間以内に求められる成果・結果を出すことを重視する。」為です。

長い時間仕事をする事に価値を求めたり、評価する事はしません。"

という全社員向けのメールがきました。

 結局、答えは始めから決まっていたのだと思います。僕は平均的な求職者だと思います。でも本当に残したい優秀な人材ではありません。でも、だからと言って法的に解雇していいほど無能人材でもない[9]。だから有期雇用使い捨てる。問題は、会社がそれを元から織り込んでいることです。元々Web業界にいる人材ならこの中小企業は選びません。だから、未経験からWeb業界転職したい求職者ハローワーク転職サイト経由で最低賃金採用します。でも、実際には、彼らは平均的な人材から長くて半年までしか雇われません。それ以上雇うと、企業雇用責任が生じるからです。社長からしてみれば、彼らが1日で辞めても構いません。もちろんSさんのように雇われ続ける社員もいますが、それは例外です。

 自社の新規事業簡単レポート業務などを、常時3,4名のアルバイト(パート)を雇って大量生産させる。上司がチェックして、顧客提供しますが、顧客が作り手のアルバイト(パート)の顔を見ることはありません。

 社長は「新規事業調子はどうだ、依頼はあるか」と社員に聞きます。そのレポート作成しているのは、僕とアルバイト(パート)の女性2人なのです。2,3ヶ月経って、引きが少なければ事業から撤退して、...ということなのでしょう。

 TVゲーム風に言えば、"ノーマル(正社員)モード"だと思っていたら、2ヶ月働いて、"ハード(非正規社員)モード"だと分かった。それでも構わないと思いながら働き続けたら4ヶ月半経った頃に"無理ゲー(はじめからうつもりはない)"だと分かった、という感じです。

 最初面接の時に、社長は「できるだけ長く勤めてほしい」「はじめは「半年間で」と言ったが、2,3年はかかる」「介護仕事は辞めないで、働いてほしい」というものでした。僕は、ここで頑張ろうと思いました。でも、それは幻想でした。

 本当なら、その時に、Web課の損益計算書を見せてもらうべきでした。そうすれば、僕は当たり前の疑問「どうして赤字なのに求人票を出しているんですか」と聞いて、入社しなかったと思います

 最初から無理ゲーだと分かっていたら、僕でなくても、誰もゲームを始めないと思います

 でも、そう言ったら、最低賃金で働いてくれるアルバイト(パート)が集まりません。だから、はじめは馬(僕のような未経験求職者)の鼻先に人参(Web業界正社員雇用)をぶら下げるのです。それが実際には存在しない雇用だったとしても。

 ハローワーク求人票を掲載している一般的中小企業は、書類審査面接で応募者をフィルタリングしてから短期雇用インターンシップ契約を結びます目的正規雇用するためです。

 でも、T社は違います。考え方が逆なのです。「Web課が赤字だ」とすれば、本来ならば、少しずつ仕事量や社員を減らす必要があるのに、そうしない。将来につながる赤字なら問題はありません。先行投資からです。でも、この赤字はただのしがらみなのです。

 だから赤字部署仕事を、できる限り人件費をかけずに維持する必要があります。そのためにハローワークから最低賃金労働力調達するのです。

 本来ならハローワークは「国民に安定した雇用機会を確保することを目的として国(厚生労働省)が設置する行政機関[10]」なのに、T社は、経営を維持するために短期雇用者を供給する行政機関と割り切っているのです。これは雇用の調整弁ですらない。解雇することを前提として雇うのですから。一番重要なのは、長期雇用(正社員)に雇用転換しないことです。人件費負担が増えたら、部署赤字幅がより大きくなるからです。

 つまり、T社の採用戦略は、長期的な顧客との関係を維持するために、短期的な求職者との関係犠牲にするというものなのです。そのためにハローワークは利用されているのです。はじめはこんな風ではなかったのだろうと思います。でも人件費抑制には中毒性があるし、毎週のように求職者面接に来る。だから少しずつハマっていったんだと思います

 ロスト・ジェネレーション世代(僕は違いますが)は、自分たちより上の世代簡単には信じません。雇用契約で苦い思いをした経験があるからです。雇用者側の言うこととやることが違って、しわ寄せは、全て若い世代(自分)が被る。

