はてなキーワード: 秋田県とは
日本の憲政の歴史を考えてみると、菅さんが総理大臣になれたのは奇跡に近いことだった。
菅さんの出身地は秋田県雄勝郡の大館市であり、平たく言えば戊辰戦争で敗れた賊軍となった場所である。
戊辰戦争で負けた藩の人間は、政界で活躍できないことは近代日本の総理大臣出身地を調べてみればわかる。
安倍ちゃんを始め、総理大臣を数多く輩出しているのは戊辰戦争で勝った西日本が圧倒的に多い。
そのような歴史のある中で菅っちが総理大臣になれたのは、やりたくない仕事を「押し付けられた」からではないかと思っている。
菅さんに限らず、誰もやりたくないような無理難題に直面すると弱者やマイノリティに押し付ける事例は多い。
リーマンショックが起きて大不況となった直後に大統領に選ばれたオバマさん。
日米交渉が行き詰って戦争になる直前に就任した東条英機首相(この人も菅さんと同じく北東北の賊軍出身)。
菅さんに押し付けられている無理難題とは、どっちに転んでも批判されるオリンピック問題である。
A級戦犯となって処刑された東条英機首相と比べるとマシなんだろうけど、今までもそしてこれからも叩かれるであろう菅さんを見ていると嫌な気分になる。
差別されると寿命が延びる、差別から解放されると寿命が減る可能性だってある。
その一例として、肺がんを挙げる。
たばこの喫煙者は年々減少しているけど、女性の割合はどんどん増加している。そして、男性の肺がん患者は減少しているのに対し、女性の肺がん患者は増加している。
女性の喫煙者が増えているのは女性は人前でタバコは吸わないってジェンダーロールから女性が解放されていることを起因するが、残念ながら女性の肺がんの罹患率を上げることにも貢献している。
女性の肺がん患者が増えたのは女性への差別が増えたからではない。女性が解放されたから、肺がん患者が増えた。差別から解放されると死ぬも成立する。
未婚男性(弱者男性)の話に戻ると、男性は差別されてないから寿命が短い、女性は差別されてるから寿命が長いとの仮説を立てることも可能。
女性は料理をする、見た目を気にしてダイエットする、カロリー気にして野菜を食べるなどのジェンダーロールに縛られていることが寿命を延ばす面でポジティブな副作用を引き起こす。一方、男性は料理を外部や女性に押し付けることができる、酒たばこを存分に楽しんでも白い目で見られない、女性ほど見た目を気にしてダイエットに励む必要もなく肉や味の濃い食べ物を楽しむことができるアドバンテージが健康面でネガティブな副作用を引き起こしている。
そもそも女性ホルモンが動脈硬化を抑えるみたいな医学的要素は無視しているのでツッコミどころ満載だけど、寿命が短い=差別されているって単純なロジックではないってことを言いたい。
ホームレスが男性ばかりも同様。ホームレスに男性が多いともいえるが、女性ホームレスが”少なすぎる”と考察することも可能。いろいろ書きたいけどビール飲みすぎて文章がまともに書けないので次の機会に。
個人的には孤独な未婚男性が長生きしたところで楽しみは少ないだろうから、好きなもの食って死ぬ人生を選ぶのもいいと思います。
id: dubist いろいろ言ってるけど、もし女性のほうが平均寿命が短ければ、間違いなくフェミニストはこれこそ女性差別の証左だと言っていると思う。
id: sewerrat 「管理職や政治家が男性ばかりだからといって女性差別があるとは限らない」(より抽象化すると「結果の不平等」は「機会の不平等」を証明しない)に同意できるか否かだと思いますね。僕はどちらも同意しますよ(笑)
秋田県民の寿命が他県と比較して短いのは、秋田県民への差別かもしれませんし、そうじゃないかもしれません。寿命が短いから差別というのは短絡的です。
次に、「ずーっと大阪だけ…死亡率が高い」という「ずーっと」の部分について。
もっとも、大阪の感染確認あたり死亡率が全国平均程度でしか無いのは前の記事のとおりなので、ここでは人口あたり死亡率について検討します。
期間 | 日数 | 都道府県 |
---|---|---|
2020-02-13〜2020-02-25 | 13 | 神奈川県 |
2020-02-26〜2020-02-27 | 2 | 北海道 |
