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はてなキーワード: ルーキーとは

2023-10-25

「○○砲」って誰が言いだしたのかについての調査メモ

文春砲」のような「○○砲」という武器キャノンに例える呼び名の由来が気になったので調べてみたが、どうにもわからないことがある

その表現メジャーになったのはおそらく王長嶋コンビを指して「ON砲」と呼んだのが最初……か?

それ以前に4番打者を指して「主砲」と呼んでいたかどうかがちょっとからないけれど

まあそこらへんはいったん脇に置いておく

一番わからないのが「ON砲」のWikipediaのページで名前の由来に関する記述

ルーキーから巨人の主軸として活躍していた長嶋茂雄に加え、王貞治1962年一本足打法を会得して大ブレーク。翌1963年には2人が巨人優勝の原動力となり、ニューヨーク・ヤンキースミッキー・マントルロジャー・マリスを指すMMキャノンに倣いON砲(あるいはONONコンビ等)と呼ばれるようになった。

要は「MMキャノン」という呼び名が既にあり、それにちなんで「ON砲」と呼ばれたと書かれている

しか英語版Wikipediaで「MMキャノン」のページを探すもそんなものはない

ミッキー・マントルロジャー・マリスコンビを指す呼び名として「M&M boys」というページが存在する

へ~、じゃあ別名として「M&M Canon」「M&M Cannon」みたいな呼び名があるのかな?と思ったがそれも調べても出てこない

そもそも英語長打力のある打者を何かに例える時に武器に例えるのか?と思い調べると「big gun」のような言い方をするらしい

なるほど、大きな銃……つまり主砲ってわけか

じゃあ「M&M gun」「M&M big gun」のような感じで調べてみる……やっぱり調べても出てこない!

MMキャノン」という呼び方はどこからやってきたんだ

これは勘だが、「M&M boys」を日本でだけ「MM砲」だとか「MMキャノン」と呼んだ誰かがいるんじゃないか

まあ、資料に残っていないだけでアメリカでもMMキャノンっぽい呼び方があったのかもしれないが……

また今度調べよう

調査途中だが今日はここまで

2023-10-04

韓国webトゥーンネットミームが目立つ理由

韓国では日本漫画単行本あるいは海賊サイト、近年ではネイバーシリーズという電子書籍の単話売りアプリで読まれるため、「雑誌」や「出版社」という概念希薄である

そのため銀魂などジャンプ漫画ドラゴンボールワンピースネタが出てくる、

講談社系の漫画で「ざわ…ざわ…」する、

久米田康治藤田和日郎をいじる、

フリーレンが「暗いよ怖いよー」と言う、

…といった「内輪ネタ」の文脈理解出来ず「誰でも使ってよい共通ミーム」と勘違いしてるフシがあるわけ。このため日本人読者としては非常にチグハグというかリスペクトのない印象を受ける(個人の感想です

というかそもそもwebトゥーン自体「挑戦漫画」というジャンプルーキーみたいな投稿サイトから昇格した漫画家が多いので、半分白ハゲ漫画みたいなゆるいノリがいつまでも抜けない。韓国漫画家は雇われなので、問題になったらその時は切り捨てて別の人にすげ変えればればいいだけだし。

ちょっと面白いのが日本ではあまり有名ではない漫画韓国ではミーム画像韓国語では짤と呼ぶ)になっている場合がある。

例えばこちら、はてなでもホッテントリ入りしていた梶原一騎の「人間兇器」でのひとコマだ。(うまくリンク貼れないのでコピペして読まれたし)俺が知らなかっただけで、ふたばとかですでに有名なネタだったらごめんなさい。

https://namu.wiki/w/%EC%9D%B8%EA%B0%84%ED%9D%89%EA%B8%B0(%EB%A7%8C%ED%99%94)

汎用性が高いので韓国ネットでは非常によく見かける。日本では見たことないのでマジで知らないんだが、元のセリフも「かわいい」って言ってるの?

ちなみに盗作問題話題沸騰の「かぐや様は告らせたい」も「こんにち殺法」が「안녕하살법(アンニョンハサルボッ)」と翻訳されミームとして爆発的に流行たことがある。あんまりアニメとか詳しくなさそうな韓国から普通に送られてきて驚いた。アンニョンハ「セ」ヨのsと「殺」法(韓国語ではサルボッ)のsが掛かっているため非常にしっくりくる翻訳となっている。韓国ローカライズの傑作のひとつと言えるだろう。なおかぐや様はアニメ化しているので움짤(動く짤=GIF画像のこと)も豊富にある。

この盗作webトゥーン制作会社YLABの創業者は「新暗行御史」でブイブイいわしていた尹仁完という漫画原作者である日本雑誌サンデー系列であるエコシステムにどっぷり浸かって雑誌特有内輪ノリも十分に理解していたと考えられる。現在サンデー本誌で「スーパーストリング異世界見聞録」を元気に連載中だ。そんな人物の元にいながら(今は売却してんのか?詳しくは知らん)「社としては知らんけど、なんか担当者やらかしたようです。もう処分したんでヨロ」みたいなこと言われて連載は中止。さすがにネームまるパクリはやりすぎ(日本だったら裁判沙汰だぞ。「小悪魔教師サイコ」みたいに)なのでざまあみろという思いもある一方、経験の浅い漫画家がミームの延長みたいなノリでつい軽い気持ちで…という可能性も十分にありそうなので、うーーんそれってトカゲの尻尾切りなんじゃないの?その辺研修とかちゃんとしてたの?と複雑な思いを抱かざるを得ない。彼らは今後生活どうするんだろうか。自業自得とはいえリスペクトを忘れた者の末路はいつも悲惨だ。恐ろしい恐ろしい

