はてなキーワード: 成仏とは
巷で話題になりがちな「公共スペースでのオタクくん向け広告(以下、オタ広告)」についてだ。
結論から言うと、自分としてはオタ広告を出すのはやめて欲しいと考えている。
でも、それはオタ広告が気持ち悪いからとかそう言うわけではなく、
オタク文化を衆目に晒すことによって余計な争いの種を産みかねないと思っているからだ。
自分はアラサー世代の「オタクが世間に受け入れられるかどうか」の分水嶺の時代を生きているオタクだ。
15年くらい前までは、オタク趣味と犯罪が軽率に結び付けられて報道されたり、
イカニモなオタクを特集して「珍獣特集」のようにテレビで紹介されたりなんてことも結構あった。
って無意識下で怯えていることに気付いたんだ。
当然、今と昔でオタクに対する認識が急速に改められているのも肌で感じてはいるものの、
「オタクは陰に隠れて、波風を立てないようにこっそり活動するもの」って精神が抜け切らないところがある。
表現の自由戦士たちは必死にある一定の活動家達からオタ広告を守ろうとしているみたいだけど、その活動にイマイチ賛成し切れない自分がいる。
表現の自由を守るためと言って、多くの人の目に触れるようなところにオタ広告を置くことは本当に正しいことなんだろうか?
オタクはオタクとして、自分達のクローズドなサークルで趣味を楽しむべきと言う考え方はもはや古臭いものなんだろうか?
王様はそう言った。
…どうしてこうなってしまったんだ。
俺はいつもと変わらず高校に向かった今朝のことを思い出す。―――――(ここまで書いた。以下全てAI)
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目覚ましが壊れていたらしく、アラームが鳴る前に起きてしまったのだ。
慌てて制服に着替えて家を飛び出したのだった。
学校に着き自分の教室に入ると、クラスメイト達から一斉に視線を浴びる。
俺が遅刻した事で驚いたのかと思ったがどうやら違うようだ。
「おい! アレって……」
「マジかよ!!」
そんな声があちこちで聞こえてきた。
一体何事だと思いながら席に着くと、後ろから肩を叩かれる。
振り返るとそこには幼馴染みである美樹の姿があった。
「おはよー、大樹」
「ああ、おはよう」
挨拶を交わす俺たちだったが、周りのざわめきは収まる気配がない。
そこでようやく気が付いたのだが、俺の首には首輪が嵌められていたのだ。
(なんだこれ? ペットでも飼い始めたのか?)
そう思って周りを見渡してみるも誰もいない。
するとまた美樹から声を掛けられる。
「ねぇ……それなんだと思う?」
「いや、わからないけど……。何か知ってるのか?」
美樹の様子を見ると心当たりがありそうな感じだったので聞いてみた。
「実はさっきね、先生から聞いたんだけど……。大樹って昨日退学になったらしいよ」
「……はい?」
全く予想していなかった答えに思考が追い付かない。
そして美樹の言葉を理解していくにつれて段々と顔色が悪くなっていくのを感じる。
「えっと……どういうことだ?」
恐る恐る尋ねると美樹は大きくため息をつく。
「どうもこうもないわよ!! あんたが退学処分だって言ったんでしょ!」
その言葉を聞いて思い出す。
(そうだ! 俺はあの時――)
――
――
――
それは一ヶ月前のこと。
俺は学校帰りにある噂を聞いた。
なんでも最近、この辺りで行方不明者が続出しているという話だ。
警察もその事件の捜査をしているらしく、ニュースにもなっているくらい有名な話になっていた。
最初は他人事のように思っていたのだが、数日後に友人から行方不明になったのは俺の知り合いだと聞かされたのだ。
だがそんなある日、学校の帰り道で見覚えのある少女を見つける。
それが幼馴染みの美樹だった。
俺は急いで駆け寄り、話しかけようとする。
しかし次の瞬間、目の前が真っ暗になる。
どうやら何者かによって気絶させられたようだった。
目が覚めるとそこは薄暗い部屋の中で、手足を拘束されていた。
状況が理解できず混乱していると部屋の扉が開かれる。
そこに立っていたのは、行方不明になっていたはずの美樹だった。
「あぁ、起きたんだね」
「み、美樹なのか……?」
「ねぇ大樹君、君はもう用済みだからここで死んでもらうよ」
それを目にした途端、全身の血の気が引いて行く。
「ま、待ってくれ! 何言ってんだよ!?」
