今回の震災については言葉もない。震災で活動なさっている方々は、本当にご苦労なこと思う。でもね、聞いているか協力隊員。「世界中の人たちに被災者へのメッセージボードを持ってもらい動画にして、いずれ本にしたいと思う。だから協力してくれ」、「被災者への義援金にするので自分たちが作成した音楽CDを購入してくれ」とか、本当にそれでいいのか?
まったく、震災に自分の利益を絡めるなよ。だいたい「被災者が困っているから、自分が何かできることがあるはずだ。」と思っていること自体が、傲慢なんだよ。仕事なり活動なり作業なりは社会的な要望として発生する。仕事の側が人間を必要としているのだ。つまり「人間が仕事を選ぶのではなく、仕事が人間を選ぶのだ」。社会から要望されていない活動にはどこかに無理があるのだ。はっきり言えば自己満足だ。
わかるか?これほどの震災があってなお、自分に声がかからないというのは、その程度の能力しかないということだ。ましてや自分探しの旅にでている下らない人間に声がかかるはずがない。恥ずかしい話だが、受け入れるしかない。違うか?。だいたい今声が掛かっている仕事は目の前にあるだろう。それすら見えなくなっているのか?。わかったら、黙っててくれ。静かにしている、行動をしないことも、緊急時にはモラルサポートなんだ。わかるか?(特に中米とアフリカの隊員、お前らのことだぞ)
例えばだ。青年海外協力隊員。以下の問いに答えられるのか?
「今後の震災復興のために必要な予算は20兆円と見積もられました。国民一人当たり約20万円。労働者人口で割ると約40万円。さぁ税金としてみなで負担しましょう。」
大災害という同調圧力を使って募金を半ば人に強要しながら、上の案件を反対するのか?。まさかね。国債として発行しても、先送りにしかならない。いつかは負担する必要はあるんだぜ。寄付は良いけど納税は嫌だとおっしゃる?反対はしないけど、金をもっている企業や個人から徴収すればいい?。なになに、復興という名目でまた無駄なハコモノが作られるだけだと。どうしてもやりたければ無駄な政府の事業を削って財源を捻出しろと。なるほどね。だったら、これはどうだ?
「我々青年海外協力隊員一同が全員帰国を志願。さらに今後のボランティア事業は数年間にわたり中止または廃止を提案。その財源を復興資金にあてるようにJICAに要望。」
それともそのようなことは自分たちのできる事の範疇ではないというのか。自己犠牲をしてまで支援はしたくないと。こんなことは考えるにも値しないことだと?なるほどね。だったらグダグダと寝ぼけたことやるな。
確かにJICAは腐っている。あいつら現地オフィスのある国に大災害があっても「JICAとして公式にはなにも出来ない」と言う一方で、今回の震災では率先してボランティアに寄付を求める。ふん。震災寄付で国民に媚をうって事業存続を図る目論見だぞ。まさに「内向き組織」。それでいて「内向きの若者」が増えていることを宣伝材料にも使っている。あきれるな。でもお前らもJICAの悪口を言う資格は無いぞ。
この強い思いを持ち続けて、青年海外協力隊員になれば、とても大きいことが為せそうですね。