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はてなキーワード: 中年とは

2024-05-18

anond:20240516221255

適度に都会で多目的トイレが充実してる、

どこでも多目的トイレが整備されてきた、

適度に田舎多目的トイレで順番待ちが発生しない、

の複合なんじゃないの?いいね




自分経験談つらつら

東京都の東の端から西は八王子市くらいなら

土日祝日多目的トイレ絶対空いてるって事は経験無い

神奈川県横浜市千葉県市川市埼玉県さいたま市、、、東京近隣もそう

多目的トイレを利用して出て

双子の赤子連れみたいな自分より大変そうな人や

車椅子障害者が待ってたりすると冷や汗かく

自分必要があるし責められるわけではないし

完全に空いてる場所なら多目的トイレを選ぶが

そこそこ人がいて健常者用の普通トイレで間に合いそうなら普通トイレに行く




ある程度育って自力トイレに行ける3〜5才を

トイレで1人にするのは怖い

6才以上の小学生でも怖い

3〜5才なら女子トイレに連れて行って

入口付近などで待たせる

今のところ、どちらかといえば残念ながら

男性に」トイレ個室に連れ込まれる(未遂もあり)危険注意喚起の話が時々どこかしらから回ってくる

女性加害者もいるだろうが、少ないというか聞いたことはない

ファミレスでもイオンのような店でも怖い

中年長5才になると女子トイレに連れて行きにくい

本人が嫌がる場合もある

練習も兼ねて男子トイレに行かせるが入口にいて1度声掛けする

「手を洗おうね」とか当たり障りない言葉

必ず保護者の目がある事を周囲に伝える


早熟でわざと女子トイレに行きたがる男の子の親は大変そう

子供性的行為絶対しない、というのは楽観的と思う

3才くらいか早熟だった話はweb上に結構たくさん散見される

運がいいのか遭遇した事はないが、低年齢でその状態だと先が思いやられそう

怪しいそぶりのヨソの子がいたら、注意を払っておくしか他に方法がなさそう

2024-05-17

大企業派遣から中小正社員転職したら詰みを感じてきてる

転職をした。

人生何度目かの転職である

直前の仕事派遣事務であった。

無期雇用派遣事務として数年勤めていたが

3年以内に現場を去る人が大半の有期雇用と違い

契約の続く限り同じ職場に居続けることができるため

段々と契約内容以外の庶務雑務が増えていった。

仕事なんてそんなもんだし、派遣でもテレワークさせてもらえるし、職場雰囲気は良くのびのびと働くことができる。

自分子育てに忙しく、また居心地が良かったため同じ派遣先に長く居続けてしまったが

管理職なのにほぼ出社してこない女性が、実は小受のためにテレワーク活用だったことが分かり

バリキャリ女性の昇進とキラキラお受験のために

低賃金のまま庶務雑務が増え続けるままに派遣でいるのも馬鹿らしくなったため転職した。

中年シングルマザー、前職は派遣事務

厳しい条件だったが東京で探したら転職活動2ヶ月で次の就職先が決まった。

決まったのは良いが、決まった先が問題であった。

前職は派遣である

派遣先は派遣大勢抱えられる程度に余力のある、大企業である

さら大手通会社関連であったため、ITシステムが普及し、社員派遣パソコンの電源をいれるところから仕事が始まるものであった。

転職先は中小である

地方工場があり、営業所として大都市に小さな事務所を構える製造業である

創業XXX年目を迎えるほどに歴史は長く、取引先は古くから付き合いのある会社が多く、社歴の長い社員が多い────といえば少しは聞こえがいいが、つまり年寄りが多い。

