はてなキーワード: 募金とは
東日本大震災が起こってからはや1ヶ月。この1ヶ月に様々な形で募金をした人も多いと思う。
一番ポピュラーなところでは日本赤十字社だろうか。日本赤十字に「義捐金」として送られたお金は、後日、被害にあわれた方々に配付されることになっている。その義捐金の配付がついこの間はじまったというニュースを見た。多くのお金が集まったものの、被害の状態を確認するのが難しいため、なかなか配付に踏み切れない、というのが現状のようだ。その「義捐金」とは違い、現地で活躍するNGOなどを支援するために出すお金のことを「支援金」という。その「支援金」のプラットフォームの中にどこかの新聞でも紹介された「Think the Earth基金」というものがある。
http://www.thinktheearth.net/jp/info/2011/03/-think-the-earth.html
仕組みは、「Think the Earth基金」にお金を募金→基金を設置した団体が選んだ、現地で活躍するボランティア団体にそのお金が分割されて寄付。
というもの。前置きが長くなってしまったが、ここからが大切。この「Think the Earth基金」を設置するNPO団体「Think the Earth」がどうも怪しい。
公開されている2009年度の収支決算表を見ていただきたい。(PDF注意)
http://www.thinktheearth.net/jp/about/whatwedo/ar2009.pdf
注目して頂きたいのは「事務局管理費」事務局賃貸料が120万円、事務局経費が48万円、人件費が540万円となっている。合計708万円。
で、収入である会費・協賛金・寄付金の合計が約760万円。ん?寄付したつもりのお金の優に90%以上が管理費に使われてしまっているのである。事業収入をあわせても、だいたい40%が管理費に消える。このNPOが報告書通りに活動しているならば、寄付したお金の60%しか事業に使われないということになる。これは日本ユニセフもビックリの数字である。
(何かとネット上で批判されることの多い日本ユニセフの管理費は2%以下)
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_keisan01-2009.html
でも、ご安心してください!
「think the earth基金」に関してはほぼ全額が各団体に寄付されているそうです!
http://www.thinktheearth.net/jp/info/2011/04/fund1.html
ハグ1秒1,000円で売り出せば、途轍もない金額が集まると思う。
今回の震災で、若い世代を中心によく街頭募金を行って、集めたお金を東北へ送ろうしている人たちがいるが、NGO団体で寄付戦略をずっと考えてきている人間から1つアドバイスをしたい。
街頭募金で人のお金集めるぐらいなら、自分が1日短期バイト等で稼いで、そのお金を寄付した方がいい。
単純に効率から考えてもらいたい。例えば3人集まって街頭募金でお金集めをするとする。よほど場所と戦略を練らない限り、3分に100円程度集められるぐらいだろう。単純のそのペースで計算すると、1時間で2000円、6時間立って12000円程度である。3人メンバーがいるのなら、各メンバーが日給8000円のバイトをやれば倍額お金が得られる。しかも、募金と別の所での労働の需要と供給がマッチするので、それは経済面からもプラスでいいことである。という話である。今日も街頭募金詐欺で捕まってた人がいたので、単純に信頼度も高い方法ではないと思われるし。
まぁ、困っている人の支援=街頭募金というのは日本人の典型的なステレオタイプなので、アクションを興したい人が多いのはわかる(あと「ああ、私今いいことやってる」と目に見えて感じやすいアクションであるし)。だが自身の行う活動の費用対効果は行う前にきちんと考えた方がよいと思われる。
今週末でちょうど一年になる。経ってしまえばあっという間だったな。去年の3月から今頃までは容態の急変に対応するのでいっぱいいっぱいだった。
死を覚悟しつつの介護、ここに書き込むことで少し楽になれたこともあった。
2月から3月の初めにかけては去年あった事を色々思い出したりしていたが、大震災以降はそのニュースに釘付けで一年前の事をあれこれ思い出すことは少なくなった。