 僕の場合で言えば、美しい建て前は団塊世代より少し下の社長マネージャー厚生労働省(雇用形態:正社員)のもの、醜い現実若い世代(ロストジェネレーション以降)と社内失業者(非正規社員)のもの、というところです。そして、僕から見ると、ロストジェネレーション世代は、子どもをつくらないという消極的な形で復讐をしているように見えることです。どのような形の復讐かはご想像にお任せします。

 元々転職活動を始めたのは、介護士の低い年収だと、結婚もできないし、子どもも育てられないと思ったからでした。転職をするとしたら、35歳が一つの壁になります。だからそうなる前にWebの専門スクールに1年間通いました。Webデザインの基礎とJavaScript,PHP,WordPressを学んでホームページ作成しました。それからハローワークにも通いました。介護士と同程度の給料でも構わない。パートでもいいかWeb業界で働きたいというのが希望でした。

面談4(東京しごとセンター(ハローワーク)の担当アドバイザーとの話し)

 僕がインターンシップ経験を話すと、アドバイザーは「T社は助成金目当てのロクでもない企業だね。確信犯だね」と話してくれました。

それに対して、僕は「令和になってから、現状が変わらなくても大丈夫でしょうか。女性高齢者非正規労働市場に参入してきた[11][12]から低賃金労働可能でしたけれど、令和には限界がくるんじゃないでしょうか」と聞きました。

 アドバイザーは「だから外国から(労働者を)入れているんだろうね」と話しました。僕は「なるほど」と相槌を打ちました。そう言われればそうだ。僕の職場(介護)でも外国労働者が3人いますフィリピン人女性2名、韓国人男性1名(日本人15名)です。

 だから人手不足なのに、賃金上昇は起こらないのでしょう。(1997~2017年民間部門時給の変動率は主要国で日本だけマイナス[13])

 当然ですが、僕にだって個人的問題があります。「新卒入社しなかった」「介護経験が7年目だからWeb業界転職できない」「人間性や人柄に問題がある」のかもしれません。

 今、僕が案じているのはT社で働いている5人の新入社員です。例えば、Fさん(3~40代)は「下の子体調不良のために、来たばかりですが早退します」と言って、子どもを迎えに行くようなパート女性です。Fさんが早退した10分後に会議室社長マネージャーの笑い声がしました。

 Kさん(60代)は病気で通院するために休みを取るようなパート高齢男性です。

 この文章からは、僕が社長悪者扱いしているように見えるかもしれませんが、それは違います。初めての面接の時から、僕は社長尊敬していたし、責任感が強いと思っていました。それは今も変わりません。中小企業経営していくことがどれほど大変か。経営本質が問われるのは、赤字が続いている時期であって、黒字の時ではありません。部署全体が赤字ならば、決断をするのは大変でしょう。社長の口癖は「うちは技術屋でね」ですし、「20経営していて、この規模じゃいけないと思うんだよね」と話したこともあります

 社長サイコパスっぽくなるのも、よく分かりますハローワーク転職サイト経由のあの社員は1日で辞めました。2日で辞めました。1日も来ませんでした。そして今度はインターンはてな匿名ダイアリーに書いていますとなれば、それは誰だってムカつきますよね。でも社長だって雇用契約書どころか、労働条件通知書を4ヶ月分しか渡してくれませんでしたよね。僕のことを完全に忘れていましたよね。

面談5(欲しい人材)

5月下旬面接の際には、欲しい人材は「コンテンツができて、一人でやりきれて、一回(仕事内容を)話せば通じて、CVを上げられる人」と言っていました。僕も100%

2019-05-13

どんな経済理論標榜するか

それはそれで意味があるが、政府経済理論理論のとおりに実践することは少ない。

自民党なら、経団連企業の(目先の)利益をまず確保しなければならないから。

緊縮増税なら消費税を上げるし、緩和減税なら法人税を下げる。

2019-05-10

anond:20190510125348

まあそれいいかえると「理系大学卒業してない大多数の日本人バカ」ってなっちゃうんですけどね。

 

