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はてなキーワード: ジャパン・アズ・ナンバーワンとは

2017-03-20

http://anond.hatelabo.jp/20170320131649

ジャパン・アズ・ナンバーワンやらルックイーストやら、

日本がお手本にされる立場になった途端、なんか調子が狂う病か



「売家と唐様で書く三代目」なだけかもしれないが

2016-06-04

もはや知ってて当たり前の知識を知りたい

そういう知識の抜け漏れが無いか近頃少し不安だ。

例えば、今更『ヤバい経済学』の内容をドヤ顔で喋っても、

「えっ、こいつ今更ヤバい経済学に書いてあることで騒いでるの…?」となる可能性が高い。

それは、『ヤバい経済学』の内容がつまらないとかではなく、

もう今となっては『ヤバい経済学』に書いてあることなんてある程度認知されて共有されているのに、

今更その話を新鮮な顔して喋ってんの?という方の呆れられ方である

これが映画小説なら、もしも超有名映画スターウォーズ』を見てなかったとしても、

「あ、スターウォーズは通って来なかった人なんだ」という納得のされ方になる。

しかし、こういう『ヤバい経済学』のような新たな教養常識となるような知識が得られ、それが共有されているようなものだと話が違う。

こういうもの過去の例から挙げてみると、(当時のことに詳しくないから以下の例はいい加減かもしれないが)

80年代の『ジャパン・アズ・ナンバーワン』が流行った数年後に『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を新鮮に語るみたいなものだ。

(『ジャパン・アズ・ナンバーワン』はもう一周してしまたから、今語ったら新鮮かもしれないが。)

流行ものはつい敬遠してしまいがちだが、流行っているものをその当時リアルタイム経験するのは大事だとつくづく思う。

こうしたことを書いたのも何を隠そう俺が一番最初に例にあげた『ヤバい経済学』を読んでいないかである

後で読もう後で読もうと思っている内に数年が経ってしまった。

こうした「もはや知ってて当たり前」の知識になっている本があと数冊あって、それらも読んでなかったんだが、それが何か忘れてしまった…。

2015-11-25

きみ達は沈みゆ日本最後希望なんだ

ジャパンアズナンバーワンって知っているよな?

あの時代日本生産力の源泉は何か知ってるか?

円安?技術力?ブラック企業耐性?国際政治バランス

ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者、エズラ・ヴォーゲル

彼は日本の高い経済成長の基盤になったのは、学習意欲と読書習慣であるとしている。

鵜呑みにするわけにはいかない。もちろんその他の要因は様々ある。

しかし、世界的に畏怖された当時の日本得体の知れなさ、

これを説明するのは案外この理論ではないかと思っている。

さてしかし、現在日本で高い教育水準を用意するとよいかといえばそうではない。

日本の固有の競争力が奪われたのはグローバル化である

世界と同一の価値観に染まった人々には一定以上は期待できない。

この文脈でもうわかったと思うが、世界を救うのはきみ達しかいない。

きみ達が、グローバルスタンダードを超えて、ジャパンスタンダードとなった時、

かつて経産省国家を主導したように、はてなー庇護に守られた国民が再び世界に新秩序を作るだろう。

さぁ、いこう。少子高齢化を超えて、輝く日本へ。集え。知識人たちよ。行こう。新秩序調和世界へ。

2010-11-11

正社員既得権ってまだタブー視されてるの?(´・ω・`)

注意:

リンクを大量に貼っているので、選択的に読むのがいいと思います。

注意その2:

このエントリは、私自身が問題意識を持った上で数カ月かけて、雇用問題・解雇規制についての記事を読んで、本質的だと思われる部分を簡潔に書いたものです。そのため、主張の根拠だったりその理由だったりそれに付随する問題点が多々ありますが、(量が膨大になるため)あえて書いていません。そのかわりに、私の意見を代弁しているブログ等にリンクを貼っています。その主張について疑問があったり詳しく知りたい場合リンク先の記事を読んでみると、このエントリについてもさらに理解が深まるかと思います。このエントリに関して全体的に納得行かないっていう人もいると思いますが(問題意識を持っていない人は特にそうかもしれません)、少しずつでも、一日数個リンク先の記事を読んでいけば、もしかしたら、一、二ヶ月後は意見が変わっているかもしれません。


