はてなキーワード: 有害指定とは
おそらく表現規制の最前線にいる人しか分かってないと思うので&早稲田大学エロ漫画研究会の記事がバズっているので再掲。
自主規制団体が必要とされる理由は大きく分けて3つ存在する。1つには、販売店を安心させるため。2つ目は、条例上あった方が有利だから。3つ目は、世論との妥協のためだ。
(太字強調は筆者による)
わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。
電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。
[児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律 第7条第6項]
児童ポルノを不特定若しくは多数の者に提供し、又は公然と陳列した者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
電気通信回線を通じて第二条第三項各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写した情報を記録した電磁的記録その他の記録を不特定又は多数の者に提供した者も、同様とする。
つまり、わいせつな文書・図画や、児童ポルノに関する罪を問われるのは製造者や所持者だけではない。法律上は、販売した者も罪に問われる場合がある。
が、店員にとってみたら『わいせつっぽい物を販売したらある日突然逮捕されるかもしれない』は恐怖である。
そのような販売店の恐怖が『それっぽいものは全部売らない』になるのは商業的にも文化的にもマイナスなので、
ビデオ・映像関係の年齢表示や、成年向けコミックのマークはそのような販売店の声に対し、『自主規制団体が、刑法および児童ポルノ法に違反していないことを確認したと責任を負います』という意味がある。
だからこそ、数年に1度程度の割合で『AV女優が実は18歳未満だった』という事件があるが、そのAVを置いていたツタヤの店員が全て逮捕されるわけではないし、
以前薄消しが流行ってビデ倫の関係者が逮捕されたことがあるが、問題になったビデ倫の作品を扱っていた販売店の関係者は逮捕されていない。
逆に言うと、そういう団体を通していない、いわゆる裏ビデオを分かっていて売ったら店員が逮捕される可能性もあるはずだ。
上で書いたような『わいせつな文書・図画』や『児童ポルノ』は世間で広義で用いられるような意味ではなく、たとえ18歳以上にしか売っていないとしても、売った人は逮捕されるような物の話である。
では、一般的に「18歳未満には販売できません」で書店やアマゾンで売っている商品はどのような法的根拠で売っているか。それが条例上の理由だ。
第九条の二 図書類の発行を業とする者(以下「図書類発行業者」という。)は、図書類の発行、販売若しくは貸付けを業とする者により構成する団体で倫理綱領等により自主規制を行うもの(以下「自主規制団体」という。)又は自らが、次の各号に掲げる基準に照らし、それぞれ当該各号に定める内容に該当すると認める図書類に、青少年が閲覧し、又は観覧することが適当でない旨の表示をするように努めなければならない。
まどろっこしいが、要は『一定の倫理基準に該当する物は、青少年に閲覧・販売できないように努力せねばならない。(そして、成人に販売する分には問題ない)』ということである。
"18禁"などに関する(映像作品やゲームではR-15も一応は存在する)法令上のもっとも重要な(もしかしたら唯一の)根拠はこの前後の条文だ。
この条文があるからリアルでもネットでも、18禁の作品を売る際には専用のゾーンを設けなければならない。その区分が雑だという話(特にネットにおいて)はノーコメント。
2で書いたように、自主規制団体または出版社が自ら成年マークをつけたものは『表示図書類』として扱われる。それとは別に、『指定図書類』というものが条例には存在する。
第八条 知事は、次に掲げるものを青少年の健全な育成を阻害するものとして指定することができる。(以下略)
第九条 図書類の販売又は貸付けを業とする者及びその代理人、使用人その他の従業者並びに営業に関して図書類を頒布する者及びその代理人、使用人その他の従業者(以下「図書類販売業者等」という。)は、前条第一項第一号又は第二号の規定により知事が指定した図書類(以下「指定図書類」という。)を青少年に販売し、頒布し、又は貸し付けてはならない。
いわゆる『有害指定』である。“成年マーク付きのものは有害指定されない”と明記されているわけではないが、条文上『表示図書類』と併記して扱われているので事実上棲み分けている。
そして、『有害指定』の対照となるのは、「成年マークをつけなくても大丈夫だろう」と自主規制団体や出版社が考えた本の中で、青少年健全育成会議で指定された本である。(ちなみにエロ以外でも、犯罪や自殺を推奨しているとして指定される場合はある)
さらに言うならば、『表示図書類』は書店やアマゾンでも売っている。だが、『指定図書類』は流通が扱わなくなるため、事実上販売できなくなる。公式サイトからの通販などは可能なのかもしれないが…。
そもそもこのような自主規制団体が生まれたのは1950~60年代に『低俗な本・雑誌が溢れた』ことに対する世論の批判とそれを受けての条例(2や3で書いたのは東京都の条例だが、同様の条例は全ての都道府県に存在する)制定の動きに対してであり、