理系最先端科学では再現条件がわからん現象が多々ある(それでこそ研究のしがいがある)から宗教をかつぐ文系を敵視したりはしないよ。

STAPおぼかたさんもたまたま文系勝馬投票券しかみとめない魔女裁判に引っかかった部分もあると思ってる。本当の研究指導者自殺してしまえばヤブの中だけど。

 

祈りで世の中を改善する」といいながら「世の中」がくりかえさないため再現性のない宗教なんか

信用できないしいらないのではっていうのは、いかにも文系らしい疑問だ。

(繰り返さない世の中を相手再現性をもとめた経済理論学者は半分以上数学に主軸をおいた理系だ)

 

そして文系があれだけ信じることのちから学問信頼度)だけを主軸に学問として長い間やってるんだから

文系の力で反論できないとおかしいよね。

文系の説得って、結局「実利があるかどうか」に還元した議論しか最近たことないけど、

天皇制だって皇室外交という実利はあるんだよな。

2018-08-17

anond:20180817001617

経済政策が一番の理由だろ

自民党、というかアベ政権以外に金融緩和財政出動をやると言う政権がない

自民でも石破だの小泉だのはみんな緊縮派

財政規律を正して、ムダな出費をカットすることで、国民安心して財布の紐緩み経済が回るという、

日本以外ではトンデモ経済理論としか言われない政策を平然と公約に掲げている

その他、野党大同小異。緊縮路線に違いはない。

サマータイムエネルギー問題憲法9条も、現実生活の前では瑣末な話でしかない

この長く続くデフレが終わることによって、社会の様々な問題自然と解消していく

自民党支持の全ては経済問題と、それに対するマシな処方箋に由来しているよ

2018-05-30

朝日新聞真人 経済成長永遠なのか 「この200年、むしろ例外

2017年1月4日 [脱成長論][成熟社会][定常社会]

 いつしか経済成長」は私たちにとって当たり前のものになっていた。だが、それは永遠のものなのだろうか。

 アベノミクス大黒柱である日本銀行異次元緩和はお札をどんどん刷って国債買い支えるという、かなり危うい政策である。にもかかわらず世論の支持が高いことが不思議だった。

 思えば「成長よ再び」という威勢のいい掛け声と、「必ず物価は上がって経済は好循環になる」と自信満々の公約に、人々は希望を託したのかもしれない。

 希望をくじいたのはくしくも日銀が放った新たな切り札マイナス金利政策」だった。昨年1月に日銀が打ち出すや世論調査で6割超の人が「評価できない」と答えた。いわばお金を預けたら利息をとられる異常な政策によって、人々がお金を使うようせかす狙いだった。これには、そこまでする必要があるのか、と疑問を抱いた人が多かったのだろう。

 政府国民も高度成長やバブル経済を経て税収や給料が増えることに慣れ、それを前提に制度人生設計してきた。

 だがこの25年間の名目成長率はほぼゼロ。ならばもう一度右肩上がり経済を取り戻そう、と政府財政出動を繰り返してきた結果が世界一借金大国である

 そこで疑問が浮かぶゼロ成長はそれほど「悪」なのか。失われた20年と言われたその間も、私たちの豊かさへの歩みが止まっていたわけではない。

 その間、日本ミシュラン三つ星店は世界最多になったし、宅配便のおかげで遠方の特産生鮮品が手軽に手に入るようになった。温水洗浄便座の急普及でトイレは格段に快適になった。

 若者たちが当たり前に使う1台8万円の最新スマホが、25年前ならいくらの価値があったか想像してほしい。ずっと性能が劣るパソコンは30万円、テレビ20万円、固定電話7万円、カメラ3万円、世界大百科事典は全35巻で20万円超……。控えめに見積もったとしても、軽く80万円を超える。

 スマホに備わるテレビ電話や会話する人工知能機能となると、25年前ならSF映画世界の話だった。

 ただ、この便益の飛躍的な向上は国内総生産GDP)というモノサシで測ったとたんに見えなくなる。80万円超の大型消費が、統計上はスマホの8万円だけに減ることさえあるのだ。

