はてなキーワード: 声かけとは
ちきりん化は誰にでもおきることだけれど、大抵の人は、ちきりんのレベルまで到達する前にその状態になってしまう。
稀にちきりんよりダサいブックマークの使い方を始めてしまう人もいるけれどどちらにせよ成長は止まってる。
一線級のウォッチャーであるわんこ紳士によると、ちきりん化を起こした人は、自分より上の人間にちょっかい出された時は次のどれかの処理を行う。
いち 「こんなすごいひとに声かけられました」という点だけ記憶に残って、武勇伝を語りだす
に たとえルパンの記事を書いて「會川 昇 (@nishi_ogi)」や「ゆうき まさみ (@masyuuki) 」にアニメのことでダメ出しされても
「あの人達がこんなにレベル低いとは思わなかった」という返しをする。
どう理由をつけようがやることは同じ。さん一択のちきりんは、得られる可能性をバッサリ切り捨てることで最も情報処理コストの低い選択をしている。
熱中症になりかけた。まだ20代なのにたった30分で具合悪くなった。
午前:室内で仕事。
午後:野外で仕事。
午後1:00:暑いなぁクソが。
午後1:30:ふらふらする。異様にのどが渇く。なんかダルい、具合悪い。何故だ?とりあえず麦茶を飲む。
午後1:50:めまいがする。思わず麦茶を飲む。たった1時間で熱中症?一応日陰だし。ないない。
午後2:10:声が出にくい。声が出しにくい。え?なにこれ
午後2:30:なんか鼓動早くなってきたし、パニック発作っぽくもある。不安になってきたやばいかも(パニックのあれ)
午後2:40:やばい気がする。ずるいけどトイレ行ってちょっと休もうかな・・・(後から考えればナイス判断!ここで行かなかったら倒れてた)
午後2:50:涼しいトイレ内で汗が止まらず、吐き気、眩暈、しばらく動けず。体全体が熱くて気持ち悪い。パニックも併発。
ここで回復しても残りなんとか耐えられるだろうか?仕事はどうしても休めない・・・
午後3:00:一旦回復したので野外に戻る。
午後3:10:手持ちの麦茶無視して自販機でスポーツドリンク入手(後から考えればこれも正解だった)
午後3:20:とにかく力を抜く、無駄な動きはしない。最低限こなす(多分様子がおかしいのバレてたけど、声かけられなくて助かった)
午後4:00:風が吹いてきた。若干回復。なんとかなるかも
午後4:30:なんとかなりそう
午後5:30:一件落着。涼しい室内に戻る。落ち着いたらまたふらふらしたが、徐々に回復。
しばらく動く気になれず。想像以上にダメージを受けていた模様。
作業場では忙しいので気付きにくいけど、冷静になるとかなり具合悪いことに気付く。
4時間半の野外仕事で何にも考えずに仕事してたら、具合が悪くなるまでたった30分。26歳でこの有様。
午前中はクーラーの効いた室内にいたから、ギャップがあったのかもしれないけど。
具合悪いのもばれず、騒がれず。
(騒がれると超絶不安になって絶対パニックになる。この場合の救急車は後で黒歴史となるほど死ぬほど恥ずかしい思いをする)
スポーツドリンクって大切。すごく大切。
今日、バス停で友人と座って待ってたら、目の前の女の子がうずくまった。どうしていいか分からなくて、とりあえず席を立って「座りますか?」と聞いた。
でも、女の子は少し顔を上げ、こちらを見て、また俯いた。そのまま動かないから、私たちは立ってオロオロしてた。
そのまま数分が経ったから、「座りたくないのかな。今の方が楽なのかな」と思って席は開けたまま友人と普通の話を始めた。
そしたら少し離れた席に座っていた人がうずくまった女の子に「しんどいの?薬あるよ。ここ座りな!ほら!」って声かけてた。
その時すごく自分が恥ずかしくて情けなくなった。
困ってる人がいるのに「どうしていいか分からない」、そんな人間なんだ。もう大人なのに、自分はこの年まで何を学んできたのだろうと思った。
強引に声をかけてた人は、強くて優しかった。
優しさっていうのは、強いんだと思った。
撫でるような優しさよりも、強い優しさの方が難しい。
強くて優しい人になりたい。臆病な自分にはすごく難しいことなんだろうと思った。
自分は、困っている人を助けるより、余計なことをして恥をかくのが怖い。