去年の自分よりもっと辛い思いをしている人がこんなにたくさんいて、自分のできることは精々募金ぐらい。生きるとはなんなのかとか色々考えた。。
大切な人を亡くすのは多分人生で一番辛いことだと思う。
今はこの世の終わりみたいな気分だと思うけど、時はその傷を癒してくれる。
亡くなった人たちはいつかあなたがまた歩き始めるのをじっと見守っているはず。時間はかかるだろうけど、いつかゆっくり一歩前に進んでください。
私も前に進もうと思う。
昭和43(1968)年生まれ。
選挙権を得て以来、他の公約なども鑑みて、とりあえず支持政党は共産党一択
投票したことはありません。昔「戦争反対、九条改正反対でも、いざ有事の際には
自分も徴兵されるんだろうな。…なんか納得いかねぇ」と思っていた。
ところが戦争よりも先に、日本が滅びるかもしれない事態がやってきた。
自分の年齢の半分以下、まだ選挙権すらないような子供たちのことを考えると。
人生で一度でも自民党に投票した人間が、東京電力の不手際をなじる資格などないように思うんだが。
「原発なしに今の電力供給はありえない」とかもさぁ。ニワトリ卵なんだよ。
必要とさせるためにオール電化を導入して「クリーンなエネルギーで生活するためにも
それでも、自国民の(自分は支持していない)指導層がやらかしたとして、その不利益を被ることは仕方ない。
こんなことになる前に、日本に見切りをつけて海外に生活拠点を移すことだってできたはずなのに、
そうはしなかったのだから(日本国籍所持者です。帰化したわけでもありません。念のため)。
ただ、日本の若い人や、諸外国の方々には詫びても足りない失策を犯してしまった。自分たちの世代は。
本当に、かつて戦争に突入した時の「民度」も、こんなんだったんだろうなーと思う。
要は募金くらいしかできないわけで(共産党を支持するような労働者なんで、所得はたかがしれてる)。
オトナのみなさんは、自分も責任の一端をになっているこの事態に、何をなさっていらっしゃいますか?
デモ行進して「原発建設」が取りやめになったという例を寡聞にして知らず。
原発予定地を買い占められるような金持ちだったら阻止できたとか?
ほんと、どうすりゃよかったんだろうねー。
今私は首都圏に住んでいる。
幸運なことにどちらの家も海からはかなり遠い。地震の揺れにも何とか耐えた。家族も無事だった。
家族や自分のこれからの生活に関しては不安は大きいものの、何とか踏ん張ろうと思っている。
その人たちは明るく振舞って毎日を過ごしている。自分達の方が状況が深刻にもかかわらず、
私も2人に何か言って少しでも気が楽になるよう励まそうと思った。
でも、何も言えなかった。2人に、「家族は大丈夫」という報告しかできなかった。
原発の恐怖におびえているわけでもない。放射能の風評被害や差別もそれほど影響は無い。
被災地の方に関心が行くから、パニックになってしまうほど「不安」に追い詰められる首都圏の人の苦しみも分からなかった。
家族に襲い掛かる地震の恐怖や、それなりの不安はあるがそれでも私はおおむね幸せに過ごしていて、
だからこそ何かしたいと思ったとき、実際私は誰の心にも寄り添うことすら出来ないのだと思い知った。
すげーって思うとともに、金持ちだなーとも思う。
やっぱりメレ子さんとかココロ社さんとかこむぞーさんとか藤沢なんとかとか切込隊長さんとか最終弁当さんとかふろむださんとかもみーんなお金持ちなのかなー
世の中にはボランティアを好きではない理由はいろいろあると思うけど
自分の場合ボランティアをなんだかストンと受け入れられない理由は
行動根拠がうすいから。
善意ってのは結局「余裕がある」ときじゃないと生まれないものじゃないか。
ってことはもしかすると、みんなから余裕がさっぱりなくなったら
今ボランティアで成り立ってるものが成り立たなくなる可能性がある。
そんないつパタンとなくなってしまうかどうかわからないもので動くより、
今ボランティアでやっていることが全部「仕事」になったら、どうなるか。
きちんと「復興支援スタッフ」として雇って、集めた義捐金で日当を支払うようにする。
そうすれば義捐金の使い方としては真っ当だし、ある意味平等な配当だと思う。
働けない被災地の人はもらえないの?と思うかもしれないけど、
