はてなキーワード: ボウズとは
僕は月に二回ほど、安い牛丼チェーン店を利用することがあり、使ってる時間帯(早朝)も関係しているのか、当然のことながら、僕も含めて客層のほとんどはそれほど所得の多そうな人達ではありません(ヨレヨレの服を着ている、ヒゲを剃っていないといった身なりがあまり整理されていない等が判断材料なので必ずしもとは言えません。見た目で経済力を判断するのも極端な話ですが、僕自身小さい頃から何度も家庭環境を身なりで判断をされてきた経験もあるので、絶対ではないけれどある程度のバロメーターにはなるとという自負はあるんです)。ですがやはり数名は、それなりの収入はありそうな人(それなりの値段はしそうなスーツを着ている人等)も稀に訪れるのです。
あくまで僕の見てきた限りの話になるのですが、食事を終えた後に勘定を支払う際(すき家のような後払いの場合)、もしくは純粋に食事を終えて帰る前(松屋のような食券制の場合)、店員に向かって「ごちそうさま」という言葉を口にするのは、いわゆる「低所得そうな人」のほうが圧倒的に多かったりするのです。とてもフランクに「ごっそさん」くらいのノリで。
これは、店員に「ごちそうさま」を言うのが正しく、言わないのが悪い、という話ではありません。そもそもそこに善悪などは一切挟まれていません。ただ、個人的には注文やお勘定の要求以外で店員に話しかけるのって勇気がいるんですよ。なぜなら単純にそれを言う必要性がないのと、店員にウザがられるかなという考えがあるからです。
だから本来なら言う必要性のない場所での「ごちそうさま」を言うことにあまり抵抗がないって、いいなあと思うんですよね。僕はこの行動を好意的に解釈しました。念を押すようですが、「言わないのがダメ」というわけでは決してありません。言うも言わないも完全に個人の自由です。でもどうしてそういう行動は(僕の観測している範囲だと)いわゆる「(あくまで僕の基準に照らしあわせたうえでの)低所得そうな人」な人に集中するんだろうという疑問もあり。
言い方は悪いが所得の低そうな人ほど、牛丼チェーン店で店員に「ごちそうさま」と言う(本来不必要なレベルの)礼儀正しさを備えているように思えるのは興味深い
— 最高の冬にしようや (@nnnn330) 2014, 1月 16
ご覧のように、これは単純に「僕はこんな疑問を持ちました」ということの表明です。「所得が低い」と言い切っているわけでもないし、「備えている『ように思える』」と、あくまで僕の中のイメージでしかないこともはっきり記しています。「本来不必要」というのも、「ごちそうさまを言うのは義務ではない」という意味です。
すると、このツイートがえらく拡散されていたので「お、同じことを考えている人が結構いるのかな?」と思っていたんですよ。
でも、違っていたんですね。
ごちそうさまって言うことの何が不必要なのさ。あなたは何様なのさ。
— 九条遥 (@kujoh_haruru) 2014, 1月 17
この人は食後にごちそうさまを言う人に親でも殺されたのかな?
……ん?
ごちそうさまくらい言ってもいいじゃない— アメボウズ@もう何も怖くない (@ame_tonberi) 2014, 1月 17
@nobody2knows 他人に丁寧に接することを揶揄する人は寂しいねえ
— でゅーくまんごう(◕‿‿◕)改二 (@nan5o) 2014, 1月 17
……や、揶揄?
個人の自由 RT @nnnn330: 言い方は悪いが所得の低そうな人ほど、牛丼チェーン店で店員に「ごちそうさま」と言う(本来不必要なレベルの)礼儀正しさを備えているように思えるのは興味深い
— 久遠寺あにぢゃ (@xl9ngy0120) 2014, 1月 17
牛丼にごちそうさまは不必要とか頭おかしいな RT @nnnn330: 言い方は悪いが所得の低そうな人ほど、牛丼チェーン店で店員に「ごちそうさま」と言う(本来不必要なレベルの)礼儀正しさを備えているように思えるのは興味深い
……お、おお?
これはもしかして……いや、他の人の反応を見てもまず間違いありません。
僕が「牛丼屋でごちそうさまを言うな!」と主張したように解釈されている?
えっ、どこ? どこを読んだの? あのツイートのどの部分を読んでそう解釈したの?
