はてなキーワード: 恒常性とは
http://blogos.com/outline/82075/
http://agora-web.jp/archives/1585739.html?utm_source=SNS_20140313
https://twitter.com/yoshiyuki_seki/status/443860335573757952
『幹細胞』とは、自己複製できて、かつ他の細胞へ変化できる細胞です。体の様々な組織に幹細胞があり、
組織の恒常性を維持しています。幹細胞からクローンなんて作製できません。
STAP細胞は自己複製を永続的にできないので多能性細胞と呼びます。一方で、STAP細胞を特殊な培養液で培養し、
永続的に自己複製できるようになった細胞をSTAP幹細胞と呼んでいます。
https://twitter.com/kumikokatase/status/443890018902228992
https://twitter.com/Yuhki_Nakatake/status/443926597997821952
https://twitter.com/kayukawajunji/status/443906969120677888
もし僕が無理して経済のこと書いたら(汗)
https://twitter.com/jseita/status/443926488614981634
ネットのみのもんた、みたいなもんですかね。知ったかぶりは困ったもんです> @Yashiro_Y 至急なんとかしてください。
https://twitter.com/ja150087/status/443864368543846400
経済学者がSTAP細胞の解説をするなんて、おかしいですよね。ぜひ専門家が分かりやすい解説をしてくれる事を、国民の多くが
望んでいると思います。そうした誠意を見せる場がないと、山中教授以外の予算は大きく削られる状況に陥るかもしれません。
https://twitter.com/gakumura/status/443902067279548416
なぜ解説しようと思ったのか…
https://twitter.com/ChimaOh1/status/443901844578787329
https://twitter.com/kazu_acky/status/443936989318877184
https://twitter.com/fukuda56513/status/443794587706851328なんか、昔、科学者の誰かが 『分からないものを前にしたら、沈黙しなくてはならない』 って言っていたが、
http://anond.hatelabo.jp/20121108165008
男性は「実験性」なんだそうだ。だから、個体は極端から極端へと向かう。世界のトップを走るのも男性なら、社会の底辺で路上生活をしているのも男性。そして、お互いにどんな生活をしていようと、あんまり気にしない。いや、女性がいるから目立たないだけで、ホントは男性も嫉妬でぎんぎん他人を攻撃することはあるんだけど、まあ、一般的とも思えないから置いといて。
女性は「恒常性」なんだよね。つまり、ずっと同じことが続くようにと無意識に行動する傾向がある。でも、これも、やっぱり傾向があるというだけで、個々にはいろいろある。
集団がマイナス方向に向かうのは、集団の構成員の雰囲気のほうが大きい。向上心がある人間ばかりが集まれば、その気持ちは倍、3倍と増幅されていく。他人の足を引っ張りたい人間が集まれば、その気持ちは倍、3倍となるので、ひどいいじめに発展することもある。集団心理に男女差があるかどうかは知らない。
>あらゆる欲は性欲の形を変えたもの
この文章は「あらゆる欲は○○の形を変えたもの」とすれば幾らでも言い換えが出来るので
説得力はあるが根拠を明確に提示できてない気がする
例えば、食欲で他の欲を説明し切ることも可能だと思う
その論理に基づいて多くのことが説明・予測可能なら十分有意義なのだから
ただ、完全に正しいか否か、全てのことが説明・予測可能であるかどうかはまだまだ検証の余地がある
