はてなキーワード: みずほ銀行とは
みずほ銀行への業務改善命令文書において、障害多発の真因の1つとして出てきた「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢」というもの。
偉い人がこういったから自分達は従います、余計な意見は言わないし余計なこともしません・・・と。
いまのコロナ禍ではこういう姿勢の人の割合が高ければ高いほど生き残りには有利だ。
医療のお偉いさんがこうしなさい、これやったらダメだよというから何も考えずに従います、という姿勢が感染抑制には欠かせない。
欧米や韓国とかはそうではなく、例え上位者から命令があっても素直には従わず、自分の考えを優先させて行動する人の方が多い。
マスクという縛りアイテムなんか嫌だ、ワクチンなんか打ちたくない、ワクチンパスポートなんか論外だ、自粛なんかできない、大声で騒がせろ・・・という感じで。
それがコロナ禍では感染拡大の主たる原因になったのは言うまでもない。
もし日本人もこういう国民性だったら、街中で半分くらいはマスクしてないだろうし、ワクチン接種率も50%前後で止まってただろうし、今頃40万人くらいは死んでるはずだ。
金融庁が糾弾した「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」という国民性が、コロナ禍の感染抑制に対しては大いに役立ったのだ。
それを無視してはならない。平時の場合はこういう国民性は良くないのかもしれないが、有事の際は「最も生き残り確率が高くなる特性」となるのだ。
かわいそうにみずほ銀行を知らなかったんだろうな…
ほとんど当たり前のことなので、おもしろみがないかもしれません。
ブクマ0人からブクマ1人になるのはかなりハードルが高いです。
人の心理としても、ブクマ数0の記事をブクマするより、ブクマ数1の記事をブクマする方が楽だし、ブクマ数10の記事をブクマする方が野次馬になれるので気が楽です。
ブクマ数0から10までがとても大変なので、ここで自分がブクマするだけで難しさが下がりかなりバズりやすくなります。
逆に、かなり初期の段階で増田のブクマをしてる人は本人の可能性があります(炎上系でも)
ズルっぽいし、自分が書いたことを特定されたくないときが多いので、自分はたまにしかしません。
全く同じ内容でも、読む層が違うと全然違います。日曜日の深夜の層と、月曜日の朝の層は当然違います。
ちなみに今日の日付や現在時刻と、今回のこの投稿内容は特に適しているわけではないです。
確率の話なので、時間帯が違っていてもバズることはよくあります。運もあります。
増田のトピックにも流行があります。ほとんどはインターネットでバズっているものの話です。最近はラーメン評論家や政治の話でしょうか。
流行テーマに合わせると、いつもより皆の興味が向きやすいです。
それから英語やプログラミングやエロの話など、一年中バズりやすいものもあります。
わかりやすくタイトルをつけるとすると「中学英語レベルの実力だったけど留学してアメリカ人とヤッてたらTOEIC990点取った話」みたいなものは、内容の如何に関わらずブクマがつきやすいです。読まれなくても「あとで読む」という意味のブクマがつきます。
最初の10人がブクマしてくれると、はてなブックマークで新着として扱われます。
こうなると、内容さえ良ければ勝ち確です。「ブクマ数10」というのは、中身がクソ記事だろうがなんだろうが記事に対してある程度信頼性ができているので、Twitterでも拡散されはじめ、しっかり内容を読んでくれる人が現れ始めます。
あとは自動的に、ポテンシャルいっぱいまで増えます。ブクマ数0のときはタイトル見ても興味なかった人が、ブクマ数30まで来ると「そんなに読まれてるなら読んでみようかな」となってわらわらと寄ってき始めます。
このへんはもう餌で、ただの数字です。だんだんブクマをつける人1人あたりの価値が低くなっていくわけです。
ブクマ数1000になるような記事でも、最後の900人よりも、最初の10人のハートをつかむのが大事です。
問題は最初の10人の琴線に触れるものが何かわからないことで、ここがとても難しいです。
