はてなキーワード: 出生前診断とは
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ブクマのアホどもは自分の頭で考えられない畜群だから、どいつもこいつも聞きかじった知識と脳内コピペで脊髄反射するだけ。
増田の疑問は正しい。
いいんだよ。
「優生思想がいけない」という連中は、「将来どんな形質が生存に優位になるかわからないから多様性が大事だ」という。
ならばなぜ社会体制そのものが多様な戦略をとることが許されないんだろうね?
この世界は個人だけでなく、個人の集合たる国家や民族といった共同体が、いろいろな戦略で競争してるんだよ。
それらの共同体が個人の多様性を重視してもいいし、特定の形質を排除したり優遇したりする、ある種の優生思想を採用したっていいだろう。
将来、どんな形質が有利になるかはわからない。それは正しい。
だからこそ。
「結果的に見れば、優生思想が共同体の生存戦略上、有利でした」ということも起こりえるわけだ。
将来、火星で進化したゴキブリが人類に襲い掛かってきたとき、ゴリゴリの優生思想でデザインされたスーパーヒューマンでないと生き残れない可能性だってあるわけだよ。
もちろん逆もありえる。
共同体の生存戦略として優生思想を行使したことによって、特定の形質を排除したせいで絶滅したということも起こりえる。
みんな大好き人権先進国のスウェーデンでは、ダウン症が極端に少ない。
なぜかというと、出生前診断でダウン症と分かれば中絶するからだ。
将来、ダウン症だけ生き残るウイルスが人類を襲ったとしたらスウェーデンは滅びるだろう。
強固な家父長制からくる男児志向で、妊娠して女児だとわかったら中絶するからだ。
だが、勢いある経済力によって、東南アジアを中心に「花嫁を輸入」している。
女性を吸い取られる国にとっては、結婚できない男性が増え、男系の子孫が残せないことになる。
昔なら、物理的に侵略して男性を皆殺しにして、女性をレイプしなければ実現できなかった民族浄化を、経済の力で実現できている。
さて。
これらを「倫理的に正しくない」と責め立てることは容易だ。
「ダウン症の中絶は良くない」「女児を選択した中絶は良くない」と責めることも可能だ。
だが誰が止められる?
誰もこうした戦略をとる国家、民族、宗教を止めることはできない。
彼らがダウン症を中絶することも、子供に男児を志向することも、金の力で周辺国から女性を輸入することも誰も止められない。
共同体の生存戦略として、優生思想が成功するか否かはその思想に依存しない。
「優生思想は良くない。なぜなら多様性こそ将来の淘汰圧に適応できる可能性を残すからだ」という単純な反論は、共同体そのもの淘汰圧を想定できていない。
「将来に何が起こるかわからない」からこそ、「優生思想が勝ちました」ということもあり得るわけだよ。
増田の疑問は正しい。
「多様性が生存競争に有利だ」という立場をとるのならば、共同体が採用する社会制度の多様性(ダウン症中絶、女児中絶、イスラム教etc…)も、将来の淘汰圧に対して有効かもしれない、という可能性に思考を巡らせるべきだ。
ただし自己選択から徹底的に逃げるのでこういう話題は嫌いでスルーだよ
○ 育てられない子供を引き取るNPO法人が感じている「ある変化」
この特別養子縁組に出される赤ん坊に占めるダウン症の子の率が年々増えてきているという。Babyぽけっとの代表・岡田卓子は言う。
「当団体を立ち上げた当初は、今ほど障害児の割合は高くありませんでした。けど、特別養子縁組を行う団体の認知が広がったことで少しずつ増えてくるようになり、最近では出生前診断で異常がわかったあとでうちに問い合わせをしてきて、『産んでも育てられないので、そっちで引き取ってくれないか』なんて言ってくる人も出てきました。赤ちゃんの顔を見る前から特別養子に出そうとするのです」
「夫婦がダウン症の子の育児を負担だと思うのは自由です。でも、何カ月か育ててみてダメだという結論に至って特別養子に出そうというのならわかるんですが……出生前診断の結果だけで判断したり、保育器越しに何回か見ただけで育てられないというのはちょっとちがう気がする。出産直後に目に見える障害だけで判断しないでほしいというのが本音です」
障害は、生まれてすぐに判明するケースだけにかぎらない。知的障害にせよ、発達障害にせよ、二歳くらいになってようやくわかることも珍しくない。
また、五歳、六歳になって先天的な病気が見つかったり、難病になったりすることだってある。
多くの夫婦は、障害や病気が後からわかっても子供をかわいがるし、育てていこうとする。こうしたことを考えれば、なぜ出生前診断の結果だけで簡単に手放してしまうのかと岡田が感じるのも当然だろう。
○裁判で認められなかった例
その夫婦はそれなりの仕事についていて高給をもらっていて、一軒家を構えて暮らしていた。長男が一人おり、その下に生まれてきた長女がダウン症だった。
