はてなキーワード: 魔法少女まどか☆マギカとは
21世紀にTV放映された連続アニメの中では間違いなく一番おもしろかった。
本気で「地上波の連続TVアニメはオワコン。宮崎駿とピクサーと新劇ヱヴァさえあれば後はアニメなんてどうでも…」と思っていたけど、
まさかここまで楽しませてくれるアニメが出てきたことに驚いた。
※ハルヒは面白いっちゃー面白いけど、エヴァ好きな自分としては求めるものが違うというか…
敢えて難点を言えば、
難点はほんとにこれぐらい。あとは正直に面白かった。
しかし何故かまどかは見れば見るほどエヴァを思い出す。一体何故だ。
や、ほんとパクリとは思わない。パクリだったらまずキャラクターにテンプレ的な要素が強く現れる。例えば某長門とか。
どちらかといえば「俺はエヴァが好きなんだなぁ…」と再確認した次第。
そして「ああ、俺の思春期は20世紀の出来事だったんだなぁ…」と変な感慨を抱いてしまっただけだ。
あと、監督なのか脚本なのかどちらの功績かはわからんけど、良い意味で作品内外で視聴者を煽る/誘導するのが上手いなぁと。
別にアニメに興味ないからどうでもいいけど、うまいこと視聴者を煽れる人がいればきっとアニメ業界で働く人の未来は明るいんじゃないかなと。
元増田は小企業の単なる平社員なので (だからこんなところで匿名で陰口たたいてる)、「お前らリーダー」とか書かれるとちょっと照れるなぁ。
そんなことより、ニコニコアニメチャンネルで魔法少女まどか☆マギカでも見て落ち着くといいと思うよ。
825 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2011/03/05(土) 05:55:23.82 ID:qJIJJqlD0
QBは今まで希望→絶望方向の感情の相転移エネルギーを回収するために魔法少女を絶望に
誘導して魔女化させてきたけど、QBの役目はあくまで「希望と絶望が相転移する時」に発生する
エネルギーの効率的な回収なわけで、絶望→希望方向でも同じかそれ以上のエネルギーが発生
し得るんだよな。
現実には絶望してる人間がそこから希望を見出すのはとても困難なことだから、効率厨のQBは
そんなのに期待するよりも手っ取り早く絶望させた方がいいという発想で今は魔女化させまくって
るだけかもしれない。
でも、魔法少女になったまどかにそれが可能ならQBと利害は一致するんだよな。
「無理に決まってるじゃないか」とは言ってたが、それほど困難と思われたグリーフシード(絶望)を
ソウルジェム(希望)に戻すことが出来て、希望→絶望よりも絶望→希望の方が効率いいとなればQB
も方針を変えるはず。
また『魔法少女まどか☆マギカ』の話をしたいんだ、もう三日目なんだ、これを最後にするね
とりあえず新しい話はないのし、ニコ動にも八話めUPしてくれないしで需要のありそうな話をする、
後の分はすべて推測だから、
昨日までの話で幼児性が強いほど魔力が強くなる構造があることは書いたので、まどかの幼児性が高い理由を書くと、
もともと子供っぽいうえに新しい妹(弟?ごめん憶えてない)が出来て無意識に家庭内で幼児退行を起こしてると思う、(新しい妹に対抗して子供っぽくなって両親の注目を引こうとするやつね)だから退行が直ると幼児性も低くなって魔力も下がる前に契約して強い魔法少女を作ろうとしてるんじゃないかな。
キュゥべえはリングに立つボクサーの傍にいるセコンドみたいなもので鴨川ジムの会長みたいに才能あふれるボクサーがいると、僕と契約してプロボクサーになってよと言わずにはいられないんじゃないかな
ついでに言うと選手に知識を与えると精神年齢上がって魔力が弱くなるから、選択してアドバイスするよ
Q ほむらはどうして特別なの?
A まどかが最終回に、もしくはその一つ前やる 世界の変換(hokusyuさんの神的暴力 昨日の日記では逆フーリエ変換)行って、しかも失敗したから
まどかたちの魔女に侵略される世界は元の世界が変容した世界ってのはこれも昨日の日記に書いたので、いいとして
ほむらって異世界性があるよね、なんか戦闘中に突然魔法少女の相手をすり抜けたり、ほむらの周りが変な変容したり、これは他の世界ここでは元の世界に移動、もしくは変換が起こってると考えていいんじゃないかな、そこで、まどかが最終回にやる世界の変換を考えると先にやってしかも失敗したと思えるんだ。
Q キュゥべえの正体は?
