2014-01-17

http://nanaoku.hateblo.jp/entry/2014/01/17/130610

RTで個人の発言が出回る時は

・「こんなに面白いことを言っている人がいた」という場合

・「こんな叩きやすいことを言っている奴がいた」という場合

大体この2通りだと思う。この発言は後者の前提で出回ってる。

 

誤読される理由がわからないそうだが、最初から悪意を持って客観的に読んでみるとわかるのでは。

下は一つの読み方でしかないが、帰結は最悪。

 

『言い方は悪いが所得の低そうな人ほど、牛丼チェーン店で店員に「ごちそうさま」と言う(本来不必要レベルの)礼儀正しさを備えているように思えるのは興味深い』

 

(1) 言い方は悪いが所得の低そうな人

 「自分がこう思うだけかもしれないんだけど」という弱気を前提にした一節らしいが、傲慢を前提に読むと真逆になる。

・書いた人の意図 『(あくまで僕の基準に照らしあわせたうえでの)低所得そうな人』

・読む側の捉え方 『(他人を表現する上で悪い言い方ではあるが、誰がどう見ても)低所得そうな人』

 

(2) 本来不必要レベル

 悪意を前提に読むと「不必要」が「無駄」という意味を持つ。

・書いた人の意図 『ごちそうさまを言うのは義務ではないのに』

・読む側の捉え方 『ごちそうさまを言うことは本来不必要だというのに、無駄に』

(1)の傲慢前提と組み合わせると、

         『低所得者ときが、ごちそうさまを言うことは本来不必要だというのに』

に悪意が肥大化する。

(3) 備えているように思えるのは興味深い

 婉曲表現に期待しすぎ。「いるように思える」も「いる」もツイートときの文脈ではたいして区別してもらえない。

 あと、「興味深い」はネットだと丁寧っぽいだけの煽り文句として使われがち。 例:「>>1はこの糞小説面白く読めるんだ、興味深い頭してんなー」

 煽る相手は誰かと読み手想像すれば、ツイート最初にある「低所得」だろう、という結論に至る。

・書いた人の意図 『あくまで僕の中のイメージだが「備えている」ように思える。このことを僕個人は興味深く感じる』

・読む側の捉え方 『低所得者ときが備えているんだ、面白いw』

 

 

こんな流れで、悪意的に読む側の立場からツイートを再構成するとこうなる。

低所得な奴ほど、牛丼チェーン店で店員に「ごちそうさま」って言う。言う必要なんかないってのに、低所得者とき無駄礼儀正しくて面白いw』

 

じゃあ、真意を伝えるためにはどう書けばよかったんですか!?とnanaoku氏は思うかもしれない。

個人的な意見しかないと自覚してることはtwitterなんかで書くな。自分ブログなりチラシの裏に書け。

そもそも、容易に誤読される内容を140文字で書けると思うな。どうしても公開したいならすべての誤読の可能性を潰す勢いでブログに書け。

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