 そこで見えなくなってしまう豊かさの向上を考慮せず、「どんな政策手段を使ってでもとにかくGDPを膨らませよ」というのがアベノミクス思想である

 人間はそうまでして成長を追い求めるべきなのか。

 実は、いまのような経済成長歴史が始まったのは200年前にすぎない。長い人類史のなかでは、ほんの最近だ。GDP統計が初めて作られたのは、さらにずっとあとのこと。1930年代大恐慌、第2次世界大戦がきっかけだった。

GDP、語られぬ限界

 昨年夏、GDP統計をめぐるちょっとした論争があった。所管官庁内閣府日本銀行が「実態より過小評価されているのではないか」と問題提起したのだ。

 きっかけは日銀の若手職員が発表した個人論文。ただ論争には日銀上層部意向も働いていた。アベノミクスの主軸として史上空前の超金融緩和をしながらインフレ目標を実現できず、成長にも結びつかない。現実へのいらだちがあった。

 数字ひとつ財政金融政策を動かし、人々の景況感にも影響するGDP。その歴史は、長い人類史のなかでは意外と短い。

 世界で初めて国の経済全体の大きさを測ろうとしたのは英国。17世紀の英蘭戦争のためにどれくらい戦費が調達できるか知ろうとしたのだ。そこから現在のようなGDPになったのは、さらにあと。1930年代英国米国大恐慌対策を探り、第2次世界大戦に向けた生産力の分析を進めるためだった。(『GDPダイアン・コイル

 一般的には1760年代英国産業革命が成長の起点とされる。だが西暦1年~2000年代世界の成長を人口歴史資料から推定した経済学者アンガス・マディソンによると、1人当たりGDPがはっきり伸び始めた起点は60年ほど後の1820年ごろだった。

 その理由投資理論家で歴史研究家のウィリアムバーンスタインが『「豊かさ」の誕生』で分析している。1820年ごろになると、ようやく私有財産制度資本市場が整い、迅速で効率的通信輸送手段が発達。技術進歩や新しいアイデア評価する文化制度ができて、成長を後押しする基盤が整ったという。

■もとは冷戦期の産物

 社会思想家の佐伯啓思京都大名教授によると、国家が成長を必要としたのはもともと冷戦期に資本主義陣営が社会主義陣営に勝つためだった。「それだけのことにすぎない。なぜ成長が必要なのかという根源的な問いに、経済理論には実は答えがないのです」

 冷戦が終わったあとも成長への渇望だけが残った。むしろ成長の限界弊害について、以前より語られなくなったのかもしれない。

 1970年代初頭、世界科学者経済学者たちが集まる民間組織ローマクラブがまとめた報告書成長の限界』は、経済成長謳歌(おうか)する人類への警告だった。人口が増え、先進国経済が膨張しすぎると、資源の使いすぎや環境悪化などからいずれ限界が生じる、という問題提起だった。

 いつしかその問題意識は薄れ、成長信仰だけがひとり歩きしはじめた。

 佐伯氏は「ローマクラブが指摘した問題重要性は今も変わらない。これから無理やり市場を膨張させ、成長させようとする試みは競争格差を激しくして、人間にとってますます生きにくい社会にしてしまうのではないか」と話す。

■低成長容認社会に変化の兆し

 紙幣を発行し、金融政策をつかさどる中央銀行。その「元祖」は英国イングランド銀行とされる。もともと民間銀行の一つだったが1844年の制度改正中央銀行進化した。

 つまり1820年ごろに始まる「成長」とともに誕生した機能だった。

 いま世界経済の成長スピードが落ちている。2008年のリーマン・ショックマイナス成長に陥った先進諸国は、危機から回復した後も以前のような成長軌道に戻れていない。

 サマーズ元米財務長官は3年前、物質的に満たされた先進国簡単に低成長から脱せないという「長期停滞論」を唱えた。

 日米欧の中央銀行はまるで自分存在意義を確かめるように、ゼロ金利政策、量的金融緩和マイナス金利政策……と成長を取り戻すための異例の緩和策を次々と繰り出した。

 「これは長い目でみれば中央銀行の終わりの始まりだ」と言うのは日銀出身金融史にも詳しい岩村充・早稲田大大学院教授だ。

 中央銀行政府から独立する必要があるのは、たとえ政権が代わっても、お金価値が変わらない金融政策を続けることが経済の安定には大事からだ。岩村氏は「政府といっしょになって成長のために異常な金融緩和を進める。そんな今の中央銀行独立性はない。存在意義がなくなってしまった」と指摘する。

