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はてなキーワード: スーパーコンピューターとは

2021-03-26

これはスーパーコンピューターに指摘されて気付いた事なんだけど。なんか一周回ってワクワクさんオンラインサロン開いてそうなタイプに見えてきた。あの丸いメガネ悪い人みんなかけてるでしょ。

2020-07-06

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1263445.html

F@hとかR@hとかWCGとかのVC系でコロナ研究されてるけど、それでまだ有用情報でてないみたいだし、富嶽が10日やったくらいではまだまだ使える結果にならなそうだけど


F@hは計算速度がスーパーコンピューターを超えたとか聞いたし、それで数ヶ月やってるんだからまだまだ先になりそうな気がする




2020-05-14

anond:20200514174040

勉強になったと書いてしまったが、もう一度読み直すと以下の文章

しかし、コンピューターCPUメモリー間、トランジスターの小クラスタ間などの“長い”距離では、電子ではなく光子使用することでエネルギー消費量システム発熱量も非常に少なくしながら、計算速度を向上させることができる。

もちろん、一般的用途にも応用できる可能性がある。(中略)「ここで実証できたことは、チップスケール電子光子システム時代の幕開けを示すものであり、コンピューティングシステムアーキテクチャを変革し、ネットワークインフラからデータセンタースーパーコンピューターまで、より強力なコンピューターを実現する可能性を示唆するものです」と、研究者たちは論文に記している。

なのでCPU見据えてるよ。

2020-05-03

anond:20200503181526

蓮舫発言は、文科省関係者に対して「スーパーコンピューター必要性を分かりやす説明せよ」という文脈発言が切り取られたに過ぎない。それに対してまともに文科省関係者説明できないのがそもそもおかしいので、予算が取れなかったのは文科省担当者無能のせいだ。「2位じゃだめなんですか?(だめならだめな理由説明してください)」と言った蓮舫のせいでは全くない。

緒方については、スーパー堤防仕分けはあの時点では間違っていなかったし、「結果として水害になったではないか」という意見に対しては「結果として言うなら今回の水害にはどちらにせよ間に合っていない」というのが答えだ。この点については、自民党関係者も認めているよ?

結論。どちらもそもそも責めるような話ではない。許すも許さないもない。こんなのは事実関係を少し調べればわかる話だ。まとめサイトばかり見てないで、少しは自分で調べたほうがいい。

anond:20200503175753

蓮舫議員日本スーパーコンピューターは遅れています、そのうちアメリカ中国に抜かされるでしょうね」←スパコン事業仕分けて、日本スパコン事業を大幅に遅れさせた

緒方議員大水害、痛ましいことですね…犠牲者の皆様の冥福をお祈りします」←スーパー堤防無駄と切って捨てて、結果として被害を広げた

どう?許せる?

2020-03-10

大仏の中に入れたいもの

2018-09-12

戦術レベルの敗退を繰り返してじり貧になったNEC

昔の格言か何かで、『戦略レベルミス戦術レベルでは取り返せない』というのがある。

かに、近年電機業界で大きな損失を出した会社を見てみると、この戦略レベルミスが非常に目立っておりなるほどなと思う。

プラズマディスプレイ社運をかけて大赤字を出したPanasonicPioneer、巨額の開発費をCell Processor投資して爆死したSONYWestinghouseの買収でやらかし東芝等。