2023-09-27

ジャンプルーキーアプリ広告アダルトグッズばかり

俺そんなの見たことないし持ってないんだが…

2023-09-18

大勢で走る秋の新作で時間が無い増田住まい長ん家事で苦三子の気あるしはデイ背おお(回文

おはようございます

スプラトゥーン3やファイアーエムブレムエンゲージで忙しいのに!

その忙しいのに突如舞い降りてきた新作F-ZERO99!

私はF-ZERO直撃世代ではなく、

しろ今作このF-ZERO99がルーキーデビュー戦と言っても過言ではなさ過ぎるほどまったくF-ZEROには馴染みがないのよね。

だけど99シリーズ待望の新作で私もこのビッグウェーブに乗るべく早速見よう見まねで初体験よ!

F-ZEROってさ

老害爆発続編を望むファンソフトかと思っていたけれど、

結構シビアに硬派なSFレースなのね!

ほのぼのとした陰湿マリオカートとは違って

こちらはガチ99人バトルの走りっぷりを披露しないと完走すら出来ないって、

わずニッコリしてしまいそうだけど陰湿さでは勝るマリオカートとは違って、

こちらは容赦なく潔く爆破する感じが

もうさ

大仁田厚さんの有刺鉄線電流爆破デスマッチ彷彿させるようなバトルなのよ!

あれが大仁田厚さんと戦うか99人でと戦うかの違いぐらい爆破されるの!

もー面白いわ!

ちゃごちゃに99人コースにごった返す

まるで芋を芋で洗う小野妹子さんもビックリするような混み具合!

でも大丈夫

金色の玉を集めてスーパーターボを使って通常の上にある快適なコースを走れる必殺技もあるの!

下道は大渋滞で上に行けば安心!って

スカイウェイも大渋滞やないかーい!って

そこも大賑わいよ!

笑っちゃうわ。

なんて楽しいのかしら!って思ったけど、

ただ運とテクニックだけじゃ勝てないことを私は悟ったの。

そう!

そうなのよ!

エネルギーコントロールが大切で

ターボを使うとエネルギーが減っちゃうので使いまくると体当たりに耐えられなくなってしまって自ら自滅してしまう道を選んで完走すら出来ない状態になるの。

かといって、

エネルギーを温存しておいたらマシンスピードは遅いし、

しか

金色の玉を集めて走れるようになるスカイウェイもターボと併用ができなくって、

いざ!ってときに貯めておいてもその間はターボ封印されてしまっていて使えないので、

スカイウェイを走れるスーパーターボはなかなか使いどころが難しいというか私は貯まったら即使う作戦なのよね!

そんで、

これ笑っちゃうんだけど、

ゴール目前で最終コーナー曲がりーの直線でエネルギーぎりぎりでターボかますじゃない!

逃げ切って1位よー!って

それも上手くいかないときがあって、

マジでゴール目前あと1ドット!ってところで爆破大破される容赦なさ加減!

何十台とくる後続車を避けるのは実質不可能

一応ガードはあるんだけど、

使ってしまうと次使えるまでクールタイムがあるのでクールポコとは違うやっちまったな!って感じで

ゴールするからエネルギー使い切り逃げ切り作戦も爆破よ!

そんでガードしたとて、

大量にくる後続車を避けるのは不可能なので、

いっちもさっちいかないわ!

マリオカートとは違ってアイテムを誰かから喰らったりしない分陰湿さがないか

誰を恨むでもなく、

明らかに自分エネルギーコントロールが要なのよ!

要潤さんじゃない方の要よ!

そんで

ふざけて逆走してくる輩も不思議と今まで見たことなくって

これは容赦なく最下位付近マシン容赦なく失格となってしまう、

逆走している暇があったら走れ!ってアンチテーゼなのよ。

アンチテーゼってハッキリ言ってよく意味分かってないけどイキフンで使いどころ使ってみた次第よ。

そんなわけでアホなプレイヤーには一度も遭遇したことないのでそこは安心できるところかしら。

おかげ様で

私も1位を3回ぐらい取ったのよ!

そのぐらいもうF-ZERO完全に理解したわ!って思って

ふとSwitch最初からプリインストールされている

アメリカの人が何でもコンピューターと画面があればDoomを遊べるようにしてインストールしてしまうぐらいに最初からインストールされているスーパーファミコンF-ZEROをやってみたら、

F-ZERO99で鍛えられたテクがそのまま活かすことが出来て

初めてなのに

まるで進研ゼミ漫画でここ進研ゼミでやった!って感じのもう問題がすらすら解けちゃうぐらいに

初めてのスーパーファミコンF-ZEROも颯爽と走ることが出来て笑っちゃったわ!

