2023-10-04

韓国webトゥーンネットミームが目立つ理由

韓国では日本漫画単行本あるいは海賊サイト、近年ではネイバーシリーズという電子書籍の単話売りアプリで読まれるため、「雑誌」や「出版社」という概念希薄である

そのため銀魂などジャンプ漫画ドラゴンボールワンピースネタが出てくる、

講談社系の漫画で「ざわ…ざわ…」する、

久米田康治藤田和日郎をいじる、

フリーレンが「暗いよ怖いよー」と言う、

…といった「内輪ネタ」の文脈理解出来ず「誰でも使ってよい共通ミーム」と勘違いしてるフシがあるわけ。このため日本人読者としては非常にチグハグというかリスペクトのない印象を受ける(個人の感想です

というかそもそもwebトゥーン自体「挑戦漫画」というジャンプルーキーみたいな投稿サイトから昇格した漫画家が多いので、半分白ハゲ漫画みたいなゆるいノリがいつまでも抜けない。韓国漫画家は雇われなので、問題になったらその時は切り捨てて別の人にすげ変えればればいいだけだし。

ちょっと面白いのが日本ではあまり有名ではない漫画韓国ではミーム画像韓国語では짤と呼ぶ)になっている場合がある。

例えばこちら、はてなでもホッテントリ入りしていた梶原一騎の「人間兇器」でのひとコマだ。(うまくリンク貼れないのでコピペして読まれたし)俺が知らなかっただけで、ふたばとかですでに有名なネタだったらごめんなさい。

https://namu.wiki/w/%EC%9D%B8%EA%B0%84%ED%9D%89%EA%B8%B0(%EB%A7%8C%ED%99%94)

汎用性が高いので韓国ネットでは非常によく見かける。日本では見たことないのでマジで知らないんだが、元のセリフも「かわいい」って言ってるの?

ちなみに盗作問題話題沸騰の「かぐや様は告らせたい」も「こんにち殺法」が「안녕하살법(アンニョンハサルボッ)」と翻訳されミームとして爆発的に流行たことがある。あんまりアニメとか詳しくなさそうな韓国から普通に送られてきて驚いた。アンニョンハ「セ」ヨのsと「殺」法(韓国語ではサルボッ)のsが掛かっているため非常にしっくりくる翻訳となっている。韓国ローカライズの傑作のひとつと言えるだろう。なおかぐや様はアニメ化しているので움짤(動く짤=GIF画像のこと)も豊富にある。

この盗作webトゥーン制作会社YLABの創業者は「新暗行御史」でブイブイいわしていた尹仁完という漫画原作者である日本雑誌サンデー系列であるエコシステムにどっぷり浸かって雑誌特有内輪ノリも十分に理解していたと考えられる。現在サンデー本誌で「スーパーストリング異世界見聞録」を元気に連載中だ。そんな人物の元にいながら(今は売却してんのか?詳しくは知らん)「社としては知らんけど、なんか担当者やらかしたようです。もう処分したんでヨロ」みたいなこと言われて連載は中止。さすがにネームまるパクリはやりすぎ(日本だったら裁判沙汰だぞ。「小悪魔教師サイコ」みたいに)なのでざまあみろという思いもある一方、経験の浅い漫画家がミームの延長みたいなノリでつい軽い気持ちで…という可能性も十分にありそうなので、うーーんそれってトカゲの尻尾切りなんじゃないの?その辺研修とかちゃんとしてたの?と複雑な思いを抱かざるを得ない。彼らは今後生活どうするんだろうか。自業自得とはいえリスペクトを忘れた者の末路はいつも悲惨だ。恐ろしい恐ろしい

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