2020-02-28〜2020-03-12 | 14 | 和歌山県 |
2020-03-13〜2020-04-13 | 32 | 愛知県 |
2020-04-14〜2020-05-01 | 18 | 福井県 |
2020-05-02〜2020-05-19 | 18 | 石川県 |
2020-05-20〜2020-05-21 | 2 | 富山県 |
2020-05-22〜2020-05-26 | 5 | 石川県 |
2020-05-27〜2020-05-29 | 3 | 東京都 |
2020-05-30〜2020-06-01 | 3 | 石川県 |
2020-06-02〜2020-06-02 | 1 | 東京都 |
2020-06-03〜2020-07-30 | 58 | 石川県 |
2020-07-31〜2020-08-08 | 9 | 東京都 |
2020-08-09〜2020-10-30 | 83 | 石川県 |
2020-10-31〜2020-12-07 | 38 | 沖縄県 |
2020-12-08〜2021-04-28 | 142 | 北海道 |
2021-04-29〜2021-05-08 | 10 | 大阪府 |
これらを集計すると、人口あたり死者が最も多かった日数は次のとおり。
都道府県 | 1位日数 |
---|---|
石川県 | 167 |
北海道 | 144 |
沖縄県 | 38 |
愛知県 | 32 |
福井県 | 18 |
和歌山県 | 14 |
神奈川県 | 13 |
東京都 | 13 |
大阪府 | 10 |
富山県 | 2 |
大阪は現在1位をキープ中なので、今後記録を伸ばすとは思いますが、石川県や北海道との距離ははるかに遠い。
特に北海道は、全国的に感染者数が多くなった時期に高順位を維持しています。人口の少なさに由来して絶対数が少ないため注目度は低いけれど、人口あたり死亡率も感染者死亡率も一貫して高順位なので、もっと警戒される必要があります。
とはいえ、最近の大阪では、感染者数そのものの増加と医療崩壊が合わさったためか、最近の死亡率でみれば国内で過去最悪の状態にあります。
7日間の死亡者数(および感染確認数)で、各都道府県の過去最悪の数を並べると次のとおり(7日間死亡者数で降順)。
都道府県 | 7日間感染確認/万人 | ←該当日 | 7日間死者/万人 | ←該当日 | ピーク間日数 |
---|---|---|---|---|---|
大阪府 | 9.02 | 2021-05-02 | 0.226 | 2021-05-07 | 5 |
徳島県 | 3.52 | 2021-04-25 | 0.179 | 2021-04-29 | 4 |
兵庫県 | 6.63 | 2021-04-28 | 0.159 | 2021-05-07 | 9 |
北海道 | 3.48 | 2021-05-08 | 0.141 | 2020-12-09 | |
愛媛県 | 2.05 | 2021-04-21 | 0.112 | 2021-05-05 | 14 |
東京都 | 9.36 | 2021-01-11 | 0.101 | 2021-02-08 | 28 |
栃木県 | 4.58 | 2021-01-11 | 0.098 | 2021-01-25 | 14 |
千葉県 | 5.13 | 2021-01-19 | 0.097 | 2021-02-27 | 39 |
和歌山県 | 3.03 | 2021-04-23 | 0.097 | 2021-05-03 | 10 |
石川県 | 2.49 | 2021-05-08 | 0.097 | 2021-05-08 | 0 |
山口県 | 1.97 | 2021-01-24 | 0.096 | 2021-01-31 | 7 |
神奈川県 | 6.64 | 2021-01-18 | 0.091 | 2021-02-04 | 17 |
埼玉県 | 4.24 | 2021-01-20 | 0.091 | 2021-02-05 | 16 |
沖縄県 | 5.64 | 2021-04-13 | 0.089 | 2020-09-12 | |
熊本県 | 3.15 | 2021-01-14 | 0.086 | 2021-01-26 | 12 |
