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2017-05-27

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豊田市民芸館・民芸の森」と「豊田市近代産業とくらし発見館」に行ってまいりましたわ。

豊田市民芸館・民芸の森」はたくさんの建物があって、それぞれで展示がされていました。

いえ、建物のものも展示物ですわね。

民芸の森では明日イベントがあるらしく、たくさんの人が作業をされていて、

通りかかると快く挨拶をしてくださいました。

このあたりでは民芸と陶磁に造詣が深い本多静雄という方が活動していらして、

彼に招かれるようにして加藤唐九郎氏ら、著名な陶芸家があつまって

コミュニティを作っていらしたそうですの。

民芸館のひとつでは陶芸家河村氏三代の作品企画展で展示されていました。

ひとかかえあるラスター彩壷が綺麗だったのですわ。

棚に並べて置かれていて三百六十度から観察できなかった点は残念でした。

建物では旧井上西洋館という建物が興味深いです。

二階建てで三つの部屋があるのですが、机と椅子ばかりで生活感が

まったくありません。

明治時代西洋館は打ち合わせ用で、生活の場は和風屋敷だったという

本で得た知識確認できましたわ。

陶芸などの教室では多くの人が活動されていて、活気がありました。

豊田市近代産業とくらし発見館」は豊田市生産されていた生糸関係の展示をメインにしています

ちょうど実習室で生きたお蚕さんの展示がされていて、

いきおいよく桑の葉をはむ白い芋虫の姿が観察できました。

バリバリバリとはっきり音が聞こえることに、とっても驚きましたわ。

昔の養蚕農家はこの音と一緒に生活していらしたのですね。

2017-03-06

http://anond.hatelabo.jp/20170213102429

イタリアンが食べたい」って言うからサイゼリヤに連れて行った。

お腹すいた」と言ったら芋虫差し出す原住民との文化格差と似たものがある。

それでも芋虫を食べて歩み寄ろうとした彼女姿勢には好感が持てる。

2017-02-15

虫嫌いは生きづらい

私は虫が怖い。

当然触りたくないし写真も見たくない。

芋虫毛虫に関しちゃこうしてタイピングするだけでぞわぞわするし、文字を見ただけでも心拍数が上がる。

虫遭遇率が低いというだけで東京に住んでいるし、虫を幻覚で見たくないからという理由で酒も薬も全く興味が沸かない。

理由なんて無い。とにかく怖い。姿を見ると正気を失う。死骸すら片付けられない。葉が生い茂ってる木の下は走って通り過ぎる。

学生時代理科教科書が怖くて仕方がなかった。小学生の頃は理科の虫のページを持って何人もの男子に追いかけられた。

好きな漫画に虫が出たら読むのをやめるしか無かったし、ポケモンだってキャタピーがおぞましくてプレイがしんどかった。

虫遭遇率を下げてくれるコンクリートジャングル農薬は最高だ。無農薬野菜なんて恐ろしくて触れない。

こんなんでも小さい頃は田舎に住んでいた。その頃から虫が駄目だった。そこかしこに虫が溢れる外は恐怖の空間しか無かった。

かと言って田舎なので室内でも安心出来なかった。遭遇する度にぎゃーぎゃー泣いてうるさかったと親は言う。

とにかく筋金入りなのだ


種類なんて勿論関係無い。私は虫に対して平等だ。ゴキブリも蝉もカブトムシ蝶々も蛍も全て等しく恐ろしい。

えー?蝶々も?!じゃねぇよ。どこからどう見たって虫だろうが。むしろ大丈夫な要素ねぇよ。

どっちかって言うとゴキブリNGカブトムシOKな方が意味解んねぇよ。言う程造形違うか?

第一これも?あれも?って妥協点探してどうするの?どれも怖い。とにかく全部嫌って言ってるでしょ。日本語通じないの?


虫の方が怖がってるよなんて事もよく言われる。だから?という感想しかかばない。

あっちがこっちを恐れているからどうした?それで何が改善する?

とって食うわけじゃないんだからともよく言われる。だから怖がるなと。

ジェットコースターだって安全基準クリアしてるのに怖いだろ。恐怖は理屈じゃないんだよ。


田舎に行けば慣れるよって言うけどなんで慣れなきゃいけないの?

田舎育ちだって言ってんの聞こえなかった事にしてんじゃねぇよ。耳鼻科紹介してやろうか?

嫌な物は嫌。それを避けて生きていくじゃダメなの?

別に改善したくて言ってるんじゃねぇよ。伝える必要があると思ったから伝えただけだよ。

そのうち気にならなくなるからキャンプ行こうよじゃねぇよ。てめぇとは二度と関わらないからな。


子供が出来たらどうするの?それ私に聞いていいの夫だけじゃない?お前に関係無くない?

なんで親族でも友達でもないただ仕事で繋がりがあるだけのお前にそんな事言われなきゃなんないの?

ついでに言うとどうもしねぇよ。勉強嫌いな奴でも子供作るし料理嫌いな奴だって子供作るだろ。

虫が嫌いだから子供諦める?子宮から抗議の生理痛が来てもおかしくないほどアホすぎる結論だろ。


私もダメなの!!って言ってくるそこのバカ女。お前が一番の敵だ。

お前みたいに自己アピールのために虫嫌い装う奴のせいでこっちまで迷惑してんだよ。

たいしてダメでもないのにギャーギャーギャーギャー騒ぎやがって。

から声出してんじゃねぇよ。余裕あり過ぎだろ。こちとら腰抜かしそうで声なんか出ねぇよ。

でも悲鳴あげなかったら意外と平気じゃんってお前は眼科必要か?


とにかく虫嫌いは受け入れられない。驚くほど受け入れられない。

いくら主張しても信じられない。皆駄目だからと言われ、聞かなかった事にされる。

それならまだいい方で、何故か改善させようとお節介を焼かれる事も多い。

アレルギー好き嫌い勘違いし食べさせようとして来るお節介ババアのごとく出没する。

聞いてもいないのにあぁしたら治るこうしたら治ると主張してくる。

それを受け入れなければ出来てもいない子供を引き合いに出されて糾弾される。


虫はどこにでも出没する。

家の中でも外でも関係無い。出る時は出る。

東京には虫が居ないと言うが、蝶々ハエカブトムシゴキブリも居るし、なんなら蛍だって居る。

私はその陰に日々怯えている。道端を転がる枯葉を虫と見間違えて心臓が止まりそうになるなんて事は日常茶飯事だ。

そういう時私の体は全身の筋肉が硬直して、他の音が聞こえなくなるほど自分の鼓動が大きく聞こえるようになる。

当然呼吸も乱れる。元の状態に戻るのに3~5分はかかる。全身に力が入るせいかどっと疲れる。

正直かなりのストレスだ。多分長生きは出来ないと思う。


勘違いしないで欲しいが私は虫に滅んでほしいとか皆殺しにしたいなどと言う気持ちは抱いていない。

だって義務教育を受けているのだから彼等が生態系必要な事は解っている。

どちらかというと滅ぶべきは私だ。

ただ、出来る事ならば生息スペースを完全に分断したい。勿論できない事は解っているから口には出さない。


もしもこれを読んでくれる人が居たならば、他人が怖いと言った事を安易に克服させようとしたりしないでほしい。

恐怖は理屈では解決できない。本人にも理解できない圧倒的な恐怖が体を支配するのだ。

世の中の恐怖症は高所や閉所だけではない。

2017-01-31

大人ロボットになって破壊されたい。

 巨大人ロボットになって破壊されたい。

 みじめに無惨に破壊されたい。

 腕とか脚とかの装甲をぼろぼろ剥がされて、胴体に大穴開けられて、熱線で基盤を焼ききられて、壊されたい。

 それも、同格の機体なんかじゃなくて、雑魚のトループなどにやられるのがいい。

 とてつもなく強いロボットになって、最大戦闘力では歯牙にもかけていないくらいの対象たちに、ポンコツのように空き缶を捻りつぶされるようにずたずたにされるのがいい。群れで狩られるとすばらしい。意思なき沼のようなトラップにはまって強制的酸化されて朽ち果てるのもいい。