全部それにつかえといってるわけではないので、そこらへんはうまいことどうにかしてほしい。
もちろん他の地域から来た人へも、きちんと雇って給料を支払う。
その人が「いやいらないよ」というなら、もらった給料をまた募金するか、
支援物資を送るのに使うかは自由だし、全然自分の好きなことのために使ってもいいと思う。
お金だけ稼いだところで何にもならないと思う人もいるかもしれないけど
お金がなくて困ることは山ほどあるけど、
ボランティアなんてあやふやなものじゃなくて、やるべきことはきちんと
「それは今やるべきものだ」と認定して、それの成果を認めて進んでいく方が
ずっと効率的なんじゃないかな。
日赤の義捐金が原発による避難地域にも配られることへの反発が出ているという。
>義援金がどう使われたか説明を求められたときに、何割かがTEPCOの補償に行ったと説明したら、十中八九は返せと言われるだろ。義援金配分に政府が介入してこうした結果になったなら、僕は二度と民主党には投票しないだろう。イェールだけで4万ドル近い義援金集めたし、これからも増える予定なのに 約17時間前 webから
>赤十字を経由する義援金を集める活動を行ってきた立場からすると、事実上「東電への補助金」に化けてしまう義援金配分のやり方はサギだな。放射能汚染は人災だし、汚染者補償原則を完徹すべきだろう。何バカなことやっているんだ。 約17時間前 webから
junsaito0529(斉藤淳「奥羽越復興同盟」を呟く政治学者、エール大助教授。元衆議院議員、元平岡塾講師。山形県酒田市生。)
私も海外で義捐金を集めてきた。しかしその街頭で人々から受けた応援や心配からすると、原発の避難地域に送られたということに反発する人は十中八九いない。実際、多くの人は原発の状況を心配し、そして東電に対して怒っていた。あと個人的には私自身は、原発の避難地域に親友がいたからこそ、本業を放り出して、街頭に立ち続けたし、チャリティーイベントも企画に加わった。もしもこれで集めた分がまったく避難地域に行かないのだとしたら、私が集めた分を返してもらいたい。そんなばかげたことは本当は言いたくないし、こんなtweetを見るまでは、すべての被災地のためにと思ってやってきたのだけど。
イェール大学の募金団体には福島県民はまったく関わってなかったのか?斉藤先生自身が司会を務めた、募金のためのシンポジウムは"Symposium – Earthquake, Tsunami, and Nuclear Crisis: Analyzing Disaster in Japan"というタイトルだった。このシンポジウムで募金した人々はNuclear crisisのために募金してないという扱いなのか?
もちろん斉藤先生は「TEPCOの補償に行った」などといったら反発するだろうと言ってるわけだ。でも、今は単に原発の問題による避難も全壊と同じ額で義捐金の配分を付けるといってるだけで、そもそもそれを「TEPCOの補償に行った」と読む時点で斜め読みすぎるだろう。少なくとも今は、誰もそれで東電による補償の見積もりを減らすなんて言ってない。(なんで日赤がそんなことを決められるの?たとえば浜通りへの義捐金も同じような文句を付けるの?)たしかに今ここで日赤から現金が供給されることで、放っておいたら栄養失調するはずの人たちが助かり、その分だけ結果的には東電が補償するべき金額は減るだろう。それは本来的な意味でモラルハザードを招く。けれどもそのモラルハザードを防ぐために、彼らを放っておくのか?モラルハザードを防ぐというのは、厚生を高めるための手段にしか過ぎないのに。
そもそも東電が直接現金を配り始めるまで、福島の避難民は放っておけということ?
>全壊とみなすのなら、津波流失家屋と同様、超法規的に滅失登記をすべきです。
@keyaki1117 笹山登生(ウォッチ・アナライザー。元衆議院議員ですが今は政治政策以外色んなことに口出してます。最近「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」http://bit.ly/es0jVM を書き上げました。プロのトレーダーに好評。)
ただ単に同額というだけだし、そもそもなぜ政府でもない日赤の分配額が同じというだけで、物理的になくなってもない家をたった35万円で失わなければいけないんだ?