いや、仮に「不必要」の部分を以って「不必要なんかじゃない!」と主張するのはいいんですよ。是非はともかく個人の自由ですし。
でも、僕が牛丼屋でごちそうさまを言うなと主張している、という認識はあのツイートのどこでそう解釈したんですか? ここは譲らないですよ。譲らないというか、意味がわからなさすぎて譲りようもないというか。
もう本当に煽りなんて一切なく、もう1ミリも理解できないんですよ。何がどうなったらその受け止め方ができるのと……。
でもまあこの手にありがちな、一部の極端な発想をしちゃう層なのかな……と思っていたら、ツイートの拡散は止まらないし、先にあげたツイートのような反応がゴロゴロ転がってくるし……。
星井さんの元ツイートが誤解されやすい論調だったからかな。「エリートっぽい人より、低所得っぽい人の方が礼儀正しく見える」という意図が、「低所得っぽい人ほど無駄に礼儀正しいwww」という意図に読めるんだと思う。ごちそうさまがどこに向いているかを意見する人は本当はそこを批判したいのだ。
— 赤速 (@redswift500) 2014, 1月 17
なるほど……。
ここで再確認しておきますが、僕は「ごちそうさまを言うな」とは一言も言ってないですし、「ごちそうさまを言う奴は低所得者だ!」といった意味不明な煽りもしていませんし、「低所得者の礼儀正しさは無駄」に至ってはもうなんていうか、その解釈どこの星から持ってきたのとしか……。「僕が興味を持っている」というところ以外では「言い切ってる部分」だって殆ど無いんですよ、件のツイートには。
僕の中では「ごちそうさま」くらい、言うも言わないも好きにすればいいはずで、言う人が責められるべきでも、言わない人が責められるべきでも、どこかで義務付けられているわけでも、義務付けて強制すべきでもなく、僕にとって(少なくとも件のツイートに関しては)「本来不必要」というのは「やるな」ではなく「やらなきゃいけないわけじゃない」という意味なのです(義務付けられてなかったり高い必要性が求められていない以上「本来不必要」という表現で合っていますよね?)「マナーとして必要な場があるというのなら自分のためにもそれに従えばいいだけの話で。
ですが、ここまで誤った認識が広まっているのなら、それはきっと僕の言葉が足りなかったのでしょう。先のツイートのように、論調が誤解を受けやすかったのかもしれません。そこで、自分の言葉のどこに、その誤った解釈ができる要素があったのか、徹底的に考えてみることにしてみました。
出来る限り言葉のひとつひとつを、出来る限り多方面から、出来る限り客観性を持って(自称する客観性ほど胡散臭いものもありませんが)、彼等の認識をすり合わせて、どこで誤解を受けるのかを考えます。
……………………。
……………………………。
…………………………………。
自分が絶対に誤解を受けるはずがない完璧な言葉を吐いた、といったような驕りを言うつもりは一切ありません。なのでそれがわからないということは、僕に欠点があるわけです。僕の目から観たらかなり跳躍した思考であっても、それがここまで大勢、しかもみんなすぐその「僕には誤っていると思っている認識」に直結したともなれば、もう僕の思考の欠落を疑うほかないからです。
唯一救いがあるとすれば、これらの誤解した意見が「多く」はあるけれど「多数派」ではなく、まあ実際の割合はわかりかねるのですが、僕の言葉の意図してることを理解してくれた人も、僕の見た具合では誤解した人と同じくらいいたことです。
結局僕は「低所得者の礼儀正しさをバカにしたうえ、牛丼屋で『ごちそうさま』をいう行為を否定した人」という枠に、そんなつもりも一切ないのに押し込められてしまったわけです。
ツイッターには文脈の一部だけを切り取られてそれが広まり解釈されるという現象も珍しくありません。僕の言葉足らずもあったのでしょう。
それでも!
そうだとしても!
やっぱり納得出来ない!
ああ、日本語って難しい。あるいは単に僕の頭がすこぶる悪いのか、人の気持ちが理解できないだけなのか……思いもよらぬことで自分の理解力の欠如が露呈し、あらゆる自信が崩壊していきました。いや自信なんて最初からないんですけれど。
今この記事を書いている間も、実は全くわかっていません。誰か僕にもわかるような簡単で合理的な説明を!
nanaoku 2014-01-17 13:06
http://anond.hatelabo.jp/20140117173200
オレは政治的な意見や姿勢を明確に表明する代わりに、今後はノンポリであると明示することにした。
もうさ、右も左もどっちでもいいって。結局生き抜いていかないといけないわけで。イデオロギーで飯は食えなくね?
