2007-10-16

家族って何ですか

私には血縁上の家族がいます。父、母、姉がそれです。

しかし、私の中では姉だけが家族と呼べる存在なのです。

父に関連する一番古い記憶は母がパチンコ店に電話し、アナウンスで父を呼んでもらい電話越しに喧嘩をしているものです。

私の父は酒とタバコを嗜む人でした。

母や私、父方の親戚がいくら言っても酒とタバコを続けていました。

そのうち父方の親戚が、父が注意されても酒を飲み続けるのは母に責任があると言うことを迂遠な言い方でなじるようになりました。

私は小学生だったのでそういった話しは理解できませんでしたが、雰囲気で母と父方の親戚にあるわだかまりのようなものを感じておりました。

そのことで父と母は度々言い争いをしていました。

そして、そんな家の雰囲気がイヤだったのか、姉は市外の高校に通い寮に入り家をでました。

それから、姉が実家に帰って来ませんでした。

その頃になると父は手が震えるようになっておりました。

詳しいことは分かりませんがアルコール依存症ではないかと思います。

その事により親戚は母を責め、それによって更に母と父が喧嘩をするようになりました。

私は家を出ていった姉が酷く羨ましかった。同時に頼る相手の居ない孤独を感じるようにもなりました。

中学になった私は成績が悪いと母に烈火のごとく怒鳴るようになりました。また、父や親戚の愚痴を私に話し、父との喧嘩が頻繁に起こるようになりました。

そのころから、父は会社休み、父の実家で酒を飲むようになりました。それにより、親戚から電話で父が仕事もせず酒びたりで恥ずかしいから父の実家から連れて帰れとの電話が掛かるようになりました。また、仕事に行かないために会社からも呼び出しの電話が掛かるようになりました。

その為、父を父の実家から連れ帰るのですが、父はしばらくするとやはり父の実家お酒を飲むということを繰り返しました。

中学3年のある日のことでした。帰宅した僕を赤い顔の父がおかえりーと言ってへらへら笑いながら出迎えました。

そのとき、私は怒りと悲しみで胸が一杯になったのを今でも覚えています。

私は高校生になり地元高校に通うようになりました。

父は中学時代と同じように酒を飲み続けおりました。

ある時、父が糖尿病となり入院し酒を止めるよう医師に言われ酒を止めるようになりました。

しかし、半年後には再び酒を飲むようになり会社を辞めさせられました。

父の仕事先の知り合いと一緒に会社を興し、真面目に働くと父は宣言しました。

私と母はそれを信じ喜びました。

その知り合いと会社を興しましたが、やはり再び酒を飲むようになり仕事をせず、知り合いと喧嘩をし父の実家で酒びたりとなりました。

そして、数社の銀行から督促状が届き分かっているだけで数十万円の借金をいつの間にかしていました。

このことを父に尋ねると、「何故勝手に俺宛ての手紙を開けるのだ」と怒ってきました。

次に返すあてがあるのかと尋ねると「お前には関係ない、お前に迷惑掛けたか?」と言い放ってきました。

私はその傲慢な態度と言葉に怒りがこみ上げ、殺そうと思いました。殺して自分も死んでしまおうと…。

壊してしまいたかった。消したかった苦しいだけの現実を、未熟な自分自身を…。

出来なかったのは自分の保身と姉を巻き込むことになることとやはり父親だったからだと思います。

その後、父と母は離婚することになりした。

離婚する際、父方の親戚から祖母から父が相続した田畑、家、土地は我々の思い出であり、先祖代々守ってきたモノであると言う話しを聞かされ、所有権は我々にあり父が死んだ時には私が相続するなと言う話しを聞かされた。また、養育費などもお金がないので出すことは出来ないと言ってきました。

挙げ句、こちらも父については迷惑を掛けられており父の被害者である主張し始め、終わりには金銭的余裕がなく慰謝料などを要求してもムダだと言うニュアンスを込めてきました。

このお前達に一切の金銭を渡さないと言う主張を3時間程度に渡り聞かされました。

私はこの一連の騒動により父と言う存在を消しました。

そして、父と繰り返し言い争い毎日のように愚痴を言う母もまた母と言う存在から遠く離れた存在になりました。

その頃、姉には結婚を考えていた方がいたのですが、相手の親から離婚した子供結婚などとんでもないと反対され姉はその方と別れることになりました。

常に思うのです。

私には私が嫌いな父と母の血が流れており、そんな両親の子供である私は酷く醜く不完全な人間なのではないかと・・・。

最近、母から父が酒を止めて仕事をしているらしいと言われました。父は白内障で失明するかもしれず、足が痺れて苦労しているらしいとも聞きました。

どうすることが良いのかわかりません。

父を許したいが許せない心。

全てを投げだし自由に生きたい気持ち。

姉にこれ以上迷惑が掛からないよう全てを私が引き受けて生きるべきだと言う気持ち。

誰かそばに居て欲しい気持ち。

その人に迷惑を掛けるので独りで生きるべきだと言う気持ち。

バラバラになった家族が同じ食卓で食事をすることはもうないのでしょうね。

離婚するとき父と母の話し合いとはとても言えない話し合いが行われました。その話し合いを見て吐き気がしました。涙が止まりませんでした。

離婚届保証人の欄に自分の名前を書くことが辛かった。

親という存在に失望した。何故執拗に僕に人間の醜悪な面を見せるのか。

好きでいたいのに、嫌いになりたくないのに、親という存在であって欲しい、家族でありたい。

  • あなたは典型的なACOA(アダルトチルドレン・オブ・アルコホリックス)ですね。 http://www11.plala.or.jp/panic/AC.htm ACOAは親にも他の人にも、人恋しい気持ちを利用されて酷い目に遭うことが...

  • 適当に書く。 家族なんて朝のテレビの占いと同じ。 良ければラッキー。悪けりゃ無視するしかない。 向き合いたければ向き合えばいいだろうけど、 それはもうあんたの責任の範囲内。 ...

  • 答えを急ぐことでもないと思うし、答え自体ないかもしんない。 許したくても許せないのなら、そのまま心にしまっておくしかないかなと思う。 怒りや悲しみや後悔も懺悔も、全部あな...

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