 砲撃を受けて揺れるうちに、少しずつ損壊していって、ついに直立不能になるのも愉しい。倒れてから煙を上げて動こうとするけれど、ついに横転することすら叶わない芋虫となるのもかぐわしい。

 他方、一瞬で頸部や腹部を両断されてしまうのも無力さが響く。

 戦闘不能となった状態で、群がられてパーツを剥奪されるのもぞわぞわする。取られた部品を売られたりすると最高。あ、素材は基本無機物で。

 こちらが正義や信念のために動く側にあると、なおよい。

 その場合相手は悪の側に属しているのならば、美学もない勢力が旨い。ワインチーズを合わせるように。

 善の側に属しているのならば、こちらの位置より社会的に上側であり、大人の事情処分する(例:実は敵側との裏取引をしていて、こちらの方に見抜かれた結果、人間ロボット処分することにした)というケースも不条理感や汚さ感、憤激ポイントがあっていける。これはペッパー付きのビーフジャーキー

 目下悩んでいるのは、そのまま破壊されて屑となって終わるのか、復活して相手を掃討して終わるのかというところ。

 どっちもおいしい。

2016-08-11

今日仕事だお…

今日ハトネズミ芋虫コイボールを投げて捕まえて博士に送る一日が始まるお

もう辞めたいお

2016-07-12

女は一生金的の痛みを理解できないだろうな

いや、格闘技経験のある女なら理解できるかもしれない。

金的の痛みは筋肉の断裂や頭痛などとは違う痛み。

 

内臓破壊系の痛み。

根本的に痛みの種類が違うのだ。

心臓が痛むときの痛みとかアッチ系の訴えかけてくる神経がまず違う痛みだ。

 

レバーフックなどを綺麗にもらうと人間はまず呼吸もまともにできなくなる。

その痛みに対して「いたい」等とも言えない、痛みではなくもはや「苦しみ」と表現してもいいくらいだ。

とにかく行動不能に陥る。

 

金的も同じような状態で、なおかつレバーフックを同時に10発は打ち込まれた痛みだ。

文字通り何もできなくなる。

自分意志でできることはこの世に何一つ無くなり、

ただコンマ1秒間隔で襲ってくる吐き気苦痛にひたすら無限とも思える時間孤独に耐え続けなければいけない。

自分の視界だけが暗くなった状態でとにかく絶望の味が過ぎ去るのをひたすらに祈りにも似た思いで耐える。

そして、その間痛みは「波」ではなく「常に最高潮」を維持し続ける。

 

悲鳴が出ない代わりに体の皮膚からは耐えられない苦しみから脂汗がにじみ出てくる。

力すら入れることもできずにただ赤子のように横に倒れて顔の筋肉だけ痛みのために運動する。

痛みで何もすることができないのだ。

呼吸も危ういため泡を吹く、ヒッヒッフーなどできるわけもないのだ。これは出産か。

 

それに比べれば叫んでわめいて力むことのできる出産の痛みの何と慈悲深いことか!

赤子を出産することができる程度の力を使うことができる痛み!

金的に比べて、何と慈悲深いことか…。

もし赤子をひねり出す際の痛みが金的と同じならば誰も無事生まれてはこなかっただろうし、

母体も危うし、人類は死に絶えていただろう。

 

金的並みの痛みを味わいたい女性は今すぐボクシングジムにいき、

ノーガードのレバーに思いっきりフックを打ってもらおう。

そうすれば晴れて金的理解者として男性ひいては物知らずの女性マウンティングできるはずだ。

 

そう!出産の痛みは体験できなくとも金的の痛みは体験可能なのだ

レバーフックを用いることで疑似体験可能なのだ

体に食い込むような角度からレバーフックをいただいた後に、

なんだ、こんな痛みで転げ回ってたのか、男は大げさだなあ!と大笑いしてみせてくれたまえ。

いつも増田でやってるような感じでガッハッハと腰に手を当てて笑って見せてくれたまえ。

強い女性であるならば貧弱な男のように顔面決壊に涎を垂れ流しながら

「オゥ…オゥ…」などと芋虫のように寝そべったりしないはず。

 

ぜひ試して来てほしい。

よく出産の痛みを金的の痛みを引き合いに出して

マッチョイズムを発揮してる女性には朗報かと思う。

2016-05-13

松田龍平に狂わされた男たち

御法度で中3のとき衆道映画で激烈デビューした松田龍平が狂わせた男たちをリスト化する。

青い春時代同級生だったが特に関わることも無く死んだ。 

親父と口論してたらブチ切れた兄龍平に親父を殺される。そして強くたくましく生きていたが畜生だったため兄に殺される。

転生し今度は純朴な人になるが、優しく面倒みてくれた龍平が死に、狂った後人殺しになる。

その後転生し、過去に指をちょんぎってしまったことを龍平に脅され、居候され、なんだかんだでブチ切れて人を殺しかける。

指摘からの追記

  • 塩見省三<あまちゃん> やっとできた弟子に大喜びだったが、早々に裏切られ、大切な琥珀ゴミ箱に捨てられたりベンチに放置されたりする。数十年の努力無駄になるほどの成果を一瞬で奪われる。
  • 大泉洋探偵はBARにいる> 助けに来る約束をしているはずなのに助けに来ないので、何度も瀕死になる。龍平「一人っきりの友達、失くしたくねぇや」←なら直ぐに助けにこい。

2016-03-30

いもむし

江戸川乱歩芋虫と言う短編がある。なんとも言い難いドロドロとした変質しきった愛の物語である

乙武さんの不倫を聞き思い出した。

きっと彼がモテると言うのが理解しがたいところも多いが、女性の方が変態性癖だと思えば、ある意味で頷ける。

江戸川乱歩芋虫世間的には献身的な妻、真実の愛などと評価されつつ、その内実はドロドロとした変質的肉欲と嗜虐と偏愛が渦巻く夫婦物語であった。

乙武さん夫婦関係普通のモノサシでは測れるはずもない。また推し量ろうとするのはゲスいと思う。

2016-03-25

芋虫

両手足はあるけど一生童貞

両手足は無いけど女とやりたい放題、

さぁどっちにする?