そのためほぼすべての業務アナログである

取引先との連絡はFAXが中心。

伝票は基本的手書き

電卓を叩いて見積金額を出す。

在庫管理目視確認

工場への在庫確認はまずは電話、その次FAX

しかも経費精算を担当するのは工場にいるおば…おばあちゃんなので

おばあちゃんの分かりやすいように色で勤務表(手書き)を作成し、領収書を集計した文字エンピツで大きく書かなくてはいけない。

まだある。

転職をしたなら先ずは仕事を覚えるところから始まる。

大企業なら研修制度新人教育時間がある。

転職してきた人材を育成する暇はなくても、元々在籍している社員研修を受けてきて仕事を教える・覚えてもらうための何かしらの教育は受けている。

またチームで仕事をするため業務に関する情報を共有できる形にしておく大切さを知っている。

しかし私が転職したのは中小の小さな事務所。

その小さな事務所をXX年一人で切盛りしてきた気の良い事務員さんの助手をしているのだが

如何せん小さな事務所をたった一人で切盛りしてきた事務員さん、

他人業務に関する情報を共有する、という感覚が無い。

大変に人柄の良い人なのでお喋りは楽しい

世間話はとても弾む。

だがしかし業務内容の共有には大変な困難がある。

複数取引先それぞれに別々の対応必要であるが、

その対応についてデータベースも無ければマニュアルもなく、正解は事務員さんの頭の中にしか無い。

毎日毎日「これ言ってなかったけどここの会社には〇〇が必要で…」と追加情報が増えていく。

そして事務員さんはすべての業務引継ぎ内容を根性論こちらに叩き込んでくる。

昭和だ。

在りし日の昭和ノスタルジー中小企業にまだ残っていた。

あぁ美しき昭和の残り香よ、IT化されていない事務作業のなんと面倒臭く時間無駄遣いしてしまうことよ。

ノスタルジー感傷に浸りたくはないので、早々にIT導入をしたい。

(それかさっさと辞めたい)

中年期の不安

更年期障害ストレスによりテストステロンが減るとうつになるらしい。

若いときは無理したり怒りのエネルギーを使ってどうにかなったが、いよいよどうにもならなくなってきた。毎日起きるのがつらい。

2024-05-16

anond:20240512145508

こんな根拠のない下世話な話がホッテントリ入りとは。昔、中年男性電車タブロイド紙読んで光景プラットフォーム移動しただけな感じになってきたのね。

腹囲あと1cmメタボですよって言われたけど

これでメタボなら世の中の中年みんなメタボじゃねえかって思うくらいなんだが

典型的ビール薔薇ビール飲まないけど

2024-05-15

anond:20240515220708

宗教だろ

中年以降は加藤茶のような大当たりの嫁は宗教以外は無理

anond:20240511222842

俺が知ってる嘘松と妙に似てるな。

現実的金持ち&充実アピール最近AI使ってるというところも共通してる。

まあ、中年のイキリはだいたい似た感じになるということなのかもしれないが。

anond:20240515200720

このロジック婚活男性をモノ化して品定めしてる中年女性の方に刺さるんだよなあ。

チャイルドシート付き自転車マナーの悪さは異常

爆速で走るくせに全く歩行者を避けようとしない。

子供積んでるのに危ないだろって思って

後ろ見るとマナー悪い奴は大体子供積んでないチャイルドシート自転車

もしかして、このチャイルドシートフェイクなんじゃないか

本当は子供なんていないのにチャイルドシート付けることで頑張るママさんという演出をすることでマナーの悪さも寛容に見てもらおうとしているのでは?