岐阜県 | 2.99 | 2021-01-10 | 0.086 | 2021-02-10 | 31 |
香川県 | 2.40 | 2021-05-08 | 0.084 | 2021-01-24 | |
岩手県 | 1.20 | 2021-05-07 | 0.081 | 2020-12-24 | |
福島県 | 2.06 | 2021-05-08 | 0.081 | 2021-03-09 | |
広島県 | 2.56 | 2020-12-26 | 0.078 | 2021-01-06 | 11 |
福井県 | 1.73 | 2021-04-22 | 0.078 | 2021-01-29 | |
京都府 | 3.77 | 2021-04-28 | 0.077 | 2021-01-23 | |
長崎県 | 2.42 | 2021-05-08 | 0.075 | 2021-02-02 | |
奈良県 | 5.17 | 2021-04-25 | 0.075 | 2021-04-25 | 0 |
山形県 | 2.27 | 2021-03-31 | 0.074 | 2021-04-17 | 17 |
愛知県 | 3.18 | 2021-05-08 | 0.070 | 2021-01-15 | |
岡山県 | 4.31 | 2021-05-08 | 0.069 | 2021-05-08 | 0 |
長野県 | 2.09 | 2021-01-12 | 0.068 | 2021-04-28 | 106 |
福岡県 | 4.95 | 2021-05-08 | 0.065 | 2021-02-21 | |
茨城県 | 2.35 | 2021-01-17 | 0.063 | 2021-02-10 | 24 |
富山県 | 1.36 | 2021-01-11 | 0.057 | 2020-04-29 | |
高知県 | 2.21 | 2020-12-17 | 0.057 | 2021-01-05 | 19 |
群馬県 | 2.68 | 2021-05-08 | 0.057 | 2021-01-03 | |
滋賀県 | 2.37 | 2021-05-08 | 0.057 | 2021-01-23 | |
宮城県 | 4.23 | 2021-03-31 | 0.056 | 2021-04-24 | 24 |
三重県 | 2.13 | 2021-04-28 | 0.056 | 2021-02-15 | |
宮崎県 | 4.21 | 2021-01-10 | 0.047 | 2021-01-25 | 15 |
大分県 | 3.61 | 2021-05-08 | 0.044 | 2021-01-25 | |
静岡県 | 1.73 | 2021-01-14 | 0.038 | 2021-01-15 | 1 |
山梨県 | 1.96 | 2021-01-10 | 0.037 | 2020-08-31 | |
鳥取県 | 1.19 | 2021-04-03 | 0.036 | 2021-01-12 | |
青森県 | 1.42 | 2021-04-25 | 0.032 | 2021-01-28 | |
新潟県 | 1.08 | 2021-04-26 | 0.031 | 2021-04-30 | 4 |
鹿児島県 | 2.11 | 2021-05-07 | 0.031 | 2021-02-17 | |
秋田県 | 1.10 | 2021-05-05 | 0.031 | 2021-02-05 | |
佐賀県 | 3.45 | 2021-05-08 | 0.025 | 2021-02-03 | |
島根県 | 1.53 | 2020-08-12 |
つまり、大阪では5/1〜7の7日間で10万人に2.3人が亡くなっており、今の死者数の増加ペースはこれまでに無かったレベルです。
感染者数だけなら東京の前の波(9.36人/万人)の方が大阪の今の波(9.02人/万人)よりも高かったけれども、前の波の東京の7日間の死亡者が10万人に1.0人に過ぎなかったところは、東京の医療資源の強力さを示していると思います。