ビデオやゲームが出た後も法規制の動き(もしくは実際の逮捕事件)を受けてから出版の団体を参考にして自主規制団体が生まれている。
もっとも、出版と映像では少なからず差がある。最大の違いは、出版は成年マークのついていない書籍については一切の表示がないのに対し映像やゲームでは(ほぼ)全ての作品について「審査の結果、年齢区分はこうなりました」という表示があるということだ。
世の中において『私の考えるこれこれの思想・道徳に反する本は全て排除せよ』という日本国憲法ガン無視の全体主義者は少数だが、
「たとえ低俗な出版物であっても、他者の権利を侵害していないならば全て認められるべきだ」というガチの一元的内在制約説原理主義者もまた少数であり、
「低俗な本に対する一定の倫理的歯止めをする制度は必要だよね」という中庸な人がおそらく最大多数だ。
(酒鬼薔薇の本など典型例だ。私の倫理観はあの本が出ることを嫌悪するが、あのような本の出版をどうやって規制するのか、というと非常に難しいよなと思う部分はある)
そういう人たちに対して「いや、一定の倫理的歯止めはかけていますよ」というアピールをして、ひいては条例・法律上の規制をするような世論に持っていかせないという存在としても自主規制団体は役立っており、
民主主義の世の中においてそのような団体の存在意義は一概に否定するものでもない。
・まず表現の自由が「表現者の自由」でなく「表現を受け取る側の自由」と思い込んでませんか
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1 表現の自由は作品発表するがわのためのもの。
・一般女性が指摘したことで規制本が増えるとおもってませんか。実際は発売前に議会などで決定されている。
・で、いままでに一般女性が指摘したことで規制がかかった作品のリストはあるのかと尋ねたら
https://anond.hatelabo.jp/20180927093435
CMという棲み分けできない(子供が目にする可能性がある)ものだけを挙げてきた。そりゃそうだ。
子供が目にしてはいけない作品が女性用などに存在していないわけではなく(有害指定図書リストにあるとおり)、
書店ではなく電子書籍かネット通販で買えばいいだけで、成人女性はたいていそうしている。
腐女子自身もわかってないことが多いけど、答えは単に「壊滅的に売れなくなるから」。これが全て。
売り場が確保できないことや女性客が成人ショップを敬遠するとかそういう理由で売り上げが大きく下がるわけ。
18禁同人は所詮は同人規模だから可能なだけ。同人周りの腐女子って利益拡大しようとするとうるさいし。
だから、他の客を気にしなくてすむ電子書籍が商業BL界で今盛り上がってきてる。同人だと金儲け主義ということで嫌われるみたいだけど。
ここ数年はBLの方が有害指定が多いけど、指定って実は出版社へのペナルティがかなり厳しい。
アマゾンでの販売が禁止になるし、雑誌の場合は廃刊もありうるし出版社自体に指導も入る。
出版社にとってはそんなリスクを負ってでも、18禁化っていうのは避けたい打撃なわけよ。
結局は自らの首を絞めてると思うかもしれないけど、日本の出版企業の既得権益にすがりつく愚かさはみんな他の例で知ってると思う。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 51 | 11297 | 221.5 | 56 |
01 | 52 | 9157 | 176.1 | 57 |
02 | 34 | 4081 | 120.0 | 42.5 |
03 | 23 | 5660 | 246.1 | 114 |
04 | 20 | 7146 | 357.3 | 70.5 |
05 | 17 | 2060 | 121.2 | 43 |
06 | 24 | 2438 | 101.6 | 52 |
07 | 63 | 3050 | 48.4 | 23 |
08 | 83 | 9917 | 119.5 | 33 |
09 | 65 | 5107 | 78.6 | 42 |
10 | 147 | 13157 | 89.5 | 47 |
11 | 175 | 17487 | 99.9 | 50 |
12 | 131 | 10205 | 77.9 | 45 |
13 | 102 | 11973 | 117.4 | 47 |
14 | 104 | 18870 | 181.4 | 72.5 |
15 | 89 | 8349 | 93.8 | 45 |
16 | 100 | 5927 | 59.3 | 34 |
17 | 93 | 11715 | 126.0 | 39 |
18 | 110 | 13689 | 124.4 | 48 |
19 | 123 | 15771 | 128.2 | 47 |
20 | 102 | 9838 | 96.5 | 34 |
21 | 153 | 12093 | 79.0 | 34 |
22 | 148 | 10137 | 68.5 | 42 |
23 | 98 | 10324 | 105.3 | 25 |
1日 | 2107 | 229448 | 108.9 | 43 |
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どうしたの?別物にしたかったの?電書レーベル買えなくてイライラしたの?