対案がない批判は非生産的なので、持論も展開する
生活体(つまりは動物)は均衡のとれた状態を維持する働きがある
体温が上がりすぎれば下げようとし、逆に低すぎれば上げようとする
(注意したいのが、ここでは均衡を取るという手段の目的については語らない)
(語ろうとすれば、”個体の生存のため”や”子孫を残すため”などといった検証が必要な多くの議論が必要になるからだ)
時間経過や外的刺激により、均衡は崩れることになる
食物を摂取しないことによりエネルギー源の現象という不均衡が生じたり
外敵からの攻撃により痛みや身体機能の低下という不均衡が生じる
これらの不均衡を解消するために、食物の摂取や攻撃・逃走という行動が生じる
私は、欲や衝動、本能と呼ばれるものはこうした”不均衡を解消するために為された行動”に対して名前を付けたものに過ぎないと考える
つまり、「何かに対して働きかけるとき、そこにはそれを突き動かしている原因=欲があるのではないか」という発想のもとに作られた概念であり、仮説的な構成概念だと考える
つまり概念化には関係性や過程を、実体のあるものと誤解する危険性があるということだ
食欲で例えれば
・私は食べ物を食べたい
・私は食欲がある
そもそもが何かを食べたいという関係性を記したものなのに、関係性ではなくまるで実体のあるかのように取り扱ってしまう
直接観測可能な光や音と比べ、そうした概念化したものは仮説的なものなので、概念が使用されていく過程で誤用が生じることとなる
親しみがあるように、苦しみなどないように、助けになるように
俺は元気に、健康に、正常に、健常に
俺は誰にも優しくするし、それは俺自身もキモチイ事だ
けど、誰も俺が何に悩むかは知らない
俺自身もそれを話せないし、言えないし、それとなく伝えたり、振る舞いで示したり出来ない
”そういう事”は学校では言わない
もう、それを感じることすらできなくなってしまった
感じてても無視すると、感じられなくなって、心のなかでくすぶって手が届かなくなってしまう
苦しくなるのは、家に帰ってから
家族の目があるから、それも深夜で誰もこちらを見ていない時だけだ
誰も彼も見ていない時だけ、俺はちゃんと苦しくなれる、俺はちゃんと苦しさを感じることができる、ようになる
一日中、下手をすれば数日分の苦しさ、いらだち、不満足、悲しさ、不甲斐なさ、不安、怒り、動揺、気持ち悪さ、嫌悪感、気持ち悪さ、汚い汚い自分の感情
そういうものがたった深夜の数時間の間に圧縮されて発露されて、圧倒されてしまう
今がその時で、この時はあふれる自分の感情を止めることも出来ずに、溢れるほどのそれに翻弄されてしまう
「お前って、好きな女の子居るの?みんなに対していい顔するけど」と言ったよね
そんなこと、考えられる余裕はないよ
きっと、自分が安心できるような、自分の領域に立ち入らせるような人がいれば
その人の前で人間の形をしていられる自信がない
普段できているようには、器用には振る舞えない
だって、昼間の機械のような人柄の代償には、深夜の醜い俺がいるんだから
嫌なことは後回しで、深夜に辛くなるという愚行を起こしているのがわかってるのに
それでも尚、やめられない
もう、死んでしまいたい
心のバランスを取るのに、もう疲れたよ
補足の補足の・・・・
恐らく、恒常性を利用して相手を支配できるのかもしれない
それを整えてやることで
整えてくれた対象と、その方法をより欲することになるだろう
それを整えてくれたこちらを強く欲するだろう
その様な経験が蓄積することで、人を意のままに出来るのかもしれない
補足、というより・・・
恒常性の維持のために、他人は防衛機制を使う
恐らく、恒常性の維持にどのような方法を用いるかが性格や好みと呼ばれるものなのだろう
他人から支配されることに喜びを感じる人は
支配されること=自分で何も考えなくてもいい状態になることで
苦痛に属する不快刺激を無効化し、恒常性を保つ経験をしたために
支配されることを好むようになるのかもしれない
さらに補足
維持しなければならない程度の、何かしらの変化が生じているのだろう
体内で細菌が増えた時に、白血球の数が増え働きが活発になるように