なお、上の表の「ピーク間日数」の空欄は、死者の最大値が感染確認の最大値よりも前のものです。前の波の時の死者のピークを捉えていると思われるため空欄にしています。ここが空欄の都道府県は、今の波に対応する死者数増加がこれからやってくる可能性が高いので、死者数の最大値は参考程度に。
数字をちゃんと見てる人にとっては明らかなデマなのですが、わりと広く信じられているものとして、「ずーっと大阪だけ異常に死亡率が高い」という言説があるようです。
確かに大阪は2021年4月29日に北海道を抜かして以降、人口あたりの累計死者数では1位ではあるものの、感染確認あたり死者数はまぁ標準的な部類ですし、人口あたり死者数もそれほどでもないので、過度に悪く見られているといえるでしょう。
以下では、2021年5月8日時点での感染確認・死亡者と、2019年10月1日時点での各都道府県人口を使います。(人口がちょっと古いのは、公表されている人口統計の確定値(速報値ではなく)がちょっと古いのと、人口変動を加味するときちんと連続性を持って集計するのが手間だからです。)
都道府県 | 人口(万人) | 累計感染確認 | 累計死者 | 累計感染確認/万人(順位) | 累計死者/万人(順位) | 感染確認あたり死亡率(順位) |
---|---|---|---|---|---|---|
大阪府 | 880.9 | 88671 | 1696 | 100.7(2) | 1.9(1) | 1.91%(14) |
北海道 | 525.0 | 26175 | 890 | 49.9(11) | 1.7(2) | 3.40%(3) |
兵庫県 | 546.6 | 34920 | 770 | 63.9(4) | 1.4(3) | 2.21%(9) |
東京都 | 1392.1 | 145562 | 1915 | 104.6(1) | 1.4(4) | 1.32%(35) |
千葉県 | 625.9 | 34235 | 640 | 54.7(6) | 1.0(5) | 1.87%(16) |
埼玉県 | 735.0 | 39574 | 749 | 53.8(7) | 1.0(6) | 1.89%(15) |
沖縄県 | 145.3 | 12992 | 138 | 89.4(3) | 0.9(7) | 1.06%(41) |
神奈川県 | 919.8 | 55400 | 833 | 60.2(5) | 0.9(8) | 1.50%(29) |
愛知県 | 755.2 | 36279 | 648 | 48.0(12) | 0.9(9) | 1.79%(21) |
京都府 | 258.3 | 13558 | 193 | 52.5(8) | 0.7(10) | 1.42%(33) |
石川県 | 113.8 | 2803 | 84 | 24.6(22) | 0.7(11) | 3.00%(6) |
福岡県 | 510.4 | 26304 | 369 | 51.5(9) | 0.7(12) | 1.40%(34) |
岐阜県 | 198.7 | 6409 | 138 | 32.3(15) | 0.7(13) | 2.15%(13) |
福島県 | 184.6 | 3788 | 127 | 20.5(27) | 0.7(14) | 3.35%(4) |
徳島県 | 72.8 | 1463 | 50 | 20.1(29) | 0.7(15) | 3.42%(2) |
奈良県 | 133.0 | 6722 | 86 | 50.5(10) | 0.6(16) | 1.28%(37) |
群馬県 | 194.2 | 6616 | 106 | 34.1(14) | 0.5(17) | 1.60%(25) |
三重県 | 178.1 | 4091 | 89 | 23.0(26) | 0.5(18) | 2.18%(11) |
熊本県 | 174.8 | 4624 | 83 | 26.5(19) | 0.5(19) | 1.79%(19) |
滋賀県 | 141.4 | 4119 | 67 | 29.1(17) | 0.5(20) | 1.63%(24) |
茨城県 | 286.0 | 8526 | 135 | 29.8(16) | 0.5(21) | 1.58%(26) |