2016-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20160324095656

そうやってよくある話ですとか、こんな体で人並み以上に浮気したったでドャアみたいな面しながら

裏では芋虫みたいな体だから不倫仕方ないよねー障害者なんだから叩かないよねーみたいなのも気持ち悪い

大体あん介護奴隷みたいな嫁なら頼めばぬいてくれるだろ

2016-02-13

[][] フランツ・カフカ『変身』

作品URL青空文庫

http://www.aozora.gr.jp/cards/001235/files/49866_41897.html

解説

主人公レゴールは朝起きると毒虫へと姿を変えるが、このことにより家族との意思疎通が不可能になる。そして人格としてのグレゴールは一切変化しておらず、外装だけが取っ替えられてしまっている。家族は彼の「過去記憶としての家具」をすっかり取り除き、彼のパーソナルスペースとしてのメタファーである部屋を空っぽにしてしまおうと考えた。彼はそれを知って部屋の家具を死守しようと試み、実際それに成功する。ところが彼がいなくなったことにより家計的に逼迫した一家下宿経営を始めてしまい、結果的に彼は自分自身依拠するパーソナルスペースを汚されてしまった。変身が主題であるにもかかわらず、彼のかたくなさによって部屋を汚されてるのである。彼はゴミ屋敷と化した自らの部屋になれきってしまったばかりか、人間の時と同じ感覚家族へと接しようとする。そして父親の投げたリンゴによって身体を損傷し、死のまねごとをするうちに本当の死に至ってしまう。リンゴは言うまでもなく旧約聖書の「知恵の実」の俗説としての姿であるしかしここを述べる前に彼と妹の関係を挟まなくてはならない。

妹は最初主人公へと自分の成長を兼ねた接触を試みながらも、やがて主人公放置しておざなり対応へと変化する。ところがこの身勝手に見える妹はエピローグで老夫婦希望として描かれている。これを受けて妹と兄の役割を考えてゆくと、身勝手な妹への思いやりを持つ兄と、彼のことを半ば忘れて次の世界へと変身し旅立とうとする妹、という対比が浮かび上がる。故に父から放たれたにリンゴ爆弾はグレゴールを直撃して知恵という進化を促したが、知恵を忘れてとどまる(ある意味では退行する)彼には毒となってしまったのである。この妹想いのグレゴールと妹の対比はサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』とダニエル・キイスアルジャーノンに花束を』にてオマージュされている。しかも両作品ともに意図齟齬として引用してある。妹は「兄だったら家を出て行くに違いない」、と過去の兄をみつめており、このときより兄は実質上死人として扱われてもいる。そして兄の時間軸は完全に止まり、妹と家族時間軸だけがめまぐるしく変化しながら幕を閉じる(※村上春樹1Q84』のタマルと青豆の関係性にも本作の影響が表れている。もっとタマルは旧約聖書引用の色が強い)。

ここでもう一度家具の話に戻って考えると、彼のパーソナルスペース化した家具置き場、下宿人ゴミ捨て場は、出張の多い彼が変化を嫌ったために形成されたことが理解できる。つまり変身という主題のうち、毒虫化は彼自身が望んだ怠惰の顕れなのである。また変化の対立概念としての怠惰主人公けが表現しているわけではなく、引きこもりになってしまった主人公に対する家族無理解も同じく怠惰として表現される。そしてエピローグ家族がグレゴールの選んだ家を捨てた理由は、家そのものがグレゴールを指し示すものだったかである。彼らが家に住んでいたのではなく、彼が支えていた家に、彼というパーソナルスペース形成されていたのである。とすると、全くの三人称としてグレゴールという人物をとらえた際に――実際に終盤で三人称へと変化している――グレゴールは人格存在と言うより家族問題点可視化表現であり、毒虫の死とは、問題点の死を顕したものであることが理解できる。つまり家族老朽化して使えなくなった過去を捨てただけであり、終盤にて妹を新しい生として見なす表現自然なのだ

各節

I

・体が不自由

・周囲との容姿における齟齬がある。

言語における齟齬がある。

・彼の自由と周囲の自由が違う。

・彼の周囲は彼を理解せず、彼は周囲を理解している。

・好かれていたものが急に嫌われる。意味の変質。

II

食事をとるグレゴール。食べ物の好みが変化している。

家族はグレゴールを養う決断を下すが、蓄えは少ない。

・妹はまったく頼りにならないと思われていたが、成長していた。

・「先祖伝来」の「書籍などの家具」を取っ払った方がよいという思いにとらわれる。一方それらは彼を完全に芋虫化するのではないか、という思い。

彼女たちが片付け始めると、自分を取り上げられるのではないか、という思いがよぎる。

・その後母がグレゴールの様子を見て気絶してしまった後、すっかり立派な姿に変わった父が

・「そのとき、彼のすぐそばに、何かがやんわりと投げられて落ちてきて、ごろごろところがった。それはリンゴだった」はあからさまに知恵の実としてのりんごであり、またしてもキリスト教である

りんごの追撃を食らって気絶

III

・熱心だった妹の食事配給と掃除が慣れてきておざなりになる。

・家を貸部屋とすることが決定し、三人の入居者が現れる。そして部屋の整頓のためにグレゴールの部屋が半分ゴミ捨て場となった。

・よごれに無頓着になる

同居人三人は父のあまりになれなれしい対応芋虫にに立腹し、出て行くと言った。

・いよいよ業を煮やした家族は、グレゴールを見捨ててしまおうと言い始める。妹は賢明な兄だったら家族とは暮らせないと感じて出て行っただろう、と勝手なことを言い始める。

・グレゴールは実際弱ってはいたが、死んだふりを決め込んでしまう。

・その後彼らは移住する。

2016-01-04

走れエロス

エロス激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。エロスは、村の海鮮であるTENGAで遊んで暮して来た。きょう未明エロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた市にやって来た。エロスには父も、母も無い。三十のエロ漫画家と二人暮しだ。このエロ漫画家は、村の或る律気なエロ同人描きを、近々、足りないアシとして迎える事になっていた。面接も間近かなのであるエロスは、それとは関係なく、同人誌を買いに、はるばる市にやって来たのだ。エロスには三角木馬の友があった。ヌメリンティウスである。今は此のシラクスの市で、別のエロ漫画家のアシをしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにエロスは、まちの様子を怪しく思った。なんだか市全体が、やけに寂しい。路で逢った若いゲイをつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、まちは即売会で賑やかであった筈だが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。

王様は、人を辱めます。」

「なぜ辱めるのだ。」

「嗜虐心を抱いている、というのですが、誰もそんな、性癖を持っては居りませぬ。」

「たくさんの人を辱めたのか。」

はい、はじめは王様自身のいちもつを。それから、御自身のいちもつを。それから、ごじしんのいちもつを。それから、――賢臣のアレキス様を。」

「おどろいた。国王性癖に。」

男根以外の人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な印税生活をしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、辱められます。きょうは、六人弄ばれました。」

 聞いて、エロス激怒した。「呆れた性癖だ。生かして置けぬ。」

 エロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城はいって行った。たちまち彼は、巡邏の警吏捕縛された。調べられて、エロスの懐中からエロ同人が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。エロスは、王の前に引き出された。

「このエロ同人で何をするつもりであったか。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以て問いつめた。その王の顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。

「市を暴君性癖から救うのだ。」とエロスは悪びれずに答えた。

「おまえがか?」王は、憫笑した。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの性癖がわからぬ。」

「言うな!」とエロスは、いきり立って反駁した。「人の性癖を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、民の性癖をさえ疑って居られる。」

「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の性癖は、あてにならない。人間は、もともと歪んだ性欲のかたまりさ。信じては、ならぬ。」暴君は落着いて呟き、ほっと溜息をついた。「わしだってノンケを望んでいるのだが。」

「なんの為のノーマルだ。自分自慰を守る為か。」こんどはエロス嘲笑した。「自分性癖で辱めて、何がノーマルだ。」

「だまれ、海鮮の者。」王は、さっと顔を挙げて報いた。「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、磔になってから、泣いて喜んだって知らぬぞ。」

「ああ、王は悧巧だ。自惚れているがよい。私は、ちゃんと辱めを受ける覚悟で居るのに。ただ、――」と言いかけて、エロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一つのエロ漫画原稿を、入稿させてやりたいのです。三日のうちに、私は村で入稿をすませ、必ず、ここへ帰って来ます。」

「ばかな。」と暴君は、嗄れた声で低く笑った。「とんでもない嘘を言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか。」

「そうです。帰って来るのです。」エロス必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。入稿即売会が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、この市にヌメリンティウスというエロ漫画家アシスタントがいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あのアシを辱めて下さい。たのむ、そうして下さい。」

 それを聞いて王は、そっと北叟笑んだ。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきに騙された振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に辱めてやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を磔刑で弄んでやるのだ。

