はてなキーワード: スーツとは
単なるポリエステル財布だけど、とにかく薄くて軽いのに使い勝手が良い
2年使っているが壊れることはないし、壊れたとしても新しい財布もこれにしようかと思っている
外観はオーソドックスな二つ折り。だから小銭とカードにすぐアクセスできる
薄さを強調した財布はL字ファスナーになっているものが多く、取り出すのに結構手間だ
こういう構造にした開発陣はわかっている
小銭なんて1ヶ月に数回しか使わないキャッシュレス社会だけど、たまに使うから困る
ただそれだけだが、だいたいの金額がわかる上に余計なゴミとかが入っても見えるのがいい
水に浸かっても乾かすのが楽だ
トラベルを謳うだけある
スーツに入れる飾りにしか思っていない人間にはわからないだろうが、財布はジーンズに入れておくのが基本だ
革でもポリエステルでも、一瞬で財布を開けられないなら使う意味がない
一瞬で開けられる
一瞬で閉められる
財布を見ることもなく、ときに片手でできる
1000円しない
増田は29歳の独身女性。営業マンであった。出世街道まっしぐらと言うには今ひとつパッとせず、営業成績もいつだって二番手止まり。
焦燥感ばかり募り、空回りを繰り返す。そんな時期に直面していた。
デートをドタキャンされたある週末、昼間から1人缶チューハイを開け、増田ははてな匿名ダイアリーを巡回した。下ネタ、政治、男女論、いつも通りのくだらないエントリが並んでいる。この間の釣りエントリはまだホッテントリに登っていない。ああつまらないな。そんなことを考える増田の目にある文字列が飛び込んだ。
「おっさんの皮」
真っ白なバナーに地味なフォントでポツンとそう書かれた広告は、いつもみる洋服のセールやソシャゲの広告とは違っていた。
気になった増田は広告をクリックした。古臭いhtml形式のホームページには、スーツ姿の3人のおじさんの写真が並んでいた。下には2万円、と価格らしきものが書かれている。
4、50代だろうか?3人とも違った顔立ちをしているが、どれも似たような印象のおじさんだ。冴えない、少し脂っぽい、髪の薄くなりかけた、どこにでもいそうな普通のおじさん。
一番左のおじさんは、高校の頃の数学教師に少し似ていた。似たり寄ったりのおじさんの中から、わずかな親しみを感じられる1人を見つけた増田は、青い字で表示された2万円、をクリックした。
「おっさんの皮。48歳、73kg、173cm。老眼あり。眼鏡付属。」さっきと同じおじさんの写真の隣には、短くそう記されていた。後は、「戻る」「カートに入れる」があるのみだった。
不思議なサイトに好奇心をかられた増田は、ほかのおじさんのページも覗いた。身長体重は異なるものの、説明文は似たりよったりだ。
初めのおじさんのページに戻って、写真をまじまじと眺める。平凡でつまらないおじさんだ。良く見ると色々な人に似て見える。取引先の川上さんにも、政治家の武川にも。親戚にこんな人がいたような気にもなる。増田は、カートのアイコンにカーソルを重ねて考える。
2万円、それはちょうど今日の増田が彼氏の誕生日を祝うために予約していたコース料理の値段と同じだった。記念日にドタキャンなんて、もう別れどきということだろうか。心の底で澱が渦巻く。
酔っていたせいか、それともドタキャンされた腹いせか、増田は「おっさんの皮」をカートに入れ、レジに進んだ。Amaz○n IDでの決済が可能らしい。どういうことなのだろう……強く回り出した酔いに身を委ねながら、増田は考えようとした。が、暫くして暗い部屋に増田の寝息がスースーと聞こえた。
ーーー
「おっさんの皮」が届いたのは、増田がすっかり忘れ去った頃、一月もしてからのことだった。増田が、興味半分疑い半分で、その変に軽い段ボールを開けると、そこにはおっさんの皮があった。
ああ、そういうことか。
ひと目見て理解した増田は、試しに皮をまとってみた。浴室の鏡の前に立つ。そこにはあのおっさんがいた。増田より10センチも高く、20キロ近く重いおっさんが。白目は黄色がかり、眉はひょろりひょろりと伸びている。近くで見ると想像以上に肌の凹凸が激しい。ああ、おっさんだ。と増田は思う。