ところが、最近増田話題NECを調べてみると、こうした会社とは不振の状況が違うように思えてきた。

なんというか各事業競争力を失って徐々に敗退していくというような。言い換えれば戦術レベルの敗北を繰り返してじり貧になったとでもいうか。

半導体がらみの仕事をしていてNEC事業所にも出入りしていたことがあり、個人的にも興味があったので歴史を少しまとめてみた。

なお、この記事を書くのに参考にしたのは下記NECIRで、1990年からの業績データと、1995年から会社紹介資料が閲覧可能

https://jpn.nec.com/ir/index.html

NEC 事業撤退歴史

1999年 半導体メモリ事業日立統合して分社化。後のエルピーダメモリ2012年経営破綻

2000年 家電部門NECホームエレクトロニクス事業停止。

2001年 有機EL事業サムスンSDIと合弁化。2004年有機EL事業から撤退

2004年 プラズマディスプレイ事業パイオニアに売却。

2010年 半導体子会社NECエレクトロニクスをルネサステクノロジ統合半導体事業から事実上撤退

2011年 パソコン事業レノボとの合弁化。

2011年 液晶事業天馬グループとの合弁化。2016年に完全売却。

2013年 携帯電話事業から撤退

2017年 リチウムイオン電池事業から撤退

NECのかつての栄光

1991年 NEC研究員だった飯島澄男がカーボンナノチューブ発見

2001年 スーパーコンピューター地球シミュレーターが世界一の性能を発揮

2001年 2000年3月決算過去最高の売り上げ5兆4000億円達成。 ※バブル期1990年度でも3兆7000億円程度。この時期までは比較的うまく経営ができていたと思われる。

2003年 小惑星探査機はやぶさ打ち上げ

1985年-1991年 半導体世界一

2001年-2004年 携帯電話日本一

NECの業績に影響のありそうな政治案件

1989年 アメリカスーパー301K発動

1998年 防衛庁談合事件

個人的経験に基づく雑感

NECに出入りしていたころに思ったが半導体事業部に新卒で入った社員は大体優秀かつ深夜残業休出当たり前なモーレツリーマンだった。

設備投資研究開発費も年間3000億円コンスタント投資しており、今の水準で考えても少ないことはなさそう。

しか20世紀終わりから21世紀にかけて爆発的に伸びた情報通信産業に社内のリソースを集中してて、バックに住友財閥もついている。

会社の置かれた状況を考えると韓国サムスン電子中国Huaweiみたいに、今でも世界を席巻できていただろうに。マジでどうしてこうなった

当時気になったのは本業関係ない関連会社が異様に多いことぐらい。(不動産NECファシリティーズ運送業NECロジスティクス食堂運営NECライベックス、企業研修NECラーニング等)

どうでもいいけど最近スローガンのOrchestrating a brighter worldってのはマジで意味不明。迷走ぶりを象徴している。

https://jpn.nec.com/press/201507/20150701_01.html

https://anond.hatelabo.jp/20180911165115

2017-12-05

「まず最初に、エネルギーに関する問題解決されるでしょう。

スーパーコンピューターの圧倒的な計算能力によって熱核融合人工光合成が実現し、

世界は新しいエネルギーに満ち溢れます」と、齊藤は“エクサスケールの衝撃”を説明する。

「そして、より高度な遺伝子組み換え技術人類すべての食料を補って余りある生産技術確立し、

食料問題解決します。労働は超高効率ロボット代替され、最終的には衣食住のすべてがフリーになります

それによって現在のような消費のシステムもなくなり、人は生きるために働く必要のない『不労』の社会を手に入れます

やがて人体のメカニズム革新的に解明されることで、人類は『不老』をも手にすることになるでしょう。

これが未来学者、レイ・カーツワイル提唱した『特異点シンギュラリティ)』の前に起こる、

『前特異点(プレ・シンギュラリティ)』によって生じる世界です。

人類はあと5〜10年もしないうちに、このプレ・シンギュラリティを迎えることになるでしょう」

彼の逮捕には、陰謀めいたものを感じる・・・

2017-06-19

2番じゃだめなんですか?

蓮舫代表のせいじゃない。中国が頑張ったんだ。

スーパーコンピューター計算速度の世界ランキング「TOP500」が19日、ドイツで開催中の国際会議で発表され、中国勢が9連覇を達成した。トップは昨年11月の前回と同じ中国無錫スパコンセンターの「神威太湖之光」で、2位も中国だった。

 日本勢は東大筑波大の「オークフォレストパックス」が7位、理化学研究所の「京(けい)」が8位で、いずれも1つランクを落とした。前回8位だったスイスが3位に上がった。