巻き添えでなくBL単体でもすでに有害指定指定受けてるし、もし受けてもそれは書店に並ばないだけなんで成人であり電書サイトでなら買えるよ。
例えばあれTwitterで度々広告が流れてきた猫耳がフェロモン云々してるホモ漫画も、絵がグロテスク猫耳で特殊性癖向けとかで、エロページはコンビニエロ本ほどでもないのに有害指定されてKindleでも販売されてないし。
これがマジだとしたら「BLが取り締まられてない」は嘘だな。すまんかった。
フェミが庇うもんだからちょっと厳しい視線になってしまった感は否めないと反省してる。
なんたら審議会が表現の自由の敵なのは間違いないが、こんな人権侵害主義者が行政にいるのは恐ろしいというほかない。
抗議の窓口さがさねば。
例えばあれTwitterで度々広告が流れてきた猫耳がフェロモン云々してるホモ漫画も、絵がグロテスク猫耳で特殊性癖向けとかで、エロページはコンビニエロ本ほどでもないのに有害指定されてKindleでも販売されてないし。
審議会のメンバーも狙い撃ちしてるのは常々言っているし風当たりが相当に厳しいのも度々言われてる↓
https://togetter.com/li/1152525
BLだけは本当に許せない店頭に置くのもやめてほしい
BLが「男が男を攻めまくる社会になっている」という誤解を生んでいる
こういうものを読んでいると男が弱くなって、同性愛に走るんですな
女性リードの描写が進むとホモ的傾向が出て、正常な性交渉が難しくなる。(そうした漫画が)青少年の目につく形で普通の本と混在するのはとても危険だ
ジャンプのエッチ漫画がZ指定かそれ以上って、流石に言いすぎじゃないですかね・・言いたいことはなんとなくわかるけど。
ファミコンが出るずっと前から戦闘やエッチな漫画を載せてきたジャンプに、CEROの、それもA相当という基準を当てはめるのも正直ナンセンスすぎる発言ではないかなあ。
それに、漫画やアニメおたくの口が悪いのも確かですが、彼らが勝手に基準を決めてるわけじゃないですよ。CEROの基準がおかしいからって、ゲームおたくに文句を言わないでしょ。
成人向けっていうのは行政や出版社の倫理委員の判断も絡むんです、海賊出版じゃないんだから。
有害図書の話もあったけど、事後にそういう審査もあるんだから、本当に成人向けの内容なら、ジャンプのエッチ漫画は全部有害指定されてないとおかしいことになりますよね?
ジャンプがZ以上レベルというのが事実なら、おたくの感覚とかいう前にそれこそ行政の感覚の話になりませんか。
もちろん行政の意見に絶対従えってことじゃないですが、もう少し、ゲーム以外のものとも比較した上で考えた方がいいんじゃないでしょうか。
(フェアに話をすると、山口県で指定された電影少女などもありますが、これは有害コミック騒動当時なので基準がかなり違うかと。To LOVEるダークネスは青年誌寄りのSQ掲載で、ジャンプ本誌ではないことにも注意)
いくつか指摘したい。
少年誌が洋ゲーよりも規制が強いとは言わないが(単純に比較できない)、
乳首やゴア描写は当然自主規制されているので、洋ゲーの方が、とも言いにくい。
ジャンプ本誌では数十年ほど乳首は描写されていないし、単行本で乳首を解禁できるのも限られた作品だけのようだ。
ハンター×ハンターなどは本誌ではゴアシーンは全面黒潰し、単行本では上からトーンが貼られ修正されている。(他の少年誌の例を知らなくてすまん)
下リンクは、
2017年にヤングチャンピオンコミックスから出た「青年漫画」の殺戮モルフという作品のゴアシーンが、作者に連絡なくコマごと黒潰しされた例。実はこういうケースもある。
https://www.huffingtonpost.jp/2017/12/13/hokazono-masaya_a_23305844/
多重人格探偵サイコ、アイアムアヒーローなどは長崎で有害図書指定されている。これは後述するが、ゲームのレーティングなどより遥かに重い規制で、簡単に言えばAVレベルの扱いだ。
漫画の場合でもグロやゴアは重く扱われることがたまにあるのだ。
地上波だと乳首やゴアシーンが修正されることがあるが、円盤ならそこが解禁されるのであまり問題はないか。
金額についても、
洋ゲー1本あたりのクリア時間がわからないが、例え十時間だとしても少年誌でその時間を潰すには20冊は必要だろうしこれで8000円になるので、金額を持ち出すのは違うと思う。
R18ゾーニングという言葉も少し微妙。ゲームは厳密にはR18ゾーニングではない。
売り場を分けるなどのゆるい意味でのゾーニングなら合っているが、ゲームの年齢制限は正確には「レーティング」か。