「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。三日目には日没までに入稿せよ。おくれたら、その身代りを、きっとちちくり倒すぞ。ちょっとおくれて来るがいい。おまえの性癖は、永遠にゆるしてやろうぞ。」

「なに、何をおっしゃる。」

「はは。おちんちん大事だったら、おくれて来い。」

 エロスは口惜しく、地団駄踏んだ。ものも言いたくなくなったが、即売会エロ同人を思うと股間がふくらんだ。

 三角木馬の友でエロ漫画家アシスタント、ヌメリンティウスは、深夜、王城に召された。暴君ディオニス面前で、佳きホモと佳きホモは、二年ぶりで相逢うた。エロスは、ホモに一切の事情を語った。ヌメリンティウスは無言で首肯き、エロスをひしと抱きしめた。ヌメリンティウスは、楽しそうに縄打たれた。エロスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。若干良いことをしたとすら思った。

 エロスはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌る日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。三十のエロ漫画家も、きょうは同居人の代りに番をしていた。よろめいて歩いて来る同居人の、疲労困憊の姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく同居人質問を浴びせた。

「なんでも無い。」エロスは無理に笑おうと努めた。「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、即売会に出かける。早いほうがよかろう。」

 エロ漫画家は頬をあからめた。

「うれしいか。コスプレ用の綺麗な衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。撮影会は、あすだと。」

 エロスは、家へ帰って神絵を飾り、ディスプレイ前の二次絵と食事を調え、間もなく床に倒れ伏し、TENGAを握ったまま呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。

 眼が覚めたのは夜だった。エロスは起きてすぐ、エロ漫画家の家を訪れた。そうして、少し事情があるから入稿明日にしてくれ、と頼んだ。エロ漫画家は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、来週まで待ってくれ、と答えた。エロスは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。チーフも頑強でなかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、どうにかチーフを説き伏せた。入稿は、真昼に行われた。編集者の、原稿へのチェックが済んだころ、黒雲が空を覆い、やがて車軸を流すような大雨となった。会議に列席していた他の編集たちは、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのも怺え、陽気に議論し、重判を期待した。エロスも、満面に喜色を湛え、しばらくは、王とのあの約束をさえ忘れていた。入稿祝いは、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。エロスは、一生このままここにいたい、と思ったが、いまは、自分からだで、自分のものでは無い。エロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。エロスほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然、歓喜に酔っているらしいエロ漫画家に近寄り、

「おめでとう。私は疲れてしまたから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに即売会に出かける。私がいなくても、もうおまえには担当があるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの同居人の、一ばんきらいなものは、性癖を疑う事と、それからTENGAバカにすることだ。編集との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。」

 エロ漫画家は、夢見心地で首肯いた。エロスは、それから新入りの肩をたたいて、

「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、単行本だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。アシになったことを誇ってくれ。」

 新人は揉み手して、てれていた。エロスは笑って編集者たちにも会釈して、宴席から立ち去り、寝袋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。

 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃であるエロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの王に、人の性癖の存するところを見せてやろう。そうして悶えながら磔の台に上ってやる。エロスは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、エロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。

 私は、今宵なぶられる為に走るのだ。身代りのアシを救う為に走るのだ。王の性癖を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私はなぶられる。さらば、ふるさと若いエロスは幾度か、立ちどまりそうになった。えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、隣村に着いた頃には、雨も止み、日は高く昇って、暑くなって来た。エロスは額の汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや出版社への未練は無い。エロ漫画家たちは、きっと佳いコンビになるだろう。私には、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。と持ちまえの呑気さを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧いた災難、エロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの行列で男津波は氾濫し、濁流滔々と下流に集り、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵に橋桁を跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、壁サーは残らず浪に浚われて影なく、運営の姿も見えない。流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。エロス川岸うずくまり、男泣きに泣きながらゼウスに手を挙げて哀願した。「ああ、鎮めたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あのアシスタントが、私のために辱められるのです。」

 濁流は、エロス叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、煽り立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はエロス覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。エロスは、ざんぶと男津波に飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻きわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍を垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸のサークルに、すがりつく事が出来たのである。ありがたい。エロスは馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼりのぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊カメラ小僧が躍り出た。

ポーズ良いですか。」

「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」

「どっこい放さぬ。ポーズお願いします。」

「私には操の他には何も無い。その、たった一つの操も、これから王にくれてやるのだ。」

「その、ポーズ良いですか?」

「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」

 カメラ小僧たちは、ものも言わず一斉にかがみこんだ。エロスはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、そのカメラを奪い取って、

「気の毒だが正義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、microSDカードを抜き取り、残る者のひるむ隙に、さっさと走って峠を下った。一気に峠を駈け降りたが、流石に疲労し、折から午後の灼熱の太陽がまともに、かっと照って来て、エロスは幾度となく眩暈を感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、男津波を泳ぎ切り、カメラ小僧を三人も撃ち倒し韋駄天、ここまで突破して来たエロスよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとはふがいない。元アシは、おまえを信じたばかりに、やがて辱められなければならぬ。稀代の不信の人間、まさしく王の思う壺だぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎えて、もはや芋虫ほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。もう、どうでもいいという、不貞腐れた根性が、心の隅に巣喰った。私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。私は、きっと笑われる。私のコレクションも笑われる。私は元アシを欺いた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。ヌメリンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳いホモホモであったのだ。暗い不倫の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ヌメリンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。ホモホモの間の信実は、この世で一ばんそそるお宝なのだからな。ヌメリンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは無かった。信じてくれ! 私は急いでここまで来たのだ。男津波も目もくれず突破した。カメラ小僧の囲みからも、するりと抜けて峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。だらしが無いちんちんだ。笑ってくれ。王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。おくれたら、身代りを辱めて、私を助けてくれると約束した。私は王の劣情を憎んだ。けれども、今になってみると、私は王プレイの言うままになっている。私は、おくれて行くだろう。王は事も無くアシに放尿するだろう。そうなったら、私は、死ぬよりつらい。アシは、永遠にスカトロ者だ。地上で最も、不名誉人種だ。ヌメリンティウスよ、私も辱められるぞ。君と一緒に辱めらさせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪性癖として生き伸びてやろうか。村には私のタコ部屋が在る。あの漫画家は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。海鮮だの、トレスだの、互助会だの、考えてみれば、くだらない。受け責めを通じて自分が生きる。それがBL世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い腐れ野郎だ。やんぬる哉。――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。

 ふと耳に、潺々、ボーカロイド音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ近くで、ボカロが歌っているらしい。よろよろ起き上って、見ると、4Kモニタから延々と、何か小さく囁きながら湧き出ているのである。その映像に吸い込まれるようにエロスは身をかがめた。自分男根を加えて、一くち含んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。おかずのおかげで歩ける。行こう。肉体の疲労恢復と共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行希望である。わが身をなぶってエロを守る希望である斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私のちっぽけな性癖なぞは、問題ではない。黄金水を飲んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! エロス

 私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。エロス、おまえの性癖の恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。むくむく勃起する。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な性癖のままにして死なせて下さい。

 路行く人を押しのけ、跳ねとばし、エロスは黒い風のように走った。少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団の旅人と颯っとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔で辱められているよ。」ああ、その男その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を辱めてはならない。急げ、エロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。エロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。呼吸も出来ず、二度、三度、鼻から血が噴き出た。見える。はるか向うに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。

「ああ、エロス様。」うめくような声が、風と共に聞えた。

「誰だ。」エロスは走りながら尋ねた。

フェラストラトスでございます貴方のお友達ヌメリンティウス様の弟子でございます。」その若いアシの後輩も、エロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方をお助けになることは出来ません。」

