はてなキーワード: フォワードとは
結婚しよう、と。
恋人から夫婦になるという新しい事に、とても嬉しい気持ちになった。
ありがとう、これからも宜しくね、なんて言って電話切った後、ちょっとだけ考えてしまった。
はて、私にとって幸せな家庭とは何なんだろう?
私の育った家庭を紹介しようと思う。
お金が無いことも無かったし、両親は穏やかで、何も不自由なかった(何も知らなかったのも1つかもしれないけれど)
高学年にあがる頃、両親は離婚。
母に手を挙げる父の姿を見た。
中学生にあがる前、2番目の父になる人が来た。
急に見ず知らずの男性を父の代わりにと言われても、理解も納得も出来なくて。
生まれた場所で暮らしたい。祖父母のそばにいたいって言ったら叩かれた。
ここの中学校に、お前の座る席は無いと怒鳴られ、そのまま遠くへ飛行機で行った。
祖父母と一緒に暮らすも、母は荒れていた。
ちょうど私も中学生。荒れてた。
包丁突き立てられてお前を殺して私も死ぬなんて言ってたけど、今思えばそうしてくれてた方が良かったのに。
しばらく何もなくて、高校生になった頃3番目の父が出来た。
そして、大学に入った頃。4番目の父が現れる。
ここまでが、私の生活歴。
この話をすると大体の人が「お母さんはモテるのね」「若いのね」「すごい!」と言う。
ああ、すごいね確かに。すげーよほんとに。
わんだほー
「いやいや、世の中もっと辛い人もいるよ」って簡単に言うけれど、私にとってはこれが辛いんだ。
誰かと辛さ比べをするためにこんな思いしてるんじゃあないんだよ私は。
よく彼にも言われます。
分かってるんだけど、やっぱり辛い言葉です。
血のつながった両親と暮らしている人を見ると泣きそうになる。
私にふつうは無いのか。
スーザン・フォワードの毒になる親という本と出会ったとき、読みながら号泣したことを覚えている。
ここ(http://www.winpal.net/~jiro/h/doku.html)にある項目でほとんどが当てはまる。
昔から学校の集金は、母が酔っている時にしか言い出せなかった。
しらふの時に集金袋を出せば「金金って私の顔見たら言いやがって!」なんて始まるから。
文字で改めて表現された母の「ふつう」を見て、ああはなるまいと思い、生活態度は改めたし、頑張ってみてる。
ただ今回、結婚という全く初めてのことに直面して、「母のようにならない」がちゃんと出来るのか自信がない。
きっと毒になる親に育てられた子供は、親のようにならないために色んな事を考えていると思う。
そういう親の子供として育ってきたことが「ふつう」だから、それしか出来ない。
そういう悩みを抱えて生きなきゃならない人間が、少なからずいる。
どうか、その事を「ふつう」に育ってきた人にも知っていてほしいなあ。
いざ自分が親と同じ立場になったとき、自分ならどうするだろう。
自分の子供に同じ思いをさせたくないあまり、また「ふつう」とかけ離れるかもしれない。
でも、それでも。
毒になる親から生まれた自分が、自分らしく幸せだと思える家庭が築けたらいい。
そんな風に思って、こうして文字を書いてみました。
私自身、未だに平和だった頃の両親像が抜けなくて、自分にはそんな幸せになる価値なんてないというふうにも考えます。
ふつうじゃない人間なのは変わらないんだったら、そういう生き物らしく生きればいいのかな、なんて。
相手の両親にもいつかはちゃんと全部話さなきゃいけない日もくるし。
とりあえず、変わろう、変えようとしてる。
幸せな家庭、築いてみせようじゃないか。
彼となら大丈夫。
なるほど。
ここでいう「シミュレーション」とは、要するに「バックテスト」「フォワードテスト」と俗に言われているやつ。過去の株価のみを入力データとして、完全に自分でコードを書いて実験してみるもの。既存のシミュレーターは儲かると勘違いするようにできてると思う(ましてや、証券会社が提供するようなものは)。
なるほど、単純に過去のデータを利用するだけでは、「希望価格で約定できないというリスク」は評価できない。そのリスクが定量的にどのくらいなのかは、実際にやってみたい。
例えば、
このとき、P - Q の値は分布する。もしこの分布が正規分布とか、その他の計算可能な分布であれば、それもシミュレーションに含めることができる。これはやってみたい。
まあとにかく実際に数万円でやってみます。
あと、俺が口座を作った証券会社のシステムだと、単元未満株は翌日の始値で売買されることがあらかじめ決まっているらしいので、この場合なら過去の株価のみで情報は全部揃っている。まぁ本格的にやるなら単元未満株は使わないと思うけど。
どうでもいいけど「約定」を「やくてい」だと思ってた。恥ずかし。
これまで他の人に用意してもらったサーバで自分のプログラムを動かしたことはありましたが
自分自身で一からサーバをセットアップしたことはほとんどなかったので、いろいろとハマりました。
作業を進める上で困ったり考えたりしたことを書いていきます。
ちなみにサーバ自体はさくらのクラウド、OSにはCentOSを使用しているので、それ前提のお話になります。
最初にサーバを起動してから速やかにSSHとファイヤーウォールの設定を変更しました。
はてブなんかでも定期的に話題になっているのでおなじみですね。
・SSHやHTTP(S)など、どうしても公開しなければならないポート以外は遮断する
さらっと書きましたが、設定をミスって自分自身もログインできなくなり、何度かOSの再インストールを繰り返しています。
後から気付いた事ですが、さくらのクラウドではクラウド管理画面のリモートスクリーン経由でローカルログインできるので
別にOS再インストールしなくてもiptablesの設定を変更できたんですよね...