最近おたく作品向けに使われる「ゾーニング」という言葉は、「成年コンテンツ化」の意味で、これはレーティングとは比べ物にならない規制だ。
18歳未満に販売すれば条例違反になるし、商品棚も隔離しなければいけないなど細かいルールがある。(TSUTAYAやドンキホーテ、またはエロ専門店を思い出されたし) 裁判になった例もある。
有害指定も大雑把に言えばこれと同じ規制で、TSUTAYAの暖簾の向こうやエロ専門店じゃないと買えなくなってしまうのだ。
勘違いした解説をよく見るが、成年コンテンツに比べればゲームはそこまで規制が強くない。(乳首やゴア規制は許しがたいだろうが、説明するための言い回しなので勘弁して欲しい)
CERO Zの商品も全年齢向けと同じ売り場に置かれている。ジャンルごとに分かれている一般棚と大差ない。(地域や店舗の方針によって違うことがある)
CERO関係に法的な強制力はないので、実質的にはCERO Zを小学生が購入してもプレイしても、成年向けコンテンツと違って本来何ら問題はない。(現にプレイ動画もあるよね)
ただメーカーが注意書きを表示し、販売店が売らないだけなのだ。(一部都道府県で例外があるので、そこは注意)
成年向けゾーニングはもっと厳しく、CERO Zとエロゲ、R-18の映画とAVの差と言えばわかるだろうか。
フォールアウトやGTA、なんなら国産バイオハザードも、TSUTAYAの奥やエロ専門店でしか買えないようにしろなんてことを言われたら、そりゃあ皆騒ぐでしょう。何より売り上げにも絶対影響するので業界自体が危うくなる。
表現の自由戦士が騒ぐのは、レーティングなどの段階を飛ばして、規制派から成年向けゾーニングをいきなり求められるからというのも大きな理由だと思う。
規制派はこういうことを知らずに何でもかんでも規制しろと感情的に騒ぐ馬鹿なので、反対派はなるべく知識をつけた方が良いと思う。
全然あてにならないのはその通り。
もともとが規制推進派の揶揄から始まったものなので、ご立派な大儀などはないと思われる。
敢えて言うなら、洋ゲーのように既になされた規制には何も言わないが、これから起こりそうな規制にはうるさいと言ったところか。
表現の自由戦士が無関心なのは洋ゲーだけではなく、先ほどの例で言えば、殺戮モルフという漫画の黒潰し修正に関しても、表現の自由戦士が文句を言っているところをみたことがない。(ハンターハンターもかな)
表現の自由戦士は主に萌え絵専門で、「漫画アニメ」というジャンル内でも一筋縄ではいかないのだ。
ユーザー層が(漫画アニメより)かぶっている印象だし、ホラーに限らず映画も似たような被害も受けている。
R-18だろうと日本向けには性器やセックスやゴアシーンが修正、カットされることが多い。
日本が権利を持つオリジナルフィルム自体に修正がなされたため、永遠に解禁不可能な映画も存在する。
加えて言えば、映画館で流れたホラー映画の予告にアニオタからクレームがついたという泣ける話もあるので、同情もしてもらえそうだ。
どこの界隈も大変だ。
気軽にゾーニングすればいいだけだろと多くの人が言ってるけど、
なにか勘違いしてないだろうか。ゾーニングはそんな単純な話じゃない。
長くなってしまったが、エロだからってすぐゾーニングしろという話がおかしいことや、
流し読みだけでもしてもらえるとありがたい。
ゲームとか映画とかの話題が出てるから、レーティングと勘違いしてる人が多いのかも。
一緒の意味で使う場合もあるけど、物理的区分の話と年齢などで購入制限する話は別。
レーティングするにしても、専門の審査団体が必要になるので気軽にできるものではない。
日本で販売される書籍(海外翻訳も含む)を審査し、全てにレーティングを施さなければいけないのだ。
適当に「エロを指定するだけなら簡単だろ」ぐらいのイメージかもしれないけど、
そういうものでは全くない。
売り場がジャンルごとに分かれていることは、緩いゾーニングとして機能する。
意味がないと思ってる人もいるかも知れないが、少女漫画コーナーに男性が行きにくいことを想像してもらえればいい。
子供時代に入りにくいコーナーもあったと思うが、その程度には有効なのだ。
だが今回の件では、みんなAVや成人漫画のような意味でのソーニングを望んでるように思える。
成人コンテンツに指定しろゾーニングしろと言う人がいるが、待って欲しい。
世の中に存在するエロ描写はむしろ、ほとんどがゾーニングされていないのだ。
漫画でいえば青年漫画、少女漫画、TL、レディコミ、BLなどの単行本、および掲載されている雑誌がある。
それだけでも膨大な数だが、