それに、もしも放射能のリスクがなくなって物理的に住めるようになったら、それはそれで避難民にとっては幸いなことで、祝うべきことでしょう。
いまの35万円は当座の避難費用ということだろうに。避難民など体育館とか公の避難所で十分というのならまだしも、まずは他所の土地に行ってアパート探して早く落ち着きたいところだし、実際そうしている。そうなったら他所の土地で仕事が見つかるかわからないから、ある程度の支度金はいるだろうさ。そして、その支度金は全壊住宅だろうが避難地域だろうが変わらない。
斉藤先生個人のことを言えば、このtweetと平行して、やたら相馬の野間追がなくなることに同情している。けれども野間追がなくなるのは、津波のせいよりも放射能のリスクのせいのほうが大きい。(津波で小高や原町の海岸沿いはやられてるけど、その津波だけなら規模を多少縮小すれども開催できたはず。復興の意気をあげるためにも。)もしも相双を同情するのなら、避難地域に日赤の義捐金をやるなというだけでなく、避難してる住民たちがましな生活を送るための支援を日赤に頼らず自分たちでもしようという一言があってもいいんじゃないか。それがなぜ、東電をこらしめるために、避難民には金やるなというだけになってしまうのか。(「奥羽越復興同盟」が会津を見捨てた「列藩同盟」のもじりで、今度は相馬中村藩を見捨てるという意味じゃないことを願う。)
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20110406_0007865216&cID=10305&pID=10300
槐山郡(クェサングン)、日本地震被害助け合い寄付募金中断
【槐山(クェサン)=ニューシス】カン・シンウク記者=忠北(チュンブク)、槐山郡(クェサングン)は日本文部科学省が'独島(ドクト)領有権'技術を強化した中学校教科書検定結果を公開したのと関連、国内地方自治体では初めて日本大地震被害助け合い寄付募金を中断すると6日明らかにした。
クンは"日本政府は傲慢放縦した野心を直ちに中断して大韓民国国民と歴史の前にひざまずいて謝罪しなければならない"と強調した。
クンは先月11日震度9.0の大地震と津波被害惨事(参事)で失意に陥った災害民と痛みを分けて早急な被害復旧のための財源用意に軍公務員家族が同じ意向で参加して5日現在450万ウォンを募金したがこれを全額返済した。
日本文部科学省は先月30日教科用図書検定調査審議会を開いて独島(ドクト)領有権主張を記述した中学校社会教科書12種の検定を通過させるなど独島(ドクト)領有権侵奪企画(祈祷)を一層露骨化していて国内地方自治体の寄付募金運動に影響を及ぼしている。
怖かったけど、直接的被害も受けずに済んだ。
「こんな有事だし、自分たちの出来ることをする!」といろいろ準備したけど、
ごめん、原発の電気が東京だけで使われてること、本当に知らなかった。
そして、停電に参加しないことへの罪悪感で一杯になった。
そして買占めのこともあった。
私の家の近くのスーパーでも、紙や水、オムツなどがいっせいに消えた。
あのスーパーにモノがまったく無くなる感じは異様で、
買占めというか、主婦たちが集団ヒステリーのような状態になる気持ちも正直わかった。
でも浅ましい姿だったよ。
都の代表は天罰発言だし、
もう自分の力の及ばないところで「東京」がどんどん酷いものになって、住んでいる自分が嫌になった。
でも、停電に参加したからって何が許されるわけじゃないのにね。
募金でも、停電でも、具体的何かをすることによって、罪悪感から逃げたいだけなのかもな。
地方から結婚するために出てきて、数年が経って、東京が好きになりかけてたのに。
自分も今地方に住んでいたら、東京酷いって思って嫌悪感持っただろうな。
子供もいるし、水のことも、食料のことも、放射性物質のことも、不安が多い。
でもそんなこといえる立場に無いよね、と飲み込んでいる。
自分に出来る、本当のことってなんだろうか。いつも考えている。
頑張ろうとか復興とか、今言うことじゃなかったら、いつ言えばいいんだ?
1年後? 5年後? 10年後? 20年後? 50年後? 100年後?
そもそもだ。頑張るのが、生きるのが、本当に嫌だったら、募金も受け取りたくないはずだ。
頑張りたくないんだろ? 生きたくないんだろ? 何もかも失ったから死にたいんだろ?
頑張りたくないんだろ? 生きたくないんだろ?
だったら募金も一切受け取らずに死ねばいいじゃん。それがお望みなんだろ?
家も人も皆失ってしまった事実の過酷さは存在している。確かにある。
それを受けて、どうするのか、どういった道を選ぶのか、後はこの兄の判断だよ。
死を選ぶか、生を選ぶか。それはもうこの人の選択なんだから、どうしようもない。
放って置けばいいじゃん、としか言えないよ。
頑張ろう、頑張ろうって言うけど、
家が流されたんだよ?
おまえ、ちゃんと分かってるの?