必死に訴えかけるが聞き入れてもらえない。
そう言い終わると同時に美樹は襲いかかってきた。振り下ろされるナイフを避けることができず、腕を斬りつけられる。
「ほらほら~まだ始まったばかりなんだよ? もっと頑張らないと死んじゃうよぉ?」
狂気に満ちた笑顔を見せてくる彼女を見て背筋が凍りつくような感覚を覚える。
逃げようにも縛られているせいで身動きが取れなかった。
その後も何度も刺されたり斬られたりと繰り返していくうちに、次第に抵抗することも出来なくなる。
やがて血を流しすぎたのか身体が思うように動かせなくなり、視界がぼやけてきた。そしてついに力尽きてしまい床に転がる。
(クソッ……こんなところで死ぬのかよ……)
薄れゆく意識の中、最後に見たのはこちらに向かって歩いてくる美樹の姿だった。
――
――
そして現在へと至る。
あの時の事を思い出して頭を抱える。(そういえばそうだった……。確かあいつに殺されたんだったっけ……)
どうやら俺は本当に死んだらしい。
「おい! 何やってんだお前!!」
突然、怒声が響き渡る。
そちらの方へ目を向けると、担任の教師が怒りの形相で立っていた。
その視線の先には美樹がいる。
「ち、違います! 私はただ……」
慌てて弁明しようとするが聞く耳を持ってもらえないようだった。
そのまま教師は俺の元へ歩み寄ってくる。
怒鳴られビクつきながらもなんとか答える。
「えっと……その、寝坊しちゃって……」
「そんなことはどうでもいい!! どうしてこいつがここにいるのか説明しろと言っているんだ!!」
完全に頭にきているようで、いつもより口調が強くなっていた。
「そ、それは……昨日のことで話があると言われまして……それで呼び出されたので……ついて来たら……いきなり襲い掛かられて……。怖かったので……思わず突き飛ばして……しまったんですけど……。気が付いたら……いなくなっていて……逃げたみたいです」
俺は美樹に襲われた時のことを詳しく話す。
すると美樹の顔色は見るみる青ざめていき、その場に座り込んで泣き出してしまった。
(あれ? おかしいな……。なんで俺、こいつを庇ってるんだろう?)
そこでふとある事を思い出す。
(そういえばあの時もそうだったな……。なぜかあいつの事が許せなかったんだよな……)
その理由が今になってようやくわかった。
おそらく俺は美樹が嫌いだったのだ。
小さい頃からずっと一緒にいた幼馴染みなのに、どこか冷めた態度を取る彼女が気に食わなかった。だから今回のことも彼女の本性を見抜けなかったことも含めて全て自分の責任だと思い、彼女を庇ったのだ。
「そうか、そういうことだったのか。じゃあこの件はこれで終わりだな。さぁ、授業を始めるぞ!」
俺はその様子を眺めながらこれからどうしようかと考える。
恐らく俺はこのまま成仏するのだろうと思っていたのだが、美樹の言葉を聞いて考えが変わった。
『ねぇ、大樹君。私ね、昔からあなたのことが大っ嫌いだったの』
それなら俺も付き合うとするか。
こうして、俺と美樹による復讐劇が始まった――
美樹に殺されてから一ヶ月が過ぎた。
その間、特に何もすることがなく暇を持て余していた。
というのも俺には霊感がないため、幽霊として何かできるわけではないからだ。
そのため学校にいる間も、放課後も、家で寛いでいるときですら、ひたすら美樹を観察していた。
そもそも彼女は学校では優等生を演じているため、普段の様子からは何も掴むことができなかった。
唯一わかるのは休み時間になると決まってトイレに行くということだけだ。
だがそれも個室に入るだけで、誰かと会っているような素振りはなかった。
それから更に数日が経つと、今度はクラスメイトに話しかけられる回数が増えた。といってもその内容はどれも似たようなもので、「最近元気がないね」「悩みがあったら相談に乗るよ」といったものだった。
最初は適当にあしらっていたが、あまりにしつこく聞かれるため鬱陶しく感じてくる。
そしてついに我慢の限界を迎えた俺は、美樹以外の生徒を遠ざけるようになった。
――
その日は男女混合でソフトボールをすることになった。
チーム分けの結果、俺達はAチームとBチームの二つに分かれることになる。
Bチームは男子ばかりで、その中には美樹の姿もある。
「よし、いくよー!!」
美樹は声を上げ、勢いよくボールを投げ込む。
しかしその球は大きく逸れてしまい、相手側の外野まで飛んでいった。
「ごめんなさい!