小説でも文学、一般文芸、ラノベ、官能小説、ロマンス小説、美少女小説などが、雑誌、単行本、文庫と大量に存在するし、
話題になったananのセックス特集など、女性向けの雑誌も含まれる。
表紙がエロティックな書籍、変態性欲をメインに扱う書籍だって山ほどあるが、
レーティングでR-18の作品があるが、18歳以上が作品の対象という表示の意味しかなく、
暖簾で仕切るような区分陳列が求められているわけではないのだ。
以上のように、エロであっても全年齢向けのままか、
レーティングがあっても一般と同じ売り場で流通する方が、普通なのだ。
(もちろん、先に書いた「緩いゾーニング」として棚が分かれるなどの対応はされているが)
そんな中で、売り場からの隔離が必要な成人コンテンツ化を急に言い出す人は、
そういうことを踏まえて今回のラノベが
AVや成人漫画と同じようなゾーニングが必要かと言えば、当然答えはNOだろう。
先ほど例に挙げたように、ラノベよりエロに特化した全年齢向けの書籍は、ラノベの何倍も存在する。
それに文字が主体表現である書籍でレーティングがされるなんてことは、現状ではほぼあり得ない。
作品そのものやジャンル自体を糾弾したり、ゾーニングを望むことが性急過ぎる。
また、性表現が行き過ぎているのであれば、
出版業界が野放しのように思えるかも知れないが、締め付け役としての存在はちゃんとある。
表現そのものより、性の扱い方が問題なのだという話もあったが、
女性が虐げられる暴力描写などは他の書籍でも見られるし、そういうストレートな表紙の小説も存在する。
これも、今回の件だけを選んで騒ぎ立てる方が特殊なように感じる。
ラノベコーナーに子供が立ち入るのと同じ程度には、小説の文庫コーナーにも子供は行くと思うが。
表紙の差し替えなどの話はありだと思う。
ただ、繰り返しになるが、ananのセックス特集は全裸で絡む男女の写真が表紙で、
(雑誌は書店の正面入り口付近に置かれることが多く、人気特集でもあるので、当然誰もが目にする場所に配置される)
女医が教えるセックスとかいう全裸で喘ぐ女性イラストが表紙の本も、入り口の目立つところに置かれていたのをよく見た。
これなどはネットで多少問題になった気もするが、実際にはゾーニングに至っていないし、
当然、有害指定も受けていない。
もっと視野を広く持って、他の物と比較して総合的に判断して欲しい。
「ラノベがダメなら、BLはどうなんだ」という意見に「どっちもダメに決まってるだろ」というコメントが寄せられたが、
これがおかしいこともわかってもらえるだろう。
こういう風に基準を厳しくして「あれもダメ、これもダメ」をやっていくと、
例に挙げた書籍は全てゾーニングされるだろうし、そうしたら児童書くらいしか残らなくなる。
「女性はBLのゾーニングを望んでる」という意見があった。これ自体は昔から言われていることだ。
(二次創作の検索よけと混同して、BLはゾーニングがしっかりしていると勘違いしてる人もいたが全然別の話)
だが、長年望まれていて、しかも今や男性作品より有害指定が多いという苦しい状況なのに、
なぜ未だにゾーニングが実現しないだろうか。
男性と違って成人コンテンツが少ない女性にはそういう習慣や文化がなく、
成長する見込みも薄いと推測されているのだ。
(すでに販路がある男性向けでも、あの規模を一斉にゾーニングしたら大変だと思うが)
BLでは成人向けの同人が盛んだと思うかも知れないが、商業BLの市場を支えられるほどの規模ではい。
また、商業の客層には未成年者がそれだけ多いということでもあるのだろう。
何度か成人化を試みて失敗した上で、
だから、都条例で指定を受けながらも、全年齢で作品を出し続けている。
「ゾーニングは自分たちの表現を守るための物」という言葉には正しい部分もあるが、
今回の件では、なぜか女性側から、男性向け作品や業界を揶揄するような発言もあった。
女性向け界隈の方がよっぽどグレーな状態なのだということは理解して欲しい。
このように、多くのエロ関係の作品は全年齢向けで売られているし、
売り場も隔離されていないし、
俗にエロ本扱いされているコンビニ雑誌も、出版上・条例上はananと同じく一般雑誌で「エロ本・成人向け雑誌ではない」のだ
なのに「成人向け」として撤去されたことがミニストップのときの問題だった
そこが納得できないでごちゃごちゃ屁理屈を言っていた連中もいたが、それが日本のルールなのだ
ルール内での対処(有害指定など)が可能だったのに、向こうがルールを破ったことが問題だった
「表現の自由戦士」などと揶揄されながらも、一部の心ある人はそのことを説いてきたのだが、世間の偏見は変わらなかったのは残念だった