http://www.sankei.com/economy/news/170619/ecn1706190020-n1.html

中国が一番になったのは蓮舫代表のせいじゃない。

日本が7位なのは事業仕分けのせいじゃない。

日本の国力が衰退しているのは民進党のせいじゃない。

2017-05-15

思い込み反省する増田須丸水仙はにみ子芋生回文

あんまり

思い込みとか先入観とかないようにしてるんだけど

先日いつもいくパスタ屋さんの食券で

ミートソースパスタ大盛りお味噌汁付きボタンを押したの。

で、出てきたのが

タモリさんもびっくりな

ナポリタンスパゲッティー大盛りお味噌汁付きで、

お店の人が間違えたのかなって、

その時は思ってて黙って食べたのね。

私そういうの、違いますぅ!って

STAP細胞の人みたいにありまーすぅってな感じで言えないタチなので、

でね、

まあそのナポリタンスパゲッティー大盛りお味噌汁付きは

とても美味しかったんだけど、

でもミートソースパスタ大盛りお味噌汁付きの口になってたから、

なんかミートソースパスタ大盛りお味噌汁付きが食べれなくてショックだなって。

ボタン押し間違えるはずないのになぁ。

納得いかなくて、

帰って自宅のスーパーコンピューター電子端末の前に座ったの、

その食券機をエミュレーター再現するためよ。

そしたら、

私の押したボタン

ナポリタンスパゲッティー大盛りお味噌汁付きだったのよね。

私がそのボタン

ミートソースパスタ大盛りお味噌汁付きのと思って勘違いして押しちゃったのよね。

絵も、似たようなオレンジ色のパスタボタンだったし、

要は私が間違ってたのよ。

思い込みって言うか、

先入観というか、

もうすっかり、

今日ミートソースパスタ大盛りお味噌汁付き食べるぞ!って意気込んでたからね。

でも、私が間違ってたことが分かって納得よ。

なんかスッキリしたわ。

今度は間違えないようにしなくっちゃ。

ところでさ、

とんかつ屋さんとかもそうなんだけど、

喫茶店とかで洋食なんだけど

味噌汁が付くタイプの気の効く定食ってあるじゃない、

そこだけ急に和のゾーンになる感じの、

思いっ切り洋食普通はお味噌汁なんて付かないんだけど、

あれって実はお味噌汁飲んで、

のもの摂取したカロリー0にしてチャラにリセットするんだって

知らなかったわ。

から付いててヘルシーなのね。

味噌汁飲んでカロリーリセットよ!

そういう理由だったのね。

うふふ。


今日朝ご飯

ご飯炊いたので、

それで昨晩漬けておいたお刺身の漬けで食べ済ませちゃいました。

ほどよく漬かってて美味しいわ。

デトックスウォーター

国産レモンがいいのが手に入ったので、

縦に6~8当分に切って冷凍したもの

炭酸に入れて飲むスタイルレモンウォーラーよ。

国内産レモンは防カビ剤とか使ってないって言うから

皮ごと使えるのよ。

その皮を、おろし金でちょっとすり下ろして

ウォーラーに一緒に入れたら

またさらレモンのいい香りがしていいわよ。

レモン冷凍してストックするのオススメ


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2017-05-13

ベーシックインカムを求める層とは

ベーシックインカムを欲しがる人って、基本的自力で稼げていない人だよね。

年収1000万を超えるエリートサラリーマン事業収入千万経営者不動産や株から収入を得ている資本家みたいな人は、少なくともBIの収入についてはどうでも良いと思っている。

たかが月に10前後の金、僕もどうでも良いしね。(予め断っておくけど、見知らぬ人にあげるつもりは全く無い。あげても厄介事が増えるだけだからね)

なので、研究している学者理想燃えている政治家などのごく一部の層を除けば、基本的貧乏な人ばかりだと思うんだよ。

ああ、別に貧乏なのは悪い事では無いんだ。

ただし、貧乏経済オンチではあるんだよね。

今の世の中、正しい経済知識が有って健康体なら、大金持ちは無理でも小金持ちくらいは誰でもなれる。

今の日本貧乏という事は、経済オンチか余程の不運でなければあり得ないんだよ。

もちろんいつの世も賢い人は少数派でオンチ多数派なのは間違いないから、重ねてになるけど悪い事じゃないんだよ。不運な人は気の毒だしね。

たださ、経済オンチが考えた経済政策って、どう考えても実施したくは無いよね。

ポルポトとか文化大革命の二の舞いは御免ですよ。

BIについては、世の中のリソースが有り余ってて、人類全てに衣食住を提供して余りあるなら出来るかもしれない。

でも、今の所そんな事無いでしょ?

