2011-04-18

地震の支援金を集めてるNPOがすごく怪しいので調べてみた

東日本大震災が起こってからはや1ヶ月。この1ヶ月に様々な形で募金した人も多いと思う。


番ポピュラーなところでは日本赤十字社だろうか。日本赤十字に「義捐金」として送られたお金は、後日、被害にあわれた方々に配付されることになっている。その義捐金の配付がついこの間はじまったというニュースを見た。多くのお金が集まったものの、被害の状態を確認するのが難しいため、なかなか配付に踏み切れない、というのが現状のようだ。その「義捐金」とは違い、現地で活躍するNGOなどを支援するために出すお金のことを「支援金」という。その「支援金」のプラットフォームの中にどこかの新聞でも紹介された「Think the Earth基金」というものがある。

http://www.thinktheearth.net/jp/info/2011/03/-think-the-earth.html


仕組みは、「Think the Earth基金」にお金募金基金を設置した団体が選んだ、現地で活躍するボランティア団体にそのお金が分割されて寄付

というもの。前置きが長くなってしまったが、ここからが大切。この「Think the Earth基金」を設置するNPO団体「Think the Earth」がどうも怪しい

公開されている2009年度の収支決算表を見ていただきたい。(PDF注意)

http://www.thinktheearth.net/jp/about/whatwedo/ar2009.pdf


注目して頂きたいのは「事務局管理費」事務局賃貸料が120万円、事務局経費が48万円、人件費が540万円となっている。合計708万円。

で、収入である会費・協賛金・寄付金の合計が約760万円。ん?寄付したつもりのお金の優に90%以上が管理費に使われてしまっているのである。事業収入をあわせても、だいたい40%が管理費に消える。このNPOが報告書通りに活動しているならば、寄付したお金の60%しか事業に使われないということになる。これは日本ユニセフビックリ数字である

(何かとネット上で批判されることの多い日本ユニセフ管理費は2%以下)

http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_keisan01-2009.html


でも、ご安心してください!

「think the earth基金」に関してはほぼ全額が各団体に寄付されているそうです

http://www.thinktheearth.net/jp/info/2011/04/fund1.html


よかった!地震を利用して私腹を肥やす輩はいなかったんだね!

  • 会費や協賛費は最初から会の活動のために集めてるお金であって寄付金とは別じゃないの。 寄付金としては300万集めて、150万足して450万をNPOに寄付してる。 赤十字も義捐金は全額分配す...

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