美容院でやってみろよ。隣のやつがこの夏流行るおしゃれボウズ100選とか読んでる空間で原発は今後どうあるべきかなんて言えるわけない。
放射能もさ、もうしょうがないでしょ。東北地方の人アンラッキーだったね。でも補助金やら雇用やら他の地域よりたくさんあげるから何とかやってよ。
東京の人もいつ直下型地震が来るかわからないから、来たらそれは受け入れて何とか復興するしかないって腹くくるからさ。
特定秘密保護とかもさ、法律で書いてある範囲でしか判断つかないでしょ今は。どんなに議論したって為政者次第だろうなと思う。解釈なんてどうにでもなるよ。
未来の子どもたちのため!言論の自由を!なんてほんとに考えてるの?自分のイデオロギーの充足のためじゃん。
日本のどんな極端な意見でもまったり薄味にする力をなめちゃいかんよ。35歳より下の不況しか知らない奴はほどほどのバランスとるようになってるから大丈夫だよ。
改憲とか本気でするつもり?軍隊持つの?自衛隊でいいでしょ。矛盾があるけどまあいいじゃん。外国からどっちかにせーよ!って言われてんの?
自衛隊が海外でそこまでしてやる必要なくね?てか自衛隊への志願者減るだけじゃね?オレの子供には自衛隊は偉いけどメリット少ないよとしか言えないぜ。
国を愛するとか、自分で決めた法律が必要とか、なんか変に熱くて濃くてやなんだよ。別に今のをちょこちょこ変えれればいいんだと思うよ。
韓国とか中国とか好きじゃないけど、どうしようもないでしょ。うわーないわーって内心思って距離置けばいいじゃん。
Facebookもさ、みんなで子供の成長写真とか同窓会の写真アップしてる横で、デモへの参加とか政府の横暴を許すなとか呼びかけられても引くだけだって。そういう場所じゃないよ。自分の良い面を抽出して表現し合う場所で、なんで意見言わないとイカンのか?デメリットしかない。超浮くわ。
ネット上で自由にイデオロギーの意見交換ができるような時代がくればいいですねって言ってる人、そんな場所、こういう匿名でしかありえないよ。
実際に知ってる奴がネットで熱く意見を述べてるのを見るだけでかなりゾッとする。今言う必要なくね?それ言うことで半分は味方になるかもしれないけど半分は敵になるんだよって思う。なんでわざわざそんなことするの?自分の意見を述べることってそこまで優先順位が高いことなの?
まああれだ。オレの言いたいのは、なるようにしかならないし現状でうまく適応するしかないんだから政治的な意見なんて意味ないぜってことだよ。
以前、話題に取り上げて貰った海運系船乗り。
主に6種類の方法が想定できる。
漁師とならずとも遊覧船や釣り船などで必ず要る資格であり、趣味で取得する人も多い。
区分は「1級」「2級」「特殊」に現在は別れており、業界人は「新1級」などと頭に「新」を付けることがよくある。
これは法改正で区分が変わったからであり、旧区分と混同しないためだ。
新区分ではいわゆる「水上バイク」が独立区分の「特殊」となった。これは水上バイクに関する海難 (海で発生する事故のことを指す業界用語)が頻発したからだ。
区分は新2級よりも新1級の方が大きな船に乗れるという認識で間違いないが、詳しく知りたいのならググると良いだろう。
ちなみに「コレもはやクルーザーだろ」とツッコミたくなるような高級プレジャーボートで無い限りは、たいてい新2級で事足りる。
ただし、新1級と新2級では水上バイクを運転することができないので、水上バイクを運転したいのなら「特殊」を取得しよう。
社会人であっても1ヶ月あれば取得できる。
ちなみにだが船舶系の運転免許資格は有資格者が同伴しているのならば無資格者が船舶を運転しても良い事になっている。
つまりお父さんが有資格者で同伴しているのならば子供に船を運転させても良いということだ。
子供にカッコイイ姿を見せたいお父さんは取得を検討してみたらどうか。
高卒の資格も得ようとする場合は「水産高校」「海上技術学校」「商船高等専門学校」へ進学しなければならない。
ただし実は各校とも得られる船舶系資格に微妙な差異があるので注意が必要だ。