逆に言うといくらファイヤーウォールとSSHを設定しても管理画面にパスワードログインの環境が残ってしまうので
パスワードの管理には引き続きしっかり気を使う必要がある。ということでもあります。
httpd,php,mySQL,memcachedなど必要なサービスをインストール、設定し
作成したWebアプリのプログラムを乗せて動かしてみました。が、動作が重いような...
開発環境ではさくさく動いていたのに、本番環境ではどのページ遷移ももっさりしています。
abで計測してみたところ、開発環境のおよそ2分の1のスコアとなってしまいました。
開発環境が仮想2コアのメモリ1Gだったのに対し、本番環境が仮想1コアのメモリ2Gと
CPUの性能について半減しているのでそのせいかな、と思いつつ設定を見なおしていたところ
特に使っていないと思われたipv6を停止した途端にパフォーマンスが改善されました。
ページ遷移に伴うもっさり感が解消され、abの計測結果も開発環境と遜色ない結果が出ています。
デフォルトで有効になっていたipv6の影響により余計な処理が走っていたのかもしれません。
パフォーマンス改善に喜んだのも束の間、会員登録などの処理でWebアプリからメールを送信したところ、Gmail宛のメールがことごとく迷惑メールと判定されるという事案が発生。
spfの設定を行なう、メールの内容について吟味するなどの回避策を試してみましたが一向に改善されません。
試しにHotMailとexciteのメールアカウントに送信したところ、そちらではそもそもメールを受け付けてもらえずエラーコードが返って来る始末。
困り果てていたところ、エラーの内容からサーバのIPがspamhousにスパム送信元として登録されていることが判明しました。
postfixのホスト名の設定がデフォルトで「localhost.localdomain」などとなっており、それをそのまま使っていたためにGmailがスパム送信元として通報してしまったようです。
設定を修正し、spamhousに解除依頼を提出。事なきを得ました。
クラウドを利用すれば、サーバを停止することなく簡単な設定でスケールできるようになる。
と、自分で勝手に思い込んでいたせいなのですが、消えては困るデータの一部をmemcachedに保存する実装を行なっていました。
実際のところさくらのクラウドではサーバを完全に停止しなければプラン変更を実施できないし
そもそもサーバが落ちたらどうするんだよ。ということで、急遽KVSを変更する必要に迫られました。
速度の低下が気にかかったため、いくつかの候補を実際に動かし
phpのスクリプトから1万件のデータ読み書きを行うという形でmemcachedと比較してみたところ次のような結果に。
サービス | 1万件書込 | 1万件読込 |
memcached | 2.55秒 | 2.30秒 |
handlersocket | 21.23秒 | 2.71秒 |
InnoDB | 20.23秒 | 5.10秒 |
kyotoTycoon | 8.22秒 | 7.72秒 |
さすがに読み書きそれぞれmemcachedが最速ですが、読み出しについてはhandlersocketも負けていません。mySQLから普通にSELECTしてもmemcachedの2倍程度の時間しかかからないという結果が意外でした。
しかしながら書き込みのほうではhandlersocketもmemcachedの10倍近くの時間がかかっており、少々速度的な影響が気になってきます。memcachedの倍のパフォーマンスを記録したという記事を見たことがあるので、設定、チューニングについて生かしきれていない部分があるのかもしれないとも思いましたが、知識が不足しているところで無理をすると問題が発生した時に対処できないと考え、候補から除外することとしました。
結局、今回の用途では読み込み処理より書き込み処理のほうが圧倒的に多いことも考慮し、kyotoTycoonを採用しました。実際の利用箇所に組み込んでabで計測してみたところ、だいたい30%程度のパフォーマンス低下にとどまっており、これなら許容範囲かと考えています。
実行系と参照系に分ける形でmySQLのレプリケーションを行なっていたのですが、度々レプリケーションが停止する現象が発生しました。
一部のテーブルについて肥大する可能性が考えられたため、参照系に接続するプログラムで使わないテーブルをレプリケーションから除外していたのが原因です。
例えばtabelAをレプリケーションし、tableXをレプリケーションしないという設定にしたうえで
実行系でINSERT INTO `tableA` SELECT `value` FROM `tableX`などといったクエリを発行すると、参照系にtableXが無いためエラーが発生して止まってしまいます。
レプリケーションするテーブルを限定する場合はプログラム側でも注意を払わないと危険です。当たり前ですが。
監視といえばcactiやnagiosが定番なのかもしれませんが、設定が複雑そうで尻込みし、monitを使用することにしました。
簡単な設定でloadaverageやメモリ、HDDの使用量をチェックできるほか
httpdやmysqldなどといったサービスのプロセスを監視し、もし落ちていたら自動で起動してくれるので助かります。
パスワード保護を行うとしても、サイト全体の管理画面など自分しか使わないプログラムはWebに晒しておきたくない。
というわけで、一部のWebアプリを秘匿する設定を行いました。
管理画面のWebアプリを9999番など閉じているポートに設置した上で、SSHを利用したトンネルを掘ります。といっても
上記のようなコマンドで管理画面のWebアプリを置いたサーバへログインするだけです。
ブラウザのアドレス欄にhttp://localhost:9999/と打ち込めば、接続が開いている間のみアクセス可能になる感じですね。
サーバにログインできる人でなければ実行できないことなので、気分的にある程度安心します。
自動でログのバックアップを行いたいと考えたのですが、パスワード無しの鍵でログインして転送する形には抵抗がありました。
調べてみたところ、authorized_keysに公開鍵を記入する際の設定で、その鍵でできることを制限するという手段があるようでした。
具体的には、authorized_keysに
no-port-forwarding,no-X11-forwarding,no-agent-forwarding,no-pty,command="some commands" ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAA...
