はてなキーワード: 教育格差とは
まず、読んでもらうために煽りタイトルにしたことを謝っておきます。その上で、データを恣意的に解釈してジェンダー対立を煽るのはやめませんか?
『正社員や高スキル業種を選択する比率の差によって男女の賃金格差がある』ことと『中核的業種で男女の賃金格差が存在する』ことは普通に両立するし、普通にどちらも賃金格差の要因と言われてますよね。前者は性別職域分離と言われていて、先進国における男女賃金格差の要因として問題視されているし検索すると普通に以下のような論文が出てきます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjams/36/1/36_65/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ksr/11/0/11_KJ00008138062/_article/-char/ja/
性別職域分離による賃金格差自体が女性のスキルに対する不当評価(女性が得意なケアスキルをもっと高く評価すべき)という論はあり得るにしても、直接的に関係のない中核的業務の賃金格差を持ち出して性別職域分離の問題そのものが吹っ飛ぶという主張はかなり無理筋なんじゃないですかね。
あとこのすり替えめちゃくちゃ不誠実だと思います。職域分離の問題があることを指摘すると、なぜ『職域分離"だけ"が全ての原因である』と主張していることになるんでしょうか。意味がわかりません。
まず、中核的業務における賃金格差の要因TOP3は役職、勤続年数、労働時間(下記P9参照)なんですよね。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000970984.pdf
元増田の主張はその違いが男女間の社内教育の格差によって生まれているってことですよね。確かに以下の調査結果を参照すると男女間で教育格差はあり男性社員に多く教育の機会を与えている企業が16.2%存在します。一方で『男女同様』、『女性の方が多い』、『実施していない』と回答した企業が合計75%で圧倒的多数派なので教育格差が賃金格差の主要因という推論はかなり乱暴だと思います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000057do-img/2r985200000059h4.pdf
ここからは私の推測ですが、中核的業務の賃金格差は日本の育休制度が"優れている"が故の影響は大きいと思っています。日本の女性育休取得率は85%と高水準であり、取得期間も6ヶ月以上が95%、ボリュームゾーンは10ヶ月~(31.1%)、12ヶ月~(27.6%)と長期の育児休業を取得することがスタンダードになっています。一般的には育児休業を取得すればそれだけ昇給・昇格が遅れるため、子供を二人、三人と産むことで同期入社に比べて2年、3年分の給与格差が発生することは想像に難くありません。なお念のため断っておきますが、これ"だけ"とは言っていません。女性が男性に比べてキャリアを継続しづらい理由は様々あると思いますが、中でも育児休業は取得する人も多く影響が大きいのではないかと考えています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000851662.pdf
この問題を解決するためには『米国のように産休復帰直後から子供を預けて働く』や『育児休業取得中も昇給・昇格出来る人事制度とする』等があると思いますが、昨今の少子化を考慮すると前者はあまりにもハードルが高いですし、後者も公平性の観点から理解を得るのはかなり難しいと思っています。
これは一面的かつ拙速な結論で、『男女のどちらを救うか』よりも差し迫った問題として『女性を救ったコストをどこに転嫁するのか』という問題があります。元増田が主張するように男女間では賃金の格差がありその差を埋めることは必要なことではありますが、そのコストは税金や社会保険、あるいは職場内の業務負荷として社会全体で担っています。女性当人やパートナーが利益を享受できる既婚男性は負担したコスト以上のメリットがありますが、受益者ではない弱者男性から不満が出るのはある意味で当然だと思います。ましてや結婚を望んでも出来ない人たちに対して、『お前らの不満は高望みなのだから黙って増税を受け入れて育休取得者と同じ給与で働け』といっても納得はできないのではないでしょうか。
また「一人で生活できない、生きていけないことが弱者だと思う」と前提をおいて男性は賃金等で恵まれているのだから弱者ではないと言いたいようですが、男性の自殺率が高いことと整合が取れていないように思えます。彼らの多くが『結婚を高望み』して叶わなかったがゆえに自死を選んだのであればその理屈も成り立つのかもしれませんが、普通に考えれば彼らには文字通り生きていない事情があり、救われるべきなのに取りこぼされてしまった人達なのではないかと考えます。