それをしなければ恒常性が損なわれる程度には変化が生じているのだろう
自分で記事分けて補足
普段は外部に対して働く防御(防御とはつまり、体内の機能・作用等の恒常性を守る働きである)を行う免疫が
何らかの要因によって働き過ぎることで、自らの体組織なども破壊することもある
例えば、自傷行為によって自らの気分を安定させるのは
私的ではあるが
恒常性を維持するという働きは、主に体内で起こる
血圧・体温・血糖値などが変化した場合、それを正常値に戻そうとする事だ
これにより常に同じような体内環境を維持している
心理学においてはこれを一次的欲求の説明に使った
つまり、食・性・排泄等々が充足されていない状態から充足されている状態へと戻そうとする
その為に人は何かしらの行動を行うのであり、そうでなければ行動は生じないというものである
フロイトはホメオタシスの逆にヘテロスタシスがあり、こちらは変化(成長や自己実現)を促すものであるとした
そしてこれが死の欲動に繋がるのだとした
ホメオスタシス、恒常性の維持の機能だけでも自殺は起こるのではないだろうか
死ぬということはつまり、あらゆる精神活動が止まるということだ
もし、自分の持つ処理能力では葛藤や情緒的不安定状態を解消できないとしたら
その時に生じる対処法は概ね不適応だろうが(例えば否認、投影、乖離といった防衛機制)
ホメオスタシスを維持しようとする為に、それを処理する・感受する機能の停止=自殺を選ぶという事だ
通常は、あらゆる防衛機制によりそれを防ぐが
一度ハーモニーを読んだ人(=自分)がハーモニーの内容を思い出すためのもの。
1
01
02
私は、同じクラスのミァハに話を持ちかけられる。大人になってwatchmeを入れられて、社会の一員としてからだを見張られる前に、パプリックエネミーにならないかともちかける。
リソース意識、公共的身体の意識にあふれた、窒息しそうなほどの優しさをあびせかけてくる社会の敵になろうと。
03
その仕事をしていれば、自分の体を自分のものとして、たばこをすったり酒を飲んだりできるから。
しかし、こうしてミァハ的(自分の体を自分のものとする)な生き方にたどり着くまでに、大きなものを失った。それは、ミァハの命。
高校生時代、私とキアンに、ミァハは一緒に死なないかと持ちかける。私たちがこの「優しい」「公共的身体」の社会から脱出するためには、それしかないように思われた。
私の父こそ、この「優しい」社会を作りだした研究者の一人なのだと私がいったら、ミァハはどう思うのだろう?
私はいま、酒をのみ、たばこを吸い、ミァハ的な生活をしている。
でも一方、螺旋監察官として、「優しい「生府」」のある側に属して、「優しさ」を、それのない世界に広める仕事をしている。本当のミァハにはなれていない。臆病者だから。
04
螺旋監察官をしていれば、さまざまな種類の死が待っている。通常の人間には老衰しかありえないのに。
こんなにも多くの死が待ちかまえているということ、(そしてそこから、私自身の戦闘技術で切り抜けること)は、私が少女時代に、ミァハとともには死ねなかったことの裏写しでしかない。
高校生時代、私とキアンは死ねなかった。ミァハだけが自殺を成し遂げた。
ミァハですら、わたしを殺すことはできないんだ。
この優しさに満ちた、公共的身体の意識にあふれた社会は、誰の手によっても、どうにもならないんだ。高校生時代に、そういう諦めの境地に達し、私は死ぬことを挫折した。
05
上司、オスカー・シュタウフェンベルクに、飲酒を見られる。
そのため、私は日本に返される。
だが、私が酒を飲んでいたことは、世間に知られるわけにはいかない。私は私自身の失敗を人質にとることができる。
06
私は日本に帰ってくる。
かつて私やミァハと一緒に死のうとしたキアンが空港に迎えにきてくれる。
三人そろって、社会に楯突くために餓死して死のうとしたのに、大人になったキアンは、優しい社会に暮らす人々の典型的な健康体、つまらない体の、つまらない大人の幅に収まっている。
私はミァハにあこがれ、不摂生な生活をしているのに。