などとして公開鍵を追加しておくと、その鍵でログインした直後にcommand=""の部分で設定したコマンドを実行して接続を終了する挙動となり
接続のフォワードもできなくなるため、パスワード無しでも鍵の流出に関するリスクを最低限に留めることができるというわけです。
commandの実行結果は標準出力から受け取ることができるので、例えばcommand=""の部分にファイルの内容を表示する処理を設定していたとすれば
ssh -i .ssh/no_password_key user@xxx.xxx.xxx.xxx > /path/to/file
などとしてログインの結果をファイルに書き込むだけで、簡単にファイルの転送が実現できます。
他にも大小さまざまな問題に行きあたりましたが、忘れてしまったor書ききれないのでここまでとします。
たった1つのサイトを公開するにしても問題というのは尽きないものだと実感させられました。
今は基本的な情報だけでなく、ちょっと突っ込んだ内容でも検索で解決していけるので嬉しいですね。手がかりを残してくれた先達に感謝することしきりです。
現状ではひとまずの見切りを付けて公開していますが、より堅牢で負荷に強いサーバとなるよう、随時チューニングを行なっていこうと考えています。
個人サイトや小規模な商業サイトなどプロモーションにあまりお金をかけられないサイトを主な対象とした、無料で出稿できる広告ネットワークサービスです。
既存のサービスで近いのは「あわせて読みたい」や「zenback」、各社提供のRSS相互リンクサービスなどになるでしょうか。
広告としての体裁がある分、それらより若干積極的な性質になるのではと考えています。
現時点ではサービス本体のプロモーションに苦心するという本末転倒そのものの状況でありますが、もしよろしければ見ていただけると嬉しいです。
そもそも除染も避難の賠償責任すら東電だろ。今回の場合 事故じゃなく過失分については。
民間が独自に 放射線検査済シール 貼ってるんだから 国がやるって何を?
国は基準値を作って あとは 民間ってのは 立派な方策だとおもうぞ。
で、間に合わないからっていわれても、そら、国はさすがに挙動は象だよ。それが国家というものだ。
問題があるのは、検査が正しく行われていない可能性があるって事であって、シールではないかと。
で、国家が悪い?国家の責任を取るのは国民なんだから、国内賠償については自己責任というのもある程度ありだろ。
もちろん、政府の過失はもとめてもいいとおもうけど。
>GKBやってる暇
担当者が違うだろ。GKBの担当者を放射能にぶち込んだからといって、船頭多くて船沈む になりかねない。
それをいうなら、どこの担当者が足りないから、というべきだし、GKBが適当かどうかもわからん。
それって、サッカーで みんなでボールに集まりましょうみたいな戦術で フォワードが防御しないのはなぜだ!みたいな論理だぞ。
放射能担当者が不足してるなら、個別に増やせばいいだけで、GKBを槍玉にあげるのは印象論に過ぎない。まさに揚げ足取りだよ。
それは違うだろ。大阪・名古屋のように産業を持ったって別に構わなかった。
当時から、地方に産業がなくて、東京に出稼ぎ出ないといけないような状況だったにもかかわらず、あたかも、地方で産業強化ができたかのような物言いはおかしい。
具体的に、優遇政策などをしたの? 東京に子供をひとり送り出したら、お手あてつけます!とか。感謝状だします!でもいいや。地方として、なにか政策をしたの?
出て行った、というのと、送り出した を 混同してるんじゃない?