なので、

結構F-ZERO直撃世代のおじさまおばさま方はF-ZEROテクに慣れ親しんでおられるので

もの凄く上手いのでは?って思うわ。

あとさ、

HD画質なので遠くが見渡せてコースの先まで見えるので、

つーか手もとばかり自分マシンを見ていると

というかマシンの量が多すぎて自分がどれがどれだか分からなくて

もうコースの先しか見ない感じもカオスだわ。

壮大な99大喜利の絵図らで出オチジョークソフトかと思ったけど

これは熱くて面白いわよ。

今日のこの敬老の日にふさわしいF-ZEROかも知れないわね。

F-ZERO直撃世代が孫と一緒に目に入れても痛くない感じでレースに負けて痛い思いをするぐらい楽しめそうだけどね。

あと

ふと思ったんだけど、

これ本当に全員人間なのかしら?って

もう大半はCPUと戦わされているのでは?って思っちゃうぐらいなときもあるけど

マッチングの速さもあって1レース3分ぐらいで終わっちうから

延々と遊べちゃうのが危険よ!

私の生活破綻爆破しちゃうわ!なんてね。

予想だにしなかったF-ZEROまさかこんなに面白いとは!って感じよ。

おかげで

ファイアーエムブレムエンゲージの邪竜の章をクリアして完全にしてから増田書こうと思っているんだけど、

邪竜の章がぜんぜん進まないわ!

困ったわね。

私をF-ZERO99で見かけたからっていってターボかましオカマ掘っちゃいやよ!

逆にオカマ掘り返しちゃうわ!

返り討ちいや返り掘りよ!