基本的に漁業系の技術を習得するための文部科学省管轄の高校だ。
海運系に特化しているわけではないが、大まかな知識技術は「船舶」という枠組みにあるため共通点もあり就職先には海運系企業もある。
その水産高校によって取得できる海技士免状の等級に差異があるんだ。
当然、等級が低ければ法に定められた権限も違い、4級海技士より5級海技士は権限が限定的である。
4級海技士を取得できる水産高校の方が良いのか?という疑問もあるだろうが、4級海技士を取得できる水産高校は航海もしくは機関のどちらかしか取得できない。
5級海技士を取得できる水産高校の場合は航海も機関も双方を取得できるんだ。
個人的には4級海技士を取得できる水産高校の方が良いと感じる。
理由はより高い授業レベルが期待できるし、そもそも就職したら甲板部もしくは機関部のどちらかへ配属されるからである。
そして社会人になると昇級試験のために真面目に勉強する奴は少ないので早めに高い等級を取得しておくべきだ。
2年生になると遠洋へ出てマグロ漁を実際に行うことでも知られている。
マグロと共に小型のサメもかかるらしく、そのサメの頭を大ハンマーで殴って気絶させるそうだ。
筆者の友人にも水産高校の出の者が居り、彼の話では「女子が返り血を浴びながらサメの頭をハンマーで殴ってる光景は壮絶だ」とのこと。
詳しくは多分、水産高校を卒業した増田かTwitter民が語ってくれることだろう。
小型船舶操縦士と海技士の最も大きな違いは、小型船舶操縦士は航海も機関もカバーするが、海技士免状は航海士用の「海技士(航海)」と機関士用の「海技士(機関)」で別区分となっている。
これは海技士免状が必要なほど大規模化した大型船に対応するための区分だ。
危険物取扱者にも様々な種類があるが、それと同様に航海資格では機関士となれないし逆もまた然りだ。
海技士免状を取得するには「乗船履歴」「筆記試験合格」「口述試験合格」の3要素が必要だ。
先程から俺は「水産高校で海技士免状を取得できる」と言っているが、正確に言うと水産高校で取得できるのは「乗船履歴の特別短縮」「筆記試験の免除」のみである。
これは後述する海上技術学校や商船高等専門学校、海上技術短期大学校、海洋大学校を卒業しても同じである。
国も馬鹿ではないので、たかだか学校を出たくらいではポンッと海技士免状をくれたりはしないのだ。
学校を出ただけのそんなヒヨッコを広大な海原へ放ったりはしない。危険すぎるから。
海技士免状を取得しようとする者は、総じて口述試験の際に物凄く緊張する。
口述試験とはつまり面接による試験であり、学習した内容を試験官の出題に合わせソラで回答をしたり、時としてホワイトボードなどへ図解する試験だ。
それはおそらくこの日本で取得できる資格の中で唯一、試験官が受験生に対して、ブチ切れ、怒鳴り、叱る試験だからである。
受験生があまりにも回答へ窮したり、回答すら出来なかったりすると試験官はキレる。
それもそのはず、試験官の多くは引退した船乗りで構成されており、ヒヨッコの出来があまりにも悪いと現役の頃の感情が蘇って鬼と化すのだ。
試験時間丸々説教に当てられた事例も多数あり、受験生はそうはなるまいと必死になって受けるのだ。
当然、そうなると落とされるのは言うまでもないw
水産高校とは違い、国土交通省管轄の海運系へ特化した高校である。筆者の母校。
水産高校と比べて取得できる資格の差異は4級海技士(航海)と4級海技士(機関)の双方とも取得できる点。
海運系へ特化しているだけあり当然ながら漁法とかそういうのは一切学ばず、全て航海術や機関知識へ当てられる。
俺の経験では校舎の外壁を消防用ホースで洗ったり、屋上から「ジャコブスラダー」という空中ブランコで降りて校舎のペンキ塗りをしたり、やんちゃで破壊した校舎の板壁を修繕したり、グラウンドのフェンスを補修したり、ドアノブ直したり、電灯直したり、学園祭の野外ステージを作ったり、その他色々やらされた。
地域貢献ボランティアにも積極的であり、ごみ拾いに月一で参加させたり、近隣のジジババの家の植木の枝刈り草むしりさせたり、保育園児の相手をさせられたり、老人ホームの模様替えに派遣したりしている。