翌日増田は、自分のスーツの上から皮を着て会社へ向かった。皮を着ても、皆増田が増田と分かるようで、「増田さんおはようございます」と声をかけられる。いつも通り……、ではなかった。いつもなら「増田ちゃんおはよー」と声を掛けてくる鬱陶しい同僚も、今日はどうしたことか「どうも」だけであった。いつも煩わしいほど和かにお節介に挨拶をしてくれる老齢のヤクルトレディも、今日はやけにさっぱりとした対応だ。
おっさんの皮の効用は、取引先で顕著であった。いつも若造扱いされているような、舐められているような、どこか雑な対応が今日は違った。
増田の口からでる言葉、一つ一つが地に足がついたような、しっかりとした印象を与えてるのがわかる。それに今日はやけに取引先の社員と目が合う。
二週間が経った頃。おっさんの皮の影響は、如実に成績に現れていた。いつも良くて2番、4、5番を浮き沈みしていた増田の営業成績は、ついに1番になっていた。
おっさんの皮を着てからというもの、いいことづくしである。月に1度は遭遇していた痴漢も、皮を着て乗るようにしてから全く合わない。電車で妙に密着されて苛立つこともない。夜道を歩くのも平気だから、残業も気にせず出来る。
普段皮を着て過ごしている分、彼氏や友人と会う時は目一杯のおしゃれを楽しむ。似合わないからと敬遠していたリボンやレースをあしらったフェミニンなファッションにも挑戦した。最近の増田はいつも明るい。そのせいか、会社でもデートでもよく褒められる。
今日の増田は一段と楽しそうだ。金曜の夜だからか?いや、それだけではない。今日は、彼氏が家に来る日だからだ。それというのも、来年の4月と2人で決めた、結婚式の招待状を書くためだった。……招待状なんていうのも一つの口実で、再び愛に火がついたのだから家でのんびりいちゃつきたい、というのが真の目的なのだが。
増田は思ったより遅くなってしまった帰宅に、焦りながら部屋を片付けた。会社帰りの崩れたメイクじゃ嫌だ。この間買ったばかりの可愛い部屋着もだそう……と、背中に手をやって気づいた。
脱げないのである。おかしい。そんなはずはない。どんなに試しても脱げないのだ。皮はまるで初めから増田のものであったかのように張り付いている。今までどうやって皮を脱いでいたか、思い出そうとするが、うまくいかない。焦る増田の脂汗はおっさんの皮をつたう。臭いまでおっさんそっくりだ。このまま一生見ず知らずのおっさんの皮を貼り付けたまま生きていかないといけないのだろうか。
ああ、彼氏が来てしまった。すぐに合鍵でドアを開ける音した。でも大丈夫だ。おっさんの皮を着ていたって、わたしはわたしと認識されるんだから……。大丈夫、大丈夫。
ほら、いつも通りの表情だ。あはは、なんだ心配することなかったじゃない。皮の脱ぎ方は後でショップに連絡すればなんとかなるはず。今はせっかくの彼氏との時間に集中しなきゃ……。
彼氏が役所で貰ってきたばかりの婚姻届を取り出す。増田は笑顔を作ろうとするが、口角はぎこちなくひくつく。机の上には金色のインクで細かな縁取りのされた可愛らしい招待状が並び、まるで幸せの象徴のようである。しかし増田の頭の中は貼りついたおっさんの皮のことでいっぱいで何も頭に入らない。彼氏がなにかと尋ねるが、今日の増田の返事は要領を得ない。
最近仕事も忙しかったようだし。もう休もうか、と彼氏が言う。増田は皮に気を取られながら、口先の同意をする。
そうして、気もそぞろの増田を、彼氏がそっとベットに押し倒した。そういえば久しぶりな気がする。ここ最近お互い仕事が忙しくて会えなかったからな……。鏡を見なきゃ自分じゃわからないんだし、電気を消してしまえば……と、増田が彼に身を委ねよ……
「なんだお前おっさんじゃねーか!!」
突然彼の声が響いた。
暗い部屋にはおっさんが1人、残されるばかりであった。
そして侍る喜び組の一人に眼で指図し、膝下に呼び寄せる。
ホワイトのスーツに身を包んだ喜び組の女は、慣れた手つきでゆっくりと、妹の質の良いパンプスを脱がせ、そして質の良いガーターストッキングを下ろしていく。
妹は素足を組んで、そのつま先を喜び組の女の前へ優しげに突き出す。
喜び組の女は両の手でゆっくりと妹の足を撫ぜ、そして初めの合図かのように足の甲に口づけしてから、妹の足を丁寧に舐め始める。
静かな部屋に、喜び組の女が発する口づけの音だけが短く聞こえる。