 経済史の泰斗である猪木武徳大阪大名教授は、成長を謳歌たこの200年間を「経済史のなかではむしろ例外的な時期」と言う。そのうえで無理やり成長率を引き上げようとする最近政策に異を唱える。

 「低成長を受け入れる成熟こそ、いまの私たちに求められているのではないでしょうか」

 成長の意義も認めてきた猪木氏が最近そう考えるのは、成長そのもの役割が変質してきたからだ。

 「かつて経済成長には個人を豊かにし、格差を縮める大きなパワーがあった。最近国家間の経済格差は縮まったものの、上っ面の成長ばかり追い求める風潮が広がり、各国の国内格差が広がってしまった」

 主要国の成長戦略金融政策は往々にして強く富めるものを、さらに強くさらに富ませる傾向がある。それがトリクルダウン(滴がしたたり落ちること)で中間層低所得層に広がるという想定だ。現実にはそうなっていない。

 19世紀の経済思想ジョン・スチュアート・ミルゼロ成長の「定常社会」を構想した。だが近代経済学事実上、成長ぬきには語られなくなった。いつしかあらゆる経済理論が成長の持続を前提に組み立てられるようになったからだ。

 むしろ現実社会に変化の兆しが出てきた。たとえば最近広がりつつある、買わずにモノを共有するシェアリングエコノミー。大量消費と一線を画す動きだ。

 四半世紀にわたるゼロ成長期を過ごした日本人の意識に変化もうかがえる。

 博報堂生活総合研究所定点観測調査によると、「日本の現状はこの先も、とくに変化はない」と見る人は昨年54%で、9年前より22ポイントも増えた。さら身の回りで「楽しいことが多い」人が増え、「いやなことが多い」人は減った。

 同総研の石寺修三所長は「人々の意識が定常社会を前向きに受け止めつつある変化がはっきり示されている。いわば『常温』を楽しむ社会です」と話す。

 いま世界が直面する低成長が「成長の限界」を示すものかどうかは、はっきりしない。ただマディソンの2千年の成長率推計を見れば、この200年の2~3%成長が、まるでバブルを示す急騰曲線のようだとわかる。

 成長の鈍化はむしろ経済活動の「正常化」を意味しているのかもしれない。少なくとも成長は「永遠」だと思わないほうがいい。(編集委員・原真人

元ページ(リンク切れ): http://www.asahi.com/articles/ASJDY5DR2JDYULZU005.html

ブコメhttp://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASJDY5DR2JDYULZU005.html

2017-11-14

anond:20171114165228

経済理論じゃなくて常識だよ。バカでなければ考えればわかる。

2017-10-27

anond:20171027225952

仲良くするスキルというか、選挙民に支持してもらわないとならないんだぞ?ある意味営業で何十万人が対抗馬ときみとできみという商品を選ぶという話。

まあ、だいぶ政権の風頼みにはなるがな。

しかも、その感じだったらマクロ経済学全然からないのに新しい経済理論とか言っちゃってる感じだろ?

