はてなキーワード: 山上とは
3行でまとめると
・並んでいたのは普通の人って感じだった
・16時ごろには反対派も賛成派も見かけず落ち着いた雰囲気だった
・蒸し暑くて並ぶの疲れた
故安倍氏に対するイメージも書いておいた方がいいのかな。岸田総理支持、数年後の河野太郎期待、2・3段下がって安倍氏という感じ。支持政党なし。事件については未遂かせめて大怪我で済んでいたら、山上容疑者も殺人者にならず、警備体制やカルト宗教との付き合い方も見直されて、みんな今よりは幸せだったんじゃ無いかなと残念に思ってる。何も殺さなくてもよかったのに。
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9月27日14時すぎ、YouTubeの国葬の配信を見てふと現地の様子を体験したくなり家を出る。仕事中だろ!と突っ込まれると辛いけど、家から半蔵門に行ってノータイムで献花して帰宅できればちょっと長めの昼休み・・で収まる想定。まあ無理なんでサボりですが。
手ぶらはアレだなと思い、近所の花屋にいくと白と青の小さな花が220→165円で売っていたのでそれを購入。九段下駅で降りると、普段よりだいぶ騒がしい。関係者と思われるスーツの男性が「最後尾は四ツ谷駅です」と頻繁にアナウンスしている。行列の先頭から最後尾まで歩いてもいいやと半蔵門駅に向かって降りて地上に出たところ、そこでも最後尾に案内された。どうやら複数の列があるみたい。(結果的に、これがめちゃ時短になって申し訳ない感じ)
横5〜6列くらいで並び、普段着の人、喪服っぽい人、なかにはゴスロリの人もいたりした。男女もあまり偏りなく、だいたい30代から上が多い感じだったかなあ。まあ、その辺で歩いてる普通の人のように見えた。ノーマスクはごく一部。99%くらいの人がマスクをしていた。屋外とはいえ距離が近いから助かる。かなりの数の警察官が行列の整理にあたっていて安心感があった。税金の使い道として正しいのか判断しかねるけど、現実問題として警察官の協力がなかったらこの規模の開催は無理だっただろうなとは感じた。
疲労と空腹で、「天重 本店」の前を通った時は列から抜けて食べてしまおうかと思ったが、まだ営業前だったからなんとか我慢。気温はYahoo天気で27度くらいだったけど高湿度でジト汗。1時間半近くじりじり進んで、やっとFM東京前くらいまで列が進んだと思う。そこからちょっと南下してから千鳥ヶ淵の堀の方に渡って北に向かって、そこから急にペースが早まった。かなりの早歩きなのに、年配の人でもそのペースについてくる人も多くて凄いなと思った。立つのに疲れて先に進みたかったのか。
イギリス大使館前の交差点で別の行列(市ヶ谷、四ツ谷方面?)と合流したように見えた。5台くらいの空のバスが皇居の方に向かっていったので、式典が終わったのかな?と想像。そこから千鳥ヶ淵の桜の通り抜けを歩き続けると、ボート乗り場の先で荷物検査場があった。まあまあ厳し目にチェックされたように思う。飲み掛けのペットボトルや水筒はその場で一口飲まされていた。「もう3時間以上並んでるよ〜」とか話し合ってるリーマンもいた。
献花会場に近づいたけどちょっと期待していた反対派と賛成派のどちらも見かけず。疲れて帰ってしまった?エフエム東京あたりと、松尾九段ビル前あたりに行列をずっとカメラ撮影してる高齢者がそれぞれいてちょっと不快だった。
献花会場は白いテントの中にいい表情の安倍氏の遺影があって、横4列くらいで進んでいく感じ。一人一人心の中でお別れをしているのか、回転はかなりゆっくり。それと同じテントが先の方にもう一つ。コミケの参加者より少ないとか揶揄してた人がいたけど、あの会場だとキャパ的に絶対無理。おそらく最大の倍以上は来てたんだと思う。Twitter見てると途中で諦めてハンバーガー食ってる人とかいたし。
暗殺者だから勝算しちゃいけないっていう雰囲気あるけどさ、彼の行動って正直凄くない?