ミァハが敵になろうとした「優しい」人々と、キアンは交流を持ち、社会のリソースとしてボランティアをするようになっている。私はそういう人たちとは会おうとも思わないのに。
私はだんだんミァハになっていた。生きていたらこうなっていただろうミァハに。
キアンと一緒に、レストランで食事をする。と、
「うん、ごめんね、ミァハ」
キアンはそう言い、突然に私の目の前で自殺する。
2
01
自殺したのは、スクナビコナ(北海道神宮とかとかとかにまつられる、酒とかとかとかの神。オホムチナ大国主とペア)生府のアグリーメンツだった。
キアンの死を直視したことと、謹慎として日本に返されたこと。この二つを理由に、私は螺旋監察官であるにも関わらず、自殺の同時多発事件の捜査に加われない。
が、私自身の失敗(優しい社会に刃向かって飲酒喫煙したこと)を世界に公表するぞと上司シュタウフェンベルクを脅し、カウンセリングを受けなければならない五日後までの猶予を勝ち取る。
02
「ごめんねミァハ」を遺して死んだ。
だから私は、ミァハの両親宅を訪れた。
ミァハの母レイコは、ミァハを立派な社会的リソースにできなかったことを悔いている。自殺願望のある子に育ててしまったことを悔いている。
ミァハはレイコの遺伝子的な子供ではなく、チェチェンの戦争孤児だったと知らされる。
03
キアンが死ぬ直前、彼女との食事の回想。
キアンの告白。
「ミァハが作った薬を飲んでいると、私の体がみるみる変化(ルビ:餓死)していく。「優しい社会」が提供する医療に浸りきった私は、体は恒常的なものなのだと思っていた。こんなにも変化するものなのだとは思ってもいなかった。だから恐ろしくなり、私たち三人がしていることを親に相談した。でも、そのとき、ミァハは変化しきっていた。死んでいた。だめになってた」
私は、
「私がこうして生きているのは、キアンのおかげなんだね。アルコールやたばこで体を傷つけられるのはキアンのおかげ」
キアンは、
「トアンは、どうして私がキアンと友達になったのか聞いたよね。私だって、ミァハと同じように、あのころは世界に息苦しさを感じていた。リソース意識なんて冗談じゃないって。……でも、ミァハと友達になった本当の理由は、たぶん、バランサーを気取っていたからだと思う。ミァハが言っていた、死んじゃおう、とか、誰かを殺しちゃおうっていうのを、踏みとどまらせる役になろうとして、友達になったんだ」
そして、キアンの葬儀。彼女はこれから液体になり、社会のリソースになる。
父はバグダッドにわたっていた。
ケイタは、「意志というものは、競いあう欲求のどれを選ぶのかを決定する主体」という。
ヌァザの研究は、人間の欲望や意志を制御するものなのだともケイタは教えてくれる。その研究を進めるために、バグダッドに渡った。
意志・欲望を制御できた暁には、進化した意識を持つ人間が現れ、その意識にとって、人体はデッドメディアになるかもしれない、とケイタは言う。
精神こそが、人体を生きながらえさせる手段なのかも。肉体にとって精神がデッドメディアになるときがくるかもしれない。と私。
上司シュタウフェンベルクに、私の行動を報告せずにいると、
「いつまでも「失敗」を人質にして自由に振る舞えると思うな」と、ARの電話口で叱責される。――電話をして、うつむいている私。
キアンも、死の直前、うつむいていた。死の直前、彼女もARで誰かと話していたのではないか。
螺旋監察官の権限で、キアンの通話記録を見る。思った通り、彼女は電話をしていた。
「ううん、ごめんね、ミァハ」
そう言った相手は、ミァハ本人――ミァハは生きていた。
ミァハ曰く、
「善とは恒常性のこと。
昔は王様がいて、王様を殺せば世界を変えられたのに、民主主義以降、みんなが互いに互いを律するようになったから。優しさのおしつけあっこ。
私たちは、そんな社会から飛び出して、自分で自分を律しようって誓いあったよね? キアンもトアンも。
そう言われて、キアンはキアン自身の体を殺したのだ。
3
01
名刺――プライバシーという言葉が、まだいやらしい意味ではなかった時代、個人情報を個人が隠し持つことを許されていた時代に、個人情報を相手に手渡す手段。