そして、衣食住提供しても今の生活保護受給者を見るとそれ以上を要求してくるよね?

最低限の文化的生活だっけ?アレ、周囲の生活水準が上がれば最低限も上がるから永遠に達成できないよね。

話が脱線した。

要するにさ、経済オンチが支持する政策って夢物語なんだよ。

働かなくても生活したい、衣食住を満たして趣味に没頭して生きたいって話じゃん。

で、お前が享受してるサービスを誰が担うんだよw

少なくとも、単純労働代替するロボットAI実用レベルにならないと無理。そして電力がタダになればやっと現実的な話になる。

電力タダは凄いぞ。水も食料も資源も使い放題になるからな。一番現実的なのは核融合実用化か。

また脱線した。

ベーシックインカムについては「人類リソースが足りない」で終わりの話。

少なくとも今の所は無理。

でもさ、人類は確かに進歩してるんだよ。

貧困層が家に居ながら世界中アクセスして、一生かけても遊び尽くせないコンテンツと繋がれる。

飛行機の料金は安くなってバイトでも頑張れば世界の裏側まで行ける。

お前らが持ってるスマートフォンは30年前の数百億円のスーパーコンピューターよりハイパワーだ。

30年前には考えもしなかった世界が実現してるんだ。


この調子進歩したら、次かその次の世代か知らんけど、人類労働から開放される時も来るかも。

その世界を見る事はたぶん出来ないけど、俺も夢見る事は有るね。

まぁBI無くても俺は人生楽しいから大丈夫だわ。無いと人生が楽しく無いなら、自分が変わった方が話が早いぞ。

たぶん、お前が生きてる間に恒常的なBIが実現する事は無いわ。

地球上のリソースはまだまだ不足していて、全人類を満たすには程遠い。

科学でも商売でも良いから、生産して進歩する事でしか、先には行けないと思うぞ。

http://anond.hatelabo.jp/20170512060035

2015-11-19

スーパーコンピューター「京」

何の用途に使ってるか分からないけど一般人には。

もはやスパコン性能ランキングの為だけにあるようなものにも思える。

「京」Windows走らせたら超快適なの?

起動は速いだろうね。

2014-03-02

ビットコインの採掘で一攫千金狙おうと思ったのだけど…

換金所が一カ所だけ停止した事もあってすっかりキャズム死語)越える直前までやってきたビットコイン。調べれば調べるほどおもしろい。

とにかく000.1でも入手出来れば増やす事は出来そうなので方法を探ってみたら手っ取り早いのが「採掘をする」と言う方法。つまり自分コンピューターで製造する事が出来るのだ。P2P技術を使っているため元締めなどはいない。ただただ通貨使用者自由意志に則って成り立っていて「紙幣なんかより複製するの難しい。っていうか出来ない」という、ほのぼのとしたユートピア感覚ちょっと面白いなと思った。

ビットコインが出回る総量というのは決まっているので年々採掘の数量は減ってきているのだとか。

例えば2年間ぶっ通しで(24時間フル稼働)スーパーコンピューターを稼働しても25BTCほどが関の山ではないか?と言うのが一般的な論。これは真面目に働いた方がよほどいい。電気代などなどバカにならないのだから

しかしこんな事、どうして始めるんだろうか?

これから先、ビットコインの総量が出尽くしたとき。どうなるんだろう?

複製出来ないという事は特定も簡単だという事であるビットコインというものがどういうプログラムで出来ているか知っている人ってのは開発者くらいなんじゃないだろうか?でなければ幾らでも何でも出来る。

その時に我々のコンピューターが起こす連鎖で何が起こるんだろうか?

以前ほどのバブルでもないらしいこの通貨。やっぱり謎が多すぎる。

2013-09-28

http://www.riabou.net/entry/2013/09/26/224354ブコメが非公開でモニョる

まあ、なんつーか、私怨系。読んでも面白くない。

ものの分かった人間なら、こんな増田読むより

http://stanza-citta.com/bun/category/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%81%AE%E8%BE%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E9%81%93