情けない。
仕事ができる人間でもない、モテる人間でもない、お金持ちでもない、センスのいい人間でもない。
ただ、強くて優しい人になりたい。
「大人になったら何になりたい?」って昔はよく聞かれた。
これって、ナンパ師達がやってきたことをまた同じように繰り返しているんだけど。
確かに面白いと思った。
工学って名乗るくらいだから、専門用語を作ってみたりして概念を数理モデルに落とし込んでいる。
これは非常に俺は納得できた。
言ってることは、
「ナンパでの声かけは、定型文作って、それで話かける、これを『オープナー』と言う。『写真撮りましょうかオープナー』『こんばんはオープナー』などいくつか定型作れ」
こういう感じで、定義つけられた行動をひたすら繰り返せば、ヒット確率が5%なら20人話しかけられればいけますね。これはナンパ業界では常識だけど、これを『メソッドだ』と割り切ったのがよかった。
俺は、どーも話しかけることに感情の機微的なものを感じすぎていたが、メソッドだから心を無にしてやってしまえるんだ!と解く。
それとか他には、「セックスすれば女はその男を好きになる、セックスする前は女が主導権あるが、セックスした後の主導権は男。だから、セックスする前にセックスできるように女をいかにだますかが大事」というのは常識だけど、それまでの過程をいくつかに分割して、それぞれ無感情でできるメソッドでくくっている(まったく同じデートコースを繰り返すことで流れになれるとか)
もちろん、これまでもナンパ技術で、さんざん言われてたことだが。どーもナンパ技術は、「メンタル」「度胸」となっていた。俺はどーしても感情で話してしまうから難しいんだけど、それをできるようになる。
会話についても、どーも俺は感情を読み取って話ししていたが、「ラポールを作るんだ、これらの技術を繰り返すんだ」と単純化されてしまうと、なるほどできそうだと思えた。俺は、機微にこだわりすぎて、大筋を忘れていたみたいだ。
あと、恋愛工学は、それぞれの過程で専門用語を作って、ある程度体系化しているからこそ、研究しやすいと思う。
オープナーのメソッド、連絡先聞き出しのメソッド、クロージングのメソッド、デートに誘うメソッド、デートからセックスに持ち出すメソッド、セックスを断られそうなときのメソッド。
もちろん、これまでもナンパ師はこういう分割で研究してきたんだけど。どーも彼らナンパ師の言葉はふんわりしていて。理系には分かりにくかった。オラオラだぜ~とか、ノーグダとか、体験してない側には意味不明だった。
あと、「普通の漫画とか映画とかドラマとかの手順を踏んだ恋愛は無理」ってのをはっきりと書いてくれたこと。イケメン美女なら、できるんだけど。それを普通の男がやってもまず無理。ってのを教えてくれた。
まあ正確には無理じゃないが、ヤリチンと女が遊んで、その間のキープってのを普通の男は付き合ってると言ってるんだよ。ってことをはっきりと言ってること。その、ヤリチン側に回る手順は、一般の、仲良くなって、尽くして好きになって~ではないと。
女達が偉そうに教えてくる優しくしろだの、マメがすきだのは嘘だ、女はヤリチンに相手してもらえなくて、だから押し付けがましくそういう理想像があったらいいなってだけだ、本当は冷たくされて喜んでるんだ。と。
これは本当に目をさまされた。なんで、ナンパ師達が、あんだけオラオラやってるのか俺は理解できていなかったが、なるほど、そういうフレンドシップ戦略、とか一人の女だけを好きだぜ、みたいなのはキモいと女は感じるようにプログラムされてるらしい。
なるほどと思った。女向け恋愛映画は、ヤリチンくさい男が、一途に君だけ見てるぜ的なのが多い。ヤリチンはそれを読んで、やりまくってる、やりまくってるそぶりも見せる、しかし、君が好きだ、君の話を聞いてタイアピール。をする。
これはその通りだなと。ヤリチンが好きなんだから、一途に思うこと自体無意味。余裕を持たせるために、たくさんの女と同時平衡にアプローチしろ。それ、ナンパ師が毎回言ってたが、意味が分からなかったが、なるほどと分かった。
俺は、どーもそのあたりの機微を詠みすぎていた。
