はてなキーワード: 政教分離とは
「貧乳女性のAV出演禁止」などオーストラリアがやたらと性規範に厳しい事情理由について説明する
オーストラリアは8年前から連続で自由党率いる保守連合が与党。
まず政教分離の危機が起こってて学校教育に宗教思想が介入するようになっている 。
オーストラリアは年々若年層を中心に無宗教者・無神論者の自由主義者が増えてるけど、
まだまだ国民の過半数がなんらかの宗教を信仰し、その大部分がキリスト教徒。
さらに国民の10人に一人が白人至上主義で、異人種(有色人種)や移民、先住民への嫌悪感があると回答してる。
近年の若者に増える無宗教、無神論に危機感を覚えてて、『伝統』とやらを守るために保守化し保守連合を支持してる。
2019年の選挙でも勝敗を左右する鍵として注目されていたのがキリスト教徒票。
この取り込みに成功した保守連合が勝利し、結果としてますます宗教的保守化がオーストラリアでは進行してる。
かつては移民や難民の受け入れにも積極的だったオーストラリアだけど、
近年はこの影響により急速に排外色が強くなっている。
若者の間ではコロナ前は毎年日本のアニメキャラクターのコスプレをするアニメイベントが開催されていた。
けどそれをずっと快く思わない連中(宗教的保守性と、人種的排他性が由来)が強くなってきている。
そして後者の排外側の意見、主張が年々保守連合の長く続く政権運営によって日増しに強くなっている。
オーストラリアは近年中国と積極的に対立的だけど、あれもキリスト教徒の反共感情と反アジア感情に裏打ちされたもの
まあポリコレの正体がなんなのか、ってことがオーストラリアの保守化、宗教国家化を見てるとよくわかる。
近代化によって忘れ去られかけていたキリスト教的禁欲主義や保守主義を形を変えて復活させたものに過ぎない。
そしてその背後には反移民、反多文化感情が本音として巧妙に隠されている。
ぶっちゃけ有色人種を見たくない、有色人種の文化から影響を受けたくない、排除したいという本音。
『政治的正しさ』を設定して、政治的正しさでウォッシュする方向なわけだ。
ちょうど日本でもVTuberや二次元美少女を公共機関のPRや広告に使ってほしくない連中が目立っている。
しかしただの嫌悪感・フォビア感情で何かをバッシングして差別してることを堂々と認めるわけにもいかないから、
『政治的正しさ』を持ち出して自分の嫌悪感をイデオロギーにすり替える。
「多様性の重視」が全然多様性の重視になっていないのはすでにバレバレだが
フェミ議連がやらかした公権力の表現規制の圧力に対して話題そらし攻撃として持ち出しはじめた。
表現の自由というリベラルの旗を自民に持っていかれて、山田太郎なんかはこいつらにすごい嫌われていたが
いよいよ大物まで批判対象となったので慌ててカウンターデマを出し始めた。
@yamadataro43
本件、日本政策学校の依頼で登壇し青健法や漫画アニメ等規制の問題を講演(内容添付)。私は資金も集票も特定団体から支援受けず。特に政教分離と表現の自由重視から宗教団体とは距離を置き活動。過去も今後も統一教会等との関係はなし。賛同と誤認されぬよう対応していきます
https://www.youtube.com/watch?v=t_rvJssH7f0
残念ながら講演内容が100%公開されていて、徹底的に「表現の自由」の話しかしてない。妄想に基づいたデマだと確定したわけだ。
選挙が近い上に負けが濃厚になってきてリベラルが必死になって陰謀論をばら撒き始めててもう目が当てられない。
オタク票50万票が欲しいんだか要らないんだか理解不能なバラバラに暴走しまくるのを止めれないのまずいでしょ
id:mouseion セルクマ3つもしといてよくデマだって騒ぎ立てるよな。
犬飼敦子さんは直近のインタビューで「キリスト教文化が根付いているフランスにおいては、別の宗教を基にした考え方は相入れない」と言っているのだが、この認識は平均的フランス人の感覚とはズレてると思う。フランスではライシテという強力な政教分離原則が政治システムに埋め込まれていて、これはキリスト教文化に対しても適用される。だから19世紀からカトリシズムとライシテは対立関係にあった。特にライシテが法律上重視されている公教育の場には、キリスト教であろうと何だろうと、宗教的コードを持ち込んではいけないし、宗教的標章を掲げてもいけない。