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今、俺ができるだけ多くの人に知って貰いたいと思っていることは「世代間格差★1だ。 →グラフ参照★2


え? 知ってるって? まぁ、今の年金制度が積立方式じゃなくて賦課方式であることと、将来の人口分布予測★3を知っていて、まともに考える能力があればわかることだよね。 実際、殆どの若者もそれに気が付いているみたい★4だしね。


世代間格差についてインターネットではたまに見たりするけど実際周りで話してるのなんか聞いたことない、って言われても若者投票に行かない★5わけだし。 だったら世代別選挙区★6でも導入っていうのはかなり有効な手段だと思うのだけれども、残念ながら政治世界年功序列なわけで、老人たちがみすみす自分たちの首を締めるような真似はしないだろう。


この年功序列シルバーデモクラシー★1-1を崩すのはかなり難しいよね。

法律を変えることのできる政治家も、世間に大きな影響力をもつ大企業経営者や幹部も年功序列で決まっちゃう。 テレビ新聞高齢者に迎合して、ルールや世間の潮流を作る側、体制側も年功序列で出る杭はガンガン打ちのめしているし★1-2★1-3、すでに高齢者に有利な世の中になってしまっている。 そう考えると、現在日本社会構造を変えるのはかなり難しい


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今の閉塞的な経済や景気に大きく左右される若者を中心とした雇用不安サービス残業ブラック企業蔓延っている事などの原因を考えると行き着く先のうちの一つは厳しすぎる解雇規制★7★2-1があるだろう。 解雇規制が厳しすぎるので企業は簡単に正社員を首にできない。 

また、年功序列賃金であるため、ある程度年をとった職歴のない既卒者を雇い入れることが出来ない。 そうすると基本的に新卒からしか採用しようとしない。 新卒採用正社員として採用され働くことが出来なかった人は将来、正社員に返り咲くということが極めて困難だ★2-2

慣習として終身雇用であるために、新卒採用の時点でその人が生涯賃金(企業が支払う公的年金の分も含めれば3~4億以上)に見合うだけの価値があるかどうかの無茶な判断に企業は迫られるわけ★2-3。 当然、景気の良くない現在では特に企業は二の足を踏み新卒採用を絞る。 なので、生まれた年代大学卒業時期の景気だけで、その世代の人は何も悪くないのに、特定の世代だけ格差が極端に大きくなり★1-4組織の構成員の年齢分布も歪になる。 そしてそれが世代間格差をさらに広める。


これは、現代の奴隷制度身分制度★8★9★2-4★2-5はないだろうか。 驚いたことにカースト制度と酷似している10くらいだ。 社会適応できなかった人★1-5新卒採用漏れ人間は一生、ワーキングプア派遣フリーター非正規雇用で暮らさなければならない★2-6


正社員から非正規雇用者に成り下がることはあったとしてもその逆はありえない。 また、正社員職にあぶれて非正規雇用で働いている人だけでなく、新卒しか採用しないことによって、つまりは既卒者を締め出しオッサン達の雇用を守った上で若者世代に無職ニートを作り出している。 正社員といえども一部の大企業以外では、ブラック企業11サービス残業つまり労働基準法違反蔓延している。それは労働市場の需給バランスが異常で、恐ろしく買い手市場になってしまっているから。 終身雇用が前提で、どんなに酷い企業だとしても辞めたら他の仕事を見つけるのが難しくなる。 つまり、労働者労働サービス企業に不当に安く買い叩かれている12からブラック企業なんかが存在し続けてしま★2-7

そういった問題に加え、人材流動性の硬直化によって、一企業内だけでなく社会全体として、新しい産業への人材移転が起きにくい。 太平洋の向こうでは、流動的な雇用のおかげで基幹産業製造業からIT・金融へと変えて★13まだまだ成長し続けているバケモノもいる。


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こういったことを変えるために、革命的な変化が世の中に起こって欲しい、そういう意味戦争を希求する気持ちもわかる★14。すごくわかる。


今、日本は危機的状況にあると思っている。アジア通貨危機たいな極端な経済危機がおきて、2013年とか2020年くらいに日本が凋落するっていう見方もあるらしいけど★15、そうならないとしても“今”変わらなければ、じり貧になってじわじわと衰退していく。それはKOされずにずっとボディーブローを食らい続けるボクサーのように。