鳥取砂丘で砂金探すような感じだとは思うが、世の中飯さえ食えれば何でもごく僅かなチャンスはあるとも思う。

anond:20171027224604

はいろいろあるよ。だけど、まずメシくえんと生きていけんだろと。そして、政治家なんか自由業に近いのだから、どこかの社員とかでは無理だよ。

選挙の間あちこちに顔出さないとならないんだけど、そんなのやらしてくれないだろと。

よっぽど大手企業労働組合で、組合の専従とかならともかくな。

それなら高度士業であればまだ自由が効く。

高度士業で人雇って自分で動けるぐらいにね。

会社起こして軌道に乗せるというのも手段の一つだが更にハードルが高いだろう。

新しい経済理論がどうこうというのなら、今の経済学をしっかり身につけないとならないだろうし。

なにか新しい経済理論を作りたいのならそれこそ経済学から収めて、博士まで行ってその上で論文一般人にわかる本をいっぱい書くなんてのもあり得るが、

はるかハードルが高いね。その間の飯どうするんだと。しかも、経済学博士なんて食えない職業だし。

というか、政治家になる時点である意味承認欲求でドロドロしたのをかいくググって通らないといけないみたいなハードルが高いもんだ。

お前が言う追加のものも走りながら痛い目見て対処方法自分で見つけていくもの。こんなところで聞いてるぐらいじゃ無理。

例えて言うなら、世界を変えるぐらいの経済を変えるぐらいになるのを山頂とすれば、今のマクロ経済学の基礎を習得して、高度士業を起こして順調に回すぐらいで1合目ぐらいか

資格試験に出るぐらいのマクロ経済学って高度士業クラスでも基礎だからな。

anond:20171027221641

何らかの自営しやすい高度な士業の資格をとって、選挙に出て勝てばよい。

当然そう簡単に通らないが、自営できる資格があればそれでも困らないだろう。

とくに枝野政治家になりたいがために弁護士になったと言うな。

経済でどうのこうの言いたいのなら公認会計士税理士でも狙ったらどうだ?

いささか30歳とは遅い気がするが、今の職との合わせ技で何らかの食える専門分野を作ればひょっとしたらありえるかも。

けどさ、まずはお前が考える経済理論完璧にするほうが先決だともうぞ。

新しい理論なんて当然ボコボコに叩かれる。資本主義であれば、ありとあらゆるマクロ経済理論を使って叩かれるだろう。

それでも生き残ったものがこいつはすげぇとなる。

最低高度経済系士業で問われるぐらいの知識を踏まえて今の問題はこうだと言えるぐらいじゃないと全然ダメだと思う。

2017-06-29

https://anond.hatelabo.jp/20170628085442

・そりゃ中国も利回りが限りなくゼロに近い日本国債を買うなら世界で一番安全で利息もある米国債を買うだろうよ。

中国アメリカ国債買うのはアメリカの対中国貿易赤字問題だと思うけど。あと中国アメリカ政府の財布を握っておきたい的。

あと日本国債の利回りがゼロに近いのはみんな安心して買うから。利回りが高い国債ほど安全ではない。ハイパーインフレってそういうことでは?

・彼らの低待遇はたしか問題だし改善すべきだが、それならちゃんと国内議論して彼らの待遇改善のための予算増税)を組むべきである

待遇改善のために増税して税収減ったら待遇改善できない。95年の5%の消費税増税と一緒。自販機ジュースの値段表示が90年代消費増税金額に即して上がって行ったのが懐かしい。90年ぐらいはどの自販機も100円だった。3%、5%の時にずるずる上がったわ。

・「消費税は減税!財政出動さらに拡大!」をやったら、自分世代はなんとか逃げ聞けるかもしれんが、まだ生まれてない次世代の子供にとんでもない額の借金押し付けるだけになるのではないか

小泉時代の「次世代にツケを残さない」痛みを伴う改革消費税増税はしてないんだけど、緊縮やったために次世代自体が生まれなかった。そのために次世代(今)にツケ残すことになり、これから先の次世代にもツケを残すことになるだろう。今、増税緊縮策取ればなおさらだよね。

相続税

相続税払わなきゃなんない人ってどの位いるかからないけど(財産6千万以上ある人だっけ?)、ちょっと調整は必要だよね。あと使用してない土地固定資産税

・「教育無料化して国民の質をあげれば後々になって税収入となって戻ってくる」という論もあるのだが、正直俺には「国が10負担すれば将来うまくいけば5ぐらいは帰ってくる」ぐらいの与太話にしか聞こえない。

→満足な教育を受けられなかった人が生活保護なっちゃって国費から毎月定額お金出ていくのはやっぱりもったいない教育受けてればもしかしたらすごい人材出てくるかもしれないんだし。

