はてなキーワード: 独居老人とは
1. 旅行
趣味としての旅行は今後数年は戻ってこない。そして再び旅行へ行けるようになっても世界中どこへ行ってもよそよそしい世界しかそこには待っていない。
2. 外食
自粛明けに生き残っているのは大多数がチェーン店になり古き良き街の中華料理店は絶滅してしまう。肉スタミナ野菜炒めばっかりじゃなくて他のメニューも頼めばよかった。Uberに適応して生き残る店は商売上手なだけで味はいまいち(個人的見解)
3. 婚活
With Coronaの時代まで売れ残ってしまった30代以上はゲームオーバーになり成婚率は著しく落ちる。俺は独居老人となりさらに凶暴化したウィルスによって孤独死する。な〜んてね
中高年はここ数週間新型コロナウイルス騒ぎで不安で不安で、なにかやっていないと気が済まないんだよ
ドラッグストアで開店前に並ぶのも不安を落ち着かせる行為なのよ
この世代は情報リテラシーがそんなに高くなく、テレビだけが情報源な人も少なくないのよ。テレビでセンセーショナルに報道されたら、「あ〜不安だ! トイレットペーパー買わなきゃ!」ってなるでしょ。想像してほしいんだけど
それにトイレットペーパーってなんかでかいし、白いしフワフワと柔らかくて、大量に家にあるとなんか包まれたような安心感があるんだよね。独居老人で身寄りもなく話し相手もそこまでいないような人間にはこれがキく。
もうトイレットペーパー在庫が落ち着いてきたようだけど、いまだにスーパーで大量に買っている中高年を見ても哀れな目でみたり怒ったりせず、優しく話しかけてほしいです。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 65 | 11893 | 183.0 | 45 |
01 | 60 | 7213 | 120.2 | 56 |
02 | 21 | 6407 | 305.1 | 73 |
03 | 57 | 7564 | 132.7 | 48 |
04 | 27 | 1590 | 58.9 | 46 |
05 | 9 | 2405 | 267.2 | 58 |
06 | 20 | 1486 | 74.3 | 40 |
07 | 39 | 7283 | 186.7 | 111 |
08 | 33 | 2732 | 82.8 | 56 |
09 | 44 | 2498 | 56.8 | 43.5 |
10 | 144 | 8039 | 55.8 | 35 |
11 | 88 | 8071 | 91.7 | 39.5 |
12 | 93 | 11005 | 118.3 | 38 |
13 | 102 | 9000 | 88.2 | 28.5 |
14 | 88 | 10256 | 116.5 | 36.5 |
15 | 68 | 14336 | 210.8 | 27 |
16 | 59 | 8994 | 152.4 | 39 |
17 | 46 | 5727 | 124.5 | 42 |
18 | 71 | 9034 | 127.2 | 36 |
19 | 97 | 9953 | 102.6 | 29 |
20 | 86 | 9683 | 112.6 | 43.5 |
21 | 114 | 11121 | 97.6 | 35 |
22 | 138 | 14049 | 101.8 | 38.5 |
23 | 112 | 12896 | 115.1 | 46 |
1日 | 1681 | 193235 | 115.0 | 40 |
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仕事で遠出して、くたびれて家に帰る途中で。
最寄駅を出ると、腰を折り曲げて何かを探しているおじいちゃんが目についた。
一生懸命何か探してるように見えて、サポートが必要なのかな?と思いつつじーっとみて、でも通り過ぎてしまった。
声をかければよかったかな、思ったけど、きっと大丈夫、と思ってスーパーに入って買い物をした。店を出た時、やっぱり戻って見てみよう、もしも居なければそれはそれで解決したと安心できるし、もしまだ居るならばとても困ってるということだから、助けようと、思った。
戻ると、あろうことかおじいちゃんは倒れていた。
荷物を道に投げだして。
何人かの人はおじいちゃんを横目で見ながらも、酔っ払い?ホームレス?判断がつかなかったと見えてみんな通り過ぎてゆく。
おじいちゃんに近寄ると、思いの外おじいちゃんは目をパッチリと開けて空を見上げていた。
寝てるだけです風を決め込んでいたのだ。
「大丈夫です」
とかすれた声で言う。
「大丈夫です」
と言う。
「どこか具合が悪いですか?」と聞いても
