5年以上前友人から遺書が送られてきた。
吹っ切れたようにも読めるその文章をたまに読み返してしまう。
俺は彼の自死を引き止めることができなかった。
その自死が成功したかどうかも確かめる術ががない。
警察に連絡した。
友人の実母に連絡してもらえたがほぼ絶縁状態であり「現在の居場所はわからない、息子の生死に興味もない」と突き放されてしまった。
仕方のないことだが警察はそれ以上対応してくれなかった。
手元にある携帯の電話番号にたまに電話していた。
何故か呼び出し音は鳴る。留守番電話サービスにつながる。
もう新しい持ち主がいるのかもしれないのでここ1年は電話していない。
ツイッターのアカウントはいつの間にか消えた。
恐らく彼自身が死に際消したのだと思う。
遺書が送られてきたのはDMだったがもうそのやり取りはスクショでしか残っていない。
LINEのアカウントはいまだに残っている。
トーク履歴には俺が送ったメッセージが未読のまま残っている。
たまに友人の名前を検索してしまう。
実は生きていました〜ってオチがほしい。
友人に似た芸能人が最近よくテレビに出ている。
実は彼だったりしないかなと考えてしまう。
友人の遺書を繰り返し読んでいる。
読み返すたびにどんな気持ちで書いたのか考える。
こんなこと考えたり書いたりしたら成仏できないかな。
遺書の中では晴れ晴れとしていたが俺は生きていてほしかった。
エゴだとは分かっているが生きていてほしかった。
Permalink | 記事への反応(2) | 00:09
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LINEのトーク履歴にメッセージが残り続けてるの、すごく苦しいよな
携帯の電話番号あるなら、警察が契約先の住所調べて訪ねるとかしてくれないものなんかね。事件性が無いと無理?