福井県 | 76.8 | 945 | 33 | 12.3(42) | 0.4(22) | 3.49%(1) |
愛媛県 | 133.9 | 2491 | 54 | 18.6(32) | 0.4(23) | 2.17%(12) |
広島県 | 280.4 | 6762 | 111 | 24.1(23) | 0.4(24) | 1.64%(23) |
栃木県 | 193.4 | 5571 | 72 | 28.8(18) | 0.4(25) | 1.29%(36) |
和歌山県 | 92.5 | 2342 | 34 | 25.3(21) | 0.4(26) | 1.45%(32) |
長野県 | 204.9 | 4077 | 72 | 19.9(30) | 0.4(27) | 1.77%(22) |
静岡県 | 364.4 | 6782 | 124 | 18.6(31) | 0.3(28) | 1.83%(17) |
山口県 | 135.8 | 2021 | 46 | 14.9(38) | 0.3(29) | 2.28%(7) |
長崎県 | 132.7 | 2429 | 44 | 18.3(33) | 0.3(30) | 1.81%(18) |
山形県 | 107.8 | 1591 | 35 | 14.8(39) | 0.3(31) | 2.20%(10) |
宮城県 | 230.6 | 8307 | 72 | 36.0(13) | 0.3(32) | 0.87%(44) |
岡山県 | 189.0 | 4836 | 57 | 25.6(20) | 0.3(33) | 1.18%(39) |
富山県 | 104.4 | 1398 | 31 | 13.4(41) | 0.3(34) | 2.22%(8) |
高知県 | 69.8 | 1117 | 20 | 16.0(35) | 0.3(35) | 1.79%(20) |
岩手県 | 122.7 | 1076 | 34 | 8.8(44) | 0.3(36) | 3.16%(5) |
大分県 | 113.5 | 2317 | 28 | 20.4(28) | 0.2(37) | 1.21%(38) |
香川県 | 95.6 | 1510 | 23 | 15.8(36) | 0.2(38) | 1.52%(28) |
山梨県 | 81.1 | 1299 | 19 | 16.0(34) | 0.2(39) | 1.46%(31) |
宮崎県 | 107.3 | 2519 | 23 | 23.5(24) | 0.2(40) | 0.91%(43) |
青森県 | 124.6 | 1768 | 26 | 14.2(40) | 0.2(41) | 1.47%(30) |
鹿児島県 | 160.2 | 2512 | 28 | 15.7(37) | 0.2(42) | 1.11%(40) |
佐賀県 | 81.5 | 1911 | 14 | 23.4(25) | 0.2(43) | 0.73%(45) |
新潟県 | 222.3 | 2530 | 25 | 11.4(43) | 0.1(44) | 0.99%(42) |
秋田県 | 96.6 | 581 | 9 | 6.0(46) | 0.1(45) | 1.55%(27) |
鳥取県 | 55.6 | 394 | 2 | 7.1(45) | 0.0(46) | 0.51%(46) |
島根県 | 67.4 | 378 | 0 | 5.6(47) | 0.0(47) | 0.00%(47) |
平均 | 31.4 | 0.5 | 1.75%* |
*:感染確認あたり死亡率の「平均」は、各都道府県の値の平均。なお、累計感染者632,295人に対する死者10,842人は1.71%
ということで、大阪府の場合、感染が確認された人数に対する死亡率では1.91%(全国14位。全国平均1.75%)と、まぁ標準的な範囲ですし、人口あたりの死亡率(1万人に1.9人)で見ても極端に高いわけではありません。感染が確認された人数に対する死亡率の上位6県(福井徳島北海道福島岩手石川)が3.0%以上であることからすると、その2/3以下に止まっていることからすれば、医療現場は比較的頑張っていると言えるのではないでしょうか。