A ごめん、さっぱりわからない
A 精神年齢が高いから弱い、しかたない。だけど、肉体的な年齢も精神年齢に影響与えるはず、幼児体型ならその分強いはずだ、つまり人(魔法少女)はおっぱいがちっさいほど強くなれる、やったねほむら
この辺でおわる昨日の日記はこっち http://anond.hatelabo.jp/20110301211208#tb
訂正ありです hokusyuu→hokusyu まどかの母はキャスターじゃなかった (指摘ありがとう) 杏子は他者と関係をうまく結べないから大人になれないに
元ねたの
hokusyuさんのは http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20110223/p1
難しい
昨日hokusyuuさんの文をリンクしてたたき台にしたら怒られたので今日は地の文で書くようにしてみる
hokusyuuさんのは魔法少女まどか☆マギカ論と言うのは嘘で魔法少女一般論だから結論が違ったら本編が間違ってると言い張れるけどw、自分の話はまどか☆マギカにしか通じない
えーと構図から
QBとの契約に現れる世界は通常の世界が魔法の世界によって脅かされる世界
これを2重の円に例えると内側が日常の世界、外の大きい丸が魔法の世界、外側の円に存在する魔法的存在により脅かされる。
この2重の世界は神話的暴力により、普通の世界しかないひとつの円から発生するわけだ
ここで自分にわかりやすいように神話的暴力ををフーリエ変換と考える
つまり日常の世界をフーリエ変換するとフーリエ空間上に2重の世界が現れると考える訳だ
hokusyuさんのではフーリエ変換とかの世界を変換する力を神話的暴力としてる事になる、個々の要素をA→aに変換する操作
それに対してその操作する主体である神が行う、変換する操作自体を選んだり、捨てたりするメタな力が神的暴力になる
真の魔法少女はこのメタ操作をして変換自体壊してしまえと言う主張になります
で昨日書いたのはここに、大人/子供軸 を導入すると説明範囲が広がるよねという話
魔法の世界が児童画的に書かれてるのが理由ですが 大人(=コスモ)/子供(=カオス)と考えてもらったほうが分かりやすいですね
hokusyuさんのは円の中身には踏み込まなかったけど、ここで2重円の中央に大人(コスモ)をおいて、子供(カオス)を円の周辺方向に軸をとる
画像のフーリエ変換を行ったとき、フーリエ空間中央部分に周波数0が来るイメージですね
でその画像の真ん中あたりに境界を守る魔法少女の境界線がかける
まどか☆マギカの世界で対応させていくとコスモの中央はコスモ=ノモス(日常)とすると、まどかの家庭(家)にあたると思う
ここから離れるにしたがってカオス度が上がっていく、他の魔法少女に付き合って戦いに行くと一番端っこの境界線までいくことになる
だからまどかの家庭(家)の演出ではシンメトリーの構図が多用されコスモ秩序が記号として強調されるわけです
それに対して境界に存在する魔法少女がいるとカオスになり、秩序が破壊された不条理を強調する演出が多用されるわけです
また大人/子供とコスモ/カオスを同時に扱うことで子供から大人に向かう成長物語が立ち現れる事になります。
キャラクター一人一人のストーリーラインは大人に向かう少女の物語として現れます
魔女と戦う魔法少女たちは幼児的無規範な世界から規範のある大人の世界を守るためにも戦うともいえる
大人として不適格な行動をとった場合闘争に負ける、つーかもともと少女だから勝ちよう無いのだが
マミはまどか本人に無利益戦いに引き込みそれに依存しようとした、独立した大人にあるまじきことに
さやかは成熟した女性としての恋愛感情の解決に失敗した・・・らしい8話によると見てないからよーわからんが
ほむらは負けそうにないな、(大人性を強調してるし)子供なのに大人って変な話だなー
今考えると魔法少女になると年をとらないので大人の年齢なのに外見は少女のままなんだな、やっぱし大人にはなれないわけだ
だから成長物語としては規範を内面化し、幼児性を規制してりっぱな大人になると言う話になる