コンビニ雑誌を成人向け扱いするのは条例さえも無視した見解で、つまり書籍を恣意的に成人扱いできることにも繋がる
今回のように女性誌がターゲットにされることだって当然あり得るという意見もあったが、一蹴されて終わった
コンビニ雑誌を撤去しろと言うことは当然anan撤去にも同意せざるを得ないんだから、コンビニ雑誌を認めることも考えてもらえませんか、という話
逆にananも守らないとだめだ
こういう主張は当時もあったが、それを「表現の自由戦士」などと笑っていた連中は、やはり基本的な考えからすでに表現の敵だと思う
『エロマンガ表現史』 北海道で有害図書指定。なぜ書いたのか? 著者に聞いた。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/18/eromanga-history_a_23413932/
エロマンガ(18歳未満閲覧禁止の成年コミック)から画像を引用した書物は、
やはり18歳未満閲覧禁止にすべきだと思うんだが、それはおかしいんだろうか。
学問・研究の自由とか言っても、実際にエロマンガを読めるのは18歳以上だし、
それを研究するとなれば自然と18歳未満は排除されるのだから、
著者には、その選択はなかったのか。あったならなぜそうしなかったのか。はっきりしてほしい。
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【追記】
「北海道の審査議事録がないと……」「条例を読んでから語れ」みたいな反応があったけど、
事は日本全国における「エロマンガ」派生書籍に及ぶことで、審査も条例も一切関係ない「出版社のモラル」の問題だと思ってる。
まずミニストップがコンビニ誌を排除したのは自主的な経営上の判断。
千葉市長の圧力とか言ってる奴の方がおかしい(たかが一自治体首長にイオンという日本最大の流通企業の経営方針を左右できる権限あるわけないだろ)
千葉市長については、企業判断なのに記者会見にまで同席した不自然さ、その関わりが十分説明されていないことに、個人的には強く疑問を抱きます。
ただの感情論かも知れませんが、もしBLが同じ立場だった場合を想像していただければ、多少は気分をご理解いただけるかと思います。
また、企業の自主判断だったとしても、本来一般図書であるコンビニ誌を、首長同席の記者会見で「成人向け」扱いし、18禁のレッテルを貼ったことは大きな問題です。
何より、元々コンビニでは成人向け図書を売ってはいけないのです。
成人向け表現の話を真面目に考えてもいない企業の姿勢が見て取れますし、他の青年誌や週刊誌などにレッテルを貼れる前列にもなったと思います。
イオンの書店でも成人誌は取り扱っていないと思われるので、テナントにあるアニメショップが狙いか?という意見や、最近規制の話題に上がりやすいBLが対象では?という見方もありました。(有害指定の6割がBLというのが現状ですので)
このように、大勢が協力して考えるべき件だったと思うのに、理解が得られなかったこと、誤解が解けないままなのが残念です。
以上のように、ミニストップとイオン問題についてはまだまだ気をつけて見ていかなければいけない話だと思っています。
うちの自治体は中身も読めるけど。
これは問題な可能性もありますが、事情がわからないと何とも言えないところです。
そもそも、コンビニ誌は出版社の自主努力で封をしている物なので、一部だけ封をしないというのがよくわかりません。
恐らく、自治体独自のルールかと思いますが、東京都の条例に従う多くの自治体、またはそれ以上に厳しい自治体では封がされます。
(コンビニ誌=類似図書に対する条例は各自治体で異なっていたりします)
これには反対したいです。
そもそも成人向けでないコンビニ誌を暖簾の向こうに置く=成人向け扱いするのは間違いだというのは書いてきた通りで、それと同程度の性描写なら、女性向けも当然一般のままであるべきだと思います。
そのために、法令に基づくべきだと思っていますが、上述のようにミニストップの件は法令に基づいていないため、問題だと考えているわけです。
また、前の返信記事にも書きましたが、賛成する人が多いにも関わらず女性向け商業誌の成人化があまり進んでいないのは、流通や販売などの問題があるためです。
つまり購入者が減ってしまうという業界判断なので、なかなか難しいことなのかもしれません。
水を差すようなことばかり書いていますが、自由に女性向け表現が楽しまれるためには、商業成人向けという分野が発展した方がいいとはもちろん思います。
今まで書いた通り、法令で問題ないと決められたコンビニ誌は、つまり食品と同じ扱いになるのではないでしょうか。