うふふ。


今日朝ご飯

喫茶店モーニングよ。

こないだ多めにお釣り間違えられたんだけど、

今度は550円モーニングなのに280円です!って

ここの店員さんはユーモアがあってよく分からないわ。

今回は間違って安かったので、

申告したわよ。

タマサンドモーニングは550円わよ!って

正直者は朝の三文の得なサーモンサンドにしておくべきだったわ。

後の祭りね。

デトックスウォーター

炭酸レモンウォーラーしました。

休みなのでお手軽なやつで済ますわよ。

今日も忙しいの。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-09-16

格ゲーで某プロプレイヤーファン煽りプレイをされた。クソムカつく。

ストリートファイター6をプレイしている

このゲームシリーズは初めてプレイする初心者である

ストリートファイター6には段位のようなものがあって

からマスターダイヤモンドプラチナゴールドシルバーブロンズ、アイアンとなっている

同じ段位帯の人たちと対戦するランクマッチ勝利して、各段位である程度ポイントをためると次の段位に上がれるというシステムである

そしてこのゲーム格ゲーなので、キャラ複数居るわけだが

段位というのはプレイヤーに設定されているのではなく、キャラごとに設定されている

一番得意なキャラマスター到達しても、触ってないキャラは段位なしのルーキーなままだし、一から段位を上げていかなければならないということだ

まぁそれでもマスター到達者となれば、他キャラにも色々と技術は流用できるので、その段位帯の一般的プレイヤーよりは断然強いのではあるが

自分はいプラチナの真ん中くらいでダイヤモンドを目指している

それで勝ったり負けたり楽しくやっているなか、絶対に勝てそうにないプラチナマッチングした

状況判断と動きが普段マッチングするプラチナと全く違って明らかに格上という感じ

それはまぁ仕方ないのだが、こいつがまた勝利確定状況で屈伸(立ちしゃがみを繰り返す。所謂2D格ゲーにおける煽り)をしてきた

ただのコマンド入力だろと思いたいところだが、その後入れてきた攻撃が屈伸不要攻撃であること

リプレイ入力履歴を見ると明らかに無意味なしゃがみ連打であったため、ほぼほぼ煽りなんだろうな~と認識した

なんだこいつ気持ち悪いなぁとブロックしにプレイヤー情報を見ると、マスターダイヤモンド、他複数プラチナで段位上げ中という上級者だった

かたやこっちは持ちキャラプラチナ一枚看板

対戦ゲームでサブキャラ使って格下煽りというのは、中身が人間である以上かならずあることなのでまぁ仕方ないのだが

いや仕方なくねぇ

クッソムカつくわ

勝てるわけねぇだろ格下煽ってんじゃねぇよTwitterで「そんなんだから格ゲーが衰退する」とかお気持ち表明したくなるやつの気持ちもわかるわ

で、こいつのプレイヤーネームが、どぐらっていうプロプレイヤーが配信ネタにしていたフレーズだった

まりそのプロファンってわけだった

ファンっていうより、そんな1フレーズプレイヤーネームにするってことはキッズといっていいかもしれん

本当に全く関係ないんだけど、こういう気持ち悪いプレイヤーが喜んで見てるなら、このプロのこともなんか嫌だなってなっちまった

俺が勝てばいいだけだったんだが、どうにもならんもんはどうにもならん

から増田に書き捨てる

俺はどぐらキッズを許さな

2023-09-13

Apex(PC)ルーキーマッチングが酷い

簡単にいうと完全ソロ部隊とフルパばかりマッチングする

ソロのわたくしにはどうすることも出来ません

殺されたあとに三人がわらわら出てくるのを見ると笑ってしまます

やってる人が激減して今までならありえない組み合わせになってしまったのでしょうか

2023-09-07

ジャンプルーキー応援してる漫画ランキングで苦戦している。

100話を超える長編なので集計方法(最新3話の公開から1週間以内の閲覧数)的にやや不利なのではないかと思う。

気になってとりあえず1話読んでみることが集計ポイントにつながるかどうかの差は大きい。そういう戦略でいけってことなのだろうけど。

そんな中で10位以内の月もあるから読者がついてきてるということですごいんだけどな。

運営側にはこの連載力と持続力も評価してほしい。

2023-09-05

好きなことなのに人並み以下の才能しかないのマジで地獄

はいい歳していまだにゲームが大好きだ

そんなわけでストリートファイター6を発売日に買ってプレイしてるわけだがこれがまぁなかなか勝てん

勝率は40%程度で半分を切っている

ストリートファイターシリーズというか2D格闘ゲーム自体は初めてだが、3D格闘ゲームはけっこうやってきた

何万円もするアケコンゲームセンターとかにある筐体の操作台を模したコントローラー)を2台も3台も買ったり

アケコンじゃなくてゲームパッド(所謂普通の手に持つタイプコントローラー)のほうが合ってるのかとこれまた2個も3個も買ったり

相手の行動がよく見えるようにと性能のいいディスプレイをわざわざ買って、プレステソフト持ってるのにPC版の方が快適だからと同じゲーム買って・・・

なんて感じのこと当たり前にする程度には別の格ゲーを遊んでいた

その程度には格闘ゲームにおける操作や読み合いというものに慣れているつもりだったが、ストリートファイター6では全然勝てん

ストリートファイター6には段位のようなものがあって上からマスターダイヤモンドプラチナゴールドシルバーブロンズ、アイアン、ルーキーとなっている

対戦で勝利し、一定ポイントを貯めると次の段位に上がれるわけだが、今はプラチナの真ん中くらいで停滞している

対策やら強い行動やらを調べて実践してもポイントはあまり伸びず・・・

と思ってネットなんかを見ているとそんな攻略情報ページのコメントに当たり前のように「格ゲー初心者ですがこの攻略のおかげでマスターいけました!」とか書いてある

嘘だろ

初心者が、ダイヤモンドにすら上がらない俺が見ている対策実践して、最高段位に到達しているというのか

別ゲーとはいえ格闘ゲームを何年も遊んで、周辺機器にもこだわっていたこの俺がプラチナで停滞しているというのに、お前はマスターになったというのか

・・・どうせ強キャラ使って勝てそうにない相手からは逃げてポイント稼いだんだろ

と言いたくなるのは置いといて、まぁなんというか、やはり才能というものはあるんだろう

というか、発売日からやってる人はもう大体プラチナ程度は脱してダイヤモンドになっているのが当たり前のように目につくのを考えると、発売から3ヶ月もたってプラチナというのは相当に才能がない方っぽい

ストリートファイター6は他の人のプレイなんか見ててもどんな読み合いが行われているのか、何を狙っての行動なのかがわかりやすゲーム

なんなら自分が今までやっていたゲームよりもよっぽどわかりやすいし、雑に言えば勝ちやすいと思う

それでも自分マスターどころかダイヤモンドにすら上れない

でもだからってやめたいわけじゃないし、暇があればプレイしてしまう程度にはハマっている

でも勝てない

自分以上の才能をまざまざと見せつけられる

そいつらに対してなのか弱い自分になのかわからないとにかく怒りが湧いてくる

やめられない

勝てない

くやしいなあほんと

2023-08-25

『界隈曲』についての覚書

 追記:採用されたようですので、読む必要はないと思います




 ボカコレ2023夏というドワンゴ主催音楽イベントで、ルーキーランキングで一位を獲った楽曲の一位褒賞である音ゲーへの楽曲採用が、不明理由により延期されている。

 この楽曲には、その作者が前に投稿していた楽曲も含め、ある一つの音楽ジャンル継承した特徴がある。作曲者から直接の言及はないが、そのジャンルに与する作品として作られており、それが延期となっている原因ではないかという説がある。

 ここでは取り敢えず、近年呼ばれるようになった『界隈曲』という名前で便宜的に呼ぶこととして、ここに覚書を残しておきたい。

 10年ほど前に、ある人が一部の楽曲を残し他のすべての作品を削除して引退した。その騒動についてはここに書かない。最終的に四つの作品だけ、一定の条件下であれば転載しても構わないとし、最後に『自分について話をするな』との旨を言い残し姿を消した。関連した業界で今なお仕事をしているのか、それとも完全に手を引いたのかはわからない。

 そして、残された四つの作品転載する条件には、使用されていた素材の規約を守ることといった一般的ものに加えて、「作者の名前を明示しないこと」というものがあった。一般的引用名前を明らかにしろというのに対し、その真逆を求めた。

 こうした奇妙な結論に至るには、様々な騒動が原因となっている。騒動の経緯は全て割愛する。端的に言えば、氏引退理由は『解釈に対する敵愾心』とでも呼ぶべきものかもしれない。この文章による言及それ自体が、氏に対しての敬意を欠いている。