では目指すべき大人としてのモデルは何かとなるのだが、そこに出てくるのがまどかの母である
テレビの人おまけにTVの世界で権力闘争までやってるスーパーウーマン
うんちょっとモデルとして問題あると思うよ
つまり、まどか☆マギカとは非情なサバイバルを生き抜いて大人になる訓練をして大人のせかいのサバイバルをする話だったんだ、ええーなんだってー
いや言いすぎだけど、時々そういう説明みるけど
まどかが神的暴力を振るうとき大人の階段をひとつ上ると言うストーリーラインが用意されてるとはいえると思うんだ。
と言うことで終わります
ニコ動で7話まで見てる、それに言葉とか無神経に使うのでいろんな意味とかないです、中学生レベルですから
hokusyuさんの――『魔法少女まどか☆マギカ』奪還論は難しくてよく分かんないだけど
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20110223/p1
これに大人/子供軸の追加したらもっと説明範囲が広がるんじゃないかと思う
以下いい加減な解釈だけど
魔法の力ってのは幼児性からきてて大人には使えない、大人の魔法使いとかいない
魔女と戦う魔法少女たちは幼児的無規範な世界から規範のある大人の世界を守るためにも戦うともいえる
大人として不適格な行動をとった場合闘争に負ける、つーかもともと少女だから勝ちよう無いのだが
マミはまどか本人に無利益戦いに引き込みそれに依存しようとした、独立した大人にあるまじきことに
さやかは成熟した女性としての恋愛感情の解決に失敗した・・・らしい8話によると見てないからよーわからんが
だから成長物語としては規範を内面化し、幼児性を規制してりっぱな大人になると言う話になる
では目指すべき大人としてのモデルは何かとなるのだが、そこに出てくるのがまどかの母である
テレビのキャスターおまけにTVの世界で権力闘争までやってるスーパーウーマン
うんちょっとモデルとして問題あると思うよ
つまり、まどか☆マギカとは非情なサバイバルを生き抜いて大人になる訓練をして大人のせかいのサバイバルをする話だったんだ、ええーなんだってー
いや言いすぎだけど、時々そういう説明みるけど
普段はあまりアニメを見ない人間なのだが、勧められて友達の録画を貸してもらって観た。8話まで観た段階の感想。
俺のスペック
・アニメはあんまり観ない。漫画も、数冊をコミックで定期的に買う程度
・友人にはSE等多し
登場人物の名前は一応Wikipediaで調べたのであってると思うけど、間違ってたらすいません。
結局、メッセージとしては「努力」「まじめ」が必ずしも報われないって事。人生楽しもうよってこと。
人生の優先順位は何なのか。仕事ってのは人生の手段であって目的では無い。ってことかな。
人間の精神が壊れるって事と、会社で働くって事が描かれている。
人間が働きすぎておかしくなっていく様子と周囲の人間の対応が描かれている(実際に、俺は自分の周囲で何人か見てる)
もちろん、物語風の脚色はされているし、他のオマージュ等もあるだろうけど。
以下、それなりの考察
・さやかについて
会社に入り、自分の夢、守るべき人、など諸々のために身を粉にして必死に働く。まじめに文句を言わず働く。
しかし、まじめさや一途さが過ぎるのか、自分の事を後回しにするあまりに結局自分自身が壊れてしまって
元も子もなくなる。適度に力を抜くということができない。いつも必死。俗に言う「社畜」。
何が一番重要なのか、本末転倒で人生の優先順位が間違っている。
「たまには力を抜いて休息を取ることが最終的にはプラスの結果になる」ってことを冷静に理屈で
理解できない。まじめさが報われると信じている。ただ単にまじめであることが価値だと思っている。
・まどかについて
そういった、まじめすぎたり働きすぎたりして壊れてしまう人の周囲にいる、トラブルメーカー。ぶっちゃけ、こいつが問題を大きくする。
偏見かもしれないが、たいてい女。まさに「まどか」のように、要領の得ない話をグダグダと言うしゃべり方をする。