酒タバコについては、年齢制限のある嗜好品(コンビニ誌)を公共性の高いコンビニで売るのはどうなのか、という議論がよくあるために書きました。
法律でこどもに売れない酒タバコをコンビニに置いていいのならば、成人向け図書も置いていいのではないかという話もありますので。
コンビニエロ本は一般雑誌扱いなのだがそれを明確な基準もなくイオンでも置かないとした問題、BLは超近接の話なのに無思考で排除に賛成する人が多くて頭抱えた。コンビニよりBLの方が有害指定多いんだよ
ってブコメがあるけど、
元々ミニストップはともかくイオン内の書店に男性向けエロ本なんか最初から置いてないから
BLTLをメインターゲットとした話だろう、と普通に言われていて、
「そりゃイオンなんてファミリー客多いんだから当たり前だよね」「仕方ないよね」って人だらけだった。
「当たり前」「と言うかちゃんとゾーニングしろよ」と言ってる女性の方が圧倒的に多いのでは。
勿論単なる自分の半径数mの観測範囲内におけるイメージでしかないんだけど、この手の問題についての女性の反応は
一番多いのは「ちゃんとゾーニングしろと積極的に訴えるほど意識が高い訳でもないが、18禁指定有害指定等に反発する事もなくそれは当たり前の事と受け入れる層」で、
「ゾーニングせず全年齢のまま幅広く売る状況を維持するべきと考える層」なんて殆どいないと思うんだけど。
イオンにBL置かない話に賛成する女性が多かったのもその為で。
コンビニ誌は区分陳列され、18歳未満の者には売らないよう自主規制するよう行政からも求められているものだけど
何故それを全年齢扱いとするのか。
行政による区分陳列と言うのは、ツタヤやドンキ、オタク向けショップのように暖簾や階層などで物理的に売り場をわけることです。有害指定図書、表示図書などの成人向け図書が対象で、コンビニ誌は類似図書と言われる一般向けです。
コンビニが18歳未満に類似図書を売らないのはコンビニチェーンによる販売側の自主規制で、行政から求められているわけではありません。出版・行政的に全年齢例向けだから一般雑誌の横に並列して販売できるのです。
これは感覚としてはとてもよく理解できるのですが、感覚で断じてしまうのはよくありません。もし18禁相当ならば正当な手続き、法に基づいてでどうにかすべき問題だったと思います(蛇足かも知れませんが、行政も18禁であると言う認識なら有害指定が可能です。過去にコンビニ誌が指定された例もあります)。また、この理屈で言うと、元の話である女性向け雑誌も18禁だろう、ということになってしまいます。
ここも問題が非常に複雑で、簡単に決着を付けることは出来ないと思います。議論を重ねることで答えは出せるのかも知れませんが、少なくともあの段階では答えが出ないうちにコンビニ誌はミニストップから排除され、大勢がそれを支援したという例示のつもりの文章でした。
コンビニの公共性の有無についても議論がありますし、何より表紙しか見えないコンビニ誌はだめで、中が読める青年誌の性行為描写は大丈夫なのか、青年誌や週刊誌も排除されるべきなのか、という部分は個人的に疑問です。
上述のように、感覚で18禁であるという判断が通るとすれば、書店やコンビ二の公共性とは関係なく女性向けも一般売り場からは隔離され、暖簾や壁の向こうでの販売となります。
以下は屁理屈に近いかも知れませんが、公共性とこどもへの有害性の観点から考えるなら、添加物の多い食品、酒タバコの販売なども考えざるを得ないように思います。
すべてを批判するわけではないのだが、申し訳ないがいくつか突っ込みをいれさせていただく。
残念ながら、これは本当に雰囲気でしかない。実際には商業向けの女性向け表現の18禁化はほとんど進んでいない。
表現規制反対!とか言ってる男性のように、18禁やそうでなくても人を選ぶ表現を
男性でも18禁表現を公的な場に陳列したいという人間は、実際にはほとんどいない。そう見えるのかも知れないが、実態は違う。AVやエロ本の暖簾をなくせと言っている人を見たことがあるだろうか。もしいてもそれは流石に叩かれている。
18禁表現というのは実に判断が難しいものなのだが、個々人が好きなように語りすぎるために話がややこしくなる。批判側にとって18禁として扱うものが、行政的に一般向け扱いなケースも非常に多いのだ。
それを以って男性側の多くが18禁を公的に陳列したがっていると言われてしまうのが辛いのは、理解していただけるのではないだろうか。
この理屈は男性向けのミニストップ問題のときに、全く無効だった。コンビニ誌は、出版的にも行政的にも一般図書だし問題があれば有害指定されコンビニから消えるのだが、印象論の前では論理は通用しなかった。