 氏の作った楽曲群は殆どが消えて、正式に残ったものはたった四曲。それすら名前を出さないようにと請われたのに、氏の願いを聞き届けられないほど良いものであり過ぎたのかもしれない。少なくとも、10年以上の時を経てなお、その歌詞が件の作品引用される程には。

 一般に、音楽ジャンルというものはその先駆者の後追い、リスペクトとも呼ばれる音楽が生まれていくことによって作り上げられるものだと思う。実際に、氏の音楽によく似た楽曲が、インターネットに生まれていった。具体的な楽曲名やアーティストを例示することは、ここでは避ける。例えばノイズミュージックエレクトロニカであるとか、MVに四角形を種とした幾何学模様やドット絵リズムコードなどを示すというような特徴を上げることはできても、その根本的な特徴としての模倣性は、結局のところ、作り手側の意図ではなく聞き手側の意識によって観測される。

 『界隈曲』という言葉で今括られている楽曲群には、その系譜を明示している作曲者もいれば、暗黙の了解とばかりに仄めかす作曲者もいる。一切言及していない作曲者もいるし、むしろ否定しているケースまである

 問題があるとするのなら、その『類似性』こそが求められたことだったろう。得てして後追いとなった楽曲群は、特にその当初においては、最初の4曲とよく似ていて、むしろ似せることこそが求められているかのようだった。

 時を経て、近年は類似させることも緩やかになっている。しかし、むしろその『類似であること、氏の系譜であることを求めている、という宗教じみた性質は確固たるものになっていった。

 その一つの根拠に、今現在のこれらの楽曲群の呼び名である『界隈曲』という言葉のものがある。

 最初は、ある後追い(とされているが、当人の直接の言及がないため、含めるべきでないという説もある)の作曲者名前を取って『◯◯◯◯界隈の曲』という枕詞で呼ばれていたことがある。しかし、その後追いの作曲者をして名前を示すことへの疑義はあり、時には氏の名前を取って『XXXXリスペクト(ここのXは最初から伏せ字)の曲』のように呼ばれることもあった。海外では、名前を伏せた最初の四曲に対し(楽曲群のモチーフが全て海産物であることから)「海鲜市场」という名前が付けられたり、一部の後追いの作曲者たちを合わせて「Nameless cult」と呼ばれることもあった。

 どうあれ、名前を伏せているせいで、だんだん呼び名それ自体意味が薄れていくうちに、前の言葉は『例の界隈の』『XXXXの界隈の』と曖昧になり続け、最後にはその頭すら取れてしまった。

 そうして最後に残った言葉が『界隈曲』だった。

 呼び名がないことの不自由さに対して求められた名前であっても、『界隈曲』というジャンル名が指すものは、前述した通り端緒となった氏の音楽を起点とした系譜だ。

 系譜のものへの人気は歪なほどに高い。ある作曲者が『界隈曲』とされる楽曲をほんの数曲だけ発表した結果、その数曲だけで、それ以外に投稿してきた楽曲の全ての再生数を足し上げた数の、その数倍以上の再生数を叩き出した。

 今回の端緒とした件の楽曲は、その要素を明らかに含めている。それがイベントで一位を獲った最大の理由とは考えないが、一定役割果たしていたと思うし、それ自体は悪いことではないと思う。

 ただ、氏が引退した理由最初から何も変わっていない。『自分について話をするな』と言って消えたことに変わりはないのに、それでもなお『界隈曲』という名前で、さも継承してきたことが美しい物語であるかのように語り諂うのは、あまりにも無邪気が過ぎるように思う。

 好きな音楽から聞きたいとして、良い曲であるから肯定するとして、その情報の中に態々『界隈曲』という言葉を組み入れ、その系譜を遡って死人の墓を掘り返し死骸を残骸にし尽くしているのは、作る側ではなく聞く側ではないのかと思ってしまう。その残骸の成れの果てを美しいものだと祭り上げて見せびらかすのは、趣味が悪い気がする。

 侮辱してでも聞き足りないほどの音楽からだと言われれば、返す言葉なんて無いかもしれない。

 けれど、無邪気に語るのは嫌だなと思ってしまっている。

2023-08-16

anond:20230816092936

選手個人としての自分ケアと、チームとしての疲労軽減戦略=具体的には捨て試合を作る、てのが両方上手く回ってないとキツイよね。

夏場になると自分体重維持のための食事も食えなくなっちゃって痩せてバテるってのはルーキーや一軍定着初年度の選手あるあるネタらしいし。

プロ野球選手というトップアスリートがそんだけ回復も追いつかなくなるっていうの、想像し辛いけど、大変やなあって。

2023-08-01

小林の怒り、記録達成

ゆきママ真実を教える投資家

@yukimamafx

同時接続4,000人とか性根の化け物からしたら垂涎やん。ワイでも垂涎。マネタイズできる匂いしかいない。ワイが小林の怒りだったら弁護士即雇って全力案件やなこれはw

暇空茜

@himasoraakane

小林の怒り、ヤバそう…チャンネルBAN確定か…堀口英利の通報スリーアウト。弁護士を通して異議申し立て予定/男堀口、似顔絵に開示請求 youtu.be/Fh0fj8Ap2VM @YouTubeより