なんといっても、最初の10人というのは奇人です。増田系の記事をホットエントリに上げる最初の10人は「毎日のように増田を巡回する人」「毎日のようにはてなブックマーク新着エントリを巡回する人」「たまたまいつもと違う行動をしてその記事に出会った人」で構成されます。
こういう読者層を考えて、読者層10人が「おぉっ!これはっ!」と思う文を作るのは難しいです。バズり方とかいうのを書いてる自分でも、ブクマ数0のときは多いです。
なんだかんだで、リアル等身大の自分が思っている、感情を動かすようなもので、そしてレアリティの高い話は伸びやすいです。
「みずほ銀行に入ったけど限界なので明日死にます」「おいしい昆虫食ベスト10」みたいなタイトルは誰でも作れますが、内容を細かく書けて、業界裏話みたいなことを書くにはやはり多くの経験や魂の入った感情がないと無理なのではないかなと思います。
だいたい書いたすぐあとでは0〜10で止まっていることが多いです。力作を書いたのに2時間経っても0なので「だめだー!!」と思っていたら朝起きたら100になっていたり、書いたことを忘れて次の日の夜にはてなブックマークのホットエントリを見ていたら400になっていてびっくりすることもあります。
1000はさすがにあまりないです。1000はかなり多くの人に共通するテーマでなければいけないし、そしてレア度の高いものでなければいけないので難しいです。
ちなみにブクマで誰がどんなことを言っているのかは全てチェックしています。知人が自分を攻撃していたりするのでこの人はそういう性格なのかと思うときもあります。
なかなかおもしろいです。
以下は数値と感想です。
0: だめだった
〜2: 少なくともブクマした人がいた
〜6: おもしろかったようだ
〜600: 結構いったな
〜1500: やったー!!!!
https://anond.hatelabo.jp/20210924183546
の続き。核融合についてこんなに見てくれる人が出るとは思わなかったのでびっくり。おじさん続き(というか、前回の記事でまるっとスルーした部分についての補足)を書いちゃうよ。もうバレてると思うけど、増田は核融合ベンチャーに頑張ってほしいと思ってる(利害関係はない)タイプの業界人だよ。業界の中にも否定的な人は普通にいるよ。
核融合で発電するには、「十分高い温度と密度の高純度なプラズマ」が必要。それが十分な性能になったら、あとは発電設備を付ければ発電できるようになる(それも簡単ではないけど)。
プラズマの性能は温度・密度・閉じ込めの3つを同時に達成しないといけないので、本当は核融合三重積という指標を使う。そうじゃないと「温度は高いけどスカスカで核融合反応をほとんどしないプラズマ」とかがすごいっぽく見えてしまう。でもここでは長くなるので割愛。というのも、幸いにしてすでに核融合反応を起こした装置は2つあって「実際核融合で何Wを何秒出した」と言えるのでそこで判断してもらって大きな問題はないから。
TFTRは装置名。世界初の大型装置での核融合燃料を使った本格的な核融合反応。(ここまでは取り扱いの面倒な三重水素は使われてなかった。)核融合出力1000 kWをプラズマ的には十分長い0.2秒くらい維持した。
現在までの最高出力記録。このとき、2400kWくらいのエネルギーを投入して1600kW出したので、投入エネルギーの0.6倍は出せた計算。ただし、投入エネルギー=投入電力ではないので注意。電力ベースでは(記録はないけど)おそらく0.1を割るだろうと思われる。
ギネス認定の人工での世界最高温度記録である5.2億度を達成した。また、1億度のプラズマを9秒フラットに維持したりもしている。日本は放射線管理のあれこれで核融合燃料を使えなかったため、核融合出力はない。しかし、この5.2億度のプラズマでの温度や密度から、核融合燃料を使っていれば投入エネルギーを超える核融合出力が得られたと推定されている。(JETの0.6を超えて1.2くらい達成したはずという意味)
この3つを見てわかるとおり、核融合の記録は90年代ばかり、2000年代以降は更新されていない。iphone13の時代にwindows meすらない時代の記録が最高記録扱いなのである。研究者がベンチャーなんてやりたくなるほどのフラストレーションを感じている理由もちょっとはわかってもらえるだろう。
