某ホテルの社長は「慰安婦は性奴隷じゃなかった!」と主張してるからレイシストらしい。
んで、あそこに泊まるな!サプリ買わない!と運動が起こってだけど、そういう人たちはそれを「是」としてるんだよな。
ということは不買運動が成功して社員が路頭に迷ってもそれでいいんだよね?そんな悪い企業で働いてるから自己責任ていうのかな?
もう少し言うと例えばその社員には家族がいて路頭に迷って子供が大学に行けない、とかなってもいいってことだよね?
差別主義者の社長のもとで働く人たちも悪いお金で暮らしてるからレイシストとして責めてよい?
その社員の子供に「お前は汚い金で育ててもらってる!」とか言っていい?そんな毒親からは引き離してアンチレイシストのみんなで育てるのがいいよね?
アラフォー近くになり若い頃のような回復力が無くなったのか、体調が悪いことが増えて倦怠感のある日々が続き精神的にも辛かったので体調管理を行ってみた。
休みの日はほぼ寝たきりみたいなことになっていたので、夜ふかしすることを止めて毎日同じ時間に寝るようにして一定の睡眠時間を確保するようにした。
また、以前は寝る直前に風呂(シャワーだけだが)に入っていたが、自律神経を刺激するので寝付きが悪かったり睡眠の質も良くないので、帰宅したらすぐに風呂に入るようにした。
休みの日に疲れが取れず長時間寝たいときは平日と同じ時間に一度起きて日光を浴びながら水分を取ってから二度寝するようにした。
職業柄、帰りが遅く時間も長いので遅い時間に重めのものを食べていたが内臓が休まらず睡眠の質にも良くないので、晩御飯は19時くらいに休憩をつくって消化の良いものを軽く食べるようにした。
以前はストレスで美味しもの、好きなものを食べないとやってられるかと思っていたが体調が悪いほうがストレスになる。
また、疲れて帰ってきて食事を摂るとすぐに眠くなりそのまま眠ってしまうが、それは睡眠の質が悪くなるし、風呂に入らずに寝ると肌が弱いので肌荒れの原因になる。
半年くらいジムに通ってみたが時間も取るし退屈で楽しくないので日々の生活の運動強度を増やすことにした。
射精をすると次の日も眠く怠いことになるので、次の日が仕事の日は射精しないようにした。
睡眠前に
いろいろ試したが体質に合っていたので最終的に亜鉛とヤクルトになった。
体調を記録していたら意外と下痢が多いことに気づいたのでヤクルトはウンコを整えてくれた。
記録
毎日の体調、気分、感じ方、食べたもの、排泄物、その日の出来事を簡単に記録することで、後々ストレスや体調が悪くなる原因を考えるようになった。
記録に取らなくてもうっすら同じことを繰り返してるなと分かっているが、データを残し、観測することは自分を振り返る時間を持てたり、戒められるようになることができる。
特段変わったことをしていないが生活を管理しなければならないので自制心が結構必要。
昨日ペンキ塗ってたいへんだったけど、なんとか道路際のも塗れたよ。
(私道なので何しよーがいいはずだけど、やっぱ人が通るから通ってもらえるように)
物置おいてたスペースはやはりややカビなどあったけど風はとおってたんでコケはなくて
プライマーは塗ってたのでなんとかなった。
いそいだせいか、缶のペンキが重かったのか、変な姿勢で塗ったせいか
マスカー貼りが面倒だったのか。
なのに買い物にまでいって(ガス代の支払い振り込みしに行った)
頑張る。
外の風に当たってるとなおってくることもあるのだけど
痛み治らず
そして下血(たぶん憩室に血がたまってるんだと思う。父が憩室持ちだったので)
憩室ってたいしたことないんだけど
どうもぱっとみぎょっとしますよね
痛み止め呑まずに筋肉痛をなんとかしようと思ったら
HMBじゃん!
とおもって(筋肉増やしたいダイエッターのサプリなんだけども)
まえ買った時のを買おうとしてみたら国産より高くなってるーーー!
オッス、オラ増田!男のキモさについて話題みたいだから、今までにやった対処方を教えてやるぜ!
自分はかなり酷い天パだ!その時点で清潔感がないので、自分に合った美容室(もちろん男性スタッフのみ)を探して、パーマと言い張れるギリギリの長さのスタイルを提案してもらってるぞ!
1000円カットは論外だ!自分の年齢・職種とかを伝えたうえで相談に乗って貰えるところを探せ!