民主党政権交代したのは日本が変わらなければならない、と国民が感じているからに他ならないと思っている。むしろ変わらないといけないという危機感がないと本当に日本は没落する★2-8民主党がまともな政治をできているのか★16は別として。


俺が、戦争を望むという思想、つまりある種の革命共鳴するのは、社会リセットされるからだ。ガラガラポンリセット、再出発。解雇規制緩和から始まり、終身雇用年功序列賃金年功序列型人事、新卒採用主義などを根こそぎ変えないと、日本未来はない。ただ衰退していくだけ。反対する人の多いこの状況★1-6でこれらを自発的に変わらなければいけない。自発的ではなく強制的に変えざるを得ない状況に陥った場合というのは、もう一回日本焼け野原になっている状況だと思っている。


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今の日本人目標ってなんだろう、日本人はどんな幸福を求めているんだろう、って考えると難しい

二十数年前までは、所得倍増計画世界第二位の経済大国ジャパン・アズ・ナンバーワンだなんだ言ってたけど、今はそういう時代じゃないっていうのは誰の目にも明らかなわけで。そういった考えがバブルと一緒にポンとはじけて、目標を見失ってさまよい続けたのがここ20年なんじゃないの?もういっそのことイタリアたいな国目指せばいいじゃん★1-7。 いやマジで日本人がお互いに抜け駆けをを許さず無駄に拘束しあって★17疲れてんのが今の日本★18でしょ? ときには消費者★2-9として。 もしくは会社の同僚や上司や取引先として★1920。 ゆっくりしていこうよ。 どうせ経済はこんな体たらく★21なんだし。


ただ、確実に不幸だと言えるのは、今まで父親は馬車馬のように働いて日本経済成長させた代償として家族を大事にしてこなかったこと★2223を“社会が”若い世代にも押し付けてくること24★25と、 そして一昔前までは当たり前だったけど、今のこんな雇用環境では真っ当に働いて普通に結婚して普通に子供のを作って普通に暮らすということ★26が、ものすごく難しくなっていること★2728だ。 え? 俺らが若い頃なんか終電まで働いて休日出勤も当たり前だったんだから、ちょっとやそっとのサービス残業くらい我慢しろって?ダメダメ! そんなこと言い出した縄文人が勝っちゃう★1-8んだからw そんなことを言うくらいだったら、お互いの対立軸★1-9をハッキリさせましょうよ。 そうした上で建設的な議論をしましょうよ。


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日本雇用終身雇用年功序列新卒採用- を撤廃させるには、つまり雇用が流動化されるには少なからず混乱が起きるだろし、 落ち着きを取り戻したとしても決して全員の給料が良かった時代には戻れないだろう。 雇用流動化によって損をするのは既得権をもった人★29だ。誰も損をしない革命★30なんかありえない。 彼ら、いやあなた自身が血を流さなければ状況は全く変わらない★1-10

収入が減ってもふたりで働けばいいじゃない。 専業主婦なんて一世代くらいしか続いてないわけだし★31。 家も買う必要はない。 ていうか、こんな激しい時代でん家買うなんてこたぁ無理★1-11。 いい意味人生を諦めたほうがいい★1-12。 別に借りればいいじゃん。 モノを買わなくったって。 所有することが目的★1-13じゃなくて、使うことが目的なんだから。 持ってるとお金かかるだけだし★1-14


企業の方も終身雇用を求めている★1-15っていう意見もあるけど、床上手な処女を求める★32★33のも凄く矛盾してるよね。 確かに明日から解雇し放題ですよ、なんてしだしたら混乱するだけってのは重々承知なわけです。 意識改革をして解雇規制試験的にでも導入★2-10する、それを実行する為の議論の素地を作ること、それが大事なんです! 変わるっていっても一朝一夕で変わるわけないんだから、少しづつでも変わんなくちゃいけないの! 時間ない★34んだから







■文句のある人へ
便所の落書きの一般的なユーザー典型的な反応はこちら

★35★36★37


○短期的にみたら雇用グッチャグチャになって収拾がつかないっていう意見をよく聞くけど

今変えない限り、未来永劫変わらないんだよ?そんな社会がいつまで続くと思っているの?