まぁいずれにしろチャイルドシート付き自転車は周りが勝手に避けてくれると想定した自己中心的運転をする非常識中年女性ばかり。

老けたお母さんやだな

小学生の親で中年で老けたおばさんはまあ仕方ないと思えるが

子供保育園幼稚園に通ってて、自分が老けたお母さんになってるの嫌だわ

子供大学生くらいになってたら自分初老ちょっとよぼよぼしてても仕方ないと思えるけど

子供保育園幼稚園なのに母親が老けまくってたらほんと悲しい

自分が一人目の子供を園に通わせてて、数年下の子と間をあけたもんだから

このまま自分美容努力しなかったら

くたびれたBBAになってしま

幼児と園に通うくたびれたBBAになってしま

自分理想の人数分の出産20代のうちに済ませて、美容に力を入れて、美人ママとして子育てを楽しんでいく人生たかったです。

とりあえず、ミランダかあちゃんを目指す

2024-05-14

張り切って仕事する中年女性が苦手

家の近くのスーパー夕方、ほぼ毎日勤務してるスーパー店員中年女性がいるんだけど、

とにかく声がデカくて張り切ってる。

下品な感じじゃなくて阿佐ヶ谷姉妹みたいな高くて突き抜ける上品な声質。

いらっしゃいませーーー!ありがとうございましたーーー!〇〇のお預かりでーーーす!袋どうされますかーーー!?うん、まぁうるさい。

仕事終わって疲れてスーパーで買い物してるとあの元気の押し売りみたいな声を聞くと疲れる。

たぶん他の客も同じようなこと思ってるんじゃないかな?都内オフィス街にあるスーパーから客層はサラリーマンの男が多い。

客が少ない時も他の従業員にあーだこーだと仕事のことで話してる。仕事大好きなんだろうな。

普通に見たら大きな声で接客して感じが良いんだけど、なんか「私すごく頑張ってる!」というのを見せつけられているようでイラっとする。

他の店員はよくいるスーパー店員と同じでローテンション。まぁそれが普通だよね。というか、夕方だし客も仕事終わって疲れてるのにハイテンションで張り切った声出されると聞いてるだけでもしんどい

そういうのは時と場合によるよね。

居酒屋で客が酒飲んでハイテンションなら店員ハイテンションだと「ノリ良いね!」ってなるけど、スーパーで客も店員もみんな疲れてダラーっとしてるのに1人だけハイテンションで「みんな元気無いわよ!」と言わんばかりに声張られるとムカつく。

でも悪いことしてるわけじゃないし誰も注意できないよな。というか他の店員はこのおばさんをムカつくと思ってないかもしれないが。

特性を活かし社会でやっていけてる発達障害 ←IQが高い、金がある、育ちがいい、外見がいい

狂わない独身中年 ← IQが高い、金がある、育ちがいい、外見がいい

anond:20240513094648

中年独身フェミニストおばさんの悪口はやめてください!!

必死自己肯定感を保ちながら生きているんですよ!!!

2024-05-13

中年男女が抜ける抜けないって話をしてるだけで気持ち悪い

なんでオタクなんか差別しちゃいけないんだかわからないわ

ただの自慰中毒社会ダニじゃん

日本人って老けてない?

中国とか韓国中年ってイケおじ多くない?

俳優じゃなくて一般人

日本に来てるアジア人のおじさんはおじさんってわかるけど何か爽やか。

少女漫画イケメンにそのままシワ付けただけみたいな作画のおじさん。

でも日本人の中年はみんなくたびれてる。顔も身体ファッションもくたびれてる。

日本に来てる中国韓国のおじさんは富裕層から

anond:20240513075354

プライベート充実してたらプライベート志向なのは当然じゃない?

