http://www5.cao.go.jp/keizai3/shihyo/2009/0223/914.html
08/10-12月期の経済指標が発表され、GDPデフレーターは久々のプラスとなった。リフレ派が待ち望んでいた数字。
バブル崩壊以降マイナスで「ずっとデフレ」の根拠であったGDPデフレーターがようやくプラスになり、慶賀の至りだ。なにしろデフレ=悪 インフレ=善なのだから。今のこの状況がリフレ派が待ち望んでいた好景気なのだろう。
.
08年前半、石油・食糧の輸入価格が上昇してた頃、当然CPI(消費者物価指数)は上昇基調だった。
「インフレが進んでも景気良くならないもんだなあ。消費意欲が亢進するどころか減退してら」
などと思ってたら、リフレ派は慌てず
「GDPデフレーターはマイナス幅を増やしている。今はデフレ基調なのだ」
とインフレ自体を認めず。当時のテレビ報道と真逆をぶち上げた。
.
GDPデフレーターって輸入価格が上昇してる時はマイナスに働くよな?
輸入価格が急上昇してる時とかGDPデフレーターをインフレ・デフレの指標にするなんてマジか?
そもそも「いつもデフレ」と言いたいが為にそんな発言してるとして、輸入価格が戻った時にはGDPデフレーターはプラスに振れるぞ。その時は何て釈明するんだ?
.
など思ったものだ。で、今GDPデフレーターがプラスとなった。今はインフレ基調なのだろうか。ならばリフレ派大敗北だ。
.
結論
雰囲気でインフレデフレを言ってるのでなければ、根拠となるデータを決め、その時々によって引っぱる指標を変えるな、という話。
インフレ率ともいわれるCPIが妥当と思われるが、GDPデフレーターを重視したいならそれも良い。ただGDPデフレーターと心中してほしい。
結局、リフレ派が08年をどのように見てるかさえ不明だ。
それはリフレじゃないと言い出すに5000万ペリカ
リフレ派的にはインフレ予想が重要なので仮に今CPIもデフレーターも+だったとしても今後マイナスになりそうならフォワードルッキング(笑)に緩和しろということになるはず。 デ...