どの時代に生まれようとも、今ある社会を持続可能な社会として子供たちに引き継いでいくのが大人の役目でしょ。

書いてて思ったけど、明治維新第二次世界大戦後みたい外圧がないと変われないのかもね。

日本社会は、ある意味でもうかなりヤバい★38★39★1-16のかもね。

実際、老害の糞ジジィどもは自己★1-1★40だしね。それが良い方に向かうか悪い方に向かうか知らんけど。


ただ一つ救いがあると思えたのは、真っ当な感覚を持って、真実を語ることができる政治家が(少なくとも一人は)日本にいるということだ。それは自民党中川秀直★41だ。そういった政治家普通にみられるようになるためには、どれくらい時間がかかるかは……考えたくもない。

http://www.nakagawahidenao.jp/archive_qa2009_01.html   参考→★2-11

Question

今の政治についてのお考えは?人を助けるという政治であってほしいですね。仕事が無くなる、住む場所が無くなると言う現状を見ると、今こそ政治の出番では ないでしょうか?国民のために少しでも灯りが灯る政治決断が必要ではないでしょうか?きっと、神様は悪いことばかりを与えられることはないでしょう。し かし、国民努力をすべきだと思いますが、少しでも明るい日本にするために、中川さんはどのようにお考えでしょうか?自民党貧乏人を殺してしまうので しょうか?お答え下さい。(島根県、63歳、女性

Answer

しいご指摘をしっかりと受け止めたいと思います。いま世界中が新しい社会に向けた転換をめざして、「産みの苦しみ」の中にあります。それは、「まとも な社会」への転換なのだと思っています。助けあい、いたわり合い、分かち合いの社会にするための政治でなければなりません。非正規雇用の方についてのご指 摘と思います。非正規雇用の方を切り捨てて守ろうとしているのは、経営者利益だけではなく、実は正規雇用の方の雇用であり賃金です。つまり、ひとつの家 庭の中で、お父さんの雇用賃金を守るために、お母さんのパートが切られ、新卒子供正規雇用につけないという状況が生まれているのだと思います。こん なことで、お父さんが首切りにあったらこの一家はどうなってしまうでしょうか。私はここ数年、正規雇用非正規雇用の差をなくして、全員が職務給をもとに 働くべきだと思っています。この制度への最大の抵抗は「自分は若いときに安月給で働いたのだから仕事以上の給料をもらう権利が私にはある」と思っている 中高年齢の男性正規社員の一部のみなさんですしかし、それが青年たちの雇用を脅かし、日本社会全体を弱体化していることに思いを寄せていただきたいと思 います。一家の家計は、家族全員で分かち合いをしていくべきではないでしょうか。政府も、経営者も、正規社員労働組合も、非正規雇用のために「三方一両 損」の努力をすべきと思います。オランダでもそうした合意をしたことがあります。なお、政府日銀はすべての人が安定した雇用が維持されるように政策運営 をする使命があります。そのことを絶対に忘れてはいけません。




解雇規制緩和に反対している人は、以下の事実をはっきりと認識していないという人が多い。

それは、正社員非正規雇用者では給与以上の断然たる格差があるということ。 言い換えると、正社員という既得権★42に対しては手厚く保護されているが、非正規雇用者に対するセーフティネット等があまりにも貧弱、というかないに等しい


○反対してる人は殆どが正社員なんだろうけど

まぁそれはわかるとして、今、非正規で雇われてる人で反対してる人っているの?正社員の人が解雇規制緩和に反対というのは心情的にはわかるけど、結局正社員の人が反対することによって格差を助長させるだけ★1-10じゃないの? 仮に今後ずっと反対したとしても一緒に潰れるだけ★2-12なんじゃないの?もしかして、非正規雇用者だったりワープアなのに、雇用流動化反対!!なんて思っちゃってる人は、規制すること★2-13★1-17しか頭にないんじゃないの? 賃貸住宅しか★2-14、保育★43しかり。


http://mojix.org/ http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/ ←これらのブログへのリンクが多いって?