「いや、まだ陽は沈まぬ。」

「ちょうど今、あの方がいじられるところです。あなたは遅かった。おうらみ申します。もうちょっとでも、早かったなら!」

「いや、まだ陽は沈まぬ。」エロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。

「走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、エロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」

「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。王の性癖問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フェラストラトス。」

「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。」

 まだ陽は沈まぬ。エロスは走った。何一つ考えていない。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、エロス疾風の如く刑場に突入した。間に合った。

「待て。その人を辱めてはならぬ。約束のとおり、いま、帰って来た。」と大声で刑場の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉がつぶれて嗄れた声が幽かに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに磔の柱が高々と立てられ、縄を打たれたヌメリンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。エロスはそれを目撃して最後の勇、先刻、濁流を泳いだように群衆を掻きわけ、掻きわけ、

「私だ、刑吏! 辱められるのは、私だ。エロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧りついた。群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。ヌメリンティウスの縄は、ほどかれたのである

「ヌメリンティウス。」エロスは眼に涙を浮べて言った。「私をなじれ。ちから一ぱいに俺をなじれ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若し私をなじってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。なじれ。」

 ヌメリンティウスは、すべてを察した様子で首肯き、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くエロスに薄汚れた罵声を浴びせた。言い切ってから優しく微笑み、

エロス、私をなじれ。同じくらい音高く私をなじれ。私はこの三日の間、たった一度だけ、王をちら見しつつ。生れて、はじめて君を疑った。君が私をなじってくれなければ、私は君と抱擁できない。」

 エロスは声に抑揚をつけてヌメリンティウスをいやらしくなじった。

ありがとうホモよ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放ってきもちよさげに泣いた。

 群衆の中からも、ため息が聞えた。暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。

おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの性癖に勝ったのだ。エロとは、決して空虚妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」

 どっと群衆の間に、どよめきが起った。

変態! 王様変態!!」

 ひとりの少女が、緋のTENGAエロスに捧げた。エロスは、まごついた。アシは、気をきかせて教えてやった。

エロス、君は、まっぱだかじゃないか。早くそTENGAをつけるがいい。この可愛い娘さんは、両刀エロスの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。」

 勇者は、ひどく赤面した。

2015-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20150518100740

丸っこいのが横一列に並んでるって芋虫っぽいよな。

2015-05-05

ボウフラが沸いてて観察しようとペットボトルに入れたんですよ。

スパムの赤い筋みたいなのがゼラチン質に包まれくねくね動いててさ。

芋虫みたいな形でさ。顔もあるし、足もあるし、尻尾もあるんですわ。

数匹のボウフラが藻みたいのに囲まれてて、よく見えねーから水足そうかって思ったんですわ。

でも蛇口ひねりに行くの面倒くさいし、近くに無糖の炭酸水があったんですわ。

入れたらすげー元気になってんの。なにこれ。血行良くなっちゃった

とか思ってたらすぐに死んじゃった。ごめんねボウフラさん。

2015-02-01

友達を簀巻きにした話

友人のYは、ちょっと危ないなとは思ってた。仲間内の中でも「あいつはきっとホンモノのマゾヒストだ」って密かに噂されてた。

けど、さすがに「ちょっと布団で巻いて欲しいんだけど」と真剣に頼まれた時は、頭の中で盛大にパトランプが回ったよね。(これは! ガチで! ヤバいやつ!!)って。

私「え……何……布団……?」

Y「そう。それで俺をくるんで、縛って欲しい」

私「しば……?」

Y「ああ、何で縛ればいいんだろう……あ、延長コードとかでいいかな?」

私「え、私が? Yを? 縛るの?」

余程怪訝な顔をしてたと思う、いや、して当然だと思う。

いろはすをガブガブ飲んでいたYは、私の珍妙な顔を見てキョトンと返す。

Y「いや、何も本格的に筵(むしろ)でくるんでくれとは言ってないじゃん?」

私(え、簀巻きって筵でやるのが正式なの?)

どこのマゾヒスト帝国常識だよ。知らんよ。

断っておくけど、Yはただの友達だ。彼のプレイに協力する義理必要も、一切無い。

でも頼まれたからやっちゃうよね。簀巻き。

気を付けの姿勢で横たわるY(ちなみに、暑いだろうからという理由パンツ一丁だ)の首から下をくるんと布団で巻く。出来るだけ圧迫してくれと本人が強く希望するので、胸部・膝付近の二ヶ所を延長コードで強く縛る。ごわごわしてやりづらいし、女一人の力では足りない気がする。人を簀巻きにするのがあんなに大変だとは思わなかった。

延長コードはYが用意していた結束バンドとやらで固定した。あれ、便利だね。まさか人を巻く為に使うはめになるとは思わなかったけど。って言うか何で常備してるんだろう。

ジャジャーン。Yの簀巻き、一丁上がりー。

見るも無残な簀巻きっぷり! 手も足も出ないとはこのこと!

ひょっこり頭だけ布団から飛び出してて、かえって無力感が増してる。

私「で、後はどうするの?」

Y「何もしなくていい」

私「うぇ?」

Y「今から、そうだな……2時間。俺の上に座って、漫画でも読んでてくれればいい」

えっ、この簀巻き状態で放置プレイを敢行? しかも私を参加させるつもり?

簀巻きのYは当然身動きもロクに取れず、ただ力無くフローリングの床に転がるだけ。更に漬物石(=私)を上に乗せて2時間を茫漠と過ごすって、それ何が楽しいのよ。

でも頼まれちゃったから、やるよね。

丸太にまたがる時の要領で、友人である(はずの)Yを布団で巻いた何かにまたがる。胴の辺り。

Yの妹が愛読していると言う『君に届け』が揃っていたので、とりあえず手に取る。

君に届け』がなかなかどうして面白くて、しばらくはYの上にまたがっていることを忘れて読んだ。

Yはすごく大人しくて、実に優秀な簀巻きだった。呼吸による微弱な動きも、モコモコな布団に吸収されるのかあまりこちらに伝わってこない。

3巻を読み終わりそうな頃だから、30分くらいかな。だんだんモゾモゾが目立つようになってきた。

そりゃあね、身動き一つするなって言われたって、生きてるんだもの。するよ。身体のどこかが痒くなったり、居心地悪く感じたり、絶対にする。動かしたくなる。

でもYは動けない。

Yの簀巻きが不快そうにモゾモゾ動く。「……んん」みたいな、吐息めいた声が微かに漏れ始める。ああ、気持ち悪くなってきたんだなって思った。でも私は何も言わないし、どいてもあげない。

2時間ゲームが始まる前、Yに念を押されたことが1つだけあった。

「何を言われても簀巻き状態から解放しないこと」。これだけ。

どういう意味かは後々よーくわかった。

モゾモゾが目立つようになってきて、7巻を読み出す頃、Yが明確な言葉を発した。

Y「ね、ちょっと解いて」

たか、と思った。試されている。

私は「んー」とあからさまに上の空で答えた。

Y「脚がさ、痺れてきてて」

私「あー」

Y「攣りそうなんだよ、ほんとに」

私「そりゃ大変だ」

Y「だからさ、ちょっとでいいから緩めてくれないかな」

私「もうちょっと頑張ってみよっかー」

何してんだろ、私。とは思った。

脚が痺れてきたのはきっと嘘じゃないんだろう。1時間重石を乗せて同じポーズでいたら、そりゃ身体のどこかしらが悲鳴を上げる。

しかし一度引き受けたからには職務を全うせねばなるまい。

彼がマゾヒズムを味わいたいと言うのなら、私はサディズムを発揮しなければならないのだ。目覚めよ、私の内なるサディストよ!