これらは「協調性」を育み、故郷を大切にする心を育むための教育らしい。
声を大にしては言えないが、海上技術学校の最初期である海員養成所は戦中からある組織なので、旧日本海軍の思想を今でも色濃く受け継いでおり「お国のため精神」が根強い。
何故、そんな旧体制的な思想が現代にも受け継がれるかと言えば、そもそも保護者が海上自衛官だったり海上保安官だったりするためだ。
教官((海上技術学校では先生ではなく教官と呼ぶ))から生徒、保護者に至るまで完全なる右巻きであり、そこへ通う非海洋系家庭の生徒も右巻きになる。
歴史の授業では勝海舟や日露戦争、大東亜・太平洋戦争の部分となると異様な盛り上がりを見せる。
件の中国監視船衝突問題では問答無用で一色氏を支持するといった雰囲気である。
卒業者に海上自衛隊士官候補生を多数輩出している(現在、尉官以上の卒業者がかなり多い)。
純粋培養でネトウヨが育つ環境なのでハテサの皆さんは気に食わない学校かも知れない。
文部科学省管轄の高校では無いためPTAとの関わりが非常に薄く、保護者も船乗りが多いため教官は普通に生徒へ体罰を下す。
俺自身、高校3年間で何度教官から殴られ、グラウンドを走らされ、罰作業を受けたかわからない。
「ウチのボウズがバカやったらブン殴って曲がった根性直してやってくれ」と親が言うので全く問題にならない。
むしろ体罰が「問題があるもの」という評価を学校に関わる者全てがしていない感じだ。体罰は必須であると。
生徒自身も「殴られて当たり前の行為をした」という認識があるため不満を持たない(殴られてマジムカつくという感情はもちろんあるが)。
一面から見ると厳しい校風であるため脱落者、つまり自主退学する者も少なくはなく入学者の1割程度は1年生の内に辞める。
これは海上技術学校自体が奨めていることで「合わないと思ったら早めに辞めて1年遅れで普通校に行った方が将来にも良い」という意見だ(俺の世代にも普通校へ1年遅れで行った者が居る)。
先輩は後輩の精神的フォローをしているが辞めてしまう者は結局辞めてしまう。
中学時代に軟弱な者が続けられないか?と言えばそうでもなく、3年勤め上げることで肉体的にも精神的にも成長していることが結構ある。
逆に番格をはっていた様な剛の者が直ぐに辞めてしまうこともあり、本当に適正はフィーリングでしかない。
水産高校のマグロ漁にあたる航海実習は日本全国を帆船などで周回する。
海があれば増田の地方にも帆船の日本丸や海王丸が入港してきたことがあると思うが、帆船に乗ってる一部の人間は海上技術学校の生徒だ。
そのためまともな修学旅行というものが存在せず、修学旅行先の定番である京都や奈良、北海道に学生時代に行ったという思い出の無い者が結構居る(どうせ就職したら行くけれども)。
こちらも海上技術学校と同様に海運系特化であるが、やはり微妙な差異がある。
管轄は文部科学省、5年制のいわゆる高専であり学歴としては海上技術学校より1段上である。
海上技術学校との違いは、海上技術学校が満遍なく海運のことを学べるのに対し、商船高等専門学校は「航海」もしくは「機関」のどちらかをより専門的に学べるようになっている。
取得できる資格も3級海技士(航海)、もしくは3級海技士(機関)のどちらかであり、資格としても海上技術学校より1段上だ。
入学するにも海上技術学校は良い言葉を使えば「来るもの拒まず」であるが、商船高等専門学校は一定以上の偏差値が必要である(進学校並ではない)。
海上技術学校は実践主義的なので「進学するまで何をしてきたか?」よりも「進学してから何をしたか?」が重視される。
文部科学省管轄である商船高等専門学校は前提としての偏差値があり、それ故に安心して一定以上のレベルの学習は保障されているという利点がある。
比較的新しい海洋系の学校なので海上技術学校のような右巻き偏重ということもなく結構自由な校風のようだ。
海上技術学校もそうではあるが、入寮している生徒が多く、その寮生活に不満を持つ生徒が少なくないらしい。
近年、海洋系以外の学部を創設し、より広い入学者を募集しているようだ。