医学なんかでも、確かに患者の話を聞くのだけれど。じゃあ薬はどうやって選ぶのか、手技はどうするのか、ってなるとそれは冷徹に論文に根拠を求めるんだよね。
この部分、昔の医療は医者の経験とかで判断してたんだけど、それよりは論文に寄ったほうがいいよね(EBMっていう)ってなった。
そうすると、すんげー専門用語が多くなった。それもそのはずで、専門用語ってのを理解できるってのは原理を理解できるってことに近い。専門用語を知ってる知らないってのがダイレクトに理解してるしてないにつながっていくから、専門用語を作ることが合理的になる。
そういう意味で。確かに恋愛工学はいままでの焼き直しだけど、そこに名前をつけたのがいいなと思った。
俺は、ナンパ師たちのテクニックを学んでも一向に実行できない。
正確には、10回くらいはナンパして、5回は話かけられず、5回は2,3人にこんにちはーとか、道を聞いたりしたが、韓国人の女と1回おちゃした程度で、連絡先交換もなかった。
でも、工学といわれて、メソッドだといわれるとできそうな気が少しした。
医学でも、自分の経験だと微妙に挑戦しにくいが、「この論文でこっちの薬がいいと結論でている」といわれると、「証拠があるし、悪いことしてない気になるしいっかー」とやれる。逆に、勉強してるからできるんだぜーくらいに誇らしい気持ちすらあるw
女性は恋愛したいのに、恋愛工学だと女性はセックスするためのもので。しかも工学にあてはまる女ってのは一部のそういう工学にはまりやすい女だけだ。という主張。
これもその通りだと思うが。
論文で薬を与えられる患者というのは、完全にモデル化されてるし、それぞれの患者に効く効かないは個人差あるけど、それでも薬を投与する。統計的には効くから。
そして、経験的な医療では、患者の話を十分に聞いて機微を察して薬を投与するが、それでは学問として成立しない意味合いもあるから、論文重視になって、だれでも同じ医療が受けられるようにしている。
確かに、女性の言うように、恋愛の機微で感情を持ってやるべきだってのも分かるんだけど、それでは男は女と付き合えないというわけだ。女なら股をひらけば男をゲットできるが、男は50人に声をかけて1人と付き合えるかどうかなわけだ。
まったくのゼロの女しか捕まえられない男に、次のステップである恋愛の機微とか説いても無意味じゃないかと思った。
ってか、そういう恋愛の機微を捕まえる、一途な男にたいして、女はどういう態度を取ってきた?クリスマスプレゼントだけもらって、デートがあっても浮気相手のヤリチンに走って。そういうのが多すぎる。だったら、女がそういうの言う資格ないと思うんだよね。
また、一部の女にしか効かないというが、それでいいと思う。効かない女もいる、それは当たり前。効く女だけに薬を売ってるんだろみたいな話だが、それでいい。まったくのゼロで女に相手されないより、そういう女でもやれるほうが絶対いい。
まあここまで散々持ち上げたけど。俺はそれでも、風俗に行く。
金もあるし、楽だから。セックスもクッソ自分の好き勝手にできるから。
だって、恋愛工学での女って、確かにゲットできるんだろうけど、面倒くさいよ。
そりゃ、自分の奴隷みたいな女を見つけられればそれで風俗行かなくてすむだろうけど、それまでにどんだけの労力かけるんだよ。
俺は、医者で、一回の当直で10万とか給料もらうから、ナンパにかけてる時間分働けば、風俗で美女とやれる。
風俗ってのも、よーするにナンパ師に似た、スカウトマンがいい女をナンパして、風俗に横流ししてるわけだから、ナンパしてるより効率がいい。
でないが、趣味の一つとしてコツコツ続けるのはいいことだと思う。
田舎のバスの乗り方で不満がある方がいらっしゃる今日この頃ですが、簡単にご説明したいと思います。
前のドアから乗って後ろのドアから降りるパターンです。均一運賃のバスは、これです。乗るときにお金を料金箱に入れたり、Suicaでタッチして払います。均一運賃は、市内の中心部で設定されることが多いです。サッカーの試合やコンサートなどの臨時便も途中で止まらずに運賃が一定のため、この方式が多いと思います。