読んどけってだけの話。

本題

艦これから始まる海軍歴史

http://www.riabou.net/entry/2013/09/26/224354


ってのがあって。まあ当方軍オタなんで、うっかりミスとかは笑って流せても、ドヤ顔史実とまるで違うことを書いてあるとムカツクのは避けられない。若い頃はコメント欄喧嘩売りに行って当然、ぐらいの行動力はあったが、おっさんになったのでブコメで一番気になったことだけ指摘しておいた。

そしたら、

ブクマコメントミスがあるとか指摘してる人たちもいるけど、そゆ人らがちゃんと情報出してくれることもどうせないのだよなー


ってえらく挑戦的なブコメを(自分に向けたものかは分からないが)書いてる人がいた。その後さら

「ページ作者の希望によりブックマークの一覧は非表示に設定されています

になってさらモヤモヤミスの指摘が図星だから消したのかよ、みたいなネガティブ全開思考に。

まあ「分かりやす物語」を優先して書いたらあんなかたちになるかな、とは思わなくもない。思わなくもないけど、史実史実でないかといわれたら困る。

以下蛇足

=====

戦艦歴史適当


日露戦争ドレッドノート

日露戦争はそれまでの常識をいろいろ覆した戦争だった。

全部書くとキリがないので海軍兵備に与えた一番大きな影響だけ書くと、

「遠くから大砲を撃っても戦艦は沈まない、という常識を覆した」

ことになる。それまでの常識では、戦艦の主砲とは取扱が難しく、発射準備も大変で撃てる回数も少なく狙いを付けるのも難しい、と弱点だらけで、海上での決戦で使い物になるとは思われてなかった。

ところが、アドミラルトーゴーに率いられた日本海軍は、常識外れの遠距離の交戦で、大量の大口径砲を効果的に使い、ロシア艦隊を完膚無きまでに叩きのめしてしまった。

この結果、「この常識って実は時代遅れじゃね?」とこっそり疑っていた人たちが一気に表舞台に登場、各国ともその教訓を適用させた新型戦艦の建造に一斉に走る。その競争に勝って新戦艦の第一号の栄誉を担ったのがイギリスの「ドレッドノート」であり、以後その名に倣って新世代の戦艦ド級戦艦、あるいはそれを超えるという意味超ド級戦艦などと呼ばれるようになった。

第一次世界大戦

話を端折って第一次世界大戦が勃発&終了。

実は日露戦争から大戦勃発まで10しかないのだが、この間の戦艦を巡る話を書いてると本の1冊ぐらいの分量はすぐに埋まるので端折るしかない。

大戦の教訓は、実は日露戦争と比べると分かりにくい。10年後に分かりやすい答え合わせのできた日露戦争と異なり、両次大戦の間には20年の時間があり、そこに軍縮条約世界恐慌という、全列強の軍備を歪めた/正したイベントが転がっているせいである。また、参戦国によって教訓の受容の仕方(解釈)も違っていたせいでもある。

といっても分かりにくいと言って逃げているわけにも行かないので、いくつか項目を挙げる。

戦艦時代終焉

後知恵で言えば、ドレッドノートによって始まったはずの「戦艦時代」はこの戦争中に終わった。

大金を投じて整備された戦艦群は、戦争に大して影響を与えなかった。戦艦同士が殴り合う大海戦こそ起きたものの、それで戦争の展開も国家の命運は、ほとんど変わらなかった。仮に何らかの代替手段があれば、この時点で戦艦という兵器が滅んでも不思議ではない位、悪いニュースである

また、戦争中、イギリスを一番脅かしたのは、ドイツ戦艦ではなく潜水艦だった。島国イギリス必要とする、物資を運ぶ船を沈めまくり、危機的な状況に追い込んでいる。

それなのに、戦艦では潜水艦を攻撃できない。

「一番の脅威になった敵に対抗できない、そんなものが主力兵器と言えるのか?」とも論難されるようになったわけである

もちろん、潜水艦以外の普通艦船相手なら、戦艦はなんなく撃沈できたし、潜水艦能力自体もまだまださっぱりだったので、戦艦存在意義自体が否定されたわけではなかった。しかし、この理由は一世代後、二次大戦が終わってから戦艦にとどめを刺すことになる(後述、しないかも)。