中年独身おっさんとかが用もないのに寂しいから帰りたがらないのとかのほうが問題だと思うわ。

子供のころのオナニーが忘れられない

小学校のころの俺の放課後は、ほとんどオナニーのためにあった。

中年になった今の劣等感支配欲で濁った性欲ではなく、まぶしいほど純粋な性欲に漲っていた。

わくわくするような好奇心に突き動かされて、俺は早熟天才としてオナニーの深みを探求していた。

正しいオナニーなど知らない俺は、本能でそれを会得しようとしていた。さながら芋虫が誰に教わることもなく蛹になるように。

から、そこに「到達」したのはまだ精通前だった。

俺の家には小さなマッサージ器があった。

オナニーの道具で想像するような激しい振動をするものではなく、何かのおまけでもらったようなちゃちな振動をするだけの白いプラスチック製のマッサージ器だ。

マッサージ器と出会う前は、床に擦りつけるだけのオナニー原始人だった俺は、このマッサージ器を手に入れたことで飛躍的な進歩を遂げた。

スイッチをオンにしたマッサージ器をチンコの付け根に押し当て、そのまま寝そべる。

括約筋と床にかける体重を調整しながらそれが来るのを待つ。

おかずはもちろん、貧相なものだ。その当時親がとっていた新聞に載っていた少しエッチ広告をこっそり切り抜き、集めていた。

それを眺めながら想像世界ダイブする。

重力をまだ知らない想像力が導く世界を、俺はもう忘れてしまった。

この世には存在しない何かを見て、触って、嗅いでいた。

その世界チンコの付け根の振動シンクロすると、やがて、来る。

最初は恐ろしかった。身体自分意思とは関係なく動き、必死抗うと目の前が真っ白になる。

頭を血が駆け巡っているのが分かる。

チンコを中心として下半身感覚がない、そう思った次の瞬間、自分が強烈な快感台風の目の中にいたことを思い知る。

奥歯を強くかみしめても声が漏れる。言葉にならない声がどんどんあふれてくる。

どれくらい時間が経ったかからないが、立ち上がろうとしても足が痙攣していて上手く歩けない。

このオナニーに俺は耽溺していた。

人生で一番幸せな時期だったと思う。

だが、やがて小学校高学年になり、精通経験すると、次第にそれは訪れなくなっていった。

今思うとあれはドライオーガズムだったのだろう。

暫くたってからもあの感覚をもう一度味わうためにいろいろなものを試したが、すべては徒労に終わった。

今日家電量販店に行くとマッサージガンが並んでいた。

懐かしさと好奇心から触ってみると、なるほど、これはかなり強力な振動だ。

もうここ数年はすっかり諦めていた、あの感覚を取り戻すためのチャレンジをもう一度してみたくなった。

だが、この振動の強さ、大丈夫だろうか。よくわからないが俺の前立腺的なものは耐えられるのか。

結構高価だけど、また無駄に終わってしまったらもったいないな。

色々な不安が頭をよぎり、結局買わずに家に帰った。

かつて、純白の性欲に導かれ、天上の扉を開いた天才だった俺は、すでに好奇心の翼を失くしてしまっていたのだ。

2024-05-12

日本人女性海外売春の現状●続きあり

海外売春をする日本人女性が増えている。これを読んでいる人の想像する100倍増えている。


ネット海外売春スカウト求人検索すると、大量にヒットする。彼女たちは国内ソープランド短期出稼ぎする感覚海外に「出稼ぎ」に行く。


国内デリヘルだと報酬は1日3〜5万。ソープでも1日10万を超えるのは厳しいが、海外だと円安もあり、国内ソープの倍以上は稼げてチップも貰える。だから彼女たちは海外に行く。日本売春をするより、フィリピンマニラに行くほうが稼げるのだ。

最近の一番人気はオーストラリアシドニーメルボルン。客層は中国人が多い。スカウトは「オーストラリアワーホリ取れば売春合法だよ」と行って女の子を誘う。もちろん観光ビザでもワーホリでも売春禁止だが、売春自体非合法な国よりハードルが低いらしい。 

他にはカナダアメリカも多い。メインの客層は主に中国系富裕層だ。日本スカウトが現地のエージェントに紹介し、航空チケットの手配をする。最近日本人女性の単身渡航売春を疑われるため、カモフラージュ手荷物ガイドブックなどを忍ばせるという。それでも審査で引っかかる日本人が後を絶たない。

現地のスタッフ空港から滞在先(ホテル)への送迎を行う。食事Uber Eatsで調達宿泊先のキッチン自炊をする。何人も受け入れているところだと現地に日本スタッフがいて、スマホSIMカード契約日用品の買い出しなどもする。ホテル滞在し、電話がかかってきたら出勤する。だから外国語が話せなくても問題はない。

中には悪質な店もあり、オーストラリア女の子をほぼ監禁状態で1日2回の質素食事を与えていた経営者逮捕されている。

客層は中国系が多いが、黒人などを相手にするのが不安な人や渡航費用を抑えたい人は、韓国ラオスフィリピンシンガポール台湾などに行く。

昨日、韓国売春をしていた日本人女3人が逮捕された。出稼ぎ韓国を選ぶ子は整形資金を貯めたい人が比較的多く、そのまま韓国で整形をして帰国する人もいる。

女の子たちと話した体感では、8割強がホストお金を使うためだ。売掛金の返済、担当ホスト)のバースデーにタワーをしたい、担当を1位にしたい。その他2割は整形資金借金返済、発達障害等で普通仕事ができなくてもともとデリヘルやってたけど海外の方が稼げるから…など。

ホストのメイン客層は、一昔前は金持ち中年女性が多かったが、今は学生も多い。女の子デリヘルで稼いだお金を使わせ、お金がキツくなってくると「海外行ってきたら?」と誘う。日本スカウトと繫がっているホストも多い。

スカウトは現地エージェントから紹介料を受取り、エージェントは売上をピンハネして女の子報酬を渡す。10日働いて渡航差し引いても100万〜200万の報酬を手にした女が帰国後に向かうのはホストクラブである。(メンズコンカフェ地下アイドルなどにお金を注ぎ込んでいる人もいる)