自分はこち亀の両津の眉毛をさらに汚くしたような太くてゲジ眉だった!今は男眉テンプレートという、眉に当ててはみ出た部分を抜くだけでまともな形になる奴が売ってるから、それで整えろ!長さはメンズトリマーで4mmくらいに刈れ!
眼鏡は余り流行がないとされるが、ビジネス感丸出しのはプライベートでは避けた方が無難だ!ウェリントンかボストンシェイプのセルフレームまたはコンビフレームで、色は黒・濃い茶・ネイビーあたりにしておけ!意味がわからなかったら安売り店以外で店員に提案してもらうのもいいぞ!(これもどういうシーンで使いたいかは伝えておくべきだ!)
コンタクトにしろよ、とツッコまれるかもしれないが、自分は頬骨が異常に出っ張っているので、眼鏡なしだと目つきが怖くなってキモくなるんだ!
あと、たまに眼鏡のレンズきったない人いるんだけど、あれって見にくくないんですかね?当然不潔だ!眼鏡拭きで毎日拭け!
鼻毛が見えてるのは論外だ!3日に一回は鼻毛カッターで切るか手で抜け!
自分は体毛が濃い(清潔感がない)ので、カミソリで剃った瞬間から青ヒゲ(キモい)だ!素直にレーザー脱毛に通え!
自分は幼少期から重度のアレルギー性皮膚炎だった!清潔感マイナス50兆点だ!席替えで隣になった女子は普通に泣いたぞ!これもいい医者に巡り会うまで根気強く情報収集した結果、一見してわからないくらいには改善した!
それほど酷くない場合はメンズスキンケア情報がネットに沢山転がってるからそれを参考にしてくれ!本当にめんどくさかったらunoのオールインワンクリームを塗れ!
毎日変えるか洗え!
自分は松井秀喜かってくらい頭がデカい!頭がデカいとそれだけでキモい認定される!整形も無理だ!来世に期待だ!
自分は首も丸太ぐらい太い!ダイエットしても無駄だった!首が異常に太いとそれだけでキモい認定される!整形も無理だ!来世に期待だ!
自分は体も剛毛だ!肌の露出部分の体毛はトリマーで3mm程度をキープしろ!短すぎると逆にキモいらしいぞ!ただし手首から先は全部剃った方がいい!
とりあえず美容体重くらいまでダイエットしろ!自分は筋トレとランニングとサイクリングで体重を10キロ以上落としたが、低身長なのと骨格がキモい(肩周りがゴツくて腕が妙に長い)ので、ムキムキのドワーフとゴブリンの雑種みたいになったから諦めたぞ!整形も無理だ!来世に期待だ!
ファオタは逆にキモいと思われるからユニクロとかGUでいい!ユニクロの材料は人権侵害しているって?どうして自分に人権がないのに他人の人権を気にする余裕があるんですか?
情報源はブログなら TASCLAP(アラサー向け)や男前研究所(アラフォー以降向け)、YoutubeならMBのチャンネルでも見ておけ!(MBは情報商材とか怪しいサプリ売ってるチンピラなのでユニクロ・GUの情報以外は見るな!)
服装面で清潔感がない(キモい)と思われる最大のポイントがシワやタルみだ!シャツなら襟元や手首の黄ばみも厳禁だ!ちゃんと選択するかクリーニングに定期的に出せ!
ただし靴とメガネとカバンは値踏みされるポイントだから出来ればいいの買ってちゃんと手入れしろ!時計はきょうび付けてなくても問題ない!
スーツやシャツが必要な職種で体型が異常な場合は麻布テーラーとかでセミオーダーしろ!ちなみに自分はユニクロのセミオーダーシャツは合う型がないといって断られたぞ!(首が異常に太くて腕が奇妙に長いため)
自分はADHDとASD、二次障害で鬱持ちだ!総合IQは高めだからなんとか職にはありついているぜ!
薬に頼れ!