歴史的に革命をもたらす者って本人は猛反発にあってボロボロに朽ち果てていくけど死後結果的に本人の目指した時代がやってきたりするじゃないですか。
それまでの価値観だと異常者でしかなかった「家庭的にも社会的にも何も成していない男」が自由恋愛と格差社会の時代には普通に現れることを身をもって証明してくれた人たち。
特に当時オタクの持ち物だったインターネットをガッツリ弱者男性マインドに寄せていったのは良くて、これで下の世代がかなり"教育"された。
おかげで今は「適当に生涯独身で生きます」と宣言しても表面上は「ま、いいんじゃない?」と返すのが正しい世の中になったし本心からそう思う人も多い。
氷河期弱者男性のおかげで今の俺たちがあるといっても過言…いや過言か。でもそこそこ貢献してくれたと思う。
ただ、そうやって彼らが(部分的に)作り上げた時代に…彼ら自身はいまいち適応できていないのが残念なところだ。
まず本人らの価値観が更新されていないからいまだに妻子持ちの年収800万~年齢的には1200万あたりに「普通」のラインを置いているフシがあり妙に要求が高い。
しかもパターナリズムが抜けていない場合が多くて影響を与えたはずの下の世代ともやたらと衝突を起こす。
なんといってもずっと針の筵だったから性根が腐りきってしまっているのが致命的で、もう属性がどうとかではなく普通に付き合いたくない人間になってしまった。
最初の話になぞらえると今は氷河期弱者男性にとって死後の世界、腐りながら彷徨う姿はゾンビのようなものだから、せめて速やかに成仏してほしいものだ。
原因は自分にあったとは思う。とても自己中心的だったし、調子こいていたから。
クラスの女子は元気なグループ(ここに所属していた)、おとなしいグループ、オタクグループとざっくりわかれていて、
元気なグループでハブられると、オタクグループに受け入れてもらう流れができていた。
今思えば本当にバカバカしい。
元気なグループで最も声が大きい(物理)のがA。面白い子だが、ハブをするのに一番積極的だった。
ハブにされると、元気なグループの子たちは必要最低限しか話してくれなくなる。
休み時間にグループに寄ろうとすると「なんか要らない人がいるんですけどー」。
判分けをするときに「これで人数ぴったりだね!」と壁を作られて入れてもらえない、とか。
朝学校に来るとわたしの椅子だけ机の上にのっていたり、首の取れた人形が置かれていたりもした。
教科書を隠されたこともあるけど、元気なグループの中で良識のある子に相談するとこっそり取り返してくれた。
親や先生に助けを求めるのは恥ずかしかったし、暴力をふるわれるとか害を被ったわけではないし
「私は傷ついてませんけど?」とできる限り涼しい顔でやり過ごすのに精いっぱいだった。
大人になった今なら、教室でひとりで過ごしたり、グループに執着せずにほかの子と居ればいいだけのことだけど
当時は教室の中がすべての世界で、どうすることもできなかった。
私と話したり一緒にいる子がいると、Aがその子を連れていったり、
私と一緒にハブられるかもしれないから、みんな私を遠巻きにしていた。
おとなしいグループの子もオタクグループの子も、私へのあたりはきつくなっていった。
話しかけようとしたら睨まれたり、「わたしたち●人組で最高だよね!」と肩を組んでブロックされたりしたwひどいなー
一番覚えているのは文化祭。