現実世界では、壊れてしまう男の彼女か母親ってパターンが多い。彼や息子が壊れてしまうって
ことを理解できず、精神科にも行かせない。現実を受け入れられずに「ちょっと疲れてるだけだから」
とか言う。
冷静に解決策を考えることができずに、目先のことにあたふたして、変な信念で行動したりして余計に問題をややこしくする。
「まどか」本人は、必死で「さやか」のために尽くしているつもりだから余計に質が悪い。
それを言うと「私はこんなに彼のために尽くしてるのに!」みたいに切れるパターン多し。
でも、彼のことを考えているとかいいつつ、実際は自分のメンツ等の方が大事だったりする。
で、被害者ぶっていたり、「まどか」自身も引きずられて精神を壊したりして、
余計に被害が拡大する。アルコール依存の場合は「イネイブラー」に相当するかも。
・ほむらについて
正論を言う人。だいたい、第三者か、それほど親しくは無い(利害関係はあまりない)男の友人ってケース。
「病院に行くのが根本的な解決でしょ?それをせずにグダグダ悩んでも意味ないでしょ」
等を言う。俺個人としては「ほむら」に非常に共感するところ多し。
パターンとしては2つあって、介入して必死に頑張るケース(アニメで描かれるのと一致)と、
深入りすると自分も引きずり込まれるってわかってるから適度な距離を取りつつ冷静にアドバイスできることだけはするケース。
いわゆる一つの理想像。「さやか」との対比として登場し、正論を言う。
いや、「正論が通すことが常にベストでは無い」「必死にがんばることだけが人生では無い」という教訓。
適度に頑張りつつ、適度に力が抜けていて、良いキャラクターだと思う。まさに、理想の働き方かもね。
自分の服装についてデザインをしていたまどかに、魔法少女としての適性があるという事実から、想像力を持っている人間には魔法少女としての特性があると考えられる
また、想像力のある人間には作家としての特性があると見ても構わないだろうから、魔法少女とは作家を表すところのメタファーなのではないだろうか?
シナリオ担当の虚淵氏は、かつてFateZEROを制作してもいるが、彼はその制作過程で、あの作品に登場する魔術師が、創作に関するメタファーであることを見出しているはずだから、その経験を今回の作品に応用したのではないだろうか
作家は、ユーザーの中にある悪意を殺しながら生きている……そう考えると、魔女とは作家が生み出す作品に対するユーザーを表すところのメタファーなのではないか。
編集者かな(笑)
純粋に不思議だ。なぜ『まどか』はストーリーを持たないんだろう。
もう第7話だっていうのに、魔女の正体が徐々に明らかになるわけでもない、キュウベェの目的が明らかになるでもない。
ましてや最初期に見せたセッティングが深化を見せるわけでもない。
7話までに起こったことといえば、マミさんが死んだことと、さやかが契約したってことくらいだ。あと赤い髪のキャラが出てきた。一行で説明できる。
やっていることといえば、「葛藤」だ。本来自己の外部から襲ってくる「事件」、それらとの折り合いの中で葛藤が生まれるはずだ。
しかし『まどか』ではそういったコンテクストから独立した、抽象的な「葛藤」そのものを扱っているように見える。こんな歪な構成のアニメはそうそうお目にかかれるものではない。
碇シンジくんもエヴァンゲリオンに乗るかどうかで葛藤した。しかしそれは彼の周囲の人間関係が孕むドラマがあってのものだったはずだ。
『まどか』も、正体不明の魔女が襲ってくるだろう、とするには、その”魔女”の輪郭はあまりに抽象的なのだ。例えば、セカンドインパクトが起きて人類の半数が消滅…という具体的な輪郭を持たない。
さやかだけが申し訳程度にバックグラウンドを持っているくらいだ。
なぜだろう?魔法少女的なコンテクストをあえて無視した仮説を立てるが、
大きな物語を捨象して生活感・空気感、あるいはとめどないガールズ・トークといった要素を抽出した「空気系」のジャンルがゼロ年代に勃興したように、
セカイ系から大きな物語を排し、セカイ系的な空気感のみを取り出したアニメが現れはじめたのではないか?