後ろのドア(最近のバスはバリアフリー方の影響で中扉がほとんどです)から乗り、整理券を取って、降りるときに料金を払うパターンです。乗った距離によって運賃が変化する郊外路線で使われます。前面窓の頭上に整理券ごとの運賃を現した表示機があり、そこに運賃が表示されています。[7] 290円とあれば、7番の整理券のバス停からは、290円払うということです。バスが先のバス停に行くと、表示機の運賃の表示が変わり、整理券ごとにいくら払えばいいのかがわかるようになっています。
最近だと整理券の代わりにSuicaでタッチして乗ったバス停の情報を保持する方式になっているので、降りるときに料金箱にタッチすれば、清算完了です。
さらに田舎に行くとトップドア車と呼ばれる前にしかドアがないバスが走っています。観光バスをチープにしたようなイスが後ろまで並んでいます。
この場合も、後乗り後払いと同じように乗るときに整理券を取って、降りるときに料金を払います。
このくらい田舎の路線になると、乗るときに一声かけて、どこどこまで行きたいと告げたほうがいろいろとスムーズにことが運ぶと思います。
ワンマンバスが登場する前は、中扉のみのバスで車掌さんが乗務していました。このころは、車掌さんに行き先を告げてお金を払っていました。今はあるのかどうか定かではありません。
空港行きのリムジンバスや観光地のバスでは、乗り場にきっぷ売り場があることがあります。そこで買いましょう。
バスがワンマンになったのは1960年代のお話です。昔からの話なので、戸惑う人がいることに驚きを隠せないのですが、ほとんどは、前乗り先払いか後乗り後払いのどちらかです。
今は多くの事業者がSuicaなどの交通系カードに対応しているので、それほど難しくないです。
わからなかったら、バスが信号待ちのときに運転手さんに質問しましょう。
Suicaが使えないくらいの田舎にいけば、乗客は減るので、別に質問したところで、嫌がられることはありません。
それでは、よいバスライフをお楽しみください。
車いすの人が待ってたら、身軽な人は降りてあげる気遣いがもうちょっと広まるといいのにと思う。
車いすの友達がいてさ、ときどき一緒に出かけるんだけど、休日のショッピングセンターのエレベーターとか途中階で待ってると、
混んでて乗れないことあるんだよね。何回待ってても。
大勢で待ってるときに、ついたエレベーターに先に乗せてくれるってのは結構みんなやってくれてありがたいんだけどね。
エレベーターガール的な人がいるデパートとかで優先的に空けてくれるやつがあればいいんだけど、そうじゃないと待つときはかなり待つ。
たまに上行きも下行きも混出て30分以上待つこともある。
でもエレベーター乗ってる人から見たら車いすの人が待ってる姿を見るのは一回だけなんだよね。毎回違う人が乗ってんだから。だからみんなあんまり気にしない。
自分はそういうのなるべく降りるようにしてるんだけど、一人で降りても普通にその階で降りる人みたいな感じになるだけなんだよね。
かといって周りの人に呼びかけようとかしたら車いすの人が逆に乗りにくくなる感じになっちゃうだろうし。
誰かと一緒だったら「車いすの人待ってるから降りよう」って声かけたりすると、知らない人も2、3人ついてきてくれてスペースできたりすることもあるんだけど。
マナーとまで言っちゃうときっとどっかで喧嘩になるからそこまでは言わないけど、エスカレーターもそばにあるような混んでるエレベーターに乗ってて、
今日は美味しいお酒が飲みたいなぁ、それとちょっと人恋しいから世間話でもしたいなぁ、なんて思って近場のバーへ。
ここに来るのは二回目。店員にとっては初めての客と同じ。
メニューが出てくる。俺は店員の顔を覚えているが、彼らは覚えていない。それはそうだ。
一杯目はビールを頼む。何を飲もうか、バーに来てまでビールとも思ったが、今日は夏日。体が欲していたのはビールなのだから、誰に遠慮する必要があるのだろうか。
前に来た時に、食事のメニューが気になっていた。それも楽しみにしていて、今夜はお酒を飲みつつ気になっていたカプレーゼとアヒージョを頼む。
あっという間に飲み干したグラスを眺めながら、2杯目に白ワインをオーダー。ちびちび飲む間に、まずはカプレーゼがやってくる。
…美味い…!モッツァレラチーズってこんな味、こんな食感だったか?そうか、今まではピザでしか食べたことなかった…。