(mojixさんは兎も角としてchikirinさんもそうじゃないか勝手に判断してるんだけど)それは俺の思想的立ち位置小さな政府を支持していて、リバタリアン★44的な考えにかなり近いから。 ここまで読んでそれがわからなかったらただの馬鹿。 馬鹿は言い過ぎかもしれないけど、少なくとも自分自身の思想的立ち位置は自覚してないんだろうね。 それをはっきりさせてから自分意見を表明してください→★2-15★2-16★2-17


経営者の手先か!?

んな訳ないwこんな糞なげぇ文章を増田なんかに書いて、ちまちまリンク貼っつけるような時間があるのは俺が暇人からに決まってんだろjk。 言わせンな恥ずかしい。 なんで、そんなニートが偉そうに、解雇規制が~ とか終身雇用が~ とかのたまってるのかって? そりゃ、全体最適化=オレ様最適化★1-18からに決まってんじゃねーかよw 二年半前はこんなこと★45書いたら非難轟々だったらしい★46けど、もし今も変わらないようだったら本当にお先真っ暗ですわ。 話す前から頭ごなしに否定して罵詈雑言を浴びせるんじゃなくて、せめて雇用流動化の何がどういうふうに問題なのか建設的な議論がしたいですよね。


セーフティネットはどうすんの?

そういう話がないなら、これから議論すればいいじゃない→★2-18★47


最後

このエントリを書こうと思ったきっかけは、某便所の落書き自分の考えを書いていったときに、ある程度まとまったカタチで発信したいと思ったから。 自分自身で考えを総括したかったからっていうのもある。俺はブログもやってなくて丁度いいか増田に書く事にした

デカイこと書いてるけど、明日自分は思い描けない。

海外に脱出したくても金もない…。

宝くじでも当たんねぇかなぁ…。

ついった→

建設的な批判をお待ちしてます


■追記

トラックバックを受けて一部表記を訂正しました

http://anond.hatelabo.jp/20110129073446

http://anond.hatelabo.jp/20110206190916

2010-01-01

[][] The Economist: 日本の教訓が終わる時

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51337693.html < こいつの元ネタを訳しておいた。

エコノミスト誌の原文はこっちだ。

日本の教訓が終わる時

2009年12月30日The Economistより。

かつて、日本金融危機への対応がどれほど大きな賭けとなるのか世界に教えてくれた。そして今、欧米諸国がその賭けをする番になっている。


東京では新年のご祝儀相場による値上がりが予想される。」 1989年12月29日の速報ヘッドラインはこんな風に市場を熱狂的に支持していた。その日、世界史上最大規模の資産バブルはその臨界点に達していたのである。そして日本は、ちょうど20年後の今もまだ、そのバブル期のツケを払い続けている。日経225バブルのピーク時に38,916円を記録したが、現在ではそのたった1/4超にまでしぼんでいる(新年のご祝儀相場があると言われてはいるが)。「失われた20年」の日本経済は名目値でかろうじて成長したくらいで、いまだにデフレの害を受け続けている。この国はいったんアメリカににじり寄ったものの、最近では中国の首筋に熱い吐息をかけている。皆さんは"ジャパン・アズ・ナンバーワン"というコピーを覚えているだろうか? 今日、その同じ国のご自慢は、総額でGDPの200%に達する政府債務なのである。

日本人にとってこれらはみな深刻な問題だ。ところが、この2年で'89年以降の日本が抱え込んだ問題の多く(資産価格暴落投げ売り同様の債券、のしかかるデフレの恐怖)と同じものに、西側諸国も直面することになってしまった。崩壊しかねない金融システムに対し、政府はどうすべきで、どうすべきでないのか、日本は有用な教訓を残してくれた。

日本という先達のおかげで、その教訓の多くは迅速に実行された。日本当局がやったよりかなり迅速に(日本国民は試行錯誤せねばならなかったという点で不運だった)、欧米の政策決定者は、国内銀行流動性供給して資本を積み直させ、同時に財政刺激を惜しみなく行って民間需要の激減を相殺したのである。そのおかげで、世界経済の見通しはだんだん明るくなってきている。