エヴァンゲリオンからディティールを捨象し、「葛藤」だけを抽出したアニメ、
ええっと、皆さんお察しのとおり、大して何も考えず思いついたことをザザッと20分くらいで書いただけの頭の悪い記事です。なにぶん、こんなに多くの人に読まれるとは思っていなかったもので。
でもさすがに文意くらいは伝わるだろうと思っていましたが、ブコメを見るとkkobayashiさんくらいにしか伝わっていないようで少し残念です。言いたかったことを悪意むき出しにして簡潔に書くとこうなります。
どうしてこんなに広く支持されているんだろう。
それってもしかして「空気系」が受容されているのと同じ理屈じゃね?
そんな体なので「中身(=物語)」とは何ぞや?と言われても全く考えておりません。考えてないので代わりにエヴァに喩えて語ったまでです。ブコメに
>「如何にロボットに乗るか」で一本話作っちゃったタイプと思ってたからな
>エヴァにディティールがあったとは思えんがw
とありますけど、それはまぁそうなんですがもうちょっといろいろあったじゃないすか。例えばミサトさんとかね。何故まどかの母親はミサトさんではなく時々顔を出してアドバイスをする便利キャラなんでしょうかね。その辺りがすっごく不思議なんですけど。
「空気系」と一口に言っても多様ですが、念頭に置いていたのは『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』です。いや、あれはあんまりウケてないじゃん、と言われるとそうなんですけど。現在こんな体の『まどか』がラスト1,2話になっていかなドラマを見せようとも、それって『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の最後に戦争が起きるか起きないか程度の意味しかないよね、という意図で。
あと
>エヴァだ何だ持ち出すから厨二系と解釈されるだけで、実際は序盤のイベントドリヴンな展開から中盤戦の内面掘り下げに移った点を停滞と感じているというだけの話かと。常時イベントドリヴンな作品好みな人なのかな。
とありましたが、僕の好みは仰る通りですが、さすがに「常時イベントドリヴン」な作品しか見れないわけじゃないですよw 例えば同じ虚淵さんが関わっている『Phantom』(アニメ版)なんかは傑作だと思います。けど、『Phantom』の2クール目がなくて最初の1クールで終わってたら無いなぁって思うんですよ。『まどか』はそれに近いものがあります。もちろんあと5話あるので、残り5話の中に『Phantom』の2クール目みたいなのを破綻なく詰め込んできたら、僕は平謝りするほかありません。が、『まどか』でやりたいのはそういうことではないんだろうなと思ったんですよ。
色々なラストが予想されているが、この物語は、少女の物語だと思う。
夢を持たない、のんびりした日常にいる少女が、強い意志を持って魔法少女になる話。
他のアニメなら1話で終わるところを、全編を通して描こうとしている。Vガンダムは4話かけようとした。実現していればそれは、きっと豊かな4週間になっていただろうが、私はあの不均衡な世界が今でも好きだ。
EDのさやかは背を向けている、杏子はこちらに挑むように対峙している、マミはずれた方向を見て座り込み「動かない」、ほむらは歩く少女まどかに声をかけられないor止められない。
変身のシーンのように服が破けるが、出てくるのは、少女から成人の女性になっていき、疾走していくまどかの姿だ。
最後、瞳のような繭の中で夢見るまどかの姿は魔法少女のコスチュームであり、成人した彼女の姿とは、魔法少女になってしまい時を停めてしまったまどかの夢だろうか。
魔法少女をこじらせて魔女になると私は今のところ思っている。キュウべえは、悪役のようにも見えたが描かれ方を見ると単純にシステムの一部であると思う。システムの必要性として魔法少女の誕生を望み、その後魔女になることについては何とも考えていないのではないか。
魔法少女は「少女だけの特権」だが、それを何十年も続けることで耐用年数が尽きる=心が朽ちて、魔女になる。
魔法を使えることは、やっぱり現実の世界でも非日常であり、フツーのことではない。そしてそれに留まろうとすることもやはり普通ではない。60歳の魔法少女!
