はてなキーワード: 楽器とは
ここらへんとそのブクマを見てて思うのは、ブクマカってホント文章読めないよなあってこと
このあたりだよね。「世界一難しい」とか言ってないでさっさと音外さないホルン作れや、って話ね
で、そういう主題が全然読めなくて「世界一難しい」っていうキャッチーな単語だけ拾って
「尺八は?」「ディジュリドゥは?」「二胡は?」みたいなろくでもない話に拡散させるアホが絶対にいるから
そしたら尺八ラブ勢からただの余談についての怒涛の反撃が入る。
この増田(以下尺八増田)もまあまあアホで、オーケストラや吹奏楽にそれを用いた曲が複数存在するのが条件なら「鎖」だってメジャー楽器になってしまう
(念のため言っておくと、尺八を鎖程度の楽器と言っているわけではなくて、条件に不備があるという話ね。アホが多いからね。めんどくさいね)
我々が管楽器と言われて普通に思い浮かべるものと比べると、メジャー度の点では有象無象の類であることは覆せないだろう
(念のため言っておくと、尺八の楽器としてのポテンシャルがダメだと言っているわけではなくて、世界的な知名度の点では他の非メジャー楽器と大きく変わることはない、ということね。アホが多いからね。めんどくさいね)
だけど、愛ゆえの行動なので目をつぶろう。ここまではしょうがない。
知名度が全然違う、とバッサリ切っても良いのに例えを使ってみたり、尺八を含む和楽器の素晴らしさを語ったり、そもそも方向性が違うんだよ、という話をしたりサービス精神が旺盛だ
そこらへんがまたツッコみたがりのツッコみどころを作っているので損な性格だなあ、とは思うが、基本的に変なことを言っているわけではない
そんなわけで増田は一生懸命誤解を解こうとするのだが、ここで最悪の存在が現れる、ブクマカだ
ブクマカの中で既にこれは西洋楽器至上主義の悪魔と尺八を愛する勇者の戦いになっている
だからとにかく世界的なメジャー度が全然違うという事実から目を伏せ、些細な例えの不備にかみついて尺八の勝ちだとキャッキャしている
キャッキャするのは良いとして、なぜホルン増田が悪魔側で尺八の増田が勇者なのか疑問に思わないか?私はこの答えを発見した
ホルン増田はだ・である調でちょっと言葉がきつく、尺八増田は敬語だからだ
まじでそれだけ
ほんとにそれだけ
ブクマカに嫌われる感じに書き直すと
無知で馬鹿でスケベな西洋音楽オタの元増田は「竹をくり抜いて穴を開けただけの単純な構造」とか思っちゃってるんだろうけどマジで小学校からやり直したほうが良いんじゃないの?
レッテル貼って藁人形相手に勝利宣言してるだけなんだけど、丁寧に書くだけでブクマカは騙される
勝手な想像やイメージで他人をディスる前にまずは人へのリスペクトを持っていただきたいですよね
なんか口の悪い感じだったら悪いやつだから叩くし、
なんか理知的に見える語り口だったら多分頭のいい人だから納得する
そういう人がいるから言い方には気をつけましょう、っていうのは確かにその通りなんだけど
馬鹿のほうが「馬鹿に合わせろよ」って宣うのはさすがに恥知らずだと思うんだよな
ホルンの方が殴った時の威力は大きそうだが、尺八の方が圧倒的に扱いやすそうに見える
フルートと尺八だと扱いやすさは同等に見えるが、フルートは金属製の割に脆そうだ
竹で出来てる尺八はある程度しなるだろうから、意外と丈夫なのではないだろうか
ただプラスチック製で子供の乱暴な扱いも想定しているリコーダーに比べると、少し尺八の方が劣るかもしれない
出来ます。
やりたければ楽器の構造を元にシミュレーションして完璧に楽器と同じ音を生成することは可能ですよ。
計算した結果を再生するには一般的にはスピーカーという装置しかないのでスピーカーの制約を受けますが、逆に言えば「楽器演奏を録音したもの」と同等には出来るということです。
ただそれが一般的になってないのは今のところ割に合わないからです。
プロが聞いても生音と区別がつかないレベルで現実の物理特性を計算するにはそれなりに大きな計算量が必要ですし、それだけの規模でコンピューターを動かすコストはオーケストラを招集するより高くつくのです。
かつてはコンピュータが人間の仕事を奪うという懸念はよく聞かれましたが (そして実際にコンピュータにとって代わられている領域も多いのですが) 現実には人間が安すぎてコンピュータに置き換えられないという地獄も結構あるんです。
そりゃネットが発達したこの時代、世界のどこにだって「愛好家」にカテゴライズされる物好きとかマニアのたぐいはいるだろうよ。
だから「必ずしも無名ではない」かもしれないが、それだけで有名というには流石に無理がある。
まあフェスが開催できて、メーカーに依る開発が続く程度にシェアを持つ規模まで行く楽器は限られるけど、それだってオーケストラや軍楽隊含む吹奏楽で世界的に広く普及している楽器とは比較にもならないだろう。
アマチュアという裾野の広さが大きく違う時点で、プロ奏者の数・楽器の生産数といった規模も全然違うし、そうした違いもあって、知名度も比較にならないくらい違うんじゃねーの?