ネット上の議論では得てして対立煽りになりがちですが、実際にはどちらが重要なのかではなくどのように落とし所を見つけて全体を最適化するかだと思います。例えば高スキル人材になれなかった弱者男性に対して女性の多いケアワークへの道を示すことはケアワークの人材不足解消や労働環境の解消など女性労働者のメリットにも繋がりますし、また男性が多く参画することで不当評価が見直される可能性もあると思います。また結婚を『高望み』と切り捨てて弱者男性にコストの負担を強いるのではなく、出産や育児、介護などのキャリアを中断せざるを得ない事情が社会運営に必須で社会全体として負担していくべきことであることについて理解を広げ、ある程度納得してコストを負担できる、また望めば受益者側に回りやすくなれるような制度設計を目指すといったように、対立を煽る議論ではなく落とし所を探っていくのが”大人”のやるべきことではないでしょうか。
※ネットにおける…と前置きしたのは何年も前からすでにデータや研究で結果が出ているものに対しても特に調べず、思い込みや、データを自分の都合の良いように解釈して議論遊びをしていることを揶揄しています
大学教員の友人、知人と何度か似た話題で話したことがあるのですが、残念ながら先行研究やデータを調査してある程度適切に解釈するには修士論文程度は書いていないと難しいと思います(もちろん、個人の資質にもよります)。日本の修士進学率は22歳人口比で5.5%程度なので若い世代でも20人に一人、人口100万人に対する修士号所持者は588人らしいので皆がデータを調べてそれなりに解釈して議論をするのは難しいでしょうね。
予想された全国学テ「英語」の成績下落https://gibsonerich.hatenablog.com/entry/2023/08/01/150907
↑がホッテントリに上がっていたので少し書いてみる。
例えばこちら
https://www.kairyudo.co.jp/contents/02_chu/eigo/h28/h28_eigo_shidoyoryo_taisho.pdf
といっても小学校ではほぼ文法指導はなく、二言三言会話して歌を歌う位のものだ。
何より良くないのがテストがない、というか教師側の能力不足、時間不足でできないので、生徒に学習、復習のインセンティブがない。
結果、何も残らないか、一般動詞とbe動詞の区別もつかないような中途半端な知識が残るのみとなる。
そして上の記事でも指摘された通り、中学英語は旧学習指導要領より履修項目、単語が増え、教科書本文も長くなった。
特に負荷が高いのが中1で、例えば今まで中1夏休みまでの間に履修していたbe動詞、一般動詞、助動詞辺りまでを4月の間(実質2週間位)で駆け抜けなければならない。
更に話す、発表する等もやって行く必要があり、単元あたりの文法指導にかけられる時間が実質大幅に減っている。
確かに中学でも小学校に回された単元をおさらいすることになっているが、実質そんな時間はわずかなものだ。
英語の場合スタートでつまづいた子が後から挽回するのはとても大変で、中2に上がる頃には結構賢い子でもお手上げ状態となる。
また定期テストも最近は教科書本文から長文問題を出さず、別の文章を引いてきたり文法事項だけ出題するパターンが増えている。
これは教科書の単語が難しいため本文から出すと問題が難しくなりすぎるからとか、教科書本文をまともに授業で扱う時間がないからなどと言われている。
テストに教科書本文が出ない単元の単語は覚えるインセンティブが下がるが、入試で出ても文句は言えないので、自主的に覚えるか塾でやるか諦めることとなる。
新学習指導要領はコミュニケーションからの英語習得を目指しており理念は素晴らしいけれど、学校外でも膨大なトライアンドエラーを積み重ねられるような、英語を浴び続ける環境が必要だ。
それは1対多数の公教育の現場での実現は困難だし、高校入試のスピーキングテストも宙に浮いた状態となっている。そもそも学校でまともに教えていないことを入試で問うのがおかしい。
更に先述の通り学ぶ量もスピードも増えていて、独学で追いつくのは大変であり、小学校の段階から塾に通える子が有利になっている。
となると英語はますます親の経済力と意識の高さに左右されるから教育格差が広がる一方だ。
YouTube等で無料でやれるといっても、それはその気になれる意識の高い(収入も比較的高い方の)家庭の子だからだ。
また英語でのコミュニケーションに長けた帰国子女が文法全然できないのはあるあるだが、時間的制約の中で文法理解の精度を下げるのをどこまで許容しながら出力を増やすかという問題もある。
かなりヤバめの状況だが、すぐできることとしては、中1の進度を少し緩やかにするか、せめて小6の3学期だけでも一般動詞とBe動詞の文法指導を小学校でやるようになればだいぶその後の勉強がやり易いと思うのだがどうだろうか。