いつの間にか、部屋に一人の小太りの男が佇立している。
「兄さん、一体どうしたらいいと思う?」
「おい、なぜだ」
「質問に答えて」
「俺は……」
妹は少しため息をついて、つま先を自分の方へ引き寄せる。
足とともに近づいてきた、喜び組の女の整えられたロングヘアーを撫ぜてやる。
「兄さん」
「なぜだ。なぜ俺を」
「STAP細胞」
「まさか」
「暗殺される直前の兄さんの遺伝子や細胞といったものは、そろっていた。だから生き返らせた」
「俺に何を期待している」
「臨時政府」
「俺の息子、そして俺の家族をどうしたいんだ!」
小太りの男は義理の妹が「民主化」の発音を小馬鹿にするような声で出したのを聞き逃さなかった。
「何を考えている」
「ッ……バカな……」
「選挙よ、選挙。アメリカも共和党と民主党でしょ? 北朝鮮を二大政党制にするの。兄さんの息子がアメリカにいるから、その臨時政府と私の政府と」
「詭弁だ!」
「そう。でもそうすりゃインパクトあるでしょ。徐々に民主主義の皮を被って行けばいい。よーするに、雰囲気民主的にやってけばなんとかなるっていってんの」
「そうだけど? 日本だって自民党がおんなじようなもんじゃない。国民がどう投票しても自民党が勝つように、自民は社会を作り上げてきた。うちでは二大政党制でこれをやるわけ」
「そーいうと思ったけど、兄さんが間に入ってくれたらスムーズなんだけどなー」
「悪いが帰らせてもらう」
「どこに?」
「兄さんらしい。でも、家族に会いたくない?」
「俺の家族は、俺以外のヤツが守ってくれるさ。それに我が義妹よ、お前の考え意外に悪くないな、って思っちゃったよ俺。一応帝王学学んでたしさ」
「んでしょー。散々中国の歴史で短命王朝の最後の流れ勉強してきたからさ、おんなじようになりたくないんだよね」
「俺がどうこうできる話じゃないしな。じゃ、帰るわ」
「えっと、もっかい聞くけど、どこに?」
「どこか、さ」
静かになった部屋で、妹は通信装置を用いて麾下の軍人に指示を与える。
妹の居る高層へも、乾いた銃声が二つ、響いて届いた。
喜び組の女は、震えながら忠心を示して懸命に舌を足に這わせる。滝のような汗が黒髪をうなじに吸い寄せている。
妹はそれを見やりながらわずかに微笑み、紫色したSTAP細胞の試験管を手に取る。
「代わりはいくらでもいる」
高層ビルの入り口。どす黒い鮮血が平壌の排水溝の闇に呑まれていく。
警備のいなくなった死体の周りに、小太りの男が3人佇んでいる。
「そりゃそーだろ」
「残念だ」
「次は俺たちががんばる番だ」
「俺だったら胸ポケットに入れるな」
「俺もそう思う。俺だってそーする」
男たちは死体の胸ポケットから紫色の細胞の入った試験管を取り出し、各人で等分する。
「民主主義ってのは数の暴力だ。STAP細胞でどんどん増えるぞ」
「俺たちの誰かが、家族までたどり着ければいい」
「代わりはいくらでもいる」
「礼服は必要」「ひとつ決まったフォーマルな服があるとファッションを考えなくていいからむしろ楽」
わかるよ
でもじゃあ黒いTシャツとジーパンかなんかが礼服でフォーマルってことにしたらええんとちゃうか
動きにくくてシワになりやすくて高くて暑いあのスーツとかいうクソ服をよりによって選ぶ必要があるのか
まあわかるよ 実際クソなげえ商習慣とかがあるんでそう簡単にスーツやめますってわけにもいかない
でもさあ、じゃあ素直にそう言えよ
「伝統に縛られて思考停止してます、打ち破る力も元気もありません、お前も諦めてスーツを着ろ」ってよ
ヘタな擁護すんなよ 日本という地においてあの服が一年中正装扱いされてることに正当な理由はないだろ
意味不明の伝統だけどもう根づいちゃったから仕方ない、せめてそう言えよ
ボケがよ……
http://fugguchment.hatenablog.com/entry/2017/06/25/182935
少なくとも67万円男は「いくら服がかっこよくてもブサイクはかっこ悪い」の例として用いるにふさわしくない。
67万円男の顔はわりとぼんやり写っており、またメガネの反射で目の辺りは見えない。
この程度の情報量の画像でブサイク認定するのは無理がある。超イケメンではなさそうだが、まあまあ整った顔程度ならありそうに見える。
2 顔以外の部分かっこいいか?