「国家認定キモい診断士」みたいな資格と診断を作って、一定以上のキモさと認定されたら安楽死が認められる世の中になって欲しい
オリンピック選手はオリンピックにでたい、飲食店は営業してお金を稼ぎたい、劇場は公演をしたいし、労働者はお金を稼ぐために出勤しないといけない。
みんな自分の利益が大事なのは当たり前。コロナ防疫が社会全体の利益だといってもその自分への分配分は放棄しなきゃいけない利益に比べたら余りにも小さい。
でもみんなが自分の利益だけを求めていたら社会は成り立たないのでそれを調整するのが政治の役割だ。
個人が自らの利益を求めるのは当然でしょうがないので「自粛と補償はセット」のようにその利益を満たしてやる代わりに
防疫に協力させる取引を引き出すのが政府の役目で、それがうまくできない日本政府がはてなにおける批判の対象であったはずだ。これまでは。
ところが変異株によるかつてない感染拡大の恐怖でそんな悠長な建前はあっという間にポイ捨てにされ、もはや「個人の利益」が直接攻撃の対象となった。
五輪の間接的な受益者ではあるものの決定権者でも何でもない池江に「私は自らの利益なんて求めません!」と宣言しろと踏み絵を迫ってるのである。
かつて自粛警察の攻撃対象は「実際に営業してる店舗」であったが事態はより先に進んだ。これからはもう「出来れば営業したいという願望」すら許されない。
「コロナが収まるまで喜んで営業を放棄します」と宣言し店に張り紙を出さないと焼き討ちにあうのもそう遠くない。
通勤だってそうだ。「会社がテレワークにしてくれないからしょうがない」なんてのはもはや甘えだ。
「なぜ会社を辞めない。そんなに自分の金が大事なのか」と糾弾される世の中までもう少しだろう。
既に飲食店や劇場が池江を叩くこん棒にされてるように、そうやって屈服させた事柄を新しくこん棒にして「〇〇は我慢してるのにお前は何をしてるんだ」とあらゆることを叩いて回る。
近所のスーパーに3日に一度買い物に行くことすら批判の対象になるかもしれない。人間は生鮮食品がなくても保存食とサプリで生命維持が可能だから。
上手いことオリンピック廃止に持っていけないかとヘイトをクリエイトしてきたが上手くいかないので最後の手段として泣き落としにかからせてもらう。
俺が言いたいことはたった3つだ。
・スポーツ至上主義は糞だ!
・オリンピックなんて税金使ってまでやるもんじゃねえ!
・俺はスポーツマンという人種に心を傷つけられてきたんだ!
まず俺の産まれについて話させてもらおう。
俺が産まれたのは3月の後半。
早生まれ界の最下層。
体格ヒエラルキーの最底辺だ。
そもそも本来であれば俺が産まれるのは4月になるはずだったんだ。
二重の意味で早生まれだな。
生まれつき身体も小さかったらしく、運動神経は今でもカーチャンの腹の中に置き忘れたままだ。
小学校に入ったとき、同じ日に入学した誰もが俺より大きかった。
そして、俺より運動が出来ない奴なんて誰も居なかった。
勉強特化型のもやし君達ですら、俺なんかよりはよっぽど身体を動かすという機能を持った身体で生まれ落ちていた。
クラス編成が終わってすぐの休み時間、俺はちょっと発育が良くてスポーツ刈りの同級生に「おい。お前なんかオドオドしてて気持ち悪いな」といきなり声をかけられたことを今でも覚えている。高校生ぐらいまではそれを思い出すと恐怖が蘇ったが、今は殺意だけが湧き上がってくる。トラウマは乗り越えたが、憎しみは消えなかったのだ。
体育の授業の度に俺のクラス内におけるヒエラルキーは下がっていた。
かけっこが遅すぎて人間扱いされない。
逆上がりが出来ないのでずっと居残りをさせられる。
遠投のフォームが気持ち悪いと皆に真似をされる。
野球のバットを必死に振ってもボールにかすらない。もっと必死に振ったらすっぽ抜ける。
三者面談でそのことを「増田くんは授業はマジメに受けるんですけど、運動の時間になると途端に不真面目になるんです」と親が相談される。
サッカーが下手すぎて「邪魔だから授業に出ないでくれ!」と地元のサッカークラブに通っていた同級生に懇願される。その時の彼らの顔がいつだって、我らこそまさに被害者汝は咎人なり死にそうらえと言わんばかりだったこと、今でも覚えている。畜生が。
勉強で褒められても、テレビゲームで勝っても、なにをしても二言目には「運動もソレぐらいちゃんとやればいいじゃん」と言われてしまう。
辛かった。運動ができることが人間であることの絶対条件である世界が本当に辛かった。
別に学校に通うことが出来ないほど虚弱でもなかったし、クロールだって死ぬ気で頑張って25mを何回か泳ぎ技れるようにした。
それでも俺が認められることはなかった。
遠足も途中で転んだ奴や、遊びすぎて迷子になった奴みたいに足を引っ張ることはなかったし、マラソン大会もビリか3番目だけどちゃんと最後まで走りきった。
運動会の日は、皆に迷惑がかかるからと3回休んだ。残りの3回のことは覚えていない。中学校高校では競技に一切でないことが可能だったので終わるまで不真面目グループにまぎれてこっそりゲーセンや図書室で時間を潰していた。
運動なんてものに対してなんでそんな必死になれるんだ?