今は、日本と中国アメリカで 人材をヘッドハントしまくって、奪い合ってるけど。基本人材は 奪い合うものであって、送り出すものではない。
次に、すこし、地方に有利な見方をして、優秀な人材を中央に送り出した。としよう。
しかし、それは、直ちに、地方が 何もしなくても良い。という理論にはならない。 地方には地方に出来ることがあって、それが、中央への貢献になる。
現状おかしいのは、農業が個別化していて、合理化 全然されてないじゃん。ばっちゃんが、手作業で稲刈りとか 趣味でやる分にはいいけど、おかしいよね。
フォーワードに人を集めて、ディフェンダーが一人しかいません。
一人しかいないから、点を取られちゃうのは みんな仕方がないと思っています。
これは、怒られるよね。
点を取られてもいいから、走れ。
こういうレベルの話だよね。
生産性が低いことは、中央の人間は起こらないし、そのために、補填で税金が使われるのも仕方が無いと思う。
でも、ボールが後ろに回ったんだから、 はしらなきゃいけないんだよ。
チーム日本だもん。
しょうがないじゃん、いま、押されてるんだよ。
日本のワールドカップが残念ながら終わってしまった。予選リーグが始まる前はほとんど期待していなかった。しかし予選リーグが始まって試合を観戦しているとグイグイ引きつけられて目が離せなくなってしまった。
他の多くの日本人も同じだったのではないだろうか。視聴率は深夜にもかかわらず驚異的な数字をたたき出したと、何かの記事に書いてあったようにも思う。しかし、何故こんなにも日本人を虜にしたんだろうか?
例えば日韓共催だった2002年のワールドカップと比べてどうか?個人的にはあの時よりも何倍も楽しませてもらったように感じている。あのときもスター選手はいた。というより、いまよりずっと多かったように思う。
今回はワールドカップの予選リーグが始まって、カメルーンとの試合が始まるまで誰が出ているのかほとんど知らなかった。登録選手も中村俊輔や中澤くらいまでなら分かるが、それ以外はほとんど知らない。本田?松井?長谷部?誰だそれはというレベルだった。
しかし、そんな無名の選手たちのプレーに魅せられた。昨晩のパラグアイ戦で敗退したときにまず一番に「彼らの試合をもう見られないのは本当に残念だ」と思った。
どうしてそんな気持ちになったのか、今日一日ずっと考えていた。そして思ったのは、彼らのプレーに「明確なチームメイトへの意思」があったからだと気付いた。
月並みな表現になってしまって、非常に伝えにくいんだけど、頑張って補足してみる。
明確な意思だけであれば、中田ヒデのスルーパスだって該当するものだが、あれとは異質なものが今回は展開されていた。
中田ヒデのスルーパスはある意味杓子定規なもので、フォワードは「中田ヒデに合わせて」動かなければいけなかった。
でも、今回のは、定石に従いながらも、チームメイト(相手)の状況にあわせてボールをまわしたり、自ら切り込んだりできていたように感じた。
要するに、メンバーそれぞれが対等な関係で、うまく補完関係がとれており、状況に応じて柔軟に役割を変えながらも、チームとしてのパフォーマンスを最大限に発揮していた。根底には、常にチームメイトへの配慮があった。
常に、というと言い過ぎだった。たとえば、パラグアイ戦で玉田がゴールエリア内で横パスをだして誰もいなかったシーン。あれは昔の日本のようでがっかりした。
チームメイトの姿が見えていないが故のミス。コミュニケーションがうまくいっていない、一方通行のパス。今大会、引きつけられたのは、こういう一方通行のコミュニケーションが少なかったからだと気付いた。
両思いのコミュニケーションが数多く行われたとは思えないけれど、数少ない機会で思いをつなげられた、そういう両思いコミュニケーションの成功率は際立って高かったと思う。残る課題は、両思いコミュニケーションの量を増やすことではないだろうか。頑張れニッポン!!!
そう知ったんだ、さっき。 嘘じゃないよ。
いや、コンビニの募金箱とかアフリカの子供たちの話じゃないんだ。
もちろんそっちも50円足らずで何か力になれるのかもしれないけれど、それとは別の話。
さっき彼女から突然メール切られてちょっと不安にそれて、
最近暗いことばっか考えてたからすげー不安が襲ってきて、そしたら二年ぐらい前に薬飲んでたみたくなっちゃってそれd
あ!いやいや、パニック発作起こしたとかじゃないから安心してよ。ごめんね心配掛けて。本当ごめん。
でさあ、最近向こうからの連絡とか薄まってたから、ラブラブ絶頂期に比べたらやっぱ人間の心って冷める物なんだろうけど、
こう、二人で固めてきた大切なものがさらさらとこぼれて落ちてくみたいでなんかへこんできちゃってね……。
だからこんなもの書いちゃったんだ。 意識集中して、つらさから自力でそらすために。
http://anond.hatelabo.jp/20091108231732
……うん。
さっきはこんなもの見せびらかして、あからさまにわかりきった反応求めて、ごめんなさい。
めんどかったよね。やっぱ『大丈夫だよ!』とか言って欲しい顔ってうざいよね。本当気を付ける。反省する。心に刻みます。体じゃなくて。だからそういうのはやめたから。ごめん。
でもだけどさ、さっき……ついさっき、彼女から電話かかってきたんだ!