1 マスコミに晒されずに信者を地味に増やしていた統一教会を晒し、悪徳商法を社会問題化した
他の宗教もビクビクしているよね?
2 なんとなく、長く続けたからということだけで評価された安倍の再評価がされた
日本経済の低迷や、賃金の伸び悩みは前から存在してたのに、安倍が死んでタブーが解けた
目的を300%達成した彼は凄いよね
安倍晋三が最後に読んでいた本が岡義武『山県有朋』だそうだが、
これが本当の話か、自分は疑っている。
64年前に出版された岩波文化人の古典を、安倍はきちんと読むような政治家だったか?
山口にゆかりがあることも、顔が長いことも同じだが、出来すぎた話である。
同書は山県に概ね批判的だった。
もし本当に読んでいたとしたら、どういう感想を持ったかは興味深い。
これだけ論議を呼んだ国葬のスピーチを、山県の話で締めくくる菅義偉も、
それを素直に感動する不勉強な国民も、ちょっとどうかと思うよ。
岡義武は山県の死について、こう書いている。
一方の安倍が、同様に忘れ去られるかは、これからのことである。
従って、彼の権力意思は支配機構を掌握することへと集中されたのであった。
彼から見捨てられていた民衆は、それ故、また彼を見捨てていた。
そして、彼の死に対しても冷かであり、無関心であったのである。
驚くべし、流し読みかも知れないが、どうも読んでいたらしい。
普通に読んだら、嫌われ者山県有朋、という印象が残るはずの本を何ゆえ…、
と思ったけれども、官僚掌握術の参考になる、なんて吹き込んだのじゃなかろうか。
伊藤之雄『山県有朋 愚直な権力者の生涯』はずっと山県に同情的だが、
今日は官邸で開催された来年度予算についての政府与党政策懇談会に出席しましたが、
週末三連休、一昨日はゴルフ、昨日はお墓参り。河口湖の山荘でゆっくと過ごしました。
その間、読みかけの「岡義武著・山縣有朋。明治日本の象徴」 を読了しました。
知人から進められ手に取ったものです。明治の元勲で彼ほど嫌われ、
同時に自身に権力を集めた人物はいないでしょう。同じ長州人でありながら、
路線等の相違から権力闘争の敵対者となる伊藤博文とは対象的です。
伊藤の死によって山縣は権力を一手に握りますが、伊藤暗殺に際し山縣は、
「かたりあひて尽くしし人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ」と詠み
あの本を読んで、ここをピックアップするか!?と思ったけれども、
社会に潰される吾々ゴマメのような人間の気持ちをわからなかったように、
100年後の権力者、安部にとって最も心打たれたところだったというのも納得できる。
人間は、一般人も学者も総理大臣も、自分の甲羅に似せて穴を掘る。
ついにわが「本心」を知る者あらわる、なんてところかもしれない。
だけれども、山県や安部のせいで、どれだけ人が死に、不幸になったのか、
ヘタクソな歌を書いて、それをわざわざ持ち上げやがって、というのが
主人公「おれ」は自涜に惑溺している少年である。「おれ」は過剰な自意識を抱えて他人の目に怯えている。「おれ」は死について、自分が無になることについて、強い怖れを抱いている。十七歳の誕生日の食卓で「おれ」が自分の中でもあいまいな考えで皇室批判や自衛隊批判を口にしたところ、自衛隊の病院で看護婦をしている姉から着実な理屈で論駁されてしまう。「おれ」は逆上して姉を蹴りつけてしまうが、そのことにすぐ後悔し、自責の念にまみれながら、逃避的に自涜を行なって寝る。「ああ、生きているあいだいつもオルガスムだったらどんなに幸福だろう」