Yは聞いているこっちが可哀相になるほど、憐れな声を上げ始めた。おずおずとしたお願いが、徐々に鬼気迫ると言うか、迫真の嘆願へと変わっていく。

まるで本当に筵にくるまれて東京湾に落とされる寸前みたいなテンションで「解いてくれ!」って言ってくるから、(えっマジなの? マジでヤバいの?)ってヒヤヒヤしっぱなし。『君に届け』ってこんなに冷や汗が噴き出すようなホラー漫画でしたっけ?

そしてクライマックスは終了20分前に訪れた。

Y「漏れる」

私は戦慄した。そして唐突記憶フラッシュバックが脳裏を襲った。

こいつ、簀巻きの前に、水(いろはす)を摂取してやがる。

まさかこれも計算なのか? 事前の水分摂取により、簀巻きプレイ中に圧倒的尿意を催すことを計算していたのか? そうまでして自分限界へと追い込みたかったのか?

二十代男子が「おしっこ漏らす」のって、もう人としてアウトだろ。人として。

そこまでスレスレの状況を楽しめるのかこいつは、と私は心底愕然としていた。それとも私が知らないだけで、放尿プレイとかが紳士淑女の貞淑なお遊戯の一つとして流行ってたりするの?

漏れそうなYはモゾモゾどころか牡牛の如くのたうち回り始めて、上にまたがるどころではない。私はロデオなんて嗜んでないんだよ、悪かったな。

呆気なく振り落とされたカウボーイの私は、Yが苦悶の表情で「漏れる」「もう」「だめだ」と言った断片的なワードを唸るのを茫然と見ていた。あと15分もこれを観戦してろって言うのか。苦行かよ。

15分後、私は暴れる芋虫と化したYを人間へと戻してやる。

ハサミでパチンと結束バンドを切断し、布団から脱皮したYは酸欠なのだろう(そうだと思いたい)、紅潮した顔でぼーっとしていた。

早くトイレに、と言いかけたが、もうそ必要は無くなっていた。

名誉の為に言っておくけど、彼は簀巻きにされている間、尿意に耐え続けた。人間である為に、ひたすら我慢して我慢して我慢した。

から、簀巻き状態から解かれた瞬間に気が弛んだとしても、まぁ、何も可笑しい話じゃないのだ。

Y「いろいろ悪かったね。でも面白かったよ、ありがとう

見事におねしょした布団を洗濯機ねじ込みながら、Yはスッキリした表情で礼を告げてくる。

この先『君に届け』を読むたびに今日のことを思い出してしまうんだろうなって思った。まるで呪いだ。

2014-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20140218112653

運がいい、例外的、ならいいんだけど、結構割合で生存されると、小さな鉢なら下手すりゃ土より芋虫の体積が多いくらいなるので、まだ何匹か生きていることになる。

それが怖い。

2013-11-12

生理痛

生理痛には個人差が大きく、あくまで個人の感想です。

生理の痛みはもうこれ以上俺に何を望むというのだもう何もでないぞいっそ殺してくれ!という時の下痢にすごく似ています。それが内臓2つ分繰り広げられると思ってください(多くの生理下痢を併発します)。まずじわじわとした鈍痛、「ついに奴が現れたか…」と冷や汗がにじみ出てきます腰骨もミシミシ痛い。波はしだいに大きくなり、内臓が脈打つ実感を得たころ、突然刺すような痛みに変わり、こうなると尻の穴とどこだかわからない内蔵まで直通回路が開かれます。座るだけで突き上げるような痛み。なぜ尻。お前の仕事は別の内臓でしているはずだろうがと我が身を呪ったころに出血。ドロドロしてひたすら不快です。自分意思ではどうにもなりません。2時間に1度はトイレに行くという制約が生まれました。このプロセスが夜中に訪れると悲惨です。痛みの応酬でもう眠るどころではありません。薬を飲む。効くまで30分。体を伸ばしたり縮めたり、神に祈ることでこの時間が早く過ぎ去ることだけを考えます。これだけの痛みを感じているんだからもう原罪は祓われているんじゃないかと思い、世界の痛みを一身に受けたキリストの気分になってちょっと人に優しくなれるような気もしますがやっぱり痛くてそれどころではありません。体はだるく目が回り、布団から一歩も出たくありませんが動かないとそれはそれで痛いので芋虫のような動きを繰り返す機械と化します。世の中の半分の人間がこの痛みを共有しているのかと思うと人類平和に一歩近づくんじゃないでしょうか。ジーザスクライスト。立てば鈍痛、座れば激痛、歩く姿はリビングデッド。もう駄目だ目がくらんできた。俺はもうここで捨てて行ってくれ、たのむ、お前たちだけでも奴を倒し…あ、薬効いてきたわ!!あー!!!平和ってすばらしい!!!

さーて出勤すっか。

2013-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20130201125833

芸能界なんて必要とあらば世界スターの超綺麗な人がおっぱい丸出しで男と絡んだり、坊主にしたり、太ったり痩せたり

芸人芋虫食ったり、山に登ったり、ケツ丸出しにしたりそういうところじゃんね。

一山いくらの纏め売りアイドルのちんちくりん一人が坊主にしたことがそんな大事件なのか?

AKBって日本人にとってそこまでの存在だったのかと驚いてる。

2012-10-01

はてブはほんとに馬鹿の群れ

http://anond.hatelabo.jp/20121001145707

いや、安楽死反対ブコメ自体は結構出てるじゃん

ただしかし、反対意見の質は悪いな。

人気順

Cunliffe人権

日本弱者人権を尊重する国家だとは思えないので、さらにおぞましいものが現れるんじゃないかなあ。 2012/10/01

全く本文を読まなくても書ける、馬鹿丸出しの定形文。

個別の話題に対応する知性が無い。

nessko

年相応に健全男子の無邪気さに社会迎合すると、それ以外は全部「オレならあんなのにはがまんできないけどなあ(なんで生きてるの?)」で、たやすく生きる理由を奪われます。 2012/10/01

上のよりはマシだけど感情的過ぎる。

こいつも流し読み以下にしか読んでなさそう。

全部きちんと読んでこのコメントなら脳の皺が少ないっていうだけ。

sekirei-9医療, 思想

なぜ自殺幇助合法化が駄目か。理由は2つ。社会定義する常識から外れたマイノリティが、自ら死を選ぶようになる、暗黙の差別構造を産む事。医療機関社会が良い医療提供するインセンティブが無くなる事。 2012/10/01

感情的では無く理屈を述べているけどその理屈ちょっと外れてる。

こいつは上の2人よりずっとましで、多分だいたいは読んでるが。


筆者が丹念に実例を並べて示したいのは、

安楽死自由意志オプションではなくなっている例があること

安楽死が設置された代わりに生きる為のオプションが撤去されてる例があること

だ。

ここに二行で言い切ってしまう。


筆者は労力掛けて取材した事実に基づいて書いてんだから

ボンヤ~ッとした馬鹿丸出しの脳味噌でボンヤリコメントひるのはやめろよ。

筆者に反対の立場安楽死OGOの立場)の奴等がいい加減な読み方するのは

無礼ではあるけどまあそんなもんだ、残念ながら。

むしろ筆者に賛成風にしていながら全然まともに読んでない馬鹿死ねよほんとに。


もう一回引用するけどさあ、

Cunliffe人権

日本弱者人権を尊重する国家だとは思えないので、さらにおぞましいものが現れるんじゃないかなあ。 2012/10/01

こんな馬鹿丸出し知性ゼロコメント

当該欄でのはてなユーザー安楽死反対」論陣主席いいわけ

こいつは間違いなく安楽死制度についてなんか付き合い程度の興味も思考も無くて、

日本軽蔑すべき国!」って言うためだけにはてブを這いずってる暇な芋虫だよ。

(この文書いてる途中でピンと来てこいつの他のブコメをチェックした上での結論)