日本からの教訓で残っているものはあるだろうか? 日本に学ぶというやり方は、様々な点で、すでに使えなくなってしまっている。それは、部分的には、欧米諸国の現状が日本のかつての状況より悪いからだ。ギリシアのように最も不安定な国々は、かつての日本にはなかったような問題に直面している。これらの国々の市場では国の債務返済能力が信頼されなくなるだろう。一方、日本は巨額の国内貯蓄で災難をやり過ごしており、日本投資家海外投資よりお金を国内にとっておくほうを好んできた。世界金融危機の規模は大きく、日本の問題はかすんでしまうほどだ。彼らの問題は海外にほとんど影響せず、世界経済の成長にとっては背景のようなものだ。それより、膨大な赤字を抱えた国が多すぎて、財政の信頼性が急激に失われることのほうがもっと深刻な事態である。

しかし、欧米のほうが日本よりまともな点もある。我々のシステム日本より柔軟なのだ。柔軟な国であればあるほど、生産性を維持するための構造改革への抵抗も少なくなる。また、欧米日本と違い民間の不良債券処理に対する政治的障害も少ない。さらに、西洋人日本人より決断力をもって行動し、とくに経済流動性供給して金融業界のバランスシート改善させているという点で有利だ。ゾンビバンク(訳注: 経営破綻しているはずなのに政府の救済で生きながらえている銀行)が少ないほどデフレに陥る兆候は減り、成長のきざしが見えるのはずっと近づくだろう。欧米は未知の領域にいる。そして、すでに日本が踏み込んだことのない段階にあるのはおそらく間違いない。



日本からの卒業

したがって、日本の哀しい窮状から特定の教訓を導きだしつづけるのはとても難しくなっている。しかしながら、日本は、すべての経済災害に共通する一般的な教訓を残してくれている。それは、景気回復っぽい兆候に騙されてはならないということ。日本はこれを誤認し、民間需要が回復を維持できるほど力強くなってもいないのに、なんども財政引き締めを行ってきた。それがデフレ固定化したのである。また日本の国内銀行資本も、今後のショックに対応していくには少なすぎるまま放置されている。

先進国の政策決定者は、まだ数え切れないほど多くの作業を抱えている。多くの銀行はその融資に巨額の評価損を抱え、経済には余剰設備が重荷となり、家計借金はかさんだままだ。このような状況であわてて引き締め政策をとれば悲惨なことになりかねない。試行錯誤するしかないが、ミスをすればするほど、我々の今後10年は日本の失われた20年に似たものになっていくであろう。

2007-08-08

あえて民主党政権を期待してみる

ただし、米民主党と同程度の政権運営スキルがあれば、の話だ。

'80 年代の共和党レーガンから '90 年代のパパ・ブッシュに移った時期、日本バブル崩壊の衝撃が社会を覆い始めた頃だった。

ただ、それまでの日本経済生産から消費までアメリカのそれを明らかに圧倒していた。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまことしやかに言われたのもちょうどその頃である。

経済が不調なアメリカ政権が衆目を集めるためにやったこと、それは言うまでもなくイラククウェート侵攻への介入だった。その泥沼が息子ブッシュの時代にまで受け継がれているとは何たる皮肉か。

パパ・ブッシュは、しかしながら、人気取りには失敗した。そこで登場したのが民主党の若手クリントンだった。彼の新興・ベンチャー振興策で IT 企業が潤い、20 世紀末に「IT バブル」が起きたのは知ってのとおり。

だが、クリントンはつまらないセックススキャンダルで失脚に至ることとなった。

翻って見た今の日本

小泉構造改革を受け継いだとされる安倍政権鳴かず飛ばずで、先の参院選では「歴史的大敗」を喫してしまった。一方アメリカでは、それまで過熱していた土地バブルサブプライムデフォルト問題によって今まさに崩壊しようとしている。

こういうときの日本に必要なのは、まさにクリントンのような人物だ。

クリントン日本に登場すれば、少なくとも IT 企業は潤う。そして、IT がつかみどころのないモノから、本当に企業の業務プロセスの変革に寄与するモノとなるときが来るかもしれない。

そうなったときは、これまで「デジドカ」と呼ばれていた人がやっと陽の目を見ることになるだろう。また、インドをはじめとする近隣諸国の人材も多く流入してくるに違いない。

そうやって日本経済が潤ってきたところで、利権に不慣れな民主党スキャンダル政権を追われ、再度自民党の支配に戻る、というシナリオで良いのではないか。

歴史は繰り返すと言う。

 
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