そうなるとギネスにおける楽器の難易度という議論の俎上に乗る可能性は限りなく低いし、それはディスでもなんでもないというか、勝手にディスったことにされても困る。
文字通り「問題にする人が限られる」知名度なんで、多くの人にとって「そんなの知らん」で終わって当然。
虚無僧が世界中の街角で尺八を吹くという冗談を理解できないのであれば、世界中の学校のマーチングのクラブ活動でホルンが登場するのと同じか、町のピアノ教室と同じくらい、尺八の教室が世界的に珍しくなくなってからまたおいで、と言っておこうか。
琵琶と尺八がオケをBGMにチャンバラする曲という、色々と前代未聞の発想で、世界の武満の名を不動にした傑作だし。
尺八の首振り三年は有名だけど、それって西洋の木管楽器のベンド奏法の延長という時点で、取り立てて言うことか?
だからフルート吹いてた流れで尺八に手を出す人もいるし、実際兼任可能なくらいの違いってことでしょ。
少なくとも弦楽器と管楽器ほどは違わないだろうし、要は程度問題。
もちろん、首を振らなきゃ音を変えられない楽器はなかなかないと思うので、フルートや日本の横笛系(龍笛とか篠笛とか)から乗り換えて、すぐに尺八らしい音になるかといったらならないだろうけど。
加えて、下に書いたように西洋楽器と和楽器で求めるものが違う部分も無視できないが、上に書いたフルートからの乗り換え・兼任が不可能じゃないこともまた無視できない。
指穴が5個しかない?そんなこと言ったらフラウト・トラヴェルソも7つくらいしか音孔ないんですが。
あと一番引っかかるのは、西洋楽器と和楽器に求められる音の違いを無視しているかのような
私が言いたいのは、どちらの楽器も構造上不完全な特徴があるからこそ、唯一無二の音色が出せる、という側面もあるということです。
例外は色々あれど、和楽器はノイズも音の美学としていて、むしろ故意にノイジーな音を増やすために改良した楽器もあるときく(楽琵琶から薩摩琵琶への変化とか?)。
一方で西洋楽器は倍音以外を排除し、またそれを実現させるためというのも理由の一つとして、操作性の向上にも力を入れてきた。
要は求められる音が違うので、言ってしまえば「不完全」が示す意味も違ってくるんじゃねーの?
だからその意味で、本来はホルンでもなんでも西洋の旋律楽器で音が外れやすいなんて普通にダメだし、そんなミストーンが頻発する楽器はもっと改良されるか淘汰されて当たり前。
というか西洋音楽の伝統と作法が大きく変わらない限り、ホルンはもっと改良されるべき。
尺八は今の状態で不完全だとは思わないどころか、むしろフルートや龍笛から出せないノイジーさは凄いと思うけどね。
あとは、まともに旋律が吹けない(そういうふうに意図的に作られた)能管の、割れまくった高音もやユラユラした中低音も、和楽器ならではの魅力だろう。
それとブクマカが謝っているけど、こういう話題でトラバに尺八を楽器以外の意味で使うやつとそれに便乗するやつは、マジで寒すぎるので勘弁。てかキモい。
冗談なのか煽りなのか知らないが、非表示にできる機能がほしいところ。
なんか物凄い否定的な反応ばっかりで草。
本当に、冗談抜きでこのトラバはディスじゃなくリスペクトを主題に書いたつもりだけど、今読み返してみたら随分嫌味ったらしいと思ったわ。
書き方が悪ければというか、文章は書き手の意図に関係なく書いた通りにしか伝わらないもんなので、誤解とか言うつもりはないし、むしろ多くの読者に不快感を与えたのは申し訳ない。降参する。
楽器の方でなんとかしてくれよ
https://anond.hatelabo.jp/20220220153320
このエントリ、本編は興味深く読んでいたのに最後のおまけで唐突に尺八がディスられていて唖然としてしまいました。
ちなみに私は小中高と吹奏楽部で金管楽器を担当しており、ホルンの音色の魅力や特有の難しさも理解しているつもりです。
そして大学卒業後は尺八に興味を持ち、各流派を学んでおります。
元増田が尺八という楽器の現状を知らずにディスっているのは明白で、あまりに理不尽です。
オーケストラ曲や吹奏楽曲に尺八が用いられている曲は複数存在します。
一番有名なのは武満徹作曲の「ノヴェンバーステップス」でしょう。初演は小澤征爾指揮のニューヨークフィル。それでも「無名な日本の民族楽器」でしょうか?