あと、経済苦で生活保護なっちゃう人は経済良くなれば働き出すよね。景気を冷やす増税緊縮財政ダメだよね。


個人的必要だと思うのは雇用ミスマッチをなくし労働者に自信をつけてもらうための職業訓練の充実だわ。

みんな自信ないのがよくないよ。新卒だろうが中途だろうが。自信をつけてもらうために職業訓練必要だわ。適当だけど精神医療費減るかもよ。

即戦力職業訓練って大学が担うべき?会社が担うべき?ってあるけど、ハロワはどうなんだろって思います純粋に何がベストなのかわかりません。でも職業訓練足りません。

自分が一番純粋に何がベストなのかわかんないのは、法人税所得税消費税などの税率や最低賃金失業率バランスだわ。

ヨーロッパみたいに消費税高い、最低賃金高い、失業率高い、高福祉社会全体にとっていいことなのかわからない。

みんな自分利益のためにポジショントークするに決まってるしね。



増税財政緊縮は少なくとも今の段階ではありえないよ。

リフレだってみんながみんな消費税増税反対してるわけではないしね。

少なくとも「今はダメだよね」って言ってるだけ。

それは8%増税の時に、「今は反対、せめて1%ずつの増税に」と主張した内閣参与他などの意見でわかる。

(ただ新しい経済理論出てきたっぽくて今消費税増税自体をどう考えているかからないな。)


安倍さん首相になってから、しばらくは4%成長が見込まれてたのにね。あのまま行ってれば消費税増税するよりも税収多かったかもよ。

8%増税は残念だった。

消費税凍結って言わないと安心してお金使えない。


でも、寿命の延びも安心してお金使えない状況を生み出してるのは認めるわ。

寿命伸びてるのに社会に出回るお金の総量が変わらなきゃ、そりゃちょびちょび使うしかないわ。

例えば生涯年収1億だとして、60歳で死ぬことを予測して金使うのと、80歳で死ぬことを予測して金使うのとでは、金の使い方変わるわな。

問題生涯年収1億が数十年経っても変わってないことだわ。

デフレ罪深い。

緊縮財政罪深い。


ただね、小泉首相時代緊縮財政に走っちゃった理由もわかるからね。

土木関係公共事業政府借金こさえすぎた(小渕首相時代)。

社会福祉関係公共事業だったら効果的だったかもな。

でもきっと土木関係公共事業お金費やしたのが悪かったのもあるかもしれないけど、

あの頃は多分金融政策の失敗の方が大きかったのかなって予想。


でもあの頃からマスコミはクソだったと思う。

小渕首相アメリカ冷めたピザ持たされて写真撮られた理由がわかる人って、

当時のマスコミにどれだけいたのかなっていう。

面白がって終了だった印象。


自分大学経済経営講義を一切取ってなくて、

福井日銀総裁ゼロ金利政策終了という失策の時に当時のはてな経済クラスタがマジ切れして、それから何それ何それって思って少しずつ経済勉強をやり始めたので、

門外漢でもいい本に当たればちゃんとわかるはずだわ。


個人的にためになったのは、

飯田泰之先生新書ゼロから学ぶ経済政策)と、

2000年代後半から民主党政権から安倍首相になるあたりの高橋洋一現代ビジネスの連載だわ。

飯田先生経済政策の基礎、高橋洋一グラフ日本経済の現状解説でわかりやすかったわ。GDPギャップとか。

ちなみに、自分安倍かよー、から安倍ちゃんに変わったのは、昔はてなにいた弁当爺が衆議院議員選挙間中(その前の総裁選か?)に安倍さん金融政策重視とつぶやいたのを読んだから

思想誌(論壇雑誌?)って各政治家の主張載ってるというのをその時初めて知った。

なお、自分はいまだ論壇雑誌読んだことない。

飯田先生は今月新書出した。購入済み積ん読


自分経済で今わかんないのは、高橋洋一がよく言ってる政府日銀が連結で会計すると、財政再建達成してるので大丈夫論。

単体(グロス?)は赤字でも連結(ネット)だと黒字?ですよってのはわかるんだけど、貨幣価値で変わってしまうんじゃないかと思うんだけど。

それは日銀中央銀行貨幣の発行で貨幣価値をある程度コントロールできる)だからある程度大丈夫って話なのでしょうか?

