2007-11-18

相手の期待に答えることを自分に要求するのは、「隷属」です。

古川第一朗著、「教会心のケアー」より引用

人が自分の期待したようにしてくれない時、

私たちは怒ったり、ひがんだり、いじけたりします。

それは、「この人は、私の期待に答えるべきだ」

という思いこみが心のどこかにあるということなのです。

相手が自分の支配に服さなかったことへの怒りなのです。

逆に、相手の期待に答えようとして答えられなかった時は、

自分を責め、自己嫌悪に沈みます。

これは、「私は、この人の期待に答えるべきだ」

という思いこみの結果なのです。

自分の期待に答えることを相手に要求するのは、

「支配」です。

相手の期待に答えることを自分に要求するのは、

「隷属」です。

どちらも人間本来の姿ではありません。

一方は自分を神とし、

他方は人を神とするのです。

私たちは、誰も神としないで、

どこまでも人間として、

そして自分として生きるべきなのです。


私は私のことをします。ですから、あなたはあなたのことをして下さい

パシンと たたく音。

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