まどかは、EDのように成人した女性になるのだろうか、なるとすればどのようにして魔法少女の力を求め、何に使い、そして成人していくのか。あるいはできないのか。OPは全くの想像の出来事のように実現しない夢を描いているようにも見えるが、このような展開の上では、どのようなラストになっても「批評的な結末」になるだろう。
7話までのこと。海外サイトでは、早くからさやかが1話の夢の中の敵と予想されていたが、これはどうも正しそうだ。
魔法少女にあこがれるも巴マミの死で、それは完全に止まってしまったまどか。まどかには強い願いが無かったが、さやかには上條君のケガを治したいという強い想いがあったため、魔法少女になってしまう。そして杏子とのやり取りの中で、自分の身体が変質してしまっていることを知る。
これにショックを受けたさやかは、学校を休んでしまう。人間でなくなった自分は上條君への想いが実らないと思ってしまっている。
この描写、展開について説明、表現不足と見る人もいるようだが、こう考えてはどうだろうか。少女は、少年でも取るに足らないことを気にする。背の高さや体型、親の仕事、流行りの消しゴムを持っているかどうか。もちろんソウルジェムが本体になってしまったことは大事件だが、幼い心には、自分がモンスターになってしまったように強く強く感じられたのではないか。それは、流行りのアイテムのあるなしとは、完全に別世界。さらに、マジでありえない位の力を持っても、変身を解けば日常生活に戻れる巴マミのような優雅な魔法少女になろうとした代償が、戻れない完全な変容。
そう思ってしまえば、上條君が好きとはっきり言えないさやかは、その反動で魔女と戦い意図的にリミッターをオフにしたとも見える。
突然の根拠ない良そうだが、ほむらは何度も時間を戻してやり直しているとのではないか。ループ説はよく言われているが、無感動で無反応なのも、諦念があるのではないか。繰り返すたびに細部が違う、あるいは大まかな記憶しか引き継げないという風に考えれば、行動の不首尾も説明はできる。
さやかの展開だが、志筑仁美が上條君に告白することを宣言された。黙って退院したのは、さやかに興味がないかあるいは大事に思い密かに練習を積み、さやかの前に現れるためか。仁美はさやかの背中を押すために、嘘の宣言をしたのか、本当に好意があるのか。仁美の描写を見ると、退院した上條君を見ても、有名人が帰ってきた程度の薄い反応だったからこれは前者だろうか。ただ、ずっと言い出せなくて、幼馴染で見舞いに通うさやかを羨んでいて、さやかに強くぶつかるという展開もありえる。
今後のこの展開がさやかが1話の魔女化する大事な過程となるだろう。
杏子は、ネットで言われているように、さやかに倒されるだろう。ステンドグラスの天使が杏子を切っている暗示というのは強い印象を与えている。
杏子の大食は7つの大罪ともとれるし、エデンの林檎を意図的に多量に摂るという欲望の強さを示しているようにも思える。力の差、リミッターの外れ具合でさやかに対して、何らかのアクションを起こすだろう。
上條君の目の前で対峙して、魔法少女二人、杏子かさやかのどちらかに嫌悪の言葉をかけるかもしれない。それも鍵の一つだろう。
流れとしては、仁美が上條君の気持ちを確かめようとするとさやかへの想いを明かし、その一方で魔法少女の力へ恐怖を抱く描写があれば、さやかは魔女になれるだけ引き裂かれるだろう。
『魔法少女まどか☆マギカ』が耐え難い。いや、耐え難いなら見るのやめろよって言われるのは当然だけど、イヌカレー戦闘パートとかは本当に格好イイと思っているんだ。でも、24分のうち他の16分くらいが非常に辛い。イヌカレーパートを見るために耐えているが第6話で心が折れそうになった。
何よりもダイアローグが致命的にツマラン。口でうだうだと説明するアニメは云々……っていうテンプレートな説教をしたくなる。この説教はその実は甚だ疑わしいけども、『まどか』くらいストレートに当てはまってしまうアニメもないよね。『攻殻機動隊』のように聴いてて面白いダイアローグが展開されるわけでもない、ただただ退屈なだけのダイアローグが、なぜか毎回毎回長大な尺を占めている。ボクには訳がわからないよ。
聞いていると途中で聞き流すようになり、後からちゃんと聞こうとして再視聴してもやっぱり挫折して途中から聞き流す。演出の工夫を見せてくれればまだ耐えられるかも……と思ったが第7話でイヌカレーが会話パートに投入されたにも拘わらず途中で挫折してしまったので、ああこれは純粋に脚本の問題なのかなと思った。こんなしんどいアニメをよくみんな直視できるよなって思う。いや、私の我慢が足りなすぎるのか。みんなすごい。