7月27日(木) 22:

https://twitter.com/yukimamafx/status/1684557078264680448

大熊猫 英里@Vtuber準備中

@hideyosino_

チャンネル登録1万で同接4000はバケモノなんよな、8700万の最悪の世代期待のルーキーだね

午後6:54 · 2023年8月1日

2回連続達成

https://twitter.com/hideyosino_/status/1686314335998746625

8700万は草、七武海入りかよ

https://twitter.com/hideyosino_/status/1686311167957037057

よくわからないけど、この数字日本限定で上位10位以内に入るらしい。

2023-07-30

anond:20230730141317

出版社

増田タイプ書店営業パワハラが原因で編集部異動してきたら1ヶ月経たずに化けの皮剥がれて詰んでた

凄く高そうな背広着て出社してるけど、昭和の内職のお母ちゃんがやってるような目悪くなりそうな雑用だけやらされてる

本当に任せられる仕事がそれしかない

結構ケイケの有能らしいっていうので社内で有名だったけど、新卒ルーキーより仕事知らなくて背筋凍った

18年くらいこの世界いるのに、まさか基本のキすら理解してないとは思わなかった

ずーっと曲芸的な生き方してきたんだなと息を呑んだ

で、ふとしたタイミングでこの人の口から能力ひけらかすような発言や、大言壮語が出るたびに

絶対他の会社必要とされるからうちなんかいないで転職活動したほうがいいよ」

上司に本気で促されてる

から見ててホラーしかない

オスカーピアストリ非凡なる才能

 

実力でFormula-1に上がってくるドライバーであれば、

すべて非凡なる才能の持ち主であるのは言うまでもない。

速いマシンに乗せれば全員が輝きを見せるのは間違いない。

しかし如何せんF1世界マシン格差が大きいことが常態化しているので、

なかなかその才能をわかりやすく発揮することは出来ない。

そういう意味で脅威のルーキーオスカーピアストリが輝きを放っているのも、

マクラーレンマシンアップデートにより競争力を発揮しているがゆえであるのは言うまでもない。

それにしてもである

彼のスピードと安定感は素晴らしいものがある。

ときランド・ノリスを上回るパフォーマンスを見せるルーキーなど驚異としか言いようがない。

とはいえ、彼が将来のワールドチャンピオンである、と太鼓判を押すまでには、そのパフォーマンス面では実績を重ねてはいない。

輝きを放ったルーキーが壁にぶつかり、埋もれていくことなトップスポーツの世界ではよくあることだからだ。

ただ、それでも彼が将来のワールドチャンピオンである、と予感させる足り得る彼の資質で、もっとも称賛に値するのは、その冷静沈着さであろう。

それは、彼の無線によく現れている。

通常、エンジニアドライバーレース中に交わす無線での会話では、ドライバーエキサイトしている。

時速300キロで激しいレースをしながら会話するのである

そりゃ興奮していて当たり前だ。

エンジニアはその興奮しているドライバーに引っ張られないように、

淡々現在の状況とレースにおける戦略目標ドライバーに冷静に伝えるのが役目だ。

からエンジニアドライバーの会話を聞いていると、

氷と炎の会話を聞いているかのようなギャップがあるものだ。

しかしだ、彼、オスカーピアストリの無線を聞いていると、どっちがエンジニアなのかわからなくなる。

氷と氷が会話をしている。

彼のあまりに冷静沈着な受け答えに本当にレース中なのか?という疑問を抱くほどだ。

この常に冷静さを保つことが出来る彼の資質

これこそが彼の最も優れた点であり、将来のワールドチャンピオンを予感させる最大の要因だ。

結局、どのような競争世界でも最後勝負になるのは精神世界だ。

トップ上り詰めて、究極の場面で戦い合う同士で最後に物を言うのはどれだけの精神力を兼ね備えているかだ。

そういう意味ピアストリは将来のチャンピオンを予感させる存在だ。

2023-07-28

なぜPixivジャンプルーキーになれなかったのか

ジャンプルーキーとかジャンプ+は今やジャンル対象年齢、メジャーアングラを超えて漫画の才能が最初に世に出る場所となっている。

ちょっと前までそういう玉石混交で尖った才能が最初に出てくるのはPixivイメージだったけどすっかりお鉢を奪われてしまった感じがある。

大手の一出版社新人を独占するよりも、非出版社ネット企業の強みを生かして新人を発掘するって方が漫画業界全体が活性化するような気がしてPixivには頑張ってほしかったんだけど。

2023-07-12

デフリース、クビかあ。

相変わらず厳しいなところだな。

角田とかも一年目は散々だったけど

首にならなかったのは

時折見せたスピード

なんといってもホンダ後ろ盾だよな。

F1に慣れるには3年かかる、

といわれても3年残るのが至難。

 