当然ながら高校を卒業してからだって船乗りになるための道は用意されている。
高校の要素を持つ海上技術学校とは違い、基本5教科などは学ばず海運のことを集中して学ぶ2年制短大。
一般高校卒業から最短で船乗りになろうと思うのならこの選択となる。
海上技術学校では3年かけて取得する4級海技士を海上技術短期大学校では2年で取得できる。
ただやはり海上技術学校卒業と比べると1年間の周回遅れが発生するので、そのまま就職すると1つ年下の1年先輩が居る可能性があるので、そこを割り切る必要がある。
校風としては海上技術学校の生徒よりも意識が高いと言わざるを得ない。
普通高校から普通は選択しないだろう海運という道を選び、明確な目標を抱いて海上技術短期大学校へ来ているので資格の取得率が異様に高い。
海上技術学校や海上技術短期大学校ではボイラー技士資格や危険物取扱者資格なども取得できるのだが、海上技術学校と海上技術短期大学校を比べると海上技術短期大学校の方が取得しようとする者が多いのだ。
就職に対しての熱意もスゴイので、本気で学ぼうとしない人間が就職率だけ見て来ると単位が取れなくなり自主退学するそうだ。
しかも周囲は本気で学ぼうとしているので本気じゃない人間は邪魔者扱いされるらしい。
海洋系大学が統廃合された結果生まれたのが海洋大学である。筆者の母校。
海上技術学校や商船高等専門学校からの進学者も多く、入学時は一般高校出身者と海洋系学校出身者の知識量の差や海への適応力の差が激しい。
具体的にはロープやワイヤーを結んだりする実技(ロープワークという)の際に海洋系学校出身者は一瞬で終えるが、一般高校出身者はモタモタとしてしまい数十分かかってしまったりする。
更には実習船での海へ出ると海洋系学校出身者は活き活きとするのに対し、一般高校出身者は船酔いで実習どころじゃなくなるなどである。
半年間我慢して一般高校出身者でも真面目に学んでいれば海洋系学校出身者とのスキル差はそんなに開かなくなるのだが、それでもやはり実技で職人芸とも言える精度で物を完成させるのは海洋系学校出身者が一日の長もあり多い。
ただ必ずしも海洋系学校出身者が全てにおいて優っているかと言えばそうではなく、筆者の同期には金属加工で才能を開花させた一般高校出身者が居たりするので真面目にやってさえいれば問題はない。
資格は3級海技士(航海)または3級海技士(機関)のどちらかが取得可能。
商船高等専門学校と何が違うかといえば、そもそも大学なので例えば「高等学校教諭1種免許状(商船)」なども取得できる。商船の教諭免許なんてレアなのでたまたま何かのきっかけで現役教師と会話することがあると非常に盛り上がるw
学科や専攻の選択肢が幅広いので個人的には海上技術学校時代よりも楽しめたような気がする。大学時代が人生の春とはよく言ったものである。
ちなみにだが海洋大学は偏差値そこまで高くないくせに大学別平均年収ランキングでいつも上位にいる大学である(平均800万くらい)。
理由は簡単だ。船乗りは続けてると年収1,000万を余裕で超えるからだ。
就活は多くの学生に現実を見せてくれる悪夢だが、海洋系学生にとっては実はそこまで大きな問題ではない。
何故かといえば海洋系学生の就職先の8割は教官や教授、現役船乗りである親のコネだからだw
少しだけ経済の話をするのならば日本の経済は海運に依存しており、最も速く経済の動向の煽りを良い意味でも悪い意味でも受けるのが海運業界だ。
ただ好景気だから採用枠が増えるかと言ったらそうでもなく、どちらかと言えば人材の過不足によって増減すると言って良い。
現在はベビーブーム世代引退の最中にあるため人材不足を起こしており採用枠は多めだと言って良い。
その2へ続く
>2か月に1回ぐらい2・3万払ってそれを維持し続けるのもアリかもしれんが向かんだろ
>それならバリカンで自分で整えつつトップが伸びてきたらカットに行けば安上がり
まあ、確かにそれは言えてますね…
お金もありませんし
>肌は無駄に綺麗なんだから清潔感と健康さをなんとか演出するんだ
いや、肌は結構汚い方です