翌日は、古文の定期試験の日だったが「おれ」は試験に全く歯が立たない。試験が終わり、東大志望の優等生の連中は小賢しく試験問題の論評をしている。クラスの剽軽ものの「新東宝」は試験問題を下ネタにしてクラスの女の子を笑わせている。どちらも「おれ」には疎ましい。試験の次の時間は体育の800m走であった。「新東宝」は「おれ」が密かに恋情を抱いているクラスのマドンナの杉恵美子に「マスをかくやつはすぐへたばる」と怪情報を流したと冗談を言う。「おれ」は他の走者より完全に遅れてゴールインする。ゴールインしてみると「おれ」は走りながら失禁しており皆の嘲笑の的となった。
絶望しながら自治会をさぼって帰宅の途につく「おれ」に「新東宝」が声をかけてくる。右翼の街頭演説のサクラにならないかという。右翼のサクラをやっていることは「新東宝」の秘密のようである。連れ立って新橋駅前にいくと街宣車の上で「皇道派」の逆木原国彦が演説をしている。演説は全く盛り上がっていないが、逆木原はまったく気にせず演説を続ける。「あいつらは売国奴だ 、ヘドだ 。おれは誓っていいが、あいつらを殺してやる」「諸君、自分の弱い生をまもるためにあいつらを殺しつくそう、それが正義だ」「おれ」はこの言葉に胸を打たれる。
気がつくと後ろに三人組の女事務員がおり「おれ」を指差して「あいつ、《右》よ、若いくせに。ねえ、職業的なんだわ 」と言っている。逆木原の演説に感化された「おれ」は他人の目を跳ね返す力を得ており、こう怒号する。「 《右》がどうした、おい、おれたち 《右》がどうしたというんだ、淫売ども!」これをきっかけに「おれ」は「皇道派」に入党し、家を離れ「皇道派」本部で暮らすようになる。「きみは天皇陛下の大御心にかなう日本男子だよ、きみこそ真の日本人の魂をもっている選ばれた少年だ!」
「おれ」の学校での立場は180度変わる。「皇道派」のサクラを隠れてやっていたことが負い目の「新東宝」が宣伝係となって、俺の《右》としての武勇伝を学校中で広める。「新東宝」によると、800メートル走での「おれ」の失禁の失態は 、懲罰的にランニングをさせた体育教官への「軽蔑の 《右》的表現」ということになった。自治会の《左》の秀才が「おれ」に議論をふっかけてくるが、「おれ」は自分自身がかつてあいまいな考えのままにしていたところを突くだけでよかった。杉恵美子は「おれ」に興味津々の目でいう。「あなたみたいに時代錯誤の 《右》少年は防衛大学にでも行くことね 」
「おれ」には他人の目が怖くなくなってきた。逆木原に性欲を抑圧せず「トルコ風呂の女にきみの男根をひともみさせるんだね」と言われたときは不安だったが実際にいってみると杞憂だった。俺は「鉄串のような男根」を持つ男だった。「おれの男根が日の光だった、おれの男根が花だった、おれは激烈なオルガスムの快感におそわれ、また暗黒の空にうかぶ黄金の人間を見た、ああ、おお、天皇陛下!燦然たる太陽の天皇陛下」。「おれ」は他人の目を克服したこと、そして自分が天皇陛下の御子であることを確信する。
「おれ」は逆木原の書庫で天皇陛下をときあかす書物を探し出す。谷口雅春の 『天皇絶対論とその影響 』を読み、求めていたものをかちとる。 「《忠とは私心があってはならない》」 「天皇陛下に精神も肉体もささげつくすのだ。私心を棄てる、おれのすべてを放棄する!」「おれ」は自分があれほど恐れていた死の恐怖からまぬがれているのをさとる。逆木原が「七生報国、天皇陛下万歳」と書いてくれた稽古着で「おれ」は柔道や空手に熱中して取り組む。
安保闘争の国会デモでは「おれ」は十万の 《左》どもに立ちむかう二十人の皇道派青年グループの最も勇敢で最も兇暴な最も右よりのセヴンティーンとなった。デモの最中に女子学生が死んで、デモ隊が打ちひしがれて泣きながら黙禱していた時、「おれ」は強姦者のオルガスムを感じ、黄金の幻影にみな殺しを誓う、唯一人の至福のセヴンティーンだった。