1回の出稼ぎ報酬はホスクラシャンパンタワーを1回やれば消えるような額だ。それでも担当のためにタワーをすることはそれだけ価値のあることらしい。その一夜だけは特別な「姫」になり、担当エース客として接遇を受ける。そして一度タワーをやると期待に答えるためにまた高いお酒を入れる。実績があるから支払いは掛け。溜まった掛け金を支払うために海外出稼ぎリピートする。

頂き女子教祖こと、りりちゃんもおぢに頂いた金を担当ホストに注ぎ込んでいたのを見てもわかるように、女の子セックスワークで稼いだお金ほとんどがホスト美容整形外科医に流れているのが構造だ。

このせいもあって、普通海外観光に行こうとした日本人女性売春を疑われて入国できない事案が多発しているため、海外旅行に行く女性は注意してほしい。できるだけ地味な服装スーツケースに華美な下着を入れない・コンドームなどの避妊具を荷物に入れない、スマホセクシー自撮りを保存していないなどの対策をしてほしい。

●続き

ホスト業界についてはホストと直接関わりがなくて女の子から聞いた話だけで書いてるので実態と違うかも。

スマホの中身まで見られるの?

入国審査スマホの中身を見られるケースは増えている。もちろん疑いをかけられた場合のみ。特にアメリカ入国審査カジュアルスマホ取り上げてくるらしい。別室送りにされたら隅から隅まで見られる。

ホストは何にお金を使ってるの

女の子から聞いた話だと飲食費、車、独立するための資金、夢、親孝行、弟や妹の学費などに使っているそう。

まり稼げないホストだと整形・衣装代・姫が掛け金払わず飛んでしまい回収不能になるケースもあり大変らしい。

・何者ですか?

婦人科で働いている一般人。立地の関係風俗関係のお客さんが多い。(定期的な性病検査などがある)

・なんでホストにハマるの?

女の子共通点として自己肯定感が低い、不良ではないが学生時代はあまり勉強ができなかった、他に趣味がない、アイドル好きみたいなタイプが多いと思う。

初回料金が2,000~3,000円で90分飲み放題で設定されてるお店が多いので最初入店ハードルが低くてそこからハマっていくらしい。

詩とか俳句短歌について思うことメモ

もう人生の折り返し点をすぎて久しい。目を通す文字は、仕事書類ばかりとなった昨今。

でも小学校高学年から中学生にかけての頃に、文学少女に憧れた時期があった。

書店の奥のほうにいっては新潮文庫コーナーで、適当に数冊手に取っては解説に目を通したりしていた。

まれて初めて自分で買った詩集は、井上靖詩集だった。小学校5年生か6年生の頃だと思う。

頁を開いたとき、これは詩なの?というのが最初感想だった。普通に文章だったからだ。

調べてみると、井上靖の詩は、散文詩という形式らしい。なにが自分の知っている詩と違うのだろうというところで

「韻」という言葉もその時初めて知った。

井上靖詩集を手に取ったのは、国語教科書に載っている著者の本でなるべく読みやすそうなものを探したからだった。

というわけで、あすなろ物語のついでに手にしたのが、人生最初詩集だった。

小中学生の頃、国語の授業で、詩や短歌に少し関心をもった私は、韻を踏む、という作法が苦手だった。

季語などルールがあったり、韻で楽しめなければならない、みたいなもの短歌俳句だとすると、ちょっと縁がないなと。

特に覚えているのは、中学校の時習った在原業平短歌に、かきつばたを詠みこんだものがあるが、韻だけでなく、言葉ニュアンスにいろいろな仕掛けを作らないと詩として成立しないのかと思うと到底自分には向いてないジャンルだった。しかし、そうはいっても、短い言葉で何かを表現してみたいという思いは消えず、ひそかに詩集をつくって引き出しの奥底にいれていた。


井上靖の詩のなかに

幼少の頃、川辺の石段の下で手を洗っているとき不意に石鹸が手元を離れ、深みに落ちていったという情景の詩があった。その喪失感をその後の人生でも刻まれているという内容だった。これなら自分でも書けるかもしれない、と思った。