なんかすげーねむそうな声で『ごめん。ねちゃってた』って。ちょっとずっこけそうになったw
うん。わかってる。
こういうのって、僕が彼女を信じてないことがいけないんだよ。決まってる。
「人を信じるのなんてムダじゃん」ってそこの増田君がさっき言ってたけど、
(http://anond.hatelabo.jp/20091109015933)
やっぱ人は信じなきゃダメだって思ってるし。ていうか、そうとしか思えないんだ。増田君ごめん。できてないやつが『人を信じた方がいいよ』とか、いやみだよね。すみません。
でもさ、『あなたを信じません』って『あなたの未来をわたしのそれに含めません』つまり『あなたとかかわりたくありません』って全部イコールになっちゃう気がするんだ。
結局描くべき未来って死ぬことでしかないかもしれなくたって、さすがに自分の未来から全員追い出しちゃうことなんてできないよ。これは僕が弱いからかな。ごめんなさい。
……あ、話それてたw いやだからそんな暗い顔しなくていいって。そういうのは俺の担当にしときゃいいから。つけっぱなしで消すのめんどいラジオぐらいに聞き流しててよ。その方が僕だってしゃべりやすいし。って、気使わせちゃったかな。。
でさあ、その50円の話に戻すんだけど。アフリカじゃなくて。
その彼女、2分ぐらいで電話切ってありがとうおやすみってなったんだけどさ、
よくよく考えたら2分って通話料金的に40円とか50円ぐらいじゃん?
あ、あの子ドコモだから違うか……。 まあいいよそんなこと!
でね? あんなの書いてた時、僕は確実にぼろぼろに崩れかかってたんだけどさ、
あの子の電話ひとつで回復できたんだ。なんかこう、大丈夫になれたんだ。
あの子が40円とか50円……眠い中、苦労して掛けてきてくれたおかげだよ。
あ、眠い中苦労してってのは50円よりずっと尊いことだった。ごめんいまさら訂正していい?w まあ話自体はあんま変わんないけどね。
思うんだけどさ、こういう『人が人を救うかどうか』ってそんなドラマチックな話じゃなくて案外50円ぐらいのものなのかもしれないよね。
たぶん僕とかきみとかが「え?そんなことでいいの」ってちょっととまどうぐらいのこと。
きみがそれこそ、神社のお賽銭程度に誰かに電話かけたり席譲ったりしたのが、実は相手を根本的に救ってたりするかもしれないんだよ。
しかも、もしかしたらそこで50円払える人がたまたまきみだけしかいなかったかもしれないし、そしたらきみのその瞬間だけの存在理由みたいなのって「その人を救うこと」っていうかっこいいのになるかもじゃん。
なんつうか、それ考えたら、そういうちょっとの手間をやっぱこう払ってくれたらうれしいな……って思っちゃうんだ。
いやいや! 僕に、ってわけじゃないよ?w
僕はあの子しかり返事してくれる増田しかり、ブコメくれてる人なんかにすごくすごく救われたりしてるから、むしろ自分から何かしなきゃいけないなって思ってる方だよ。
たとえばこう……想像してみなよ、誰かが誰かを何の気なしに助けちゃってる世界。助けちゃえてる社会。
ペイフォワードみたいなルールじゃなくて、助けてることにも気づかないで救われる人がいるって状態。
これって、僕が築き上げる砂のお城なんかよりずっと夢の世界だと思うんだ。
ねえ、お願いだからさ、ちょっとでいいから。
めんどくさがらずに50円はらってみない? 二駅ぐらい立ってみない?
「あーあいつのメール返事かいてねーなあ」って、ちょっと返事だしてみない...?
もしかしたら、、、いや確率ひくいけど、それってすごく望まれてる求められてる行為なのかもしんないじゃん。
まあそりゃ理想論だし、きみがそうしたとこで社会がよくなるわけはないけど。
人を信じにくいってのも変わらないし。誰かが誰かを裏切る可能性も、ゼロにはなりえないし。
でもたとえばこう「人をむちゃくちゃにしたい」って殺意なんかがちょっとそれたり、
「俺必要とされてるの?」って不安になってたのがちょっとそれたり、
そのぐらいの気休めが、結果的にはすごい偉業になってたりするだろうし、
彼だって信じることが尊くなくなってるみたいなことが若干、確信揺らいだりするかもだし、
そしたらやっぱたまには人を信じてみていいかなーとか思えるかもしれないし、
実際『気持ちがちょっとそれた』程度で人や自分を殺さずに済んだ人はたくさんいるんだから!!
ごめん、舞いあがってワケわかんない話きかせちゃって。。
でもなんかこう、ちょっとうれしかった、って話がしたかったんだ。
特に、さっき反応くれたみんなには。ごめんね、さっきは心配かけちゃって。
って、こうやっていつもへこんだことばっか増田には書いちゃってるわけだし。
だから少しでも……そう、例えばこの50円程度にでも、
元気付けられたらいいなあって。恩返しができたらいいなあって。
都合よすぎたかな?