クラスの出し物は、準備も当日の運営も先生に怒られない程度に最低限手伝いをした。
当日、たまたまクラスの女の子が一人で居たから、「一緒に回ろう?」と声をかけたらダッシュで逃げられた。
「文化祭を一人で歩いている」というのを他のクラスの子や学年の人に思われるのが嫌で(誰も思わないのにね)、
演奏やステージをしている体育館の隅の隅で座り込んで文化祭が終わるのを待った。
私をハブっていたAをはじめとする元気なグループのみんなとは、ほぼ全員別のクラスになった。
もしかしたら先生も私を取り巻く環境をわかっていたんじゃないかと思う。
その後Aは、元気なグループからおとなしいグループ属性にチェンジする。
エネルギッシュでギャーギャー言っていた彼女が、急激にしおらしくなっていった。
なるべくAには関わらないようにしていたし、関わりたくなかったのだが、必要なことがあればAも私と話すようになった。
心の中では「どの面下げて話しかけてんだよ」と思う一方で、完全にトラウマとなりAを怖いと思う側面もあった。
ハブられた半年間で私は傷ついたけど、残りの学校生活は優しい友人たちと楽しく過ごした。
先日ふとAの話になり、友達が「Aって途中でカツラになったよね」と言った。
私は知らなくて驚いた。
どうやら病気なのか、体質の関係かで髪の毛が抜け落ちてしまったらしい。
「へぇー」でその話は終わったのだが、その日寝る前、私はベッドの中で色々考えた。
「女の子で思春期の多感な時期に髪の毛が抜けてしまうのはつらかっただろう」と良いヤツな私は思った。
「ざまぁwwwwwwwww私の呪いじゃwwwww」と悪いヤツな私は思った。
因果応報ってあるんだなと、初めて思った。
いまでも夜中にフラッシュバックで涙が出てきたり、ハブられていたときの癖で食事の早食いが直らない(早く食べないとみんなが私を置いてどこかにいく)。
ふとAを思い出して、憎んで、何とか復讐できないものかとGoogleやTwitterで彼女の名前を検索することもあったw
あと、なんとなく友達や他人に100%心を開くことができなくなった。
クラスで孤立しているときの心臓がスーッと地面に落ちるような、体の中が冷たくなるような感覚は忘れられない。
いまいじめをしている人がいるなら、くだらないからやめろと言いたい。
ネガティブな感情に動かされて執着するより、好きなことややりたいことに時間を割いた方いい。
一緒にいるのが嫌な人がいるなら、無理に仲良くする必要はないが、周りを巻き込んだり人格を否定してはいけない。
学校でハブやいじめにあっている人、卒業したらみんな疎遠になるし(なれるし)、
今はつらいかもしれないが、長い目でみれば学生生活なんて一瞬だ。
クラスだけが世界じゃない。学校外にも習い事やサークル、アルバイトなどいくらでもコミュニティはある。
クラスでひとりでも堂々としていればいい。
あ、暴力とか暴言とかカツアゲとか晒しとかガッツリいじめられているなら
今すぐまわりの大人に相談して。親や先生に言えなかったらホットラインとかあるし。
証拠集めて弁護士に依頼してギッタンギッタンにやっちゃってください。
わたしも証拠さえあればAを社会的にボコボコにしたかったけどなー録音とかしておけばよかった。
職場や別のところでいじめられている人は…ちょっとわからないけど
とにかくそのコミュニティから離れるのが一番。そこにいなければいけない理由ってあるの?
最後に。