つかあれだけ映像の工夫を見せているのに、「ゾンビになった」とかいうさやかのヴィジュアルに何の変化もないのはどういうこってい。口先だけで「魂が抜かれた」とか「ゾンビになった」とか言われても見た目に変化がなければ共感できんよ。正確にいうとそういう抽象的なことをクソつまらんダイアローグで処理するからキツイんだよ。6話の気を失っただけみたいな描写では弱いって。魂が抜かれたなんて口でいくら言われても実感なんて無いわ。QBも肉体の強度を上げたいんなら、草薙素子よろしくこの子たちを全身義体化すればいいんじゃないかな。
影絵バトルマジ良かったよ。
やるなら、言い訳できるようにやりましょう。
2月18日(金)の日中に、魔法少女まどか☆マギカ第7話とIS〈インフィニット・ストラトス〉第7話の感想を書いてる日記がございます。
はてなでキーワード辿れば簡単に見つけることができるでしょう。検索すればもっとたくさんひっかかるでしょうねえ。
TBS(TBSテレビ):2011年1月7日より金曜25:55~
CBC(中部日本放送):2011年1月13日より水曜26:00~
ご覧のとおり、木曜深夜の同時刻に関東ではIS、関西ではまどかが放送されています。
以下は魔法少女まどか☆マギカのネタバレを含むので、観てない人は読まないことね。
魔法少女まどか☆マギカのほむら(以下ほむほむ)が本当にかわいい。
まどかの様子をいつも物陰からずっとうかがっていて、もしピンチになった時には全力で駆けつけて助けてくれるのに、常にクールな表情を崩さない。
そんなわけでほむほむがとってもかわいい。
放送開始月日 | 番組名 | 放送局 | 放送曜日 / 時間帯 | 公式サイト | 他放送局 |
---|---|---|---|---|---|
1/4 | Rio RainbowGate! | TOKYO MX | 火 / 23:00 | ■ | テレビ愛知 MBS BS11 AT-X ニコニコ動画 |
1/6 | 夢喰いメリー | TBS | 木 / 25:55 | ■ | MBS CBC RKK熊本放送 BS-TBS |
1/7 | GOSICK | テレビ東京 | 金 / 25:23 | ■ | テレビ愛知 テレビ大阪 テレビせとうち TVQ九州放送 |
魔法少女まどか☆マギカ | TBS | 金 / 25:55(初回26:10) | ■ | MBS CBC | |
1/9 | みつどもえ 増量中! | TOKYO MX | 日 / 24:00 | ■ | MBS AT-X BS11 ニコニコ動画 |
お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! | テレ玉 | 日 / 25:00 | ■ | tvk チバテレビ サンテレビ KBS京都 TOKYO MX テレビ愛知 AT-X BS11 ニコニコ動画 | |
1/10 | レベルE | テレビ東京 | 月 / 25:45 | ■ | テレビ愛知 テレビ大阪 AT-X |
1/11 | フリージング | TOKYO MX | 火 / 25:30 | ■ | AT-X チバテレビ tvk テレ玉 テレビ愛知 サンテレビ |
ドラゴンクライシス! | TOKYO MX | 火 / 26:30 | ■ | チバテレビ とちぎテレビ 読売テレビ tvk キッズステーション 中京テレビ テレ玉 | |
1/12 | これはゾンビですか? | tvk | 水 / 25:45 | ■ | 岐阜放送 チバテレビ サンテレビ KBS京都 三重テレビ TOKYO MX テレ玉 TVQ九州放送 AT-X ニコニコ動画 |
1/13 | フラクタル | フジテレビ | 木 / 24:45 | ■ | 関西テレビ 東海テレビ BSフジ |
放浪息子 | フジテレビ | 木 / 25:15 | ■ | ノイタミナ枠 | |
1/29 | IS<インフィニット・ストラトス> | BS-TBS | 土 / 24:30 | ■ | TBS CBC サンテレビ KBS京都 |
2/3 | Starry☆Sky | TOKYO MX | 木 / 27:00 | ■ | アニメイトTV サンテレビ |