「バス運転手不足の影響で市立小学校のプール授業が全て中止に…「教育格差」が生まれないよう配慮 函館市」
「このため市教委は「市内での教育格差が生まれないようにする」としてすべての小学校でプール授業の中止を決定しました。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9595fe7c49f1d5b81566addf11bde42de9baa91
このニュースを見て、函館市の担当者がどんなことを考えたのか想像してみた。
39校のうちプールのある19校だけ水泳授業を実施した場合、プールのない20校の保護者から「なんでうちはプールないんだ!!差別だ!!」っていうクレームが殺到するに決まってる。
それに対して「バスの運転手が十分には確保できなくて…」といったところで、「確保できたとこだけでも実施すればいいだろ!!」とか言われるはず。
それじゃあということで、20校のうち運転手を確保できた5校だけバス送迎でプール授業を実施した場合、残りの15校の保護者から「なんでうちでは実施できないんだ!!」とか「どういう基準でその5校選んだんだ!!」とか「うちの地域だけ遅れが出たらどうするつもりだ!!」とか「差別だ!」って言われるに決まってる。
こんな答えようもないクレームに連日悩まされるに決まってる。無限地獄なのよ。
「だったらもう一律でやめてしまえ!」と考えたくなる気持ちもなんとなく理解はできる。
もちろんこの決断が最善の結論かと言われると違うだろうと思うけれども、クレーム対応の大変さで比較したら、「一律中止」の方が楽なんじゃないかとも思う。
「運転手がいないという異常事態だからみんなで我慢して乗り越えましょう」とか言っとけば、日本人なら納得するかもってところにワンチャンかけたんだろうね。
「何を学びたいですか?」と聞かれたので
「元々貧困家庭だったので教育格差に興味があります」って答えたら
「あなたがここに来れたって事はそういう仕組みがあるんじゃないですか?」と返されて「いや自分は例外だと思います〜なので」みたいに反論したら空気がバリ盛り下がったの何?これは大学生向けの奨学金で、あなたは大学教授だろう?
そうですね〜って返すのが正しかったんだろうか?
その後は質問もなしで速攻で終わったよ、俺が空気読めないコミュ障なのも悪かったんだろう(というかそれがすべてか?)
なんというか諦めがついた、学習の意欲があっても陰キャより陽キャの方が重視されるのは当然の事なんだな。AO入試が広がるのも納得だわ。
各家庭で育てさせるから育てるインセンティブがない人間たちが出産をやめるんだよ。
そんなに人が減って困るなら早く人工子宮を導入して大規模な保育施設、教育施設で一斉に育てよう。
まだ人工子宮ができないなら身体リスクに見合った高い給与と心身の安全保障を十分に確保して、それでもまだ人権を損なうことを反省して人工子宮のか開発を急ぎながら妊娠だけを仕事とする女性を作ろう。
そして全成人国民から納税させた卵子と精子をランダムで掛け合わせて人工妊娠してもらって生産して生産数も国の求める数で調整しよう。
小学生の時からふんわり死にたく、それは猛烈な希死念慮というより無言の絶望だった。
運動はできなかったけどそれでいじめられたり致命的なほどではなかった。
容姿もよくはなかったし好きな人からはたくさん振られたけど彼氏が全くできないほど悪くはなかった。
でもずっと人との距離感がつかめない。詰めすぎらしい。心の壁がない。
アルバイト先で身に着けたソーシャルスキルトレーニングで何とかたくさん
是正っぽいことはしてみたけどいつも何かが間違っている気がする。
「なんでそんなことまで聞くの?」「考えすぎだよ」と言われる
私は「説明してくれれば理解するためにきちんと傾聴するから、話してもらえないだろうか」と伝える。
でも友達からは、「言葉にできるようなものじゃない。」「説明してもわかるようなものではない」と
言う。
それに対して「説明責任の放棄だ!」と怒れるほど子供でもない。
・理解のある母(父は暴力的な人ではなかったがそれ以上の言及は避ける)
・安定した仕事
そんなんで一体何が苦しいんだ甘えんな早く子供を産めよと言われるだろうか。
でも私はずっと死にたく、死にたい自分を再生産する気にはならず、自分と遺伝子が繋がっていない子どもにせよこんな社会に産み落とされたらかわいそうだと思う。
例えば地方国立大学出身の文学を愛するつつましやかな男性が会社に入り、
「早く営業成績上げろよ、データとバーチャルの席巻にいち早く追いついて金を得て勝ち組にならなきゃダメなんだよ」と言われることと近いんじゃないかと思う。
たとえそれが資本主義社会のため、日本社会のため、会社のためになったとしても、
それらに貢献することは自分にとって一体どんなインセンティブがあるの?