航空時代の開幕

「空」という新しい戦場が導入され、攻撃力はともかく、偵察力が爆発的に向上したことで、海軍のあり方が大きく変わることになった。

それまで、敵艦隊を見つけるには、偵察艦を方々に派遣してマストの上から見張るという手段しかなかった。航空技術はそれを変えた。つまり、遙かに高速で遙かに高い場所から偵察できるようになった。

大戦当時、飛行船で空から偵察する、という圧倒的なアドバンテージドイツ海軍は有していた。

イギリスにそんな結構ものはなかった。さりとて、航空機は発達途上であり、飛行船ほどの長距離を飛べる飛行機もなかった。やむなく、海面を滑走路とする航空機水上機を使おう、として、北海気象条件に阻まれる。

海だから波浪という物があり、荒れやす北海気候水上機実用性をがつんと引き下げた。

この偵察能力の差は決定的な物であり、イギリス海軍が規模と伝統で劣るはずのドイツ海軍相手に苦しい戦いを余儀なくされる大きな原因となった。一方が相手がどこにいるかを察知し、他方が何の情報も持たないなら、それは勝負になるはずはない。

誰が考えても、空を支配できない海軍に将来がないことは明白だった。

イギリス水上機に見切りをつけ、普通航空機運用できる艦艇の開発に取り組むことになる。航空母艦誕生である

高速戦艦時代(未遂)

先述の如き変化はあったが、列強海軍は引きつづき、より強力な戦艦を求めていた。理由は色々あるが、

「敵が戦艦で攻めてきたら戦艦でないと対抗できない」

が最大の物で、「相手が持っているから対抗するために必要」というたいていの軍備に適用できる理屈がこの場合にも機能した。

そこで各国は第一次世界大戦の教訓を反映させ、より高速で、より防御力に優れ、より攻撃力の高い戦艦を作ろう、としたところで、その高価さに気付くこととなった。最先端技術の塊になった当時の新型戦艦は、作って運用するだけでもとんでもない金食い虫だった。

無理矢理現代に置き換えると、最先端スーパーコンピューターと巨大な工業プラントを合体させたでっかい超合金の塊を、高速で自在に航行させるようなものから、まあ、安いはずはない。

日本海軍整備計画だった『八八艦隊』など、国家予算に占める割合が3割4割は当たり前というとんでもない代物となった。

日本より遙かに豊かだった米英にしても「これなんか違くね?」と政治家たちが考え始めるようになった。

もちろん、戦争差し迫っているとか、他に代替手段がないとかであれば、無理してでも兵器を作らねばならない。ならないが、当時はそんな世界情勢ではなかった。

結果、軍縮会議が開かれ、各国は軍備に制限をかけることとなった。


条約後の世界と軍備

よくある誤解として、

太平洋戦争が始まるまで、各国の海軍兵備に対する考え方とは大艦巨砲主義で、戦艦がすべてだと思われていた」というのがある。間違いである。。

実際には、第一次世界大戦後の世界では、

戦艦は高価なばかりで戦争の役に立たない」「戦艦廃止も現実的な選択肢」 >

というのは一定以上の有力な考えだった。先述のように、戦争の展開を見るかかぎり、戦艦はあまり役に立ってなかったように見えるし、先述のように「相手が持っているから対抗するために必要」だったら、話し合って削減していけば、いずれは廃止できるという理論も成り立つ。

逆に、英独間で行われた戦艦の建造競争両国間の緊張を高めて一次大戦の一因になったという見方もある。 つまり、話し合いで軍備を制限すれば、軍事費節約できて納税者が喜ぶだけでなく、世界が多少は平和に近づき、さらには軍人が欲しがっている新兵器の開発・配備の余地だって増す、という「三方良し」が期待できた。

一応、「航空機が発達すれば戦艦など楽々撃沈できるようになる」と主張する過激な航空論者(この時点では過激を通り越して電波系と言われても仕方ないレベル)が一部に存在して、「いや、戦艦の防御力を強化すれば航空攻撃にも十分対応できる」とする戦艦主義者(この時点ではこちらが正論)と論争を繰り広げていたりもしたが、本筋ではない。

