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どのような形で「感染拡大下の教育」が可能になるのか - 極論としての試案/天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
http://mazmot.hatenablog.com/entry/2020/05/01/163839
子供の安全(ひいては子供をきっかけとしたクラスターの回避)は大切だが、
現在の長期休校状態は、感染のリスクと教育機会の損失のバランスを欠いていると思っている。
収束するかどうかは予測困難なためその是非を問う議論は決着しない。
現在感染は収まっていないのだから、感染がある中での教育を最優先に、一刻も早い登園再開を願う。
感染が収まった場合と感染が再開した場合についてはプランBとして並行すればよい。
自学能力が高い高校生以上は、そもそも登校しない選択もありうる。
"密集を避けるべき感染拡大状況と真っ向から対立する集団化がどうしても要求されるのが小学校なのだ"
という記載を受けて、「感染拡大下の教育」の課題である小学校の感染対策について考えてみた。
自学能力がまだ備わっておらず登校が不可欠かつ
だいたい10歳未満の児童のケアが感染症と共存する教育の肝になるだろうと思う。
校内でウィルスに触れないこと、触れたら落とすこと、これだけだ。
ちなみにウィルスに触れる機会、つまり接触については以下が簡易。
「人との接触」ってどうやって数えればいいの?/コロナ専門家有志の会
https://note.stopcovid19.jp/n/n1d0745601527
"「一人の人が相手と1m以内の距離で2〜3往復の会話をしたら、1接触と数える」"
また濃厚接触となる会話の目安は、マスクなしで15分以上となっている。
互いに距離をあけ、15分以上発話し合わず、何かに触れたら手を洗う。
大人には簡単な配慮だが、小学校低学年では対応は可能だろうか?
いくつか考えてみた
◆密集についての対策
◆会話についての対策
・授業の合間の休憩を10分以内にする
・自律して手洗いを行えない児童に対しては、登校後、下校前に手洗い指示を行う。
(登校後は授業を受けているだけのはずなので、自分の席、自分の筆記用具にしか触れていなければ手洗いを強制しなくてもリスクは高くない。
休み時間ごとに手洗い場に並ばせる手間のほうがデメリットが大きい。自分でこまめに洗える子は各自で。)
・子⇔子感染に関しては会話の機会=休み時間を濃厚接触条件より短時間に区切る
・教師⇔子に関しては教師の側から感染リスクを避ける行動をとる
(日によってメンバーの組み合わせがランダムにならないようにする。誕生月や出席番号で分ける。)
◆その他
・一時的に数分密集するだけなら低リスク(トイレ、玄9)ただしトイレでは手を洗う
・校内での食事は避けたほうがよい(給食の救済難しい。パンと牛乳の持ち帰りなら可能では)
特殊なシステムを導入せずとも、大人側の配慮次第で小学校登校は可能ではないだろうか?
いやいや現場はとか、様々個別の事例生じうるのは承知のうえで、感染対策しつつ登校する方策を否定しないでほしいと思う。
3月北海道では全国に先駆けて緊急事態宣言を出す状況となったが、保育園と学童保育は通常通り運営された。
新規感染者は10人前後/日の韓国は、限定的に登校の時期を探る段階に来ているが、それでも「今月9日から20日にかけ、小中高の全学年で新学期の授業がオンラインで始まった」とあるように、オンライン授業の整備を完全に終えている。
文科省が後手だなと思うのは、いまだに一教室に35~40名もの児童生徒を詰め込んで行う、対面授業の完全復活を前提としてしまっていることだ。
オンライン授業を整え、それを担保とした上で、限定的に学校を再開するという韓国のやり方が正しい。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58335730R20C20A4EA2000/
の、
これダウトじゃね?
教育新聞 【コロナと学校】文科省が家庭学習の扱いなどQ&Aを更新
https://www.kyobun.co.jp/news/20200416_06/
にもあるように、
文部科学省 学校再開等に関するQ&A(自治体・教育関係機関の方へ)
https://www.mext.go.jp/content/20200423-mxt_kouhou01-000006270_1.pdf
の問64では、
① 学校が課した家庭学習の内容が教科等の指導計画に適切に位置付くものであること、
② 教師が当該家庭学習における児童生徒の学習状況及び成果を適切に把握することが可能であること
③ 児童生徒に、十分な学習内容の定着が見られ、学校再開後に一律の授業において再度指導する必要が無いものと校長が判断したものであること
を満たせば、学校再開後も改めて対面指導する必要はない、としている。
分かってない人も多いだろうが、校長判断というのは、原則認めるということだよ。
はてブも炎上しているが、つまりはそういうこと。日経の大誤報。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXMZO58335730R20C20A4EA2000/
ツバメ号とアマゾン号シリーズ 学校の図書館にはだいたい入ってる。ちょっと高いかな
荻原規子の作品全部(たぶんRDGと西の善き魔女が女子が好きなタイプ。ほとんどの作品が女の子が主人公)
上橋菜穂子の作品全部(綾瀬はるか主演でドラマ化、NHKでアニメ化した守り人シリーズが女性主人公で人気)
今アニメでやってる「本好きの下克上」はなろう小説から書籍化、児童文庫化されるくらい女の子に人気。TOジュニア文庫ってやつ。挿絵もとてもキレイ)
メグ キャボット「プリンセスダイアリー」(母親の再婚で急にお姫様になった、NYの女子高生が主人公。小学校高学年~中学生向け。訳がよく日本語がキレイ)
現金給付とか児童手当増額とかもらえない層だし諦めてるし、現金給付のせいでコロナ終息後にどうせまた税金上がったりするんじゃないのってうんざりしてる。
真面目に税金払って、なんとか身分相応に暮らしてるだけなのに、多分年金だってたいしてもらえないだろうし。
別に今すぐ困るほどに困窮してるわけじゃないけど、でも給付金もらうのは気が引けるほどの富裕層でもなく。
まったくだよな。
俺(40代)が子供の頃は、勉強するのを反対される児童の家庭に学校の先生が勉強させてと説得に乗り込んでくれたからなんとか勉強できて、夢を叶える事が出来たとか言う話が洋の東西を問わず児童文学にあり、教科書や国語のテストの問題文でも見る機会が多かったように記憶している。
アフリカで学校給食を推進する援助運動も、学校に行かせれば食費が助かるよというインセンティブを親に与えて子供に教育を受けさせるのが目的(栄養補助も勿論そうだ)だしな。
しかし、自分が子供のときは自分が大人になった日本でも義務教育があることで、家庭から離れる時間を持ち、給食があるために命を長らえる子供がそう少なくない数いる社会であるとは思ってもいなかったな。
戦争のあとから連綿と、公的な仕事につく大人たちを中心に社会をより良いものにする努力をしてくれているのだと、信じていた。
今はどうだ。