自分世界表現の仕方や詩の味わい方を学べたのも井上靖の詩の影響が大きかった。

例えば、雪という詩がある。


 ―― 雪が降って来た。

 ―― 鉛筆の字が濃くなった。

 こういう二行の少年の詩を読んだことがある。

 十何年も昔のこと、『キリン』という童詩雑誌

 みつけた詩だ。雪が降って来ると、

 私はいつもこの詩のことを思い出す。

 ああ、いま、小学校教室という教室で、

 子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と。

 この思いはちょっと類のないほど豊饒で冷厳だ。

 勤勉、真摯調和

 そんなものともどこかで関係を持っている。

井上靖詩集運河」より

中学生の私は、なるほどと思った。

詩というのは、雪が降って鉛筆の字が濃くなったという描写やその言葉なかにあるのではなくて、物語は書かれてない背景のなかにあるのだなと。

鉛筆の字という描写だけだったら、だから何?という感想しかない。しかし、鉛筆を持つ誰かの表情を想像し、その背景を想像して足してあげることで一枚の絵になる。

井上靖の次に手に取った詩集もよく覚えている。

武者小路実篤だった。やぱり散文詩だった。

当時、大好きだった先輩が「友情」を読んで感動したといっていたので、友情ともう一冊詩集を手に取った。その後しばらくして、私の失言が原因で先輩は私からフェイドアウトしていった(つまりフラれた)ので文学をダシに先輩と仲良くなろうという作戦は失敗した。しかし、武者小路実篤の詩はそんな私をなぐさめる言葉にあふれていた。

いじけて 他人にすかれるよりは 欠伸(あくび)して他人に嫌われる也 夏の日。 嫌う奴には嫌われて わかる人にはわかってもらえる 気らくさ。


ほどなくして、種田山頭火という自由律俳句というジャンルを知った。

山頭火面白い普通俳句じゃないところがいい。規律から解放されるってすばらしいことだと。

定型詩嫌いな私にとっては、ある意味で、俳句短歌エントリーポイントとなって、

新聞の俳壇や短歌欄に時々目をやるようになった。

いわばお勝手からこっそり入門したような形だ。

しか俳句は、季語の煩わしさにどうしてもなじめず、自分には遠い世界のままだった。

いつしか手にしていたのは、興津要解説する江戸川柳 誹風柳多留だった。古典落語にはまり始めた時期だった。

剣菱という酒を飲むことを江戸時代の人が剣菱る(けんびる)と言っていた、など、現代言語感覚と近い、興味深いことがいろいろと書かれていた。

エロい川柳結構好きだった。今でいうサブカルチャーだ。

その後は巴毎晩組み敷かれ

木曽義仲の元を離れ、和田義盛に見初められ身柄を預けられた巴御前、ネトラレ系の元祖ともいうべき味わい。思春期の私はこうした江戸時代川柳妄想たくましく想像し、手が動いた。五七五だったら、こっちの世界のほうが楽しい

一方、短歌のほうは、というと、当時の朝日歌壇は毎週とても楽しみにしていた。

俵万智サラダ記念日ベストセラーになったからというのとは全く関係なく、プロではなく、市井のいろいろな人が短歌を詠んでいるということが興味深かった。

例えば、こんな一首。

わが胸にリンチに死にし友らいて雪折れの枝叫び居るなり

あさま山荘事件を起こした連合赤軍幹部坂口弘収監中の東京拘置所から毎週のように短歌朝日歌壇投稿していた頃だ。

朝日歌壇では他にも穂村弘がいた。短歌表現する世界の幅広さを朝日歌壇で知った。

そして渡辺松男太田美和が常連投稿者として名を連ねていた。

風花って知っています

さよならも言わず別れた陸橋の上

渡辺松男太田美和は実社会で互いに関係があるわけではなく、それぞれの思いを歌に込めていたのだと思うけど、なぜか不思議と互いに呼応し合うものがあった。これは当時の歌壇リアルにみていた人にしかからないことだけど。雨の森や樹々など独特の世界観を表現する渡辺松男に対して、雨の日に部屋にこもれば憂鬱発酵すると詠んだりする太田美和。