そこらへんの火力や原子力の発電所では、電気出力が数十万 kWから百万 kWくらいなので、発電効率を考えて核融合出力で100万kWくらい出せれば核融合発電所第一号としては十分だとすると、JETの記録を600倍は増やさないといけない。600倍とかヤバくね?と思うかもたけど、iterは50万kWの核融合出力を400秒続けられるように設計されている(それは見通せてる)ので、iterの二倍で良いわけである。本当なら今頃はiterの成果を見ながら「iterの2倍程度の出力をもっと長く継続する」「発電設備をつける」にトピックが移ってたはずなんだけど、遅れてるのが現状。元々90年代の成果と知見を元に次の装置を設計して建設するため、10年程度の空白期間が出来てしまうことはしょうがないのだけど、2010頃には動いていたはずのiterが遅れたために空白期間かここまで伸びてしまっている。iterが複数企業どころか複数国(EU+六カ国)が機器を持ち寄るというみずほ銀行勘定システム以上のゲキヤバ案件でなければ今頃...iterが大失敗して、核融合業界全体が死んでた可能性もあるんだけどね。
iterの基本設計が古くて保守的だから。97年にベース設計が決まって、2007に更新されたのがiter。炉形式も実績はあるが思想の古い保守的なトカマク(上述の3つはこれ)。しかも「失敗は許されない!」と90年代に確実だった(枯れた)技術ばかりが使われている。典型的には超伝導線材(コイル)で、iterは日本のLHDで採用された実績のあるニオブとチタンの合金の超電導線材すら「日本しか供給できないので供給力が不安」という理由で不採用にして、性能が低いニオブとスズの合金の線材を採用しているくらいに保守的なのである。
そういうiterなので、研究者が「リスクを犯してでも最先端の技術や炉形式を使えば、もっと安く、もっと良いものができる!」と考えるのは当然の帰結。そんなわけなので、2000年代にようやく工業レベルの供給ができるようになってきた高温超伝導導体はベンチャーの提案ではスタンダードである。
ここからはより私見が強くなるけど、「2030年代に既存の原発や火発なみに発電する核融合発電所ができるか?」なら答えはNo。そもそも、建設に10年程度かかるものなので、2030年代までに動くのは次の世代の炉だけ。でも、ガチ発電所の前に一世代「お試し発電はするけど、ガチ発電所ほどじゃない」やつが要る。二世代作るのはどう頑張っても間に合わないし、次のやつのデータを見ながら規制法律の整備とかもするからそういう意味でも間に合わない。多分、用地設定とかも含めると、すでに提案済みの新型原発(核分裂炉)でも20年たらずで発電開始は無理じゃないかな?
でも、「2030年代にちょっとでも良いから核融合で消費電力を超える発電をする」なら10 %くらいいける確率はあると思う。首相が青森の六ケ所(iterの候補に立候補してた)あたりを特区指定して、原子力規制庁が規制法を爆速で整備して、現存の設計案(ベンチャーの案でも、量研機構が準備してる次世代核融合炉設計案でも良い)の最小限版を速攻で建設開始するシナリオ。当然その時はみずほ勘定システム方式ではなく、日立なり東芝なりの一社に全体を統括してもらう。そこまでお膳立てされれば遅れない。多分遅れないと思う。遅れないんじゃないかな。ま ちょっと覚悟はしておけ。
前記事書いてたときに存在を忘れてた。ロッキード・マーチンのチームはアカデミアとつながっていないので、他の核融合ベンチャーが論文などを出してる一方で情報が一般向けのニュースくらいしかない。でもまぁ、振動磁場で粒子を閉じ込めるというアイデアもちょっと無理がある(そんな早い振動磁場を高強度で作れない)と思うし、車に乗るとかどう考えても無理があることも書いてたのでなぁ(加熱装置も発電装置も電源も車に載るほど軽くない)。核融合ベンチャーは大なり小なり希望的なことを言うものだけど、それと比較しても無理っぽいんじゃないですかね。すでに内部で解散してても驚かないです。