友達になった私とキアンに、ミァハはそれを渡してくれた。
インターポールりイアン・ヴァシロフも、初対面の私に名刺で自己紹介した。
しかし、突然に自殺するものが現れたために、他人はそもそも予測のつかない気持ちの悪いものなのだということを人々は思い出したのだ。
ヴァシロフが調査しているのは、WatchMeを介して人体に不正にアクセスすることが可能な組織。
その組織は、再び人類が〈ザ・メイルストロム〉に陥らないように、人類を監視しようということを大儀銘文としている。
しかし、その組織内の、その信念に反する一派が、今回の大量自殺を引き起こしたらしい。
「一週間以内に、誰か一人を殺してください。それができない人には死んでもらいます」
02
ミァハが、大量自殺と宣言によって作った混乱。
そして、生府が醸し出す、息苦しい空気。
それらについて思いを巡らせているうちに、「医療のドバイ」、バグダッドにつく。
そのころ、世界で、宣言に促された他殺、宣言から逃れるための自殺が頻発する。
03
彼女曰く、
「人間の価値判断は、指数的な合理性ではなく、双曲線的な非合理性。合理性と非合理性の争いが、意識である」
04
私のホテルの部屋に、ARではない、紙の書き置きがある。
「アブー・ヌワース。ARなし、盗聴なしで」
アブー・ヌワースの人々は、WatchMeを人体に入れておらず、様々な病気にかかり、早死にする。
アブー・ヌワースの食事は、生府に管理された世界のそれと違って、カロリーもカフェインもアルコールもハレンチなほど。
そのアブー・ヌワースに、父ヌァザがいた。彼が渡しに書き置きしたのだ。
05
父は、ミァハの死後に、研究に没頭するために、私と母を残して家から去ったのだった。
その父と、バグダッドで再会する。
父の研究は、ヴァシロフが調査する組織で行われていた。父は組織の一員だった。
組織が人間の意識を保持する能力を保持しているのは、再びザ・メイルストロムのようなことが起きたときに備えてのことだった。
組織の上層――ザ・メイルストロムを生き延びた老人が望んだ世界。それをミァハは唾棄した。
当時、多くの子供たちがミァハと同じように自分の体を傷つけるようなやり方で自殺を試みていた。この「優しい」社会のストレスの限界にいる子供たち。それは、利ソース意識にあふれたこの社会の、対処するべき社会問題だった。彼らですらコントロールできるように、父らの組織はシステムを組もうとしていた。
キアンの告発によって辛くも生き残ったミァハは、自殺性向のある子供として、組織のモルモットになっていた。
『ハーモニープログラム』。それには、老人たちですら二の足を踏むような重篤な副作用があった。
06
意識が消滅するのはハーモニープログラムを実行すると、人間の非合理性が合理性と迎合し、葛藤がなくなるため。
結局、プログラムは人類に実装されてはいるものの、第二のメイルストロムまでは実行されないものとする。そういう折衷案を老人はとった。
「しかし、なぜミァハはそれを実行しようとしているの」と私は問う。
「ミァハの意識は、戦争の渦中、自殺を行うために後天的に獲得されたものだ。そして――」
父の説明の途中で。ヴァシロフが現れる。
ヴァシロフはインターポールとしてではなく、組織の一員としての仕事をこなすために現れた。彼は、組織の中でも、父と対立するミァハ派の一員だった。
父は主流派のリーダー格。主流派の結束力を弱めるため、ヴァシロフは父をねらっていた。父がでてくる好機を作り出そうと、娘の私を泳がせていたのだ。
ヴァシロフらミァハ派の目的は、人類を正しい調和へと導くこと。
ヴァシロフは私の銃弾を食らい、父は私をかばってヴァシロフの銃弾を食らう。二人とも死ぬ。
死の間際、ヴァシロフは、ミァハがチェチェンにいると私に告げる。ミァハの生まれ故郷に。チェチェンの、〈対ロシア自由戦線〉に。
4
01
高校時代の回想。
ミァハは、「私は前、こことは別の権力に従わされてた。地獄だった。向こうにいたら、銃で殺される。
でも、こちらがわにいたら、優しさに殺される。どっちもどっち。ひどい話だよね」と。
ミァハの宣言により、世界の各地で殺戮、自殺、心中が頻発している。