筆者がはてブ見てたら「ああ、はてなって馬鹿ばっかりなんだな…」って思うよね。

実際馬鹿が多いけど。


残念ながら筆者もちょこちょこ変なこと言ってて

簡単なとこで一例挙げれば

また、これでは劣悪なケアの施設や病院ほど死にたい希望する患者・入所者が増えてベッドの回転率が上がることになり、

医療ケアの質を担保・向上させるインセンティブは、もはや働かないのではないだろうか。

メシ屋じゃねえんだから回転率上がっても病院は嬉しくねえよね別に

安楽死処置の点数がスゲエ高い」みたいな制度が無い限りピンボケした批判だ。

また、筆者が娘との間に育んだ普遍性も再現性も怪しい(ていうか無い)体験や個人的信念の話

全く別の機会に発表すべきだったと思う。


それでも、

筆者も筆者が取材した各国の国民も、

はてブ馬鹿どもよりは真剣に悩んで取り組んできてるのは間違いない。

そこによくもまあああも馬鹿丸出しのボンヤリコメントもっともらしい顔してペタペタ貼れるもんだよ。

底抜けに羞恥心が無い奴等だ。

http://synodos.livedoor.biz/archives/1981328.html

2012-01-27

村上春樹の猛々しい想像力 (2/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

1 - 2 - 3

どうやら村上は、この本のアメリカ版をそのとき初めて目にしたらしい。

そういう文化交流はえてして少しぎこちなくなるものだ。

日本では『1Q84』は2年を掛けて3巻に分かれて発表された(村上は2巻目で一度終わりにしたが、一年後にもう数百ページ付け足したのである)。

アメリカでは、一巻のモノリスとして組まれ、秋の読書イベントに発表が設定された。

YouTube ではきらびやかトレーラームービーを見ることができ、

一部の書店では発売日10月25日に深夜営業が予定されている。

Knopf は英語訳を急がせるため、二人の訳者に手分けして翻訳をさせた。

村上にこれほど長い作品を書くつもりがあったかと尋ねると、なかったという。

これほど長くなることが分かっていれば、書き始めなかったかもしれないともいう。

彼はタイトルや冒頭のイメージ(この作品の場合は両方だった)が浮かんだ時点で、机の前に座り、

毎朝毎朝、終わるまで書きつづけるのである

1Q84』によって彼は三年間収監されたという。

といっても、この大作はごく小さな種から生まれた。

村上によれば『1Q84』は、人気を博した彼のショートストーリー『四月のある晴れた朝に100パーセント女の子出会うことについて』(英語版では5ページ)を増幅させたものに過ぎないという。

「基本的には同じなんだ」と彼は言う。

少年少女出会う。別れてしまった後、二人は互いを探し合う。単純な物語だ。それを長くしただけ」

実際には『1Q84』は単純な物語ではない。

筋書きを要約することすら、少なくともこの宇宙人間言語をもって雑誌の1記事で書くとすれば不可能だ。

物語は行き詰まりから始まる。

青豆という少女が、タクシーに乗って東京の周縁に掛かる高架の高速道路を行く。

そこで渋滞に巻き込まれ、身動きがとれなくなる。

タクシーラジオからある歌が流れる。

チェコスロバキア作曲家レオシュ・ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」だ。

渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ」と村上は書く。

しかしそれは神秘的な深さで彼女共鳴する。

シンフォニエッタ」は進み、タクシーは動かない。

運転手は青豆に変わった迂回路を提案する。

高架高速道路には非常用脱出口が設置されている、そして、普通の人には知られていない脱出口への階段がある、と彼は言う。

本当に絶望しきっているのであれば、そこから地上に降りることもできる。

青豆が考えていると突然、運転手が村上一流の警告を口にする。

「見かけにだまされないように」と彼は言う。

降りていけば、彼女にとっての世界根底から変わってしまうかもしれない、と。

彼女はそうして、世界は変わった。

青豆が降りた世界歴史の軌跡がわずかに違っていた。

そしてわずかではない違いとして、月がふたつあった(ちなみに彼女遅刻した約束というのは暗殺約束であったことが明らかになる)。

そしてその世界にはリトル・ピープルと呼ばれる魔法の種族がいる。

彼らは死んだ盲の羊の口(詳しく書くと長くなる)から生まれ、オタマジャクシの大きさからプレーリードッグの大きさにまで育ち、「ホーホー」と合唱しながら空中から透明な糸を紡ぎだして「空気さなぎ」と呼ばれる巨大なピーナッツ型のまゆを作る。

1Q84』の狂気はおよそそのような流れだ。

この本ではなかばあたりまで、このように浮世離れしたした超自然ガジェット(空中に浮かぶ時計、神秘的なセックス麻痺など)が繰り出されてくるので、

私は行間にエクスクラメーションマークを置きたくなった。

この数十年、村上は自身が「本格小説」と位置づけるものを書こうとしていると言い続けてきた。

一例として彼は『カラマーゾフの兄弟』を挙げて目標にしている。

その試みこそが、三人称の幅広い視点から描かれた巨大小説1Q84であるように思われる。

怒り、暴力惨事、奇妙なセックス、奇妙な新現実を抱えた本であり、

日本のすべてを取り込もうとするかのような本である

偶然ぶつかることになってしまった悲劇にも関わらず(あるいはその悲劇のなかでこそ)、

ひとりの人間の脳に詰め込まれた不思議を提示して、本書は読者を驚嘆させる。

驚きを覚える本の数々をこれだけ読んだあとでもなお、私は村上の本で驚かせられた。

そのこと自体が驚きだったと村上に伝えると、彼はいものようにそれを受け流し、

自分想像力を入れたつまらない花瓶でしかない、と言い張った。

「リトル・ピープルは突然やってきた」という。

「彼らが何者なのかはわからない。その意味づけもわからない。

 僕は物語の虜だった。選択したのは僕ではなかった。彼らが来て、僕はそれを書いた。それが僕の仕事

村上の作品は夢のようであることが多い。

明晰夢を見ることがあるかと尋ねると、

覚えていられたことはない、という。

目覚めたときには消えている、と。

ここ数年で覚えていられた夢は一度だけ、それは村上春樹小説のような繰り返す悪夢だったという。

その夢の中で、影のような未知の人物が「奇妙な食べ物」を料理してくれていた。

蛇肉の天ぷら芋虫パイ、そしてパンダ入りライス

食べたいとは思わないが、夢のなかでは彼はそれに興味をひかれていて、まさに一口入れようというとき目が覚めた。

2日目、村上と私は彼の車の後部座席に乗り込み、彼の海辺の家へ向かった。

運転したのはアシスタントの一人である身ぎれいな女性で、青豆よりわずかに若かった。

私たちは東京を横切り、青豆が『1Q84』で運命的な下降をした高架高速道路の本物へと向かった。

カーステレオではブルース・スプリングスティーンカバーした「Old Dan Tucker」がかけられていた。

アメリカシュールレアリズム古典である

車中で、村上は冒頭のシーンを思いついたときに考えていた緊急脱出口のことを持ち出した(青豆と同じように実際に渋滞に巻き込まれていたときにそのアイデアを思いついたという)。