生活で恋をしていた私は太田美和の言葉自分を重ね合わせた。


でもこのころが私の文学少女期のおわりだった。

大学卒業したものの、就職できずに苦しむ時期がやってきた。就職氷河期というやつだ。

生活が一変した。

書店で立ち寄るのは、奥の文庫コーナーではなく、店の前の新刊コーナーであり、資格取得のコーナーだった。

購読紙も朝日新聞から日経新聞に代わり、東洋経済となった。

世の中からどんどんと取り残されてゆく焦りでいっぱりになっていた。

山頭火武者小路実篤もへったくりもない、そんなことより面接資格だ!という日々。

就職が決まってからは、病気になったら人生終わりだし、干されたら終わり。もう一歩先に、もう一歩とただひたすら走り、走らされる人生が始まった。

たまに思い出しては、現代短歌最近の潮流を知りたくなって、枡野浩一の本を手に取ってみたりはしたものの、ピンとこなかった。

若い頃あれほど好きだった渡辺松男も改めて著作をみると作風が変わったのかと思うほど、何一つ言葉にくすぐられることなく、不感症になっていた。変わったのは自分のほうだ。


それから数十年、あるとき気が付くと、新しい家族が増え、家が建ち、旅行などしている。

そういえば何十年も詩や短歌を目にしていない。寺山修司の本は引っ越しのどさくさでどこかにいってしまっていた。

思春期のことを遠く思い出すようになった。実家の部屋の引き出しにはまだヘンな自作ポエム集が眠ってるはずだ・・。自分死ぬ前にはなんとしても奪取してこないといけない。

中年になっていいかげん自分限界を悟って、ふっと一息いれた、という形だ。

ふと思い出すのが、最初に買った井上靖詩集

 ―― 雪が降って来た。

 ―― 鉛筆の字が濃くなった。

この二行の子供の詩を、何十年も経って思い出す井上靖感覚がとてもよくわかるようになった。


これは人生の楽しみを食に見出して、ワインをたしなむようになってから思ったことでもある。

詩を楽しむということとワインを楽しむことには、ひとつ共通点がある。

どちらもウンチク語ってめんどくさい奴がいる、という意味じゃない。

鉛筆の字が濃くなる、という情景として、勤勉で真摯子供の姿を思い浮かべる、という

文として書かれていることと、書かれていない想像の背景の補完的な関係は、ワイン食事、一緒に食事するひととの関係によく似ている。

ワインの味や香りは、それだけで勿論、それぞれのワインに特徴があるし、品種ビンテージ気候土壌などさまざまな情報がある。

しかワインのおいしさを決めるのはそれだけではない。過去に飲んだ記憶とか、一緒に食べているもの、そしてそのとき話題、体調などに大きく左右される。

だって同じことで、喉が渇いているときの一杯と会議中にやり込められているときの一杯は全然違うはずだ。

マリアージュという言葉があるように、ワイン一種調味料として機能するため、食べ合わせ重要だ。

またワインプロファイル情報あるかないかも味を左右する。

ブラインドで呑むワインはどんな高級ワインだろうが、初見ワインしかない。ワインの特徴まではわかってもそこまでだ。

逆に偽の情報表現かに補完してしまえば、コンビニ販売しているワインを高級ワインと偽って出してもたいていの者には気が付かれないだろう。

ワインを色やら香り、余韻など物理的に因数分解した表現ができても、美味しさは客観的規律として表現することはできない。

詩も同じだと思う。規律ばかりを語るひとがあまりにも多い。本居宣長には悪いけれど、歌をつくるのは道だとしても楽しむのは道じゃないと思うんだよね。

井上靖が「小学校教室という教室で、子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と。この思いはちょっと類のないほど豊饒で冷厳だ。」というとき井上靖にとってその詩に初めて出会ってからの何十年間が効いてくる。井上靖は詩は規律ではなく、詩との出会い方だと教えてくれた人だ。

その情景を自分のなかでセットできるかどうかは、鑑賞眼の問題ではない。

どちらかというと、そのような情景がセットされてしまう、長年の思いの蓄積、その詩と出会ったときメンタル、いわば偶然の力だと思う。

渡辺松男太田美和が並んで歌壇掲載されていたあの空気感にしても、あのとき限りのものだったのだろう。

失恋をして武者小路実篤の詩に慰めれられた思い出もそう。まさに一期一会

先ほど、卒業してから詩どころではなくなったと書いた。

そのとき自分が置かれれる状況やそれまでの経験によっては、詩に対して、鈍感になることだってあるのだ。


ところで、先日、Yahoo芸能ニュースをみていたら、TBSプレバトというバラエティー番組で、俳句を競う企画があって、ある芸人俳句先生から5点と酷評されたと報じていた。