本筋、つまり実務者たちは、太平洋戦争始まるよりもずっと前に、新兵器、つまり空母」を配備してなければ勝てない、という正解に到達していた。 >
けれども海軍中枢と政府の間で戦艦vs航空機論争が繰り広げられる中で、現場艦隊指揮官達はそんな論争の行方とはまったく別につの結論に達しつつありました。それは「空母がなければ艦隊決戦は勝利できない」という認識です。航空機戦艦を撃沈できようができまいが、海戦で敵空母を撃破してしまえば味方艦隊は一方的な砲戦観測ができ、遠距離砲戦で圧倒的な優位に立てるからです。そして戦艦を撃沈できるかどうかは別として爆撃、雷撃も自由に実施できます。 >

まり戦艦の最大の存在理由、 「敵が戦艦で攻めてきたら戦艦でないと対抗できない」に、新しいルール、 「敵が空母を連れた戦艦で攻めてきたら、こちらに空母がいないと、戦艦でも対抗できない」が追加されたのである

航空過激派の主張に反し、当時、航空機で本当に新型戦艦を撃沈できるかは、まったくの未知数で正解は不明だった。 だが、防御力に劣る、つまり戦艦よりも弱い船なら撃沈できる、あるいは撃沈できるようになる事は、ほぼ確定していた。 一方に空母がいて、もう一方に空母がなければ(あるいは撃破されてしまえば)、偵察力で致命的な差が出た上で、戦艦以外の船が撃沈され放題の逆ボーナスステージに強制突入することになる。

>
こうして「空母は敵空母発見次第、敵戦艦ではなく敵空母に対して攻撃隊を指向する」という海戦ドクトリン確立され、マニュアル化されます1930年代日本海軍が強く意識していた「アメリカ海軍制空権下での艦隊決戦という概念」とはこうした考え方です。海戦空母が無ければ勝てないことは空母を含む艦隊の演習を繰り返すだけで確信される極めて明快で誰もが理解できる事実でした。海軍中枢と政府との間で交された「戦艦vs航空機」などといった派手な議論は現場艦隊にとってはどうでも良かったのです。 >

言い替えるとこの時点で来るべき海戦の想定展開とは、

航空機で敵艦隊を探し、先に発見する。発見したら、空母から攻撃隊を出して相手の空母を最優先で叩く。空母が撃破された側はとんでもなく不利になる」

というものになった。 何のことはない、史実太平洋戦争の諸海戦のものである
まり、 >
戦争で使われた艦の多くは、 大戦が始まる前にすでに建造されました。太平洋戦争をまだ知らない設計者や軍人が、「次の戦争はこうなるだろう」という予想のもとで作った艦です。しかし彼らの予想は全て覆され、艦艇たちは思いもよらない戦いに挑むことになりました。 >

というのはドラマチックで面白い表現かもしれないが、正確ではない。

2013-08-01

http://anond.hatelabo.jp/20130801214709

えっ! Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) Gunosyスーパーコンピューターじゃなくて人力なんですか?!

2012-11-27

リフレ政策(デフレ対策)について思うこと

最近リフレ政策って話題じゃないですか。デフレ政策

お金をたくさんすって、ばら撒けば、デフレは解決すると。

世の中に出回っている物・サービスと、出回っているお金の総量のバランスインフレデフレは決まると。

なかなか、説得力があるように思うし、でも経済ってそんな単純なものなの?って感じもする。

正直この理論現実世界適用して、うまくいくかってさっぱり良くわかんないな。

そもそも経済学で考えるモデルって、現実経済比較すると単純すぎて、現実にそのまま適用できないんじゃない?

スーパーコンピューターもっと手軽に利用できるようになって、もっと複雑なモデルシミュレーションできれば有効になるかもしれないけど。

まり経済学って政策を決めたり、予測したりするんでなく、過去経済的な現象を説明するくらいしかできないんじゃないの?

将来はどうなるかわかんないけど、今のところは。 あと、経済ってなんか心理学というか集団心理とか関係してそうで。

からって、これからリフレ政策取らないってのもどうなのか、よくわからない。

今までこれでやってきたんだからって理由でリフレ政策やんないって感じなんだけど、

リフレ政策やるって選択が怖い、責任取りたくないってことなんだろうけど、

リフレ政策やらない」ってのも選択であり、責任はあると思うんだよね。

2010-04-29

信者が増えると科学は歪む

日本一じゃなきゃだめなんですか」のスーパーコンピューターに関して言えば、事業仕分けが始まる前の段階で、あのプロジェクトじゃ達成は無理だと言って、大手二社がその事業から撤退していて、達成は絶望だったんだよね。そこにそのまま予算つけることは、どう考えても、無駄だろ。

 

…などと思うのはバカなんでしょうかね。

日本を代表するあの会社もあの会社も、愚かだって言うんだね。

 

http://anond.hatelabo.jp/20100426111226

2010-02-17

今世紀に起こること(2)

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年


2022年


2023年


2024年

その3 http://anond.hatelabo.jp/20100217133836 に続く

2009-12-20

得手不得手ってモンがあるんじゃなイカ?