わたしはシュタウフェンベルクに、これまでの捜査経過を報告したい。
しかし、どこまで情報をつかんでいるかを組織にスパイされないために、セッションをシュタウフェンベルクとの二人きりに切り替える。
と、シュタウフェンベルクは彼女自身が組織の一員なのだと明かす。
ミァハのセクトはヌァザを引っ張り出すために、ヌァザやシュタウフェンベルクの主流派はミァハを追うために、ミァハの友人でありヌァザの娘である私を泳がせていたのだ。
私が自由に行動できいていたのは、「失敗」を利用できていたからではなかったのだ。
シュタウフェンベルクら主流派はミァハと接触し、どうして人々を自殺させているのかを聞き出したかった。
02
チェチェンのウーヴェと会う。
ウーヴェは、ミァハがいるはずの〈対ロシア自由戦線〉との人脈を持つ。
ウーヴェは、私と同じようにも「優しい」社会に息苦しさを感じ、そこから逃げ出すために螺旋監察官になった男だった。
ウーヴェが呼び出した現地の少年、〈対ロシア自由戦線〉のメッセンジャーに、私は「紙」を渡す。
一人で、ARの通じない山を登れ、と。
03
「優しい」社会では感じられない、身体の不自由さを意識させられながら山を上る。
進化のつぎはぎでしかない身体を意識させられる。そして、私の感情も、私が私であるという思いこみも、進化の結果でしかないのた。
バンカーの中、ミァハと再会する。
ミァハが私に会おうと決めたのは、少年が持ってきた「紙」が、かつてミァハが私にくれた「名刺」だったから。
「ミァハが自殺に追いこんだ人たち、それに、父さんとキアン。誰も死ななくてよかった」と私。
「そう。死んでいい人なんていなかった。そして、これ以上死人を出すわけにはいかない。でも、こうでもしないと老人たちはボタンを押そうとしない。
04
高校時代、ミァハの自殺の直前、彼女の持ち物の本を火葬した、それを私が手伝った思い出。
私たち三人の死が、世界に対する一撃になるはずだった。
〈物語のコア〉
ミァハは、
「私の意識は、ここの、チェチェンのバンカーで、性的暴力という人間の野蛮によって生み出された。
でも、人類が持っているはずの野蛮を押さえつけようとする「優しい」社会では、人間が壊れていく。自殺していく。
私は世界の人々を愛している。この世界に、人々がなじめずに死んでいくのなら、彼らは生きるために、人間という意識であることを突破しなければならない。意識という、進化上のその場しのぎの機能を取り払って生きなければならない。
……組織の老人たちは、『意識の停止』を死と同義と受け取った。だから、ボタンを押そうとしない。私の民族のように、意識のない存在だっているのに。
それでも、世界がめちゃくちゃになりそうになったら、老人たちは意識の消滅、ハーモニクスのボタンを押すはず。
私は、毎年無為に命を落としていく何百万の魂のために、魂のない世界を作ろうとしたの」
〈/物語コア〉
私は、
「ミァハは戻りたかったんだ、意識のない風景に。……じゃあ、それを奪うことは、父さんやキアンを奪われたことに対する、ささやかな復讐になるかな。
だけど、それをあなたには与えない」
epilogue
数多くの男が、心を煩わされ、病み、憔悴し、時に、恐れ、逃げ回わったメンヘラビッチ。
この問題を、真剣に捉える必要がある。これ以上、被害が拡大しないために・・・。
メンヘラビッチは、特に、ゆとり世代のネット充女子に、多数生息する。
彼女らは、承認欲求から、数多くの男を、ある種、身体を伴い、虜にしてきた。
彼らを救わなければいけない。そして、もうこれ以上、被害を増やしてダメだ。
「なぜ、ここまで、20代、特にネット充に、メンヘラビッチが多いか。」
そして、本質的な問題は、「自己表現とか、自分らしくという名の弊害」であると考える。
※以下、文章は、個人的な積年の恨み節で、書くことを了承いただきたい。
何にもねぇ自己主張の強い女子らが、「らしく」「らしく」と多用する。
彼女らのコミュニケーション活動を通じた自己実現の過程を考察すると、
リアルとバーチャル(←あえて)の二つの外部環境と対峙しているのだ。
そして、「らしく」生きたい思いを
「らしく」いられないのは、