今年の角田は成長したと評価が高いけれど、

比較対象ルーキーデフリースだった。

でも、今度は元トップドライバーリカルドとの競争になるわけで、

それでもチームメイトを打ち負かすことが出来るようでないと

ホンダ支援無しでは今後もF1でやっていくことは無理だろう。

2023-06-20

APEX S17ソロマスター到達したのでざっくりとhow toを書く

17始まってランク振り分けはルーキー3か4でした

ルーキー、ここを抜けないと話になりません、適当にやっても抜けられるレベルになる、ここでハイドはみっともない

シルバー、ここも適当にやっても抜けられるようになる、ここでハイドするなら角待ちでもして敵をキルしよう

ゴールド4-3、シルバーと一緒なので気楽にやろう、ハイポジ探しながらやろう

ゴールド2-1、プラチナが混ざり始めるので注意、ハイポジ研究エイ練習しよう

プラチナ4-3、ゴールドの続きなので上位を目指そう、ハイドしながら敵の射線を研究しよう、ハイドしたらむやみに動くな、動いていいのはアンチ外になった時だけとブラハのスキャン

プラチナ2-1、ダイアが混ざり始めるので一気に難しくなる、射線管理を気をつけて、仲間が初動死したら回収諦めてハイしろ

ダイア4-3、プラチナの続き、とにかくLPマイナスにならないように動こう、射線管理絶対だ、仲間が死んだら無理に蘇生せずにハイド、なんだったら最初からハイドで10位以上目指せ

ダイア2-1、プレマス帯が混ざるので、今までとはまったく違うレベルの戦いが始まる、無理に戦闘しない漁夫もしないほうがいい、当て感異常者だらけだ

マップの隅っこを失礼しますよと通る意識で動け、もちろんハイドしてもいいし、仲間が死んだら無理に蘇生するな、バナークラフトおすすめできない

YouTube見てハイ場所覚えるのもいいが、案外そこら辺の岩陰や茂みが穴場だったりする。

たまに仲間ガチャが当りどんどんキルしていく仲間に当たるので離れて付いていく、紫アーマー見つけたら真っ先に献上して頑張ってもらうことを忘れずに

使ったキャラ

プラチナ1終了までホライゾン

ダイア3終了までローバー

マスターまでバルキリー

ソロランクローバーおすすめしない、仲間二人全滅するとバナークラフト圧が発生する、結果敵に襲われて全滅に繋がる

最初からバルキリー選んで、いつでもジェットで逃げられるようにしておいたほうが効率がよくなる

アンチ外耐久、3回までなら回復で持ちこたえられるが、ダイアあたりから敵の減りが悪くなるので、無理にしなくていい

どこか岩のくぼみにでも隠れていたほうが安全だし楽

YouTube見てアンチ収縮法則を覚えておくとハイドが楽になる

2023-05-21

APEXのランク

一応1000時間以上遊んでるけど、今ランクルキー3なんですけど

わざわざ10ランクさせて適正にランクにしてるらしいけど

ルーキーにするなら最初10回なくしてくれ

最初からルーキー4でいいよ

どうせ仲間二人は即死ばかりだし

2023-05-20

anond:20230520203805

平日昼によく歩き、水をたくさん飲め。

そうしてはじめて人はニートになるんだよ。

わかったかルーキー

2023-05-17

アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜】

軍事政権下での権力暴走を追求していく法廷ドラマ(実話)

ルーキー世論中産階級)を動かす為のチーム作りを逆説的に提案するシーン

既視感があった... 🤐

2023-05-16

なぜ打ち切り漫画を続けないのか

次回作が決まってる大御所とかならともかく、

新人は「続きは自分サイトで書きます」とか「ジャンプルーキーで書きます」とか言えば良いのに。

どうせ無職なんだから思い切ってやればいいのに。読者も喜ぶ win-win

2023-05-06

[] 『刃ノ眼』の魅力を言語化してみる

すごい久々にここで書くなあ。


少年ジャンプ+には「インディーズ連載作品」というカテゴリがあり、いわく「ジャンプルーキー!」というアマチュア向け漫画投稿サイトの「連載争奪ランキング」で人気の作品が連載されるらしい。はてなでも人気の『ラーメン赤猫』なども、元はこのカテゴリ作品だったけ?

そんなカテゴリ最近始まったのが『刃ノ眼』である。他のインディーズ連載作と比べて明らかに“ローコスト”な絵、読んでいるだけで“むず痒い”作風一見すると「これがジャンプルーキー!で人気なのか?」と思ってしまうほど。絵は自分でも描けそう、ストーリー設定も目新しさを感じない。しかし本作には“独特な魅力”がある、と私は思う。

本格的な“中ニ病が描いた漫画っぽさ”

本作の魅力を一言で表すなら、「全体に漂う“中ニ病が描いた漫画っぽさ”」にある。これは「中ニ病にウケそうな漫画」という意味ではない。それだったら、より実力も知名度もあるクリエイターたちによる既出作品の方が圧倒的に面白いだろう。『刃の眼』は、そういった既出作品を嗜んできた思春期若者が、自分ノートに思うまま書き連ねたような“青臭さという概念”を希釈なく形にしているといえる(漫画としての体裁は整えつつも)。