超つらいとき、「とりあえず帰りたい、もう帰りたい」っていう、
あの帰る家がね、全部流されたんだよ。
俺、もう、家ないの。
今日も疲れた―!ってドア開けてホッとするような所がね、
全員、一瞬にして、心の準備もなく、いきなり11日から消えたわけ。
おまえ、家ないのに頑張れる?
服も漫画も、化粧道具も、アルバムも、大事にしてたもんも、全部いっきに無い。
よし、頑張ろう!って思える?
すげぇ言われてるんだけど、CMとかで、頑張れ頑張れとか。
ちょっと気を許すと、「一緒に頑張ろう!1人じゃない!」とか言うわけ。
いや、おまえら家あるじゃん?そのCM撮ったら家帰ってるじゃんって。
おれ、船、なくなったんだぞって。
多分、漁師はもうできないと思ってる。
もう、なーーーんもない。
どう考えたら、今、頑張れるんだよ。
ちょっとでも頑張れる何かが、今、俺たちにあるのか?
「いや、今はこっちで頑張るから、おまえらは1年ハワイでゆっくりしてきな」
とか言われたい。
「おまえらが帰ってくるまでに片づけとくから。家も建てとくから」
毎晩、うなされるし、夜いつまでも眠れない。
流された人を何人も見た。
顔見知りも流された。
その頭にある映像を何回も思い出す。
そのたび、津波がこうくるって分かってたら、あの人を助けられたかも、とか。
時間が戻せたら、隣のおばあちゃんちに寄ってあげたかった、とか。
1人でも助けて英雄みたくなったら、まだやる気が起きたかな、とか。
俺、1人で逃げてきたわけ。
誰も助けなかった。おばちゃんとか、何人も追い抜いて逃げた。重そうなもの持ってる人とかもいたのに。
もう100万回くらい、100通りくらい後悔している。
4日目にやっと町に行っていいと言われて、
ここを復興だなんて、微塵も思えない。今も。
蓋をしたい。見たくない。
町を見ると、死にたくなる。
こっからは、もう、どう頑張っても金持ちにもなれないだろうし、
家だって、もう、二度と持てる気がしない。
何も希望なんかないよ。
「一緒だよ、1人じゃない」とか言われるたびに、
ああ、あの世界は自分たちとは、もう全然違ってしまったんだと思う。
家がある人の言葉だなーと。安定してるなーと。
そんなCMとかして充実もしてんだろうなーと。
地に足が付いてる人が、すげぇ神妙な顔で、お洒落な服で、こっち見て何か言ってるな、と。
どう見たら、この状況が大丈夫になるのか、胸倉つかんで聞いてやりたい。
でも、怒る元気もない。やる気もない。
数日たったら「元気出して頑張って!」とか言って、
自分たちの家に帰っていく。
「何か、できることある?」
何を言っていいかわかんなくなって、兄に泣きながら聞いたら、
「正直、不幸になってくれたら嬉しい」
と言われた。
俺たちの分、そっちもみんな不幸になってくれたらなー」
と言われた。
東京も全部流されて、それでも「頑張ろう」って言われたら、
頑張るよ。その人の歌なら聴く。
知らないやつに、馬鹿みたいに「頑張って」とか「大丈夫」とか言われると、
今は正直、消えてほしくなるよ。
募金は嬉しいよ。で、ボランティアじゃなくて、ビジネスで、仕事として、
町を復興に来てくれた方が、こっちも気兼ねなく色々頼めて気が楽。
と。
俺にとってスマトラ地震もリビアの大量虐殺も今回の東日本大震災もあまりレベルは変わらない。経済的に打撃を受けたってポイントで
そもそも不謹慎とか自粛とかって、震災にあった本人とか、友達・家族が亡くなった人に対して気を使おうっていう意味だと思う。
別に俺は地震で大切な人は失っていないし、俺の回りの人も同様だ。それなら何を自粛する必要があるのだろうか?