そんなに人が減って困るならマジではやく人間の工場生産を導入した方がいいと思う。
出産育児が全て個人単位、家庭単位でなされて、その責任を当人たちが追わなきゃいけないシステム自体が明らかに間違っている。
それで子育て層と独身層が互いをけなしあうなんてあまりにもナンセンスだ。
各家庭で育てさせるから育てるインセンティブがない人間たちが出産をやめるんだよ。
そんなに人が減って困るなら早く人工子宮を導入して大規模な保育施設、教育施設で一斉に育てよう。
まだ人工子宮ができないなら身体リスクに見合った高い給与と心身の安全保障を十分に確保して、それでもまだ人権を損なうことを反省して人工子宮のか開発を急ぎながら妊娠だけを仕事とする女性を作ろう。
そして全成人国民から納税させた卵子と精子をランダムで掛け合わせて人工妊娠してもらって生産して生産数も国の求める数で調整しよう。
虐待も毒親も親ガチャも教育格差も各家庭での子育てが終了すればなくなる。
それではだめなんだろうか。
これは凄いことですよ。
定年間近の役職付き公務員といえば……そう日本においては勝ち組です。
それと同じレベルですよ?
公務員は日本の平均を示す鏡なので、日本における高卒の初任給における「中の上」がこの辺だといえるでしょう。
(え?さっきは定年間近は勝ち組だと言った?年功序列社会において定年まで勤めて少しずつ駒を進めた人はそりゃ日本じゃ勝ち組ですよ。そういった勝ち組がいるピラミッドを支える底辺が負け組なのとは矛盾しません。吸われてる、吸ってるの関係なんですもの)
高卒が10年働いてやっと貯まるお金が1年ですよ!高卒が50年かけて貯めるお金を5年で!50年富裕層が貯めたら高卒目線で500年分!すごすぎる!
圧倒的教育格差です!
1人3000万円使ってもまだ大丈夫!
高卒の子が親に「うちの貯金じゃ高校までだよ……」と言われているとき、富裕層の子供は小学校の頃から制服を着て、たまに海外旅行にも行ってるのです!
この差を見てまだ「富裕層と持ち上げるほどの格差はない」と言えますか?
それとも「高卒の人たちがこの世界の底辺を這い回るムシケラってだけじゃん。ベースが間違ってるよ」と言い放ちますか?
僕は言えないな―。
途上国の貧しい村で「男が企業に勤めて賃金労働をし、女が専業主婦として家事やる以外は遊んで男が持ってくる給料で暮らしてる」とか思ってるんだろうかこいつは
水汲みは年端もいかない少女もやらされていてそのせいで学校に行けない少女が多く男女の教育格差に繋がっている、とかそういう話だよこれ
で、少女と同じ年頃の男の子はその間学校行ったり遊んだりしていると
途上国の女性支援って単に金配るだけじゃなくてそういう根本を解決しないとならない
それで少女が学校に行けるようになる→女に学をつけさせると男に逆らうようになるってんで男がそれを阻止する、って話
学ってのも「一流大学に行って大企業に勤められるように」なんてレベルの話じゃないぞ?文字読めるようにするとかそういうレベルだかんな?