次に彼は存在論的に複雑な仕事をした。

実際の高速道路で、小説中であれば青豆が新世界に向けてくだっていったであろう場所を正確に特定しようとしたのである

彼女用賀から渋谷に行こうとしていた」車窓をのぞきながら彼はいう。

「だから多分このあたりのはずだ」

と言ってこちらを向いて念を押すように

「それは現実じゃないけれど」

と付け加えた。

それでも、彼は窓の方に戻って実際に起こった出来事を話すように続きを語った。

「そう」と指差して「ここが彼女が降りていった場所だ」

キャロットタワーと呼ばれる、およそ巨大なネジが刺さった高層ビルのような建物の前を通り過ぎた。

村上はそこでこちらを向いて、もう一度思いついたように、

「それは現実じゃないけれど」と言った。

村上フィクションは変わったやり方で現実漏れ出す。

日本に滞在した5日間のあいだ、私は村上東京にいたときとは違って、実際の東京で落ち着くことができなかった。

村上東京、それは本物の東京を彼の本というレンズで見たときの姿だ。

私はできるかぎりその世界時間を過ごそうとした。

村上天啓を得たあの場所神宮球場へ行き、

客席の上の方で二塁打が打たれるたびに注目した(私がもらった天啓もっとも近いものは、枝豆を喉につかえさせて窒息しかけたことだった)。

また、私はローリングストーンズの「Sympathy for the Devil」とエリック・クラプトン2001年アルバム「Reptile」をかけながら、神宮外苑という村上お気に入り東京ジョギングルートゆっくりと走った。

私のホテル新宿駅に近い。そこは『1Q84』でも重要役割を果たす、交通機関ハブ的な場所だ。

登場人物たちが好んで使う集合場所中村屋で私はコーヒーを飲み、カレーを食べた。

そしてフレンチトーストタピオカティーの向こうで東京人たちが交わす会話に耳をひそめた。

そうしてうろつくあいだに、村上小説が極度に意識しているものごと、すなわち、偶然かかる音楽、上昇と下降、人々の耳の形といったものを、私も極度に意識するようになった。

こうして私は、村上巡礼者の列に連なることになった。

実際、彼の小説中の説明をもとにして料理本を出版した人もいるし、

登場人物が聞いた音楽プレイリストオンラインでまとめている読者もいる。

村上は、明らかに喜んだ様子で韓国のある会社西日本への『海辺のカフカ旅行を企画したこと、

ポーランド翻訳者が『1Q84』をテーマにした東京旅行ガイドブック編集していることを教えてくれた。

こうした旅自体が、形而上の境界を越えてしまうこともある。

村上は読者から彼が生み出したもの現実世界で「発見」したという便りを受け取ることがよくあるという。

たとえば、彼が作り出したと思っていたレストランや店が東京に実際ある、など。

ドルフィンホテルというのは『羊をめぐる冒険』で村上が生み出したものだが、札幌にはそれが複数ある。

1Q84』の発表後、ありえない名字として作り出したつもりだった「青豆」という名字家族から村上は便りを受け取ったという。

彼はサイン本を一冊その家族に送った。

ここでの要点と言えるのは、現実漏れ出す虚構、虚構に漏れ出す現実というものが、

村上の作品についてはほとんどの場合、作品そのものだということだ。

彼は私たちを世界から世界へと往還させる。

世界から世界への往還──それは翻訳の作業を思い起こさせる。

翻訳は、様々な意味村上の作品を理解する鍵となる。

彼は一貫して日本作家からの影響を否定してきた。

作家活動の初期には、「日本人という呪いから逃れようとしているとさえ語った。

その代わり、十代の若者として、西洋小説家の作品を貪ることによって、文学感受性を培った。

その中にはヨーロッパ古典ドストエフスキースタンダールディケンズ)もあったが、

彼が生涯を通して繰り返し読んだのは、とりわけ20世紀アメリカのある種の作家たち、

レイモンド・チャンドラートルーマン・カポーテ、F. スコット・フィッツジェラルドリチャード・ブローティガンカート・ヴォネガットなどだ。

処女作に取りかかったとき村上は奮闘し、標準的でない解決法に行き当たった。

本の冒頭を英語で書き、それから日本語翻訳し直すのである

そうやって自分の声を獲得したと彼は言う。

村上を長く翻訳しているジェイ・ルービンによると、村上の作品の特徴のひとつは、

たか英語原作から翻訳されたかのように読めることだという。

2011年10月21日

1 - 2 - 3

2011-11-09

読まないと人生損する10

イマージュ;ジャン・ド・ベール

雛の家;久世光彦

暴虐学園;綺羅光

ナイロンの罠;館淳一

Gのカンバス睦月影郎

華宴;藍川 京

ペピの体験;作者不詳

芋虫江戸川乱歩

いのちの悶え;富島健

赤い夜;川上宗薫

2011-06-13

うずら内ドラゴン

私の一部であるはずの「羞恥心」が私本体よりも強い気がする。

たとえば本体と羞恥心単体を切り分けてそれぞれを遊戯王カード化したら、本体の方は弱いカードでも「羞恥心」は鬼強いと思う。

羞恥心カードの見た目のイメージ中島敦のせいで今のところ虎だけど、より遊戯王っぽくドラゴンとかでも良いかな。本体のイメージ私人間だし普通に人型で想像してるけど、より弱そうな感じでうずらとかにしてもいい。

自分の一部が肥大化してその部分だけが自分より強い別の個体に感じられるのは寄生虫イメージにも似てる。

卵を芋虫の体内に産み付ける蜂の話を思い出してみる。芋虫の体内で孵化した蜂の幼虫は、芋虫の体内で芋虫の肉を食べて育ち、最終的に芋虫を死なせて皮膚を破って空に羽ばたくっていうアレ。だとしたら私本体の着地点は中身空っぽの残飯&死骸?嫌な想像しちゃった。(羞恥心が居ようが居まいがいずれは死骸になるんだけど)(頭の中に蜂がいるような気がしてきた)

羞恥心が私に書かせる攻撃的な文章は、私自身と体内に強めの羞恥心を飼っている知らない人々を殺傷する。いいや間違えた。直接殺傷するんじゃなくて私の中の羞恥心が私に書かせた文章が知らない人たちのそれぞれの羞恥心の餌になり、パワーアップした知らない人の体内の羞恥心が知らない人本体を殺傷する仕組み。

逆に知らない人が羞恥心に書かされて発表させられた文章を餌にして私の羞恥心が育ち私本体を殺傷することもある。そうやって羞恥心同士「俺たちは~」って歌いながら連携呼応して肥大して。マジで邪魔

こんな飼いたいとか一言も言ってない強すぎるペット飼いきれないよ。飼い主が大型犬にナメられて引きずり回されるさまに勝手シンパシー覚えちゃうよ。とりあえずプリセットをやめろ!遊戯王カードの形で取り出して中古屋に売りたい。長文書いたら疲れた。

2009-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20091219122933

ああいうエロゲ一般人ではまともにアクセスできないようなアンダーグランド内で、極一部の愛好家だちが規制におびえながらほそぼそと続ける程度に押し込めたほうがいい。

同感だ。

全く持ってどうでもいいことだが、友人(女性)と

ロリコンってチョウチョが芋虫に欲情するようなもんじゃね? キモくね?」

と笑いの種にして盛り上がり、それをとある掲示板で話題にしたところ

「それは全然違う。人間完全変態する蝶を一緒にするな」

ネタを理解してくれない上にマジレスしてくる人間を見つけた。面白かったのでおちょくってみたらもっと怒り出したがロリコンはもうちょっと自分がアブノーマルだということを理解した方がいいと思う。

その際

普通チョウチョオスは『この子羽がきれいだなあやりたいなあ』とかだろ?ロリチョウチョは『この子緑色でぷにぷにしてるなあやりてえなあ』なんだよ認識がおかしいだろ?」

と話を広げてみたところ

「ヤバい芋虫に欲情できそうだ」

と新しい扉を開こうとしていた人がいた。すばらしい。

すべてを取り締まることでこういう愉快な発想を披露する場所も奪われるのかと思うとそれはそれで困りものだ。

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