最近、地震の事を風刺した事で少し冷たい目で見られたりもしたけど、その人たちの中に不謹慎の対象になる人はいなかったと思う(も
ちろん確定的ではないが)。
この自粛ムードって結局は、悲しんでる自分が好きなオナニー野郎がノンフィクションの悲劇を見て涙するのと同じレベルだと思う。
結局は単なる野次馬で、悲劇に参加した気分になる為や、自分に酔う為に寄付や献血はすれど、自分の人生や命を賭してまで被災者を助
けるつもりはない。(人生を賭している東電社員は自慰感情よりも責任感で動いてるんだろうし)
もちろん、募金で助かる命もたくさんあるし、オナニーが悪い行為だと言っているわけでは決してない。かく言う俺も昨日もオナニーし
たし。
ただ、そのオナニーや自粛の空気を他人に強要して、悲劇に共感できない・しない人間を「心のない・冷徹な」といった冷たい目で見る
のは確実に間違いだと思う。
寄付する自分が好きなら他人に関わらずに寄付すればいいし、悲劇に悲しむ自分が好きならいくらでも悲しめばいい。
自分で自分の演技に気付かなくたって別に生きていけるし、俺個人としては見ていて嫌悪感を覚えなくもないけど我慢できる。
でも、そこを全部理解しろとは決して言わないが、強要しない為にはある程度理解する事も重要な事も事実。
別にがんばろう日本とか思わない。
放射性物質が俺の地域まで流れてきそうなら、そこで初めて危機感に目覚めて東電を応援するつもり。
あとは、俺自身や俺の家族・知り合いの為に、経済を一刻も早く回復させたいから金はなるべく使って遊んで人生楽しんで、経済に貢献
したい。
今回の震災については言葉もない。震災で活動なさっている方々は、本当にご苦労なこと思う。でもね、聞いているか協力隊員。「世界中の人たちに被災者へのメッセージボードを持ってもらい動画にして、いずれ本にしたいと思う。だから協力してくれ」、「被災者への義援金にするので自分たちが作成した音楽CDを購入してくれ」とか、本当にそれでいいのか?
まったく、震災に自分の利益を絡めるなよ。だいたい「被災者が困っているから、自分が何かできることがあるはずだ。」と思っていること自体が、傲慢なんだよ。仕事なり活動なり作業なりは社会的な要望として発生する。仕事の側が人間を必要としているのだ。つまり「人間が仕事を選ぶのではなく、仕事が人間を選ぶのだ」。社会から要望されていない活動にはどこかに無理があるのだ。はっきり言えば自己満足だ。
わかるか?これほどの震災があってなお、自分に声がかからないというのは、その程度の能力しかないということだ。ましてや自分探しの旅にでている下らない人間に声がかかるはずがない。恥ずかしい話だが、受け入れるしかない。違うか?。だいたい今声が掛かっている仕事は目の前にあるだろう。それすら見えなくなっているのか?。わかったら、黙っててくれ。静かにしている、行動をしないことも、緊急時にはモラルサポートなんだ。わかるか?(特に中米とアフリカの隊員、お前らのことだぞ)
例えばだ。青年海外協力隊員。以下の問いに答えられるのか?
「今後の震災復興のために必要な予算は20兆円と見積もられました。国民一人当たり約20万円。労働者人口で割ると約40万円。さぁ税金としてみなで負担しましょう。」
大災害という同調圧力を使って募金を半ば人に強要しながら、上の案件を反対するのか?。まさかね。国債として発行しても、先送りにしかならない。いつかは負担する必要はあるんだぜ。寄付は良いけど納税は嫌だとおっしゃる?反対はしないけど、金をもっている企業や個人から徴収すればいい?。なになに、復興という名目でまた無駄なハコモノが作られるだけだと。どうしてもやりたければ無駄な政府の事業を削って財源を捻出しろと。なるほどね。だったら、これはどうだ?
「我々青年海外協力隊員一同が全員帰国を志願。さらに今後のボランティア事業は数年間にわたり中止または廃止を提案。その財源を復興資金にあてるようにJICAに要望。」
それともそのようなことは自分たちのできる事の範疇ではないというのか。自己犠牲をしてまで支援はしたくないと。こんなことは考えるにも値しないことだと?なるほどね。だったらグダグダと寝ぼけたことやるな。
確かにJICAは腐っている。あいつら現地オフィスのある国に大災害があっても「JICAとして公式にはなにも出来ない」と言う一方で、今回の震災では率先してボランティアに寄付を求める。ふん。震災寄付で国民に媚をうって事業存続を図る目論見だぞ。まさに「内向き組織」。それでいて「内向きの若者」が増えていることを宣伝材料にも使っている。あきれるな。でもお前らもJICAの悪口を言う資格は無いぞ。