そしてアヒージョ。キノコの旨味とニンニクが効いている。このオイルを持って帰って毎日パンにつけて食べたい…。
おや、新しい客が来たようだ。どうやら常連らしい。メニューは出てこない。バーテンダーはあいさつもぞんざいに、そしてまた来たな、という笑みを浮かべる。
男は、俺の隣に座る。しまった、座る席を間違えた…。先客から二つ飛ばして偶数の席に座ったものだから、男は俺の隣に座る。まだ席は空いてるのに、詰めて座るこの窮屈感。。
時刻は夜9時。バーはようやく始まりを迎える。この時間からバーテンダーが増えるようだ。
今、客が3人、バーテンダーが3人といる。
アヒージョが美味い。バケットの追加を頼んだ。3杯目はラムバック。濃い味のアヒージョに爽やかなライムの香りがちょうどよい。
それにしても、おかしいな…少しの人恋しさでこの店を選んだはずが、前回の記憶とは違って今日はあまり話しかけられない。
それどころか、先客と1人のバーテンダーが話し始め、そして後から来た常連の客と2人のバーテンダーが会話し始めている。先客もどうやら常連だったようだ。
先客と、常連のその間に座り、かつ常連の客の隣に座る俺には、誰も話しかけない。
あれ。。こんなはずじゃ。。携帯はポケットにしまった。食べながらではあるが、俺は前を向いているぞ?おかしいな。。そんなに話しかけるなオーラ出てるのかな。。
あ、、、なんかつまんなくなってきた。
これなんだよ、バーの嫌なところは。いつも常連客が鬱陶しい。俺は、美味しいお酒が飲みたいんだ。会話はほどほどでいい。
でも、どのバーに行ってもそう。常連の客がいて、新規の俺はとても居心地が悪い。居心地が悪いんだ。
ご飯美味しかったんだけどな。ここももう来ないだろう。さようなら。また一つ、近場のバーが消えた。
さて、お会計をしよう。隣の席の常連客と盛り上がっている中、申し訳なさそうにバーテンダーに声をかけた。「お会計お願いします」
すると、バーテンダーは思いもかけないことを言った。「以前にも来られていましたよね?」
おやおやおや。覚えている・・・?
まさか。こみ上げる嬉しさとわくわくを抑え、俺は突き放す。「またー。どうせ同じことを他のお客さんにも言ってるんでしょ?」
口説かれたキャバ嬢か俺は。言い終わった後の苦々しさ。でも、ヒントを出して助け舟を出す。「じゃあその時どんな会話してました?」
バーテンダーは困ったような顔をしつつ、やられたーというような表情を浮かべる。「俺さんみたいなお客さんたくさんいますからね(照」
やっぱりな。そうだと思ったよ。ま、そりゃそうだ。でもいいよ、当てずっぽうでも。
占いみたいなもんだろ。当たってるとこっちが勝手に思えば、相手がそれを膨らましてくるみたいな。「いやいいんですよ、銀座のお姉ちゃんみたいなプロフェッショナルは求めてませんから」
しかし、バーテンダーはそこで終わらなかった。「でも確か、以前はあちらの端の席に座ってらっしゃいましたよね」
おや、おやおやおや。まじかこれは・・・?
バーテンダーはスッと金額が書かれた小さな紙を差し出す。思わず、財布から1万円札を取り出すのに手が止まる。
もう少し飲んでも良かったかな。どうしてもう少し早く声かけてくれなかったのかな。そんなことが頭をよぎる。
「思い出せなくてすみません。またいらしてください」そうバーテンダーは言った。
俺は嬉しさを隠しながら答えた。「次があるならね」
もう次はないなと思っていた俺に、「もう一回だけなら、また来てもいいかな」そう、思わせた。
俺の嫁とは行きつけのダーツバーの常連同士で初めて会った時にカウンターで飲んでた嫁に俺から声かけてプレーしよって誘って意気投合して連絡先交換して二人で出かけるようになって結婚に至ったんだけど。
これってナンパ?
だってさ、客と話しないとその人の人となりとかわかんないし本当に好きな料理の傾向とか味付けの傾向とか料理とお酒の合わせ方の好みとかわかんないじゃん。
例えば北陸出身のお客さんってわかってたら今日は新鮮な富山産のホタルイカ入ってるよ!とか声かけられるわけで得られる顧客ロイヤリティーって無言で貫いた時に浮く経費よりずっと経済効果高いじゃん?