したがって、人口あたりの死者数が多いのも、単純に、人口あたりの感染者が多いことが反映されているだけだろうと思います。
また、死亡者のピークは感染確認のピークから20日前後ほどズレているので、最近増えている他の都道府県と、少なくとも目に見える数としては横ばい〜減少中の大阪とを現時点で単純比較するのはあまり適切ではないでしょう。(同じ理由から、「今日の感染確認数に対する死者数の割合」を比較して「死亡率4%だ」とか言うのも誤りです。)
もちろん、医療崩壊の発生によって従来なら重症で済んでいた人が死亡することで感染者死亡率が高まることが予想されます。Withコロナを標榜するのなら(宮城のように)医療崩壊を回避できるように早期の自粛要請が必要だったわけで、大阪の知事が愚かであったことは間違い無いのですが、その愚かさの程度は、それほど極端なものでは無いと思われます。
ということで、「大阪だけ異様に死亡率が高い」という言説についてはこの程度にして、次回、「ずーっと 大阪だけ…死亡率が高い」という言説が嘘であることをまとめます。
→「大阪だけ異様に死亡率が高い」が誤解である点について(その2) https://anond.hatelabo.jp/20210509155000
秋田県も「県外からの帰省や県外への往来はやむおえない場合以外控えて下さい。家族にも伝えてください」って言ってるのに、それを知らないであろう緊急事態宣言の出てる場所のナンバーの車でいっぱい。
県外の人は県が出した声明なんて何にも知らないんだろうな。
乗合バスでスーパーに行くような、車も運転できないくらい老いた老人たちのことを知らないんだろうな。
がんになっても、それでも畑仕事を続けなきゃ生きて行けない人たちのこと知らないんだろうな。
先月、徒然なるままに「夫に隠れて寿司を食べている。 anond:20210112213223 」を書き綴ったところ、非常に多くの方から反応を戴けた。
妖怪寿司女なるなかなか的を得た、夫に自慢したくなってしまう名も頂戴してしまいとても嬉しかった。美味しいことは良い事だと常々思う。
しかしその所為で夫が出張から無事に帰宅した今日までの間に何度自分の日記を見せぬようにと我慢したかは計り知れない。
夫は然程怒らないだろうが、この美と背徳の味は私の胸に秘めておいた方がきっと幸せだろう。
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「101」は、恐らく私が初めて覚えた数字だ。青森県から秋田県へ続く文字通り一本しかない国道の名前。
私は大半の大人が漁師か猟師をしながら漁業に務めているような限界集落で育っていた。バブルも弾けた平成前半の事。
故に、なかったのだ。
節分の2月2日、家族揃って恵方を向きながら容赦ない太巻きを無言で食べる文化や概念は、北の外れに存在しなかったのだ。
だから節分とは、玄関に落花生をばら撒き、そそくさと片付け、雛祭りの前祝い程度の雰囲気でささやかな夕食を取る健康的行儀。
私は、節分の2月2日は、お小遣いでお寿司が買える。それに気付いてしまった。
企業努力の賜物である。小学生のお小遣いでも当時は恵方巻が買えたのだ。
しかも、ピンクのでんぷが入っている一番安い太巻きなら、2本買える。2本。
高級感と憧れのハッピーセットというとんでもない行事があると、当時小学生は気付いてしまったのである。
それこそ普段はちょっと高くて、輪切りになっていて、綺麗にパックされていて、なんか微妙に物足りなさもあるサラダ巻が、一年に一度の節分の日だけは威風堂々丸かぶりする事が許される。なんということか。
そのうえ「これぞ西側の文化なり」とでも胸を張って主張すれば、行儀が悪いと窘める母もなにやらおとなしくなってしまう。
そして何故か祖父がとても嬉しそうだったのをぼんやりと覚えている。
そして、現在。
恐らく夫は今日の事を
「海産物や寿司に対して並々ならぬ執念を抱いている妻による年に一度の恵方狩りの日」
とでも思っている。
概ね間違ってはいない。何年も付き合っていれば、この習性はもはや隠せる類ではない。
昼休みには「恵方巻食べれた?」とラインが来た。「夕方から出て、4ヶ所くらい確認できたら良きかな。サーモンサラダ巻、いと美味し」と返事をした。