このライシテ原則が、80年代後半からイスラム教文化圏からの旧植民地移民にも適用されるようになり、イスラム文化圏の女性の多くが習慣的に身に付けているヒジャブなども(イスラム教信仰を示す宗教的標章であるとして)公教育の場で顕示してはいけないということになった。しかしイスラム教的な考え方からすれば、公教育の場であろうと何だろうと、女性は頭髪を隠すもの(目を伏せ、プライベートな部分を守り、男性を魅惑させないよう飾り立てない)ということになっていて、これを禁止するのは信仰の自由の侵害であり、信仰の自由に伴う権利としてその着用を求めている。
つまり、フランス社会・文化がイスラム教と「考え方が相容れない」根本的原因は、犬飼敦子さんの言うように「キリスト教文化が根付いているから」というよりも、少なくとも建前上は共和制以降は世俗主義・非宗教主義を強く志向していて、それがイスラム教の基本的価値観とコンフリクトしているからだ。このことを彼女が理解していないような語り方をしているので、自分はかなり驚いた。
もちろん増田の言うような懸念はあって、例えばインドやトルコではそれまで世俗的だったのが、宗教勢力が拡大してヒンドゥー・イスラム教的な政策がおおっぴらに行われるようになっている。
ただ現実主義的に考えると、これらの国ではもともと国民の大多数がヒンドゥー・イスラム教を支持していたという国内事情を無視して、西洋諸国の世俗主義的潮流という国外事情に合わせるためだけに世俗主義を選択していたわけだ。
民主主義と世俗主義は本来何の関係も無いので、民主的手続きで国家が世俗主義を放棄した場合、それに文句を付ける理由があるのか?という問題がある。
あと当然現行の日本国憲法は政教分離を禁じているので裁判所の判断によって行政・立法を牽制することもできる。
選挙戦でトランプ再選に黄信号が灯って以降、福音派テレヴァンジェリスト(テレビ説教師)や右派寄りの自称預言者たちがヤバいことになっていた。Qanonとどちらがアレかは分からないが、少なくともこちらは年季と筋金入りのホンモノである。とりあえず今回の選挙関連でバズった筆頭を2件紹介しておく。これを見ていると良くも悪しくも信仰心の薄い日本社会の方がだいぶマシなのではないかと思えてくるので、ある意味癒しコンテンツ。
https://twitter.com/RightWingWatch/status/1324175651515949056
上の動画で熱弁を奮うポーラ・ホワイトはトランプの霊的メンターであり、トランプ政権における正式な宗教顧問である。開票が進み劣勢が明らかになる中で、彼女は「私には勝利の音が聞こえる! アフリカと南アメリカから天使の援軍がやってくるのだ!」と述べている。わけのわからない言葉を羅列している部分はいわゆる「異言」であり、説教中にこのような状態になるテレヴァンジェリストは珍しくない(それが彼らの霊的能力の証だから)。
https://twitter.com/RightWingWatch/status/1325513157926932480
そしてバイデン当確後のこれ。蛇足だがいちおう解説すれば各メディアの当確報道を受けて「バイデンが次期大統領だって? HAHAHA」と「笑って」いるシーンである。このケネス・コープランドは異常に稼いでいるテレヴァンジェリストであり、御布施でプライベートジェットを買っていることをメディアに突っこまれた際、「細長いチューブ(=商用旅客機)に大勢の悪魔と一緒に乗るなど御免だ」と発言し、民草を悪魔呼ばわりしたことで有名である。信者を除くネット上では常に「これほど悪魔的な人間を見たことがない」とコメントされている。
@RightWingWatch は右派ウオッチサイトのアカウントであり、この他にも宗教右派の指導者たちが選挙前にどれほど無責任にトランプの勝利を「予言」していたかをしつこくまとめたりしている。あえて極端なものを取り上げて揶揄する傾向もあり趣味がよいとはいえないが、眺めているとアメリカの精神世界のディープさが垣間見えるとともに、現代における政教分離について今さら考えさせられたりするので(英語が分かる向きには)おすすめである。ついでにいうと、上に挙げたような説教はリミックスとかMAD素材として好適であるらしくいろんな曲が YouTube に上がっている。
追記:
ケネス・コープランドはトランプの敗北を悟ったらしく「ごめん、バイデンのこと嫌ってたわけじゃない。というか愛してる」という謝罪を発表したようだ。
https://twitter.com/RightWingWatch/status/1326930969283207170