うん。他の増田君が、僕の身を案じて『お前もう寝ろよ!』って言ってくれてるし、そろそろ寝るよ。
彼とか、他の人とか、僕の書いたものに反応くれててうれしかった。
やっぱ書くのが好きだし、書いてたいってわかった。ありがとね、みんな。
きみもそろそろ寝た方がいいかもだよ? もう3時だし。
ってかこんな時間までつきあわせて……いや、つきあってくれてありがと。
あしたあさおきて、そしたら思い当たる誰かに50円ぐらいの手を貸してみたらどうかな??
手を貸す宛が思いつかなかったら、、、そうだなあ。コンビニの募金箱に入れてみたら?
アフリカの子たちが喜ぶかもね。って、最初言ってた通りだったかw
おやすみ。きょうはありがと。
またあえたらいいな。
http://anond.hatelabo.jp/20091004223806
「増田で有村有村有村と叫ぶんだ そしたらはてな最強リア充有村(喪服ちゃんとカップル)が話を聞いてくれるよ! 」「はてなアイドルの有村さんに相談しようそうしよう」などというトラックバックを見かけたので。まあ、同じようなことを考える三十男のお節介と思っていただければ。
といっても「きついこと書くからね」(http://anond.hatelabo.jp/20091004184935)というトラックバック記事に付け加えることはあまりないのですが、とりあえず参考書籍を紹介しておきます。
上記記事で「あなたのお父さんがやっていることは「虐待」という名前が付いている」に始まり、家庭環境(この本では『機能不全家族』という専門用語で書かれています)について書かれている段落がありましたが、その内容を本1冊かけて詳述しています。ご自分がどういう境遇にあるかの把握に役立つことと思います。
最近読んだ本です。「10代のセルフケア」というシリーズ名のとおり、本来はあなたの年代に向けて書かれています。
長くなりますが、以下のような「共依存の人の行動や気持ちの特徴」チェックリストが冒頭にあるので引用します。
- 人からよく思われたり、好かれたいので、いつも一生懸命何かをしている(しようと思っている)。
- しばしば、自分は人より劣っていると感じる。
- なにかうまくいかないと、たいてい自分のせいだと思う。
- 失敗をしたら、人からきらわれるのではないかと心配だ。
- 自分は何ひとつまともにできないと思う。
- どうしたら人が幸せになるかわかるけど、自分が幸せになるために、なにが必要かはわからない。
- 自分がどう感じているか気づく前に、友達や家族から自分の思っていることを言い当てられることがある。
- 本当に思っていることを口に出すのは、たいていの場合危険だと思う。
- 異なる意見を言ったら、相手は自分を好きにならないと思う。
- いざこざを起こしたくないので、本当に思っていることを口に出さないようにしている。
- 人生を生き抜く最善の方法は、何があってもにこやかな笑みを絶やさないことだ。
- 誰かが怒ったり、議論をはじめたりするといごこちが悪い。
- 自分の願いを聞いてくれると、その人は何か見返りを求めているのだと思う。
- 何かをしてもらうより、してあげるほうが気分がいい。
- 誰かにほめられても、その言葉をうのみにはできない。
- 人から何かしてもらう必要はないと思っている。
- 誰かと親しくなることは、自分にはとても大変なことだ。
- デートをしたり、友だちと仲良くしていると、ふとだまされているような気分になる。
- 他の人を幸せにするために、自分がしたくもないことをしていると、しばしば思う。
- もう好きではない人とでも、以前のままの関係にとどまっている。
- 今までの人間関係は、ほとんど自分が傷ついて終わった。
- 他の人の問題を解決することは、自分の責任だと感じる。
- 友だちや家族は自分をあてにしていると思う。
- 風邪がうつるように、人の気持ちがうつってしまうことがある。
- もっともこわいことのひとつは、人から拒絶されることだ。
- ほとんどの友だちが、自分の助けを必要としていると思う。
- 一人でいるのは大きらいだ。
- 自分の人生が他人の気持ちや望み、要求に支配されているように思う。
- 自分のしてほしいことを人にしてもらうには、その人をうまく操るか買収するしかないと思う。
- 自分の人生をよくするには、友だちや家族をとりかえるしかないと思う。
- 気楽に楽しむことはとてもむずかしい。
- リラックスすることがなかなかできない。
- やるべきことをやるための時間が十分ない。
- 自分は誰よりも悩んでいると思う。
引っかかる点が多ければ、この本は読む価値があります。やはり、「自分で自分の未来を選ぶ」ことについて書かれています。
もうひとつ、終わりのほうに書かれた「共依存から回復した人の権利」も引用。つまり、以下の権利を自覚できないでいるのが共依存状態であり、それを回復するのはあなた自身なのです。
- あなたには、ありのままの自分でいて、自己肯定感を持つ権利があります。
- あなたには、自分自身の考えを持ち、自分自身の価値観を築く権利があります。
- あなたには、人や自分を傷つけるつもりでなければ、その価値観に基づいた選択をする権利があります。
- あなたには、自分の気持ちを持って、それを表現する権利があります。
- あなたには、自分の要求を認め、それが満たされるように人に求める権利があります(相手にも断る権利があることを知っておきましょう)。