そこには、全くコミットせず、
「らしく」なれないけど、
いつかは、なりたい、私らしさを、夢見ながら。
なりたい自分のような他者と関わることができる。
関わり続ければ、少なくとも、バーチャルでは、
「なんか、こんな人とも繋がってる私はスゴイ。」である。
しかし、それは、私ではない。
彼女らは、ソーシャルメディアの無数の情報を読み、理想をポストし続ける、動物的に。
そして、「らしさ」を持続するためには、バーチャルに、住み続けなければならない。
恒常性が求められるのだ。
自己成長のために、本来するはずの「リアルの自身を再定義して、内部環境(精神と思考)を掘り下げる」行為はせず、
リアルにおいては、自分らしくなく、ネットにおいては自分らしそうという狭間で、
最終的には、
ココではない、どこかに、行きたいけど、
いけないので、承認欲求が高まる。
その不安定性を埋めるのが、リアルで、ビッチになることなのだ。
少しでもルックスがよければ、うってつけである。
なぜなら、彼女らは、リアルでは承認されてはいないが、ネットでは承認されている。
最も簡単な行為は、触れるである。・・・触れたあと、互いの承認行為として、最も簡単なのはry。
みなさん、所詮この程度なのだ。
大いに刹那的な今を生きよう。
そして、精神性を、持ち込むな。
ピラミッドの最下層に生理的欲求がありまして、その内訳はと言うと、呼吸、食事、水、性欲、睡眠、恒常性、排泄、となってるんです。
この中に魔法使いのヤーブルをムズムズとさせる言葉が入ってますね。
性欲。
ちょっと待て。
性欲?
これってもっと上の欲求の後に来るのが現代社会のお約束ですよね?
畜生じゃないんですから。
それともせっかくだから出せばいいんでしょうか?
ここが疑問でしょうがないのです。
この図の個人的に正しい見方は多分次の通り。
セックスのためならピラミッドの上にあるもの何でも犠牲にするぞ。
そーゆーこと。
人間としてとっても残念だね。
でも27年間生きて、それが真実だと認めるしかないとこまで来ちゃったんだよ。
わかっていただけますでしょうか?
人生の幸せが金払って中出しすることしかない人間がどんだけ頭パーなクズか。
しかもそれで生活が苦しくなるとこまで逝ったりして。
楽しいのは出した瞬間まででさ、シャワールームでもう家賃を払えるかどうかの心配が始まってるんだよ。
派遣村に人間に混ざって群がったゴキブリ共といい勝負、うん、マジで。
だから人生を立て直そうと本気で考えた時、ヤれるようになれば万事オーケーじゃね、って結論が出たのですた。
ぶっちゃけそれ以上のことを考えられるとこまで人間が成熟してないんだよ。
そりゃそうだ。
考えるチャンスを短絡的に万札で握り潰したんだからさ。
それも18歳の大学生活が始まって間もない時にだよ。
だからもう人間ってものに何も期待してない。
ただ例外的に、この世にとんでもないバカがいる可能性にはちょっと期待してる。
僕のことが価値のある品物のように見える大バカが。
バカには底がないらしいからさ。
期待してるだけじゃダメだから、今年はちゃんと紛い物売りのスキルを上げるように頑張る。
コミュニケーション能力の改善に手を出したりしてさ。
身も蓋もない本音を書いたよ。
命ってなんだろう?
命を大切にする必要性ってあるんだろうか。別に、「どうして人を殺してはいけないのか?」を議論したいわけじゃない。
恒常性を保っているものっていえば、生物だけじゃなくて企業(組織)も当てはまる。ウイルスや酵素はわからないけど、パソコンのような機械は当てはまるような気がする。いや、どちらかというと、ネットワークかな? でもそれだと、わけわかんない方向に行ってしまう。
それで、恒常性を保っているものは無数に存在する。では、何故大切にする必要があるんだろう。それとも、必要に応じて大切にする? んー、後者かな。
あーでも、ウィキペディアの説明によると、「生物において・・・」って記述されてるから、「命-恒常性を保つ-生物」でトートロジーになって文章の意味がなくなるか。恒常性の定義を自分で作ればトートロジーを回避できるけど、めんどくさいから無理かな。