難しくてわからん

まぁ今貨幣価値がどうこうなる事態は考えられないっていうのはわかる。

2017-06-07

http://anond.hatelabo.jp/20170607123035

http://anond.hatelabo.jp/20170607124919

反論者がバカから話がそれてるけどレイプされた後に気になる案件の一つとして子供ができるかどうか考えるのは当然で堕胎できる段階での堕胎社会の存続どちらを優先しますかっていう話なんだがね。レイプされても社会のための出産強要されるのが一般的観念と考えるキチガイでもなければわかることだわな。

絶対的道徳律をつくる、という話なら、出産を是とする価値観でつくるしかないでしょ。人間は孕んで増えるんだから

からレイプで堕児可能な段階で堕ろすのは駄目だという話が重要なんでしょ

そういう状況でも出産を優先させろ!っていうのがおまえの考えなんじゃないのキチガイはいかいいえでどうぞ

え?いいえなの?条件留保つきなの?絶対じゃないの?

じゃあその場合条件留保範囲は人それぞれの価値観にすぎないよね?

今まで社会の存続のために産む人なんてほぼ存在皆無で

食い扶持のためや娯楽のためや将来の介護でこきつかうためや結婚相手との欲望のために好き勝手やってきただけなので、

それをまともだとか倫理化するのはただの価値観おしつけおじさんにすぎず、

自動車買わないやつらはけしからんとか叫んでる連中とお~んなじなんだよねぇ


人口の維持しなければ~自体もおまえのただの選好だよ?そもそも地球規模では大規模に人口増えすぎててヤバいので日本では減らしてもいいねとも言えるし、日本規模では消滅さえしなければいいなら制度設計を変更してある程度縮小人口で教育資本だけしっかりやろうという仕組みのほうが効率的だと言えるし、おまえの発言はただの願望ありきで正当化するために維持の道徳とやらを打ち出してるだけだよね。


日本の適正人口土地あたり人口食料自給率から踏まえて現在より大幅に少ないというのが通説、しか労働者よりも設備資本重要となった現代無能人口の規模を増やす必然性はないし、人口を減らしたところでGDPがそれに比して大幅に減少するわけでもない。いま少子化で喚いてるのは年金介護で将来の世代負担させる気満々のクズ自分企業市場が減って自分が損したくないクズである証明倫理的であるなら制度設計を変更して次世代が適正人口下で幸福に生きられるようにするのが重要


資本設備が充実した社会ではむしろ減少が足りない方が再分配がムダに必要になるので困る


「適正人口までは落ちてもいい」に反論ない時点で、「出産を是とする価値観がいついかなるとき重要だ!」は間違いだということなんだが笑

適正人口よりもはるかに減少するときには出産を是とする価値観とやらが重要だとして

40年後にさえ適正人口より多いわけで、40年後の人たちが維持できないと思うならその時代に合った方法で維持する手段を考えりゃいいだけ。

それとも40年後の社会経済はこう変わってるので今から議論すべきだ!とか喚く自称未来人なのかな?笑


なんか意識高い系バカに売ってる週刊誌のことをそのまま鵜呑みにして吐き出してる典型的バカという感じが…

生産活動がおっつかなくて~って、労働者が多くいないと生産できない時代感性のまま脳みそが腐り果てたマンって感じだね…哀れ…

すぐ移民が~とか言うけど、人口縮小したら単純労働も減少するんですが…

財政が~って言うけど、人口減でインフレ発生したら債務は縮小するんですが…

自分空想のために経済理論理解しないままゲロ垂れ流す人生最高にハイだな


適正人口より多いなら絶対的道徳律とやらに出産が是とは当てはまらいねで話は終わってるのでそう言い張りたいなら新しい根拠を出してくれな。ループさせるだけの話題そらしザコなら別だが。

子供のほうの割合が~って、2060年までに適正人口を維持する割合まで復活してればいい、

しかも「増えすぎてはいけない」「特に団塊が68~70の現状で一気に増やしたら逆に財政問題が発生する」って話で、結局ただの程度問題じゃん。

いかなる人にも出産が是」になってないので絶対的道徳律でもなんでもないし、

労働力より設備資本の話や無能人口を増やす意味がないという話もすっかり忘れているようだし笑

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