ソースは見つからなかったがこの写真は恐らくわざと格好悪く撮ったものだろうと思われる。
まず、服の値段が細かくわかっている時点で街行く人のスナップではなく被写体と協力して撮ったことは明らか。
灰色のなにもない壁を背に高級スーツを着て1人で立っている男性という不自然な状況も根拠になる。
で、せっかく自分のファッションを見せつけようとしている人ならば普通はもっと堂々とポーズを作りキメ顔をするだろう。
それなのに67万円男はカメラ目線さえせずに俯いている。
またスーツの着方もおかしい。「スーツ 着崩し」で画像検索したがこんなだらしないネクタイの人は見当たらない。
以上から、67万円男の画像は完璧なファッションを顔が台無しにして格好悪いのではなく、ファッションが(多分わざと)格好悪くて顔はあまり関係ない画像である。
カメラ目線でスーツをきっちり着れば恐らくそれなりに品のあるリーマンに見えるだろう。
顔が並でもファッションや表情、姿勢に気を配ればきちんとして見えるのは適当な大学の教授を画像検索すればすぐにわかる。
顔は並やそれ以下でも、67万円男ほど汚らしくしょぼくれて見える人はほとんどいないはずだ。
http://fugguchment.hatenablog.com/entry/2017/06/25/182935
少なくとも67万円男は「いくら服がかっこよくてもブサイクはかっこ悪い」の例として用いるにふさわしくない。
67万円男の顔はわりとぼんやり写っており、またメガネの反射で目の辺りは見えない。
この程度の情報量の画像でブサイク認定するのは無理がある。超イケメンではなさそうだが、まあまあ整った顔程度ならありそうに見える。
2 顔以外の部分かっこいいか?
ソースは見つからなかったがこの写真は恐らくわざと格好悪く撮ったものだろうと思われる。
まず、服の値段が細かくわかっている時点で街行く人のスナップではなく被写体と協力して撮ったことは明らか。
灰色のなにもない壁を背に高級スーツを着て1人で立っている男性という不自然な状況も根拠になる。
で、せっかく自分のファッションを見せつけようとしている人ならば普通はもっと堂々とポーズを作りキメ顔をするだろう。
それなのに67万円男はカメラ目線さえせずに俯いている。
またスーツの着方もおかしい。「スーツ 着崩し」で画像検索したがこんなだらしないネクタイの人は見当たらない。
以上から、67万円男の画像は完璧なファッションを顔が台無しにして格好悪いのではなく、ファッションやが(多分わざと)格好悪くて顔はあまり関係ない画像である。
カメラ目線でスーツをきっちり着れば恐らくそれなりに品のあるリーマンに見えるだろう。
顔が並でもファッションや表情、姿勢に気を配ればきちんとして見えるのは適当な大学の教授を画像検索すればすぐにわかる。
顔は並やそれ以下でも、67万円男ほど汚らしくしょぼくれて見える人はほとんどいないはずだ。
貴族のパパやママが「うちの息子/娘もそろそろ社交界デビューする年齢だ」なんて台詞がたまにある。
そんな年齢はきっととっくに過ぎているだろうけれど、俺も社交界デビューしたい。
別にお貴族トークがしたいわけではない。スーツが着たい。最近仕立てたんだけれど、これがまたとてもいい感じなんだ。もはやかわいいといっても過言ではない。何処かへ来ていきたいが来ていく場所がない。
当初は結婚式や披露宴のゲストとして参加するための一張羅的なものとして「1着くらいは自信が持てるものを持っておこう」という心持ちだったのだが、慣れないテーラーで生地を選んでいるときにいわゆるフォーマルな生地ではない、少し光沢のあるものを選んでしまった。出来上がりを待つ間、すこし間違えたかなーと後悔もないわけでもなかったのだけれど、出来上がってみたら全部吹き飛んだ。生地見本でみたときよりも光沢の感じがどことなくマットで品がある。どことなくエロい。つまり、すごく気に入ったのだ。
だけれど、前述の通り、着ていく場所がない。社交界があれば、気に入りのスーツとかを着ていけるのに。今は結婚式とかも全部延期になっちゃったし、いよいよ着ていく場所がない。
貴族のパパやママが「うちの息子/娘もそろそろ社交界デビューする年齢だ」なんて台詞がたまにある。
そんな年齢はきっととっくに過ぎているだろうけれど、俺も社交界デビューしたい。
別にお貴族トークがしたいわけではない。スーツが着たい。最近仕立てたんだけれど、これがまたとてもいい感じなんだ。もはやかわいいといっても過言ではない。何処かへ来ていきたいが来ていく場所がない。
当初は結婚式や披露宴のゲストとして参加するための一張羅的なものとして「1着くらいは自信が持てるものを持っておこう」という心持ちだったのだが、慣れないテーラーで生地を選んでいるときにいわゆるフォーマルな生地ではない、少し光沢のあるものを選んでしまった。出来上がりを待つ間、すこし間違えたかなーと後悔もないわけでもなかったのだけれど、出来上がってみたら全部吹き飛んだ。生地見本でみたときよりも光沢の感じがどことなくマットで品がある。どことなくエロい。つまり、すごく気に入ったのだ。
だけれど、前述の通り、着ていく場所がない。社交界があれば、気に入りのスーツとかを着ていけるのに。今は結婚式とかも全部延期になっちゃったし、いよいよ着ていく場所がない。