最初に書いたように女性側も明確に分離できてるとは言い難く、18禁のBL雑誌は実際は数誌しかないし、レディコミ雑誌は全年齢しかないのではないだろうか。
有害図書、というか18禁の成人向け図書には、自治体から指定される指定図書と、出版社が自ら18禁扱いにする表示図書の二種類がある。
雑誌には表示図書があるが、BLの単行本ではあるのだろうか。詳しくないので申し訳ないが、あったとしても割合が少ないようで、問題に上がる機会がこの数年で急激に増えている。東京都の指定図書を参考にしていただきたい。
また、18禁雑誌に掲載されたBLが単行本化時に全年齢向けになる(コンビニ誌の逆)問題もある。
昨今の東京都の有害指定図書において、BLなどの女性向けの方が男性向けを上回っているのは、こういう理由による。
女性向けの18禁化が進まないのは、男性向けと違い流通経路が発達しておらず、業界として難しいためらしい。これは、いくらファンが18禁化に賛成だと唱え続けても、容易に解決できる問題ではないことに留意して欲しい。
女性側から男性向けを批判する意見、またはその逆が強くなり、今以上に溝が深くなれば、上記の問題は指摘されると思う。そのとき外部の人間からすれば、細かい事情など知らぬことなので、排除に加担する可能性が非常に高い。
以上のような問題があるため、女性向けは安泰、問題がないと考えるのは誤りだ。いずれは男性向け特にミニストップ問題のように、論理では太刀打ちできない事態がくる。
18禁でなくても差別的だったりするような人を選ぶ表現はゾーニングしよう、と言う雰囲気が女性の間でもあるんだけど。
表現規制反対!とか言ってる男性のように、18禁やそうでなくても人を選ぶ表現を
堂々と公的な場に陳列したい、子供にも見せつけたい、それが許されないのは表現規制、
男性向け成人誌を取り扱っていない一般・大型書店が、性交渉を描いたBL誌やTL誌を区分陳列もせず販売しているのは特に珍しくないのですが、
性交渉を描いていても18禁指定ではなく区分陳列もされていない男性向け書籍は山ほどあるし、
そういうBLやTLはそれと同程度の描写でしかない、というだけ。
そうではないのなら有害指定されている。
18禁指定のBLやTLもあるし、そういうものと全年齢のものは描写が違うよ。
読んだ事ないから、全部一緒かつ男性向け成人誌と同程度の過激な描写のものしかない、と思ってるんだろうけど。
追記
図書館の件は、さほど性描写が濃くないレーベルばかりだったから問題になったはず。
https://anond.hatelabo.jp/20171125114329
有害指定以外にも、成人マーク表示の「自主規制」が成人向けに含まれる。これらはそれぞれ「(有害)指定図書類」「(成人マーク)表示図書類」と呼ばれ、この両方が成人向けという区分になる。
これはイオン以外でも共通の前提で、条例によってこれらの成人向け図書はそもそも書店の一般コーナーには置いちゃいけないことになってる。見たことあると思うが、隔離してカーテンの向こうなどに区別して置く必要がある。もともとイオンでは成人向けを置いてる18禁コーナーを見かけないので、今回のはつまり「それ以上の販売規制」をするということだと思われる。
現にミニストップ等のコンビニで売られている「コンビニの成人向け雑誌」は指定図書・表示図書に該当しないにも関わらず、今回「成人向けレベル」の表現ということで撤廃が決まった。(コンビニは日本フランチャイズチェーン協会に加盟していてルールがあるため、成人向けを扱ってはいけない。類似する雑誌類を「成人誌」と呼称し扱っている)
だから同じように有害指定されていない・自主規制していないレディコミでも、判断する人が「成人向けレベル」と思えば撤廃の対象になるのでは、という理屈。
また、
というのは、有害指定のうちの「包括指定」の話(有害指定には個別と包括がある)で、ちなみに基準は各都道府県で異なる。
そして包括指定は自治体の審議会ではなく各書店員が調査・判断するので、そのコストを考えれば性表現の多そうな雑誌は面倒くさがって一括で取り扱わなくなる可能性もある、という話。
また、各自治体で基準が異なるように、有害指定図書も全国で違う。これらの対応もどうするのか(店舗の所在する自治体に従うのか・全国どこかで指定された図書は一律で扱わないのか)は不明。長崎ではアイアムアヒーローなども有害指定されている。
http://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2016/05/1464575348.pdf