1994年から4年に1回「世界尺八フェスティバル」が世界各地で開催されており、8回目となる今年は中国で開催されます。世界中の尺八愛好家が参加します。それでも「無名な日本の民族楽器」でしょうか?http://www.wsf2022.com/ja/
知り合いの製管師(尺八の製作者)によれば、最近は日本よりも海外、特に中国から注文が殺到しているとのことです。それでも「無名な日本の民族楽器」でしょうか?
最近は国内外問わず尺八の構造が研究され、金属やプラスチック、3Dプリンタ等で制作した新たな尺八が毎年のように登場し、それらをネットで販売する人も現れています。それでも「無名な日本の民族楽器」でしょうか?
ちなみに現在国内で最も精力的に尺八の改良に取り組んでいるのは「泉州尺八工房」でしょう。https://shakuhachi.co.jp/
逆に、ホルンは世界中の街角で当たり前に吹かれているのでしょうか?少なくとも日本の街角でホルンを吹いている人を観たことは私は一度もありません。
さらに言えば、虚無僧は楽器として、音楽として尺八を吹いているのではなく、「吹禅」といって宗教的な修行の一環として尺八を吹いています。ゆえに虚無僧が街角に現れる頻度と尺八の楽器としての有名無名はまったく相関関係がありません。木魚が楽器として流行すれば街角にお寺は増えるんですか?
確かに尺八の発音原理はフルートと同じです。しかし楽器の構造がまるで違います。きっと元増田は「竹をくり抜いて穴を開けただけの単純な構造」だと思ってらっしゃるんでしょうけど。
違いを挙げればきりがないですが、代表的なのは「首振り」でしょう。あれは首というか顎を上下させて唇と歌口の接触面積を変えることで開口端補正を行い、音程を変えているのです。
尺八は指孔が5個しかなく、指使いだけではすべての音程を出すことができません。そこで首を上下させることで指使いだけでは出せない音程を補っているのです。
首振りで変わるのは音程だけではありません。息の流れも変わるため、尺八特有の「枯れた音」「渋い音」になります。
「首振り三年」ということわざめいたものがありますが、これは首振りによる音程や音色のコントロールが難しいことを端的に示す例えです。
なぜ首振りという奏法が笛類の中でも尺八にしか存在しないのか?これも尺八特有の構造に由来するのですが、ここでは説明を省きますのでご興味ある方は調べてみてください。
元増田であればこうした楽器の特性に不満を抱いて「楽器の方でなんとかしてくれよ」と思うのでしょうが、尺八はこの楽器としての不完全さを逆に特徴として他のエアリード楽器にはない特有の音色を出しているのです。
「尺八がホルンより難しい」とは言いません。というか、難しさの土俵が違うので比べようがありません。
私が言いたいのは、どちらの楽器も構造上不完全な特徴があるからこそ、唯一無二の音色が出せる、という側面もあるということです。
尺八にも初心者向けの「アダプター」なるものが存在します。リコーダーの口で咥える部分のようなパーツを尺八の歌口にはめ込むと、初心者でも難なく音が出せるというしろものです。
ところが、このアダプターをはめて尺八を吹くと、皆さんがイメージする尺八の音色とは似ても似つかない何とも悲しい下手なリコーダーのような音しか鳴りません。上級者が吹いても、です。つまり尺八を誰もが鳴らせるように息の通り道を固定すると、本来尺八が有する自由度が失われ画一的でつまらない音しか鳴らなくなり、尺八の個性が死んでしまうのです。
倍音という単語をホルンの解説に使わせてもらうと、ホルンの常用音域は8~11倍音という、他の楽器では考えられないような超高音だったりする。
そして9倍音と10倍音みたいな吹き分けは極めて繊細なコントロールが必要なうえに、吹き間違えると人間の耳には全音ないし半音違って聞こえてしまう。
大変な楽器だわ。
発音原理で楽器の難易度が決まるのであれば、金管楽器なんて全部同じ難易度ってことになるんじゃないの? ホルンもトランペットもトロンボーンも似たようなもんでしょ。基本的に同じ発音原理なんだから。 /
更にフルートが取り立てて難しい楽器とされていないどころか、本邦ではアマチュアのフルート奏者が多数存在することを踏まえれば、自ずと難易度は把握できるわけで。