スポーツが出来るというだけのハロー効果だけでキリストやブッダの如く誠実と崇められ、出来ないというだけで汚れたヒトモドキと煽られるのはなぜだ?
おかしいだろ!
スポーツマンとして五輪に送り出された連中だって不倫はするし大麻も売ってるだろ。
なんなんだ?
運動ができると言うだけでチヤホヤされて調子に乗っていた奴らがその頂点を極める大会を見るたびに、俺は希望じゃなくて絶望だけを感じるばかりだ。
俺はお前と違ってバスケが出来るから何をしてもいいんだよとばかりに調子に乗っていた同級生、そいつの身体がデカくて怖いから俺が肩パンや腹パンされているのを愛想笑いで見ていた同級生や体育教師。
スポーツマンシップなんて薄ら寒い言葉が語られる度にソイツらへの憎しみがいつだって心に渦巻いてくる!!!!
滅びろ!!!
スポーツが滅びろとは言わねえ!!!
それを口にすればこの世界の全ての娯楽が否定される!
俺は白米とサプリと水道水だけで生きていくなんてごめんだ。娯楽は存在していい。
だが、娯楽の技術が優れていれば人して優れているという風潮をやめろ!!!!!!
サッカーでゴールを決めれば同じ回数だけクラスの雑魚をサッカーボール代わりに蹴っ飛ばしてもジョークで済むみたいな世界を変えろ!!!!!!
俺がいいたいのは結局ソレだ!!!!!
オリンピックは娯楽の祭典にしろ!!!
あんなものに平和の祭典を名乗らせることを俺は許さねえ!!!!!!!!!!!!!
世の中が桃の天然水でヒューヒューしていた頃、私は中学生だった。
始まったばかりの部活動は土曜の午後からも練習があった。土曜の授業が終わったらみんなでお弁当を食べていた。
お母さんのしっかり手作りお弁当の子もいれば、近くのコンビニで買ったパンの子もいた。お弁当組からパンの子は羨ましがられていたけど、多分そんなに羨ましいことでもなかったと思う。
当時はペットボトルのジュースが普及してきた頃で、その他にもなっちゃんやQooを持ってきている子が多かった。
桃の天然水と言えば当時サプリという飲み物があった。桃の天然水のように透明なんだけど味がするという観点で大いに人気があった。
サプリにはノーマルサプリと、その後海のサプリと太陽のサプリという種類が販売されていた。
懐かしくなってググってみたけど、ほとんどヒットしない。
ただキリンビバレッジの「新味発売です」というページが出てきた。
よく考えれば20年くらい前の話なんだからいろんな記憶が霧散してても仕方ないんだけど、誰かあの味を覚えていてほしいと思った。
その後ミーハーな子を中心にサプリは海洋深層水MIUに取って代わられたとか、DAKARAは衝撃的だったとか、燃焼系アミノ式とは何だったのかとか、そういう話が読みたい。
どこに書けばいいのかわからないが誰かに言いたいのでここに書く。
AV男優のしみけんって人みんな知ってるでしょう?有名人だし。
はてなーにははあちゅうの旦那、といえばすぐにピンと来るかもしれない。
まあ、知らなくてもそんなに問題ない。まずは以下の写真を見てくれ
https://twitter.com/avshimiken/status/1386302221554311181?s=20
しみけんは、職業柄、健康に非常にストイックに気を使っていることで有名である。
・朝からルーチンで有酸素運動
・ハードな筋トレも行い体はムキムキ、
・食事はタンパク質中心なのはもちろん、
・蒸し野菜をタッパーウェアに持ち歩いて普段の食事にしたり、会食前などに食べて栄養とカロリーのコントロール、
・サプリメントを何種類も常飲…
などなど、これ以上健康に気を使った生活は難しいのでは?ぐらいのストイックさである。
しかし、この写真はどうだろう?