まず、全体的に“作り手の照れ”を感じさせない。主人公性格言動能力はどれも中ニ病イズムに溢れているが、それを「これはさすがにアレかな」とか、「このあたりで帳尻合わせとくか」みたいな自重ほとんど感じられない。しかし、ここで下手に照れてしまうと、かえって凡庸作品になってしまうだろう。

次に“絶妙に絵がローコスト”なこと。お世辞にも美麗とはいえない絵だが、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)は分かるし、構図とかは意外とちゃんとしている。

更に“ボキャブラリーが多くない”ことで読みやすくなっている。中ニ病といえば、難解な漢字や無理な当て字を多用するイメージがあるが、そういうステレオタイプを抜きにすれば中二病の語彙力はあくまで中ニレベル。そんなに凝った言い回し言葉選びはしないのだ。

次の項目からは本作の1話感想と合わせて、その“っぽさ”を語っていく。

1話だけでも分かる魅力

1ページ眼は、“自分は異常だ”と、“何か特別な力”を持っていると語る主人公モノローグから始まる。理想的スタートダッシュといえよう。

そして、次から早速その力に目覚めた主人公の、ありがちな能力説明から能力に目覚めるまでの激的なエピソードなんてものはなく、「主人公は、刃を生み出せる眼を持ってます」というタイトル回収をさっさと済ませる。最初から飛ばしすぎかと思われるかもしれないが、これは作者の中で「主人公は刃を生み出す能力を持っている」というのが大前提にあり、それを描きたい欲求が先にあるからだろう。そのために起承転結とか序破急とか、丁寧な構成をやろうとすると描いてる側が楽しくない。


次に主人公戦闘狂に目覚めた際のエピソード能力に目覚めたとき特にエピソードがないのに、こっちには用意されている。作品説明には「ある事件きっかけに自分戦闘狂だと気づいた彼女」と書いているが、それほど大したエピソードではなく、主人公学生同士の喧嘩を見て思わずくそ笑むだけ。

だが、そこで笑っている主人公に対し、クラスメートが「恐い」とわざわざ言っていることがポイント喧嘩興味本位で見ている輩なんて実際いてもおかしくないが、ここで第三者に「恐い」と言わせることで主人公の異常性に説得力を持たせたい……という意図が見えることが面白い(そんな主人公性質を「戦闘狂」という表現に収めるボキャブラリーも含めて)。


そして、ここからが本作のスゴさを実感する展開で、なんと主人公はいきなり空手道場に通い、しかも2ヶ月でマスターしてしまう。そんな主人公を見て、「天才」だとか「ダイヤの原石」と月並み感想を述べる師範。そんな師範を尻目に、今日限りで道場に通うのをやめる主人公。そんな調子で、その他の武道マスターしていく主人公。当然、これは主人公の異常性をより際立たせるための一幕であり、その後の戦闘シーンに多少の説得力を持たせるための下地作りでもある。

そこから主人公自分の求める戦いのために研鑽を積んでいき、自分自身で「完成した」と実感するに至る。それはいいのだが、後のエピソード主人公と同様の能力者が出てくるあたりで詰めの甘さが垣間見えるのもポイント。その能力者は主人公の知らない能力の使い方をするのだが、実際は大して意外性のない使い方。小さい頃から能力に目覚め、戦闘の才能もあり、それなりに修行もしてきた主人公がこれくらい独学で身につけられないのは如何なものか、「1話でお前“完成した”とか言ってたのに何なの?」と思われるかもしれないが、これにも理由がある。

主人公空手を学ぶ場面で、相手のやってる技を数回見ただけで完コピできることを語っているのだ。つまり、これは「主人公相手の出す能力を全ていなした挙句自分のものにしてしまう展開」をやるためだろう。筆者がこれを書いている時点では、まだその展開になるかは知らないが憶測に基づいた状況証拠は揃っている。


そして準備万端となったところで、主人公の初死闘。身元を隠すために狐の仮面マントっていうのが、もうね。そして嬉々として闘いに身を投じる主人公。絵がローコストから「『こいつ、やべえぜ』って思わせたいんだろうな」って俯瞰してみてしまう。

銃に対処するシーンも理屈けがシンプル。誰しも「自分だったら銃相手には、こう対処してやる」って想像をしがちだが、まさにそんな感じ。そんなこんなで無双しまくり、2年後には有名な戦闘狂として君臨していましたとさ。これで1話


「私には超自然的な、特別な力があります」 ⇒ 「私の性格は異常です」 ⇒ 「私には並外れた才能があります」 ⇒ 「そんな私にふさわしいステージがあります」というのを自重せず、1話内に凝縮させている。でも読みやすい(人によっては読んでて居た堪れなくなるかもしれないが)。

このストーリー構成と設定で、お世辞にも綺麗とはいえない絵で描かれた漫画。そんな漫画ジャンプ+で読める。この体験含めてスゴいと思ってしまう。遠まわしな貶し記事と思われるかもしれないけれども、本心からこの『刃ノ眼』はスゴいと思っている。誰にでも描けそうにみえて、誰にも描けそうにない。あえて表現するなら「未完成であるが故に完成された」作品だと思う。作者がどこまで意識的にこの作品を描いているか知らないけれども、天然ならスゴいし、意図的ならそれはそれでスゴい。

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