事業仕分けスパコンの話を国の下請けクソミソソフトウェア開発現場

・その118億円のスパコン建物インフラコストは含まれてないんじゃないかな? 適当ビルスパコン放り込んで電力的な問題は無いの? 空調はどうするの? 床は大丈夫

価格対性能比の良いCPUとやらは、必要な精度を上げたら能率が大幅に落ちたりしない? 何千個と組み合わせて性能が出せるシロモノなの?

適当に選んだ安価部品ディスコンになったら代品はどっから持ってくるの? スーパーコンピューターを一から組み直すの? ライセンスとファブをエライ値段で買わされるの?

・Linpackは得意でも実際にやりたい計算で2位と言える性能が出ないんじゃない? 地球シミュレーターとか、今でも部分的ではありますが上位に食い込んでるようですよ。

http://slashdot.jp/articles/09/12/18/0838221.shtml

本題であるボッタクリについては同意するけどねー。

そういう所の交渉力が無いのは制度から地味に改善してくべきだろうに、そういう方面のやる気の無さはかつて無いレベル。本当に語るだけの夢。そっから先は手も足も動かさない。事業仕分けとか素人がちょっとした助言もらいつつの思い付きで決定するようなどこのバカが考え出したんだかわかんない「ぼくのかんがえたさいきょうのせいじしゅほう」に振り回されたりとか、実際誰も幸せにならないんじゃないかな。

 

IntelだってItanium使えば高価だしAMDx86しかやってない。あとはIBMPOWERぐらいしか知らないけど結局三社とも買えても自分で作れない。それぞれ死滅しないだけの理由はあるんだろうけど詳しいことはよく知らない。俺は素人だし。ただ、x86に不向きな問題や課題が沢山あるのはよく聞く話。だからnVIDIAがTeslaに心血注いでるしAMDも後を追ってる訳で。

 

食料自給率がどうのとかはきっちり騒いでる癖に技術自給率については無頓着中国産の毒野菜食わされるような未来産業にもやってくるのですね。よく分かります。

2009-11-23

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091123-00000097-jij-pol

スパコン「大幅縮減」見直し=仙谷担当相が表明-事業仕分け

11月23日21時22分配信 時事通信

 仙谷由人行政刷新担当相は23日、行政刷新会議事業仕分けで「見送りに近い縮減」と判定された次世代スーパーコンピューター開発費の扱いについて「そう(判定通りに)なるかどうかはこれからの検討次第だ」と述べ、見直す考えを明らかにした。科学技術担当相を兼ねる菅直人副総理国家戦略担当相が異議を唱えたのに続き、刷新会議を所管する仙谷氏が判定結果にこだわらない姿勢を示したことで、2010年度の予算編成で配慮される可能性が強まった。

 同時に、仙谷氏は「(仕分けチームから)仕切り直し(見送りに近い縮減)をという問題提起があったわけだから、早急に検討しなければいけない」と述べ、同チームでの議論の経緯を踏まえ、刷新会議議長の鳩山由紀夫首相や関係閣僚と協議して結論を出す考えも示した。事業仕分けの後半戦(24~27日)終了後に、同会議での見直しの議論が始まる。過疎対策などで視察に訪れた島根県隠岐の島町記者団に語った。

騒がれたらあっさり撤回するわけで、結局の所、単なるパフォーマンスだという事を自ら吐露しているも同然だよな。

「いや、これこれこういう理由で縮減すべきだと判断いたしました」とか、その根拠になる中長期的な視野での国家デザインとかなーんも無し。

自信たっぷりにバッサリ切り捨ててた蓮舫とかいい面の皮だよな。

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