仕事は早めに切り上げて、大型スーパー2件と小型スーパー1件、近所の個人経営の居酒屋の4件を巡り、先程帰宅した。ふと誰かが、これは増田に書けよと、耳元で囁いた気がした。
エコバッグの中を開けてみると、何故だか少し寂しくなった。
年々、中身が軽くなっている気がするのだ。
豪華な海鮮巻や奇抜な肉の海苔巻が増え、値段自体も毎年上がっているように感じた。
美味しい事は良い事だ。適正価格なら仕方が無い。
今年はウーバーイーツにハマってあまり恵方貯金できていなかったからなぁと思い、取り敢えずサラダ巻とマグロ納豆巻を用意する。
先程、夫から、職場で緊急事態が発生した為、今夜は現場に泊まるかもしれないという連絡を受けた。
会える範囲の友人たちもコロナ禍の下、確かに無言・黙食とはいえ、恵方の飲食に誘うのは気が引ける。平日都会のベッドタウンを過ぎゆく風は、まだあまりにも寒いのだ。
冷蔵庫を圧迫する恵方巻をどういう順で食らおうか、何度も何度も考えていると、だいたいの悩み事はあとでもなんとかなりそうだという気になってくる。
夫からのラインに私は大型スーパーで買ったスパム巻の写真を撮影し、夫に送った。夫は喜んでいるようだ。
しかしこのあと思い知るだろう。恵方巻はスパムだけではないことを。
深夜か明日が、夫が冷蔵庫を開けた時にいかなる反応をするか、本当にとても楽しみだ。恵方 is サプライズ。サプライズ is プライスレス。つまり恵方 is プライスレスということ。
そう考えると、なにやら不思議と強くなった気が沸いてきて、夫の不在を良い事に家事でもするかと思ってしまう。
そして、そのついでに、もう少し遅くなってから、値引きシールのついた恵方巻の散策にでも乗り出そうかと思うのだった。
サーモンサラダとサラダ巻とマグロ納豆恵方巻は、とても美味しかった。
※妖怪寿司女:寿司を食らう量は恐らく人より多い為、概ね間違ってはいない。ありがとう
※落花生:投げる豆が落花生か大豆かで戦争が起きるらしい。自分は落花生派だったが、夫は大豆派である
※99円の海苔巻:あらゆるものが値上げしていく世界で価格を維持してくれる心の友達
※桜でんぶ:桜でんぶは雛祭りと恵方巻と運動会くらいでしか見る機会がなかった気がする。美味しいし可愛いしなんだか嬉しくなる
※祖父:20人くらい乗れる船を持っていた漁師。本名は文字面が「寿司」にかなり似ている
※サラダ巻:ヘルシーじゃないのにヘルシーな気がする
※恵方貯金:今年は全くできなかったので、800〜1000円クラスの高級恵方巻を買うことはできなかった。でも毎年サラダ巻を中心に色モノ系と定番中心で高級品は買ってなかったから平気だった
※スパム巻:初めて見た
※恵方:南南東。位置的には猫のトイレがある方角の為、細かいことは考えないようにしている
※恵方巻:食品ではなく嗜好品の扱いの為、私の財布から生まれる。結果、食費が少し浮く
※恵方巡り:今年はDQウォークしながらスーパーを歩いてまわった。心から美味しく食べる為には減量大事だと思う
※マグロ納豆巻:もしかしたらこいつは恵方巻じゃなかったかもしれない
※冷蔵庫:恵方巻があると思うとわくわくしてしまい無意味に何度も開け締めしてしまう
※予約恵方:基本現物を見て美味しそうだと思うものだけ買うタイプなので滅多にしない
※居酒屋の恵方巻:今年唯一の予約恵方。お会計をする時に現物見せてもらったらついテンションが上がっちゃって「美味しそう!え、これ、めっちゃ安い!すごい!」ってはしゃいでしまった。店長が笑ってたからよかった
※恵方巻:なるべく早く食べる方が美味しいのは当然だが無理して今日中に食べきらなくてもよいので、2,3日くらいは強い気持ちでいられる
※値引き恵方:学生時代は値引き恵方が中心だったので昔の血が疼いてしまう
※恵方巻:スーパー次第では2月3日に半額で買える場合もあるが、現在住んでいる地のスーパーは2月2日のみ販売を貫いている
※恵方巻:実はあまり魚介系は買わない。漁村出身補正を抜いても、価格に対して合ってないと感じる場合が多い
※野菜:山本ゆりさんや有賀薫さんのレシピにはよくお世話になってます
※恵方巻:しかしながら改めて書き起こすととても二人暮らしとは思えぬ量である。
購入恵方
・サラダ巻 298円