しみけん氏は41歳なのだが、41歳の割には顔がシワシワで肌にハリがないのである。
前からそのことは気になっていた。
これは、筋トレマンは脂肪を極端に制限するので、
肌ツヤに影響が出てるのだと思うが、
いわゆるPFCバランスや微量栄養素を気にした食生活を送っているのに
同世代より劣る顔のシワ。
ここで確信したが、何事もほどほどが、体へのダメージが少なく、
一番良いのだと。
そう確信した私は、
鳥の胸肉生活をやめ、デッドリフトの記録を伸ばすことをやめ、
美味しいごはんとほどほどの筋トレで生きようと決めたのでした。
まあストレスがないのが長生きの秘訣だよねきっと。
桜の木の下から祖父が出てきた。代々続いてきたうちの庭からだ。彼は奇妙なカプセルに入って眠りについていた。何でも当人いわく数年タイムマシンになっていたという。
彼は桜からエネルギーを得る謎理論をまくし立て、一息つくと僕の父である息子は元気かと問いかけてきた。父はすでに他界したし、僕はもうハタチだと述べると、祖父は「あの坊主がねえ」と目を丸くした。子供がそのまま大きくなったかのような無垢な風貌は、今見える60歳そこそこの雰囲気ではない。それこそ同い年程度の印象を与えるのだった。
床の間の明治時代から受け継がれた鳩時計が鳴くと、そこから粒上にくすんで灰色になった鳩が出てきた。祖父はそれを見て、こりゃ婆さんと一緒に買ったもんだといった。年代の辻褄が合わない気がしたが、なにか祖父の中で記憶違いでも生じているのだと思うことにした。
奇妙な祖父との生活は不思議なほど違和感なく始まった。彼は嫌味のない性格で、誰にも壁を作らず、生意気なことを言う近所の子供すら手なづけてしまった。食べ物は妙に現代的なゼリー状のサプリ系の食事をとったかと思えば、なつかしむように漬物を食うと言ったちぐはぐなもので、食べるものには一貫性がなかった。母は父が出てきて今に至るまで、まるで違和感なくこの奇妙な人物を受け入れ、偏食にあわせて献立を用意した。
若葉が茂り、肌の産毛が少しだけ柔らかに感じられる季節になった。桜の木が緑色になると、物静かな雨が降り始めた。それから体の中を駈け抜ける涼風が町内に挨拶する時期になると、祖父は突然おかしなことを言い始めた。
バンジージャンプをやってみたい。
祖父は桜の木の下のカプセルから出てきた時点でおかしな人だったから、気に留めるほどではなかった。蝉の鳴き声が鳴り響く頃、母の了承も得て田舎のバンジージャンプ施設に向かうことになった。
某所、係の人に色々な忠告をされる父は、聞いてるのか聞いてないのかわからないふうであった。相槌を打ちながらもその目線は川の中へと向かっており、まるで川床に吸い込まれるように思えた。母は祖父の性格を知ってか、あるいは祖母の性格を受け継いでか、のんびりとその様子を眺めている。
1,2,3バンジー! の声とともに父は見つめる川床へ向かって飛び込んだ。すると奇妙なことが起こった。父の腰辺りの装置が一瞬ロープの伸張に合わせて回り始めたように見え、彼が宙に放り出されて小さくなると、彼の周囲が光に包まれたのだ。
その瞬間母は叫んだ。ばあちゃんに見せられた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だわ!
何いってんだこの人、と思った。そうこうするうちに祖父は光の帯に巻き込まれて高速回転する小さな機械とともに空間の穴へと吸い込まれてゆく。僕は知り合って間もないはずなのに、思わずじいちゃん、と叫んでしまった。そうこうするうちに祖父は光の帯に巻き込まれて激しく雷光を放ったかと思うと虚空に吸い込まれて見えなくなってしまった。後には小鳥たちの鳴き声と緒川のせせらぎの音が響くのみである。母はなぜか拍手を始め、バンジージャンプの人たちもにこやかな笑顔とともに拍手を始めた。気が動転する僕にバンジー人たちはドッキリですよ、とYouTuberのような嘘をついて更に混乱させた。
数日後、事情を飲み込めない僕は、頭を整理するために家の桜の木を覗いてみた。良く調べると父の寝ていたカプセルの下から更に玉手箱のようなものが埋まっていることが発見された。そこには奇妙なことが書かれていた。
筆跡は祖父のもので、しかしかなり古びているように思えた。彼はある城下町で暮らしており、美しい町娘と出会って子をたくさんもうけたと語っていた。筆文字である。そして一枚の家系図がその時代から数世代にわたって描かれている。そこには自分の名前も存在した。とにかくいつもどおり楽しそうな様子が書かれている。バンジーは爺とかけてあったらしい。
その一枚の家系図を見て、僕はすべての謎が溶けるような気がした。そしてやはり祖父の子なのだと思った。多分、たくさん存在する祖父に僕はつながっているのだと思った。そういえばバンジーの人たちは子供の頃祖父に世話になった人たちだったという。若芽が葉を開き、たくさんのおひさまを吸い込む頃になった。僕は発掘された紙と箱を炭素鑑定にかけた。
入道雲が帰りの車窓から見えた。
『タイムマシンになって』