バロック時代の金管パートは、そもそも現代の楽器を使っても危険な超高音域しか出てこないじゃん。
キャンキャンと悲鳴のようなトランペットや、ビクッビクッとしゃっくりみたいなホルンが聴いててハラハラするのは、どんな楽器でも大して変わらん。
更にバロック時代の曲って良く言えば劇的で装飾的、悪く言えばゴテゴテと飾り立てたケバい音楽だったから、金管楽器はその咆哮だけで値千金。
確かにトロンボーンは音程も音量も問題ないけど、音質が最低最悪というか、音質に気を遣っているとは思えない無神経な奏者が多いこと多いこと。
立体的で力強い音が決まると本当にカッコいいのに、多くは他の楽器の音を吹き消すような荒っぽい音を「力強い」と勘違いしてんじゃねーかって吹き方。
楽器の方でなんとかしてくれよ
← できるものならとっくにやってるよ。フルートはベームが実現したおかげで今のベーム式フルートは音程が安定している上に音量は出るし音質も割と均質だ。(そこがつまらない点だとも言えるが)
この点ではオーボエもクラリネットも結構頑張ってるけど、ファゴットでは同じアプローチが全く上手くいかなかったそうだ。ベーム式ファゴットを作ってはみたものの、音色が貧弱で全く使い物にならなかったとか。ファゴットの最大の魅力はあの複雑な響きのする音色なのにそれが殺されちゃったら如何にフィンガリングが合理的であろうと音程が安定していようと意味が無いもんね。ホルンもこっちなんじゃないの? (対照的なのがトロンボーンかな)
・・・ これはわかるような気がする。手作り感のある魅力というか、手編みのセーターや手作りの焼き物やクラシックカーの魅力や、、 あるいは、音程が外れまくりのフォーク歌手やロック歌手の魅力や、、 そういうのと共通しているかも。
それは「音を外すな」である。
それくらいホルンは、音が外れやすい楽器として世界的に有名なのだ。
それも「プルッ」という耳障りな音とともに、全音とか半音とか平気で外す。しかもしょっちゅう外す。
これは学校の吹奏楽部出身のアマチュアだけでなく、プロでさえ高頻度で外すため、純粋なクラシックのCDなど、OKテイクの継ぎ接ぎで作られるのが当たり前。
生演奏でホルンソロとか来た日には、他の演奏者はもちろん指揮者も観客も、揃って「外すなよ…」と神仏に祈ることになる。
というか「祈らせる」という意味では神父や坊さん以上に「良い仕事」してるので、これには神様も仏様もニッコリ?知らんけど。
ついには「世界一難しい金管楽器」としてギネス登録され、更にホルンで音を外すこと=「キークス」という名詞が用意されてしまった。
ではなぜホルンはそんなに音が外れやすいのか?可能な限り端的に言うと
「低い音が得意な楽器で、非常に高い音を常に吹かされているから」
ということになる。
もう少し詳しく言うなら
「ヘ音記号の音域が得意な楽器で、いつもト音記号の音域を吹いてます」
と書けばわかるだろうか。
つまり、ホルンの美点である「甘く柔らかい音」は「低音楽器で超高音を吹く」という無茶振りによって成り立っていると、こういうわけなのだ!
なので「管の長さを短くして音を当てやすくする」のは、音色的な意味であまり良い解決法じゃなかったり。
これはフルートを半分の長さにしたピッコロが、フルートと同じ音なのに全く違う音色に聞こえることと、ほぼ一緒の理由と言っていい。
とはいえ、プロでも音を外しまくる楽器なんて、これもう普通に楽器の欠陥じゃね?と思うわけ。
実際、上に書いた事情を知ってもなお、ホルンで音を外されるのは非常に不愉快だし。
なので、そろそろ現代のハイテクとやらで「管を短くする」以外の解決法を発明してほしいのだが、一向にそんな気配はない。
困ったもんだ。
おまけ
「世界一難しい」とか書くと必ず「尺八はどんくらい難しいの?」などと愚にもつかない事を訊いてくるアホがいるけど、
「世界的に無名な日本の民族楽器なんて、誰も難易度とか問題にしません。尺八を吹く虚無僧が世界中の街角で当たり前になってから、もう一度おいで下さい」
で終わりなんで、そこんとこよろしく。
おまけ2
更にフルートが取り立てて難しい楽器とされていないどころか、本邦ではアマチュアのフルート奏者が多数存在することを踏まえれば、自ずと難易度は把握できるわけで。