母親はダウン症の長女を授かったことに動揺を隠せなかった。幼い頃にきょうだいが事故に遭って障害を抱え、苦労した体験があったのだ。この子を引き取れば、家庭が崩壊してしまう……とまで思ったという。
母親は夫を説得してから、Babyぽけっとに連絡をした。そしてこう頼んだ。
「長女がダウン症なんです。とても育てられないので特別養子に出したいと思うので、お願いいたします」
岡田は親が育てないと言っている以上やむをえないと判断し、その子を引き取って不妊症の夫婦に託した。その後、家庭裁判所に申し立てをしたが、調査官が実親のもとを訪れて調査をした。家が経済的に豊かであり、長男を育てていること。それに長男が「妹に会いたい」と言っていることなどを突き止めた。そして、特別養子を認めるまでの理由にはならなず、実親が責任をもって育てるべきではないかと指摘された。
左派の理想はゴリゴリの技術革新に支えられた世界だと思うけどね。
昔の未熟な医療では命を落としていた超未熟児や重病の高齢者、脳損傷者なども救命が可能になり、生命維持装置を利用できるようになった。
性転換手術も高度になり、救われる性同一性障害者が増えた。
かつては三十代半ばで高齢出産の烙印が押されていたが、産科学の進展により五十代以上の女性の出産も可能となった。
尊厳死医療、出生前診断、デザイナーベビーなど、左派としては警戒せざるをえないものも登場してきているが、基本的には左派が応援したいと感じる人々が最新の医療技術で救われていることが多い。
ここで下手に宮崎駿的な世界観が良いとか言い出すと、弱い人々も容赦なく命を落とすもののけ姫みたいになってしまい、左派の理想とは真逆の世界となる。
子どものうちならまだしも、大人になった知的障害の息子を育てられる自信は今のところひとつも無いです。
私も親になる資格などないのでしょう。
ただ、私は一方的に、夫はきっと子育てに協力してくれる人だと信じています。それだけが、現時点での希望です。
出生前診断で堕ろせば良いなんで言っている人いるけど、染色体異常しかわからないし、先天性の障害のうち4分の1程度にしか該当しない染色体異常だけ避けても、正直そんなにリスク下がりません。
産んでからわかる障害、後天的な障害のほうよっぽどが多いです。
産むなら早いうちっていうのはその通りかと。
個人的に出生前診断は受けていません。仮に陽性になった時、確定するために羊水検査が必要になります(とくに35歳以下だと偽陽性の可能性がそれなりにある)。羊水検査ができる時期って、つわり乗り越えて胎動を感じてくる頃です。自分のために、子どもの息の根を止めるという実感を伴います。私は決断できないと思いました。
私も安心したいのですが、結局それは無理なのだと思います。都合の良い楽観とある程度の諦めを持って、これからも生きていくしかないと、そんな風に考えています。
そういう親のためにいまは出生前診断がある。100%ではないけれど。
自分たちは、診断の結果障害の可能性が高いと出たときに堕胎の判断をできそうにないので診断自体をすることをやめた。それなりに覚悟はした。幸い(という言い方自体どうかと思うが)健常児として生まれた。でもこの先どうなるかなんてやっぱりわからない。
支援学級を併設していた小学校に通っていたのだけど、重度知的障害の子がよく普通学級の授業に来ていて、
自分が親になったとき子供がああだったらどういう生活になるんだろうかと今でもたまに考えている。
うちのクラスに来ていた子は確か給食や音楽の時間だけ来ていたけど、ずっとあうあう言っていて意思疎通はできなかったし、
音楽の授業ではあまりにも騒ぎすぎて出禁になっていた。遠巻きに、今日は機嫌いいなぁ悪いなぁってぐらいの存在感だった。
一方で別のクラスに来ていた子も話せなかったものの、いつもニコニコしていて大人しく、あーちゃんあーちゃん(仮名)と弟のように周囲の子達から可愛がられていた。
二人とも、他人へ暴力をふるったりしないタイプの子だったから、普通の学校に併設された支援学級に通えてたのだと思う。
でも、そうじゃない子の生活に密着したドキュメンタリー番組では、本人も親も苦しそうだった。
彼らは大人になった今でも自立した生活は送れず親が面倒を見ているのだろうけど、もしそうだとしたら、
いくら可愛いわが子でも、成人する。体力が衰える自分が死ぬまで、24時間365日どこまで面倒見れるのか。自分が死んだあとわが子はどうなるのか。
万一の場合はその責任も込みで出産しろ、と強制される社会だったら、私は将来子供を産みたくない。
いろいろ考えているけど、
これは結構難しいよね、、
皆さほど考えないで、ってか考えないようにしないと子供なんて作れないよね。
自分も出生前診断で判断するかどうかもすごい悩んだけど、結果がどうあれ自身もパートナーも堕ろすという選択肢を取ることはできないだろうと考えて出生前診断をしなかった。