- あなたには、人間として尊重される権利、話を聞いてもらえる権利、愛される権利があります。
- あなたには、精神的、感情的、身体的、霊的な境界を設定する権利があります。
- あなたには、失敗をする権利があります。
- あなたには、質問をして学ぶ権利があります。
- あなたには、変化し、成長する権利があります。
「毒になる親」という本を読むんだ。
http://www.amazon.co.jp/毒になる親-スーザン-フォワード/dp/4620313157
当てはまるようなら、自分でどうすればいいか考えてみて。
↓こっちでも紹介されてて噴いたw 苦しんでる人多いんだな。
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2008/07/722_a0fc.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080721ddm012040002000c.html
ぶっちゃけると、日本の巨大企業(主流の組合が全労連系のところを除く)の管理職以上とか、あるいは連合傘下の組合の支部とか職場会レベルとか、そういうところで共産党を犯罪者同然に扱うことは、ごく普通に行われている。とくに選挙が近い時期ね。組合員(うちはヒラほぼ全員。ユニオンショップ制なので)だと連合系の民主党候補の「支持のお願い」があって、うちの職場はぬるいが締め付け厳しいところもあるみたいだし、よそでは非組合員(=管理職)に送付されたメールを課長クラスがうっかり中身見ずに全部下にフォワードしてきてバレたことには、管理職には自民党への投票が業務命令で降っているらしい。そういうところでは、組合役員や管理職は共産党については犯罪者やテロリストと同一視した言動をする。「共産党は支持しないがそういう言い方はどうか」といったチャチゃ入れも、危険なのでしない。ふだんの言動の実質がどうか、ではなくて、『日本共産党」という文字列で示される組織を危険視しないことが問題になる。
最近色々と出張が多いので、この土日を使い、出張先からのネット環境改善に勤めてみた。
「出先から自宅に居るのと変わらないぐらいPCを操作できる」
ようになればいいと思い、ルータを購入し頑張ってみた。
以下、私の行った操作です。
バッファローの無線LANルータ(WZR-RS-G54)を購入。ネット通販で6000円也。
dd-wrtで変更した点は以下の通り。
・仮想SSIDの追加(WEPで暗号:Nintendo DS,PSP用)
(2)DynDNS登録
自宅のプロバイダが固定IPではないので、無料のDynamic DNSサービスを探す。
DynDNS.orgにて新規登録し、XXX.dyndns.orgでWANからルータにアクセスできるようにする。
後述するポートフォアードの為に、メインPCを固定IP(192.168.1.2とか)に設定する。
LANカードのMACアドレスをメモ(MagicPacket用)
リモートデスクトップのポート番号を変更(ちょっとしたセキュリティ対策)
dd-wrtの設定画面から、
マジックパケットをメインPCにブロードキャストできるようにする。
リモートデスクトップのポートをメインPCにフォワードィングする。
以上で、出先(ホテルや漫画喫茶)などから、自宅PCが操作できるようになりました。
WOLでPCを起動、リモートデスクトップでPC操作、使い終わったらシャットダウン が基本です。
やっぱりリモートデスクトップはめっちゃ便利なので、是非是非みなさまも。
YouTube - Children See. Children Do.
「子供の頃、親から厳しく育てられた」 と言う受刑者が少なくないのに気づいたのは、受刑者たちとの面接を始めてからしばらく経った後のことでした。
最初のうちは、厳しく育てられた者がどうして非行や犯罪など悪いことを繰り返すのだろうかと、その意味がよく分かりませんでしたが、
聞いているうちに、それは親からの体罰や虐待を受けて育てられたということでした。
行為障害のある非行少年や反社会性人格障害をもつ犯罪者に特徴的なことは、
幼児期から周囲との暖かい人間関係が妨げられ、正常な感受性や良心や道徳心が育たず、
他人の苦しみや悲しみに無関心で、相手に苦痛や被害を与えても、相手の痛みが分からないなど、
よい対人関係を続けるのに必要な感受性の希薄さが感じられることです。
自分と付き合う人間は、自分の利益に役立つ間だけ価値のある人であり、相手を道具として利用するだけの関係でしかありまえせん。
昨年6月に奈良県で起きた事件は、16歳の少年が自宅に放火して、継母、弟、妹が亡くなるという悲劇を招いた。
その少年には4歳のときから勉強を強要し、暴力を振るう父親への憎しみがあった。
草薙さんの著作は、少年の供述調書などを紹介しつつ、殺人へと到る心境を綴った少年直筆の「殺人カレンダー」を公開している。
「僕はこれまでパパから受けた嫌なことを思い出しました。パパの厳しい監視の下で勉強させられ、怒鳴られたり蹴られたり、本をぶつけられたりお茶をかけられたりしたことを。
なんでパパからこんな暴力を受けなければならないんや。一生懸命勉強しているやないか。
奈良の少年放火殺人 鑑定医と著者宅捜索 本出版で地検 供述調書漏えい容疑
「子は親の鏡」子どもたちはこうして生き方を学びます(皇太子紹介の詩) - 踊る小児科医のblog