https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20230310/1678456800
これは日本国内だけの話だよなあって思う。はてブのコメントにもあったけどNBAやNFLは色んな奴いるし。
NFLなんてオフシーズンになるとイベントかのように逮捕、起訴祭りになるし。
欧米・南米のサッカーもそうよな。ブラジル出身の選手の素行の悪さも有名。
確かに素行不良の選手は選手生命自体短いように思う。晩年とかもうデブっててそもそも走らねえじゃん、みたいな。
そういう選手は総じて家が貧しい。確実に上流階級の出ではない。だから大金手に入ったら遊ぶ。
逆に品行方正な選手は概ね元々の家が裕福。きちんと教育を受けていて頭だって良い。
品行方正な選手は見ていて俺だって気持ちが良い。スポーツマンの鏡みたいだから。
だけど品行方正な選手ばかりが並んでいるプロスポーツの世界だと貧しい家の子たちがプロスポーツで成り上がってやる、って夢を見れるんかね?とも思う。
サッカー選手も野球選手もクラブのユースや名門私立に入学できる家の子だけがプロになれるのだとしたら教育格差と何が違う?って思ってしまう。
勉強できねーけど野球だけは!貧乏だけどサッカーで成り上がってやる!って思わせるのってやっぱり所謂素行不良、言い方悪いけど『育ちが悪い』選手がいる意味でもあるんだよな。
ここではあまり盛り上がらない話題だなと思ったけど、投稿は結構あるね。
後で見てみよう。
…
格差社会 (7)
格差社会 (877)
希望格差社会 (8)
賃金格差 (736)
給与格差 (70)
資産格差 (7)
1票の格差 (7)
格差 (6895)
価格差別 (5)
健康格差 (5)
官民格差 (4)
南北格差 (4)
経済格差 (341)
東西格差 (3)
格差拡大 (252)
格差是正 (236)
意欲格差 (2)
格差問題 (194)
価格差 (189)
教育格差 (186)
世代間格差 (178)
一票の格差 (166)
地域格差 (164)
所得格差 (152)
情報格差 (147)
地域間格差 (13)
格差肯定論 (1)
人生格差犯罪 (1)
「田舎出身」かつ「親族に東大卒、東大生はいない」かつ「母子家庭」から東京大学工学部計数工学科を卒業し、情報理工学系研究科にて修士課程を修了した。今はただのサラリーマン。親ガチャや教育格差についての一般例に対する個別一事例として。
両親は歯科医だったが俺が3歳の頃に離婚し、中国地方から東海地方の母の実家へ。家族構成は母、俺、祖父、祖母の4人。祖父も叔父も歯科医で歯科医院を営んでおり、離婚後の母もそこで働いていた。祖母は教員だったが俺が生まれた時には定年済だったため、平日は祖母に育てられたようなもの。祖母や母はそんなに勉強にうるさくなく「学校の宿題と公文のプリントだけしっかりやればあとは自由」だった。家に帰って学校と公文の宿題を済ませばいくらでも遊べたしゲームもできた。
家族の学歴的には祖父は戦前の歯学専門学校、叔父と母は私立の歯学部、祖母は駅弁大学になる直前の師範学校女子部卒。東大や帝国大卒は親族含め誰もいない。
県庁所在地まで電車や車で1時間以上かかる田んぼしかない町で育ったため、習い事や塾はなく公文のみ。幼稚園、小学校、中学校ともに地元の町立。小学校は毎日遊び、中学は毎日部活。高校受験で初めて本格的に勉強して県庁所在地の県立高校に電車で1時間かけて通学した。高校でも毎日部活。勉強は英単語や古文の暗記と学校の課題のみ。高2と高3の春休みから学校の近くの大手予備校に通い始め、現役で東大理科一類に合格した。
高校の長時間通学はきつかったし、県庁所在地付近で育ち小さい頃から塾に通ってた友達や駅弁附属の小中から入ってきた友達との学力差を感じることもあったが、受験期には差がなかったと思う。大学でもそこまで灘や開成出身との差は感じず普通に仲良くなれたので、結局は環境とかではなく本人のやる気や性格次第な気がしなくもない。