「大丈夫です」
気づくと横に主婦がいて、
「救急車呼んだほうがよさそうですね?」と言う。
一応もう一度聞く。
「大丈夫です」
主婦の人が駅員さんを呼んできてくれた。
駅員さんも一通り上のやりとりを繰り返して
警察を呼ぶことにした。
11月の地べたに横たわるおじいちゃんは、しきりに寒い寒いと言う。
「地面に寝てるからですよ家に帰りましょう?」
「いいや、それはちょっと、、、」
おじいちゃんはすこし起き上がりたそうだったので、起き上がりをサポートすることになった。
手を握る。瞬間にすこし緊張した。
このおじいちゃんは身なりも綺麗で体格もしっかりしていて、きっとホームレスの方ではないだろうということを自分に言い聞かせる。
おじいちゃんの手をとると、冷たくて、誰かの手をずっと求めていたみたいに、しっかりと握り返してきた。
駅員さんと、主婦と、力を合わせて起き上がらせる。
おじいちゃんはどうやら、この辺に住んでる人で、家族はおらず一人暮らしで、家がどこなのかは分からなくなっちゃったらしい。
私は多分、最初に話しかけた瞬間から、7年前に亡くなった祖父のことが重なっていた。
祖父も昔、迷子になってしまって、近所の人に送り届けてもらったことがあった。
本人も、わかってたはずのことが分からなくて、こんなことが分からないなんて恥ずかしくて、人に分からないというのもショックだったはず。
気づくと飲み帰りの中年サラリーマンも立っていて、彼の提案で、飲み屋から椅子を持ち出して座らせることにした。
おじいちゃんは私の手を強く握ったまま離さない。認知症の人の症状なのか、手を何度も何度もニギニギしてくる。
隣の主婦はおじいちゃんの脈に触れており、聞けば看護師だと言う。
どおりでこの人は一番、状況判断が早い。
もう救急車呼んじゃえば?と早い段階で言っていたのもそういえばこの人だった。
駅員さんは持ち場を離れることの事務連絡を同僚にし、サラリーマンは飲み仲間に事情を説明して遅れることを詫び、主婦は家庭のことを思っただろうし、私は明日もまた仕事で遠征だなと思った。
現実的な個人の事情と、でもこの人を見放すことはできない感情と、後者が勝った人達がこのシチュエーションを共にした。
赤いライトが見えるたびに、警察やっと来たか?!とざわめいて、だけどなかなか警察は来なかった。
ようやくパトカーが見えた。赤いライトは付けずに、すーっと来た。
警察がつくとホッとしたのと一緒に、こんなに時間がかかるものなのかと。
このおじいちゃんをしっかりサポートしてくれるんだろうかと、なぜだか小さな敵対心を私たちは感じた。
中には幸い、おじいちゃん家宛のいろんな書類が出てきて、これでもかとばかりに、おじいちゃんの名前と住所を主張していた。
「住所は分かりますか?」
と聞くけれど、下を向いたまま頼りなさげに首を振る。
警察が仕方なく住所を読み上げる。
「誰もいない」と言う。
「ちょっと厳しい、、」という。
すると警察は、
私とサラリーマンと看護師主婦は、家に帰ってもおじいちゃんが一人きりという状況を一番心配していた。
この状態のおじいちゃんがいつまた、分からなくなっちゃうのか、わからない。
最悪の場合は、、、と色々考えると、おじいちゃんをパトカーで家に送り届けるのは、全く不完全なソリューションに思えた。
とはいえ同居人やお子さんもいないとすれば、独立した一個人であるおじいちゃんの、その後の選択肢を私たちが決めることもできない。
かなりモヤモヤして不安そうな顔をした私に対して、サラリーマンと看護師主婦は「まぁしょうがないよな」と努めて前向きに言う。
きっといろんなことを知っていて、だから、これが最善だと理解したんだろう。
お疲れ様でしたと言って、すごい2人とも早歩きで立ち去るのでびっくりした。
動揺の35分を過ごした私たちは少なからず仲間意識を感じていたはずだけれど、あっという間に元の他人に戻っていった。
帰り道はかなり重い気分になった。これが現実だと思ったし、こういうことが日本のいろんなところで起きてるんだと思った。
縦長の狭い部屋に身を隠すように暮らす東京の人達。プライバシーは私たちを守ってくれる一方で、こういうおじいちゃんを見えなくしてしまう。
まぁしょうがないよな、といったサラリーマン。椅子まで持ってきてくれる優しい人が日本にはたくさん居るのに、それ以上のことを出来なくさせてるのは何なんだろう。
プライバシーを守られたいのは誰?
これからは高齢者がマジョリティになっていく中で、プライバシーより重視されるものがある気もする。
こういう事象に対するソリューションはないんだろうか。単純じゃないのは分かってるけど、、、。
最寄駅で倒れているおじいちゃんを助けた。
助けたんだろうか?