批判ばかりされた子供は、非難することをおぼえる。
殴られて大きくなった子供は、力に頼ることをおぼえる。
笑いものにされた子供は、ものを言わずにいることをおぼえる。
皮肉にさらされた子供は、鈍い良心の持ち主となる。
しかし
激励を受けた子供は、自信をおぼえる。
寛容にであった子供は、忍耐をおぼえる。
賞賛を受けた子供は、評価することをおぼえる。
友情を知る子供は、親切をおぼえる。
安心を経験した子供は、信頼をおぼえる。
可愛がられ 抱きしめられた子供は、
ドロシー・ロー・ノルト
Amazon.co.jp: 子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫): ドロシー・ロー ノルト,レイチャル ハリス,Dorothy Law Nolte,Rachel Harris,石井 千春: 本
Amazon.co.jp: いやされない傷―児童虐待と傷ついていく脳: Martin H. Teicher,友田 明美,マーチン・H. タイチャー: 本
児童虐待が脳に残す傷 M. H. タイチャー:日経サイエンス
私たちマサチューセッツ州ベルモントにあるマクリーン病院とハーバード大学の共同研究グループは,
虐待の影響を研究して,これとは少し違う結果を得た。子どもの脳は身体的な経験を通して発達していく。
被虐待児は、他人の不幸を喜ぶ冷酷な世界でも生き抜くように適応
極端なストレスは、さまざまな反社会的行動を起こすように脳を変えていく。
ホルモンの量が変化し、子どもの脳の配線を永久に変えてしまう。
しかし、これは本人にとっては”適応”なのだ。
他人の不幸を喜ぶような冷酷な世界でも生き抜けるように適応しうるのだ。
適切な世話をし、激しいストレスを与えないことが子どもの脳に大切だと私たちは考えている。
そうすれば、左右両半球の統合もうまくいき、子どもは攻撃的にならずに、 情緒的に安定していて、
はてなブックマーク - 心が傷つけば脳にも傷がつく-中日新聞-
Amazon.co.jp: 毒になる親―一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫): スーザン フォワード,Susan Forward,玉置 悟: 本
私は私のことをします。ですから、あなたはあなたのことをして下さい。
ヒラリー・クリントンは、「3歳までの経験が将来の発育に重要で、平和な市民に育つか凶暴な市民に育つかを決める」と主張し、
とにかく世界は動いている
今もまた誰か病気に苦しむ人に救う会が健康保険でまかなえない負担を肩代わりしようとしている。
この問題は炎上しがちだ。したがって相互の言い分は多分に政治色を帯び、印象に残る「分かりやすい」批判と擁護のフレーズが飛び交う。
しかし少し引いて見れば分かるようにこれは健康保険制度そのものだ。それも不完全な。
大数の法則によって少数が直面している突出したリスクを社会の多数が広く薄く負担することで吸収しようとするところは保険の概念だ。
では既存の強固な制度である健康保険や生命・医療保険を利用しないのはなぜか。これらが利用できれば金銭の扱いは当然として、公平性確保や給付金額、自己負担の範囲などあらかじめ決められていて揉めようも無い。
利用できないのは制度の不備だけでなく、無制限の保障の拡大が制度を維持できないからだろう。つまり『給付・反対給付均等の原則』に基づいて参加者の公平さを担保しながら『収支相等の原則』をもって持続的な運営が出来ないからだ。
映画「ペイフォワード」はよくできたおとぎ話だが見た誰もが「だったらいいのにね」と思わずに居られなかった。それは直接の見返りを期待せずに施すことで自らの境遇が漫然と良くなることを期待する話だったからだ。
そこでは合理的にはフリーライダーにならざるを得ない。
見返りをよこさなかった者への社会的報復も許されないのだから当然だ。
随時に任意に組織された保険の負担をしても自分が扶助対象になる保証もなく、制度が持続する構造的な裏打ちもないどころかフリーライダーになることが最も合理的な保険に何の意味があるのか。
(保険金給付の審査が気の毒そうな境遇だけでいいなら傷害保険金詐欺がしのぎのヤクザはずいぶんと仕事がはかどるだろう)
アフリカの難民に何かを期待して寄付するのかといわれればそうでもないのも確かだ。
しかし、これが持続的に発生している情況で、少なくとも募金だけでなく新たな難病保険の設立も含め、既存保険制度に対する干渉を行わなければ(なんら報いることも出来ず喜捨を期待するだけの)乞食の群れといわれても仕方が無いだろう。
確率論・統計学で確立されている大数の法則をわれわれの社会におけるさまざまなリスクに適用すると、個々の局面で捉えると予測困難で、かつ致命的な損害になりうるようなリスクであっても、同等の危険を十分な数集めることによって確率的に予測可能になり、また経済的損失も変動の少ないものになりうると考えられる。
P = ωZ
ここでPは保険料、ωは定量化された保険事故のリスク、Zは保険金を表す。この原則は、保険事故発生のリスクを媒介として保険金(給付)と保険料(反対給付)が等しくなるように要請されていることを示す。
保険会社が同一のリスクを持つ保険契約者の集団から集めた保険料の総額と、保険会社がその集団の中で支払う保険金の総額とは等しくなくてはならない。これを収支相等の原則といい、保険が継続的に安定して運営されるために要請される。