お題は「文房具」で彼女が読んだのは

消しゴムが 白き水面に ボウフラを

というもの。作者は「頑張って勉強して、消しゴムを何回も消すと、消しカスがたくさん出る。それが白いノートにたくさん積もっていると、ボウフラのように見えるという句です」と意味説明したものの、腹が立つ、とまで評者先生にののしられている。

ちょっと間抜けた感じはするものの、正直、なんでそこまで素人俳句酷評されなければならないか理解できなかった。だが、番組演出脚本としてはそれがオチなのだろう。

演出もさることながら、これは、他の出演者俳句が以下のようなものだったことも影響しているように思えた。

迎え梅雨 紙端に滲む 友の文字

虹の下 クレヨンの箱 踊り出す

天王山 黒ずむ袖に 薄暑光

薫風や 隣の君と 教科書

こんなふうに優等生を気取った俳句がずらりと来たら、それは「お約束」として、こき下ろすしかないのかもしれない。

バラエティー番組のなかで俳句を味わうということはつまり、こういうことなのだ。その芸人に対するイメージ作品クオリティが補完されてしまうのだ。

しかし、この句が仮にお笑い芸人ではなく、どこかの学校児童生徒が作ったものであったとしたらどうだろう。

消しゴムをかける姿は、情景としては授業中であることを示唆している。5月番組文房具からまだ気持ちフレッシュだ。だけどがんばろうという気持ちは長続きしない時期でもある。

ぼうふらにみえるほど消しゴムをかけるくらいだから、授業中、何度も消していて、その間、ノートをとる手が止まることになっただろう。

それでも授業はお構いなしに進んでいく。溜まってゆく消しごむのカスからは、授業についていく焦りとともに、生徒のひたむきさ、間違って消すことが多い生徒のどんくささも垣間見られる。

いかげん疲れたかもしれない。めんどくさいと思ったかもしれない。

一方で白い水面(ノート隠喩)は、清潔さや純粋さを象徴している。

ふと手を止めた瞬間に、そこにボウフラがいるようにみえた、というのは、一瞬立ち止まってボウフラ?などとくだらないことを想像してしまった自分の不純さや切れた集中力で抜けてしまった気力(投げ槍感)との鋭い対比となっている。

と、このように解釈すれば、俳句としてむしろ「ボウフラを」で間抜けた形で止めた意味が出てくる。そこから先は、苦笑いなのだ

ボウフラを季語と認めるかどうかはわからない。しかし、純粋に詩としてみれば、消しゴムとボウフラという組み合わせは非常にユニークだ。

また、どんくさいもの弱者がボウフラというノート上のより小さい存在視線フォーカスする、という手法小林一茶方法とも通じるところがある。

番組の評者は、この芸人俳句酷評したうえ、次のような添削をしたという。

しかすはボウフラみたい夏休み

夏休みかよ。口論の途中で勝手に話の前提を変えられたときのような不快感を覚える添削だった。消しかすって文房具じゃないし。

しかし、誰しも詩に対して鈍感になる、そういうことはある。端的にあれバラエティ番組からね。

ただ、私の場合、やっぱり俳句には縁遠いのだろうと思った。俳句がメインのカルチャーであろうとする、優等生を選ぼうとする、そのいやらしさも嫌だ。上品そうな季語を競うかのような世界一種ルッキズムだ。夏休みかいって勝手おめかしさせようとするんじゃねーよ。

そういうところがまさに、かつて私が川柳などのサブカルに引き寄せられるひとつ動機だった。ボウフラにシンパシーを感じる感受性は恐らくはかつて親しんでいた落語川柳で身につけたものだろうからゆりやん一句を悪くないと思うのは邪心かもしれない。そもそも番組ADがテキトーにつくりましたってオチかもしれないんだけどね。

300円でおいしく飲めるワインもあれば、駄作でも楽しめる作品もある。そういうことだと思う。

エルフの歯とか

中年になり、歯とか目とか関節とか

ああー、消耗品だったんだな…と思う事が増えてきた。

エルフはそのへんどうなってるんだろうか。

歯なら何回も生え変わるとか?サメみたいに。

すごく硬くて丈夫とか?

2024-05-11

アカウント名に2000が入ってる人は

2000年まれ若者か、2000年からネットをしていた中年のどちらか

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